「夜行万葉録・巳」
Jungle Bell Theater
参宮橋トランスミッション(東京都)
2025/06/03 (火) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
浅野泰徳さんの期待を裏切らない安定の脚本、さらに各所から集まってきた実力者揃いの演者が物語をより面白いものにしていたと思います。テンポ良く分かりやすくでも心に響く(全編各所に笑いを起こしながらラストシーン泣いている人多数)
今回の公演は完売らしい…
秋の公演も楽しみです。
六月 六本のモノドラマ
劇団キンダースペース
キンダースペース西川口アトリエ(埼玉県)
2025/06/24 (火) ~ 2025/06/29 (日)公演終了
ユグドラシル
劇団KⅢ
座・高円寺2(東京都)
2025/06/05 (木) ~ 2025/06/07 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白かったです。
暗黒の世界の中で、希望を見出すストーリーでしたが、とても良かったです。
役者さん達は、それぞれの登場人物を好演し、アクションも観応えがありました。
そして、迫力のある生演奏と歌が、何とも贅沢でした。
ラストの演出には、思わず涙腺が緩みました。
素敵な舞台でした。
ユグドラシル
劇団KⅢ
座・高円寺2(東京都)
2025/06/05 (木) ~ 2025/06/07 (土)公演終了
実演鑑賞
2.5次元的テイストのSFファンタジー。
アクションや殺陣が良い。
俳優の声がはっきりP.A通したって分かるのが気になるところ。
ユグドラシル
劇団KⅢ
座・高円寺2(東京都)
2025/06/05 (木) ~ 2025/06/07 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
デストピアなSF作品。細かな設定はよく分からない所もありますが、生バンドの効果もあって、かなり盛り上がりましたね。
ユグドラシル
劇団KⅢ
座・高円寺2(東京都)
2025/06/05 (木) ~ 2025/06/07 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
物語は示唆に富んだ内容で、色々考えさせる。そして 生演奏が、情緒や緊迫といった表現し難い情景を支えている。少し気になるのが、前半の遊び心のような 緩い描写と中盤以降のアクションも含めた 速い描写に違和感があること。前半は面白可笑しくすることで、掴みー興味・関心を持たせたかったのかも知れないが、全体的に もう少し統一感があると好かった。ラストは力業で、会場内で啜り泣きの声も…。
物語は、説明にある通り 国や地域を特定せず、未来という設定。しかし 何となく云年前のパンデミックを連想する。閉鎖的な空間、隠蔽された事実、そして疑心暗鬼になる人々の不安や動揺が広がっていく。忌まわしいと言い伝えられてきた場所、その禁忌の扉を開けたことによって…。意味合いは違うが、滅びの美学、そして再生へ…といった印象だ。
人が樹になる奇病、感染を恐れ 誰も近寄りたくない。それを治すためには、人との繋がりや世界との繋がりが大切。少しネタバレするが、その違いを異様なメイクや奇抜な衣裳で表しているかのようだ。アクションシーンは、本やレンチを使ったシーンは面白く、ナイフや銃といったシーンは迫力、その観せ方の違いで楽しませる。
(上演時間1時間55分 休憩なし)
朝、私は寝るよ
グッドディスタンス
小劇場 楽園(東京都)
2025/05/28 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
『流浪樹~The Wanderer Tree~』
ゴツプロ!
本多劇場(東京都)
2025/06/02 (月) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
大衆食堂を舞台にした戦中戦後の骨太な群像劇、ぐっときましたね。価値観が大逆転した時代、色々としんどかったに違いない。勉強になりますね。
ガマ
劇団チョコレートケーキ
吉祥寺シアター(東京都)
2025/05/31 (土) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
メイクコンタクト
劇団ZERO-ICH
雑遊(東京都)
2025/06/04 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
ユグドラシル
劇団KⅢ
座・高円寺2(東京都)
2025/06/05 (木) ~ 2025/06/07 (土)公演終了
メイクコンタクト
劇団ZERO-ICH
雑遊(東京都)
2025/06/04 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
めちゃくちゃ笑わせていただきました。
役者の熱量に圧倒されました。
お芝居の内容に舞台セット、手作り感満載でとても良かったです。
メイクコンタクト
劇団ZERO-ICH
雑遊(東京都)
2025/06/04 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
六道追分(ろくどうおいわけ)~第四期~
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/05/28 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
艶やかで華やかで、迫力が有ります。それぞれのキャラが活き活きしていて素晴らしいです。あっという間に終わってしまう。
紫雲英の記憶
ねむりねこプロジェクト
アルネ543(東京都)
2025/06/04 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2025/06/05 (木) 19:00
