最新の観てきた!クチコミ一覧

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インプロバトルショー「アクサガ2025」

インプロバトルショー「アクサガ2025」

インプロカンパニーPlatform

高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)

2025/07/25 (金) ~ 2025/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

前半は2人または3人による即興によるお芝居でお題はお客様から投票等で決めるみたい、後半は女性3人がカードを引いて役柄を決め、男性がその3人に迫るというお芝居で、どちらもどんな展開になるのか、その都度変化するみたいで、なかなか面白かったです。1度だけではなく、何回も観てみたいですね。

君の夏則

君の夏則

Oji中高生演劇スクール実行委員会

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/07/25 (金) ~ 2025/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

構成・演出は笠浦静花さん。出演者4人のはずが、今日は1人体調不良で休みとなり、急遽3人用に練り直したのだそう。とても瑞々しく、気持ちのいい舞台だった。

『アネモネ、誰の為に咲く?』

『アネモネ、誰の為に咲く?』

シーリア企画

GALLERY工+with(東京都)

2025/07/25 (金) ~ 2025/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

少女が人形遊びに夢中になる理由。ヌイグルミとして、がっつり観客参加型。おっさんには少々ガーリーが過ぎる。話しかけられても、世界観を壊さない受け答えができず難儀する。

『アネモネ、誰の為に咲く?』

『アネモネ、誰の為に咲く?』

シーリア企画

GALLERY工+with(東京都)

2025/07/25 (金) ~ 2025/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 初日を拝見。

ネタバレBOX

 Galleryでの公演なので演じられる空間は、通常の床を観客用の椅子で囲んだほぼ楕円形。楕円形の上手下方に電子ピアノ。フライヤーに記されているように“映画でもない、演劇でもない、気がつけば隣人”と言い得るような内容である。表現としてはほぼ一人芝居。演者は独りの少女。小ぶりで白い熊のぬいぐるみが唯一の友達。ぬいぐるみは名前を持つが古武士のような名である。他に恐らく病を患っている母。生演奏をしているピアニストに誘われて少女がピアノを弾くシーンがある。印象的なのは少女が裸足であること。
 フライヤーに記されている“映画でもない、・・・云々”のコピー通り通常のストーリーテリングな展開は排除されており、少女の暮らしについての独白、たった独りの生活の中で繰り返されるぬいぐるみとの自作自演「対話」、観客を巻き込んだしりとりや記憶力ゲーム、独白、動物の形態模写等がランダムを装って演じられる。かなり抽象度の高い作品なので上に挙げた様々なアクションがどのように繋がり、何を示唆しているのかについては様々な解釈が可能な作品であると言えようが、フライヤーに記されていたコピーのラスト“気がつけば隣人”は確かに現在日本人の多くが陥っている或る精神状態或いは精神疾患と無縁ではないと解釈した。またアネモネの花言葉も顧慮する必要があろう。一応おさらいをしておくとアネモネの花言葉に哀しいものが多いのはアフロディテが恋したアドニスが不慮の事故で亡くなりアフロディテが流した涙やアドニスの流した血からアネモネが咲いたとされる話が人口に膾炙したからではあるが、花の色によって花言葉が異なるので自分は、この説を重視し哀しみに纏わる花言葉を選んでいる。
 今作の本質的メッセージが最も濃く表れるのは、動物の形態模写場面からであろう。兎や蛙など幾種類もの動物を演じていた少女は、突然起こった銃撃に倒れる。自分はこのシーンで「ごんぎつね」を想起した。新見南吉の有名な作品だから内容はご存じだろう、省略する。ごんの哀れな末期に深い哀しみを覚えるのである。今作ではこの動物形態模写とどうやら病んでいると思しき母の登場、母から身を隠す“かくれんぼ”によって自らのアイデンティティー不成立の根拠からも、母という自らの創造者との二人称関係からの脱却にもチャレンジし得ない結果抱えたアンヴィヴァレンツからも、逃げてばかりいる少女の、非主体的生き方の齎した諸状況を感得した。
 このような精神状態を持つ日本人が増加しているという意味で“気がつけば隣人”即ちSome one like youなのである。父の不在とぬいぐるみの名からは、第三者性の欠如があからさまに見え、結果、実存レベルで己を客観化し得ない主体のamorphousが自ずと見えてくる。
六道追分(ろくどうおいわけ)~第八期~

