最新の観てきた!クチコミ一覧

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海岸線にみる光

海岸線にみる光

SKY SOART ψ WINGS

SPACE EDGE(東京都)

2017/11/02 (木) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

映画監督新人賞を受賞した後は、心を切り取ると評された才能も発揮せぬまま四十路を迎えようとする最上と助手の珠水は、土佐の室戸へやってきた。(追記後送)

ネタバレBOX

顎足持ちで、製作費も負担してくれるという条件で映画製作を依頼されたからである。依頼主は癌で余命1年と宣告されたこの地の実業家未亡人。依頼内容は彼女の心を映像化して欲しいというものであった。
テネシーウィリアムズ短編集 vol.2

テネシーウィリアムズ短編集 vol.2

有機事務所 / 劇団有機座

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2017/11/02 (木) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★

 T.ウィリアムズの作品4編と彼へのオマージュとして書かれた短編が1篇。場転以外に10~15分の休憩1回を挟んで約3時間半の長丁場である。他の観劇予定が入っている方は注意すべし。

ネタバレBOX

 5作総てが、場転に余り時間を取られないように、似たシチュエーションの舞台設定である。即ちどの舞台も総て安アパートの1室や共用スペースである。1作だけ、売春宿の1室という設定もあるが。
 第1話:ロンググッドバイ(有機座・訳)
癌だった母が、息子、ジョン名義でと兄妹に某かの金を残す為に自殺を遂げた後、小説家志望のジョンの部屋を訪れるのは失対事業で少し稼ごうと思っている友人のシルバビルだけだ。彼はジョンが窓から飛び降りるのではないか? と極めて最もな想像をして心配しているのだ。 一方貧乏臭い生活を嫌って出帆してしまい、今や堕落した生活をしていると思われる妹、マイラからは、1枚絵葉書が届いただけで実際どんな暮らしをしているのかは語られない。尤も、映画のフィードバック手法のように過去の再現シーンが何度となく登場するので、兄妹の過去の生活、母との別れ等々も自然に描かれるという寸法だ。
 ところで、今日はジョンの引っ越し当日。引っ越し業者の出入りもあって、様々な時間が同一空間の中で描かれる点で映画的な作りになっている。有名な作品だから内容はくどくど書かない。ただ、今作は有機座が自分達で訳したということが当パンに書いてあったので記しておく。良い原作を原文で読むのは楽しいことだから、こうやってどんどん自分達自身で訳すのも良いのではあるまいか。少なくとも彼我の差をある程度自分達の感覚に即して正確に知る為にも、本当は自分達で訳したいものである。無論、その為の語学習得や勉強は必須であるが。自分は今作を原文で読んでいないので口幅ったいことは言えないが、原作を原文で読むことの面白さは原文に用いられている各単語のコノタシオンの差から、湧き上がってくるイマージュの差、イマジネーションの差がくっきり見えるということがある。この辺りに彼我の差のかなりの部分が含まれると思うのだ。
 第2話:あるマドンナの肖像
 第3話:バイロン卿の恋文
 第4話:バーサよりよろしく
 第5話:扉の無いアパートメント
 この第5話が銀漱氏の作・演による、テネシー・ウィリアムズへのオマージュ。設定は1963年8月23日、安アパートの共有スペースでは、男2人が対話している。片や一度、新人賞を受賞したものの、後は鳴かず飛ばずの小説家で、人の集まる場所へ行っては人々の会話を聴くのが趣味という男、片や3年前に失職し、女房・娘に逃げられ部屋に引き籠って在りもしない工場の話やら、そこへ一足先に引っ越している女房・子供という嘘をでっち上げて、自らの傷を隠蔽している男、そして3人目の男は公民権運動に携わり運動に夢中になった為か、折角入った大学の奨学金を打ち切られた若者。この3人は、それぞれが自己正当化しながら生きていたのだが、互いの隠していた部分が、各々相互の揶揄によって次第に明らかになってゆくという作品。公民権運動の若者だけは、ワシントンでこの運動のリーダーだった者、(ハッキリ名指されてはいないが、キング牧師)の呼びかけに応えたムーブメントに参加すべく出掛けてゆくので、多少、未来が見える。何れにせよ、この3人の揶揄合戦で明らかになってゆく互いの実生活が、壊してゆく妄想のギャップが興味深い。惜しむらくは、テネシー・ウィリアムス自身が抱えていたような闇を、銀漱氏は個人的には持たない為、狂ってしまうまでの強烈なキャラクターとしては3人のうちの誰一人造形されていない点だろう。
アンネの日

