
エレキ鰻は泣いている?【東京公演】
雨の一座
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2018/04/05 (木) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/04/06 (木) 19:30
価格2,700円
一言で表現すれば「羊の皮を被った狼」、表面上は一見ポップでファンシーなのに冒頭をはじめいくつかの台詞が懐かしき昭和のアングラ調だし、それどころか底流にダークあるいは不穏なナニカがあるし……でもそれが何故かは非常にワカり易い。そんなアンビバレンツが愉しい♪
また、ところどころ早口なのにさほどストレスにならないのはちゃんと間は取っている(しかも大事な台詞はノーマルスピードに落とす)からだろう、芝居の会話の「間」の大切さを改めて認識した。

月刊彗星マジック「ヒーロー」4月号
彗星マジック
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2018/04/10 (火) ~ 2018/04/10 (火)公演終了
満足度★★★★★
毎回思うのはゲストの方々のキャスティングが素晴らしい、その人の為に書かれたかのように、ぴったりしっくりに思える。田米さんも有元さんも、凄く良かった。太海さんのアクションもカッコ良かった。来月も楽しみ(^-^)

メリー・ポピンズ
ホリプロ/東宝/TBS/梅田芸術劇場
東急シアターオーブ(東京都)
2018/03/18 (日) ~ 2018/05/07 (月)公演終了
絵本の中のような舞台装置と衣装が豪華!照明や映像とのコンビネーションも華やか!カラフルな空間での群舞が迫力!歌と踊り、そして大勢の人間が心を合わせるミュージカルの力が、ストレートに届きました。シンプルでわかりやすい、ハートウォーミングな物語ですが、「決して説明はしない」という信念を持つ子守りのポピンズさんと、彼女の魔法が引き起こす微笑ましい奇跡から、学ぶことも多かったです。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/03/27/8945/

Take Me Out 2018
シーエイティプロデュース
DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京都)
2018/03/30 (金) ~ 2018/05/01 (火)公演終了
2016年の日本初演がとっても面白かった、2003年度トニー賞受賞作の再演。上演時間はカテコ込みで約2時間5分。スポーツ苦手な私が「野球スゲー!」って感化された(笑)。友情、恋、家族、差別、階級社会、忖度、怒りの連鎖、殺人、赦し…。高評価の初演をまっさらにして再創作した藤田俊太郎さんの新しい座組みに感謝。翻訳は小川絵梨子さん。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/04/05/9028/

砂塵のニケ
劇団青年座
青年座劇場(東京都)
2018/03/23 (金) ~ 2018/03/31 (土)公演終了
日本、フランス、ギリシャに想像を飛躍させることが出来る、熱い恋愛あり、家族ドラマあり、有名絵画、古代遺跡ネタありのエンターテインメントでした。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/03/28/8954/

5DAYS
ワタナベエンターテインメント
KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)
2018/04/03 (火) ~ 2018/04/23 (月)公演終了
シェイクスピア作『ロミオとジュリエット』を下地にしていますが、創作部分がとても多く、結末にも驚かされました。上演時間は約2時間、休憩なし。小劇場のミュージカルは贅沢。手が届く距離で俳優の演技が観られますし、走り抜ける風も届きました♪
少し詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/04/04/9016/

フォトグラフ51
フォトグラフ51制作実行委員会
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2018/04/06 (金) ~ 2018/04/22 (日)公演終了
ニコール・キッドマン主演で初演されたと知り、戯曲に興味があって拝見。主に1950年代のイギリスの研究室が舞台です。いやー…女性差別がすさまじいですね。キャスパー役の橋本淳さんが、いつもながら柔軟でイメージが豊かな演技を見せてくださいました。
少し詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/04/08/9035/

百年の秘密
キューブ
本多劇場(東京都)
2018/04/07 (土) ~ 2018/04/30 (月)公演終了
3時間半を全く長く感じさせない大河ドラマであり、絵本のようなおとぎ話であり…♪ パンフレットの水谷八也さんの寄稿冒頭の「これ、ブロードウェイでやったら、絶対面白いのに!」という一文に共感しました。ご家族、友人、恋人を誘ってご覧いただきたい娯楽作です。
※少し詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/04/11/9044/

