最新の観てきた!クチコミ一覧

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愛と死をみつけて

愛と死をみつけて

劇団ハッピータイム

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2017/11/18 (土) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/11/19 (日)

ファニーフェイスに似合わぬ強い声質の、ヒロイン役・まついゆかさんは、今回の「悪女」のような印象の強いキャラを演じると、舞台映えするなと感心しきり。
同じくファニーフェイスながら声質もファニーな白井あんさんとの相性も良く、安心して観ていられた。

作品自体に関しては、他の方もおっしゃっておられる通り、合間に挿入されたギャグが、脚本のセンスが古いのか・演じ手の力量不足なのか、大半が滑ってしまい、シリアスドラマでの息抜きを意図したのだろうが、私には不要に思えた。
ストーリー自体はよく練られていたので、シリアスなトーンで首尾一貫した方が、より印象深かったのでは?と惜しまれる。

クスコ―愛の波乱―

クスコ―愛の波乱―

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2017/10/25 (水) ~ 2017/11/06 (月)公演終了

満足度★★

う~ん。なんとも言えない仕上がりだった・・・

ネタバレBOX

美術と衣装が特に酷かった・・・
穴ザワールド

穴ザワールド

発条ロールシアター

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2017/11/16 (木) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★

 久しぶりの発条ロールシアター公演、拝見だ。

ネタバレBOX

以前はよく、閉めてしまったタイニイアリスで上演していた劇団なので自分も観に行っていたのだ。今回は番外公演と銘打ち杉並車庫前のビルのB1にあるアトラクターズスタジオでの公演である。タイトルも穴があって地下のイメージだし、移転後のタイニイアリスも地下にあった、アトラクターズスタジオも地下だ。妙な符号があるのは偶然だろうか? 
 何れにせよ、何となくアングラの流れも持っている劇団の公演であるから、不条理演劇的表現が挿入されているシーンもあり、既に初老の方々には懐かしいシーンと言えようし、若い方々には新鮮に映るだろう。
 ただ、自分に若干気になったのは、まあ、舞台とは「嘘」の世界だという演ずる側と観る側の約束事があって成り立っている以上、そういう書割の中で組まれた仮想現実内の約束事は守らねばならないのではないか? という点であった。作。演の方に伺ったら、自分が齟齬を感じたシーンはイメージとして作っているということであったが、それが観客にキチンと伝わらないとそうは見えない。運送屋さん(鈴木さん役)に溜息でもつかせて「こんなに疲れる再配では夢と現実の境目すら・・・」と眠らせるシーンを瞬間的に儲けるとか、あくびをしている所に、配達先のコノシロさんにピンスポを当てて「あんなに疲れていちゃ白日夢でも見そう」のような科白を吐かせるとか、兎に角エッジを立てる必要があるように思う。
 面白いのは実父であるコノシロが、実の娘である新子に対してシンコサンと呼んでいる点である。この言い方に離婚していないが、女房から半分だけ愛想をつかされている、実はナイーブなコノシロの性格が見えてくる。
 物語の隠れた中心である鯵ヶ沢に纏わる穴掘りが、徳川の埋蔵金に関連ずけられ、コノシロの書いた嘘メモを真実かも知れないと半信半疑ながら、アプローチを掛けてくるスズキも現実的な人間の欲を示していて興味深い。
 反抗期の新子も、そんなにラディカルな反抗は見せないが、如何にも女子高生らしい、感覚が表現されていてグー。
 大家が現れるタイミングが、今作を喜劇として纏めている点でも楽しめる。アトラクターズスタジオの使い方にも驚いた。此処までこのスタジオで表現できるとは! という驚きであったが、それには、無論、舞台美術の工夫も大きく関与している。
 タイトルが持つ複数の意味についてはくどくど述べないが、自分は少なくともトリプルミーニングだとは思う。
漂流劇 ひょっこりひょうたん島

漂流劇 ひょっこりひょうたん島

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/11 (木)公演終了

満足度★★

ゲネを観劇。これだけ条件の揃った舞台を楽しめない私にアンテナが足りてないのか、なんなのか。本番と両方みた友人曰く、さすがプロの役者。ゲネ後お稽古重ねて本番では、お客さんから笑いもたくさん出てた、とのこと。が。私にはよく分からんかった。もちろん面白くないわけではないけど、なんだかどこに向かってるのかよくわからんかった。備忘録として書いているこのアワアワな感想じゃ何の参考にもなりそうもありませんが・・・お洒落な舞台ではあったな、と記憶しています

