最新の観てきた!クチコミ一覧

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なまえ(仮)

なまえ(仮)

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2025/01/08 (水) ~ 2025/01/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

相変わらずの安定感でした。とても面白かったです。いつもよりシュール感は少し控えめだった気がしましたが、今回は今回でよかったです。軽快にいろいろなお話が展開して、途中に入る語りもテンポ良くあっという間の1時間34分でした。名前に縛られる、守られる、支配される、名前、名称とは?みたいなこともあらためて感じた時間でした。
最後の獅子舞も良かった、今年も楽しみにしています。

冥途遊山(めいどゆさん)

冥途遊山(めいどゆさん)

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2025/01/03 (金) ~ 2025/01/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

龍組を拝見。2時間弱のお芝居でしたが、歌ありダンスありお笑いあり、ホロッとする場面ありと盛りだくさんで、時間を感じさせない良くできたお芝居だったと思います。エンターテイメントととして、気楽にとても楽しく拝見しました。個人的にはラストハッピーエンド?な感じで良かったです。

純烈公演

純烈公演

明治座

明治座(東京都)

2025/01/07 (火) ~ 2025/01/28 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

楽しかったです!第1部「俺たちはダディじゃねえ!」って、本当は?
小林綾子さんが歌も歌う方とは知らなかったので驚きましたが、しっとりとして素敵でした。
第2部 純烈コンサート2025『BIG♨LOVE』もいつものコンサートのように客席に降りてきてくれて、写真撮ったり握手したりできて良かったです。みんなでタオルを振り回すシーンでは「なんでもいいですよ〜」とのことで、ミッフィーのハンカチを振っていたことは内緒です。

冥途遊山(めいどゆさん)

冥途遊山(めいどゆさん)

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2025/01/03 (金) ~ 2025/01/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

死んでからの選択も色々ですね!?
面白かったです!

ネタバレBOX

閻魔さまはお地蔵さんだったとは!?
『ヂアロオグ・プランタニエ、下校の時間』

『ヂアロオグ・プランタニエ、下校の時間』

ユニットあっちとこっち

Social Kitchen(京都府)

2025/01/10 (金) ~ 2025/01/12 (日)公演終了

満足度★★★★

短編と中編の二本立ての会話劇 良作共にリズミカルなテンポで進む 短編は時代背景が明治大正?の二人の女性が共に好きになった男を…
中編は、現代の女子中学生の転校をメインに自分一人ではまだ生きていけないもどかしさと、家族との繋がり?絆を中学生目線からとても上手く描いていた 乱痴パックの脚キレーでした オヤジだけに…😢

冥途遊山(めいどゆさん)

冥途遊山(めいどゆさん)

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2025/01/03 (金) ~ 2025/01/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

龍チームを観劇しました。
正に、エンターテインメント作品でした。
ストーリーの面白さ、本格的なダンス、華やかな衣裳、こだわりの演出等、とても良かったです。
そして、楽しくて笑えるのですが、何だか切ないストーリーでした。
役者さん達は、個性的な登場人物を好演して、とても良かったです。
楽しい時間を過ごせました!

なまえ(仮)

なまえ(仮)

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2025/01/08 (水) ~ 2025/01/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 如何にも夢現舎らしい作品である。新春公演とあってそれにふさわしい出し物もある。ショートストーリーをオムニバス形式で繋いだ時間、ゆっくり楽しみたい。(1回目追記1.11、2回目最終追記1.13アップ)

