最新の観てきた!クチコミ一覧

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小さい演劇祭★第3回男芝居フェス

小さい演劇祭★第3回男芝居フェス

札幌ハムプロジェクト

ワーサルシアター(東京都)

2018/08/22 (水) ~ 2018/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★

D:チームdub dub
E:猫ノ手シアター
F:あおきおか
上記を観劇しました

10分から20分までの上演と制約のある中
上手にまとめた短編 小品集という感じでした

幕間の観劇等の説明動画が・・・なんというか
星数をオマケしたくなる出来で受けました(^-^)

3つ目の あおきおか さんが
すんごい熱演でありましたわ~♪

蝶のやうな私の郷愁

蝶のやうな私の郷愁

幻都

APOCシアター(東京都)

2018/08/17 (金) ~ 2018/08/22 (水)公演終了

満足度★★★

なかなかにギミックに凝った舞台セットに
男女の夫婦芝居・・・

なんというか淡々とした感じでの進行の作品
65分っす

ネタバレBOX

あまし感情移入のし難い
ご夫婦でした=役者さんは上手に演じてたんでしょうな と

リアルに食事とかも摂取してて
臨場感とかは強く醸していました

朴念仁な感じの夫と
なんやガチャガチャした雰囲気の妻が
なんやかんやと日常をおくっていたのだが
台風(?)が接近し
停電→洪水と住居がのまれて・・・・ エンドっす

短編とはいえ
いろいろと雑貨を動かしたりして
凝っていた本編に釣り合わず
開演前はBGMとかもなく無音・・・改善したほうが・・とか思えたデス
スマートコミュニティアンドメンタルヘルスケア

スマートコミュニティアンドメンタルヘルスケア

ホエイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/08/18 (土) ~ 2018/08/27 (月)公演終了

小人数の複式学級の中学校の7人の学生といかにも今はいそうな女教師による風刺ファンタジー。体制順応と、訳なくネットの炎上を怖がり、どこかで新興宗教的な権威を求め、そこにすがる昨今の風潮を痛烈にからかっている。いじめ役の女教師が堂々と極左と極右を共有していたり、いつもは善玉役が多い朝日新聞が、悪役だったり、時代を反映しているな、と思うところはあるが、やはり、義務教育の中学生が学校を舞台に出てくれば、世間への忖度はせざるを得ない。そこから話が甘くなったのがオリザ流の限界だろう。
92分。

笑う茶化師と事情女子

笑う茶化師と事情女子

匿名劇壇

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2018/08/24 (金) ~ 2018/08/27 (月)公演終了

満足度★★★★

上手い‼️皆さん上手すぎます‼️引き込まれて、あっという間でした‼️私も茶化されたい‼️もう一度見てもいいかもです❕

竹取物語 ~KAGUYA~

竹取物語 ~KAGUYA~

studio-TATE 殺陣道場

座・高円寺2(東京都)

2018/07/15 (日) ~ 2018/07/16 (月)公演終了

オープニングのダンス(らしきもの)を見たときは「専門学校の発表会みたいだ。はずれっぽい。」
と思ったけれど、劇に入ったら中々面白い、見ごたえのあるものでしたよ。
只「なんちゃってヒーローショー」はどうにもいただけない酷い不味いものだったけど。

白雪姫という女

白雪姫という女

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2018/08/23 (木) ~ 2018/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

 舞台美術は、かなりシンプルだが、使い方が上手い。奥中央はゴシック様式の半円を上部にあしらったような出捌け、下手は上半分が斜めに走る稜線を交錯させた模様の入った窓のような拵え、上手は壁面になっているが、状況に応じて仕掛けが機能する。舞台上は基本的にフラット。手前に掛かる2段階の額縁状の縁から植物の葉が長く、短く垂れ下がっている。

