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ヴィテブスクの空飛ぶ恋人たち

ヴィテブスクの空飛ぶ恋人たち

劇団印象-indian elephant-

シアター711(東京都)

2018/04/18 (水) ~ 2018/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★

 ダニエル・ジェイミソンという人の原作を演出家の鈴木 アツト氏が訳している。生のヴァイオリンが入っていて、イディッシュ語を話すことの多かったアシュケナジーユダヤの生活の匂いが感じられるような気がする。
(ところで、照明ランプにも絵が描いてある。お魚の絵で、シャガール作品に現れる絵のお魚に似ているように見受けた。粋な演出ではないか)(華4つ☆)

ネタバレBOX

水晶の夜迄は、ホロコーストに直結するような行動を矢張りヨーロッパ人も中々起こせなかったとは言えまいか。無論、「屋根の上のヴァイオリン弾き」が、ポグロムに追われたユダヤ人の物語であり、ロシアでは、このポグロムによってかなりの数のユダヤ人が殺害されていた。その為もあってか、現在、イスラエルで最右派を形成する勢力、リクードのイデオロギーのベースはロシア出身のシオニストの論理がベースになっているという事実は、日本人以外ならかなり多くの人々に知られている。この論理が、現在、ホロコーストこそやっていないものの、ナチよりも悪辣なやり方をするに至っているイスラエルによるパレスチナ人ジェノサイドに利用されているのである。
だが、かつてユダヤ人殊にアシュケナジーユダヤには、極めて優れた表現者、学者、思想家らが輩出した。何故か? 彼らは各々が、語るべき多くのことを持ち、主張しなければならない正当性と論拠を持っていたからであり、これらを抱え込まざるを得ない故なき被差別が、彼らをして人類全体を底上げする為の人生を選ばせたからである。フランツ・カフカが存命中、プラハに居たユダヤ人は3万人ほど、そのうち14人だったか15人だったかハッキリ思い出せないが、このどちらかの人数のユダヤ人がノーベル賞を受賞している。それほど、彼らの知的レベルと人類への奉仕の姿勢は高かったのである。現在、パレスチナ人が、かつてヨーロッパで迫害されていたユダヤ人と極めて似た状況に置かれている。そして、パレスチナ人一人、一人は、多くの語るべき物語を持ち、世界中に散らばったパレスチナ人は、表現者、学者、思想家として素晴らしい活躍をしている。このような差別状況を作り出している人々がシオニストであることはもっと糾弾されてよい。(断っておくが、自分はユダヤ人批判をしているのではない。あくまでシオニストを批判しているのである)
 今作を観るに当たって、観客は“ミルクの夜”を過ごしたシャガール夫妻の恋による魔法を見ることになる。シャガールの絵の解釈については、今作とはかなり異なる解釈に立つものも実はある。だが、それはしばらく経ってから明かすとしよう。取り敢えずは、恋の魔法に掛かった彼らという設定を通して観てみたいと思わせるだけの作品であったのだから。
レバア

レバア

西瓜糖

テアトルBONBON(東京都)

2018/04/18 (水) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★

汚れを纏ったり纏わされた人たちの物語
誰の心にも汚れは付く、それを良しとするのか拭き取ってくれる人がいるのか

時代設定もあるけど役者さんたちの言葉と所作が美しい
場面ごとの立ち位置とか静止画でのハイライトもこれまた美しい
浪漫に偏りすぎないバランス良く楽しい舞台

桎梏ブランコ

桎梏ブランコ

露と枕

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2018/04/19 (木) ~ 2018/04/23 (月)公演終了

満足度

凝った展開と幾重にも重なる人間関係の物語なんだけど、上手く整理されて伝わってこなかった
会話の掛け合いに遊びが無く、ただ目的に向かって進んでいるだけの一本調子のストーリーを観せられている気がした
登場人物たちの行動の動機に整合性が無いようにみられる
心情などをBGMで表してしまうと安っぽくみえてしまうのでやめたほうがよい

ネタバレBOX

キーとなる男子学生(サク)が狂気を含んでいるのであれば、主観としてしっかりと見せるか、他の人の主観から衝撃的に見せるかしないと唐突に暴力性を観せられてもポカーンとしてしまう
新宿コントレックスVol.19

