
ベイビーブラフ
ホチキス
本多劇場(東京都)
2026/01/28 (水) ~ 2026/02/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かったです!
大いに笑いました。思わず拍手!!なんてシーンもありました。そんな演出よくもまあ(褒めてます)と思ったりして。絶対ありえないですよね(笑)
騙して騙されて、さて1番の嘘つきは誰だったんでしょう。

枯れた椿
中央大学第二演劇研究会
ART THEATER 上野小劇場(東京都)
2026/01/16 (金) ~ 2026/01/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/01/17 (土) 13:00
中央大学第二演劇研究会の劇は前にも1回観たことはあったが、その時に観た劇がファンタジーと、どこか昭和的懐かしさと、緩やかな下町的お節介、コミカルさが入り混じった劇で、基本誰も傷付かず、今時珍しいくらいハッキリとした敵が出て来ない新鮮な劇だった。
その前回観た劇とは一転して、横溝正史の『金田一耕助』シリーズの映画版のように和製ホラー要素、村の因習的要素、座敷牢、村が何か隠しているといったこと、ミステリー要素などが絡んでおり、観ていてかなり暗くなり、ジワジワと薄寒くなってきて、誰も救われるとは思われない結末に暗澹たる思いになり、トラウマ級の恐怖が植え付けられる内容だったが、まさに現在的の要素も強い劇だった。
母子家庭の親子に焦点が当たった劇というのも、非常に今の時代にも通用するテーマを含んだ劇だと感じた。
村社会の因習がある幼馴染の3人の内の女の子の地元とある海辺の村に3人で行き、最初優しく見えた村人も、実はこの村は八百比丘尼伝説で有名だが、その人魚の肉を食べた八百比丘尼に人魚の血が流れている家系の人を食べてもらうと、この村が天災や戦争、飢餓等から救われると信じられている村で、オサムがたまたま人魚の血が流れた人だということで村の為に人身御供になりかけ、何とか東京まで命からがら逃げ帰るという、典型的和製ホラーだったが、そこに、かつてオサムが人間を信じ切れなくなった過去の友達との、オサムの親が母親のみの母子家庭だと分かったあとの差別や偏見そういったエピソードが丁寧に説明され、単なる和製ホラー、都市伝説ホラーと言ったものではなく、社会問題や社会の暗部に深く切り込んでいるところに、学生演劇とは思えない程の本気度が感じられる劇に感銘を受けた。
また、性格がどこか読めない、謎が多く、責任感が強く、時に高圧的で、冷酷な側面もある村の村長、村長の子どもの兄弟で、最初優しく見えた二面性のあるお兄さん、母子家庭で育ち親を困らせてはいけないと思い自分の気持ちは押し殺し、周りに合わせて生きてきて、いつの間にか自分を見失いかけているオサム等演じる役が、現役の大学生が演じるにはかなり複雑な役柄が多かったが、二面性のある役も含めて演じ分け、迫真の演技で演じていて、プロ顔負けの演技に感動した。

紛争地域から生まれた演劇シリーズ13
公益社団法人 国際演劇協会 日本センター
東京芸術劇場アトリエウエスト(東京都)
2021/12/11 (土) ~ 2021/12/12 (日)公演終了
映像鑑賞
もう5年を経てのレビューだが・・。配信上演という形式に則して組まれた企画のようであった。作品は、コロナに突入した世界に生きる鬱屈を一人一人が語る。演劇ないし語りという表現に昇華した作品であり、テキスト。
絶望に閉ざされた何年間かがあった、それは事実。そして経験しなかった「新しい病気」に直面するという事態におののき戸惑い理不尽さに嘆き怒り、また得難い少数者代表は冷静客観に捉え、伝える。・・このモノローグがどの程度、どのような人々の心を「癒やした」かは判らない。突然の爆撃に火の如く泣くしかない紛争地での幼児の姿が、重なる。ただし厳しい目は紛争を起こしている大人に向かう。だがコロナでは、その目を誰に向けることも出来ず、鬱屈だけが吐露される。このやるせなさ、というより消化不良は、有効な何かであり得るだろうか・・それがこれを観た時の感覚であったこと「だけ」思い出す。
自己の内に引きこもりがちな時、他者との共感ないしは他者への関心をつなぎ止めようと、恐らく上演を前提にこれを書いた作者は試みたのだろうとは思いつつ、実際にあった当人ではなく「代弁する」俳優を通してこれを観ることの意味を、あまり感じる事ができなかった。「忘れちゃいけない事だね」との教訓だけ、脳内にしまい込んだ。そんな感じであった事を思い出したので、書き留めておく。