ネタバレBOX

 「白雪姫」というファンタジーの後日譚。描かれるのは甦った白雪姫の20年後の物語だ。彼女は、毒りんごを彼女に食べさせた当時の女王と同じ年齢になっていた。この辺りの設定の上手さに感心する。何故ならこの因縁めいた設定が、プロットの宿命的な因果律を発動させるからである。実際、この子供向け世界的ファンタジーを大人の苦い寓話に変じてみせるのは、容易な作業ではない。筋運びの上手さは他にも白雪を救った王子と彼女が事件後まもなく王宮から姿を消したこと、鏡製作工場に新たに入った従業員、アダムさんは林檎を決して食べないこと等の伏線が、後半見事に生きてくることなどが挙げられる他随所で見られるが、取り敢えずはこれらの点を指摘するに留めよう。初日を終えたばかりだし、後は観てのお楽しみだ。
 この伏線を活かした後半と、アダムさんが担当している工程が、これまた因果律を為していて物語を自然にみせてくれる。最終部分の描き方も大人の寓話に相応しくハッピーエンドではあるものの、苦味を残した辺り流石である。
魂殻少女 〜こんがらガール〜

魂殻少女 〜こんがらガール〜

劇団東京都鈴木区

中野スタジオあくとれ(東京都)

2018/08/21 (火) ~ 2018/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/08/22 (水) 15:00

価格3,000円

Twitterで地下アイドルの卒業ブログが注目され、少し前には演劇界の内幕を描いた芝居が好評を博した中での地下アイドルの内幕系とはタイムリー……というよりシンクロニシティ?
そんな内容もさることながら楽曲の「地下っぽさ」や衣裳、リングをモチーフとして多用した装置などスタッフワークが印象的。
また、SNSでの会話内容を台詞(と演技)で表現するのも妙案。(装置との相乗効果アリ)
さらに、物語の構造・パターンとして主人公が所属する共同体の存在を揺るがす事態が起こるというのがあり、その行く末は紆余曲折を経て結局元の鞘に収まる場合と、あれこれ進化してその共同体が新しいものになる場合があることに今更ながら気付いた。

長く澄んだ夜

長く澄んだ夜

青色遊船まもなく出航

シアター711(東京都)

2018/08/23 (木) ~ 2018/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

観てきました 長く澄んだ夜 白井ラテワールドを堪能しました 面白かったです
長く澄んだ夜ってタイトルが深いなぁと感じました

蒼いラフレシアの鼓動〜The beat of blue Rafflesia〜

蒼いラフレシアの鼓動〜The beat of blue Rafflesia〜

東京ジャンクZ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2018/08/15 (水) ~ 2018/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★

狂気に溢れた様子が素敵でした。

ネタバレBOX

女子高生を監禁し殺してしまった不良高校生たちの、反省の弁のない、忘れ去った過去の一瞬の出来事程度にしか考えていない刹那的な生き様を描いた話。

つい最近のこと、むしろ現在進行形のことなのに過去の話のような掘り下げ方が面白かったです。

恐怖心による束縛、陰に陽に現れる暴力的な言動、そして全員が狂気に飲み込まれていく様子はよく描かれていたと思いますが、当然あって然るべき性的表現が欠けていました。

みんながそれぞれ責任の一部しか感じていないこと、やくざが後処理してくれる安易さが、他人事で済ませられる要因でした。このままで終われば、一生やくざに縛られるものの、世の中を舐めた素晴らしい生き方ができることでしょう。その後が楽しみです。
『川辺市子のために』『川辺月子のために』

『川辺市子のために』『川辺月子のために』

チーズtheater

サンモールスタジオ(東京都)

2018/08/22 (水) ~ 2018/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/08/22 (水) 19:00

『川辺市子のために』
舞台は、白骨死体の由来と殺人ないし死体遺棄の犯人を突き止めようとする刑事後藤が、関係者を集めて話を聞くという展開。
集められたのは、幼馴染、学生時代の親友、ストーカーになった元同級生、学生時代の元カレ、パテェシエを目指す友人、結婚を誓った現恋人など。
彼らの証言から、川辺市子の過去が再現され、一方で市子の母親の過去などの描写が挟まれます。

刑事は、失踪した市子を追っています。しかし、同時にこれは月子を追うことでもあります。なぜなら、市子この世に存在しないはずですから。

この作品、無戸籍児(300日問題)を題材にしたミステリーです。
松本清張の「砂の器」のように、そこに示されている問題が、犯行動機や川辺親子の行動要因に深く関わっています。しかし、この作品の特徴は無戸籍であることが招いた状況が、証言者たちの認識や証言に大きなバイアスをかけ、市子像をかなり多面化あるいは虚像化しているというということにあります。

