髑髏城の七人 Season鳥
TBS/ヴィレッヂ/劇団☆新感線
IHIステージアラウンド東京(東京都)
2017/06/27 (火) ~ 2017/09/01 (金)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/08/12 (土) 18:30
座席1階27列
価格13,000円
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髑髏城の七人 Season鳥
TBS/ヴィレッヂ/劇団☆新感線
IHIステージアラウンド東京(東京都)
2017/06/27 (火) ~ 2017/09/01 (金)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/08/06 (日) 14:00
座席1階19列
価格13,000円
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犬神家の反則
演劇ユニットちょもらんま
北池袋 新生館シアター(東京都)
2017/09/28 (木) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★
タイトル、もちろん「犬神家の一族」をもじっているが、内容は重厚ならぬ軽妙な感じで、肩の凝らない娯楽作品。とは言え、描いているテーマのようなものは、カルト的で少し怖く思える。
(上演時間1時間30分)
ネタバレBOX
舞台セットは、衝立で仕切られているが、その奥に何か作られていることを思わせる。上手側に彼岸花が咲いており、上演前からスポットライトで照らされている。冒頭、殺傷現場のシーンから始まるが、暗転後、先に記した衝立が折りたたまれ、山奥の邸宅(居間)と思われる空間を作り出す。襖や中央に座卓が置かれている簡素なものだが、雰囲気は十分でている。
物語は説明の通りであるが、探偵はマザコンのようでもあり頼りない。事件解決に向けて知的な素振りは全然見えない。表層的にはスラプスチック・コメディのようだが、実はカルト集団の内実と脱会という深刻な内容を描いている。何となくオウム真理教の一連の出来事を連想してしまう。その家の家族は、どこか”ぎこちなく”違和感を覚えるが、その理由が徐々に分かってくる。その過程が緩い推理になっており、先に記した表層コメディと相まって面白楽しく観ることができる。
また、アクセントのように咲いていると思われた彼岸花の意味も説明され、謎を回収していく。その本来の推理を当初の緩い依頼事や車の故障という脇筋で包みながら展開する巧みさ。
演技は、一人何役(性格の違う姉妹)も行う前野鳩子さん以外は、犬神家の家族と探偵とその母親という登場人物で分かり易く、人物造形が出来ていた。ただ、何となく探偵と母親が部屋内を走り(何度か一周または半周)回って退室している印象が強く、逆に言えばそれ以外の人物のシーンや動作が暈けてしまったように感じたのが残念。
次回公演も楽しみにしております。
量産型ガラパゴス
劇団ピンクメロンパン
シアター風姿花伝(東京都)
2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★
表層的には民族差別のような内容だが、ラストに明かされる真実はもっと暗黒なもの。それを重層的に描き、ラストまで目が離せない秀作。
「息をも吐かせぬ怒涛の展開と、現代日本にも通じる静かで無感情な怖さを描いた今作。鑑賞後、心に残るは希望か絶望か、孤独か絆か。是が非でも刮目もせし劇団史上最も壮大且つ緊密な作品」という謳い文句。物語は仮想、未来という設定であるから、現実問題に重ねても理解出来ない。しかし訴えようとするテーマは鋭く、物語性を併せて観応え十分であった。
(上演時間2時間)
ネタバレBOX
舞台セットは、上演前は客席に張出した半円形の紗幕(暖簾のように切り込みあり)。開演するとそれが左右に開いて、異次元的な雰囲気を醸し出す。上手側上部には別スペースを設け、会見場所のように見せる。他にBOX椅子が数個置かれ、情景・状況に応じて並びを変える。
梗概…物語はおじいさんが子供たちに童話を読み聞かせているところから始まる。その寓意ある内容がそのまま公演のテーマに置き換わってくる。