アンネの日

風琴工房

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2017/09/08 (金) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/13 (水) 14:00

価格3,500円

多くの女性が涙を流した(そして男性には理解しにくいのではないか?)と伝え聞く冒頭場面でホロリ。当人の心境は想像に頼るのみだが、周囲の人々のあたたかさがクるんだな。そりゃあ自らの体験に重なる女性の場合は……。
以降は生理用品版「4cm」風でもある開発史(にジェンダー問題なども加えている)、勉強になる(?)しユーモアでくるんであるし愉しい。
出演陣でよく拝見している方々は「あーやっばり♪」あり「こういう役どころはなかなか見られないな」ありでそれぞれ魅力的。
あと、大小の円の背後に明かりが見える装置も良かった。

ネタバレBOX

本編中でノンケミカル生理用品の開発に尽力した(そして閉経を迎えた)女性が冒頭場面で初潮を迎えていた少女たちを見守る構図となる締め括り方もイイ。
しゃべらない人

しゃべらない人

劇団東京ドラマハウス

明石スタジオ(東京都)

2017/11/02 (木) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★

しゃべらない人はいると思う。何となく苦手な人とは話をしないかもしれない。しかし、本公演のしゃべらない人には違和感がある。この設定だから2人の激白には迫力があり面白いのだが、そもそもの設定に無理があるような気がするし、何とか整合出来るような設定と展開に出来なかっただろうか。
(上演時間1時間50分) 【Bチーム】

ネタバレBOX



セットは、凹字を逆にしたシンプルな作り。窪んだスペースに深夜TV番組「からくりサーチ」に登場するコメンテーターが座る、そのTV画面とこの家の庭の両方をイメージさせる。中央上段には横長のテーブルが置かれ、横一列の食事風景を見せる。映画「家族ゲーム」(森田芳光監督)のように顔を合わせないという不干渉という歪な家族像が見えてくる。夫婦間で直接会話をすることが無くなってから25年が経つ。それには理由があり、それをTV番組の力を借りて明らかにし夫婦間での会話を取り戻すという物語。しかし最大の疑問はしゃべらない相手、その設定に違和感がある。

夫婦が直接会話しなくなった理由は、夫・妻の子供の頃のトラウマが遠因のようだ。その問題は長男(25歳)が生まれたことによって顕在化する。夫は子が生まれたことによって妻が育児に夢中になり、自分が置き去りになった気持ち。母親を亡くした、その喪失感が妻の育児に重なって見える。妻は子供の頃、弟の面倒を見ていたが、その弟が亡くなったことを自分のせいだと思い、悔悟の気持に苦しんでいた。わが子は死なせない、育て上げるという気持が強く、夫を顧みる余裕がなくなった。

この2人の激白が曖昧模糊とした物語を引き締める、最大の見所であろう。同時に大きな疑問が生じる。長男が生まれた後、直接の会話なしに現在・高校生の娘(17歳)が生まれている。そして原因を聞いた長男の気持は如何であろうか。自分の与り知らない理由で、両親が会話をしなくなる。そんな後味の悪い感じがする。公演としては”誰もが抱く苦手意識”を身近な存在で描いており面白いのだが…。