紙屋町さくらホテル

紙屋町さくらホテル

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2016/07/05 (火) ~ 2016/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

松角さんの良さがいかんなく発揮された最高の舞台。笑いまくった。日本にこういう上質な舞台が増えることを切に願う。

きらめく星座

きらめく星座

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2017/11/05 (日) ~ 2017/11/23 (木)公演終了

満足度★★★

どなたも生き生き目一杯演じてらして息もぴったし、なんとも上質な舞台。振付がどれもお洒落。どの役者もお見事の一言。

が、舞台は生もので、今日の私の個人的体調と席位置と冬のゴワゴワ重いコートを持っての観劇はしんどく、左隣のおばさんのオーバーリアクションと、右隣のおばさんのイビキが気になりつつの一人観劇体験はあまり面白くなく、満足度は3。すみません。

演者さんたちは絶品でした。秋山さんは勿論、山西さんはやりたいこと全ておやりになったのでは??!最高でした。久保さん、木場さんは何見ても素敵過ぎです。木村さんの自在の発声はあっぱれ。深谷さんの耳にスーーーッと入ってくるような鈴のような可愛らしい声はいかにもみさをらしく、お見事。田代さんはどの恰好になってもさすがの華やかさ、後藤さんの立ち位置は栗山さん演出なのか、本に書かれているのか。面白かった。物語の最初から最後まで常に気になる存在だった。
阿岐之さんと岩男さんもほとんど最後だけの出番だったが、瑞々しい演技が物語を締め括るに新鮮で心地よかった。喉乾いたときの水のような配役に感激した。

広く誰にもお薦めしたい舞台

ライン(国境)の向こう【ご来場ありがとうございました!次回は秋!!】

ライン(国境)の向こう【ご来場ありがとうございました!次回は秋!!】

劇団チョコレートケーキ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2015/12/17 (木) ~ 2015/12/27 (日)公演終了

満足度★★★

舞台セットが印象的。でも、この戯曲に対して効果的だったかはナゾ。

散歩する侵略者

散歩する侵略者

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2017/10/27 (金) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★

「愛」の物語だった。丁寧な物語の作り方、スッと楽しめた。ラスト号泣した。

グランパと赤い塔

グランパと赤い塔

青☆組

吉祥寺シアター(東京都)

2017/11/18 (土) ~ 2017/11/27 (月)公演終了

満足度★★★★

昭和がこんなにも懐かしく感じられるのはなぜだろう。
ただの“あの頃はよかった”的なノスタルジーではない。
“ものづくり”の精神や、他者を敬う気持ちなど、
現代の日本人が忘れてしまった価値観が息づいているからに他ならない。
吉田小夏さんは“今となっては古風な価値観”を登場人物に体現させるのが抜群に上手い。
たぶん人の「品性」というものをとても大切にされているからだと思う。


ネタバレBOX

昭和44年7月、これから取り壊されようとしている古い家に家族が集まって来る。
中学生のともえ(今泉舞)はグランパからもらった望遠鏡をのぞいて懐かしむ。
その様子を今は亡きグランパ、祖母、鼓太爺が見守っている。
想いは東京タワーがまだ建設中だったころ、昭和33年へとさかのぼっていく…。

戦前から続く工業所を営む一家を舞台にした群像劇。
女中・和子役の大西玲子さんが、出入りする大勢の人々をまとめるような
どっしりとした安定感で素晴らしい。
主に良く仕え日々を切り盛りする女中に相応しいたたずまいが作品全体の要のよう。

理想に燃えて戦後復興を支える事業に取り組む夫を、妻として支える
祖母役の福寿奈央さんがまた凛として実に良いキャラ。
出来過ぎでなく、酒が入ると“失くしたものの話をしたがる”一面も持ち
立体的な人物造形が魅力的。
妻も夫もそれぞれの立場から若い人達を指導し、育てる気風が感じられ
そういう自覚があの頃の日本を創っていたのだと感じさせる。

