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かくしごと

かくしごと

AiRi演出・振付公演

Half Moon Hall(東京都)

2018/02/22 (木) ~ 2018/02/23 (金)公演終了

満足度★★★★

清々しく「嘘をつきません」という大人たちの様に、かくしごとはないと話す人々。
日頃は流行に乗って踊っちゃう?的な舞台しか目にして無いものにとっては
鮮烈で好奇心をくすぐるステージ。
卓越した身体表現としっかりした発声の言葉の積み重ねから、
人が何かを隠す行為は知られたくない事であるとともに
人は隠されると知りたくなる。
だからきっと「かくしごと」はないといってしまうのだろうな。
コンテンポラリーダンスという世界の門の前に立つ
大きなきっかけと勇気をくれる作品でした。
圧倒的な存在感を放った6人の表現に気持ちは熱くなったものの
この寒さの中、素足で観劇は少々ツライ。

このBARを教会だと思ってる(千秋楽満員御礼、終幕しました!ご感想お待ちしております)

このBARを教会だと思ってる(千秋楽満員御礼、終幕しました!ご感想お待ちしております)

MU

駅前劇場(東京都)

2018/02/21 (水) ~ 2018/02/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

面白かったです。
告解が宗教的には正解なのですね、懺悔の方が分かりやすいと思ったけど。

このBARを教会だと思ってる(千秋楽満員御礼、終幕しました!ご感想お待ちしております)

このBARを教会だと思ってる(千秋楽満員御礼、終幕しました!ご感想お待ちしております)

MU

駅前劇場(東京都)

2018/02/21 (水) ~ 2018/02/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

「現実と向き合えているか」
または「向き合おうとしているか」ということによって
見え方が変わるという内容だと解釈をした。

ネタバレBOX

「現実」と向き合い、地に足がついていて、それなりに心が満たされていれば、「逃避」はつかの間の「休息」でもあるはずなので、ギターで弾き語るマスターの奥さんと古垣さんのお姉さんが物語のなかで最も冷静で中立な立場であったという意味で、神的だったとおもう。

帰宅拒否組のおじさん4人衆も、マスターの奥さんや古垣さんのお姉さんと同じように、社会的に地に足が着いているいるけれども、日常的に「現実」と向き合いすぎて疲れていて。
「現実」に心が満たされていない。
だから、おじさんたちのやってることは「休息」ではなく「逃避」で、つかのまの「逃避」から、安らぎを得る。「逃避」があるから、現実と向き合おうとする意欲が生まれる。そういう、せめてもの「救い」があるから、帰宅拒否組のおじさんたちは「救われている」と感じた。

そして、おじさんたちの逃避先でもあるガールズバーの女の子たちの会話から、何度も繰り返される「現実じゃない方」というフレーズは、その中のひとりの女の子がポロっと漏らす「現実キツい」って本音の裏返しで。「現実はキツい」けど「逃避」しながら、現実をがんばってるから、本音を漏らした子を皆が後ろからハグして救済する場面が美しかった。
同じく、ガールズバーのパシり役のみかんちゃんと岡山崎さんの恋模様も可愛かった。
観劇する前夜に『youtuber の saecomが渋谷ハロウィンではしゃいでると親戚のおじさんと未知との遭遇』をyoutubeで見ていたので、saecomのおじさんはsaecomと会ったあの後、さざなみのバイトに行っていて、しかも上の階のガールズバーで働く、暗くてロキノン系のメイドちゃんと付合っていたのか!というミスリードが出来て、妙に納得した。
岡山崎さんの仕事できない加減をディスりながらも受け入れてるみかんちゃんのあのふたりの掛け合いも、血が通ってて好きだったな。

それから、「現実」から「逃避」したままで「救い」があるのかという観点から、何でも屋の草谷は、序盤から終盤まで常に気になる人だった。草谷は自らの欲求に従って動いていたが、その言動は最後まで「現実」を「逃避」をしていたことから救われないのは正しかったとおもう。
また、フルーティーの篤子ママも、草谷に捨てられた「現実」を受け入れられなかったことから、救いはなく。帰宅拒否組のおじさん4人衆に可愛がってもらった小動物系の川崎さんも、
『誰をも好きにはなれないのに誰かが自分を本当に好きでいるのか知りたい』
という人の気持ちを試すようなことをしたことから、救いがないのは合点がいった。