深夜TV番組で原因解明の様子を放映する。その番組構成として各ジャンルのコメンテーターがその知識を交え解説する。第1回目は心理学者、動物学者、お笑い芸人、第2回目はお笑い芸人の代わりに旅行コーディネーターが登場する。それぞれの専門分野のウンチクを面白可笑しく聞かせる。TVという媒体を入れることで客観化し、さらにコメンテーターという第三者をもって距離を置く。この間接伝達こそ、現在の夫婦の会話そのものであろう。本公演の「しゃべらない人」は表層的には夫婦の会話であるが、TV視聴や電子媒体でのゲーム等に夢中になっている現代人に向けられた問(核心)のようにも思える。

次回公演を楽しみにしております。
アレルギー/日曜日よりの使者

アレルギー/日曜日よりの使者

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/11/02 (木) ~ 2017/11/04 (土)公演終了

満足度★★★★★

男女のお話しでは絶対共感できる米内山さんの脚本、ファンタジーでとても面白いお話しの竜崎さんの脚本の二本立て。とても面白かったです。実力のある役者さんたちも揃い、是非たくさんの方に観て欲しいお芝居です。

父母姉僕弟君

父母姉僕弟君

キティエンターテインメント

シアターサンモール(東京都)

2017/11/02 (木) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★

思いは伝わってきました。この思いは普遍的。とてもよくわかり,切なくなりました。しかしながら,ちょっとごちゃごちゃしていたかなぁ。あのキャラクターとあのキャラクターは必要だったのかなぁ。もっとシンプルに1時間40分位でまとめてくれれば,思いはもっと伝わってきたんじゃなかったかなぁ。良い劇場で良い椅子だったんで尻は痛くならなかったものの,ちょっと長いと感じてしまった2時間10分でした。

しあわせになりたい

しあわせになりたい

お笑い×演劇ユニット『弱い人たち』

ユーロライブ(東京都)

2017/11/02 (木) ~ 2017/11/03 (金)公演終了

満足度★★★

「命の授業」級のキラーコントが欲しかった。

ネタバレBOX

一番笑えたのは冒頭の「今だ!」のコント。
汝、公正たれ Let us see YOUR own justice.

汝、公正たれ Let us see YOUR own justice.

まごころ18番勝負

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2017/10/31 (火) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/03 (金) 18:45

殺人罪1を観劇しました。
非常に作りこまれていて、本当に陪審員になった様でした。
当日のリアルタイムの公演を脚本として作成するのは凄い。
被告人の性格などのバックボーンより、事件当日の行動についてもう少し知りたかった。

スーパーストライク

スーパーストライク

月刊「根本宗子」

ザ・スズナリ(東京都)

2017/10/12 (木) ~ 2017/10/25 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/10/23 (月)

2年前?と同じスズナリで久々2度目の根本宗子、相性良しの小屋には二匹目の何とか。なかなかどうして、ただ台詞に俗語多く(作者の創作要素あり?)、内輪話に終始するかの部分が前半に散見、しかし荒唐無稽なキャラとストーリーが全く無縁な話にも思われず、面白く観た。女・対・男の対立が最後には女の優位にあって丸く収まる構図は前回に同じ。
根本(演じる役)の逆ナン告白のラストで、根本が惚れた弱味も見せず、喜劇仕立てとは言え、おざなりにガッとやってガバッと引かれる幕に女史の人間が表れているようで。

ネタバレBOX

黒一点の彼が、見た目爽やか中身誠実、いやクソ真面目から次第にキショキャラを発揮し、終いには(彼の望む関係の維持のために)「女になれば良い」と考えた結果女装、というくだりはもう少しシュッと行けなかったか、、と。性転換もせず女装で「女になれる」という判断の幼児性が際立ってしまったが、むしろそうまでして「友達」関係の維持を欲する、青年の孤独が際立ちたかった。

ミュージカルやレントに憧れオーディションを落ち続ける青年の背景の伏線が、終盤にレントのカーテンコール曲を歌う場面として回収される等は客を手玉に取って若き才能の面目躍如。
父母姉僕弟君

