
プールサイドの砂とうた
くちびるの会
調布市せんがわ劇場(東京都)
2017/07/16 (日) ~ 2017/07/16 (日)公演終了
満足度★★★★
ある夏の日の出来事が少年の心に残した影。
男子高校生2人の会話から始まった物語は、過去の事件を巡って記憶と会話を重ね、時間を遡りつつ進んでいく。
小学校のプールで起きた事故。欺瞞。そして小さな真実。
家族、教師、友人、それぞれの立場や想いをかいくぐり、あの日何があったか思い出すことで少女のことを自分の中にとどめようとする。
少女の歌声が鮮やかによみがえる。
繊細に積み上げられた場面を彩る郷愁。夏の匂いの記憶が、この物語を自分にとってもどこか懐かしいものに感じさせた。

そでふりあうも
ブラシュカ
シアターブラッツ(東京都)
2017/07/12 (水) ~ 2017/07/17 (月)公演終了
満足度★★★★
舞台上には、白一色の美術や小物たち。
東京に憧れつつ、家族や恋人との制約の中、地元で働き事故で亡くなった姉と、東京で姉の夢だったパティシエの修業をする妹。
繊細な会話と緻密な構成による短い場面の積み重ねが時間の経過と人の想いを浮き上がらせる。
姉の同級生だった青年はシェフとしての腕を上げ、ミュージシャンを目指す若者は着実にヒットを生み出していき、映像作家のタマゴは作品が賞を取ったりもする。若者たちが夢に向かってもがく様子もやや甘やかに描かれていく。
それぞれの暮らしの中で繰り返される出逢いと別れ。
取り戻せない想いを割り切れないまま抱えていく人々の姿が胸にしみた。

家族百景
七味の一味
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2017/07/14 (金) ~ 2017/07/17 (月)公演終了
満足度★★★★
『かかづらふ』
最初は、母の介護をする娘として七味さんが登場する。どうやら痴呆症であるらしい母親を施設に送り出すまでの朝の風景だ。母を起こし、着替えさせ、食事をさせ……。
気がつくとまた同じこと光景が繰り広げられる。繰り返される会話と行動。しかしそれが少しずつ歪んでいく。困窮していく暮らし。母の病状。追い詰められていく彼女。
そして……。
悲劇的な結末のあと時間が巻き戻され、しかし今度は母親の側から同じ場面が綴られていく。もう一方のパートが描かれることで、娘が追い詰められていった訳も理解できてくる。
ときに自分自身を失い、ときに取り戻し、痴呆の進行とともに母親の苦しみが深まっていく。
身につまされる重い題材、印象的な構成、そしてそれを体当たりで演じる七味さんの気迫。
観終わってすぐには言葉も出ない、しばしただ余韻を噛みしめるような、そういう作品だった。
『家族百景』
こちらは打って変わって大人数の舞台だ。
家族の思い出が詰まった家が、明日取り壊される。すでに独立して別々に暮らしている子どもたち孫たちも、今夜はこの家に集まって名残を惜しんでいる。
そんな中、古い写真が出てきたのをきっかけに、思い出話が始まって……。
祖母と祖父の出会いから語られる家族の歴史は、破天荒なエピソードも挟みつつ、それぞれの想いを丁寧に綴っていく。場面によって演じる人変わりつつ、その役柄以外の時も皆が舞台を見守っている。
誇張された破天荒なエピソードもあれば、じんわりと優しい思い出もある。
現在の家族の形も絡めつつ、家族のそれぞれのお互いへの想いが細やかに描かれていた。
期待を裏切らないクォリティの2本立て。身につまされる重い題材を印象的な構成で描く『かかづらふ』と家族の歴史を破天荒な笑いと細やかな愛情で綴った『家族百景』。
どちらも家族の物語であったが、2本の印象がこんなに違うなんて予想外だった。どちらを先に観るかで印象も変わってくるだろう。
何より一方を演じ、もう一方を演出する七味さんのエネルギーに驚かされた。

