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無名劇団第27回公演「私戯曲 りんごのうた」

無名劇団第27回公演「私戯曲 りんごのうた」

無名劇団

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2017/11/13 (月) ~ 2017/11/14 (火)公演終了

満足度★★★★

こういう自分の身を削るような作品創るのは大変だろうな。その分、観る側としては、切なく良い芝居だった。
お互いに求めあっていたんだな、必要としてたんだなと、帰ってきてから思った。初演時との違い、島原さんの心境の変化の話が興味深い。そして気づきの広場での夜の観劇、と言うのが非常に良かった。窓に映る島原さんの姿が美しく、またラストに窓の外に広がるお墓が壮観だった。色んな試みをしてくれる無名劇団さんとシアトリカル應典院に感謝

ここにライオンはいない

ここにライオンはいない

劇団大阪

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2017/11/17 (金) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★

劇場に入った瞬間から期待させてくれる舞台美術。ストーリーも面白く、特にラストの展開が良くて、またそのシーンが綺麗で印象に残る芝居だった

観客層の年齢がかなり高めなのには驚いた。第81回公演と言うのはホントに素晴らしいと思う

INDEPENDENT:17

INDEPENDENT:17

INDEPENDENT

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2017/11/16 (木) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★

三年連続の1日通し観劇。11作品が3500円で観られてホントに贅沢
どの作品も良かったけど、個人的には、谷野まりえさんの「何億年先でも」がベストだったかな
「一人だけ芝居」「ご挨拶コンバット」も好みだったなぁ

散歩する侵略者

散歩する侵略者

イキウメ

ABCホール (大阪府)

2017/11/23 (木) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めて観たのは2011年、ストーリーが解ってるだけにその時程の衝撃はさすがに感じなかったけど、ラストの素晴らしさは変わらず
伊勢さんと岩本さんがいないのは寂しいけど、役者さんも凄く良かった。天野君はやはり大窪さん以外に考えられない

ファントム

ファントム

極東退屈道場

AI・HALL(兵庫県)

2017/11/24 (金) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★

ところどころに笑わせる場面がありましたが、何を表現したいかが分かりませんでした。娘の意見も同じです。

サランドラ

サランドラ

ミュージカルグループMono-Musica

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2017/11/23 (木) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

歌も踊りもクオリティが高かった。
特にコーラス、ハーモニーは美しく響いた。

昔の宮崎アニメ」とベルバラを組み合わせたような世界観は馴染めないなあと思っていたけれど、出生と野望の物語が見えてから俄然面白くなってきた。

とはいえ3時間は長すぎるような。
もう20~30分位短くできれば、もっとテンポ良く引き込まれる作品になったと思うのですが。

from soup to nuts

from soup to nuts

踊る演劇集団 ムツキカっ!!

d-倉庫(東京都)

2017/11/23 (木) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

まず目を奪われたのがダンス。彼のダンス本当にすばらしい。
パズルのように組み合わさって進んでいくストーリーも悪くない。
でも演劇とダンスの融合が上手くいったとは思えないんですよねえ。
言い換えれば、芝居のみ、踊りのみで成立していると言うか。両者を組み合わせる意義とは?

ネタバレBOX

ちなみにダンサーの役は猫(?)だそうです。
D・ミリガンの客

D・ミリガンの客

劇団6番シード

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2017/11/22 (水) ~ 2017/12/05 (火)公演終了

満足度★★★★

演技巧者達による見せ場の多い会話劇。
「長台詞あるよ」という噂は聴いていたけど、
本当に演者全員にかなりの長台詞+一人芝居パートあり、
経験の浅い役者だと一気に物語から冷めさせてしまうリスクとも取れるけど、
全員演技巧者と言える人達なのでそこでまだグッと惹きつけられる。
「Dミリガン」という謎の人物について二転三転する物語と基本ミステリ展開だが、要所要所に入れられた笑い要素に笑い7割ミステリ3割、ぐらい明るい劇調で観劇できた。
2017年最後の長期間お芝居らしいですが、もう1度観に行けたらいいな、と思わせるものあり。
※2時間という上演時間を全く長いと思わせなかった求心力はすばらしい。

火山島

火山島

劇団演奏舞台

九段下GEKIBA(東京都)

2017/11/25 (土) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★

物語は、舞台を3分割してオムニバスを入れ子構造のように展開させ、深層を抉るように紡がれる。テーマ性が色濃く観客に訴える公演。タイトル「火山島」は日本のどこかの島ではなく、日本という国そのものであり、テーマは国へ警鐘を鳴らすもの。消え入るような闘いの灯は、時を越え鮮烈な光として蘇ってくるのだろうか。
(上演時間1時間20分)

ネタバレBOX

上手・下手側にそれぞれ大きな台座のようなスペース。中央は廊下のようで奥に段差があるスペース。上手側の登場人物は老女と孫娘、漁で生計を立てているようで、老女は網を編んでいる。下手側は商売を営んでいる夫婦。中央は風車守をしている老男、亡き妻が、その取り壊しに抗議している。

