
「彼女が最期に憂えたこと〜detective of the Victorian era〜」
Project S.H
ワーサルシアター(東京都)
2017/12/13 (水) ~ 2017/12/17 (日)公演終了
満足度★★★
う~ん前作より
いまひとつな感じを受けました・・
余裕というか間というか
そんな感じのものが無かったかなぁと感想
90分に詰めるのは大変なんだとは理解してるけどね

SANTA!
TEAM空想笑年
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2017/12/16 (土) ~ 2017/12/24 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/12/20 (水) 14:00
明るく楽しい雰囲気で、一足早くクリスマス気分を味わえました。全体的に、やや賑やか過ぎる気もしましたが、よく言えば元気一杯という感じでした。ラストは心が温まり、自分の年齢にして、やっぱりサンタはいるかもしれないと感じました。面白かったです。

大人の条件
The Vanity's
ギャラリーLE DECO(東京都)
2017/12/19 (火) ~ 2017/12/24 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/12/21 (木)
座席1階1列端番
前半はグダグダというよりは、むしろ、謎を収斂していっていないので、何を解決していくのか、何がキーになっているのかが不明確なのが残念。ミステリーになっていない。だから、ラストに、ああッ!というようなパンチがないのだと思う。
クローズドアイシリーズのタッチが父親の他の絵と異なること、また同シリーズの人物が三女にいていること、ある余命幾ばくもない妙齢の夫人が三姉妹の動向を調べていることなど、材料はできているのにもったいない。他にも伏線があるのだけれど、そこは書くともろネタバレになるので、、、また、姉妹を調査をしている女性が狂言回しなのだけれど、キーマンとして活きていない(彼女に何か気付きがなければ)。三女が盲目でも絵が描ける特殊能力の説明も何のためにあるだろう。
「大人の条件」というタイトルも、的を得ているのかどうか。「Closed Eyes」とかの方がよかったのでは。
とはいえ、The Vanity'sの皆さんの好感度は高く、ミュージカルをも手掛けている団員の皆さんのアフターコンサートは、とても楽しめました。せっかくの演奏付きなのですから、次回はもっと音源が活きるような音楽劇(音楽ミステリー?、、、ではワンパターンか)を期待します。
白い衣装は皆さん似合っていたし、歌も大変楽しませていただきました。
いろいろ批評めいたこと書かせていただきましたが、好きな劇団さんです。
お詫びと言えば何ですが、各皆さんのブロマイド3セット買わせていただきましたので、ご容赦ください。(まあ、自慢のブロマイドを見てみたいな、という欲求が強かったのですが)

ビーフシチューはビールで煮込んで
ふれいやプロジェクト
劇場MOMO(東京都)
2017/12/20 (水) ~ 2017/12/24 (日)公演終了

劇団M.M.Cオリジナルミュージカル『星の王子さま』
劇団M.M.C(マルチミックスカンパニー)
新宿村LIVE(東京都)
2017/11/15 (水) ~ 2017/11/19 (日)公演終了
満足度★★★★
私個人の月別ランク11月の第1位!
優れた原作を、素直に演出し、技量・力量のある演者が演じるとこうなるという好例。
終演後、近くに座っていた親子連れの楽しげな、幸せそうな顔が印象的。
点数は4点だけれど、これは4.3~4の切り下げの4点です。

BACHIDAKO
GROUP THEATRE
浅草九劇(東京都)
2017/10/25 (水) ~ 2017/10/29 (日)公演終了
満足度★★★★
私的な月別ランクの10月の1位。
こういう痛みが伝わってくる芝居は大好き。
印象に残った役者さんは長男の奥さん。
美人だし、芝居うまいなあと思ったら、金子さやかさんだったのね。私の金子さやか像がすっかり書き換えられました。
こんな奥さんがいたら、幸せだろうなあって思っちゃいました。
あえて難点を挙げるとすれば、長男が老けすぎなことくらい?最初父親かと思った。

SMOKIN' LOVERS〜紫煙〜【30名様限定公演】
惑星☆クリプトン
Cafe Bar LIVRE(東京都)
2017/12/08 (金) ~ 2017/12/17 (日)公演終了
満足度★★★★
今回は笑いのあるストーリーもあり、バリエーションに富んでいて楽しめました。
バーという場所がら、演者の表情は期待しないほうがいいのですかね⁉︎
L字型のカウンターなら多少は見えそうですが.....

