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卒業式、実行
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公演情報
Aga-risk Entertainment「
卒業式、実行
」の観てきた!クチコミとコメント
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unicorn(1870)
満足度
★★★★
115分。
ネタバレBOX
県教育委員会からの指示で国歌国旗を卒業式でやりたい校長サイドと生徒が決めた式を遂行したい自主自立な生徒会長やOBや保護者らの対立と、そのハザマの卒実らのドタバタディスカッションコメディー。
国歌を歌うのか国旗を掲揚するのか決められないまま式がスタート、生徒が決めた美術部の絵も白紙とわかるが、強硬に国歌を阻止する生徒会らだったが、卒実委員長の榎並のアイデアで、甲田の卒業生挨拶の中で国歌斉唱を執り行うよう奮闘する…。
笑った。強引さも含めていいコメディしてた。
OB斎藤コータはやはり上手い。外さない。中田に変わっちゃったんですかと詰め寄り、お前は変われと打ち返されるトコも最高。狂犬だった鹿島ゆきことのやりとりも面白かった。プロ意識の高い吹奏楽部の浅越もまた、わかりやすいキャラで笑いを巻き起こしてた。式次第を書いては引き裂かれてた持田(前田友里子)もウケた。書き直すのがヤだから行ったものを書くという「議事録」ネタは大いに笑った。
彼らが笑いを起こしつつ、メインの榎並や津和野らと校長(藤田慶介)や卒実顧問の矢吹ジャンプらが、喧々諤々と決着のつかない戦いをしていく中で、美術教師の中田顕史郎が、「考えよう」と思考を促すというスタイルが、ちょっとした様式美のようだった。
中田が問いかけたように、その先や周りへの影響を考えるという過程は「大人」には必要だよなと。まあ、県に言われたからやりますという理屈もベストでもないけど、「自主自立」にこだわるのはなんのためにというトコがピンと来なくて共感しにくいかな。自主自立の裏に責任というものが見え隠れすればフェアになると思ったけど。と思わせるくらい、愛校心に溢れ突き進む熊谷はいい演技してたと思う。
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2018/02/26 23:05
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