子午線の祀り
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2017/07/01 (土) ~ 2017/07/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
開演時間。半円形のステージを取り囲む客席の間を通って、黒衣の人々がゆっくりと舞台に向かっていく。舞台に灯る小さな火を目指すように。
プロローグで語られる星の運行。『平家物語』に題材をとり、天の視点で観る叙事詩劇と言われる作品である。
一の谷の合戦で義経におわれた知盛は民部の船に助けられる。
船まで知盛を乗せてきた愛馬が、陸へ向かって泳いで行く。敵軍に渡すよりいっそ射殺してしまおうとする民部を知盛が止める。以前の自分なら、止めるどころか自ら弓を手にしていたはず、なのになぜ、と自問する知盛の胸の内。
源平合戦のダイナミックな展開は『平家物語』から引いた語りによるけれど、それについての心理描写はきわめて現代的だ。
登場人物の大半は『平家物語』に登場する人物だが、影身という舞姫はそうではない。主人公である知盛に従い、生と死を超えて彼を見守る。また、知盛以上に敵方である源義経についての場面も多く、それぞれの側からこの戦いの攻防が描かれていく。
この舞台の特徴としてよく言われるとおり、『平家物語』を下敷きにした「語り」や「群読」による日本語の響きの美しさを堪能する。同時に、語られる言葉には意味だけでなく身体性が加わっていくのも興味深い。
そうやって語る人びとの中には伝統芸能の担い手もいれば新劇系や小劇場出身の俳優さんもいて、それぞれの持ち味を生かしつつ、この世界観を支えていく。
シンプルでありながら場面によって姿を変える美術も印象的であった。
そうして描かれるのは、「運命」というより「天の運行」あるいは「歴史の流れ」のようなどうしようもないものに流されていく人びとの悲劇。それは単純な喜怒哀楽を超えて、名付けようのない透明な感情を引き起こしていく。
この上演をずっと楽しみにしていた。そして、その甲斐があったと思える舞台であった。

その人を知らず
劇団東演
あうるすぽっと(東京都)
2017/06/29 (木) ~ 2017/07/10 (月)公演終了
満足度★★★★
観始めてから、途中でしまった!と思った。
友吉があんなことをした、と皆が言う。周囲から責められ家族までもが弾圧されるような、いったい何を彼がやったのか。それが途中までははっきりと語られない。何の予備知識も入れずに観ればよかった。彼が何をしたのか(いや、しなかったのか)を知らないまま、それを考えながら観られたらよかった。
だが、そんなことを思っていたのはわずかなあいだだった。
その時代の息苦しさそのものが、友吉への、そして友吉の家族への迫害となって具現化する。
新劇系の5つの劇団が協力しての上演とあって、キャストの層も厚い。多彩な登場人物をそれぞれ説得力のある演技で描き出していく。
共産主義者も右翼の国士も友吉に洗礼を施した牧師も、それぞれの迷いや矛盾が描かれる中で、友吉の頑ななまでの無垢が痛ましく輝いていた。
それはキリスト者としての行動だったのか。あるいは、彼の観ていたエス様は、彼だけのためのものであったのかもしれない。
戦争中から戦後にかけて揺れ動く人々の中で、彼の無垢だけが揺らがない。
……いや。そうとは言い切れない場面もあったか?
戦後の苦しい生活の中で、彼は自らの信念に疑問を抱くようにも見えたのだけれど。
タイトルは聖書の中のペテロの言葉から取られたもののようだ。
しかし、ラストで繰り返される「そんな奴は知らない」という言葉は、ペテロの場合とは異なり、彼をかばうため、彼が妹と大切な女性を無事に連れ帰るためにつかれたウソだったのに。
そんな時でさえ、バカ正直に応えることしかできない。
前半の、歯を喰いしばりながら観るような緊張感と、後半のある種の喪失感と。
殺すなかれ。
その戒律を守ることだけをどこまでも貫こうとした ある男の物語。
約70年前に書かれた戯曲が、もしかしたらこれからの我々にとってもっとも切実な課題を浮き上がらせているのかもしれない。