舞台は地球以外の星、その近未来という設定である。その国では一部の特権階級(ランチャー)と市民(グラス)の間に大きな差別・格差があった。グラスのヴェイン(律人サン)は現状から脱するために中央官庁に入り、立身出世を果たすが、彼女は国が抱える大きな闇と陰謀に巻き込まれる。ヴェインの幼馴染はこの差別格差を崩壊させるため革命を企てるが、殺され頓挫する。一方ヴェインは権力を握り、いつの間にか差別する側に立ち、被差別者を圧政するようになる。立場が人を形成するのか、人の行為が立場を作るのか…人の立場が顔つきを含め性格が変わる恐ろしさを見せる。
実は、この国ではもっと恐ろしいことを行っており…。その世界観の広げ方と暗部を抉り出すような急転に驚かされる。現代日本では完全な犯罪行為(臓器売買・移植⇒クローンへ)である。それを差別・被差別という表面的なところに隠蔽する。目に見えていることだけに囚われると事の本質が見抜けないという寓意を思わせる。
セットはあまり作り込んではいないが、役者の演技力で物語の中にグイグイ引っ張り込んでいく。童話の読み聞かせは、その後の展開にあまり絡んでこないようだ。寓意性を示唆する冒頭シーンとしてはインパクトが弱い。
演技は、律人さんの変貌ぶりに圧倒される。その姿はある首長を務める女性をイメージするが、その旨を帰りがけに話したところ、意識しモデルにしたとのこと。全体的に幻想と現実の世界が混じり溶け合った物語は観応え十分であった。
次回公演を楽しみにしております。
メビウス‐201709-
リンクスプロデュース
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★
2組(A・Bチ-ム)の演技の違いが物語の印象を変える。そこに脚本の力、演出の妙を感じる。
Aチーム(田代圭佑&今池由佳) 9月27日
Bチーム(三浦 求&澤井里依) 10月1日
ちなみに、第29回池袋演劇祭公式パンフレットに載っている写真は、Bチームの2人であった。
演技力の甲乙を付ける記載はしない。それぞれのチームに特長があり、今回観られなかったC・Dチームも違った雰囲気で物語を紡いだであろうから。
また、演じるチームの数だけ物語は違って見え、変化し続けるだろう。その意味で、自分勝手に今後の楽しみと期待を込めて☆4つとしている。【演技】
ネタバレBOX
時空に生きる生命(いのち)…アンデルセン「マッチ売りの少女」を思い出す。その中で「流れ星は消えようとしている誰かの命」と言っていたことを思い出す。最後のマッチに火をつけた時、祖母が現れ少女を抱きしめ空へ昇って行く。人の魂は永遠であり、人は死して星になる。この公演では廃棄されるために送られてきた、この星こそ…そんなことを連想した。
エネルギーが切れる寸前、2体のアンドロイドが交わした「思い出してくれてありがとう」…その言葉を巡って記憶の旅路が始まる。そして旅を通して忘れないという”約束事”が思い出される。それは人間にとって原始的、そして極めて単純な取り決めという。日々の小さな幸せが戦争によって壊され離れ離れになる。その瞬間交わされる言葉、手を離さない、ずっと待っているに哀切が…。
【Aチーム】
場面ごとに今起きていることが一瞬のうちに過去になる儚さ。先に待っていることに不安が募る。そんな静的の繋がりが滲み溢れる。
男女ともロボットパフォーマンスは、その動作が大きく今の技術レベルを思わせるもの。また人間としての戦闘アクションは、切れ・勢い・ダイナミックさが感じられ迫力があった。今池さんの湖の畔場面は、絵画の中の水汲みシーンのようで静謐感漂う。一方戦闘シーンは椅子に乗るなど一変して激しい動作。その時の語り口調(口跡)が強く、何故かショウダウンの女優さんを連想してしまった。硬質・透明で美しい宝石、そして孤高といったイメージ。
【Bチーム】
愛という目に見えない概念を、具体的な細部によって具現化する。日常の感覚にピタッと寄り添っている感じである。例えば、何を食べたいか?食べるという生活、そこにささやかな営みが見える。その視線と描写を生き活き(動的)とポップに演じる。
2人のロボットパフォーマンスや、人間の戦闘アクションは小さい。楽しい生活の思い出の断片が紡がれるイメージ。澤井さんの落ち着きのある口調、緩い笑いを交える楽しませ方(桃太郎物語-三浦さんの 犬、雉(隼)、猿(ゴリラ)という変顔)で和ませる。アクションでもBOXへは1回しか上らない。それでも物語を動かす力を感じる。
A・Bチームそれぞれに特長があり、物語の雰囲気が違って感じられる。その演技は音響・照明効果も違って感じられるほど影響させる。しかし両チームとも紗幕の向こうに見える白い花…その余韻は見事に引き出していた。
