
ワトソンとスィートホームズ/皆目見当がつかない
かーんず企画
シアター711(東京都)
2025/05/02 (金) ~ 2025/05/06 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/05/06 (火) 16:00
かーんず企画第13回GW特別公演【ワトソンとスィートホームズ】と【皆目見当がつかない】の2作品を交互に上演している中で、前者の作品の千秋楽公演を観劇した。
CoRichのあらすじを読んだ感じだと、公園の片隅でゆるく暮らすホームレスの人々の生活を描く……だったはずが、新しい公園で暮らしたい人の登場で、やがて人間が向かうべき方向が露わになっていくという、タイトル除いたら、探偵小説『シャーロック・ホームズ』に出てくるワトソンもホームズも出てこないように一見えるが、『シャーロック・ホームズ』の亜流の話で、更に色々な要素を混ぜつつも、ワトソンとホームズが群像劇的な中で、さり気なく出てくるような劇かと思って、期待して観に行った。良い意味で裏切られた。
そもそもワトソンらしき人やホームズらしき人すら出て来ない。強いて言えば、シャーロック・ホームズ帽をホームレスの中の中心的な人物が途中で被って出てくるぐらいで、別にそれが劇の伏線回収になる訳でもなく、劇自体ミステリーの要素はからっきし無かった。但し、最後まで予想出来ない展開で、絶対的と思われた価値観や存在意義が変わってしまう不条理喜劇で、大いに笑えて、面白かった。
実際のホームレスになる人の大半は、ホームレスという何者にも縛られなくて、自由で、社会規範とも比較的無縁な路上生活に憧れてとか、人類の原点に帰ってというような考え方、在り方でと言うよりも、生活苦からそうなっていることが多く、好きでホームレスやっている人の割合は、特にこの日本においては顕著だと思う。
なので、劇中でホームレスの人たちが、不穏な現代社会で息苦しく、心も狭く、現状に満足せず、仕事も好きになれず、一人で塞ぎ込み、孤立感が高まり、想像力も思いやりもない人たちと対比して、どこか現代社会の病理の対極にある理想的な社会という風に描いているのは、普段街中でよく路上生活者を見かけて、身近なだけに、都合よく描き過ぎていないかという違和感は、少なからず感じた。
但し、その違和感以上に、途中で約1名除いたホームレスの人たちはホームレスになりきり、演じ切っていた、ということが劇の後半になって分かってくる。でも、例え最初の間口が不順な動機でも、途中からは本当のホームレスの生活が気に入り、いつの間にかコミュニティーに溶け込み、本当のホームレスのようになっていく人々の心の変遷、成長が丁寧に描かれていて良かった。
劇の終わりの方でただの普通のコーヒーを飲んでいただけな筈なのに、変な動きを始めたから、最初はゾンビになる展開かと思ったら違った。何と、予想外にも、新しく入った新入りを歓迎するホームレスたちによる路上飲み会で盛り上がってきたタイミングで、次々に類人猿になっていくという不条理で、不気味で、どこか不安だが、ユニークで突飛な終わり方になっていく。
そのホームレスたちや支援者弥生の心が綺麗に見えるが、実はホームレスが出してくれたコーヒーを飲むと見せかけて、こっそり隠して置いたり、自分がせっかく作ってきた手料理よりも、ホームレスの人たちが自分たちでゴミ箱漁って持ってきた食べ物で盛り上がっているのを見て、機嫌を損ねたりとどこか偽善者じみた令嬢までもが次々に類人猿になっていく様子に、その動き方の可笑しさに、今までと打って変わった不条理さに、馬鹿馬鹿し過ぎて大いに笑えたが、その後、類人猿への急な様変わりがある意味現代社会の人々の孤独や闇を炙り出している気がして、急にスーと背筋が凍り付くほどの恐怖を覚えた。

花いちもんめ
劇団川口圭子
OFF・OFFシアター(東京都)
2025/05/08 (木) ~ 2025/05/12 (月)公演終了

花いちもんめ
劇団川口圭子
OFF・OFFシアター(東京都)
2025/05/08 (木) ~ 2025/05/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
『大地の子』の母娘版だったのですね。中国残留孤児ではいろんな人の思惑が絡んでいるのでオールキャスト版も見てみたかったな…とも舞台を観て感じました。あと、今回の舞台を観て『大地の子』の1人芝居も観てみたい…とも思いました。どの人物の視点で脚本書くかにより舞台かなり違ったものになるだろうな…と思いました。