戦地から戻った息子とその妻のぎくしゃくした関係や
新人女中と技術者の恋なども、復興一色の社会とはいえ
戦争の傷跡が色濃く残っていた時代の影の部分を感じさせる。

小瀧万梨子さんの艶やかさがひときわ鮮やかで、強烈な印象を残す。
派手な服装とは裏腹に、従軍看護婦として満州へ行った経験があり、
男女問わずひとの心をほどくような包容力を持つ女。
タンゴを踊るところがとても素敵だった。

若干「星の結び目」を思い起こさせる既視感があったかな。
冒頭でボロ泣きしたあの作品が強烈だったのでつい比較してしまった。

今の時代、あんな風に互いを高め合いながら働く人々がどれほどいるだろうか。
人も社会も、多くを持たないけれどちゃんと誰かが見ていてくれていた時代。
東京タワーは、その象徴として屹立している。










愛と死をみつけて

愛と死をみつけて

劇団ハッピータイム

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2017/11/18 (土) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★

サスペンス劇として見た場合は、意外性もあり、最後まで観客を飽きさせない、なかなか面白い舞台でした。
が・・、うたい文句にあったピカレスク・ホラー・コメディという意図は今一つ伝わってきませんでし、この劇団の観に来て頂いたお客様にハッピーな時間を提供するというコンセプトにも、一致している部分が少なかった様に感じました。
今回の話の流れであれば、いっそコメディ要素を省いて、サスペンス・ホラーで最初から最後まで押した方が、楽しめたかなと少し残念。
全体的に、手を広げ過ぎた感じで、バタバタ感がぬぐえず、結局何を伝えたかったのかがぼやけてしまったという印象でした。素敵な俳優さんがいらしただけに、今後に期待です。

怠惰なマネキン

怠惰なマネキン

MONO

新宿眼科画廊(東京都)

2017/11/17 (金) ~ 2017/11/21 (火)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/11/19 (日) 19:30

座席1階1列

MONO『怠惰なマネキン』新宿眼科画廊

意識高い系ダメ人間の集いって感じが生々しくて面白かったです。
結局何も進まないところとかグループ内の距離感とか人間関係とか。
結末も程よくリアルでした。

川崎くんの扱いがめっちゃツボです。
結末と周りの反応が面白すぎる(笑)

客をマネキンに見立てる設定をもっと効果的に使う演出があるとなお良かったかなと思いました。
あまり有効利用されていないようでちょっともったいない気がしたので。

愛と死をみつけて

愛と死をみつけて

劇団ハッピータイム

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2017/11/18 (土) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/11/19 (日) 12:00

座席1階2列

劇団ハッピータイム『愛と死をみつけて』阿佐ヶ谷アートスペース・プロット

終盤の展開が好みでした。
コミカルとシリアスのメリハリが効いていて良かったと思います。

渚の衣装がもう何着かあると良かったかも。目立つ衣装だったので。
髪型を変えたりして工夫はされていたようですが。

煙が目にしみる

煙が目にしみる

パンドラの匣

TACCS1179(東京都)

2017/11/15 (水) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

誰も傷つけない、誰も傷つかない、ただ優しい時間と空気が流れている、そんな気持ちの良い舞台でした。激しいアクションがあるわけではなく、何か度肝を抜かれる展開があるわけでもありませんが、誰もが見終わって劇場を出る際に、ちょっとだけ幸せな気持ちになれる、家族を思いやる気持ちになれる、そんな個人的にストライクど真ん中の舞台でした。

怠惰なマネキン

怠惰なマネキン

MONO

新宿眼科画廊(東京都)

2017/11/17 (金) ~ 2017/11/21 (火)公演終了

満足度★★★★

■90分弱■
やや非現実的な設定のもと進んでゆく青春群像劇。抽象的なぶん、かえって普遍性を感じた。

ネタバレBOX

香織の言い間違えが途中から激減するのが残念。あれを楽しみにしてたのに。
鋼鉄の泡

鋼鉄の泡

劇団鋼鉄村松

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/10/19 (木) ~ 2017/10/22 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/10/20 (金) 14:00

価格2,500円

なんちゃってSFあるいはナンセンスSF、シリアス気味なSF、時事ネタ風刺コメディ、ファンタジックコメディ(?)と味わいの異なる4編を「これしかない!」な順で配置したお得アソート。しかし十何年か前に書かれた4編目がイマの日本に効いてくるとは皮肉。
3編目で劇中アイドルの持ち歌として使われる曲とグループ名にニヤリ。団員に元Pがいるもんなぁ。

INDEPENDENT:17

INDEPENDENT:17

INDEPENDENT

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2017/11/16 (木) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

久しぶりの最強の一人芝居フェスティバル!

