
死神と9月のベランダ
東京カンカンブラザーズ
ザ・ポケット(東京都)
2017/10/11 (水) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

死神と9月のベランダ
東京カンカンブラザーズ
ザ・ポケット(東京都)
2017/10/11 (水) ~ 2017/10/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/10/12 (木) 19:30
素敵なお芝居でした。涙と笑いと希望と。いろんな愛の形を見せてくれました。親子、家族、姉妹、恋人、職場の同僚、幼馴染、友人、死神と人間…。愛に触れたい方に、人を好きになりたい方に、ぜひおすすめですよ!

いとのまなざし
晩餐ヒロックス
インディペンデントシアターOji(東京都)
2017/10/05 (木) ~ 2017/10/09 (月)公演終了
満足度★★★★
蜘蛛の糸と蚕の糸が巧みにオーバーラップする世界観。
虫を助けたかんだたと赤ちゃんを救った神田、その一縷の希望を紡ぐ善行と人間愛を感じさせる。
話の繋がりや展開にご都合てきなところもあるが、全体的に良く練られたお話だった。
思いが強すぎ少々長いお話になった感じ。
次回作にはどんなテーマで挑むのか気になるところ。

暗闇演劇「イヤホン」
大川興業
ザ・スズナリ(東京都)
2017/10/06 (金) ~ 2017/10/09 (月)公演終了
満足度★★★★
暗闇演劇とは挑戦的で新しい試みは面白く五感を鋭敏に刺激する感じ。
しかしあのイヤホンの効果はあったのだろうか?現場ナレーションでも同じでは?
チャレンジャーとして開拓し前進する意味でもさらなる改良と面白さの追求を願います。
感覚の大半を占める視覚を奪った中では、ちょっと意識がずれると違う事を思考し、
ステージから興味がそがれてしまう。
さらなる進化を期待。

海街diary
“STRAYDOG”
紀伊國屋ホール(東京都)
2017/10/06 (金) ~ 2017/10/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
土曜の昼公演観ました。私自身、かなり膝がヤバイ状態になってしまって、そんなときにこの芝居で・・サッカー少年の運命は…
それはともかく私は映画と係わる演劇作品(またはその逆)には興味があって、今回は映画の演劇化・・でしょうか? そういう感じの舞台だったけど、でも役者の生声と歌や演奏の音量の差は、もう少し少なくして欲しかったです。ホームドラマ系なので役者がデカい声でしゃべる事は殆どなく、且つあの舞台音響ならいっそ全場面ヘッドマイク使ったほうがよかったのでは? 不自然であることが信条でもある演劇で自然な日常生活を演じるっては却ってなかなか難しいように思いました。役者さんでは、柳さんが良く通る声と舞台映えする容姿で今後のご活躍を期待したい。映像系(TV・映画)の女優さんなんでしょうけど演劇のほうが合ってるように思うけど・・日常生活系芝居よりもブッ飛んだトンデモ芝居のほうが似合いそう・・

川村美紀子『或る女』/ 佐々木敦『paper song』
OM-2
d-倉庫(東京都)
2017/10/10 (火) ~ 2017/10/11 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/10/11 (水) 19:30
座席1階2列
観てきた!コメントをしたいけれども、一言で言い表せない。感想として書きたいことに、ネタバレもたくさんあるので、ネタバレしても大丈夫な方、ネタバレboxへ。。。

朗読劇『季節が僕たちを連れ去ったあとに』
トライストーン・エンタテイメント
あうるすぽっと(東京都)
2017/10/06 (金) ~ 2017/10/12 (木)公演終了
鑑賞日2017/10/11 (水) 14:00
松島庄汰さん、石田明さんの回を観ました。
動きのない静かな朗読劇なので(少しはありましたが)少し眠気を感じましたが、とても興味深い内容でした。寺山修司さん、山田太一さんの作品を、もっと知りたいと思いました。松島さん、石田さんお二人の語り口調も良く、声も良かったです。