Two Be or Not Two Be
祭文庫
小劇場 楽園(東京都)
2025/05/04 (日) ~ 2025/05/06 (火)公演終了

家族病3篇
Oi-SCALE
サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)
2025/04/21 (月) ~ 2025/04/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/04/24 (木) 16:30
「顔のない家族」
勤務先の近くで一人暮らしをしている女性が特に行事のためとかではなく連絡もせずに訪れた実家で体験する不可解な事態。
その状況から某有名/人気推理劇(?)を想起したが、こちらはそれが複数だしそもそもそれで描く主題が異なる。
そして途中に「これは原因に関するヒントでは?」な台詞があったり終盤で真相を匂わせる場面があったりするが明確に真相を示さずに終わるもどかしさよ!(笑)
それにしても観客に主人公と同じ不安さを味わわせる語り口の巧みさたるや!

二都物語
東宝
明治座(東京都)
2025/05/07 (水) ~ 2025/05/31 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初日、観劇しました。素晴らしかったです。
ドラマチックなストーリー、圧巻の歌声に目が釘付けでした。
観劇前、内容や登場人物を把握していたので話に付いていけましたが、把握していないと少し難しいかも・・隣の女性2人は、難しくて分からないと話していました(幕間に)
演者の皆の歌声は本当に素晴らしく、やはり主演の井上芳雄さんの声は唯一無二に感じました。
帰る際、ずっと美声が頭を離れませんでした。素敵な舞台でした!

いつかの日の
こわっぱちゃん家
アトリエファンファーレ東新宿(東京都)
2025/05/01 (木) ~ 2025/05/05 (月)公演終了

Two Be or Not Two Be
祭文庫
小劇場 楽園(東京都)
2025/05/04 (日) ~ 2025/05/06 (火)公演終了

明日、泣けない女/昨日、甘えた男
株式会社テッコウショ
シアターサンモール(東京都)
2025/05/03 (土) ~ 2025/05/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かったです。田舎特有なんでしょうか。あんなに「性」にある意味おおらかでいいんでしょうかと思いながら見ていました。そしていろんな問題が山積したまま・・・(以下ネタバレ)
スタッフさんの対応がとても良かったので★一つ追加します。観てきた!はあくまで芝居に対しての評価でというご意見もあるようですが、やはりお芝居に没頭できるための配慮があると
ありがたいものですから。

お歌とお芝居 「髑髏沼の女」
たすいち
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2025/04/30 (水) ~ 2025/05/04 (日)公演終了

「蜘蛛の糸」
Music Play Live
高津市民館ホール(神奈川県)
2025/05/06 (火) ~ 2025/05/06 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
前半が音楽で 後半が生演奏朗読劇でした
小品な感じでしたが衣装なども綺麗で
心に残る舞台芸術となっておりました♪
約90分で休憩15分

ワトソンとスィートホームズ/皆目見当がつかない
かーんず企画
シアター711(東京都)
2025/05/02 (金) ~ 2025/05/06 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
「皆目見当がつかない」を観劇
会社の女子会ピクニックで
料理持ち込み酒類現地調達にて
良い場所取っての話が
闖入者が来てーのと
先の読めない展開する65分の作品

ワトソンとスィートホームズ/皆目見当がつかない
かーんず企画
シアター711(東京都)
2025/05/02 (金) ~ 2025/05/06 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ワトソンとスィートホームズ観劇
説明通りに
ホームレスの生活を描いた話で
新入りさんが入ってきて
いろいろと変わってくるトコが
何とも楽しい作品でした
約70分の話

