最新の観てきた!クチコミ一覧

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僕をみつけて/生きている

僕をみつけて/生きている

かわいいコンビニ店員 飯田さん

OFF OFFシアター(東京都)

2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

本公演は初めて観たんだけど、ただただ凄くてびっくりした
ベタじゃないしぶっ飛んでもない、キャラをしっかり立てたうえで関係性や言動でめちゃめちゃ笑いが起こる
鈴木研さんがいたんで笑いを増し増しにした第27班感
人狼をちりばめた構造も見事
会話に一つ余計なものを加える上手さとか
キャラの特性で作られたシチュエーションによる面白みとか
笑えない場面でも踏み越えて笑いになっている部分にとにかく感心
なお、赤猫座さんはこれまで死体か芋虫でしか観たことなかったんでギャップ感、、、

現っ、

現っ、

中野坂上デーモンズ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

シンメトリーな光景とシンクロする台詞、緊張を受ける序盤からやがてぐにぁあってなってどっぷりハマって
客観視とか自己分析とかじゃなく本当にもうひとりくらい自分がいないと自分が本当に存在しているのかわからなくなる世界へ
16ビートで腰を振ってる作品

高校演劇マルシェ

高校演劇マルシェ

高校演劇マルシェ

中野スタジオあくとれ(東京都)

2018/03/30 (金) ~ 2018/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★★

「※この高校4年生はフィクションです。」
実在する高校の説明をすることがフィクションとしての舞台を作り上げ
誰が演じるのかが意味を持ち、登場人物が記号として扱われない
現実をちらつかせてフィクションとしての面白さと輪郭をあらわにする、構造として凄く上手く出来ている作品

「絶対恋愛王政」
去年だるめしあん版を観て、台本もDLして熟読している好きな作品
中盤からもうひたすらボロボロ泣いてしまった
それぞれ壁に向かって主張しているような現実でもあるような議論風景から
向き合って相手に向かって話し始めて、最後は自分の中いる相手に話す流れが好き

わが家の最終的解決

わが家の最終的解決

SOLID STAR

シアターサンモール(東京都)

2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

コメディとして凄い力を持ってる作品だなと
同時にヤバいところをみんなゲラゲラ笑ってるヤバい作品
演者が美男美女揃いでコメディ演技ではないからか
思ったよりもベタなコメディ感はなかった
重い場面でもしっかり笑いが取れていたのが良かった

アガリスク版でのゲルトナーさんは物語として消化されていない気がしていて違和感が残っていたんだけど
SOLIDSTAR版ではそこが改善されていて、しっかりと物語に組み込まれたキャラになっていたのが良かった
それにより最後も矛盾しなくなって作品としてもより良くなったと思う

ネタバレBOX

アガリスク版と比べると
・アルフレッドがめちゃめちゃ若くなってハンスよりちょっと年上くらい
・ゲルトナーもリーゼの父じゃなく兄になって若返り
・衣装とか舞台が豪華に。本棚も上手く透過される仕組み
・終盤のゲルトナー部分が改善。しっかりと物語に組み込まれた
この街の星屑

この街の星屑

劇団PIS★TOL

劇場MOMO(東京都)

2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

ヒューマニティ
とても、人間味溢れる作品を観劇しました。
人の五感と語感がぶつかり合って、
感情がスッと客席に届いて、
感情移入してしまうキャラクターに出会う。
少し懐かしい昭和の雰囲気が漂う商店街で
平成になった今でも通じる人の生の話。
私はとても、あったかいけど悔しいような気持ちになりました。
観た人は、きっと自分のこれからを
考える帰路を辿ったと思います。
昔があって今があって、そしてこれからがあって。
いいなぁって思いました。
個人的にはたこ焼きパーティーをやりたくなりました。

笑って泣いてドラマを体験した素敵な時間でした!
次作品もとても楽しみです!

彼女は二度ベルを鳴らす

彼女は二度ベルを鳴らす

空想実現集団TOY'sBOX

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

真っ直ぐに笑わせてくるし、真っ直ぐに物語を投げかけてくる
てらいの無い作品で役者も含めて完品な舞台
キラキラしすぎてて真っ直ぐ見られないのはこちらの責任
優良であり、無添加であり、爪の無い存在もまた必要
小説家が書いている虚構のキャラが現実世界に絡んでくるという、現実と虚構の2重構造舞台なんだけど
たすいちもよくこういった構造のやるし、キャラメルボックスにこういった作品があるのかな?
とりあえずこの手の作品は自分の好みで凄い好きだった

コンプソンズ×劇団「地蔵中毒」

コンプソンズ×劇団「地蔵中毒」

コンプソンズ

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2018/03/24 (土) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

コンプソンズは「北九州市叙景」
この閉塞感、この負の諦念に満ちた空気
笑いなしでも成立する土台なんだけど、めちゃめちゃぶっこんでくるし
役者さん全員のキャラが良すぎる。特に細井さんと本田さんは好きすぎる
シリアスなの作っても凄いの出来上がりそう、、、
こういった諦念に満ちた作品をこのテイストで作り上げるというのは凄いし、好みすぎた

