満足度★★★★
鑑賞日2017/12/21 (木)
座席1階1列端番
前半はグダグダというよりは、むしろ、謎を収斂していっていないので、何を解決していくのか、何がキーになっているのかが不明確なのが残念。ミステリーになっていない。だから、ラストに、ああッ!というようなパンチがないのだと思う。
クローズドアイシリーズのタッチが父親の他の絵と異なること、また同シリーズの人物が三女にいていること、ある余命幾ばくもない妙齢の夫人が三姉妹の動向を調べていることなど、材料はできているのにもったいない。他にも伏線があるのだけれど、そこは書くともろネタバレになるので、、、また、姉妹を調査をしている女性が狂言回しなのだけれど、キーマンとして活きていない(彼女に何か気付きがなければ)。三女が盲目でも絵が描ける特殊能力の説明も何のためにあるだろう。
「大人の条件」というタイトルも、的を得ているのかどうか。「Closed Eyes」とかの方がよかったのでは。
とはいえ、The Vanity'sの皆さんの好感度は高く、ミュージカルをも手掛けている団員の皆さんのアフターコンサートは、とても楽しめました。せっかくの演奏付きなのですから、次回はもっと音源が活きるような音楽劇(音楽ミステリー?、、、ではワンパターンか)を期待します。
白い衣装は皆さん似合っていたし、歌も大変楽しませていただきました。
いろいろ批評めいたこと書かせていただきましたが、好きな劇団さんです。
お詫びと言えば何ですが、各皆さんのブロマイド3セット買わせていただきましたので、ご容赦ください。(まあ、自慢のブロマイドを見てみたいな、という欲求が強かったのですが)