『OTHELLO-オセロ-』
ルドビコ★
サンモールスタジオ(東京都)
2017/12/15 (金) ~ 2017/12/25 (月)公演終了
満足度★★★
最近、オランダ版、新宿梁山泊版と観ての3つ目の「オセロー」でした。みなさん色々工夫していますね。ルドビコ★版をできるだけ感想抜きに他と比較してみます。かなり内容に触れるのでネタバレBOXに入れます。

新選組
Blue Shuttle
あうるすぽっと(東京都)
2017/12/15 (金) ~ 2017/12/23 (土)公演終了

『熱狂』『あの記憶の記録』
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2017/12/07 (木) ~ 2017/12/19 (火)公演終了
満足度★★★★★
「熱狂」観劇。
チョコレートケーキは2回目。古河作品は3回目だが、すでにこの作家の虜になりつつある。
いくつもの視点で描き分ける方法として、演劇がこれほど使い勝手のよいツールだとは、この作家の作品を観るまで考えなかった。
詳細は多くの方が語っているのでもういいだろう。
とにかく満足度は極めて高かった。

THINGS I KNOW TO BE TRUE ーこれだけはわかってる-
幻都
black A(東京都)
2017/12/19 (火) ~ 2017/12/23 (土)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/12/20 (水) 19:00
座席1階1列
大森博史、山本道子の安定感のある演技を中心に、4人の子供たちがそれぞれの人生をセリフの中で個性豊かに演じられている。丁寧な演出の朗読劇でした。
家族をよく幻想だと喩する表現を耳にするけれど、それは理想としての家族がそれぞれあって、それが家族内で相互に違っていて、現実との乖離に疲弊したり失望したりするからなのだろう。しかし、そうならない家族像というものが存在するのだろうか。そもそも、初めから家族などに期待したり、依存したりしたりしなければ、家族像などというものは描くことすらないのだから。
皆ちりじりになる家族、それぞれの思いを込めて。子供たちは未来を観、親は過去を観、愛するがゆえに通じない心のもどかしさ。
ある子は、家庭の中に人生の総てがあったと言い、ある子はこの家の中には何もなかったと言う。この違いは何?母親は言う、皆公平に同じだけの愛情を注いで育ててきたのだと。
朗読劇はつくずく、見せるものなのだな、と思う。
役者の位置、移動、視線、手や足などのちょっとした所作が、かなり大きなニュアンスや波風を生じさせる。その意味でも、この舞台は声だけでなく、十分に舞台劇としても成立している。
必見。

ギジレン歌劇団
guizillen
アトリエファンファーレ東新宿(東京都)
2017/11/29 (水) ~ 2017/12/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/12/01 (金) 14:00
価格2,800円
大長編(135分)ミュージカル・コントにして膨大な才能の無駄遣い。がしかし、「こんなんでイイだろ」なんていい加減なものでなく、ホンキでマジメに取り組んだ悪ふざけだから長くてもちゃんと最後まで楽しめるんじゃないか? 楽曲のクオリティも無駄に高いし。ホント、「馬鹿も休み休みやってよね」(爆)
ところでこれ、「誰がそんな量喰うんだよ、そもそもそんなにそびえ立たせたら食べにくいだろ!」なドカ盛りの料理って似てないか?(笑)

「標〜shirube〜」
劇団桟敷童子
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2017/12/12 (火) ~ 2017/12/25 (月)公演終了
満足度★★★★★
ぜひ桟敷童子作品を観て来てほしい人用に購入したチケットでしたが、残念ながら都合がつかず自分が観に行く事に。
戦争から戻らない男を待つ女達を中心に愛と執念が渦巻く中、気迫に満ち満ちたシーンと人間味ある笑いが自然に共存していて、いつも以上に観やすい仕上がりになっていたと思いました。
信じられないくらいの辛口コメント連発の“オヤジ♪”さんが手放しに絶賛の、先にあるコメントにはほぼ同感で、好き嫌いはあっても必ず心に響くモノを残してくれる劇団さんだと確信しているので、やっぱり観て欲しかったな~としみじみ思いながら劇場を後にしました。