次回公演を楽しみにしております。
メビウス‐201709-
リンクスプロデュース
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽日大ラスのBチーム公演を再見。今回、B→C→Bと2チームだけではありましたが、複数のチームを観たことで、小道具の使い方や立ち位置は勿論、演出により解釈が違って見えるシーンもあることも分り、とても興味深かったです。それでも核になっている部分はぶれない。Cチームを観たあとで感じた戯曲そのものの強さを再認識しました(笑いの取り入れ方に関してはCチームの方が好きでしたが)。
初めてのときとは違う角度の席から観たことで、三浦さんや澤井さんがあのシーンではこんな表情をしていたのかとか、そういう発見もあり、終盤でうるうるきた前回とは少し違って、あちこちのシーンが心に刺さりました。今回、東京で公演してくれたことに感謝。千穐楽のお2人に拍手を送れたこと、嬉しく思います。
恋人たちの短い夜
Amrita Style
小劇場 楽園(東京都)
2017/09/29 (金) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★
10年付き合った2人が昔話を演じては懐かさと愛おしさが募っていき・・・見ていて甘酸っぱい感情がわき自分までドキドキしてしまった。
ラストはハッピーにもバッドにもとれる作りで、観客の好きなエンドへということか。
ひねくれている私はバッドの2人とも本当はシングルなのに1年半前に演じた未来を演じているのかと。
アンディさんの素敵な笑顔の挨拶と素敵な舞台だったのだが、公演中にご高齢の方のスマホが鳴り、それも通話を押してしまったようで相手の話す声も聞こえてきて・・・どこの舞台もそうだが観劇のルールも守れない人は見に来ないでほしいとつくづく思う。
メビウス‐201709-
リンクスプロデュース
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
本公演は、男女2人芝居を4組が上演(A・B・C・Dチーム)。池袋演劇祭公式パンフレットには、これまで大阪のみで上演し、初の東京公演とある。
原作はナツメクニオ氏(劇団ショウダウン)であり、同一脚本であっても演じるメンバーによって、その数だけ物語が違って紡がれるようだ。自分はA・Bの2チームを観劇したが、その物語感の違いに驚かされた。
舞台セットはシンプルであるが、そこで描かれる物語は、自分の脳内に浮かぶ場面が登場人物の記憶なのか、自分の思い入れなのか、観客の共通認識なのか。一つの脚本がこれだけ印象の異なる作品として生まれる、という演劇の楽しさ素晴らしさが実感出来る。2人の心象劇の奥深さ、底知れなさを”静視”した。
(上演時間1時間30分)【脚本】
ネタバレBOX
舞台セットは、バックに紗暗幕。ほぼ中央に白いBOX2つ。四方に無機質感を出した断鉄骨風なもの。シンプルなだけに、役者の演技力が問われる舞台。
梗概は、チラシ表面全部を利用し細かい字で書かれているが…。
地球から遠く離れた星で出会った港湾労働型と家事労働型のアンドロイド2体(製造が50年以上で経年劣化している)。「どこかで会ったことがありませんか?」という問いかけが物語の始まり。その問いを確かめるため記憶の旅路へ。それは1991年、1840年そして遥か昔のローマ人・ガリア人が登場する争いにまで遡る。3000年という時を遡行する旅路で観たものとは…。
出会いは、その都度夫婦、敵味方の兵士、人間と動物などの関係性に変わるが、確かに出会っていた。そしてその時々の戦争などによって別離が繰り返される。
”愛の記憶”の象徴として描かれる白い花。それを2人が握り合うことで記憶を確かめ合い、今に至っていることを知る。エネルギーが切れるまでの僅かな時間…その瞬間までが愛おしくなる。戦争によって引き裂かれた愛、それは、かつて人間であった2人がアンドロイドという存在に変わっても、なお悠久の時を経て確認できた”愛”。
物語は、役者の演技、多少の演出の違いによって異なる雰囲気を醸し出すように思う。その意味で映画映像と違って生身の役者が演じている芝居の面白さ、醍醐味が感じられた。
次回公演を楽しみにしております。
アリスは不思議の国の夢を見る
元素G(エレメントごんべえ)
調布市せんがわ劇場(東京都)
2017/05/26 (金) ~ 2017/05/28 (日)公演終了
無料公演「ギンノキヲク」&介護福祉フェス!