百年の秘密
キューブ
本多劇場(東京都)
2018/04/07 (土) ~ 2018/04/30 (月)公演終了
満足度★★★★
二人の女性の少女から老婆までの物語で正統的な演劇です。
波乱万丈の展開はありませんが普通の人よりは多めに事件は起きます。
一言でいうと、「人生って色々あって大変ですね」的な話です。
105分+15分休憩+85分の長丁場ですが、それでも時間が足りず、ナレーションで済ませる部分もかなりあります。唯一、普通の演劇と違うところは話の展開が時系列に沿ったものではなく、かなり前後することです。これは緊張感を保って、観客が飽きるのを防ぐことが目的のひとつでしょう。年齢が違っても同一人物は一人の役者さんが演じるので化粧などの時間を考えると好き勝手に動かすわけには行きません。逆にうまく動かして時間を稼ぐこともできるでしょう。
俳優さんたちは一流の方々で演技に注文を付けるところはありません。しかし、内容的にはどこか傑出した部分があるわけではなく、もう一回観たいということはないので星4つが適当でしょう。
追加:トッチーさんが書かれているように舞台美術が秀逸でした。とくに舞台中央に陣取る大きな楡の木はまるで本物の迫力です。

二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!>
壱劇屋
ABCホール (大阪府)
2018/04/06 (金) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
台詞なし、殺陣芝居、観るまでは、想像できなかったのですが、なんのなんの、演者さん達の、表情、仕草でストーリーは分かりました。
それより、進行のスピード感、ビニールを水流に見立てる演出、激しい殺陣、音楽、全てに圧倒されました。
気が付けば親子の絆に涙が止まりませんでした。アイドルの域を超えた、久代梨奈さん、谷川愛梨さんの台詞の無い演技、殺陣は何回も見てみたいと思いました。

Farewell(フェアウェル)
松本紀保プロデュース
サンモールスタジオ(東京都)
2018/04/06 (金) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
満足度★★★★
小劇場は、若者演劇でどうしても舞台も登場人物も20歳代が中心になるが、これは30歳代から40歳代までの現代人ドラマ。芝居もオーソドックスな人間ドラマになっていて、この作家の舞台を見たのは初めてだが、世評の高さが納得できた。
登場人物に現代の息遣いがある。ことに女性たちの生きの良さ、いつも聞こえてくるような現代女性語を見事に台詞にしている。今の男たちのだらしなさもよくかけていて、現代人の生活と心情をよく観察していると感心した。
話の軸は二組の離婚した夫婦(松本紀保と伊達暁)と、その夫にまつわる二人の女、離婚はしていない一組の夫婦(久保貫太郎、柿丸美知恵)、の男女の、言ってしまえば中年の自分探しなのであるが、若者とちがって、話は煮え切れない。中年の自分探しが直面する濁った愛や嫉妬がなかなかうまく描かれている。女性が労働者としても機能するようになった現代の市井のよくある話であるが、今まであまりこういう小劇場で「ストレイトプレイ」として芝居になってこなかった。この舞台では、べたにやるとテレビの昼メロみたいになりそうな話を危惧してか、物語の進行を逆にしている。これはちょっと凝り過ぎで、観客も前後混乱する。登場人物もあと二人くらいは整理したほうがいいように感じた。その分、折角の女性から見た職場の人物関係や、高校時代の交友関係、街中で触れる人間関係などが薄くなってしまった。俳優は制作した松本紀保が知っている俳優で組んだのか、作者も配慮したとみえ、適材適所。小劇場にありがちのボロが出ていないところはよかったが、舞台のセットが俳優にとっては動きにくそうなのが気になった。そこは、劇場が60人規模のスペースでは仕方がないか。
しかし、地に足を付けた素材と切り口でイマドキ芝居としては十分楽しめたから、松本紀保プロデュースという一回限りの舞台ではもったいないとも思う。客も満席ではなかったが、老若男女いいバランスの客席だった。

百年の秘密
キューブ
本多劇場(東京都)
2018/04/07 (土) ~ 2018/04/30 (月)公演終了

星の祭に吹く風
TOHOKU Roots Project
あうるすぽっと(東京都)
2018/04/04 (水) ~ 2018/04/10 (火)公演終了

今夜、新宿の片隅で
喜劇団R・プロジェクト
東新宿LOVE TKO(東京都)
2018/04/05 (木) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★
本当のバーを利用し、バーに集う人達をリアル描いた作品(イベント?)でした。芝居と言うよりコントという感じで、緩い雰囲気で楽しかったです。シンタロー役の役者さんの歌とギターは聴き応えがあって良かったです。楽しい時間でした。

