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喜劇 俺たちの心中は世界を泣かせる

喜劇 俺たちの心中は世界を泣かせる

劇団ズーズーC

鶯谷ズーズーC劇場(東京都)

2018/10/13 (土) ~ 2018/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/10/14 (日) 13:00

基本的にはおバカな喜劇とはいえ、笑いの中にも人の命や夫婦の愛情についての深い考察があり、非常に丁寧に作り込んでる作品。この劇団の最高傑作のひとつ。初演よりパワーアップしてます。

プラスチック・ピノキオ/モンストロ・メモリ

プラスチック・ピノキオ/モンストロ・メモリ

たすいち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/10/06 (土) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/10/14 (日) 19:00

モンストロ・メモリを観劇。
ストーリーが面白くて、楽しみにしていた大平さんと永田さんが躍動していたのが観れて良かった。
舞台美術も、ストーリーのテーマを思わせる仕立てに感じて、良かったです。

『劇団乱れ桜 × 三等フランソワーズ』

『劇団乱れ桜 × 三等フランソワーズ』

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2018/09/25 (火) ~ 2018/09/25 (火)公演終了

満足度★★★★★

台風21号 9/25(火)に振替開催

劇団乱れ桜「かわいそうな少年」
1人で演じる5重人格の殺人鬼 上手く演じ分けてた。何処にでもありそうな、少し不幸な生い立ちが、誰にでも起こりそうに感じる、怖い。もう少し強弱があった方がもっと巻き込めるかも 講談の様にも感じた。面白かった。

三等フランソファーズ「暗闇」
最後にわかる、読んで聞かせてる小説の中の話 最後の台詞 「不愉快~」でホラーから一気にコメディになる 振り幅が広いから 怖さも、笑も 大きくなる 怖面白い。

ネタバレBOX

台風21号 9/25(火)に振替開催

団乱れ桜「かわいそうな少年」
 男が混乱 サイレン 追われる 捕まる (照明の緊迫感がいい) 手錠の音 鉄格子を開ける音 拘留 // 外の人じゃな 彼の話を聞きに来た 語りますとも 語りますとも ぬしは何処まで知っておる この憐れ少年 座っておくれ 座っておくれ 語りますとも 語りますとも ワシはその為に。てめえら 死ねよ てめえらも話を聞きに来ただけか いいぜ 血まみれのナイフ サチコちゃん 骨まで通る 愛されてんじゃねえよ ハハハハ・・・ 1、2、3、・・・、9、10 あの生々しい感覚 忘れられねえよな // てめえ 寝てんじゃねえよ。もういいかい もういいよ。何処だ 出てこい 変身だ カメンライダー オリバー あいつを見つけ出すのだー 出てきて 一緒に遊ぼうよ // ♪ いつくしみ ふかーき 友・・・ ♪ あら こんにちわ マリアと申します まだ寝てるみたいで ・・・全てを愛します サム起きて 起きてるんじゃー おはよ みんな 遊ぼうよ 大丈夫 誰 外の人じゃ 殺すか やめて 遊ぼ じゃんけん 殺す いつくしみ ふかく ここはわしに譲らんかサムの話を語りますとも 語りますとも かわいそうな少年が居ました 生まれたのは 古びた団地 遊園地 ごめんね 半額の惣菜 一緒に帰ろ ごめんなさい 少年は誰にも言えませんでした 優しかったのです 閉じ籠りました 誰か遊んでよ オリバー マリア 謝れば何をしてもいいの 誰かこいつを殺してよ 俺がやった そしてワシはここで生まれた のうサム 眠ったのね // 悪い奴はやっつければいいんだ。彼は悪くない 僕は悪くない 僕は悪くない

1人で演じる5重人格の殺人鬼 上手く演じ分けてた。何処にでもありそうな、少し不幸な生い立ちが、誰にでも起こりそうに感じる、怖い。もう少し強弱があった方がもっと巻き込めるかも 講談の様にも感じた。面白かった。


