
奇行遊戯
TRASHMASTERS
上野ストアハウス(東京都)
2018/06/20 (水) ~ 2018/06/24 (日)公演終了
満足度★★★★
2010年上演作の再演とは後で知った。
トラッシュお得意の二幕構成(後半が近未来。緊迫感ある音楽をバックに高速ナレーション+テロップが間を繋ぐ)が突如「復活」?(新作で)と思ったのはヌカ悦びだったが、久々にガッツリと構築されたトラッシュ舞台を観た。
この独自の二部構成舞台は、じっくり練り上げた戯曲である事が不可欠で、現在の中都留氏の多忙さでは当分お目にかかれないだろう・・とは今回の舞台を見ての実感でもあり、つまりよく出来た舞台だった。
「よく出来た」とは言葉足らずで、「呆気に取られた」という位が程度に即している場面は、漁村の人々の(九州弁を駆使した)口調とそれに伴った身体の動きや佇まい、台詞の展開の巧さ、自然さ。最近の中津留戯曲からは想像できない「心地よい」台詞劇の才能がそこにあった。むろん中津留氏独特の「事件性」のねじ込み、「対立」のねじ込みはあるが「リアル」に踏みとどまり、俳優の奮闘により醸成される温度とアトモスフィアが舞台を包んでいたのだ。
そんなことで中津留氏の「新境地?」と色めいたのだったが・・(しつこいか)。

【大阪公演】劇団壱劇屋「独鬼〜hitorioni〜」
壱劇屋
ABCホール (大阪府)
2018/06/15 (金) ~ 2018/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★
言葉がなくても想いは伝わる。生きること、前を向くこと。鬼と女と男、3人の想い、愛、生き様。自分の環境と重ね合わせて、たくさん泣きました。
初演も観ましたが、再演というよりも新しい独鬼という作品になっていて。應典院からABCホールへと劇場が大きくなり、作品のサイズ感も大きくなった印象です。照明演出や、殺陣フォーメーションはとっても美しく素敵でした!

ダイアナ
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2018/06/21 (木) ~ 2018/06/25 (月)公演終了
満足度★★★★★
最初の幼なじみ2人、「大事な話」は見当がついたものの、女性が1人加わってからの展開が予想外だった。石井智子さんは、この前ほかの舞台を観たとき、ダンスのキレがいいのに感心した覚えがあるけど、今日も何気ない動きがとてもきれいで良かった。そしてあの蹴りも!

セレンディピティ
SHOW-COMPANY
クレオ大阪中央(大阪府)
2018/06/02 (土) ~ 2018/06/02 (土)公演終了
満足度★★★★
笑い紙やスマート糸電話等の、不思議な便利道具が大活躍!
そして本当に悪い人は出てこない!
まるで大人のドラえもんの様なミュージカルでした。
子供から大人まで、楽しめます。
そして、本当に皆さん、歌がお上手で、歌を聴くだけも満足感が得られます。
そして何よりまた歌詞が良い。
涙しそう。
加えて、皆さん演技もしっかりされていて、よほど練習されたのでは…
とてみ良かったです。

「アンデルセンー影と光の詩ー」
劇団音芽
ドーンセンター(大阪府)
2018/05/26 (土) ~ 2018/05/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
『アンデルセンー影と光の詩ー』
劇団音芽さん、初観劇。
そして何度かドーンセンターに伺ってますが(いつもは1F)、初のドーンホールでの拝見。
良いホールですね。
マッチ売りの少女、赤い靴、小夜鳴鳥、雪の女王、人魚姫、ある母親の物語、親指姫…
とても悲しい結末の多いアンデルセン物語ですが…
主人公達は逆境の中、精一杯生きようと、素晴らしい輝きを見せてくれています。
アンデルセン自信、報われない人生を送った様ですが、精一杯生きた悲劇の主人公達に励まされ…
とっても感動的な公演でした。

オー・マイ・リョーマ
演劇集団よろずや
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2018/05/25 (金) ~ 2018/05/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
『バイバイ』や『紙屋町』では大泣きし、今回は大笑いさせて頂きました。
この劇団さんは、どんな演目でも安定していて、安心して拝見させて頂けますね。
今回はシチュエーションコメディですが、とってもオーソドックスで、基本に忠実なお笑いエンタメでした。
ですが基本中の基本が一番難しいですよね!
その基本中の基本で、大笑いさせて頂きました。

(Let's) Take it easy at home??
猟奇的ピンク
ウイングフィールド(大阪府)
2018/05/26 (土) ~ 2018/05/27 (日)公演終了
満足度★★★★
寛げる筈の家庭での孤独。
お互いを思いながら、ぎこちなく、
そして、ほのぼのしながら、切なく悲しい。
この雰囲気、好きです。
『戦争なんて起こらないと思ってるじゃん。
ミサイルなんて飛んでこないと思ってるじゃん。
明日また、君と会えると思ってるじゃん。』
いつもそこに有る筈のものが、失くなる危うさ…
不安で切ない心象風景…涙が出た。

