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ゲイシャパラソル

ゲイシャパラソル

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2018/06/09 (土) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

墨組を観ました。
天井からは幾つもの艶やかな提灯がぶら下がり、情緒たっぷりのセットに華やかな着物。
ああ、日本っていいなって思わされます。
演出の巧みさで物語は展開します。詳細はメタバレで。

ネタバレBOX

平成60年、とのこと。
戸籍を売る、名前の意味、厄病神だから、ファンファン(中国)の進出、
30年もの先のことだからということだけど、リアリティーが感じられない。。。
いいか、あやめ18番の雰囲気に包まれて、今夜は楽しかったのだから。
SUPERHUMAN

SUPERHUMAN

ヌトミック

北千住BUoY(東京都)

2018/03/23 (金) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★

 開演前に脚本・演出の額田大志さんから、上演中は写真撮影可能でネット上への公開も可能とアナウンスがあり、2階のカフェで販売している飲み物を飲んでもOKと、何度も丁寧に話しかけてくださいました。砂埃が立つ可能性があるので希望者にはマスクも配布。行き届いた心遣いに触れ、開幕前から気持ちが明るくなりました。

 終演後のトークではAokidさんと額田さんのお話を聞くことが出来ました。質問の時間では、観客の意見をそのまま素直に受け取って、正直な言葉で応えてくださったように思います。前説もそうでしたが、とても風通しがよくて、公平で、気持ちのいいコミュニケーションができました。

 喫茶店やレストランなどが記載された劇場周辺の地図が配布されており、私の知人はそこに載っているお店に食事に行きました。劇場と地域をつないで、観劇だけで終わらせない演出をしてくださいました。

ネタバレBOX

 床に置かれた四角い枠の中に白い石が敷き詰められており、コンクリートの柱に巻かれた綱から縄文時代を連想しました。演技スペースをL字型に囲む客席から一番遠い舞台奥には、大きなパネルがあり、映像が映されます。カラフルで寒々しいLED照明はプラスチックのような人工的な軽々しさが感じられ、石や綱と対照的でした。

 20代の自分たちが今、ここ(北千住)にいることを身体と言葉で確認しつつ、地球の裏側や時空の彼方へと思考を飛ばしていきます。現代口語会話や身体表現、映像中継などを繰り出して、今、ここ、この時代に自分たちが何をするのか、しないのか、するとしたら何ができるのか…と問うているようでした。

 類人猿からヒトに進化した人類が火の使用をする…といった原始時代の表現がありましたが、暴力的な野生が感じ取れず残念。踏みしめるコンクリートから砂、地層へと想像を広げていく際、床に対する向き合い方が軽いのが気になりました。出演者が「ざっばーん」と発語しても海を想像できませんでした。遠い昔の大海なのか、現代の近場のビーチなのか、イメージ映像なのか、ただの「ざっばーん」という音なのか、詳細に感じ取りたかったです。

 Aokidさんが競泳用水着でダンスを踊ったり、深澤しほさんがラップをしたり、山崎皓司さんがゴリラを演じたりするのは、それぞれの得意技披露だったのでしょうか。素材を活かすことが額田さんの演出方針なのだと思いますが、個人的にはその演技自体を鑑賞するにとどまってしまい物足りなかったです。

 観客に向かって話しかける演技をしても、本当には話しかけていないため、どう受け取っていいのかわからなかったです。出演者の演技については感情とイメージが足りないのではないかと思いました。徐々に単調に感じるようになってしまったこともあり、できれば額田さんの音楽をもっと聴きたかったですね。

 ※ポスト・パフォーマンス・トークで質問したところ、額田さんは俳優がセリフを言う時の感情やイメージは特に指定していないとのこと。口から発する音としての声を重要視されているようでした。
フランケンシュタインー現代のプロメテウス

フランケンシュタインー現代のプロメテウス

演劇企画集団THE・ガジラ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/13 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/06/11 (月) 19:00

結構、観劇者の評価も分かれているようですが、これだけのコメントが書き込まれるということは、それだけで観る価値はあったということです。初日に観劇された方々のご不満(セリフの噛みの多さや、展開の単調さ、説明台詞の多さ、音響頼り等)も、私が拝見した時点ではほぼ解消していたように思えます。けして、2時間10分も長いとは思えなかったのですが、登場人物の人間関係が、整理されてくる後半になると、この話の着地点はどこなのだという不安が募ってくるのは確か。残り30分を切ったくらいから、時計の針を見る機会が頻繁になりました。落ち着かないのですね、ただそれはそれでこの作品の魅力かもしれません。