[t2] 「ご挨拶コンバット」
卯津羅亜希(劇団空組)

ハハハ!普段のイメージとガラリと変えて来ましたね(^^;
話のネタにファンならではの要素も盛り込まれて面白い!
激しい予選を勝ち抜かれた作品だけあって最初に相応しい作品


[i] 「一人だけ芝居」
福谷圭祐(匿名劇壇)

まぁまぁ心憎い福谷ワールド全開の作品
今回もやられてしまった
もう何が何だかいつも思考回路を迷わせるなぁ(^^;
福谷さんの演技と設定が良かった!


[h] 「頬に雨がおちたから」from 札幌
廣瀬詩映莉(ELEVEN NINES)
※[a]作品の青柳さんの体調不良により急遽、変更。この日の為に準備をして長野県から来られたのに残念

詳しくはネタバレになるで言えませんが
今回の作品の中で一番体力のいる作品
かなり前に同じ感じの表現を観たことがありますがまた違った面白さ
話は何の事のない内容ですがやりきった
廣瀬さんの天真爛漫な演技に笑ってしまった^_^

[b] 「スイッチヒッター」
出演:池山ユラリ(彗星マジック)
あだち充のタッチの世界感のような作品
その作品が池山さんの演技に合っていて、シチューエーションのイメージが膨らむ青春のストーリー!
彗星マジックの本公演も楽しみ!


[c] 「イーハトーヴの雪」 from 仙台
井伏銀太郎(Gin's Bar)

本人の実体験の話なのか?
色々な感情や想いが伝わってくる作品
井伏さんの淡々と語る訛りのある台詞がよりリアリティを感じさせる


[e] 「さようならば、ばら」
佐々木ヤス子
もう〜大物女優感が漂い過ぎるお芝居
面白い脚本を変幻自在に魅せてくれる佐々木さんの演技が素晴らしい
演技力で鳥肌が立ったのは久しぶりの感覚^ ^
これからも目が離せない女優さん!


今回は観れなかった作品も凄く気になるほど観た作品はバラエティに富んでいてどれも面白かった!
DJの音楽もテンションを上げてくれますね♪
次回は全て観たいなぁ^_^

四神四季

四神四季

May

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2017/11/17 (金) ~ 2017/11/20 (月)公演終了

満足度★★★★

良かった!!民族や国籍の経験は、ないんですが、何となく理解出来たようなきがします。今後も期待しています。

クロス×シーン

クロス×シーン

ステージタイガー

AI・HALL(兵庫県)

2017/11/17 (金) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★

良かったですが、最後が今一つ…。分岐点に立っている私としては、更に迷う展開。ま、答えはないんですが、期待してた面も有ります。今後も期待しています。

可愛い殺意 〜世にも奇妙な人形ごっこ〜

可愛い殺意 〜世にも奇妙な人形ごっこ〜

楽劇座

THEATER Rrose Sélavy (東京都)

2017/11/18 (土) ~ 2017/11/23 (木)公演終了

満足度★★★★★

人間に捨てられた人形達の復讐劇を役者さん達がコミカルに、そしてポップに描いてるのですが最後のシーンでは思わずぐっとくる何かがありました。人間目線ではなく人形目線で観ると一層こみ上げてくるものがあるなあと。五條さん演じる熊のぬいぐるみが可愛くてたまりませんでした。

同時上演の星の日記帳は心が洗われるくらい純度の高い物語を久々に観たなあという感じでとてもほっこりしました。ハートフルで可愛い絵本のような世界観が素敵でした。

喜劇 自称スパイ山田十八朗75歳

喜劇 自称スパイ山田十八朗75歳

劇団ズーズーC

鶯谷ズーズーC劇場(東京都)

2017/11/18 (土) ~ 2017/12/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/19 (日) 17:00

前作「74歳」の続編ですが、さらに話が複雑かつパワーアップしていて、新劇場に対する意気込みがひしひしと伝わってきました。なんとなくシリーズになりような予感。来年は「76歳」か。

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