父母姉僕弟君

キティエンターテインメント

シアターサンモール(東京都)

2017/11/02 (木) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★

とてもおもしろかった。特にラストがよかった。

アレルギー/日曜日よりの使者

アレルギー/日曜日よりの使者

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/11/02 (木) ~ 2017/11/04 (土)公演終了

満足度★★★★

ちょっとヘンなラブコメとちょっとノスタルジックなファンタジー(?)の2本立て80分。いずれもイイ感じに楽しめました。今回試験的に同時手話通訳を導入されてましたが、この通訳の方が劇中の座敷童子のようで妙に存在感がありました。

サスライ7 パート1起ーサイカイー“ちょっとだけ改訂版”

サスライ7 パート1起ーサイカイー“ちょっとだけ改訂版”

東京アンテナコンテナ

南大塚ホール(東京都)

2017/11/01 (水) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★

Bチーム観劇。ノー天気に楽しめる作品ですね。劇中コント(?)もシニカルだったり、懐かしかったりで、笑えました。

くるんのぱー

くるんのぱー

ふくふくや

駅前劇場(東京都)

2017/11/01 (水) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

今回は伸さんもいらっしゃるし、本当に楽しかったです!
三本木麗子シリーズの作品を観るのは今回が初めてでしたが、「?」となることもなく、とても楽しかったです。
ゴツプロメンバー全員参加というのも嬉しい。
笑って泣けて、素敵な舞台でした。

アレルギー/日曜日よりの使者

アレルギー/日曜日よりの使者

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/11/02 (木) ~ 2017/11/04 (土)公演終了

満足度★★★★★

2本で1時間20分とやや短めの舞台でしたが、テンポがとても良く、見ごたえのある舞台に仕上がっていたと思います。
4名の役者さんたちの熱演もとても素晴らしかったと思います。

ネタバレBOX

「日曜日よりの使者」少年時代の親友が先に来世に行ってしまった主人公。人生最後の場面で彼と出会う、というストーリーですが、震災に見舞われた石巻市での上演にふさわしい、と感じました。
是非現地の人々の励みとなれるよう、「東京よりの弾丸の使者」の皆さん頑張ってきてください。
みち・ひき

みち・ひき

アムリタ

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2017/09/30 (土) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/30 (土) 17:00

価格2,500円

川の流れと人の生涯、それに地方の(?)街並みを絡ませたパフォーマンス。物語性は薄いが言葉(「台詞」よりも「言葉」であろう)と演技に明かりや空間の使い方でそれなりの上演時間を魅せてしまうアムリタ・スタイルは今回も好調。好き嫌いは分かれると思うが個人的には好み。
通常スタイルのどらま館しかご存知ない方は「こんな使い方もできるの!?」なオドロキもあったかと。
そうして、奥側(=通常は舞台として使う側)の席を選んで正解だったな、とも。

アレルギー/日曜日よりの使者

アレルギー/日曜日よりの使者

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/11/02 (木) ~ 2017/11/04 (土)公演終了

満足度★★★★

2本立て。1本目は『アレルギー』。若い男女の恋物語なのだが。。。2本目の『日曜日よりの使者』はちょっと難しい。まあ、観て下さい。これぞ演劇でしょうか。演出を観に行ったつもりが、「俳優」の演技力を感じました。わずか4人しかキャストがいないのだが、舞台に立つ役割で顔が変わる、「人」が変わる。彼らの実力を感じました。

心踏音 -Shintouon-

心踏音 -Shintouon-

壱劇屋

HEP HALL(大阪府)

2017/10/27 (金) ~ 2017/10/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

お話は途中でもう観たくない!って感じる程に苦しい内容でした。殺陣のループがますますツラく苦しめてくる。でも、作り方、殺陣での表現の仕方は面白くて。とっても辛いのにこんなにも楽しめました!この魅せ方、私好きです。

オセロー

オセロー

東京芸術劇場

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2017/11/03 (金) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★