異色だったのは、古垣さんの妹と恋人のKくんとの仲を引き裂こうとした浮気相手の女性。
モノローグの中で、彼女は罪を告白(告解)し、祈りを捧げる。その祈りは、願いでもある。
願いは、現実的ではないかもしれないという意味で、ある種の「逃避」行為でもあるとも考えられるとすると、「赦し」は得ても、罪の「事実」は消えないという、矛盾を孕む。しかし、現実的には祈りつづけるという方法しかない。だから彼女だけは、彼女のなかの神さまだけにしか心の拠り所がないように思われた。

また、「現実」と「逃避」がトートロジー的であると仮定すると、
『このバーがお客さまの心に寄り添うさざなみのようであって欲しい』というマスターの心の拠り所であるバーは「逃避」であって「現実」でもあることから、実はマスターが一番救いがなくて、虚無的なんじゃないかという疑惑が残った。

ラストでの、古垣姉妹の掛け合いは、「現実」から「逃避」しようとした妹が、現実と向き合うことを選択したことに対する、姉のレスポンスであったと解釈をした。
その先に待ち受けるものが、希望であるのか絶望であるのかはわからないけれど。
そういう不確実性のなかに現実的に私たちも生きているから、それもあり得る選択だと思った。

ちなみに自分は、この話を、古垣さんのお姉さん目線で観ていた。
だから、妹がボロボロになっていく姿を見て哀しくなったし、自分を大切にしない妹に対して叱りたくもなった。あと、ビジュアル的に古垣さんのお姉さんが、ニンフォマニアックのシャルロット・ゲンズブールみたいで格好良かったし、古市みみさんの言葉のひとつひとつに重みがあって惹きこまれた。
まるで、自分の方にまでちゃんと生きなさいって背中を押してくれてるような。
そんな気がしていた。

※Kくんについての補足(2018/2/28)
Kくんは失踪してしまっているため、物語の会話のなかにしか登場しない、
観客の想像に委ねられたキャラクターだった。
ミステリアスな「Kくん」は、梶井基次郎の「Kの昇天―(或はKの溺死)」のKくんに似ているなと思った。
あのKくんも、このKくんも、この世界にはもういないかもしれないとしたら・・・?
そしてそれを引き寄せた原因が誰かのどこかにあるのだとしたら。
「罪」の意味が変質するのではないか、
扉を開けて入ってくのはKくんではないかもしれない、と思った。
だから、ラストのその先にあるのは「希望であるのか絶望であるのかわからない」とした。

マダム

マダム

THE ROB CARLTON

赤坂RED/THEATER(東京都)

2018/02/23 (金) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

大阪の劇団の初東京公演ということで観に行きました。

ネタバレBOX

全体的に演技が苦手でした。終盤、マダムの旧友が再来して「わかってるのに笑える流れ」になってからは面白かったです。
真実

真実

文学座

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2018/02/24 (土) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

渋谷はるかさん目当てでシャンパーニュチームを観にいき、やはり渋谷はるかさんの演技が良かった、という感想。上演時間は約1時間45分、休憩なし。

ネタバレBOX

2つの空間に区切られた回り舞台で、場面転換時に2週回るのは不要だと思った。場面ごとのタイトル文字が壁に映写されるのも特に必要とは思わなかった。
 ドクトル・ジバゴ

ドクトル・ジバゴ

宝塚歌劇団

赤坂ACTシアター(東京都)

2018/02/20 (火) ~ 2018/02/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

あの曲をだぶらせながら観ました。

ネタバレBOX

ロシア革命に翻弄されたユーリ・ジバゴ、トーニャ、ラーラ、パーシャ(後にストレリニコフ)を描いた話。

ダイジェスト版的ではありながらも、あの長かった映画をよく2時間強にまとめたなと思いましたが、今調べたら映画は194分だったことが分かり、若い頃はやたら長いと感じた記憶も意外とそうではなかったことが判明しました。