新宿コントレックスVol.19

アガリスクエンターテイメント

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/04/20 (金) ~ 2018/04/21 (土)公演終了

満足度★★★★

エンニュイはモヤモヤする会話の方向性や被せ方を高木さんががなり散らして力技で押さえ込む楽しさ
最後はただただ怖いという笑

くによし組はもうどうやったらあんな話考えつくんだろう、、、
永井さんの使い方とか壁とかもう天才の発想にただただ笑わされるばかりだった

なかないで、毒きのこちゃん
いやぁらしい作品
てか猪股さんほとんど舞台にいなかったし笑
照明と音響ってほんと大事

劇想からまわりえっちゃん
ギャグを重ねて、つまらないからおもろいを創り出す物語
それにしてもギトギトの濃さが溢れ出てて無理やり笑わされるパワー

アガリスク
エイジってそれかい!
全員悪人な中で津和野さんのドタバタ感は王道のコメディでもう無茶苦茶やるなぁって
てかエイジは鹿島さんに何をやらかしたんだ・・・
アガリスクのコントレックスでのストレートなコントってかなり好き

Shuttered Guy

Shuttered Guy

梅棒

世田谷パブリックシアター(東京都)

2018/04/18 (水) ~ 2018/04/26 (木)公演終了

満足度★★★★★

前々から一度観たかった梅棒!
踊りと歌と演劇とバレエやミュージカルや空耳アワー的要素まで
面白いもん全部詰め込んだ凄まじいまでのエンタ
手拍子とかも忘れて、やや前のめりになって指咥えて「凄え、、、凄え、、、」って感じで観てた
格好良いし面白いし何だよこれもう
楽しいも悲しいも好きも嫌いも全部歌と踊りで表現される舞台上
凄い気に入ったゾワゾワ来るような振付やフォーメーションとかあって客席でおもわず身体が動き出す
ピヨレボでも凄かった東理紗さんはエビバディパートで大暴れしてて梅棒でも凄かった

革命日記【青年団・こまばアゴラ演劇学校“無隣館”】

革命日記【青年団・こまばアゴラ演劇学校“無隣館”】

こまばアゴラ演劇学校“無隣館”

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/04/14 (土) ~ 2018/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★

純粋に明快に面白いお芝居だった
普段観ている小劇場系の作品よりマクロな視点で人生における感情といった物が軸にある気がした
それにしても組織であることを一般人から隠そうとする所とか、ちょっとひねるとシチュエーションコメディの良いネタになりそうだ

誰も寝てはならぬ

誰も寝てはならぬ

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/04/12 (木) ~ 2018/04/18 (水)公演終了

満足度★★★★★

演劇は漫画やアニメ程まるっきりの虚構ではない
かといって僕と血の繋がる現実でもない
だとしたらあの舞台上にある世界はいったいなんなんだろう
舞台を観ている時だけ僕が「観客」でいられるように
役者と観客がいるときだけ存在する世界
そう思案する僕をぶん殴る作品
観ていて何故だかずっと僕の心が凄い気持ち悪さを感じていて
登場人物の言動にいちいち感情が突っかかって、あまり経験のない不思議な感覚で
でもそれは僕の心が無意識に感じていた違和感がその正体だったとわかって
なんかもう、素直にやられたなって悔しいなって思った

友たる証明

友たる証明

劇団野良犬弾

上野ストアハウス(東京都)

2018/04/04 (水) ~ 2018/04/10 (火)公演終了

満足度★★

重たい大人の芝居ではあるんだけど、自分はターゲットの客層とは違ったかなと
ん~話の細部が雑というか設定とかに無理がある部分が気になってしまった

ネタバレBOX

精神的に弱い人間を最後物語を納めるために人殺しさせるのはどうかと思う。ただ物語に都合の良い道具として使っているだけで友情の話なのに全て白けてしまう
エレキ鰻は泣いている?【東京公演】

エレキ鰻は泣いている?【東京公演】

雨の一座

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2018/04/05 (木) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

凄まじいパワーで溢れた舞台に巻く渦は疾風怒濤
小劇場的作品の枠組みではあるんだけど、シーンを紡ぐ1球を
ある劇団は握りを変えたり、または回転数を上げたりと工夫しているところを
そもそものボールを鉄球にして火をつけて投げているような感じ

世界で一番幸せになるためのメソッド

世界で一番幸せになるためのメソッド

劇団ボンボヤージュ!