俺なんだよ戦記
劇想からまわりえっちゃん
アトリエファンファーレ東新宿(東京都)
2018/06/21 (木) ~ 2018/06/30 (土)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/24 (日) 14:00
価格3,000円
学園ものとしてはありがちなダメなクラスとその教師と……なプロット。
やはり暑苦しく(冷房が強目だったのも頷ける(爆))バカバカしく終盤の一部など無駄にスケールがデカい。(笑)
が、暑苦しさとバカバカしさは昭和の少年ジャンプのノリを思わせ、宇宙規模のズームアウトやいくつかの表現は惑星ピスタチオ(むしろカプセル兵団?)を思わせて楽しいのなんの。
また、効果音とマイムによる卓球の見せ方がイイ。何なら「ピンポン」の舞台化もできるのでは?(笑)

ダイアナ
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2018/06/21 (木) ~ 2018/06/25 (月)公演終了

ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ
ニ兎社
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2018/06/23 (土) ~ 2018/07/16 (月)公演終了
満足度★★★★
今の政治情勢っをネタにした喜劇で、よく御存じの題材だけに客席の受けはいい。松尾貴史の安倍のまねなどは、よく特徴(その逃げ回りの話術の脚本も含めて)を伝えて、大受けである。二時間足らず、新劇版の「ニュース・ペーパー」である。こういう生の風刺劇は新劇から遠くなっているので、いい試みだが、正直言えば、こういうのは、ニュースペーパーに任せて、永井愛ならもう少し深くこの問題を人間的に扱った作品を書いてもらいたい。ニュースペーパー的な素材だから、俳優もそういうタッチに慣れた安田や松尾は生き生きしているが、他の男優陣は、どちらでやっていいのか計りかねているし、ご贔屓・馬淵英里何も、地の気の強さが出てしまって深刻になりすぎた。
例をあげせば、「コペンハーゲン」のような芝居だって、永井が腰を据えて書けば書けるし、井上ひさしを越えていけることにもなるだろう。観客は、井上調の問題提起、解決はもう過去のものだと言わないだけで、知っているのだ。

二代目はクリスチャン
★☆北区AKT STAGE
北とぴあ つつじホール(東京都)
2018/06/21 (木) ~ 2018/06/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
大分前に映画を見ましたがそれを思い出させる感じでした。限られた空間なのにいろんな場面が想像でき、とても質の高いお芝居だったと思います
役者の皆さんの熱演もとてもよかったです。大変楽しめました。これからもかんばってください。期待しています!

二代目はクリスチャン
★☆北区AKT STAGE
北とぴあ つつじホール(東京都)
2018/06/21 (木) ~ 2018/06/24 (日)公演終了

ペーパームーン
劇団民藝
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2018/06/20 (水) ~ 2018/07/01 (日)公演終了
満足度★★★
大切な人を失って、その喪失感を抱えながら再生してゆく物語かな。
メインストーリーに漂流郵便局の手紙の物語がはさまるのもいいかなと思いました。(私もあの人に手紙書こうかしら)

ダイアナ
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2018/06/21 (木) ~ 2018/06/25 (月)公演終了

「BELIEVE」「おせっかいな乗客」
CAPTAIN CHIMPANZEE
都電荒川線(東京都)
2018/06/23 (土) ~ 2018/06/30 (土)公演終了
満足度★★★★
BILIEVE観劇。都電の中が劇場となるなんて,とても面白い経験をしました。ストーリーも電車に関係するわかりやすいものですし,なんか懐かしい感じがしました。でも,やっぱ役者さんと近すぎですよね。観る側なのに照れてしまいます。シャイなもんで。

コーラボトルベイビーズ
第27班
駅前劇場(東京都)
2018/06/22 (金) ~ 2018/06/27 (水)公演終了
満足度★★★★★
家族物語と旅物語の2元中継劇のようだ。そして家族物語は、さらに子供時代と大人になった現在を往還、交錯させることで登場人物一人ひとりの内面の苦悩が明らかになり鮮烈な印象を与える。上演時間は2時間10分と少し長いが観応え十分の作品であった。
【千秋楽後に追記】