六道追分(ろくどうおいわけ)~第八期~

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/07/24 (木) ~ 2025/08/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

#8くりロン
第三期、第七期に続いて3回目。やはり楽しんで観てもらう、そんなサービス精神に溢れたエンターテインメント作品。そして改めて、人と人の繋がりの大切さ、思いやりといった心情、それを優しく見つめるような劇作。今回は六道の内 人間道の在り様を強く感じた。毎期キャストや組み合わせが変わり、同じ脚本や演出、舞台装置にも関わらず違った印象の物語になる。まさに「舞台は生もの」を再認識した。
(上演時間1時間40分 休憩なし) 【第八期 剣】

ネタバレBOX

舞台美術は、中央に格子状の衝立2つ。それを可動させ 遊郭の格子戸(籬)を表す。上手は 場景に応じて遊郭の半円障子や道中の石垣など、柱状の装置を半回転させる。下手は 丘のような階段状、その奥に朽ちた平板を組み合わせ、ラストは磔 処刑場。吉原へ通じる場所は、観てのお楽しみ。小さい劇場(空間)を巧く使った演出が妙。

梗概…清吉(通称・鬼アザミ)は子分の粂次郎、伊助、三吉(妻が病弱でいつか医者になりたい)と共に世を騒がせる”義賊”。いつしか守銭奴達を懲らしめる清吉一味は、江戸庶民の憂さを晴らす存在になっていた。しかし奉行所の取り締まりは厳しくなり、これを潮時と 最後に選んだ場所が不夜城「吉原」である。特に悪どいやり方で暴利を貪る大店ばかりに忍び込む。
一方、呼出し花魁 お菊は 刃傷沙汰を起こし、足抜けを余儀なくされていた。そんな時、忍び込んだ鬼アザミ一家と出会い...。吉原と東海道(大井川)を舞台に、人情味溢れる逃亡劇が始まる。清吉とお菊は旅を通じて お互いが孤独を癒し心を通わせていく。華やかな雰囲気と非情な成り行きの中で、情感豊かに描き 観客の心を揺さぶる。

人別改帳にも記載されない、捨て子の無宿として生まれた男と吉原という苦界に生まれ育った女の逃避行を描いた悲恋。どちらも不幸・不遇な身の上、その2人が旅の途中で出会った僧から「六道」の話を聞き、人の世の儚さと尊さを知る といった人情味ある話。タイトルにある「六道」を物語に巧みに織り込んで、人の心の在り様 を考えさせる。人間道で生きているが、その現世は因果の道理に…。六道を彷徨う人達の、切なく儚い道中、場面転換や心情表現にダンスを挿入するなど、観(魅)せる工夫も好かった。

ラストは、六道の輪廻転生ー色々な世界を死んだり生きたりしながら、グルグル回るーといった内容を2人の覚悟・心情に重ねるようだ。第八(最終)期は、同心 章衛門の子 沢山の話ーこの世に生まれさせたからには、良い世の中を作らなきゃいけない。この世の法(定め)は、必ずしも弱い者を助けてはくれない。そんな不条理が浮き上がるような印象を受けた。

華やかな雰囲気、それは出演者(特に女性)が吉原という場所柄、花魁姿の艶やかさを出し、旅に出てからは町娘に扮しての可憐さなど、いずれにしてもその”艶技”であろう。そして同心の庶民感覚と、与力等では考え方が違う。キャスト1人ひとりに物語での役割を持たせ、その個性が色々な雰囲気や相乗効果といった<力>になっている。それが長きに亘って公演を支えた要因ではなかろうか。
消えていくなら朝