サブタイトルの「現代のプロメテウス」の「現代」とは、今私たちの生きている現代?それともビクトールが生きていた現代?(もちろん、これが書かれた時点では前者なのだけれど、演出としてはどうなのかな)
そして、人間を導く「プロメテウス」は創造者であるビクトールなのだけれど、進化を続け人間を超え導いていく怪物にも思える。この作品では、永遠の罪業を背負う意味では、両者とも言えるかな。

岩野未知、守屋百子両氏の対決を通して、本来は双方男性という前提が、2人が中性化していくのが(結果、2人とも女装になるし、岩野さん下着姿だし)、人間でなくっていくということなんでしょう。私は「神」に近づいていくという意見ではないな。人間を超越していく、あるいは、人間から排除される存在なのだと思う。
そもそも、AIにしても性別ないし外形で性別を作っているにいすぎないし、サタンあるいは天使は両性だし。

岩野未知、守屋百子お2人の対決(必ずしも対峙せずとも、相互に拘束しあい、苦しめあっている)が、この舞台の一番の見どころですね。



ネタバレBOX

ビクトール・フランケンステインが、自ら創造した生命のために、結局、怪物と同様の自らのアイデンティティも保てなくなるお話。世界に受け入れられない怪物同様、自らを同定できなくなっていく。だって、彼を彼と証明してくれる他者がいなくなり、結果、怪物の指示通りの扮装を身にまとい、自らであることを辞めてしまうのだから。

そして、ビクトールの怪物への復讐が失敗に終わり、死を迎えた時、彼ら(彼女ら)は、完全な鏡像関係に身を置くことにある。ご指摘があるように、ビクトールは怪物によって、創造される可能性をもって、、、

ビクトール・フランケンステインと怪物が名乗っているということは、回想シーンを見せられている限りは、開始早々に判るのだけれど(だって、小説と違い、ビジュアルがあるのだから)、果たしてそうした認識でよいのかな、ということが、最後まで結論付けられない。ビクトールは何度も意識や記憶のない時間を過ごしているし、怪物の知らないはずのビクトールの周辺で起きた事柄をなぜ怪物は知っているのか?
怪物(らしき金髪の女性)は、北極の氷の中で生きていたのだから、人間じゃなくて、やはり怪物なんだよなあ、と思っても、どうも喉が詰まっているような気分の悪さを感じる2時間。(ラスト10分ではっきりしますが)

ラスト間近から、舞台中央のテーブルに落ちてくる雫は何?水分のように見えるけれど、粉末状でもあるし。怪物と話す冒険家は、その雫を手で受けて、明らかに存在に気づていたし。ここの辺りは、ちょっと鐘下さんに聞いてみたい。
ゲイシャパラソル

ゲイシャパラソル

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2018/06/09 (土) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/06/09 (土) 19:00

座席1階1列

あやめの公演はこれで4回目。

深川一番の芸者仇吉をめぐる恋物語。
セットは天に鮮やかなパラソルのみ。仇吉演じる金子さんの艶っぽい姿にまず目を奪われた。
パラソルを通す光は華やかでもあり妖しくあり、その時代に生きる人々の心模様を映していたか。

これは評判通り、あやめ十八番の十八番。

悲しみよ、消えないでくれ

悲しみよ、消えないでくれ

モダンスイマーズ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/06/09 (土) 15:00

価格3,000円

山小屋の主人の娘の死因はなんであったか。
集まった人達の秘密も暴露され話が進みます。
人が本気で泣いたり怒ったり。それは安っぽいものではありません。
それをこの作品が教えてくれます。

観たら芝居がもっと好きになる作品。この団体の作品は2度目だが中毒になる。
しかしこれだけのクオリティーで3000円、しかも芸劇。あり得ない。

でんでんさんが好演過ぎて吐きそうになりました。

ボーダーリング

ボーダーリング

やみ・あがりシアター

アトリエファンファーレ高円寺(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/06/09 (土) 11:00

価格0円

前作「スピークイージー」から6か月!待望の新作!

始まりは忍と忍の婚活。しのぶがしのびに気付かない理由付けが秀逸過ぎる。
二人が中心かと思いきや巻き戻し型のアンサンブル。
白黒はピアノ曲に合わせた鍵盤も連想。男女の距離が白黒ハッキリしない作りも愉快。ラストにヤイコが流れてくるとは!(ジャリジャリー♪)
「某ダーリン」はやや苦しいかな。

好きなキャラクターは断然「小麦」。あの笑い方もそうだけど何か不器用で一生懸命の彼女が好き。Twitterでこのことは呟かなかったけど、小麦を演じた加藤さんから作品を観た御礼コメントをいただいて驚いた!しかも2回も(笑)。実に小麦らしい。