APOCシアター(東京都)

2018/04/07 (土) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

裏を読まなくていい直球な馬鹿馬鹿しさを笑える焼き肉をテーマにした短編集
歌有り踊り有り焼き肉有りの場末感漂う舞台はスナック歌劇と名付けたい
どろんこプロレスお二人の存在感は流石。アイマルさんのジタバタダンスがお気に入り

僕をみつけて/生きている

僕をみつけて/生きている

かわいいコンビニ店員 飯田さん

OFF・OFFシアター(東京都)

2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

本公演は初めて観たんだけど、ただただ凄くてびっくりした
ベタじゃないしぶっ飛んでもない、キャラをしっかり立てたうえで関係性や言動でめちゃめちゃ笑いが起こる
鈴木研さんがいたんで笑いを増し増しにした第27班感
人狼をちりばめた構造も見事
会話に一つ余計なものを加える上手さとか
キャラの特性で作られたシチュエーションによる面白みとか
笑えない場面でも踏み越えて笑いになっている部分にとにかく感心
なお、赤猫座さんはこれまで死体か芋虫でしか観たことなかったんでギャップ感、、、

現っ、

現っ、

中野坂上デーモンズ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

シンメトリーな光景とシンクロする台詞、緊張を受ける序盤からやがてぐにぁあってなってどっぷりハマって
客観視とか自己分析とかじゃなく本当にもうひとりくらい自分がいないと自分が本当に存在しているのかわからなくなる世界へ
16ビートで腰を振ってる作品

高校演劇マルシェ

高校演劇マルシェ

高校演劇マルシェ

中野スタジオあくとれ(東京都)

2018/03/30 (金) ~ 2018/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★★

「※この高校4年生はフィクションです。」
実在する高校の説明をすることがフィクションとしての舞台を作り上げ
誰が演じるのかが意味を持ち、登場人物が記号として扱われない
現実をちらつかせてフィクションとしての面白さと輪郭をあらわにする、構造として凄く上手く出来ている作品

「絶対恋愛王政」
去年だるめしあん版を観て、台本もDLして熟読している好きな作品
中盤からもうひたすらボロボロ泣いてしまった
それぞれ壁に向かって主張しているような現実でもあるような議論風景から
向き合って相手に向かって話し始めて、最後は自分の中いる相手に話す流れが好き

わが家の最終的解決

わが家の最終的解決

SOLID STAR

シアターサンモール(東京都)

2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

コメディとして凄い力を持ってる作品だなと
同時にヤバいところをみんなゲラゲラ笑ってるヤバい作品
演者が美男美女揃いでコメディ演技ではないからか
思ったよりもベタなコメディ感はなかった
重い場面でもしっかり笑いが取れていたのが良かった

アガリスク版でのゲルトナーさんは物語として消化されていない気がしていて違和感が残っていたんだけど
SOLIDSTAR版ではそこが改善されていて、しっかりと物語に組み込まれたキャラになっていたのが良かった
それにより最後も矛盾しなくなって作品としてもより良くなったと思う

ネタバレBOX

アガリスク版と比べると
・アルフレッドがめちゃめちゃ若くなってハンスよりちょっと年上くらい
・ゲルトナーもリーゼの父じゃなく兄になって若返り
・衣装とか舞台が豪華に。本棚も上手く透過される仕組み
・終盤のゲルトナー部分が改善。しっかりと物語に組み込まれた
この街の星屑

この街の星屑

劇団PIS★TOL

劇場MOMO(東京都)

2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

ヒューマニティ
とても、人間味溢れる作品を観劇しました。
人の五感と語感がぶつかり合って、
感情がスッと客席に届いて、
感情移入してしまうキャラクターに出会う。
少し懐かしい昭和の雰囲気が漂う商店街で
平成になった今でも通じる人の生の話。
私はとても、あったかいけど悔しいような気持ちになりました。
観た人は、きっと自分のこれからを
考える帰路を辿ったと思います。
昔があって今があって、そしてこれからがあって。
いいなぁって思いました。
個人的にはたこ焼きパーティーをやりたくなりました。

笑って泣いてドラマを体験した素敵な時間でした!
次作品もとても楽しみです!

