最新の観てきた!クチコミ一覧

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白紙の目次

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劇団時間制作

テアトルBONBON(東京都)

2018/09/05 (水) ~ 2018/09/16 (日)公演終了

満足度★★★★

力作でした!
最初はごちゃごちゃしてる印象でしたが、話が深まるにつれ、こんがらがった糸が解れていく感じに引き込まれました。
ユータローとマユコの感情を掴むのがとても難しかったです。未だに謎の部分はあります。

ステイ・ヤングとか言われても

ステイ・ヤングとか言われても

GORE GORE GIRLS

シアター711(東京都)

2018/09/11 (火) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

以前観た際はそれ程響かなかったが、今回凄い面白かった。
終盤、話の展開としては弱く感じてしまい集中力が所々切れてしまった為、☆五つには届かなかったが今後も大いに期待したい劇団。

チルドレン

チルドレン

パルコ・プロデュース

世田谷パブリックシアター(東京都)

2018/09/12 (水) ~ 2018/09/26 (水)公演終了

満足度★★★★

原子炉事故先進国イギリスの原発事故モノである。イギリスの原発事故(セラフィールドと言ったっけ)はもう50年以上前の話で、今のフクシマと同じような状況があって、また事故隠ぺいなどもあって、こういうときはどこの政府も同じように信用できないことする、と教えてくれたものだ。せっかく先例の教材がありながら、懲りずに同じように事故を起して平気な上に、処理もできない我が国政府・企業も困ったものだが、ここではその議論は置いておく。
日本でも事故後、政治や経済の問題を離れて、巨大科学と科学者の責任、と言う点に焦点を置いた舞台がいくつかあったが、どうしても告発調になってしまうか、抽象的モラル責任論になってしまう。
そこは、このイギリスの30歳代の若い新進女流劇作家はうまいのだ。
技術者として手がけた原子炉が事故を起こした原子炉科学者夫婦(高畑淳子・鶴見辰吾)の話だが、彼らはすでに引退(定年退職)して原子炉から遠くない自然の中のコテージで暮らしている。そこへ、かつての同僚の女(若村麻由美)が、事故の救済に行こうと誘いに来る。原子炉労働者が足りないので元の同僚100人に声をかけて20人ほどが行くから、一緒に行こうというわけである。女と夫はかつて関係があり妻も知っている。この三人の離職後ひさびさの出会いからの数時間の芝居である。
救援に行くか行かないか、行くべきかどうか、夫婦には4人の子があり既に家を出ているが、女には子がない。お互いの生活の背景も変わっているし、情事の比重も変わっている。その辺を絡ませて、技術者が関わらざるを得ない巨大科学事故と人間のあり方を教条的にならないようにドラマにしている。話そのものはよくある話だが、運びがうまくて2時間足らず、飽きない。栗山演出に、いつものことだが隙がない
しかし、これはやはりイギリスのイギリス人の話だ。目前にフクシマの惨状と、対策の無策を平然と見せられる日本では、この話は牧歌的すぎる。芝居として面白ければいいだろう、と言う意見もあるだろうが、これだけ国民がイラつく事態になっている日本では、このテーマを芝居として楽しむ、と言う事にはなかなかならない。少なくとも私はそうだ。
俳優も好演で、高畑淳子が時に、日本風になってしまう以外は翻訳劇としてはよく出来ていると思う。劇場のキャパのせいもあるかもしれない。これだけ大きいとどうしても広い客を意識せざるを得ない。仕込が商業劇場のパルコということもある。
この戯曲かけ方を誤ったのではないか。


ネタバレBOX

チラシやポスターを見ると宇宙モノかと思ってしまうが、これは本質的にはウエルメイドプレイの商業演劇だろう。
ふくしゅうげき <東京>

ふくしゅうげき <東京>

ブルーエゴナク

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/09/13 (木) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

■約90分■
憎しみ合いの向こう側に、許し合いの可能性をほんのり透かし見せてくれる、素晴らしい作品でした。

ステイ・ヤングとか言われても

ステイ・ヤングとか言われても

GORE GORE GIRLS

シアター711(東京都)