3場面は、時代や設定の共通点は観えないが、ラストにはそれぞれの主張が同じ方向に向いていく。老女と孫娘の会話…老女の憂いは環境問題等もあり漁村の生活は厳しい。”砂山が動く(崩壊)”という言葉には、太平洋戦争で英霊になった人々の墓が埋没していく危機感の表れ。孫娘は村の活性化のため駐留軍の誘致を言い出す。まさしく軍需活況であり、意識の違いである。
下手側は、妻は戦争中に敵の攻撃から逃げ回るうち、赤ん坊が泣き出し居場所を察知されないよう沼に沈めて殺してしまう。夜な夜なその悔悟に悩まされるが、夫は止むを得なかったと慰める。今は娘たちも生まれるが…。忘却への懼れとも見て取れる
中央は風車を取り壊して、その跡地に原発を誘致する。その地で風力エネルギーを担ってきたが時代遅れといった感で描かれる。この風車守の男は妻を早く亡くしたが、3人の男の子を育て上げた。しかし戦争で…。

3話から反戦・反原発への問題提起が浮かび上がる。必ずしも相互に緊密さは感じられないが、それぞれ単独話(2人会話劇)としても十分説得力のある内容である。演技は、抑制された素晴らしいものであるが、キャストによって力量の違いが観え感情移入がし難くなったのが少し残念だ。
この劇団の特長は、生演奏の迫力と心地良さであろう。今回もその魅力を十分堪能した。

これらの話によって理不尽な社会状況が重層的に浮かび上がり、何時マグマが爆発し人々を暗澹たる気持にさせるか、そんな予兆を思わせる不気味な状況を描く。そこに現代日本の姿が垣間見えてくる。ラスト、孫娘が「今度の戦争はいつ起きるの?」には戦慄する。

次回公演を楽しみにしております。
新宿コントレックスVol.18

新宿コントレックスVol.18

アガリスクエンターテイメント

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/11/17 (金) ~ 2017/11/18 (土)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/11/18 (土) 19:30

正直、アガリスクの「エクストリーム・シチュエーションコメディ(ペア)」とかわいいコンビニ店員飯田さんを目当てで行ったのですが、どの劇団も面白くいっぱいお土産をもらって満足して帰りました

Utopia

Utopia

Fallen Angels

APOCシアター(東京都)

2017/11/24 (金) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★

流れていく話の中でちょっとしたとっかかりが最後にはちょっと切ない展開になる、短編のお芝居でした。

出てこようとしてるトロンプルイユ

出てこようとしてるトロンプルイユ

ヨーロッパ企画

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2017/11/16 (木) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/16 (木) 19:00

ただただ純粋に面白い。丁々発止の会話と舞台装置の大仕掛けのアンサンブルが非常に良いバランスでした。
ただ大仕掛けの件は飽きさせないように工夫はしてましたが、やっぱり少し諄いかなと思いましたね。
それでも、ラストの大団円は流石です。

ネタバレBOX

角田さん、おいし過ぎ
蒲田行進曲

蒲田行進曲

“STRAYDOG”

明石スタジオ(東京都)

2017/11/22 (水) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

二人の世界観が似て非なるもので、両者のそれぞれ魅力が引き出されてたな。
銀ちゃんとヤスもしかり。

ネタバレBOX

ストレイドッグ初観劇だったのだが、劇中のブレイクタイム?的な歌やフリートークや寸劇が、とてもいいスパイスだった。
"Zoo"

"Zoo"

PANCETTA

OFF OFFシアター(東京都)

2017/11/21 (火) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★

ZOOのタイトル通り、動物モチーフの舞台。でも、そこから人間も加わり、最後にはニンゲンって動物なんだよなぁとしみじみ思っちゃう。キャストさんの演じてる?楽しみが
ストレートにすごく伝わった。

ネタバレBOX

最初のライオンの新行内さん、演技中全く瞬きしない。ライオンの乗り物に徹していた。単純に凄い!松田優作を思い出しちゃった…

ペリカンの小舘さんは何分だろう、10分近くの片足立ち。単純に凄い!笑
歩く姿勢がすごく綺麗で見入った。

最後は「オリ」という、動物には欠かせない足枷のものを、皮肉交じりに演じていて、少し考えさせられたかな。

全体的に気を緩めて「クスッ」と笑える舞台でした。
戰御史 -Ikusaonsi-

戰御史 -Ikusaonsi-

壱劇屋

HEP HALL(大阪府)

2017/11/24 (金) ~ 2017/11/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/25 (土)

いやー楽しかったー♪僕の中では殺陣芝居という名の【戰御史サーカスでした★】常人離れしたパフォーマンスがただただ楽しいエンターテイメントサーカスなんです♪だからストーリー云々関係なく誰が観ても楽しめるTHEエンタメでした♪個人的にこのシリーズで一番好きな作品になりました\(^o^)/

月はゆっくり歩く

月はゆっくり歩く

シアターノーチラス

新宿眼科画廊(東京都)