テント演劇 B1F52LLLLLLLLLLLLLDDDDDDDDDDDDKKKKKKKKKKKKK
劇団身体ゲンゴロウ
東京芸術大学 上野キャンパス グラウンド(東京都)
2026/01/28 (水) ~ 2026/02/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
「現代社会をアリの巣に重ねて描く」
第74回東京藝術大学の卒業・修了作品展で実施されたテント公演である。

ピグマリオン
avex live creative
東京建物 Brillia HALL(東京都)
2026/01/20 (火) ~ 2026/02/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
沢尻エリカさんは『パッチギ!』を当時観て鮮烈な印象。その後スーパースターになっていくが作品は観ていない。久し振りに観たのは『人間失格 太宰治と3人の女たち』、何か作品に恵まれないなと思った。で今回初めて舞台で観たのだがメチャクチャ魅力的。こりゃ人気出るわ。ネームバリューだけでなく役者としての力がある。才能のある作家と出会えたら何処までも行きそうな爆発力を秘めている。今後も気にしていようと思った。
特筆すべきはセット転換のスピード感。天井からするすると降りて来て左右からすっと現れ舞台セットが組み上がる。このテンポが小気味いい。

荊棘の途
teamキーチェーン
吉祥寺シアター(東京都)
2026/01/22 (木) ~ 2026/01/26 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ハンセン病が登場する作品としては、松本清張の「砂の器」や映画「あん」などがあります。本作品では、国の対応、医療面での誤解と医療の限界、世間の認識などの「敵」があるなか、それに対抗しようとする人と受け入れた上で小さな幸せを見つけようという人が対照的に描かれていました。何らかの制限があって生きているのは現在を生きるわたしたちもおなじです。それを受け入れるのか、戦うのかという答えの出ない重いテーマではあったのですが、小さな幸せを選んだ人々の笑顔は、やはり心が救われるものがあります、心が救われるのがいいかどうかもわからないのですが。

さらば曽古野遊園地
アガリスクエンターテイメント
すみだパークシアター倉(東京都)
2026/01/22 (木) ~ 2026/01/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
演劇の短編集にあまりいい思いがなかったので不安でしたが、
実際に観たアガリスクの短編はどれも面白かった。
続編は年内なのだろうか?

ピグマリオン
avex live creative
東京建物 Brillia HALL(東京都)
2026/01/20 (火) ~ 2026/02/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ミュージカルのマイ・フェア・レディは映画や舞台で何回も観たけど、原作のピグマリオンの舞台は初めて。ミュージカル版の華やかさやハッピー感はないけど、じっくりと楽しめる内容ですね。ヒギンス教授のハラスメントぶりとイライザの自立とが際立って、なかなかに考えさせられました。

ママごと
ONEOR8
紀伊國屋ホール(東京都)
2026/01/21 (水) ~ 2026/01/27 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白かった。
凝った場面転換やシーンを二重に重ねるところ、なかなかテクニカルなことを、これ見よがしじゃなくやっちゃうところとか。歴史重ねてるところだなって感心したり。
お話も、ハートフルコメディのようで、なかなか……。
家族と愛のお話なんですけど。
それぞれの、過去があって、この人が正しいってならないのよね。逆にそれは、最近、苛烈に叩かれることも多い”不倫”まで含めて。人間ってままならないよねっていう、誰かを一方的な悪人にもしない視点で。
お互いさまで生きてるんだよなあって、思えたり。

葬祭にて咲く
劇団サイエンスフィクション眼鏡
πTOKYO(東京都)
2025/12/02 (火) ~ 2025/12/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初めての小規模劇場での観劇でした。
3回観劇して、すべての回で泣きました。
ラストシーンや歌のシーンは一生記憶に残ると思います。
誰かにとっては忌み嫌われるひとも、誰かにとっては温かいひと。舞台は葬儀場ですが、SNSの誹謗中傷についても思いを巡らせる時間となりました。

皆殺しのタンバリン
神威少女パンク。
シアターシャイン(東京都)
2026/01/23 (金) ~ 2026/01/25 (日)公演終了

クワイエットルームにようこそ The Musical
Bunkamura
THEATER MILANO-Za(東京都)
2026/01/12 (月) ~ 2026/02/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
いや~これは面白い。笑いも多いけど、根底はかなりシリアスですね。アキラさんの音楽は実にいい。幕間でのトイレ問題に関する男女の温度差には納得(確かに男子トイレはガラガラでした)。