ネタバレBOX

 面白いテーマである。ところでヒトは何故対象に名前を付けたがるのか? 見た物、音を発する物、或いは手には触れず見ることもできないが感じるものについて。ヒトはあらゆる対象に名を付けたがる。それはなぜか? 
 私見だがそれは恐怖や不安からである。歴史的にはヒトが淘汰されず生き残ってこれた理由に共同体を作ることができたことが挙げられている。牙らしい牙も無く、動作も鈍く、爪も鋭くはないヒトが暑さ寒さに耐え食物と飲料を確保し徐々に体毛も少なくなってからでさえ自然を相手に生き残ってこれたのは共同体のお陰ということになる。では共同体が生じる為に必要なもの・こととは何か? コミュニケーションである。ここで始原のコミュニケーション論から始めるつもりはないから、言葉の骨格は既に出来上がりコミュニケーション可能なレベルでの文法も成立しているとする。{実際シジュウカラは百数十の単語(鳴き方)を持ち文法構造もしっかりしていることが既に明らかにされている}から爬虫類から進化した鳥類にも一種の言語機能が既にあるということもできよう。そしてこの能力によって彼らは卵が蛇に狙われている場合や天候の変化等々を近隣の仲間に伝え生き残る可能性を増大している訳だ。つまり文が成立している。文が成立する為には単語と文法が必須である。では言語の発展段階と裸形(身体的にも精神的にも)との間にどのような状況があったか? ヒトが捕食、被捕食の関係性の中で生き残る為にはこの関係を見切ることの他あるまい。即ち対自然のうち、ヒトにとって脅威となる生き物に対して名付けることは命を永らえる為の必然であったハズだ。その他にも気候変化や自然災害刻々と変化する生活環境の中で極めて多くのもの・こととヒトは対峙し続けてきたし今もそれは変わらない。どんなもの・ことが脅威であるかについてそれを共同体の皆に伝えれば情報を共有し得る。こうして徐々に自分達のリスクを減じてきた結果ヒトの勢力圏は拡大してきたと考えられる訳だ。以上極めて単純化した説明から類推できるように、自分は生き残り作業の必須事項の1つが名を付け共有化することでなければなるまいとの考えを抽出した。
 作品は現代のヒトの生活を描いているから名のイメージから起こる様々なマイナスイメージ問題や偏見、滑稽等も扱っている。体たらくとしか言いようのない現代日本の政治、円の下落というより相場を左右する更に深い原因である政治・経済・技術・思考の劣化・イマジネイションの矮小化・共同を阻む有象無象の理由等々で凋落の一途の我が祖国を憂いた台詞も随所に哀しく響く。深い思考が齎すこのような表現を自らの内側から感じることができる人々には極めて奥深く迄味わえる作品である。
こんばんは、父さん

こんばんは、父さん

ニ兎社

俳優座劇場(東京都)

2024/12/06 (金) ~ 2024/12/26 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

せわしない年末気分のさ中、まだ残席のあった二兎社公演を観に行った(公演間近ではいつも完売の記憶しかないが...再演である演目の注目度だろうか、と若干の懸念)。
イブ当日の六本木駅は改札から異常なスシ詰め状態、コース選択も誤り10分近く遅れて会場に入った。
場面はとある廃屋で見知らぬ男同士が遭遇し、やり合っている。若い方(堅山隼太)は相手(風間杜夫)の借金の取り立て人らしい。あちゃ・・この始まりでは冒頭台詞に情報が集中する、かなり乗り遅れたな、とアウェー感に見舞われつつ見始めた。
ただ、事前に読んだ説明には、震災後間もない時期を設定した作品とあり、それが後押しして観劇に至ったのだが、期待がそこに集中する割に「その事」が自分には見えて来ず、些か宙ぶらりんな思いでの観劇となった。(途中睡魔にも襲われコアな会話を逃したのかも。。)