2018/09/11 (火) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/09/14 (金) 19:30

価格3,300円

他の追随を許さない世界観
キーワードは川柳。作演出も好きでよくやっていたそうです。
観に行けない人に、代わって詳細なレビューを書いてくれと言われたので私の解釈で書きます。
シアター711の階段を登って行くと溢れ出る煙。炊かれ続けるスモークの理由は芝居を観ると段々分かってくる。

ネタバレBOX

川柳の大家(たいか)森岡大和の弟子たちが住まう”平和荘”。劇中にもトキワ荘に近いとの表現がある。平和荘の広間?の一場モノであった。
この平和荘に入る事を夢見た川柳好き梅津貫太郎が入居してきた所から芝居が始まる。
全部屋で死者が出たために家賃が安いと気化される梅津。
しかし入居して川柳の勉強を始めた早々、その師匠たる森岡が5・7・5ではなく字が余りまくってしまうスランプに陥いりもう筆を折ると宣言されてしまう。
森岡師匠曰く、文房具屋でノートを買おうとした時にノートの白紙を見て己の残りの人生を想像してしまった、残りの人生を想像した時から老いが始まる、それから俺は俳句が吐けなく(詠めなく)なった。
筆を折るのをやめてくれと頼みこむ弟子たちと平和荘の大家。
皆が師匠のリハビリに励む中、突然巨大且つファンキーな服を着た女性が入って来るも新米入居人梅津以外その女性に反応しない。
巨大な女と2人きりになる梅津、幽霊なのかと疑い、行方不明になった暴力的な川柳の大家(たいか)横山美咲だと知る。
見栄を切り、カッコイイポーズを取りながらリハビリをしようとする森岡師匠。しかし結局強烈な字余りをしてしまう。
弟子たちが真剣に森岡を助けようとするが、上手くいかない。
暴力的な川柳の大家横山美咲は幽霊ではなく、森岡一派から平和荘を退去せよ、さもなくば無視する、と言われ、無視されているだけの存在だった。
実咲は服を脱げば脱ぐほど強烈な川柳を作れ、平和荘では全裸で台車に載せられ森岡の弟子青木に運ばれていた。(森岡との川柳バトルの結果膝に水が溜まり歩けなくなった。車椅子には全裸では乗れないために台車に乗っていたという)
無視され続けていた美咲と森岡一派とのエピソードが明かされ平和荘の広間?で全員がイイ感じの雰囲気に。美咲が森岡に手渡したノートを見ても老いを感じなくなった森岡。森岡が復活したかのうように見え不条理なまま終幕した。
キネマの神様

キネマの神様

秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2018/09/14 (金) ~ 2018/09/23 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/09/14 (金) 19:00

藤井ゴウによる遊び心満載の演出がいい。物語のサプライズもうまく扱い、原作を知る人も感動させる展開だ。サザンシアターという大きな客席を舞台に使い、映画館という小さな空間を世界に開くという見せ方をしている。
青年劇場という劇団のテイストとは少し違うのが、また、いいのかもしれない。
休憩を挟んで3時間というのは少し長いか。説明調の台詞まわしも少し気になる。また、初日の今日は、役者の硬さが抜け切っていなかった。

ネタバレBOX

ネットカフェのバイトを味方につけ、パソコン教室よろしく原稿を口述筆記させる場面は微笑ましい。これも、優しさ溢れる藤井さんの遊び心なのだろう。
寒花

寒花

ハツビロコウ

シアターシャイン(東京都)

2018/09/11 (火) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/09/14 (金) 19:00

座席1階

音響、特に時計の音が効果的に使われている。そして、照明も。
それに、役者さんの個性的なお芝居が、この舞台を魅了的なものにしている。

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劇団時間制作

テアトルBONBON(東京都)

2018/09/05 (水) ~ 2018/09/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/09/14 (金) 14:00