蒲田行進曲
“STRAYDOG”
明石スタジオ(東京都)
2017/11/22 (水) ~ 2017/11/26 (日)公演終了
満足度★★★★
小さな劇場で、奇をてらった演出やセットは無いけれど、役者さんたちの熱量で、暑く、楽しい舞台でした。ダンスも良かった。
銀ちゃんも小夏も良かった。ヤス役の方は、声をからしていたのか、そういう声質なのか・・初見なのでわからなかった。

新選組
Blue Shuttle
あうるすぽっと(東京都)
2017/12/15 (金) ~ 2017/12/23 (土)公演終了
満足度★★★★★
運よく、宵ノ章観劇。完全にはまったというか、その世界に浸り込んだ!なにより演出がイイ!
空間の広がり、人物の映え、スピード感、そして迫力が有り、子役さえもしっかりとした殺陣!
登場人物一人一人が活かされた舞台。あぁ後2、3回、観たいものだ。個人的に芹沢鴨がお気に入り、色気と壊れかけたその危なげな雰囲気が好きだ。他キャストも捨てがたいが・・・。ドツボにはまった感じの舞台だった。

室温 ~夜の音楽~
天幕旅団
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2017/12/12 (火) ~ 2017/12/17 (日)公演終了
満足度★★★★
夏のある日の物語。
暑さというより、じっとりとした高い湿度を
恐怖というより、こみ上げる異様な嫌悪感を
肌で感じるある意味ホラーな世界が展開する
やはり終演後は晴れ渡るような開放感はなく
異様な束縛からの解脱感に包まれる様な感覚
もう一度、体験してみたい物語。

パン屋爆発
FunIQ
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2017/11/29 (水) ~ 2017/12/03 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/11/29 (水) 19:30
価格2,500円
まずはあるアイテムの設定とネーミングがいかにもモラル風でニヤリ。そうして始まるとシリアスな部分もありしっかりしたドラマが進行していると思いきや、徐々にモラル節が浸透してきてラストはもうモラル節大爆発、みたいな。(笑)
その締め括り方にあるベテラン漫画家の作風……と言うよりある作品を連想。また、今年、多いと思っていた「ある演出」があり「まさかここでも、しかもそんなにチープ(貶す意図はない、むしろ芝居の流れとしてピッタリ!)にかっっ!!!」と。(笑)
思い返せばFunIQのかけ算、組んだ5人の作家の個性がそれぞれ発揮された好企画だった。

Green Peace -グリーンピース-
劇団マリーシア兄弟
Geki地下Liberty(東京都)
2017/11/24 (金) ~ 2017/11/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
喜怒哀楽が詰まった幕の内弁当のようなシチュエーションコメディ。
よく練られた脚本と、体現できる役者さん。
こういった体温を感じられる舞台は定期的に見たいですね。
いつまでもつるんでる大人たちってこんな関係なんだろうなぁと思わせる。
実際のみなさんは判りませんが、これからも温もりを感じる作品を期待。

青森県のせむし男
B機関
ザムザ阿佐谷(東京都)
2017/11/22 (水) ~ 2017/11/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
一人の人間である個。対である親子。集団となる村。
個に刻まれる不変な意思と、集団で絶えず変化する関係性。
鬱屈とした想いが溜め込まれた世界観が、繊細な身体表現と言葉で紡がれ圧倒される。
物語に心地よいメリハリをつける少女浪曲師の語りも美しい。
濃密な時間を楽しめた。

天空螺旋 ~ 憶い降る舟 ~
三日月バビロン
ザムザ阿佐谷(東京都)
2017/12/07 (木) ~ 2017/12/10 (日)公演終了
満足度★★★★
ザムザの妖しい雰囲気に包まれ幕があ上がる。
次第に妖しさは消え時を越えた壮大なファンタジー世界へと広がる。
小屋の特性を贅沢にそして大胆に使った演出も見所が大きい。
血縁と輪廻、ヘリカルな空間で少女に宿る記憶と想いが美しい。
物語の演出、役者さんの演技に対し、美術が少々雑なのが残念。