土砂降りの太陽
24/7lavo
RAFT(東京都)
2026/01/23 (金) ~ 2026/01/26 (月)公演終了

聖母像の見た夢
劇団B♭
座・高円寺2(東京都)
2026/01/22 (木) ~ 2026/01/24 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
タイトルが秀逸でとても惹かれました。観るまでにどんな演劇なんだろうな、と何度も考えました。舞台は江戸時代と戦前で今の世界とはどちらも遠い時代、でもどの人物も今の人間と変わらない、そして、どこかしら共感できる。最後に輪廻転生に気付き、タイトルにつながった。脚本も面白く、演じる役者が皆個性があって笑いあり。そして、主題であろう戦争の記憶を忘れてはいけないというメッセージの中にも、楽しく見ごたえがあって、充実した時間を過ごすことができました。

コトノハスリット空論
ムリポプリズム
cafe MURIWUI(東京都)
2026/01/23 (金) ~ 2026/01/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
伝えたいことをまっすぐに伝えようとしてる芝居だと思いました。
こういう2段仕立て(不思議な世界とそのあとに見せる現実)の作品は落差がとても大切なので。
前半部分のわちゃわちゃ感で、もっともっと客席に引き込めたら、より良かったと思います。

星をみるひと
劇団三日月座
横浜国立大学 第一食堂下 共用室3(神奈川県)
2026/01/20 (火) ~ 2026/01/22 (木)公演終了
実演鑑賞
横浜国立大学唯一の公式演劇サークル、らしいです。
ちょっと存在に興味わいてて、やっと観られた。
タイトルが素敵なのよね。ファミコンの同タイトルとは無関係。
地球を宇宙人の視点で観察するSF話なんだけど制限あるなか、健闘してるなって。
6人のキャラ。それぞれいい存在感で、あと、演者のみなさん声が良いなって。
セリフもなかなか立ってた。
小さいスペースのなか、素舞台でって選択しないのも好感。
暗転が長かったので、そこはもう少し頑張って欲しかったです。
※基本無料のカンパ公演なので、星評価はつけません。

土砂降りの太陽
24/7lavo
RAFT(東京都)
2026/01/23 (金) ~ 2026/01/26 (月)公演終了

かがやく都市
うさぎストライプ
アトリエ春風舎(東京都)
2026/01/24 (土) ~ 2026/01/31 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
好きな作品。音楽を担当した小林顕作氏がMVP。オリジナルの劇中曲はどれも既成曲を選んだような良曲揃い。金澤昭氏が奏でるギターをバックに夜空の広場の落書きを描き続ける小瀧万梨子さんが名シーン。やたら味のある絵。
筋肉少女帯に『おまけの一日』という曲があって、若くして死んだ少年を憐れに思った神様が「おまけの一日」をプレゼントする。
おまけの一日、さりとてするべき事もなく、
何となく日は暮れて、その夕陽を見ながら少年は
「ああ、僕の一生こそおまけのようなものだったなあ」と思いました。
小瀧万梨子さんはスカーフを真知子巻きにしてサングラスにコートのパリジェンヌ・ファッション。よく似合っていた。
清水緑さんがかなり痩せて更に綺麗になっていた。次はこまつ座だ。

荊棘の途
teamキーチェーン
吉祥寺シアター(東京都)
2026/01/22 (木) ~ 2026/01/26 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
それなりにハンセン病やハンセン病施設のことを知ってるつもりでいたし、昔、多磨全生園に見学に行ったこともあった。でも、全然知らなかったのだなと思い知らされる舞台だった。
ハンセン病を患い、施設に隔離された人々にも、普通に生活があり、そこには悲劇だけでなく、楽しいことや嬉しいことなど温かで平和な日々もある。
偏見や国のやり方に疑問を持ちながら、それを受け入れて生きていこうとする者。
声を上げ、変えていこうとする者。
どちらが正しいとかではなく、どちらが間違いというわけでもない。
舞台上で繰り広げられる施設内での出来事は、壮絶で悲しくて、温かくて優しい。
役者がみんなとてもいい。
「嘘がない演技」などとよく言われるが、嘘がないどころじゃない。全員が「そこ」に生きている。
役者の技量と、脚本と演出と、セットや音や光すべてがしっかりと合わさって作り上げた舞台だと思う。
話は時間軸が前後することもなく、真っすぐ進む。奇をてらうような演出もない。
淡々と、丁寧に、けれども深く、紡がれていく。
大げさな表現は何一つないのに、それぞれの登場人物の小さな動きや表情の変化のひとつひとつに、彼らがどんな人でどんな思いを抱えているのか見えてくる。実に見事だと思う。
ラストに読み上げられる日本国憲法。
私たちは過去から何を学び、この先の未来を生きる者たちに何を伝えていけるのか。
改めて考えさせられる舞台でもあった。

300歳の誕生日
香港スケッチ実行委員会
座・高円寺1(東京都)
2026/01/22 (木) ~ 2026/01/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
冒頭はアラフォー女性の愚痴的な展開で乗れなかったが、後半に近づくに連れて物語も音楽も良くなっていった。衣装がなんか良い。