彼女は二度ベルを鳴らす

彼女は二度ベルを鳴らす

空想実現集団TOY'sBOX

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

真っ直ぐに笑わせてくるし、真っ直ぐに物語を投げかけてくる
てらいの無い作品で役者も含めて完品な舞台
キラキラしすぎてて真っ直ぐ見られないのはこちらの責任
優良であり、無添加であり、爪の無い存在もまた必要
小説家が書いている虚構のキャラが現実世界に絡んでくるという、現実と虚構の2重構造舞台なんだけど
たすいちもよくこういった構造のやるし、キャラメルボックスにこういった作品があるのかな?
とりあえずこの手の作品は自分の好みで凄い好きだった

コンプソンズ×劇団「地蔵中毒」

コンプソンズ×劇団「地蔵中毒」

コンプソンズ

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2018/03/24 (土) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

コンプソンズは「北九州市叙景」
この閉塞感、この負の諦念に満ちた空気
笑いなしでも成立する土台なんだけど、めちゃめちゃぶっこんでくるし
役者さん全員のキャラが良すぎる。特に細井さんと本田さんは好きすぎる
シリアスなの作っても凄いの出来上がりそう、、、
こういった諦念に満ちた作品をこのテイストで作り上げるというのは凄いし、好みすぎた

地蔵中毒は「緑の電車」
これについてはhocotenさんのGTOがとにかく酷い
もう酷すぎて好きすぎる、ノイローゼになるまで見せつけられたい、、、ポイズン
地蔵中毒の作品ってめちゃくちゃなようで後であらすじがしっかりと思い出せるのが凄い不思議

病気だからね。

病気だからね。

冗談だからね。

OFF・OFFシアター(東京都)

2018/03/23 (金) ~ 2018/03/26 (月)公演終了

満足度★★★★

とりあえず観て湧き上がったのは「知りたい」という感情
「不明」の詳細じゃなくて、散らばりまくったこの感情の意味を知りたい
要はこれを作った人を僕の頭の中に入れて会話したくて
「ここ面白いじゃん!」「なんでここ、こうしたの?」「大爆笑」って感じで
それで、どんな作品も意味は観客が創り出すものだとすると
ノセられて小難しい事とかわかったようなことを書くのは自分の裸を見られるようなもんで
だから自分だけに目を向けて単純に「わからないけど刺激を受けた」というのが一番当てはまってる気がした
また内容の要素として、youtubeやニコ動、ゲームの実況配信などが普及している中で
呼吸をするように当たり前にこういった手法を入れていく様を見るのは
作品への効果や完成度は別にしても好きとしか言えない

なお2回観たら凄い面白く観られた。この劇に僕が求めていたのは安心感だったのかも
どこで何が起こるか情報を全て知って観ると取捨選択が出来てすっきりし、ずっと楽しかった

トランスイマー

トランスイマー

劇団5454

赤坂RED/THEATER(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

春陽さんならではの素材の使い方、5454ならではの役者さんのキャラを活かした芝居で面白い
本作はいつもより物語にクセが少なく感じた
主人公のキャラがただの人格破綻者になってしまいかねない危うさ
演出が巧くて素晴らしいんだけどそればっかりが目立つようだと危険

ネタバレBOX

主人公が途中完全に頭のおかしい、頭の悪い人間になっていて
そうすると観ている方としてはフラストレーションが溜まるだけとなり感情移入が出来ない時間が長すぎたかなと
『天国と地獄』

『天国と地獄』

遠吠え

王子スタジオ1(東京都)

2018/03/20 (火) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

その世界は演劇というルールと、高校の部活という白い枠で出来ていて
そこから衝動と熱を持って、はみ出し始める彼女らを見て
僕の中で漠然と「やりたいのかも」と思っていたことが「やらなくちゃ」って
コトコト音を立てて動き出すような、走り出したくなるような作品だった

なお自分は高校演劇という世界を全く知らないので、この作品に出てくるディティールやワードなどが凄い新鮮で面白かった

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