ラビット番長
あうるすぽっと(東京都)
2017/09/29 (金) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
第28回池袋演劇祭「優秀賞」受賞記念…無料公演(介護福祉フェス同時開催)。
クラウドファンディング支援者を含め、多くのサポーターの支えもあって実現したという。千穐楽に観劇したが、ほぼ満席状態という盛況ぶりであった。
物語は特別養護老人ホームを利用する人々、ホームで働く職員、さらに行政・企業の関わり方など多面的な観点から描く。それも制度・施策的な観点というよりは、感情があらわになる人の目を通して描いているため心が揺さぶられる。
(上演時間2時間)
ネタバレBOX
舞台は特別養護老人ホーム「紀陽の里」。ヘルパーの視点を通して観た介護の問題を笑いと涙で描いたシリーズ作。
舞台セットは、段差ある前面をカーテンで仕切り、それを開けると上手・下手側に部屋が現れる。上手側が「紀陽の里」の事務室。下手側が訪問介護するお宅イメージ。特に事務室内は小物も含めそれらしい雰囲気を出している。
物語は、特別養護老人ホームでの介護活動を事例的に取り上げ、介護と言っても一様ではないことを描く。公演ではショートスティ、訪問介護(寝たきり、認知症)等を挙げ、それぞれに応じた介護支援を行っている。そのシーンを通して24時間体制の介護、日常生活支援サービス、リハビリ(紙ヒコーキ作り)を織り込んでくる巧みさ。
一方、介護に携わる職員の厳しい労働実態も観えてくる。安い給料(あと5万円欲しいという嘆き)、交代制勤務(シフトの難しさ)が、単に遣り甲斐、使命感だけでは解決出来ないという現実を付き付ける。
さらに物語は、ホームで働いている職員の肉親の介護という、それこそ「介護とは」という根本を問うような場面を用意する。仕事としての介護と肉親を介護する、そこには心情という大きな壁があるようだ。肉親をホームに入居させるには、やるせ無いという思いの一方、介護の厳しい現実の狭間に揺れる心。この公演の”人の視点”からというのが伝わるシーンである。
さて、ギンノキオクシリーズは全作品観ているが、時を意識して少しずつ展開を変えている。例えば、過去公演では介護の一環としてリクリエーション場面が描かれていたが、本作では介護用コミュニケーションロボット「テレノイド」を登場させ時代に即応させている。
高齢社会に伴い、介護問題は普遍的なテーマになってきている。そのテーマが色褪せることなく観る人の心を揺さぶり続けるためには、時代を意識した内容に進化させることが大切だろう。
次回公演を楽しみにしております。
皇宮陰陽師アノハ
レティクル東京座
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2017/09/27 (水) ~ 2017/10/02 (月)公演終了
満足度★★★
フライヤーから魑魅魍魎のオドロオドロしい内容を期待してたのですが 楽しい意味で裏切られました。
無料公演「ギンノキヲク」&介護福祉フェス!