旋盤工だった「父」が廃業した工場跡の廃屋が舞台。父が戻って来た理由は不明(忘れた)、「若者」の方は彼を追って来た模様。そして三人芝居の残る一人、「息子」(萩原聖人)は自分の仕事を辞めてか休んでか、かつて暮らしたこの場所の二階に滞在していたらしく、自室から姿を現わし二人を驚かせる。
老年と中年、若者の三世代が同じ場所で、それぞれ(の世代)が抱える困難を焙り出す狙いで書いた、と永井氏のコメントを後で見てなるほどと得心したが、しかし世代を体現した人物像としてはどうだろうか(特に息子役は特殊な役柄を演じて来た俳優でもある)、群像劇には見えて来なかった。一場劇として面白い展開が盛り込まれていたが、「風情」を感じ取るには至らず、「震災」のしの字も出て来ず、惹句にあった「2024年の日本で上演する事で見えて来るもの」を見よう、という狙いだとすれば、初演時の「震災」は長年続く「経済災害」に置き換えられでもしただろうか・・。だがそうなると場所がポツンと立つ廃屋である必然性が薄くならないか。冒頭が見られなかった事が未だに引っ掛かっているが、結果的には不本意な観劇になった。
風間杜夫氏の立ち姿(このところ梁山泊のテント芝居で観る事が多いが)が、振り幅的に自分のイメージが固まっていて(要は同じに見える)、それを裏切る瞬間(
(への期待)が訪れず、という所が大きい気が。萩原氏は柔軟さがあるがキャラのイメージが「爪を隠した鷹」だし、堅山氏は若手として飛び跳ねる運動量多い役だがガタイが良くまた生硬に見えた。
2012年初演のキャスティングは、平幹二郎、佐々木蔵之介、溝端淳平。平幹はかなりの老齢で「父」役に耐えたのだろうか?と思う所。佐々木氏は未知数、溝端淳平は中々やれそうである。
辛口になったが、期待値の高さの裏返しと言われればその通り。

さて話題は変わり・・
今年は「アワード」投票をミスる事なく終えたが、未練たらしい膨大な「ランク漏れ」舞台への言及でも触れそびれた、公演幾つか(まだあんのかいっ)をひっそりとここで挙げておきたい。(ネタバレ欄に)

ネタバレBOX

うっかりの書き忘れが、
・ラビット番長「ハクマキタル」・・「ストレートプレイの秀作のあった初見劇団」の一つとして。
・キョードー東京・ミュージカル「RENT」・・山本耕史参加の来日公演。「商業演劇」(的カテゴリー)として。「感動」の度合いで言えば確実にランクインだが、やはりこれは別枠とした。
・風姿花伝プロデュース「夜は昼の母」・・タイトルからつい前年の母娘の芝居と勘違い。こちらは同企画の原点ラーシュ・ノレーンの際どい作品。風姿花伝P継続への期待を込めて。

ストレートプレイでは攻めた舞台が、同等かそれ以上なのに端折るのも気が引けるので、という事で追記。
・・イキウメ「奇ッ怪」、文化座「花と龍」、一糸座「崩壊」、ゆうめい「養生」、果てとチーク「害悪」、M2「黒い太陽」(作演の主宰劇団のも含めて、新たに発見の部)、ZERO-ICH「隧道」、梁山泊「風のほこり」、世田谷シルク「カズオ」、夢現舎「遺失物安置室」。
リーディングでは楽園王「本棚より幾つか、」の特別公演「お国と五平」「華燭」は特筆(年末の「イヨネスコ『授業』」も秀逸)。
渡辺源四郎商店は今年も書き手二名の上演は着想の面白さ。地方劇団の公演は今後も続いてほしい。他、劇団普通、演劇アンサンブルも上質な舞台、唐組も相変わらず。初の横浜ボートシアター「小栗判官と照手姫」で説教節の世界を堪能(ProjectNyxより泥臭いのが良い)。女性ユニットOn7や理性的な変人たちも今後へ繋ぐ仕事が見られた。

別カテゴリーになるが「いきなり本読み!」小林聡美、小泉今日子の「いきなり」の対応力に舌を巻いた。
メジャー所には評価が何故かしょっぱくなる。PARCO「オーランド」は文学作品を立ち上げる事に成功してはいたが「現在」との緊張関係がもう一つ見えず。年始のbunkamura「う蝕」は能登震災を受けて急きょ書き直した作品ゆえか、ユニークな作だが「現実を踏まえたフィクション」の難しさ(よく急拵えでここまでやれたと褒めるべきかも知れないが)。unrato「月の岬」は松田正隆氏の名作を初めて舞台で観たが、何か仕掛けるのではと期待したunratoにしては割と普通だった。