大帝の葬送
ロデオ★座★ヘヴン
インディペンデントシアターOji(東京都)
2017/06/28 (水) ~ 2017/07/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
会議劇であった。
いや、正確にはなんと呼ぶのかわからない。そういえば、先に引用した公式サイトの紹介文には「論争劇」と書かれている。要は、『十二人の怒れる男』や『ナイゲン』のような、ある議論や論争を物語の中心に置いた芝居の系譜に属するものなのだ、と終盤になってから気がついた。
昭和63年の秋から平成元年の早春にかけて、昭和天皇の崩御と現在の天皇陛下の即位にまつわる人々の葛藤を描く。
舞台中に散らばったたくさんの紙片と2つのテーブル、そしていくつかの椅子。部屋の片隅に置かれたテレビ。
三方を客席に囲まれた空間は、宮内庁の一室となって、そこに出入りする人々のやり取りがそのまま物語となる。
固有名詞や正式な役職名などをほとんど廃し、「事務の人」や「奥の方」などその人の属性を表すわかりやすい役名で呼び合う。
ある意味歴史の大きな転換期であるけれど、遠い昔というわけではなく現在と地続きと言ってもいい時代である。
劇中で使われる電話を見て(いくら宮内庁でも、オフィスではもう黒電話でなくビジネスフォンを使っていたのじゃないかしら?)などと思ったりしたのは、当時自分もすでに勤め人だったからだ。
葬送の様子をテレビで観て記憶している方も多いだろう。
しかも、形は違えど近くまた元号が変わる予定だったりもする。
そういう意味も含めて面白い題材であった。
だがそれ以上に、それぞれの役割で呼ばれる登場人物たちが、それぞれ輪郭のはっきりしたキャラクターと、シンパシーを感じさせる人間味を持って描かれていたことが印象的であった。
対立したり相手に苛立ったりもしながら、伝統も法律もないがしろにせず、そして何より人の心に沿うかたちで時代の転換となる式典を執り行うために妥協できる点を求め、解決法や抜け道を捜し、とことんまで話し合う。
その様子が、どんなエンターテイメントより面白くて、あまりにもありふれた言い方だが、人間がいる、と思った。

ブリッジ
サンプル
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2017/06/14 (水) ~ 2017/06/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
サンプルの10周年記念公演にしてサンプルの解散公演。
奇妙な新興宗教の集会を模しつつ、教祖と使徒たちの生い立ちと遍歴と崩壊(と未来!?)が綴られていく。
半円形に並べられた観客席。そこに座る我々は、ある新興宗教のイベントへの参加者として設定されている。マイクを持って話す男が、客席に声をかけたりする。
ある男の腸内細菌が、高度な意識を持っていて彼に呼びかけてくる。人類が生き延びるためには、裏返らなくてはならない、と。
さまざまな歪みを抱えた男女が、彼によって救われ、信徒として彼と日々を共にする。その人々が順に自らの来し方を語っていく。
彼等はすべてを分け合い共有する。腸内細菌も性的な営みも。
それから彼らの旅について語られる。遍歴の間に起こるマジックリアリズム風の出来事は、いわゆる劇中劇として信徒たちによって、演じられたものだ。
それが終わった時、ステージに上がり込んできた1人の男は、反社会的な事件を起こして世間の非難を浴びた人物だった。彼の起こした事件によって、教会全体も社会の非難を浴び、団体存続の危機に陥ったという。なるほど、それゆえの遍歴なのだ。
奇妙な味の文学的な物語を、荒唐無稽なディテールと個性的なキャストが支えた。そして、そういう枠組みを逸脱するエンディング。
観終わった後、あのポスターが何を示していたのかようやく気がついた。面白かった……というより、じんわりと侵食されるような奇妙な感慨を抱えて劇場をあとにした。

「電車は血で走る」「無休電車」(本日6/24 14時電車・19時無休電車 当日券ございます)
劇団鹿殺し
本多劇場(東京都)
2017/06/02 (金) ~ 2017/06/18 (日)公演終了
満足度★★★★
『電車は血で走る』
リビングを走る鉄道模型。ヒゲの駅長さんは亡き娘を偲ぶ母の姿なのだとあとから気づいて、胸に込み上げる感情があった。
そんな、物語の始まり。
少年のような少女は、電車を降りる。懐かしい風景。その駅で降りれば、あの人の住む街。電車は走る、血を乗せて。
初めて観る自分でさえ、舞台の上はどこか懐かしい空気に満たされている。少女は訪れる。懐かしい人たちのもとを。
実家の工務店で働きながら芝居を続けるタケと、幼なじみでやはりその工務店に勤め、ともに芝居を続けるヒロ。馬鹿馬鹿しくも確かに輝いていたあの日々はすでに遠く、それでも彼らはまだ夢の途中なのだ。
劇団新感線みたいな派手な歌舞伎ロック調のいでたちで、『蒲田行進曲』などをパクりつつロック・ファックを散りばめて演じる劇団 宝塚奇人歌劇団。主宰のタケは、工務店社長だった父の死を契機に、劇団を解散しようとするが……。
郷愁と馬鹿馬鹿しさと夢を追い続けるかどうか葛藤する三十路の青春と。
チョビさんの歌声が過去と今をつなぎ、電車役の楽隊が後悔と希望を奏でる。
観終わって何日か経っても、買ってきたリハーサル音源集を聴きつつ、あの場面やこの場面を思い返す。
劇団の代表作と呼ばれているのが納得できる渾身の舞台だった。
『無休電車』
先に観た『電車は血で走る』と同様、彼らの自叙伝的な意味もある物語を、音楽とノスタルジーと夢を追い続ける意志で綴った熱い舞台。
亡き友も去っていった仲間も、現実の困難やしがらみも、すべて抱えたまま、彼らは東京を目指す。
電車は走り続ける。
彼らもまた休むことなく進み続ける。迷ったり怒ったり、泣いたりしながら。
観に行った日は東京公演の千秋楽であった。
エンディングを迎え、鳴り止まない拍手に三たび登場したキャスト陣にスタンディングオベーション。振り向いたら会場中が立ち上がってた。
舞台上のキャストの想いと客席の想いが重なる。いい公演だった、としみじみ思った。