ファミリィゲーム
劇潜サブマリン
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2018/02/08 (木) ~ 2018/02/12 (月)公演終了
満足度★★★★
「グリーンフェスタ2018」参加作品。
復讐という”負の連鎖”を人間関係における空しさだけではなく、ラストの全てを無に帰する出口のないというか救いようがない方向へ…。
少しネタバレするが、いくつかの場面転換は、ストーリーテラー(アクマ=悪魔)によって説明されるが、その存在がなくても無理なく展開出来ると良かった。案内人がいると安易になり易く、例えば演出の巧みさではなく説明的になり観客の想像する楽しさ面白さを奪う恐れがある。
(上演時間1時間45分) 【Aチーム】

カチナシ!
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2018/03/01 (木) ~ 2018/03/05 (月)公演終了
満足度★★★★★
祝「グリーンフェスタ2018 BEAS THEATER賞」受賞。
ラビット番長が得意としている「将棋」と「介護」をテーマにした公演…今まで「天召し」(将棋の世界)と「ギンノキヲク(シリーズ)」(介護の世界)を観ているが、例えば将棋という命がけの勝負の世界、一方人生における終末期の悲喜の世界という異なった世界観。夫々の味わい(感慨)深い世界を深堀りしていたが、この公演はそれらを上手く融合、纏め上げた内容になっていた。劇団のファンであれば先の独特な世界観を描いた公演を好むか、もしくは本公演のように分かり易く観せる方(初見者含む)を好むに分かれるかもしれない。
自分はプロ棋士の友人もおり将棋の世界は何となく知っていたこと、介護にも少し携わったこともあり、それらを纏めた物語では少し物足りなかった。しかし、将棋勝負(勝ちあり)と人生勝負(人生にカチナシ)を物語でしっかり伝える面白さ、そこにはタイトル「カチナシ」などではなく、観るに「価値あり」の公演である。
(上演時間2時間) 【Aチーム】 2018.4.11追記

修多羅簪(しゅたらかんざし)
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★
芝居というよりダンスを魅せる構成でしたね。そういう意味ではなかなかの演出、見応え有りだったと思いますが・・・・・母親としては、あんなに小さい子供たちに吉原ものというのはどうかと思います。

Farewell(フェアウェル)
松本紀保プロデュース
サンモールスタジオ(東京都)
2018/04/06 (金) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2018/04/09 (月) 19:30
淋しい人達の物語、とでも言えばよいだろうか。中学の同級生であるマスターがやってる喫茶店を手伝いつつ、その妻のやってるスナックも手伝う松本。喫茶店には常連のAV女優がいるのだが、そこに松本から一方的に別れた夫が訊ねてくるところで、物語が動く。出てくる人は、皆、何かの弱点を持ち淋しさを抱えているが、それを覆い隠すように互いに寄り添おうとするが、不器用な人達は巧く寄り添えないものの、何とかやっている、…というような展開。落語のマクラに使われる「何で一緒にいるの?」「だって寒いんだもん」を思い出した。にもかかわらず、何か不満を感じるのは、松本をフィーチャーしようとし過ぎてるからではないだろうか。

The Entertainer ~新しき旗~
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シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2018/03/01 (木) ~ 2018/03/05 (月)公演終了
満足度★★★
(遅ればせながら)キャストの演技にバラツキが感じられて、まとまりがない。やたらと達者な人がいるかと思えば、まだ経験不足を感じさせる。そのギクシャク感が残ってしまった。 更に気になるのは「エンターテイメント」という言葉の乱用。やたらと台詞に溢れている。意味は間違ってはいないが、そんなに安っぽく使われることに抵抗を感じた。あれでは“伝える”ではなく“押し付け”に感じる。役者は“演じること”歌手は“唄うこと”その大本に「エンターテイメント」という言葉がある、というような使い方は出来なかったのだろうか?台詞としても、不自然に感じた。 もっとしっかりした土台を作って、そのうえで出演者にも、作品を理解させることが必要かと思われる。この段階ではただのお伽噺にしかならないのではないだろうか?

夢-戦華-
劇団fool
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2018/01/17 (水) ~ 2018/01/21 (日)公演終了
満足度★★★
皆様の感想などを見ると概ね評価高し。確かに夢見ること・友情・今は弱くとも、前に進むことで強くなるなど、客席で涙する方たちが多かったのは理解できる良い舞台であったと思う。が、どうしても気になるのが、基本設定やら人間関係。そもそもの登場人物たちのバックボーンがおろそかに思える。とても説明が足りなく思えるのだが・・・。確かに後から補足的なものはあるが、始めからわかっていた方が話や人物、その行動を理解しやすいこともある。とってつけたような後出しは話の説得力を落としやすい。
また、“歌舞いてるかい”という合言葉の割に衣装も行動も地味に感じられたのは私だけだろうか?