三等フランソファーズ「暗闇」
 豪雨 取り壊される母校の教室で二人の女が昔を振り返る。よく降るね ここ取り壊されるの イオン 水産校 同窓会 結婚 西松屋で買い物客 偉いね 出て 作家になろうと、 偉いね、 聞いてよ (喋らない) いいよ読むから。停電 ランタン いつまで経っても嫌みが言える。誉めてるの。ノゾミちゃん美大 ブロンズ すごいすごい ノゾミちゃんさ 好きな男子とかいる。どうして このタイミング 興味ない 釈迦に鉄砲 説法 母 複雑な家 本を取る 破く 捨てる 頭おかしいんじゃないの いつ謝るかと クサカくん 東京も どうして行けなかったんだろ。あたし 知らない。知らないふり。解らないって言っているの ノゾミちゃんが何しに帰って来たのか知っているよ あたしを殺しに。知らない。あたしの顔がうかんだでしょ どうして絵を辞めたの 私が苦しんだ以上に苦しんだか聞かせて。誰のせいだと思ってんのよ 忘れるために帰って来たのよ。忘れれば良いのに 夏休みと聞くたびに思い出す あれー9月 8月31日 また あの 始まるかと。何もしてないよ ・・・さんにも悪くないよ ノゾミちゃんは最後はお母さんには知らせて欲しかったなあ。ノゾミちゃん西瓜持って帰り優しい顔で 悲しむおばさんの顔を見るのが怖くなって 言えなくなって そのまま西瓜受け取って 今更言えない気持ち。寒かったんだよ 3日 ノゾミちゃん ここまで運んでくれて 花壇に埋めてくれたんだよね 深ーく 深く イオン立てる 見つかるかな 5年ぶりに。みつからないよ 噴水になるの 夏に子供達が水遊び 楽しそうでしょ ふふ あははは・・・ 絵具じゃ隠しきれなかったから彫刻なんだ。だから しょっちゅう遊びに来るね。ありがとう まってる。 ザー ザーー ・・・ またね。またね。雨音で消される ランタンが消される。 て言うお話 タイトルは暗闇。 不愉快~

最後にわかる、読んで聞かせてる小説の中の話 最後の台詞 「不愉快~」でホラーから一気にコメディになる 振り幅が広いから 怖さも、笑も 大きくなる 怖面白い。

蛇と天秤

蛇と天秤

パラドックス定数

シアター風姿花伝(東京都)

2018/10/10 (水) ~ 2018/10/15 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/10/14 (日)

14日14時開演の回(85分)を拝見。

ネタバレBOX

急死した患者8名の死因は投与した製剤の副作用であると、担当医局の准教授が論文で発表。

交渉窓口の講師では埒が明かないと判断した製薬会社のMRが、当該製剤を開発した研究員、古参研究員を引き連れて、抗議と論文の修正を求めて、准教授の下に押しかける。

(MRとは大学の同期でもあった)医局の若い研修医による医療過誤の可能性の内部告発(平成の『白い巨塔』かぁ!)

准教授が、当該製剤では認められていない、結核への薬効を測る、違法な「治験」を実施したと判明(研修医はもちろん、その指導教官たる講師にも「治験」の実施は、何も知らされてなかった)。
しかも、「治験」によって、結核菌を多剤耐性結核菌化させる最悪の事態を招く結果となった。

しかし、この「治験」、実は製薬会社の古参研究員からの依頼だったと判明。

一幕一場の上演時間中、准教授を除いた5人の登場人物たちが、状況(利害関係)の変化に応じて、(観客目線からすると)善玉から悪玉、また善玉へ…といった風に立場を替えていく、一筋縄ではいかない、重くて深いストーリー。観終わった後の充足感が半端ない出来栄えの作品でした。
脚本の野木萌葱(のぎ・もえぎ)さんの他の作品も是非観てみたいものです。

役者陣。
昨夏の『ドグラマグラ』以来となるアフリカン寺越さんを除けば、全員お初の方ばかりの中、とりわけ、横道毅さん、宮崎吐夢さんの古狸ぶり(失礼っ!)に心を奪われっぱなしでした。

最後に配役を記しておきます。
准教授・大城逸平…横道毅さん
講師・才原英之…アフリカン寺越さん
研修医・飛鳥井薫…菊川耕太郎さん
MR・月泉真介…阿岐之将一(あきの・まさかず)さん
開発研究員・諸川陽一…江刺家伸雄さん
古参研究員・高遠航志…宮崎吐夢さん
セイラム

セイラム

sortie

新宿眼科画廊(東京都)