ラビット番長
あうるすぽっと(東京都)
2017/09/29 (金) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
障害者のグループホーム運営をしているNPO法人に努めているので、老人と障害者の違いはあれど 利用者とヘルパーの関わり方を興味深く見ました。笑いありホロリありで楽しい2時間でした。
無料公演「ギンノキヲク」&介護福祉フェス!
ラビット番長
あうるすぽっと(東京都)
2017/09/29 (金) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
先ずは「成り果て」からの怒濤の2公演、本当にお疲れ様でした!!
初めてラビット番長のお芝居を観たのが「ギンノキヲク3」でした。
その頃は母親がアルツハイマーからの脳内出血で介護病棟に入って数年の頃で、涙を溢しながら観て、終演後は何故かスッキリした気持ちになったのを覚えています。
なんてあたたかいお芝居をする人達なんだろうって感動して、以来ラビット番長が大好きになりました。
演劇には力があると私も信じてます。
この3日間で蒔いた種が花を咲かせ、また種を飛ばせるようにこれからも応援させていただきます。
ありがとうございました。
『を待ちながら』
HEADZ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2017/09/17 (日) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★
駄作。役者でもたせた感のある内容。山下澄人が劇団では売れなかった理由がよく分かる。
ネタバレBOX
せめて血だらけの少女と爆竹がなければまだましだったかもしれない。
『を待ちながら』
HEADZ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2017/09/17 (日) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
去年かおととし吉田神社でみたどくんごを思い出した
飴屋さんが友達の女の子に似ていた
『を待ちながら』
HEADZ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2017/09/17 (日) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★
駄作。役者でもたせた感のある内容。山下澄人が劇団では売れなかった理由がよく分かる。
ネタバレBOX
せめて血だらけの少女と爆竹がなければまだましだったかもしれない。
『を待ちながら』
HEADZ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2017/09/17 (日) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★
駄作。役者でもたせた感のある内容。山下澄人が劇団では売れなかった理由がよく分かる。
ネタバレBOX
せめて血だらけの少女と爆竹がなければまだましだったかもしれない。
『を待ちながら』
HEADZ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2017/09/17 (日) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★
駄作。役者でもたせた感のある内容。山下澄人が劇団では売れなかった理由がよく分かる。
ネタバレBOX
せめて血だらけの少女と爆竹がなければまだましだったかもしれない。
ゴドーを待ちながら
シアターX(カイ)
シアターX(東京都)
2017/09/01 (金) ~ 2017/09/05 (火)公演終了
メビウス‐201709-
リンクスプロデュース
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
まだ心の中の衝撃と感動が言葉にならず涙の玉となってころころ転がってる感じ。関西住みながら東京で初メビウス。スケジュールとタイミング神さまに感謝。男女の90分の2人芝居。脚本は過去に池袋演劇祭で大賞受賞の劇団ショウダウンのナツメさん。すでに演劇祭での実績のある方だけに、私にはどストライクで、もう泣きましたよ。観た中では三浦さんが評判通りにものすごい! 誘ってくださってありがとうございます。誘えなかった東京の観劇お友達、ごめんなさい。今でも思い返すと泣いてしまいそうに心揺さぶられている。
ネタバレBOX
どちらが追い求めていたのか。自ら思い出す、それを望んで。アンドロイドのロボット的な動き。話し方。セットは四角い箱2つと白い花。
彼女はロボットから、記憶が蘇るたびに人間らしくなる。彼は、彼女にあって人らしくなる。しかし、彼女は彼が来るのを、彼に会うのを分かっていたんだね、今までの輪廻と同じく。ラストは悲しく残酷な幸せ。二体のアンドロイドとなった、かつて幸せだった2人。もしかして、これは子どもができて幸せの絶頂で死んだ男の魂が、成仏できずに見た夢の話?そんな風にも思った。
でも、今度こそ2人は一緒だからね、一緒に死を迎えられたから満足なのだろう。