チケプレありがとうございました。

ゲイシャパラソル

ゲイシャパラソル

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2018/06/09 (土) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★

演劇は難しい。良いと思われる作品でも、人によって相性次第。この舞台は私にとっては、手強い作品でした。舞台を前に出し、3方向から見られる形。「楽隊」と称するミュージシャンが4人。わくわくする雰囲気で始まりました。ただ私は最初の十数分の展開を掴み損ない「乗り遅れ」てしまいました。なぜかなあ。。。それだけの理由で申し訳ありません。

『隣にいても一人』/『LEQUIO grande』

『隣にいても一人』/『LEQUIO grande』

劇艶おとな団

アトリエ春風舎(東京都)

2018/06/09 (土) ~ 2018/06/09 (土)公演終了

満足度★★★

■約140分(途中休憩10分込み)■
日本各地の方言で広く演じられているという不条理劇風ホームドラマ『隣にいても一人』は初見が沖縄編という巡り合わせになったものの、久富友昭さんと安室憂美さんの生き生きとして息の合った掛け合いがなんとも可笑しく、不条理と琉球弁という二重の壁が気にならないほど楽しめた。もう一方の『LEQUIO grande』、沖縄をめぐるアイデンティティ論議にまで発展してゆく家族会議は聴き応えがあったとはいえ、いかんせん、劇として不体裁。

鏡の星

鏡の星

劇団あおきりみかん

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2018/06/08 (金) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★

■120分強■
鏡の星というアイデアを、上手く展開できていない。もっと広がり、かつ、紛糾するかと思ったが。

日本文学盛衰史

日本文学盛衰史

青年団

吉祥寺シアター(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/07/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

■約135分■
ひょっとすると原作には出てこないある言葉の効果的な使用により、言文一致運動に大なり小なり関わった文人たちの高邁な志が原作以上に伝わってきて、大いに心が高揚。感動した。

ネタバレBOX

「国民国家」がその言葉。そのような国家の礎となるべき言葉を当時の作家たちは探していたのだと考えたら、そのドデカイ志に打ちのめされた。事実その通りだったのかは分からないが。
月刊彗星マジック「ヒーロー」5月号

月刊彗星マジック「ヒーロー」5月号

彗星マジック

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2018/05/08 (火) ~ 2018/05/08 (火)公演終了

満足度★★★★★

4月号に引き続き、5月号も拝見できました!
拝見できて、超ラッキーです。

■慟哭編
東京3区を守るメトロポリマンの後任を、秋と御国が争うが、メトロポリマンの再就職先が…
何やら9月に続きそうな伏線…
楽しみです!

■光芒編
おっちゃんの補佐官:小春の後任として、秋とオメガ子が青ヶ島に。
そしてビームがおっちゃんの記憶を蝕み、やがておっちゃんは秋を小春と間違え…
涙が…とても良かった。
感動した。

4,5月号に続き、6月号も拝見したいな!

時代絵巻AsH 其ノ拾弐『白煉〜びゃくれん〜』

時代絵巻AsH 其ノ拾弐『白煉〜びゃくれん〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/06/06 (水) ~ 2018/06/11 (月)公演終了

満足度★★★

よく知られている方々の親の話・・・みたいな(^-^;)

なかなかに面白かった
続けられている分
具足とか衣装とかは良く出来てて納得でした

ただ時々キメるとこで少々台詞のカミがあって・・・
ちょい残念だったかなぁと感じた2時間超える作品

ネタバレBOX

綺麗なパンフレット付きで
観客へのアンケート無しです

少女は在りし日の空白を

少女は在りし日の空白を

GMP

世界館(大阪府)

2018/05/05 (土) ~ 2018/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★

千秋楽拝見。
死屍累々の屍を乗り越えたミュージカル!
見届けさせて頂きました。

皆さん歌がお上手で、特に夏淡さん上手っ!

ヒューマンの羨望とウィザードの苦悩。
その軋轢に揺れる姉妹に幸あらんことを…

嗚咽しながら号泣されてる方も居られました。
感動的で公演した。

Bar月光~それぞれのペーパームーン

Bar月光~それぞれのペーパームーン

魚クラブ

アートギャラリーフジハラB1(フジハラビルB1ギャラリー)(大阪府)

2018/05/04 (金) ~ 2018/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★

Bar月光2~女装男のペーパームーン
他劇団で拝見した『屋上のペーパームーン』のおじさん臭~い(もとい、円熟のオッサン臭さが残る?)公演と、一味も二味も違ったペーパームーンでした。

女装男に因んだエピソード満載で、とても新鮮。
少し噛み気味な役者さんも居ましたが、中村ゆりさんが凄い負のオーラを放ってて、見違えた。 とても良かった。

女版も観たかった

中之島春の文化祭2018

中之島春の文化祭2018

ABCホールプロデュース公演

ABCホール (大阪府)

2018/05/04 (金) ~ 2018/05/05 (土)公演終了

満足度★★★★★

中之島春の文化祭2018、10周年おめでとうございます。

最後の最後、【Fブロック】を観劇。
粒ぞろいの演目ばかり!