郵便屋さんちょっと2017 P.S. I Love You
劇団扉座
紀伊國屋ホール(東京都)
2017/06/21 (水) ~ 2017/06/25 (日)公演終了
満足度★★★★
当日パンフレットに掲載された幻冬社 社長 見城徹さんの文章の中に、「つかこうへいへの強烈なオマージュであると同時に、タイトルと設定だけを借りた横内謙介の独壇場」というフレーズがあった。この芝居について、これ以上的確な形容はないかもしれない。
タイトルになっている『郵便屋さんちょっと』という戯曲を、初演を観た後に近くの図書館で借りて読んだ。なるほどモチーフとして描かれている部分はあるけれど扉座版のキャラクターもストーリーもほぼオリジナルだった。ただし、その短編が収録されていた戯曲集の他の作品からもいくつかモチーフを盛り込みつつ、つかこうへい氏の芝居のエッセンスをみっしりと詰め込んでいる。
時事ネタも下ネタも差別用語も社会批判もコンプレックスも自己顕示欲もオマージュもパロディも、すべてがつまるところそこに生身の人間がいる、ということに集約されていく。
クライマックスひとつ手前くらいの場面で、突然拍手が起こった。歌でもダンスでも見得でもない、ある人の長い台詞の終わりだった。
ああ、そういうことだよな、と思った。劇中で届けられるたくさんの手紙の代わりに、たくさんの言葉を客席で受け取ったのだ。
そして、つかこうへいさんのテイストやテンポや反骨精神やイロケなどを細やかに再現しつつ、これはまぎれもない扉座の芝居だった。
登場する方々それぞれの「ニン」に合う見せ場や台詞があって、特に私は今回ある場面で泣いた。中原三千代さんが、郵便局長の浮気相手となり子どもを産んだときの経緯が語られる場面だ。
つか芝居にこだわるでもなく、三千代さんらしい細やかさと強さの感じられる場面で、素直に言葉にできない大切な想いが、それでも娘に伝わるように語られる様子が胸に迫った。
劇団員をよく知る座長が書いて演出した舞台なればこそだ。キャストの活かし方だけでなく、つかさん調の長台詞の随所に扉座らしさが感じられた。
たくさんの花で埋もれそうなロビーには、扉座関連の舞台でお見かけした役者さんの姿も大勢見受けられた。着替えを終えたキャスト陣もロビーに姿を現して賑わう様子が祝祭めいて輝いていた。
評価とか理論とは流行とかそういうことは私にはわからない。ただ、こういう芝居が観たかったんだよ、と観終わって思った。

憫笑姫 -Binshouki-
壱劇屋
HEP HALL(大阪府)
2017/08/25 (金) ~ 2017/08/28 (月)公演終了

荒人神 -Arabitokami-【2018年6-7月wordless殺陣芝居シリーズで東名阪ツアー決定!】
壱劇屋
HEP HALL(大阪府)
2017/12/22 (金) ~ 2017/12/25 (月)公演終了
満足度★★★★★
泣くかもしれないとハンカチを握りしめての観劇でしたが、そのハンカチをまさか声を出さないようにする為に使うことになるとは!
それまでの各神楽の主人公が出てきた時の驚きと喜びとで叫びそうでした。
荒が闇を振り払うのではなく、受け入れる形で立ち上がる姿と、手を貸すのではなく、共にいることで荒を助ける白と元が印象的です。
ラストのその後のシーンは、作品の中で心踏音の2人が救われたことに涙が止まらなかったし、荒がにこにこと台上で見守る姿は、作演の竹村さんが自分の生み出した子どもたちを見守るようにも見えました。
5ヶ月の集大成といえる素晴らしい作品でした。