辛い境遇に目を背けず立ち向かう姿は美徳ですが、それは中々できることじゃありません。
主人公含め登場人物の多くは褒められない行為をしたけど、感情の描かれ方がどれも生々しくて簡単にこれが悪いとは言えない、後味がもやもやする舞台でした。
ラストの幸せな風景を見て少しは救われた気持ちになりましたが、あれはハッピーエンドの為というより登場人物達を皮肉った演出のように感じました。
すごいひねくれた舞台ですね…

¡ Amor Amor Amor ! ~愛こそすべて・2~

¡ Amor Amor Amor ! ~愛こそすべて・2~

ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団

よみうり大手町ホール(東京都)

2018/09/14 (金) ~ 2018/09/15 (土)公演終了

スペイン歌謡、いただいたパンフで訳された歌詞を読んでみると、案外日本の昭和歌謡と通じるものがあって面白いと思ったものの、幕が上がってみればやはりスペイン情緒たっぷりの世界が。
突き刺さるようなステップ音と手拍子、舞台いっぱいに広がる群像美や、愛の駆け引きがドラマチックな男女パート、一番個性が出るソロパート等、本物のフラメンコをこんなに手変え品替えタップリ満喫できたのは初めてでした。
生演奏はもちろん、豊富なボーカル陣、衣装も毎回チェンジされ見どころのひとつに。

めちゃくちゃ情感溢れるちょっと長めのギターソロのあと、ダンステクニックの知識などなくても、迫りくる気迫とステップに「これがホンモノの醍醐味か!」と身体で感じ取れる時間がやってくること必至。
観てきたホヤホヤの感想でした。

Curtain Up!

Curtain Up!

Stargazy

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2018/09/14 (金) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

なんと、関西の方々がわざわざ東京で旗揚げ公演!たった今観終わりました。個性豊かな5人のエネルギーが全開のハートフルコメディでダンスありの楽しいエンタメでした。それにしても皆さんキャラが濃すぎるくらい濃いですね!
それと演出に組み込まれた抽選会に当たってしまって、嬉しい景品までもらっちゃいました。楽しい時間をありがとう。また、東京公演があれば是非とも観たいです。

ないものねだり

ないものねだり

縁ろず屋

新宿スターフィールド(東京都)

2018/09/13 (木) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

丑役の和泉さんと、寅役の高橋さんの台詞が聞き取りやすく、間もとれていて洗練されているなぁと感じました。
特に高橋さんの虎への役作りに、動きや声色からこだわりを感じました!
一番笑えたのは後半の和泉さんです。病み方が本格的なのも良かったですが、某俳優さんのモノマネのクオリティがいま流行りの芸人さんより高かった笑

カンフル ~Sir Arthur  Conan Doyle~&~Baker Street Irregulars~

カンフル ~Sir Arthur Conan Doyle~&~Baker Street Irregulars~

Project S.H

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2018/09/12 (水) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★

~Baker Street Irregulars~を拝見。

ネタバレBOX


 板上は中程から奥が板張りの住居エリアになっており、その中央に机と椅子。上手奥に出捌けが設えられ机の奥の壁際には、シンメトリカルに本棚が置かれている。下手の壁にも出捌け。板手前は花や植栽がかなりたくさん見受けられるが、これといった必然性は無い。客席に近い場所には、箱馬に布を掛けたオブジェ。上手側のオブジェの脇には大きな十字架が立っている。
 いつも、イマイチと感じる作品を観ると感じるのは、何が足りないのだろう? ということである。今作でもファーストシーンにそれを感じた。かなりデコラティブな舞台美術にも脚本と密接に絡む必然性が感じられない。ファーストシーンに登場する2人の人物が数え上げる数の発語の仕方も不揃いで何を狙っているのか了解できない。直ぐに科白による説明で状況は理解できるのだが、今作にとっての意味と必然性は感じない。それに、このヴァージョンの2日目で、若い役者が噛むというのも信じられない。役になり切っていないことがハッキリしてしまうと同時に、しょっぱなで観客を巻き込むことが出来ないのである。これは、脚本レベル、演出レベル、演技レベル総てで言えることであった。根本的な所で観客という要素を計算に入れて作劇していないのであろう。猛省すべし。何故なら、演劇という芸能は、日常の現実時空から非現実の虚構時空への飛翔であるのだから、観客をそういう時空へ連れ去る必要があるのである。観客に媚びる必要などさらさらないが、チャンと異空間、不思議な時間へ旅立たせて欲しいのである。これができれば、遥かに良くなる。また演者は役を生きて欲しい。今回、役を生きていた役者は、ハルマン役、キティー役、ホームズ役だろうか。
A Hard Day's Night