太宰治没後70年、桜桃忌の季節に~津軽の音色と『葉桜と魔笛』~
語りと和楽の芸人衆 かたりと
みたか井心亭(東京都)
2018/06/24 (日) ~ 2018/06/24 (日)公演終了
鑑賞日2018/06/24 (日) 14:00
14:00の回(晴)
三鷹駅から玉川上水に沿って歩く。南北には長~い道が続く。受付時間を少し過ぎて会場着。たくさんのお客さん。
ネットをみると「純和風数奇屋造りの施設で、 水屋を持つ大広間と本格的な茶室の小間があります。」
「鶴(2018/3)」から3ケ月、まだ梅雨明けには早いもののよく晴れた午後。
会場は「みたか井心亭(せいしんてい)」の大広間、縁側からは庭が見えます。
13:40会場着、受付、案内され桟敷席へ、庭に出ているお客さんも。
14:01開演、小池純一郎さんの津軽三味線、北原久仁香さんの語り、どちらも没後70年の太宰が主題に。
14:56終演、北原さんのトーク~15:15終演、帰りは吉祥寺通りにでて、ジブリ美術館を横に、井の頭恩賜公園を通って吉祥駅へ。
北原さん、本日は薄い空色、涼しげな色の和服。庭の緑と対照的。
プレゼントコーナーがあり「連雀通り商店街にある自家焙煎珈琲店松井商店」オリジナルコーヒー、「Dazai COFFEE」をアンケート用紙に「桜桃」がある2名に。
「当る」とは思っていないので、なかなか手を上げる方がいらっしゃらず、それでも念には念を入れ自分ではない、ことを確認しようとしたら自分でした。せっかくなので、頬杖をつき物思いにふけりながら味わおうと思います。
「葉桜と魔笛」は青空文庫で読むことができます。葉桜の頃の松江、妹をおもう姉、妹をおもいやる姉、遠く聞こえる大砲の音。十八で亡くなった妹のことを思い出す頃。
北原さんの声、表情、身振り。会場を包む物語の世界は、情緒豊かで姉妹の悲しさが伝わってきます。
次回は10/28(日)、早稲田奉仕園。
余談ですが、今日、この公演の前、次の会場のすぐ近く学習院女子大(演劇)に行っていたのでした。
※★は何だか偉そうにしているような気がしてきたのでやめました。もちろん、とても良かったです。
余談2:終演後、小池さんに三味線の弦についてお訊きしたところ糸とのこと。帰宅後Wikiってみると「糸(弦)は三本で、絹製」。なんとなくシタールの揺れに似ていると思っていたら「同種のしくみがある」。バチの使い方もいろいろ。楽器は観ながら聴くものだとあらためて。

コーラボトルベイビーズ
第27班
駅前劇場(東京都)
2018/06/22 (金) ~ 2018/06/27 (水)公演終了
満足度★★★★★
出来が良かった(^-^)
3つの物語が綺麗に収束し
また舞台セットも3つの話に重ねながらも
面白く味のある見せ方をしていて好印象~♪
サスペンスというかミステリーな物語で
先が気になる展開はバランスが良くて楽しめた
2時間10分もの長丁場ながら
長さが気にならなかったです(^-^)

野外劇 新譚 糸地獄
吉野翼企画
西戸山野外円形劇場(シェイクスピアアレイ)(東京都)
2018/06/21 (木) ~ 2018/06/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/06/22 (金) 19:00
初夏、今年も来ましたリオフェス。
昨年、こまばアゴラで拝見した「血花血縄」は、整然とした様式美と淀みのない統率感、そして純度の高い性の抽象化と共存する、淫靡なまでの生々しさ、どこをとっても申し分のない舞台でした。ということで、吉野翼企画は必見ということで「糸地獄」にレッツラゴー。
今回は野外劇ということで、それほど大胆な演出はないだろうとたかをくくっておりましたが、いや、ある意味、過激で過剰。
本来の舞台を客席とし、階段状の客席を舞台することにより、糸屋という遊郭にいる遊女たちの個室1つ1つを具現化することに成功。遊女たちの思い思いの一人語りを「個」としてさせています。この部屋の壁は、ライティングと遊女たちのコーラスによって容易に取り外され、また、男たちが遊女たち1人1人を操り人形がごとく糸で操り始め、主人公繭が遊女たち1人1人に語り掛けるとこで、壁はまた回復していきます。
この影の間を、自由に行き来するのは、黒衣のダンサー。彼女たちは、徹底した傍観者として、遊女たちの一人語りを、観客に披瀝する。
その話に示されるのは、母から娘、そのまた娘、そのまた娘と連綿と受け継がれる、性の業罪。遊女たちは、その業ゆえに男たちの支配から逃れ、逸脱していく。そこにはただ顔のない男たちの躯があるのみ。
うん、何とも言えないエロチシズムが横溢した舞台でした。

ラン・アウェイ
空想実現集団TOY'sBOX
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2018/06/21 (木) ~ 2018/06/24 (日)公演終了
満足度★★
お役所主体での地方起こし=縫製が強いからと
ファッションショーをやる と
結果は期待しない~とリアルな役所仕事な設定は受けたが
2段に分けた舞台セットの上段でシルエットにて
多くの登場人物を演じわけて
会話のリズムも良かったんだが・・・・何というか
尻切れトンボというか
尻すぼみな展開は と~っても残念でありました
素材は良くて手順も良かったはずなのに
出来た料理は家庭の味以下・・・みたいな感じを受けました