戰御史 -Ikusaonsi-
壱劇屋
HEP HALL(大阪府)
2017/11/24 (金) ~ 2017/11/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
他の神楽に比べて少し難解で、誰が誰で…と考え出したらわからなくなったので、途中から考えるのを放棄していましたが、殺陣がひたすらかっこよく、キャラがかっこいい!カーテンコールで戰レンジャーと呼ばれるキャラの皆さんが並んだ時のかっこよさ。
大熊さんの奇妙な動きは、そこだけ本当に時空が歪んでいるように見えて、ろうそく男との入れ替わりの異様な感じがぞくぞくしました。

心踏音 -Shintouon-
壱劇屋
HEP HALL(大阪府)
2017/10/27 (金) ~ 2017/10/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
お芝居でも殺陣のかっこよさでもストーリーでも、すべての面に置いて心を揺さぶられ鷲掴みにされました。観劇中はひたすら涙が止まらず、どの立場でも観ていても辛かったです。
カーテンコールで盲人とフミが並んで笑顔で出てきた時に2人が救われた気がしてまた泣けました。

賊義賊 -Zokugizoku-
壱劇屋
HEP HALL(大阪府)
2017/09/22 (金) ~ 2017/09/25 (月)公演終了
満足度★★★★★
拍子木の音で決めポーズをする紅が本当に魅力的で。ころころと表情が変わって、観ていて自然と笑みがこぼれました。
ルパン三世のような世界観でとにかく楽しかった!
五彩の神楽の中でダントツで元気をもらえる作品です。

新しい生活の提案
壱劇屋
HEP HALL(大阪府)
2017/05/26 (金) ~ 2017/05/31 (水)公演終了
満足度★★★★★
小学生の娘と観劇。
日常が少しずつ歪んでいく奇妙な感じがなんともぞわぞわする作品でした。
変化を求めても次第にそれが日常に変わり、また新たな変化を求め、歪んでいくことにも気づかない様は少しゾッとしました。
壱劇屋さんらしいパフォーマンスも盛りだくさんで、娘もお気に入りの作品です。

人恋歌~晶子と鉄幹
壱劇屋
吹田市文化会館 メイシアター・小ホール(大阪府)
2017/01/19 (木) ~ 2017/01/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
子どもを置いて恋に生きる晶子や鉄幹の行動は、正直子どものいる身としては理解できないのですが、この鉄幹だったら納得というほど魅力的でした。
壱劇屋さんはパフォーマンスの印象が強い劇団さんですが、芝居色の強いこの舞台もとても素晴らしいものでした。

みんなよるがこわい
劇団 贅沢貧乏
多摩ニュータウン デジタルハリウッド大学 八王子制作スタジオ(旧三本松小学校)(東京都)
2017/11/11 (土) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

白檻に触れて、
ヒノカサの虜
スタジオ空洞(東京都)
2017/12/07 (木) ~ 2017/12/10 (日)公演終了
満足度★★★
前半まではそれまでセンスも良く面白かったんだけど・・・。段々チープでくどくどしく感じてしまった。
座組みがとても良かっただけに残念。

残雪の轍(わだち)/キャンディポップベリージャム!
シベリア少女鉄道
サンシャイン劇場(東京都)
2017/12/07 (木) ~ 2017/12/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/12/10 (日)
途中に少しかったるく感じたのですが、その反動もあってか後半の映像化不可のどうかしてる展開に大爆笑でした。

『熱狂』『あの記憶の記録』
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2017/12/07 (木) ~ 2017/12/19 (火)公演終了
満足度★★★★★
『あの記憶の記録』鑑賞-
何故、これを今やるのかよく分からないまま観て、普通に良いものだったなと。
この劇団を知って、それ程観ていないが生真面目過ぎる嫌い・硬さを毎回感じてしまう。
もっと独創的なものが個人的には好み。