そうした点でこの物語は面白く、むしろ無戸籍や300日問題がどうかといったテーマ性よりも、設定として犯行動機にうまく生きている点の方に比重が高いように思われます。

ネタバレBOX

この作品には、現在の市子は出てきません。
しかし、市子のアイデンティティ獲得の物語です。

ラストの市子の慟哭は、長谷川との生活を通じ、やっとアイデンティティを獲得できたにも関わらず、重い罪業を背負ってしまっている自身をどう処してよいか判らないといった表出なのでしょう。

この作品は、謎めいたことが放置してありますが、皆さんはどうお考えなのでしょう。
・小島の死体を300mも白昼布団に巻いて、人目に付かずどうして運べたのか。
 そして、誰にも見つからず踏切で線路に置けたのか。
・長谷川は、事故死した恋人川辺市子の携帯番号に電話をして、なぜ同姓同名の本作の 市子に通じたのか。
・母・川辺なつみはどこに行ったのか。
そして、川辺市子はどこに消えたのか?
ミセスフィクションズ夏の振替上演・上映会

ミセスフィクションズ夏の振替上演・上映会

Mrs.fictions

駅前劇場(東京都)

2018/08/17 (金) ~ 2018/08/20 (月)公演終了

満足度★★★★

価格0円

上演作品1『ウルトラマンPRADA』
もう中嶋さんが好きなものをギュッギュッと詰め込んだ作品。はっきり書くけど「これ50代じゃないとネタわかりませんよ(笑)」
ということで殆ど笑いは私が独り占め気分でした。可愛い一歌さんも見所です。
出演:真嶋一歌、岡野康弘、熊谷有芳、井並テン

上演作品2『お父さんは若年性健忘症』
上演作品紹介2
『お父さんは若年性健忘症』
2012年初演。ロマンチストのお父さんと楽観的なお母さん、大学進学を控えた心配性で風呂上りの娘さん。三人家族のリビングで、Mrs.fictionsなりの家族愛を描いた意欲作です。
出演:岡野優介、谷田奈生、鮎川桃果

上演作品3
『ミセスフィクションズの祭りのあと』
「ミケだよ」。この山崎未来さんの演技を見るだけでも行く価値あります。終演後に偶然お話しもできてよかったです。
出演:安東信助、山崎未来、小見美幸、佑木つぐみ

上演作品4
『まだ僕を寝かさない』
DVDを見たときはこの作品の良さがわからなかった作品(ごめん)。しかし嘘リーディングが良かったのか熊谷さんが男前過ぎたのが良かったのか凄くこの作品の味の良さが伝わってきました。やっぱり生観劇だね。
出演:深井敬哲、井並テン、今村圭佑、熊谷有芳

上映作品紹介『花柄八景』
こちらの上映会は短編上演の後に見ました。うん、長編はまた凄くカラッとした出来でした。それと予想はしていましたが急に客席が空いてしまいました。トークショーを一緒にしてもよかったかもね。

俺の骨をあげる(8/17(金)19:00開演 当日券ございます!)

俺の骨をあげる(8/17(金)19:00開演 当日券ございます!)

劇団鹿殺し

サンシャイン劇場(東京都)

2018/08/15 (水) ~ 2018/08/19 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/08/16 (木) 19:00

価格0円

チケプレをペアでいただき、友人と観劇してきました。

とにかくチョビさん素敵過ぎた。あんなん絶対惚れるわ。
オリジナルの劇中歌がどれもインパクトあるし、素敵だった。
高嶋お兄ちゃんダンス頑張っていたなあ。
アフタートークに篠井英介さんが出てきたのにもビックリしました。

蒼いラフレシアの鼓動〜The beat of blue Rafflesia〜

蒼いラフレシアの鼓動〜The beat of blue Rafflesia〜

東京ジャンクZ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2018/08/15 (水) ~ 2018/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/08/23 (木) 19:30