2018/10/12 (金) ~ 2018/10/16 (火)公演終了

鑑賞日2018/10/13 (土)

13日18時半の回を拝見。

役柄に沿った女優陣の「怪演」が放つ毒気に当てられ、「田瓶(たがめ)図書館の地下会議室」という設定通りの、新宿眼科画廊・スペース地下を支配する雰囲気に飲まれてしまったため、手が合う・合わないさえピンと来ぬまま、上演時間(85分)を押し切られてしまいました。
ゆえに、今回は☆の配点は回避します。

なお、ヘンに身構えずに、「盗み見・盗み聞き」するスタンスで、もう一度、観に行くことにしました。

ネタバレBOX

※配役に関して、観劇2回目の「ネタバレbox」に追記しました。
クロノライセンス(東京公演)

クロノライセンス(東京公演)

劇団1mg

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/10/10 (水) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★

コメディー色が強く、想像とは違っていました。個人的には、コメディー部分を少なくした方が良いかと思いました。独特の台詞回しや、衣装やメイクで、独特の世界観がありました。役者さん達の演技も良く、冒頭のダンスがカッコ良かったです!

10,000メートルの密室

10,000メートルの密室

兎団

レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)

2018/10/11 (木) ~ 2018/10/18 (木)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/10/11 (木)

11日ソワレ(2時間)を拝見。

ネタバレBOX

1時間強の出題編(ドラマ編)では、途中からストーリーに入り込んでしまい、犯人が誰かを考えるのを失念(汗)。
休憩(シンキングタイム)15分の後、解答編となるが、幾つかの謎解きのうち、キーボードを使った体感的な説明には感心した。

最後に配役を記しておく。
なお、18日までの公演なので、犯人は内緒!ということでぇw

白井桂(超一流ダンサー)…岩浦さちさん
上杉まどか(世界的ピアニスト)…タカサキカヤさん
浦海泰司(アーティストプロデューサー)…石原功助さん
浦海司(泰司の息子、大学生)…藤本章匡さん
水沢津乃(TVタレント、医師免許所持)…香かをりさん
華山豹子(私立探偵)…華山豹子さん
南海吾郎(潜水艦艦長)…松尾武志さん
Pochi(流行漫画家)…紅鮭プリンさん
矢口律動(内閣官房副長官政務担当…ではなく、売れないバンドマン。浦海司と友人関係)
…大平直人さん
兎乃狂四郎(社会性に著しく欠ける天才数学者)…斉藤可南子さん
藤田レイン(天才漫画家…だが売れていない)…柳橋龍さん
セイラム

セイラム

sortie

新宿眼科画廊(東京都)

2018/10/12 (金) ~ 2018/10/16 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/10/14 (日) 15:00

クスリとなるシーンが多く、楽しかったです。
終演の流れが気持ち良かった。

想稿 銀河鉄道の夜

想稿 銀河鉄道の夜

ことのはbox

新宿シアターモリエール(東京都)

2018/10/10 (水) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

ことのはBoxの新たな展開となる作品か?個人的には前3作の作風がとても好きではあるが,この作品を単体として見ても,確かにソロの歌はちょっと弱いかとも思うが,歌,ダンス,芝居の調和が素晴らしく,舞台を堪能できた作品である。十分に満足。素敵な観劇時間でした。

クロノライセンス(東京公演)

クロノライセンス(東京公演)

劇団1mg

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/10/10 (水) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★

 勝手に想像していたお話しの期待をよい方向に裏切って裏切っていただいてとても面白かったです。
 途中に、少しコメディータッチな部分も織り込んで、飽きさせない工夫もあり、内容も後半急展開もあり。よかったと思います
 個人的には、もう少し、コメディータッチ部分を減らして、もう少しだけ、各人の背景や心情を丁寧に描いてもよかったかなあ と思いました。 次回も期待しています

クロノライセンス(東京公演)

クロノライセンス(東京公演)

劇団1mg

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/10/10 (水) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★

物語の発想は面白く,素敵なファンタジーでした。ただ,余計なシーンも多かったかなぁ。もっとストレートに見せた方が響いたかも(個人的感想です)。第1回公演とのことでしたが,十分じゃないですか。次への期待が高まるところです。

想稿 銀河鉄道の夜

想稿 銀河鉄道の夜

ことのはbox

新宿シアターモリエール(東京都)