A Hard Day's Night

Iso.Pepper's Lonely Hearts Club Act

フリースタイルスタジオ金毘羅(大阪府)

2018/08/04 (土) ~ 2018/08/04 (土)公演終了

満足度★★★★

「遅れそう」とお伝えしたら、快く対応頂いた主宰さん、ありがとうございます。

そして…
非人間的なサファリさん、
的確な突っ込みシュシュポポさん、
ちょっと生煮えテキーラさん、

コントコメディ旗揚げ公演との事ですが、500円分、十二分に笑わせて頂きました。

カーゴ・カルト

カーゴ・カルト

劇団第一主義

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2018/07/25 (水) ~ 2018/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★

信仰と神。
友人と信者。
それを表現する言葉。
論じられる宗教論、神とは?
全てを理解できていないと思います。

でも役者さんの緊張感、楽しめました。
少しサスペンスっぽく、
神の誕生を目の当たりに!

探偵コンビ、箸休め的アクセントも愉しかった。

寒花

寒花

ハツビロコウ

シアターシャイン(東京都)

2018/09/11 (火) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

伊藤博文を暗殺した安の刑務所収監から死刑執行までが描かれています。
暗殺や挑戦併合などには触れられず、政治色が全くありません。
純粋に安の人となりが、描写されており、とても良かった。

外務官が語る朝鮮人像は一般的には多分正しく、安の異質さが際立ちます。
看守の思う囚人像からかけ離れている安ですが、医者が語る囚人像とはどうだったのか?

ただ残念だったのは、序盤の音の下り、安を神格化してしまうのか?と、思想を押し付けられるのに嫌気がさし、集中の糸が切れてしまったのが残念!

ネタバレBOX

追伸、
あの音はなんだったんだろう?
音を聞いた安、通訳、模範囚、3人とも、思いは違えど、母への慕情を抱えていた…。
あの音はなんだったんだろう…?
こちらトゥルーロマンス株式会社

こちらトゥルーロマンス株式会社

STYLISH FLOWERS

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2018/09/13 (木) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/09/14 (金) 15:00

今日、

TYLISH FLOWERS PRESENTS

『こちらトゥルーロマンス株式会社』

脚本・演出:木下半太




観劇してきました。

めちゃくちゃ面白かった。

脚本の面白さもさることながら、

個性的な役割を見事に演じきる役者陣。

今年観た芝居や映画の中で

『カメラを止めるな!』を抜いて1番!!




17日まで公演しています。

もう一回見に行こうかな・・・・・。

白紙の目次

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劇団時間制作

テアトルBONBON(東京都)

2018/09/05 (水) ~ 2018/09/16 (日)公演終了

満足度★★★★

Bチームを観劇。

悲しい、いや、
切ない、いや、
やるせない…

涙が込み上げ、ジーンとくるのですが、
「なぜっ?」と言う思いが…やるせなさが、残念な想いが後を引きます。
お互い、本当の気持ちを少しでも見せていたら…

最期を決意した舞子の表情が印象的でした。

初めての劇団さん、初めての劇場、楽しめた。

できたらAチームも拝見したい。

舞台らしき舞台されど舞台

舞台らしき舞台されど舞台

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク

cafe MURIWUI(東京都)

2018/09/06 (木) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

見ることについて考えながら演劇を作らなくてもいいんだ、と思った。というか、見ることについて考えながら演劇を作らなくてもいいと思っている私は、この作品をつまらないと思った。

多くの人が演出上使うであろう、むりういの窓越しに見えた出演者や女の人はTVコマーシャルのようで、そこにはテレビCMを見る楽しみやそこから派生する散歩の楽しみ、はもちろんあるのだが、全ての演劇はテレビCMを見る楽しみや散歩の楽しみを含んでいるのだから、別にどうということはない。