扉を開けると更に雪で覆われていたという驚きの貨車のシーン、市街電車の中からラーラを見付けて追い掛けて心臓発作で死ぬシーンなど、本公演では雪で覆われていなくて、本公演では街の中で見かけただけでしたが、思い出しました。

場面場面で、あのララのテーマ、そしてその編曲的な曲が流れていたらもっと感動しただろうと思いました。

千秋楽的なカーテンコールも素敵でした。
ミラクル祭’18

ミラクル祭’18

新宿シアター・ミラクル

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/02/23 (金) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

鑑賞日2018/02/26 (月) 20:00

価格2,500円

Cチーム「透明人間、消える」「銀河旋律」観劇。
色々な作風の作品を観られるのは良い機会である。

ネタバレBOX

観劇する時は、いつも前提知識無しで臨むのですが、「銀河旋律」はキャラメルボックスぽい話だなと思ったら、ほんとにキャラメルボックスでした
殺しの神戯

殺しの神戯

虚飾集団廻天百眼

ザムザ阿佐谷(東京都)

2018/02/25 (日) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

今回はグロよりエロ、上質のアングラだ。

「みんなの捨てる家。」

「みんなの捨てる家。」

アナログスイッチ

シアター711(東京都)

2018/02/15 (木) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/02/19 (月) 19:30

座席1階C列

アナログスイッチ『みんなの捨てる家。』シアター711

前作に続き今作も地方出身者には色々と刺さるテーマでした。
地方に実家がある人にとってはいつかは必ず直面する問題で、
他人事とは思えない話に身につまされるものがありました。
改めて考えるきっかけにもなりました。観に行って良かったです。

冒頭のタイトルコールのシーンなど、洗練された演出も良かった。

ネタバレBOX

兄弟間での衝突もあったけど相続をめぐってドロドロした展開が!みたいなことはなかったので
そこまで重苦しい感じは無かったです。
付喪神の存在がユニーク。シリアスな問題を上手くオブラートに包んだ感がありました。

結局実家は誰も継がずに手放す。付喪神の3人は弟の家へ。
妹は家とともに消える運命?
疫病神

疫病神

ピヨピヨレボリューション

北とぴあ つつじホール(東京都)

2018/02/21 (水) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/02/22 (木) 19:00

座席F列16番

ピヨレボ史上最長上演時間(従来比1.5倍くらい?)の意欲作にして挑戦作。
16年12月の「ちょべりばペット」もダークだったがあちらが「対外的なダーク」だったのに対して「内的なダーク」と言おうか心療内科系でむしろヘヴィー。
そんな題材ながら、持ち前のファンタジー的な要素、それに得意の歌とダンスが和らげる感じ? 「こういうものでも題材にできるんだ」と驚くことしきり。
そんなこんなで「明るく楽しいだけがピヨレボじゃないぞ」宣言と受け取る。今後はどんなモノを題材とするのか楽しみが広がる。

Sing a Song

Sing a Song

トム・プロジェクト

本多劇場(東京都)

2018/02/07 (水) ~ 2018/02/16 (金)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/02/14 (水)

淡谷のり子さんをモデルに、戦時中いっさい軍歌を歌わず、もんぺもはかず、無給で軍隊慰問をした女性歌手の物語でした。



背筋をすっと伸ばした戸田恵子さん演じる三上あい子のきりりとした美しさ、歌にこめた想いは胸を熱くし、涙が出ます。

そして、彼女が思いをこめて歌うその姿の前に、死を覚悟した若い特攻隊員たちが見えました。

「子どもは国の未来なのに、その未来を死に追いやるなんて・・。」



憲兵の葛西有道の高橋洋介さんが、あの時代の持つ非情さ、妄信さがもたらす頑なさを見事に演じられました。慇懃無礼な態度が、ホント憎たらしい!(高橋さんの大ファンで、彼目当ての観劇だったのですがWWW)威圧的な彼に負けない強さを持っていたあい子(淡谷さん)、凄いです。