一昨年亡くなったナカゴー鎌田氏作品の上映会で二作品鑑賞でき、後継ではないが期待してるアンパサンドで<ほりぶん>ばりの川上友里を拝め、東京にこにこちゃんでは<ナカゴー>で見た高畑遊を拝め、映像で画餅版だが「ホテル・アムール」が観られて満足だった。
おつかれ山さん

おつかれ山さん

近畿大学 文芸学部芸術学科 舞台芸術専攻 34期

近畿大学 Eキャンパス D館 3階(大阪府)

2025/01/09 (木) ~ 2025/01/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

何か、一生懸命に生きている僕に投射してしまった・・・ 面白かったです
おすすめです

re 有害なおばけらしさ

re 有害なおばけらしさ

アプレッシブ × 実弾生活

シアター711(東京都)

2024/12/25 (水) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/12/27 (金) 15:00

某「おばけ一家」を想起させる姓の親子、母に促されて行った降霊術で娘が呼び出した おばけ は役立たずで……な物語。
基本的には脱力系コメディだが、イマの世相への皮肉や毒が多々含まれるのが独特。
また、呼び出されたおばけが役立たずと判明する場面で「悪魔くん千年王国」で「本当の悪魔は悪魔を呼び出す力を持ったあの少年ではないか?」とヤモリビトが考えたのを想起。
あと、蜘蛛の巣を図案化したようなものを真ん中に据えた舞台美術や衣装も好み。そう言えばあの「おばけと言えば……」なマンガチックなアレも愉快。
開演前の諸注意アナウンスに「スマートウォッチはカバンの中に入れてください」があったのにも好感を持った。

<2025年1月公演>朗読キネマ『潮騒の祈り』

<2025年1月公演>朗読キネマ『潮騒の祈り』

idenshi195

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2025/01/08 (水) ~ 2025/01/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

上弦チーム観劇。センシティブな母娘の会話劇、色々と考えさせられましたね。内容が内容だけに、男性キャストのみの編成で違和感はないかなと危惧していましたが、意外に気になりませんでした。当方息子のみの父親ですが、子育てには反省しきり。

冥途遊山(めいどゆさん)

冥途遊山(めいどゆさん)

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2025/01/03 (金) ~ 2025/01/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「龍組」観劇。
ヨッ!くりもん!新春に相応しい,江戸人情ものの芝居でした。楽しかったなぁ。芝居の作り方が上手く,最初から最後まで集中が途切れることなく,難しく考えることもなく,リラックスして観劇できました。良い観劇時間でした。

<2025年1月公演>朗読キネマ『潮騒の祈り』

<2025年1月公演>朗読キネマ『潮騒の祈り』

idenshi195

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2025/01/08 (水) ~ 2025/01/13 (月)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

なまえ(仮)

なまえ(仮)

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2025/01/08 (水) ~ 2025/01/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

素晴らしかったです。毎度のことですが安定の演技で安心して見ていられます。ただ、今回はいつものシュール成分が少なかったというか不条理含有率が低かったかなーと。でも、すごく楽しめました。今回はオムニバス形式でいろんなネタの詰め合わせのような感じで新鮮でした。あと、これまた毎度のことですが、いつも飲み物や軽いお菓子を劇団さんからもらっちゃって恐縮です。なにはともあれ、新年は劇団夢現舎の舞台で獅子舞を見て開けるのが最近の私のスタイルです^^ 

<2025年1月公演>朗読キネマ『潮騒の祈り』

<2025年1月公演>朗読キネマ『潮騒の祈り』

idenshi195

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2025/01/08 (水) ~ 2025/01/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

上弦を観劇。素晴らしかったです。

冥途遊山(めいどゆさん)

冥途遊山(めいどゆさん)

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2025/01/03 (金) ~ 2025/01/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

剣組観劇。ファンタジックな大江戸時代劇、グッときました。コメディ主体で、時代考証あるのかないのか分かんないけど、シリアスな部分は泣かされますね。

平坂村事件

平坂村事件

十七戦地

新宿眼科画廊(東京都)

2024/11/22 (金) ~ 2024/11/26 (火)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

配信で観劇
これは良い
お薦め
1月31日まで配信

中国神話の世界

中国神話の世界

カプセル兵団

三鷹Ri劇場(旧 三鷹RIスタジオ)(東京都)

2024/12/27 (金) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 中国神話?