■Micro to Macro
エレベータに閉じ込められた人達…
オーディションに行く人、紙飛行機を抱えた人、バイトに行く人…
皆が、あの曲に勇気付けられ…20分で感動しました!

■ババロワーズ
マザコンを茶化された子の親が「イジメだと」…
モンスターペアレント?の挙げ句…ブラックでした!
差別vs逆差別、の観点も…

■壱劇屋
独鬼だと思って、前振り長いなぁ…
やっと子供が預けられ、始まると思ったら終わり?
なるほど、独鬼の前章、episode 0 だったんですね!
ワードレスの中で『独鬼』が一番好きだったので、
episode 0 を観劇出来て、ラッキー!

■オパンポン創造社
竜宮城の秘密…玉手箱で若さを…
そして4歳の弟の次郎は…
次郎を竜宮城から助けられるのか?
皆が「そうかも」と思っていた核心を突く問題作ですね。

■MousePiece-Ree
昨年に引き続き、大トリを飾る!
昨年は超緊張する、との事でした…
鉄板のMousePiece-Reeワールドでした。
訳解らないのに…超爆笑でした!

ねぇ、聞いてよ、ウォンバット!

ねぇ、聞いてよ、ウォンバット!

カミグセ

くすのき荘(東京都)

2018/06/08 (金) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/06/08 (金) 16:00

価格2,500円

引っ込み思案気味のねむみのもとに(自称)ウォンバットが現れて……というシュール系な状況から始まる45分の中編。
つくに主宰によると会場の窓(と小さなベランダ)と柱に惹かれて書きたくなったそうで、確かに会場の機構(?)を活かしていたな、と。
で、「くだらないもの」にしたかったそうだが「あと一歩で飛べなかった主人公が一歩踏み出す」的なキチンとした小品になってしまったのは作家のサガか?(笑)
がしかし、その旨を伝えたら「必ずしもそういう結末ではない」と返され、そういえば異なる解釈もできるな、と思ったのだった。
また、窓の外が夜だと最後の場の意味合いが違って見えるとも言われてなるほど納得。
ところで質問し損ねてしまったが「トイレの壁」のエピソードは創作?それともつくにさんの実体験?

フランケンシュタインー現代のプロメテウス

フランケンシュタインー現代のプロメテウス

演劇企画集団THE・ガジラ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/13 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/06/11 (月) 19:00

予想をはるかに超える重厚なステージでした。現在にも通じる科学文明批判。古くて新しい作品。

時代絵巻AsH 其ノ拾弐『白煉〜びゃくれん〜』

時代絵巻AsH 其ノ拾弐『白煉〜びゃくれん〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/06/06 (水) ~ 2018/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

保元・平治の乱、もっと歴史を勉強しておけばよかったと、いただいたパンフでにわか知識を詰め込んで観劇。熱い思いが伝わってきて、我知らず泣いていました。良かったです。次回も期待してます。

山茶花

山茶花

ENG

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2018/06/06 (水) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/06/09 (土) 18:00

価格4,800円

個人的にはENGにハズレなしを益々継続させてくれる素敵な作品でした。

ネタバレBOX

松木わかはさん演じる三國は声が出せない女性ということで、
星璃さん演じるヒゴに感化されて声を絞り出すシーン。
でも一緒に行くこと叶わず「ヒゴ…」と呟き、崩れるシーン。
ヒゴの死を知って思い切り叫ぶシーンと、キャラクターとして泣かせることのできる
ズルいキャラクターではありますけれど、松木さんのお芝居がとても素晴らしくて
三國のシーンのたびにすすり泣く声が聞こえてきたのが良かったです。
印象深いキャラクターです。
Paranoia Papers〜偏執狂短編集Ⅳ〜

Paranoia Papers〜偏執狂短編集Ⅳ〜

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2018/06/09 (土) ~ 2018/06/18 (月)公演終了

満足度★★★★

赩Verを観劇
殺人鬼から伝わってくるのは美学や生き様ではなく
綺麗さや汚さ、美しさや醜さ、そのどちらにも感じる劣等感だった
そうして舞台上で彼らが振り回すのは痛みが伝わってくる
相変わらず見せたい場面がはっきりとしているのでじっくりと堪能できる

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