帰り道、私は同じ通りの100均で300円の傘を買った。メガネをかけた店員さんがかわいくて、彼女は私にいま包丁がもらえるキャンペーンがやってるんですけれど・・と言って、少し変な感じになった。

ネタバレBOX

以下、引用

////
舞台を見ることについて。
近藤 私、本当に久しぶりに自分で全然知らない舞台をひとつ、今日久しぶりに予約した。そんぐらい私、見に行かない人なんだよね。

石倉 どうしてですか?

近藤 2時間見るとかって、結構エネルギーがいることだから、おもしろくないことを見てしまった時の、すごい疲労感みたいなものを味わいたくないっていうのもあるんだけど、普通に生活してても結構おもしろいものに出会う機会は多いから。なんか、舞台だからおもしろい、とかは思ってなくて、舞台もおもしろいものはおもしろい。日常の生活も、同じ基準でおもしろい、だから。だったら、今は興味あることだけやって、ときどき舞台見るってなったら、見るっていうぐらい。
寒花

寒花

ハツビロコウ

シアターシャイン(東京都)

2018/09/11 (火) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/09/13 (木) 19:00

座席1階1列

パンフレットには、今回この作品を公演するにあたり、安重根のことを念入に調べたことが書いてある。
確かに、ここで描かれる安重根は魅力的な人物であり、謎の多い人物でもある。

だが、おそらく鐘下辰男脚本は、安重根に強い興味を持って作られたのだろうが、それは日韓併合という政治問題や、朝鮮半島の歴史や、帝国主義という思想や、伊藤博文暗殺という事件に絡めた興味ではなく、おそらく純粋に安重根という人物に対する興味だったのだろうと思う。よって、松本光生が安重根について調べたのも、脚本を肉体化する過程として、彼を理解しようとする行為ではなかったのかな。

この作品の主人公は、1人は安重根であり、また1人は通訳の楠木であり、もう1人は模範囚の高木である。そこで、物語りのテーマを提示する意味合いで(安重根はその背景が判っているから、楠木と高木という人物を描く必要ようがあった。)他の外務官、監獄医、所長、看守長、若い看守達は、この3人の状況を作り出す舞台装置であり、狂言回しだ。

主人公3人が耳にする音、彼らはこの音を欲していた。
安重根は悔恨があった(彼は家族を捨て、家族に捨てられた)、楠木は母親に認められたかった、高木は自らの裏切りに恐れおののいていた、それらを包んでくれるのが、あの音だったのだと思う。

1人は死を肯定的に受け入れ、1人は自らを無と認め、1人は死を求める。
あの音を聞くために。

おそらく、次の主人公は、佐々木という若い看守なのだろう。
彼も、あの音をいずれ聞くように思う。いや、登場人物全員にその可能性があるかな。

1つ1つの状況に無駄がない。

ちなみに。
安重根がタバコを吸うときや酒を飲むときに、顔を横に向ける。
朝鮮での儒教教育を見事に表現した、細かい演出だと思う。

パンフレットに席が狭いことのお詫びが書いてあった。心遣いがうれしい。

ステイ・ヤングとか言われても

ステイ・ヤングとか言われても

GORE GORE GIRLS

シアター711(東京都)

2018/09/11 (火) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

厄介なるこじらせオジサンと、このオジサンを取り巻く若者たちの物語。
そして彼らが深刻になればなるほど可笑し味も増していく文系コメディー。

奇妙な集団シチュエーションをこれでもかとねぶり倒し、よくもまぁここまで色んな味を引き出せるものだな~と。
深刻にして平和。

ネタバレBOX

厄介なるこじらせオバサンも登場(別の意味でこちらも強烈)

オジサンやオバサンだって思いっきり駄々をこねてみたい!
そして若者たちがそれに対して四苦八苦してくれる。
これってオジサンやオバサンにとっては夢のようなシチュエーションなのでは?
なんかい~なぁ~、ファンタジーですね(笑)

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