明日、泣けない女/昨日、甘えた男
株式会社テッコウショ
シアターサンモール(東京都)
2025/05/03 (土) ~ 2025/05/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
北海道の漁港町、憶測に噂話、田舎のイヤ~な感じがしても実際に性格の悪い人なんて一人もいないという
好感すら持てる人達をもってしても「性欲」が絡んでくると、こんな流れになってしまうのかという説得力に思わず唸ってしまいます
深刻と可笑し味、主人公女性の個性的な「性」について斬り込むと、必然的に男の「性」も浮き彫りになって、捉え方が決定的に違っているのが明白でとても興味深く
女性同志であっても受け取り方や関係性が全く変わってくるので更に興味深い
あやふやで魅力的な主人公女性
垣間見える「孤独」や「承認欲求」から抜け出すには確かな愛が必要ではないかと思うものの、実際やっている事で増々そこから遠ざかる羽目になるという ジレンマ
自分自身がどう見えているのか、間違ったものに救いを求めていないか、いくら言葉を尽くしたとしてもなかなか一筋縄ではいかなさそう
彼女を取り巻く家族や町民、町にやってきた人たちとの関係性がとにかく巧みに描かれグイグイ引き込まれます
心情の微妙な動きや移り変わりが自然に感じ取れる一級品の人間ドラマでした

なべげん太宰まつり『逃げろセリヌンティウス』
渡辺源四郎商店
ザ・スズナリ(東京都)
2025/05/03 (土) ~ 2025/05/06 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/05/06 (火) 13:00
”教科書的出来過ぎキャラ”オンパレードの原作よりもはるかに人間臭い作品だった。
畑澤氏の前説で青森県と太宰治の強い絆(?)や「走れメロス」の元ネタの話などが
語られ、とても興味深かった。いやー今さら、そうだったのか青森県と太宰治!

セクシードライバー
毛皮族
北千住BUoY(東京都)
2022/11/30 (水) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

明日、泣けない女/昨日、甘えた男
株式会社テッコウショ
シアターサンモール(東京都)
2025/05/03 (土) ~ 2025/05/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
東京マハロでの初演(未見)のときは、女性のセックス依存症がテーマと謳っていたそうなのだが、今回は何だか妙にとっ散らかった印象の舞台。現実なんてそんなキレイに回収できるもんじゃないんだよと言わんばかりに、登場人物の想いも舞台の盆も回り続ける。

リプリー、あいにくの宇宙ね
ニッポン放送
本多劇場(東京都)
2025/05/04 (日) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
作品全体に漂う“ヨーロッパ企画らしさ”は健在で、
その独特の世界観やテンポ感が舞台全体を心地よく包んでいました。
良い意味で期待を裏切らない、ファンにはたまらないテイストだと思います。
特に、小道具やセットを巧みに活かしたユーモアの数々は見事で、
視覚的な楽しさと意外性が絶妙に組み合わさっていて、
思わず笑ってしまう場面が何度もありました。
そして何より印象的だったのは、伊藤万理華さんのダンス。
舞台の中で一際輝きを放っていて、
彼女の身体表現の美しさと存在感が物語に深みを与えていたように感じます。
彼女の登場するシーンは、まさに目が離せませんでした。

あるアルル
やみ・あがりシアター
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2025/04/30 (水) ~ 2025/05/06 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
最初は楽しい雰囲気の舞台を想像していたので、
意外にも少し不気味な始まり方に驚きました。
そのギャップが逆に印象的で、物語に引き込まれるきっかけになった気がします。
「あるある仙人」の世界観はユニークで、
最初は戸惑いつつも、次第にその不思議な空気感に引き込まれていきました。
「アルル」がフランスの地名だという話も面白かったのですが、
もう少しわかりやすいネタだとさらに楽しめたかもしれません。
全体としてはテンポも良く、笑えるシーンもたくさんあって、
最後にはとても良い気分で劇場を後にすることができました。

あるアルル
やみ・あがりシアター
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2025/04/30 (水) ~ 2025/05/06 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2025/05/06 (火) 12:30
やみ・あがりシアターは4作目、全部違った趣きの作品で、共通するのは速射砲的な繋がりの展開、交差する物語達とでも言うところかな。
面白かった。が、ただ、「あるある」を宣託し続けるあるある仙人が2時間、あるあるを告げ続け、それを取り巻く4つか5つのグループが交錯し続けると言う展開で、舞台に散らばるあるあるが書き込まれた付箋、黄色い付箋が、あるあるが溢れ、間延びしていた。
面白かったとしたが、単調さをカバーし続けたのがこの16人の俳優達の素晴らしさ、魅力だった。初めて拝見した加瀬澤拓未さんが良き味を出しておられるなと、また楽しみな方が増えた。