アラタ~ALATA~
スタジオアルタ
オルタナティブシアター(東京都)
2017/07/07 (金) ~ 2017/12/23 (土)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/10/06 (金) 19:00
座席1階F列14番
これだけの内容のものを、殆ど台詞を発さず、1時間10分踊りと殺陣、動きと表情だけで表現するノンバーバルで観せるのが凄い!
台詞と言っても、名前を一言呼ぶのが数回あるだけで、この物語の全てを殺陣と踊りと動き、役者の表情の動きのみで演じて観せ、台詞無くして観客にしっかりと伝え切る事の凄さは言葉にし尽くせない程の熱量と演じる役者、ダンサー全ての演技者として、表現者としての質が高くなければ成し得ない事だと思う。
以前にもノンバーバルと称するものは何度か観たけれど、『ALATA~アラタ~』の比ではなく、『ALATA~アラタ~』のこの質の良さと高さまでいっていないものをノンバーバルなんて、言ってはいけないと思った。
踊りも殺陣も芝居もプロフェッショナルの人達がやってこそノンバーバルの芝居と言えるのだと『ALATA~アラタ~』を観て思った。
現代にタイムスリップしたアラタ(塚田知紀さん)の戸惑い、こころと心が通じ合った瞬間、戦国時代を生きる侍としての矜恃と姫を守る為に戦う侍としての生き方、アラタに会うまで、毎日繰り返される同じ日常に感じる閉塞感と孤独に疲れ切っていたこころ(Elinaさん)が、アラタ出会い行動を共にするうちに、閉ざされていた心が開き始め、当たり前であった変わらない毎日が当たり前ではなく、愛しいものだと気づいてゆく変化、捕えられながらも妖術使いの怨霊・玉野尾と戦う、楚々して儚く見えながら、しなやかでなよやかな中に秘めた凛とした強さを繊細な千代姫(吉田美佳子さん)、妖術使いの怨霊・玉野尾(Kanaさん)の凄みのある悪は、単なる悪ではなく、心に抱える孤独や他者から決めつけられ向けられた偏見が凝り固まり悪になるに至る原因となったのではないかと思わせる、黒い悲しみのようなものを感じた。
これだけの事を、言葉を殆ど用いず、伝え切り、観せる凄さ。
天井や舞台上に写し出されるプロジェクトマッピング、音、照明が皮膚や軆全体を通して、観客もまた、『ALATA~アラタ~』の世界に生きている感覚にさせる臨場感と、ワイヤーフライングや玉野尾のエアリアル(空中ヨガ)の迫力、客席をふわーっと前から後ろに覆い流れる真紅の布が頭上を掠めた時は、玉野尾の烈火の如く燃え、全てを焼き尽くす情念に呑み込まれたような実感を膚に感じるようだった。
外国人の観客も数人いたが、動きと芝居だけで伝わっていて楽しんでいたし、大人から子供まで、言葉の枠を越えて楽しむことの出来るこんな凄くて、面白いエンターテインメントな舞台を久しぶりに観た。
台詞は殆ど無く、動きと踊りと芝居そのもので観せる舞台は、圧巻で、観せるだけでなく魅せる舞台でもあった。一人でも多くの人に観て欲しい舞台。
こんな凄くて、面白いエンターテインメントな舞台を久しぶりに観た。台詞はほとんど無く、動きと踊りと芝居そのもので観せる舞台は、圧巻で、観せるだけでなく魅せる舞台でもあった。一人でも多くの人に観て欲しい!
文:麻美 雪

量産型ガラパゴス
劇団ピンクメロンパン
シアター風姿花伝(東京都)
2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので 鰹&栄螺
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2017/10/04 (水) ~ 2017/10/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/10/10 (火) 19:00
私がストーリーを半分忘れた頃に再演。大きな劇場やテレビ、映画での見せ方を知ってる人が、メジャーな場所ではできないことを、タガを外せる小劇場でやっちゃう面白ステージ。笑いと危なさを宣伝してるようなチラシやキャッチコピーだが、心ほっこり系の物語も紡いでるところが魅力。

四元数の月-或る少女の死から-
CroixProjec†
APOCシアター(東京都)
2017/02/22 (水) ~ 2017/02/26 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/02/25 (土) 19:00
価格3,500円
消毒薬の匂いとちょっとしたカビ臭さが漂う朽ちかけた棟もある山奥の木造のサナトリウムが脳内にイメージされた耽美浪漫派サラウンド演劇。
乱歩や漱石、太宰あたりの文学っぽさも。(あのオフィス再生のノウハウを活かしたパイプを組んだ装置なのに!)