高橋さんのイライラをぐっとこらえ目が光ってるのが、とっても怖かったです。



葛西の部下の中村正男を演じた岡本篤さん、命令に忠実で国のためにと一心に思っている、とても実直な様子に当時の多くの人たちが彼みたいだったんだろうな・・と、思いました。

情報を制限され、統制され、操作されたら、こういう風になるんだろうなと、だけどあい子に触れるうちにだんだんと音楽好きだった昔がよみがえってくるのが、切なく、温かく感じました。



高橋さんと岡本さんの対照的な二人の人物が、あい子の存在を際立たせ、あの時代の葛藤を見せてくれた気がします。



あい子を支えたマネージャー(大和田獏さん)、あい子を信頼してついてきたピアニスト(藤澤志帆さん)の存在も忘れてはいけません。彼らがいなかったら、あい子は自分の信念を貫くことは出来なかったでしょう。



そして、前線に部下を送る軍人の長内清美(鳥山昌克さん)の壮絶なる覚悟・・・・きっとこういう方も居たのでしょう。

侍みたいな人でした。



外国の歌は歌ってはならない、別れや哀愁ただよう歌は国民を弱くするから歌ってはならない・・・・嬉しい時に歌を口ずさむ、悲しい時に歌に癒される、元気が無い時に歌に元気を貰う・・音楽は人間の友であり、心の栄養です。それさえも制限されてしまう世界、音楽が洗脳に使われる世界、そんな世界だった時代があったと言うことが信じられないくらいに、色々な音楽があふれた現代に生まれた幸せを感じました。



ただ、現在もマスコミによる情報操作、印象操作があたりはばかることなく行われていて、こんなに情報量が多いはずなのに真実が見えなくなっていることが多いです。

マスコミは、まだあの時代から変わっていないように思います。

流されない自分でいたいと、強く思いました。



素晴らしい舞台をありがとうございました。

スペシャルな恋もベタにオンリー

スペシャルな恋もベタにオンリー

爆走おとな小学生

コフレリオ 新宿シアター(東京都)

2018/02/20 (火) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/02/21 (水) 19:00

座席1階B列

爆走おとな小学生『スペシャルな恋もベタにオンリー』コフレリオ新宿シアター

スープ専門店を舞台にしたボーイミーツガールもの…
なんだけど、ハチャメチャなネタが次から次にぶっこまれてきてなんかもう終始圧倒されっぱなしでした。
すごかった!
劇中劇?の絵面がシュールすぎて頭から離れない(笑)

ネタバレBOX

・芸能関係者の段原イジリが面白かった。
・清美のあざとい小悪魔系キャラがとてもかわいかった。
 その後の本当の目的を告白するシーンのギャップも◎
・桃乃のたどたどしい台詞回しがツボ。
 小学生役に全然違和感が無かった。凄い!

最近のアニメのネタはあまり付いていけなかった(^^;)
でも客入れ時の選曲はアラサー~アラフォー世代直撃な気がする(笑)
卒業式、実行

卒業式、実行

アガリスクエンターテイメント

サンモールスタジオ(東京都)

2018/02/17 (土) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★

115分。

ネタバレBOX

県教育委員会からの指示で国歌国旗を卒業式でやりたい校長サイドと生徒が決めた式を遂行したい自主自立な生徒会長やOBや保護者らの対立と、そのハザマの卒実らのドタバタディスカッションコメディー。
国歌を歌うのか国旗を掲揚するのか決められないまま式がスタート、生徒が決めた美術部の絵も白紙とわかるが、強硬に国歌を阻止する生徒会らだったが、卒実委員長の榎並のアイデアで、甲田の卒業生挨拶の中で国歌斉唱を執り行うよう奮闘する…。