2018/10/10 (水) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

「銀河鉄道の夜」は好きなお話しで、期待して拝見しました。 全体的には概ね原作を尊重した内容で、私はとてもよかったと思います。
 主役のジョバンニ(春名さん)カンパネルラ(岡田さん)の演技はとても素晴らしかったと思います。声が通って聞きやすいですよね。
 ところどころの歌、ダンスもアクセントがあってよかったと思いますが、ソロで歌うときは少しボリュームが足りない感じがしました。最後のほうの合唱はよかったですね。
 ほか、役者の皆さんの演技も素晴らしく、最後まで楽しめました。次回も期待しています。

となりの事件

となりの事件

シアターノーチラス

OFF・OFFシアター(東京都)

2018/10/10 (水) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

 ここ数回続けて観劇させていただいていますが、日常のふとしたことにありそうな心の動きを、1つの事件をきっかけにして表現されていてとてもよかったです。
 役者のみなさんの熱演もあり、どんどん引き込まれました。 次回作も期待しています

ネタバレBOX

 きっかけとなったのは、殺人事件になりますが、これはそうそう起こらないとして(実際には起こらないと言い切れませんが。。)それぞれの心の動きや気持ちはとても共感できました。
 いくつかの人間模様が描かれているわけですが、どれも解決することなく終わる演出も、最初はもやもやしましたが、今後のことを想像したりして、今ではいいと思います。
 私は、離婚の危機の夫婦が一番幸せな結果になるように感じました。あと娘さんが早く両親にうそを打ち明けられる日が来ることを何となく祈ってしまいました。
 全体的に大変よくできていて、よかったです。 次回も期待しています。
三人姉妹

三人姉妹

川崎市アートセンター

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2018/10/13 (土) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

2時間50分、休憩10分込み。抽象美術にほぼ具象衣装の原作に忠実な「三人姉妹」。とても良かった!!軽やかで真実味のある演技の応酬で、全ての登場人物に説得力がある。現実と接続する仕掛けも奏功。セリフ劇がお好きな方にオススメしたい正統派芝居。豪華出演者でお値打ち価格。

ネタバレBOX

ベルシーニンのセリフはまるで予言だらけ。イリーナと男爵に泣かされた。
リミット・オブ・タイムラグ

リミット・オブ・タイムラグ

RINCO PRODUCE STAGE

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2018/10/05 (金) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★

7260秒、時計の秒針がぴったり止まると同時に
幕が降りるのが気持ちよかったです。
121分という長さもとても見やすく、最後まで集中して見ることが出来ました。

ただ、「時間どおり」が先行しすぎてか
お話は淡々としていて内容も薄く、物足りなさを感じました。

時計による縛りで、肝心なお芝居の呼吸や間が死んでいて、
結局何を伝えたかったのかが、ぼやけてしまったのが残念です。

OPダンスは、皆さん笑顔で踊ってらして見ていて楽しかったです。

ネタバレBOX

今回の売りであった、時間を使ったギミックというものが、
実際には、時計どおりに進む、というだけで
とくにあっと驚くような仕掛けでもなかったので、若干期待はずれでした。

変化していくことが当たり前の舞台で
毎回、時計どおりに芝居を進めることはとても難しいことだと思います。
ただ、今回に関しては、お芝居を制限する足枷として裏目に出てしまったように思います。
モノクロ白書

モノクロ白書

放課後ランナー

ウッディシアター中目黒(東京都)

2018/10/11 (木) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

シリアスパートとギャグパートの切り替えと落差が強烈。
ある意味凄い!

アフターバーン!!

アフターバーン!!