全16回公演の休演日翌日、1日2回公演のソワレ。
ちょうど、よいタイミングの回かな。かなり高いテンションを要求される2時間超の舞台ですから、疲労も蓄積するでしょうから。

フライヤーを見て、あのオープニングのおバカなノリと統制の取れたダンスを見れば、この舞台は
本当にラフレシア探しに行く、コメディータッチな一夏の物語、と勘繰るのはいたしかたない。
休憩時間があるのは、きっと南アジアの舞台設定に変えるために設けてあるのだなあ(そんな気配が全くないのに)、なんて脳天気に思っていた私、本当にラフレシア探しに行くんだよなあ、と信じるように観ていた私、最初は視界が遮られていた舞台上のちらかった廃屋を見るにおいても、そう信じようとしていました。
それでも、入場時に配られる配役表裏のオープニングの歌詞を読むことをしていれば、そうした錯覚もなかったのかな。(この歌詞、歌になるとやたら明るいので、その歌詞の意味まで考えないのだよ)

19:30開演で終演は22:20、休憩除き正味2時間40分だったのだけれど、他の方々がおっしゃる通り、全く長く感じなかった。重い話でありながら、観客に直線的な緊張を強いるのではなく、緩急の波を大きくして、観客を適度に弛緩させながら、山場をいくつも作っていたからだろう。

終演後に「本番後記」を配って、ちょっと混乱している頭をすっきりさせてくれる心遣いには感謝します。

ネタバレBOX

「ラフレシア」は、存在することは間違いないし、それを見つけることで自らの存在証明となるような存在。しかし、それを見つけることは、限りなく不可能に近い存在。そして、画像を通した視覚的には大きな感動をもたらすが、実のところひどい悪臭を放つ、直接に見た者にとっては、ただただ不快な存在。
「蒼い」は、やはり少年という若さの表象なのかな。

少年たちは、画像を通して自らの存在証明をしようと図り、しかしレンズの裏側では自らを失い続け、どんどん醜悪な存在へと変異していく。同情する気は全くないけれどね。

おっかけの古市さんの立場がよく判らないのですが、彼と会話するように内面を吐露する、少年1人1人の表情が初々しくもあり清々しい。少年たちの心情描写と、現実の言動との乖離が極端で、かなり自己を確立できない少年たちの孤独を際立たせていたように思う。それでも、同情する気はないけれど。

奥田努氏の三島の演技が秀逸。監禁・暴行といった時間軸の長い物語を、散漫にせずに一人でちょこちょこと締めていくユーモアとバイオレンスは、演技というより個人技が効いているといった方がよい。
リア王2018

リア王2018

三越劇場

三越劇場(東京都)

2018/08/22 (水) ~ 2018/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

横内正さん渾身の「リア王」は今年で3年目、会場の三越劇場は三越本館6階にある512席の劇場です。今回は下手に舞台を増設したため座席がかなり減らされています。少ない下手前方席はすぐそばで戦闘シーンがあったりするのでお勧めです。この戦闘シーンは人数も多く、時間も長く、この舞台の売りの一つです。ちなみに原作では数行のト書きのところです。

高橋かおり、渚あきの悪女の姉も正直者の妹役の棚橋幸代さんも見事でした。特に棚橋さんは堂々としてベテラン二人に一歩も引けをとりません。忠臣ケント伯を演じる加藤頼さんは常に舞台上で動き回って王を守る姿が印象的でした。

リア王では二つの家族が描かれます。一つはリア王と3人の娘であり、もう一つはグロスター伯と2人の息子です。志村朋春さん演ずる弟の悪役エドマンドは強いセリフ回しが響きまくって、存在を強く印象付けます。中島尊望さん演じるエドガーは、最初は弟に騙される愚鈍な兄ですが、後半になって父を助ける優しい息子として見せ場を作り、最後は対決シーンで盛り上げます。リア王の主役はこの兄弟だったのかと思ってしまいました。

皆さんシェイクスピアの世界にとっぷり浸かっている中で田村亮さんは一歩引いているような気がしました。それが持ち味かもしれませんが、もう少し強めの「芝居がかった」演技がほしいと思いました。(後日追記)しかし、長女の夫がしっかりした人ならリア王は3分割なんて考えなかったわけで、もともとこういう設定なのかもしれませんね。