価格4,500円
ねむりねこプロジェクトの「紫雲英の記憶」
劇場も富士見台のアルネ543…どちらとも初見の舞台で楽しみにしておりました。
アルネさんは下北沢の「楽園」みたいに座席が分かれていて、どちらで観ようか悩むタイプ。同じ作品でも何回か観たい方にはお勧めかもしれません。
「げんげのきおく」は霊視能力がある主人公侑真が、錆びた刀の鑑定をする所から物語が始まります。
刀から現れた幽霊の正体、神社内で繰り広げられる呪いの意味や過去の記憶など、少しづつ明かされていくサスペンスとアクション要素が込められた作品。
ガマ
劇団チョコレートケーキ
吉祥寺シアター(東京都)
2025/05/31 (土) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
実演の劇団チョコレートケーキ、久々に拝んだ気がする(二つ前の「白き山」が久々であったが「戻って来た」感はやはり今作のような骨太社会派劇である)。戦争六篇の内「ガマ」は沖縄を扱った新作という事で、これだけでも観たかったが叶わなかったのでこの度の再演は朗報。一も二も無く観に行った。
脚本、演出とも優れた舞台であった事は(幸なことに)言うまでもなかった。沖縄の戦争や戦後史を扱った舞台は数あれど、実際の「ガマ」(洞窟)を舞台にした芝居は寡聞にして知らず、新鮮であった。
沖縄本島中部辺にあると思しい洞窟に、熾烈な戦場となった南部から逃げ延びた者たちが入って来る。ひめゆり女子挺身隊の生き残り(清水緑)、負傷した大尉クラスの軍人(岡本篤)、後に脱走兵と判る二人(浅井伸治・青木柳葉魚)、沖縄人の教員(西尾友樹)、その土地に明るい老人(大和田獏)。時系列的には覚えていないが、時折爆撃音が聞えるが基本皆はずっと洞窟の中で、会話を繋いで行く。それぞれがこの場所を係留地と考え、それぞれの目的とする所へ向おうとしているが、閉塞した場所での対話はその切迫した状況の中で一つに収斂していく。彼らの中で「投降」という選択肢が浮上し、幾つものやり取りを経てどうやら白旗を揚げても米兵は恐らく自分らをなぶり殺しにしたりも陵辱したりもしない、という説が現実味を帯びる。そして彼らの中の最も若い女子挺身隊員の「死」への執着を取り払い、「生きてもらう事」が他の男らの言動の目的となる。「沖縄人が立派な日本人である事を証明した」挺身隊員たちの死に自分も倣いたいと言い、「でなければ何のために彼女らは死んで行ったのか」と、泣き崩れる女性に現地の老人が、「その答えを見つけるために生きるのだ」と繰り返す。
その前段、部隊を破滅へ追いやった責任を一人自決という形で取ろうと考えている(事が明白である)負傷大尉に対し、誰かが釘を刺す。お前一人死んだ所で何もならない、責任をとるとはそういう事ではない・・。
またその前段、教員もまた己が軍国教育を施し、生徒らを戦争に送った事の責任をひめゆりの子を見るたびに感じ、せめて彼女を生かそうと考えている。大尉が治癒し、絶望的な南部戦線の部隊へ戻るのに対し、彼女はそれに同行しようとしていた。
あるいは脱走兵の片割れは、爆撃音が轟いて来た今、部隊とは逆の北部へと一日も早く逃れようとしており、もう一人はそこまでの度胸はなく、相方を止めようとしている。
それが終盤では一つの選択肢のみが彼らの希望となる。
大尉の杖に、ボロ布を広げて結わえ付ける。ひめゆるの子が「自分が先頭に立つのが最も安全だ」と、旗持ちを買って出る。肩を寄せ合う一群が、ガマの入口へと向かい、カットアウト。終幕である。
日本兵によって「死」に追いやられた沖縄人が居る、という史実は疑いを挟む余地はない、と思っていたが、未だ沖縄は矛盾の極みを体現している。
関東大震災での朝鮮人虐殺は豊富な資料の存在から否定し得ない史実(公式にも認定)であるにも関わらず、それを否定したい市民を「支持者」と認ずる現都知事はその存在を認めない、という選択をしている。
「認めたら不都合」な事実を認めず、やがては事実を別の事実へと改変して行くのが「国のため」「市民のため」と公言しているのに等しい。そういう公人を戴く私ら現代日本人にとって、こういう芝居の需要は当面無くならないだろう。
つきかげ
劇団チョコレートケーキ
駅前劇場(東京都)
2024/11/07 (木) ~ 2024/11/17 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
これは映像配信の情報を運良く耳にしたので観る事ができた。同じく斎藤茂吉を描いた前作「白き山」に続き、緒方晋が老い行く茂吉を好演した。とにかく緒方氏の風情を愉しむのが私としては(氏の出演舞台では)娯楽である。一家の中心であり大きな人であった父が衰え、元気な父との時間の乏しかった淋しさを末娘が吐露する場面もある。家族の物語であり、またやがて著名な小説家となる息子の片方が、師として父を仰ぐ様子などは史実にあやかった作劇。優しく丸くまとまった芝居であった。
メイクコンタクト
劇団ZERO-ICH
雑遊(東京都)
2025/06/04 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/06/06 (金) 14:00
個性的な登場人物のコミカルな動きに爆笑。チープ&手作り感満載のにくめないステージ。チームワークばっちり。
蝉追い
劇団桟敷童子
すみだパークシアター倉(東京都)
2025/05/27 (火) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
蝉追い
劇団桟敷童子
すみだパークシアター倉(東京都)
2025/05/27 (火) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
郷愁を誘う音楽・照明がどこか懐かしくも切ない雰囲気を演出。物語となる話自体は、とても身近であり、普段見慣れた、これぞ桟敷童子の本領発揮的なスペクタクル演劇とは一線を画す。それでも役者の熱演と舞台装置が相俟って、非日常で、終始夢見心地な観劇体験を堪能。