笑った。強引さも含めていいコメディしてた。
OB斎藤コータはやはり上手い。外さない。中田に変わっちゃったんですかと詰め寄り、お前は変われと打ち返されるトコも最高。狂犬だった鹿島ゆきことのやりとりも面白かった。プロ意識の高い吹奏楽部の浅越もまた、わかりやすいキャラで笑いを巻き起こしてた。式次第を書いては引き裂かれてた持田(前田友里子)もウケた。書き直すのがヤだから行ったものを書くという「議事録」ネタは大いに笑った。
彼らが笑いを起こしつつ、メインの榎並や津和野らと校長(藤田慶介)や卒実顧問の矢吹ジャンプらが、喧々諤々と決着のつかない戦いをしていく中で、美術教師の中田顕史郎が、「考えよう」と思考を促すというスタイルが、ちょっとした様式美のようだった。
中田が問いかけたように、その先や周りへの影響を考えるという過程は「大人」には必要だよなと。まあ、県に言われたからやりますという理屈もベストでもないけど、「自主自立」にこだわるのはなんのためにというトコがピンと来なくて共感しにくいかな。自主自立の裏に責任というものが見え隠れすればフェアになると思ったけど。と思わせるくらい、愛校心に溢れ突き進む熊谷はいい演技してたと思う。
ブロードウェイと銃弾

ブロードウェイと銃弾

東宝/ワタナベエンターテインメント

日生劇場(東京都)

2018/02/07 (水) ~ 2018/02/28 (水)公演終了

満足度★★★★

今月の新作のミュージカル二本が1920年代もの。その一本の「マタハリ」はフォーラムでやりながら、ここでは上演すら無視されている。見てみるとなるほど無視されるのも当然の舞台だったが、もう一本の「ブロードウエイと銃弾」はよく出来ていて楽しい。
華やかな表舞台と、銃弾が支配するギャングの裏社会が、表裏一体だった一九二〇代のブロードウエイ。地方出身の純朴な演劇青年(浦井健次)が脚本家を目指してこの町にやってくる。映画からスピンアウトの「ブロードウエイと銃弾」は、ここで初めて脚本採用となった青年この街の風習に振り回される喜劇だ。
まずは興業の金主のギャングからはお気に入りのトンデモ女優(平野綾・快演)を作中に入れることを要求され、ベテランの主演女優(前田美波里)からも次々に注文が出される。進退窮まった脚本家に、なんと、若い女優についてきたギャングのボディガード(城田優) が作劇上のアイディアを出してくれる。純情青年の劇作家と殺人も平気なギャングが二人三脚で舞台をヒットに導こうと頭をひねる。この意外な設定が旨い。ミュージカルなのだが、音楽はオリジナル作曲ではなく二十年代の曲の編曲である。これも効果を上げて一幕の終盤、タップに歌を織り交ぜてローカル試演の成功で盛り上がる。ブロードウエイのオリジナル振り付けを使っているそうで、きれいでシャレた装置の舞台に躍動感がある。
俳優陣も脇役までそれぞれの個性が際立ってバランスがいい。
だが、こんなあやふやな座組みの芝居がうまくいくわけはない。二幕はその崩壊が描かれるが、そのなかでは,芝居つくりの機微にも触れるところがあって面白い。
映画が原作だが、再演が待たれる異色のになった。

プリンセス・オブ・マリーナ

プリンセス・オブ・マリーナ

地球戦士ゼロス

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2018/02/22 (木) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/02/25 (日) 11:00

地球戦士ゼロス、大阪日本橋「安全安心まちづくりPR大使」との事で、その舞台だった。ヒーローものは特に興味が無かったが、素顔での演者さんは迫力満点で有った。刑事部長の「かけるさん」が刑事に成りきられていた、これは嬉しかった。パンフレットを拝見すると男優さんの目力が素晴らしいし男前だなと思う。SERINAさんの演じられた「ソフィア」美しい大人の色気が感じられる女優さんでした。Cheeky☆Queensの三原悠里さんのお転婆ブリが可愛かった、色んな女性を演じられた三原悠里さんが拝見できて満足です。「ゼロス」の腕から流れ落ちていく汗に感動しました。有難う御座いました。