ウェディング・プランナー物語
劇団暴創族
浅草九劇(東京都)
2017/10/04 (水) ~ 2017/10/10 (火)公演終了
満足度★★★★
推理・探偵物でとても楽しく拝見させていただきました。
かき回し役の二人の存在があったらこその作品ですね。
あれだけ走り回ってもセリフが飛んでしまわないかと心配しましたが、さすが役者さんです。

朗読劇『季節が僕たちを連れ去ったあとに』
トライストーン・エンタテイメント
あうるすぽっと(東京都)
2017/10/06 (金) ~ 2017/10/12 (木)公演終了
満足度★★★
寺山修司の葬儀における山田太一の弔辞これには泣かされました。二人の書簡の朗読の部分にももう少し感情を入れてもいいのではと思いました。あれではちょっと物足りなさが残りました。

「月いち座布団劇場 十月篇」
占子の兎
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2017/10/11 (水) ~ 2017/10/11 (水)公演終了
満足度★★★★
3月から始まった今年の月一座布団劇場、半年で六回の公演も今回で今年度最後の公演となる。総勢10名出演の舞台となるが、本日1日のマチソワ公演のみである。演目は、上演順に「くやみ」「子は鎹」「掛取り」の三話。来年のことを言えば鬼が笑うというが、それはさておき来年三月以降にも月一座布団劇場上演の予定があるという。楽しみに待とう。

オセロー
劇団六風館
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2017/09/01 (金) ~ 2017/09/03 (日)公演終了
満足度★★★★
初めてシェークスピアのオセローを拝見。
悪役イアーゴの巧妙な罠。
罠に嵌められる悲劇の天使デスデモーナ。
悪役と天使が実に良かった。熱演でした。
そしてイアーゴの奥さんも要所を押さえた演技でとても良かった。
これまで何度もお世話になりました、卒業生の皆さん、ありがとうございます。

Hello! Welcome to Happy Arboretum (and zoo)
劇団冷凍うさぎ
Cafe Slow Osaka(大阪府)
2017/08/31 (木) ~ 2017/09/03 (日)公演終了
満足度★★★★
初演も拝見。
この劇団さんの初期作は、結構、毒気が多く、
初演では、主人公二人の壊れて行く様子がとても痛々しく、かなり不毛。
観劇後、ズッシリ重い感じでした…。
今回、若い客演さんを主演に迎えられ、
ワ冠さん円井さんの壊れ方が日常の延長線上にあるような、あくが抜けた様な、自然な感じで、素直に拝見できました。
初演同様、
鈴木さんの(常軌を逸した)面倒くささ、
浦長瀬さんの(常軌を逸した)健気さ、
も良かった。
でも結局不毛な結末ですが…。

【1期生】キラメキ 2017
project真夏の太陽ガールズ
HEP HALL(大阪府)
2017/08/31 (木) ~ 2017/09/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
チームブルーの回を拝見。
「私はトビウオ、あなたは太陽」
初演の感動再び!
この演目の初演を拝見し、2度目の観劇ですが、
初演同様、まさに水の中のようなシンクロの様子が秀逸。
初演は、大人になろうとする少女達の葛藤が、妖しく印象的でした。
今回は、太陽に一直線に向けられた眼差しが純粋無垢で、とても素直、青春って良いな、と思える公演でした。
シンクロ・青春・スポ根公演、感動した。
若手女優陣の成長も頼もしく、応援しています。
来年も拝見したいなぁ。

シアンガーデン
少年王者舘
AI・HALL(兵庫県)
2017/08/26 (土) ~ 2017/08/28 (月)公演終了
満足度★★★★
少年王者舘さん初めて拝見しました。
とても、とても、不思議な世界、異空間での物語のよう…。
繰り返されるステップ、繰り返される動き、ドンドン引き込まれて行きます。
関西では(東京でも?)観たことがない公演でした。
毎回こんなに不思議な公演をされているのか…?
別の公演も是非観てみたい。

憫笑姫 -Binshouki-
壱劇屋
HEP HALL(大阪府)
2017/08/25 (金) ~ 2017/08/28 (月)公演終了
満足度★★★★★
姉妹の、師弟の、仲間の絆。
台詞がない分、気持ちが入ってきます。
末満さんとの競演、確かに見届けました。
末満さん、存在感が半端なかったですね。
西分さん、めっちゃ格好良かった。
師匠の元で成業する姉妹、感動敵です。
竹村さん、本公演昇格おめでとうございます。
ノンバーバル×殺陣、5ヶ月連続公演、これからも楽しみ。

近代ニッポン―女性を花咲かせた女 広岡浅子の生涯
東宝
シアタークリエ(東京都)
2017/10/04 (水) ~ 2017/10/28 (土)公演終了
満足度★★★★
朝ドラではちっとも年をとらない浅子さんでしたが舞台ではしっかり年を重ねていらっしゃいました。高畑さんはもちろんまわりの役者さん達もすてきでしたが、始まりは江戸時代のはずなのに男性はまげを結っておらず、最初からざん切り頭(と言っていいのかな)なのは不自然な感じがしましたが、ちょんまげカツラからの変身は難しいのでしょうか?