海援隊のギタリスト千葉和臣さんが何で出ているのと不思議に思っていましたが、その落ち着いた声が回りを安心させる医者の役にぴったりで納得しました。

ポスターが売っていました。厚手の紙で少し大きめなB2版(515x728)が500円です。

白雪姫という女

白雪姫という女

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2018/08/23 (木) ~ 2018/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

最近どうも小劇場の演劇に満足できないでいましたが、それには
・単調な展開に私が正気に返って白けてしまう
・スピードが早すぎて私がついて行けない
・提示された謎が回収されないまま終わる(が何の深みもなく書き散らしただけ)
というパターンがあったと私は認識しています(あくまで私の感想です)。

この舞台は童話の後日譚というナンセンスな喜劇ですが、ストーリーがしっかり書かれていて、進行の早さも適切で、常に話の先を期待する要素があって白けることがありません。最後はすべて回収後の大団円ですっきりとした後味です。

会場は本当に満席で年代も広く分布していました。

ところでアダムの妻役の絹川麗さん、私はずっと白石まるみさんだと思っていました。同年代の方はうなずいてくれるでしょう。

白雪姫という女

白雪姫という女

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2018/08/23 (木) ~ 2018/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★

浅いようで深い、深いようで浅い(?)ライパらしさ全開の作品。
白雪姫が王子の愛によって生き返るという美談に隠された驚愕の真実。
客演の丹羽隆博さんが、濃い悪役を魅力的な声と台詞回しで演じている。
お妃さまの心理がリアルで面白い。
終わってみれば、何だかめちゃくちゃ素敵なラブストーリーじゃないの!

ネタバレBOX

毒りんごを食べさせられた白雪姫(絹川麗)が、
王子(石毛セブン)のキスによって生き返ってから20年、
二人は小さな村の鏡工場で働きながらひっそりと暮らしていた。
ところが、あのお妃(比嘉建子)にもう一度嫉妬の炎を燃え上がらせ
再び毒りんごを買いに来るよう画策する男たちが居た。
ミスタ―小助川(丹羽隆博)とりんご農園主バトラー(加藤岳仁)である。
今回毒りんごを食べさせられるのは誰か、
そして20年間誰も知らなかった秘密とは・・・!?

冒頭の“意味深・実はナンセンス”な会話で
悪者小助川を演じる丹羽さんの声に魅了された。
鏡男(瀬沼敦)の佇まいも良い。

この作品一番のキモは、“20年間秘密を抱えて来た王子”ではないか。
白雪姫を純粋な愛情で生き返らせたのではなく、
計画的に毒消しを注入しただけだったという、その事実は王子を長く苛んできた。
鏡工場で働く王子の仕事は「目視」、完成した鏡に自分を映して曇りや傷を見つけること。
それはそのまま自分自身の弱さと向き合うことだった。
その辛さに耐えられず多くの者が「目視」を続けることが出来なかった。
王子だけが、許せない自分自身から逃げずに向き合い続けた。

真実を知った白雪姫が、一度はショックを受けたものの
「一緒にいたこの20年間こそが愛情の証」と気づいて
刑務所に送られた王子を待ち続ける。
刑期を終えて出て来た王子は白髪交じり、迎える白雪姫の髪も真っ白。
この愛が軸にあるから、周囲がおちゃらけても心に残るものがある。

それともう一つ、悪役の妃を支える健気なマテス(草野智之)の純な気持ちが
人間の多面性を描いて深みがあった。
ライオンパーマが大人の恋愛を描くとこうなるのか、と新たな発見!