卒業式、実行

卒業式、実行

アガリスクエンターテイメント

サンモールスタジオ(東京都)

2018/02/17 (土) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/02/25 (日) 13:00

座席1階2列

Aga-risk Entertainment『卒業式、実行』サンモールスタジオ

面白かった!
安定感が抜群ですね。過去作からきちんとブラッシュアップされていて非常に完成度が高かったです。
作品自体の面白さもさることながら、
その面白さを支える長セリフ、早セリフの数々をテンポよく噛まずに進める演技にはただただ圧倒されました。
式次第の清書、絵、ブラスバンド部の演奏など臨場感がある演出の数々も良かった。

ネタバレBOX

「校歌斉唱」「・・・はこのあとすぐ」
がめっちゃツボでした(笑)
このBARを教会だと思ってる(千秋楽満員御礼、終幕しました!ご感想お待ちしております)

このBARを教会だと思ってる(千秋楽満員御礼、終幕しました!ご感想お待ちしております)

MU

駅前劇場(東京都)

2018/02/21 (水) ~ 2018/02/26 (月)公演終了

満足度★★★

ひとつの主題を貫く連作短編。バー「漣(さざなみ)」に集う人たちの告解だったり逃避だったり。確かにバーって内緒話が良く似合う。
笑いながらも痛みが我が身に跳ね返ってくるのはいつものことだけど、
わたしの現実逃避は劇場通いかもしれない、と思ったり。

ネタバレBOX

・客席に向かって横並び一列は、もはやMUの専売特許ですね。
・ユリカの婚約者のケイ君は、きっと合唱サークル繋がりで、あの友達(志賀聖子さん 当パンに役名が載ってなかったので)から紹介されたに違いない。彼女も初めからケイ君が好きだったのに獲られたのかな・・・とか妄想が広がる。
・帰宅拒否症の彼等がミカちゃんを取り合う様子は、『CANDY CITY』の病院の先生を取り合う女達の裏返しに観えた。

雨を忘れる

雨を忘れる

RAINproduce

アトリエファンファーレ高円寺(東京都)

2018/02/21 (水) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★

予想の何倍も素敵な作品で楽しめました。
上演時間は少し短めで、スッキリと無駄無く仕上げていました。

《ふとテレビから流れてきたニュースの中で昔好きだった人が死んだ。
数日後、日常に生き続けていた僕は何者かに殺された。》

主演のお2人の出会いが描かれてて、そこから過ごした時間も描かれる…
「タイムリープ」をキーにして、時間が何度か行き来して少しずつ違った未来になっていく。

テーマとしては舞台の題材に良く取り上げられる類の作品でしたが、多くの工夫を感じました。
未来は枝分かれして、それぞれが独立して、結局多くの変わらなかった未来も存在し続けている…
そして、最後に主人公が下した決断も、納得感がありとても切ないものでした。
その決断に至る心情の動きもとても自然なものだったと思います。

ヒロインの山本真夢さんの関西弁も努力されていた様に感じましたし、
この作品のヒロインに相応しい可愛らしさがあり、最後の主人公の選択の辛さを際立たせていた様に思います。
非常に好きな作品でした。

23区女子-Survive-

23区女子-Survive-

Office54

座・高円寺2(東京都)

2018/02/21 (水) ~ 2018/02/26 (月)公演終了

満足度★★★★

東京23区を擬人化。北区と練馬区と板橋区が影薄かったなあ。荒川区がインパクト大。

ミラクル祭’18

ミラクル祭’18

新宿シアター・ミラクル

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/02/23 (金) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/02/24 (土) 13:00

Bチームを観劇しました(2作品)
「お父さんをください」は、ストーリーは勿論、役者さん達の熱演、台詞の間・・とにかく面白過ぎました!
「モルフェウスの使役法」は、不思議な感じで、分かり難いと言えば分かり難いのですが、それが狙いなのかな?という気もしました。役者さん達の演技や良かったです。
違ったタイプの2作品を観る事が出来て、良い企画だと感じました。

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