2017/11/23 (木) ~ 2017/11/28 (火)公演終了

満足度★★★★

 月が2つ見える人集まれ! ネット上にこんな内容のフレーズが踊った。半信半疑で決められた日時・場所に三々五々集まった面々。それぞれがそれぞれの事情を抱えつつ、定かならぬが、見えない糸で繋がれたかのようにぽつり、ぽつり、と各々を騙ってゆく。何か裏がある、と疑う者が現れる。新興宗教の教祖狙いの者が現れる等々幻視者に対する「真っ当」や作為が対置されつつ物語は展開してゆくのだが、問題は所謂現実家なる者達の主張することもまた我々の暮らす現実の不確かさの一環を為しているのではないか? ということなのである。その有様が、丁度炙り出しの映し出すいくらかぼんやりした不確かさの怖さとして寓意の形をとって表されている。(若干追記2017.11.28 )

ネタバレBOX

 とどのつまり、アイデンティファイできない人々の孤独が偽のアイデンティティーを作り出す為の工夫。それが、今作の描いた怖さだろう。
火山島

火山島

劇団演奏舞台

九段下GEKIBA(東京都)

2017/11/25 (土) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★

 しっかりした脚本に、演奏舞台らしい真面目で謙虚な取り組み。作品にマッチした演奏と美術、初参加の役者さんが、未だちょっと内面の深みからのレベルには、という点を除き、演技、演出も良い。殊にラストは衝撃である。(追記後送)

ネイティブ・バラエティ!

ネイティブ・バラエティ!

劇団金馬車

キーノートシアター(東京都)

2017/11/23 (木) ~ 2017/11/25 (土)公演終了

満足度★★★★

プレミアムフライデーの日に観劇。ジグソーパズルのように散らばったピースを回収し、物語として収束させていく過程は見事であった。少し荒削りといった印象を持ったが、確かに”力”は感じた。プレミアムかどうかはさて置き、観てのお得感はあった。
(上演時間1時間40分)

ネタバレBOX

舞台はほぼ素舞台、シーンに応じてBox椅子を運び入れるなど、必要限の物で観せる。また分割映像等を利用し、それを見せている間に着替え場面転換を図るなど観客の気を逸らせない工夫は巧み。冒頭は人形劇や歌唱シーンがあるが、何となく学芸会風で失望してしまいそうだが…。全体的に序盤は拙く緩い感じがするのが残念だ。ラストの歌謡シーンへ繋げたいという思いは分かるが…。
しかし、地方(地元)から東京へ上京してきた以降、登場人物ごとの生活を描きながら某事件に巻き込まれていく、その場面あたりから魅力的になってくる。

物語は、都会と田舎の違いを上手く利用(表現)することで、都会(東京)での暮らしに人柄が変化する様を多方面から見せる。具体的には登場人一人ひとりを主役のように扱った小話を交錯させ、それを収束させる構成は見事であった。

梗概…故郷での祭りで神様への祈願事。仲間5人(幼馴染)が一つで(仲良く)いられること、それが東京と都会での暮らしの中で変わっていく。いつの間にか気持ちがバラバラになり、人の道から外れるような行為を平気で行うようになる。例えば某国会議員が秘書に向かって「このハゲー!」と叫ぶなど時事的、それ以外に童謡詩人・金子みすゞ計画(詩「星とたんぽぽ」の一節だろうか)、TV番組「ごくせん」(主演:仲間由紀恵)や戯曲「熱海殺人事件」(つかこうへい)での口調、口跡の洒落、パロディを多く盛り込み滑稽に描くことで鋭い批判をオブラートに包み込む。また東京の秋葉原、上野、渋谷等の地名と登場人物の色々な演出手法を駆使し、観客に楽しんで観てもらおうという思いが伝わる。東京という地の象徴である「東京タワー」での(事故or事件)死は、収束させる方法として推理仕立ての展開として関心を持たせる。

軽妙な会話の裏にテーマの社会的問題・普遍性を忍ばせ、若手演技陣のパワー、演出・構成の巧みさで実に興味深く見せる。都会の人が田舎に抱く憧れは理想・抽象的で、田舎の人が都会に向けて持つ野望・欲望は具体的であろう。それを祭り、願い事と不祥事、事件という対比で見せる。
ラスト、SMAPの「世に一つだけの花」の歌詞に物語のテーマが…。

次回の公演を楽しみにしております。
透明人間の話、はなし

透明人間の話、はなし

劇潜サブマリン

PRiME THEATER(東京都)

2017/11/24 (金) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★

鑑賞日2017/11/25 (土) 14:00

独特の世界観という感じで、人それぞれだと思いますが、私には分かりにくかったです。
好みが分かれると思いました。不思議な、ちょっと切なさの残る舞台でした。

from soup to nuts

from soup to nuts

踊る演劇集団 ムツキカっ!!

d-倉庫(東京都)

2017/11/23 (木) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★

恋人との別れにこんな悲しい現実があるんだぁ、と悲しくなりました。
後半は、悲しくなったり辛くなったりしました。

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