関門オペラ

関門オペラ

非・売れ線系ビーナス

ミリカローデン那珂川・文化ホール(福岡県)

2018/08/19 (日) ~ 2018/08/19 (日)公演終了

満足度★★★

今回は、冠があるのでお祭りなのかな。お客さんいじりや参加型のシーン、歌うエキストラあり。作品、時代としては嫌いではないんですが。

笑ってよゲロ子ちゃん-殉情編

笑ってよゲロ子ちゃん-殉情編

NPO法人C,A,ワークス

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2018/08/23 (木) ~ 2018/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★

とても良かった‼️泣けました❗ゲロ子みたいな彼女が欲しい⁉️もう一度見たいです。

東京バビロン演劇祭2018

東京バビロン演劇祭2018

東京バビロン

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2018/07/27 (金) ~ 2018/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/08/17 (金) 19:30

園 「そうかもしれない」
正直なところ、舞台を観ているだけでは、セリフも聞き取りにくいし、音響がセリフに被ってしまったりで、うまく内容が伝わらないこともあって、何だこりゃ的な感じでした。しかし(これは本来ではないのですが)、アフタートークを聞いて、目指していることが判り、かなり舞台内容がほぐれて助かりました。
正直、セリフと音響の調整、セリフが聞き取りやすくなれば、是非もう一度観たい舞台です。セリフの音と音楽、効果音の音が作り出す寓話なのですね。
少女を探しに海にでる2人が乗る船や、登場しない海に消えていった少女は、ドラマの持つ揺らぎの象徴、演劇が日常からの逸脱であることを端的に表すメタファーなのですね。(違うか?)
ちょっと話が長かったですけれど、増田義基が「演劇というのは、終わるからいいんだ」と話したことは共感というか、ちょっと気づかされました。そうか、海に消えた少女も、彼女を探しに出た2人も、終わることで回帰できるのだなあ、と。

緊張した身体から発声される言葉、制御されながらも即興性を失わない音楽や効果音、その主従のめまぐるしい転換を売りにした舞台。
台本ではなく、CDが欲しかったなあ。是非、再演した時には音量を調整して(要はセリフが聞き取れるようなバランス)録音をお勧めします。私はCDになれば必ず買いますよ。聞いてみたいのです。

しあわせの雨傘

しあわせの雨傘

株式会社NLT

博品館劇場(東京都)

2018/08/22 (水) ~ 2018/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★

フランスのブールヴァール劇である。このジャンルの芝居は昔からよく紹介されてきて、文学座もよくやっていたからNLTのお家芸である。ほかにも、エコーとか薔薇座とか。しかし、こういう芝居が「新劇系」で上演されてきたのは、ある意味では不幸だったのではないか。リアリズムを基調とする新劇より、見世物芝居を基調とする興業がなじんだのではないだろうか。噂でしか知らない昔の浅草六区調。見たことのあるもので言えば、東宝喜劇とか。エノケン・ロッパに越路吹雪という顔合わせだ。
「しあわせの雨傘」は軸の三人は、テレビで顔の知れた役者。どうやら、地方巡演を売ることを目的に座組みがされたようで、それはそれでいいのだが、地方の演劇鑑賞会にこの舞台を海外名作芝居として売ってしまうのは見当違いで、見せられる方も不幸だと思う。演出の鵜山仁は旨い演出家だが、まとめ易さに流れて新劇ベースだ。しかし、もともと、この芝居は現代風俗を取り入れているものの、風俗以上に出ているところもない。これを労使対立の階級ドラマ、と解釈したり、女性自立のドラマとしようとすると苦しいだけの笑劇だ。
夫婦それぞれに浮気がばれていくところなど、解りきっているところを舞台の弾み、タイミング、役者のキャラクター(柄)で笑わせていくところが、役者と演出の腕だろう。二幕・電話がかかってくるところ等、まったくどうでもいいところだが、タイミングの芝居が面白ければ、もっとどっと沸くところだ。新劇が嫌う「臭く」やってこそ楽しめる芝居なのだ。そういうことに慣れていないテレビ出の俳優がそろって、鵜山演出、と言うところが、折角、博品館と言うこういう芝居をやるにはうってつけの小屋で、なんと、夜は一回だけ(幸いその回は入っていたが)しかできない結果になったと思う。
演舞場や明治座だけでなく、こういう小芝居を小洒落れた小劇場で見るのは楽しいし、役者もこういう芝居ができるようにならないと一人前とは言えないだろう。今回は、少し厳しく言えば、周囲を忖度して、妥協の産物になっているのが残念だった。


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