地蔵中毒は「緑の電車」
これについてはhocotenさんのGTOがとにかく酷い
もう酷すぎて好きすぎる、ノイローゼになるまで見せつけられたい、、、ポイズン
地蔵中毒の作品ってめちゃくちゃなようで後であらすじがしっかりと思い出せるのが凄い不思議

病気だからね。

病気だからね。

冗談だからね。

OFF OFFシアター(東京都)

2018/03/23 (金) ~ 2018/03/26 (月)公演終了

満足度★★★★

とりあえず観て湧き上がったのは「知りたい」という感情
「不明」の詳細じゃなくて、散らばりまくったこの感情の意味を知りたい
要はこれを作った人を僕の頭の中に入れて会話したくて
「ここ面白いじゃん!」「なんでここ、こうしたの?」「大爆笑」って感じで
それで、どんな作品も意味は観客が創り出すものだとすると
ノセられて小難しい事とかわかったようなことを書くのは自分の裸を見られるようなもんで
だから自分だけに目を向けて単純に「わからないけど刺激を受けた」というのが一番当てはまってる気がした
また内容の要素として、youtubeやニコ動、ゲームの実況配信などが普及している中で
呼吸をするように当たり前にこういった手法を入れていく様を見るのは
作品への効果や完成度は別にしても好きとしか言えない

なお2回観たら凄い面白く観られた。この劇に僕が求めていたのは安心感だったのかも
どこで何が起こるか情報を全て知って観ると取捨選択が出来てすっきりし、ずっと楽しかった

トランスイマー

トランスイマー

劇団5454

赤坂RED/THEATER(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

春陽さんならではの素材の使い方、5454ならではの役者さんのキャラを活かした芝居で面白い
本作はいつもより物語にクセが少なく感じた
主人公のキャラがただの人格破綻者になってしまいかねない危うさ
演出が巧くて素晴らしいんだけどそればっかりが目立つようだと危険

ネタバレBOX

主人公が途中完全に頭のおかしい、頭の悪い人間になっていて
そうすると観ている方としてはフラストレーションが溜まるだけとなり感情移入が出来ない時間が長すぎたかなと
『天国と地獄』

『天国と地獄』

遠吠え

王子スタジオ1(東京都)

2018/03/20 (火) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

その世界は演劇というルールと、高校の部活という白い枠で出来ていて
そこから衝動と熱を持って、はみ出し始める彼女らを見て
僕の中で漠然と「やりたいのかも」と思っていたことが「やらなくちゃ」って
コトコト音を立てて動き出すような、走り出したくなるような作品だった

なお自分は高校演劇という世界を全く知らないので、この作品に出てくるディティールやワードなどが凄い新鮮で面白かった

「LOVE」 Chapter3

「LOVE」 Chapter3

シンクロ少女

OFF OFFシアター(東京都)

2018/03/19 (月) ~ 2018/03/21 (水)公演終了

満足度★★★★★

本当に面白かった、、、いや違うな、とにかく好きだった、大好きだった
自分の指とかこぶしを噛みながら悶つつ、主人公たちと同じように感情揺れ動いて苦しんで
でもとにかくずっと、この劇を観てる時ずっと幸せで、そこにいる「人」が好きで幸せだった
「した人」と「された人」に分かれるキスは駄目だよね、同じ力でしたいよね

再生ミセスフィクションズ2

再生ミセスフィクションズ2

Mrs.fictions

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2018/03/15 (木) ~ 2018/03/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

愛しさと切なさと馬鹿馬鹿しさと
虚構の混ざり具合が絶妙な短編4つ
どれもこれも世界の片隅に流れ着いた漂着物の哀歌って感じで
閉塞感を笑い飛ばす、でも飛ばしきれない世界
「男達だけで踊ろうぜ」はどちらも明転して視界に入った時の衝撃で悶絶した
「上手も下手もないけれど」が凄まじい
人生は舞台とか虚構とかお洒落な雰囲気とか
ひっくるめてこの短い作品でこれだけ味あわせてくるかと
完成されたパーフェクトなものってあるんだなって思った

-127birth

-127birth

こわっぱちゃん家

OFF OFFシアター(東京都)

2018/03/15 (木) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

序盤から恐ろしいほどのハートフルさと真摯な圧が伝わってきて、ああこれはドラマだなと
それが背骨としてあるんでその後の展開がどこへ行こうと効果的に響いてくる(ドラマチックでも白けさせない)
この劇団は初めて観たんだけど、善い作品を巧く作るなと感心

ボス村松のラジオ

ボス村松のラジオ

劇団鋼鉄村松・日本のラジオ合同公演

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/03/15 (木) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