米英の本場ヒット作品を日本語字幕でそのまま見ることなんかできないのだから、ありがたい企画である。シェイクスピアの「オセロ―」オランダの演出家の引っ越し公演である。海外演出家だけが来た前の日本キャストの「リチャード三世」も面白かったので期待して見に行った。しかし今回は英語でもなくオランダ語?で、字幕を読むのに忙しくそれ程舞台に没入できなかった。
「オセロ―」は舞台も人も現代あるいは無時代で上演することはよくあって、既に二三度、国内でもシェイクスピア時代劇を離れて上演されたのを見たことがある。話が男の嫉妬と、軍の出世競争の話なので時代色はそれほど必要ないのかもしれない。今回もほとんどノーセットで、無時代の人間模様を見ることになる。オセロ―はイタリア南部のベニス軍の地方駐屯地の司令官と言う立場がつよく出ていて、都へ上がりたいという周囲の従者たちと、都でめとったデスデモーナとの関係に苦労する田舎の律義者である。この芝居、「天井桟敷の人々」でピエール・ブラッスールが演じた如く、英雄的な黒人であることや、嫉妬にもだえ苦しむくだりをそれらしく天を仰いで「熱演」することが通例だが、こちらは、従者との関係も妻との関係もクール説明していく。ここが今回の舞台の新しい工夫だ。ハンカチに疑惑が集まるところまでの一幕は、ほとんど台詞が途切れることなく進む。オセローはかなり辺地の支店長だと言う事がよくわかる。それを失脚させようとするイヤーゴのたくらみが具体化していく二幕、裸舞台に硝子箱の部屋(最近流行のセットだ)が運び込まれて、デスデモーナ殺しの場へ。ここまでどちらかと言うと淡々と進んできた芝居は一転、すべての人間間のドラマを集約して盛り上がる。なるほど、トニー賞、ローレンスオリビエ賞を受賞した演出家の、溜めてきて一気に出す腕の冴えと感心した。絞って使ってきた音響効果もうまい。
俳優は主演のケスティングはまるでゲルマン系白人だが、この芝居のオセロ―をうまく把握して、どこか煮え切れない人物として今の時代に通じるように表現している。全裸で大活躍のデスデモーナ役のデヴィスは可もなし不可もなしと言ったところか。何かと言うと裸になるのは、この芝居はコスチュームプレイではないよ、という主張か(冗談だ)。役者になじみがないと役をつかみにくいのは、海外演劇を見る難しいところだ。言葉が解らないから、耳で聞く台詞の圧力が伝わってきていないな、と感じることが多いのも演劇の母国外公演難しいところだ。
一幕80分、二幕65分、休憩20分、オセロ―としては長い方かもしれないが、演出家の意図のはっきりした舞台だった。リチャード三世に続く、結構刺激的で面白い公演だった。

TOKYO TRIBE トーキョートライブ

TOKYO TRIBE トーキョートライブ

テレビ朝日

松下IMPホール(大阪府)

2017/10/21 (土) ~ 2017/10/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

わくわくさせるエンターテインメントはさすが梅棒さん!今人さん!!
ラップは難しいと勝手に思っていましたが、しっかりと聞き取れて、身体がノッて楽しめて。ダンスも凄い!!

doubt -ダウト-

doubt -ダウト-

いいむろなおきマイムカンパニー

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/10/31 (火) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★

メビウスに出演されていた三浦求さんキッカケで観劇。劇団壱劇屋の大熊さんのプロフィールで、いいむろなおきさんの名前を拝見した程度の事前知識でしたが、メチャクチャ楽しめました。あ、これは観たことある!とか、これは初めて観た!と静かな空間の中で一人盛り上がっておりました。

ネタバレBOX

開始一分でブラックライトの中、羽ばたく両手を見た瞬間から口を半開きにして、ただ見とれていました。宙に浮かぶ額縁、衝突寸前での急ブレーキ、凄いものを魅せて頂きました。

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