ネタバレBOX

 神話というと我々日本人の多くがギリシャ神話や北欧神話には詳しくても日本神話は教科書に載っていたものや祖母や母から聴いたものを除き案外知らないような気がする。或いはこれは自分自身の傾向に過ぎないのかも知れないが。日本神話は天皇制に結び付けられていることからそもそも嫌いであった。寧ろ沖縄のニライカナイやアイヌ神謡集に収められているような神話に親近感を覚える。
 ところで長い間に日本や朝鮮半島に生起した国々に多大な影響を与え社会の仕組みとしての律令制、文化的にも陶磁器や漢字、漢詩やシルクロードを渡って日本に辿り着いた楽器等にしても中国は他の多くの国々の現実に影響を与えてきたにも関わらずこと神話に関しては余り具体的な事例を挙げることが出来ないというのが現実ではなかろうか? 今作はその理由として動乱の時代を生きた孔子がその現実主義的でそれなりに合理性を持つ儒教を確立した論理性でそれ迄伝えられていた、不合理な神話を否定し儒教が広まっていったこととも関係があるとしている。そして英雄や人心を掌握した人々を神として祭る慣習(例えば関帝廟などにみられるように)も所謂他国の神話のような神話が伝承されなくなったのではないか、としている。従って世界に多くあるような創世神話が短く語られるくらいでその後は様々な神の戦い等が描かれる。そして最後に夏の王となった禹王の生涯を描く。
『鯨よ!私の手に乗れ』『りぼん』

『鯨よ!私の手に乗れ』『りぼん』

オフィス3〇〇

本多劇場(東京都)

2025/01/08 (水) ~ 2025/01/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/01/08 (水) 18:00

座席1階

「鯨よ!私の手に乗れ」を拝見。オフィス300を率いる渡辺えりの古希記念と銘打って行われる2本立ての一つだ。渡辺の多彩な才能、そして70歳とは思えないパワフルな姿にあらためて驚かされた舞台だった。

自分にとっては久しぶりの300の舞台。この演目、初演は比較的小さな劇場だったというが、今回は本多劇場。広めの舞台を存分に使っての演出は、この人の才能は劇作家というエリアだけでなく自らの劇作の魅力を最大限に引き出す力も合わせ持っているという証明だ。特筆すべきは場面転換のスムーズさ。場面転換であると思わせないほどの円滑なチェンジで、客席からの視線が途切れることはない。お客さんを飽きさせないキーポイントだろう。
 舞台は渡辺の故郷、山形県(劇中では別の名前になっている)の老人ホーム。昨年に亡くなった自分の母の入所体験がベースだといい、入所者家族の視点などかなりのリアリティーがある。自分に模した登場人物は桑原裕子に任せ、渡辺自身は「渡辺の母」の役柄で、流暢な方言を振り回して登場する。
冒頭のシーンは、この物語を貫く骨太の筋書きだ。これに符合するラストシーンがすごい。まるでテントのアングラ劇を見ているようなシーンに感動する。
もう一作の「りぼん」は見ていないが、「鯨よ!」は観てよかった。渡辺自身がいつも言っている、平和への思いも十分に伝わってきた。

Musical プラハの橋

Musical プラハの橋

サンライズプロモーション東京

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2025/01/07 (火) ~ 2025/01/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

コンパクトなサイズのミュージカル、何ともベタな展開の不倫逃避行モノでしたが、なかなかに楽しめました。音楽の宮川彬良氏はマツケンサンバとヤマトぐらいしか知らなかったけど、しっとりとしたいい楽曲でしたね。

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