合同公演なんだけど、この作品の空気はどこにもない初めての空気
ボス村松さんの存在が文学なのに、舞台上の色は子供の頃に観たファンタジー的
そこにラジオがあることの心地よさがそのまま作品の心地よさになっていた
登場人物を小人とか妖精にすれば児童文学にもなりそうな装いなんだけど、振り返ると教訓も何も残らない、真面目なことも笑い話も昨日に置いてくる深夜ラジオと同じで楽しく聴き流せる作品

ネタバレBOX

何をやっても喋っても現実的に明日を生きない男と、どうしようもなくぐだぐだだけど明日を生きるであろう男が
最終盤で決定的に違う存在なんだなってなるシーンが凄い好きだった
昨日の国で生きるなら名前も素性もいらいないと
ケツプリオさんのアドリブパートも毎回楽しかった
フェイクワンダーランド

フェイクワンダーランド

ぱすてるからっと

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2018/04/17 (火) ~ 2018/04/22 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/04/18 (水)

廻チーム・18日ソワレを拝見。

脚本的にディテールで矛盾やご都合主義的展開が見受けられ、さらに、いくら芝居が絵空事とはいえ(ご本人の熱演は大いに認めるものの)物理的に無理が過ぎる配役にも首を傾げざるを得なかった90分。

とはいえ、若いヒト達が懸命に演技し踊る様子に心動かされるものがあったのと、当日運営の皆さんの好感の持てる対応を目の当たりにして、観劇後の印象はすこぶる良かった。

忘却論

忘却論

華凛

ワーサルシアター(東京都)

2018/04/18 (水) ~ 2018/04/22 (日)公演終了


水槽が四つ、等間隔に置いてある。
金魚はいない。藻だけ生えている。


6人の女子高校生が、いまだ帰ってこない母親を待つ、七夕の日。


ここで ふと考える。


15歳〜18歳の間に6人も産まれるなど、現実的なのか。


双子はいない。



そこからイリュージョンとして観ようと思った。



楽曲はチグハグしている。


往年の名曲が流れたら、つぎはJメロという具合に。

イッショクタン演劇。


しかし、彼女たちは 水槽のごとく等間隔で踊ったりする。

その光景は煌びやかで、内面的・断絶的な物語との対象を成すのだ。

あぁ、スタイリッシュ。


客層は男性が中心だ。
もっと幅広い層に観てほしい。


6番シードの お姉さん… のような。

























ハムレット

ハムレット

株式会社トゥービー

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2018/04/14 (土) ~ 2018/04/22 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/04/21 (土)

21日ソワレ(途中休憩10分挟み3時間)を拝見。

ナマの舞台で『タイタス・アンドロニカス』『じゃじゃ馬ならし』、DVDで『カクシンハン版ジュリアス・シーザー』と観ているカクシンハンさん。
でぇ、今回の『ハムレット』、チケット代分は充分愉しめたものの、『タイタス…』程の斬新さは感じられず、さらに、植木等の『スーダラ節』は個人的には「スベってたなぁ」と思わざるを得なかった(ついでに言わせてもらうと、若い客層には『スーダラ節』はピンと来なかったのではないかと)。

なお、従来の真以美さん・のぐち和美さんに加えて登用された女優さん達の存在が、専ら「男芝居」なカクシンハンさんの舞台に、フェミニンな幅を広げていたように映った。多くの舞台で重用される小林春世さんに有田杏子さん、私にとっては今回が初見の寺田みなみさん・多田慶子さんの好演は大変印象深いものがあった。

怪シイ来客簿

怪シイ来客簿

げきだん S-演s?

アトリエS-pace(大阪府)

2018/03/09 (金) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

堅物の父,従順な母,常識的な弟夫婦,常識ない妻と凡庸なその恋人,そして幻。

昭和を丸々生き抜いた作家の半生。
チンチロ,闇市,エネルギッシュな昭和初期。
そして晩年、透かし出される家族の絆。

役者さんが良かった。
特に子役さんがアクセントになっていて、素晴らしかった。

midnight fly high

midnight fly high

Artist Unit イカスケ

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2018/03/09 (金) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

滅茶苦茶、楽しかった!

廃墟ビルに集う 自殺者1,2、盗撮マニア、悪霊マニア、窃盗団、もぐりの住人、塚OG、
そして地縛霊と死神!

1年前の事故とは?
ミュージカルに託された想いとは?

大笑いしつつ、
ミュージカル楽しみつつ、
謎解きもできて、
至れり尽くせり、大満足!

こういうオカルト・サスペンスチックなコメディ、イカスケさんお得意ですね!
好きです。

海賊、森を走ればそれは焔...... -九鬼一族流史-

海賊、森を走ればそれは焔...... -九鬼一族流史-

劇団演りだおれ

道頓堀ZAZA HOUSE(大阪府)

2018/03/09 (金) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

この劇団さん、前回公演もそうでしたが、舞台美術・セット・衣装がとても凝ってて、美麗で素晴らしい。

役者さんも役所に忠実で、演技に熱が入っていて、物語の世界に誘ってくれます。

今回が『演りおさめ公演』との事。
とても残念ですが、活動の再開を楽しみにして待ってます。

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