ステージタイガー

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2018/10/12 (金) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★

離れてみれば、分かることがある。
今の自分があるのは、みんなに会えたからだ。気持ちがあればつながっている。
気がつけば泣いていた。
さすがやな、上手い!
ありがとう♪♪♪

洋館ミステリ劇場 江戸川乱歩「令嬢消失」

洋館ミステリ劇場 江戸川乱歩「令嬢消失」

G-フォレスタ

神戸・北野「旧ムーア邸」(兵庫県)

2018/09/23 (日) ~ 2018/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

毎回拝見させて頂いていますが、迫力のある演技につい引き込まれて、推理が愚かになってしまいます…。ファンも多く、今回も満席。次回も楽しみです。ナレーションが特に最高です❕

パパは死刑囚

パパは死刑囚

劇団チャリT企画

座・高円寺1(東京都)

2018/10/10 (水) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★

劇団色を決める役者、というのがある。例えばあひるなんちゃらの篠本+根津。旧・野鳩の佐伯。ナカゴーの川﨑+高畑+篠原(いやここは全団員だ)。そしてチャリT では内山奈々+熊野善啓という事になるだろうか。特に意図していなかったがどれも<笑>系だ。看板俳優とも違う。常に客演者の中にあって舞台を支える演技に長けたベテラン俳優も、必ずしも当てはまらない。ふと思い浮かんだのが燐光群・猪熊氏。思えば多くの<笑>のシーンを担ってきた。
逆に、例えば劇チョコの特徴的な三俳優は、演技力もキャラ立ちも十分だが、如何に「役」になれるか、人間を演じられるかが優れているという評価になる。役者の身体的特徴は(声も含め)個性であって演技にも個性は当然生かされるが「色」にはならない、というのも、「なる」演技の結果、我々は「なった」人物を見、人物を通して物語を味わう事になるので、観客の目の前にその個性が立ちはだかる訳ではない。そういう自在さ(ニュートラルさ)こそが役者には求められると昔から聞くが、<笑>の場面では客は「人物」でなく役者その人自身の中におかしさを見ている、という構図になるのだろう。毎度お馴染みの吉本新喜劇の芸人はその典型だが、、当り前な話を随分しつこく書いたような。
チャリTはある社会事象やテーマを咀嚼し、多角的に検証する知識・情報を踏まえて、これを良いあんばいに噛み砕いてお芝居で説明する技術に長けている。作者樽原氏は知識を踏まえ、決して押しつけず客観的知識や多様な見解を嘗めつつ、問題を炙り出す展開を書く。そして熊野は、シリアスとおふざけが混在したような二枚目寄りの風貌を武器に、「問題」に翻弄される主人公を、内山は背の高さと声・滑舌のアンバランスといったおかしみを武器に平然とコンサバ、保身、無思想で風見鶏な庶民の役どころをやって、楽しませてくれる。
もう少し<笑>について。
笑いを生む要素はざっくり言って二つあると考えられ、一つはドラマが描く「人物」の行動や他者とのすれ違いなどドラマ即ち脚本に起因するもの、今一つは役者本人の持ち味・特徴、ナンなら観客が「その人自身」と見えているそれ、である(「劇団色を決める俳優」の持ち味)。

さて今回は死刑制度、と予想のつくタイトルだが、話のほうは一直線にそこに向かう訳ではない。とだけ書いておく。
私の知る限り(3~4本)のチャリTとしては、劇場も大きいが芝居としてもNLTと並べて遜色ない?喜劇舞台で、その合間にチャリTらしさが見え隠れし、最後にその本性を出した。・・そのように観た。
「問題」は重く、このような讃辞はそぐわないが、拍手物だ。目の前にハッピーエンドへの道があり、芝居的にはもう逸れる訳に行かない道程を辿った末、どう「問題」をあぶりだすのかと期待。チャリT的まとめが待っていた。グロいと言えばグロいし生ぬるいと言えばぬるいのかも知れぬ。
私らは問題を「突きつけられている」。例えば2017年7月刑が執行された再審請求中のN死刑囚、彼は冤罪の線が強いとささやかれていたとか。再審請求を受け入れた結果判決が覆えるなどという前例を作られては困る官僚(組織)の都合によって、、と憶測されている。
ちなみに法務省側は、「刑の引き延ばしのための再審請求には厳しく対処を云々」とコメントしたという。
「お上」に住まう人らの目には、不遇(受刑者となった事)にある人間は「不正をする人間」だと映るのか・・と言いようの無い怒りが湧いて来る。
芝居のラストについては、恐らく正解などないのだろうが、私は程よき所に収めた、という感想である。

盲目の動物

盲目の動物

ナマモノなのでお早めにお召し上がりください。

ウイングフィールド(大阪府)

2018/10/12 (金) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★

仏教大の卒業生で構成されている為か、とても不思議な独特な表現だと感じました。少し難しいかったです。

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