消えていくなら朝

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2025/07/10 (木) ~ 2025/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/07/25 (金) 19:00

蓬莱竜太による家族ドラマは、面白いけど痛くもあって、緊張した作品だった。120分。
 蓬莱が2018年に書き下ろし宮田慶子・演出で初演した戯曲を、本人の演出で再演、だが初演は観てない。蓬莱の「私小説」的作品と話題だったが見逃してた作品をようやく観た。高校の卒業を機に東京に出てそこそこ売れている劇作家が彼女と久々に家に戻り家族が揃う。この家の事を書こうと思うというところから現われる、家族それぞれの抱える問題…。ありそうな展開ではあるが、時に痛い話題も出てくるものの客席に笑いも誘う。外部の視点、かと思ってた「彼女」も実は問題を抱えていることが分かり、どう終えるんだろうか、という展開が巧い。軸になる劇作家の造型が薄っぺらい印象を持ったが、どうだろうか。

テン9

テン9

ペキニーズ・ドットコム

OFF・OFFシアター(東京都)

2025/07/15 (火) ~ 2025/07/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/07/17 (木) 14:00

会場に入ると新作公演に向けた稽古の休憩中らしき小芝居(笑)が既に演じられており、開演定刻に稽古再開、という出だしから「鳥皮節」全開だが、以前のようにアイデアが迸るのに任せた(暴言気味)というか制御しきれないというか、な感(それはそれで面白いのだが:為念)が薄れ、物語としてのまとまり(?)もある感じ。
特に終盤、実際の観客を劇中に取り込むという得意技(笑)や怪談風味も交えつつ「報われなかった公演の怨念」的なものをああいう形で描くのがまた巧い。

大塚ショートストーリー

大塚ショートストーリー

萬劇場

萬劇場(東京都)

2025/07/17 (木) ~ 2025/07/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

2回目は最終日の21日ソワレ。最初と最後を見たことになりますね。

(1) 演劇ユニットZANNEN座 「はなよははよ」
(2) どんぐり劇場 「かみの声」
(3) !ll nut up fam 「FruuÜuuit!」

初日とあわせて5作品を観劇しました。今回もテイストがバラバラ、お題に対するアプローチがさまざまで楽しかったです。

ネタバレBOX

(1) 演劇ユニットZANNEN座 「はなよははよ」
男性2人女性6人の8人構成。
主宰の方は「とある花屋のとある母娘の半世紀の記憶を辿る物語り」と表現されてます。素敵なお話でした。
シングルマザーになってしまった母との50年を、娘の視点で。娘の分身の語り部は男女4人が交互につとめるという。終盤「結婚式も、娘が生まれる時も、離婚したときも、ずっとそばについてくれた」。泣かせますねえ。
オイルショック時30才で今80才は年齢が2年ずれてると思ったのですが、2023年の再演なんですね。納得です。

(2) どんぐり劇場 「かみの声」
演者さん8人、みなさん澄んだ声で歌います。小学生かな、すがも児童合唱団の9人も何曲か参加してコーラスを。合わせて17人全員女性。
ミュージカルの中でもさらに歌に寄せたミュージカル、という印象でした。短編の中になんと11曲。
掛軸の表装という、あまり馴染みのないところを題材としたもの。保存としても芸術としても重要性があるのですね、勉強になります。
「スミ」には掛軸たちの声が聞こえてないとのこと。会話してたように見えましたが、実は聞こえるふりをして合わせてたということなのですね。気づきませんでした。
「フル」役の山﨑和香さんの歌声がとくにすごかったです。会場から拍手が湧きました。

(3) !ll nut up fam 「FruuÜuuit!」
初日に続いて2度目の拝見です。男性陣5人がイルナップファムさん、女性陣4人が姉妹団体のSuperb Sick Squadさん所属。さすがに息の合った掛け合いでした。他団体はいわゆるプロデュース公演が多いなか、この構成はむしろ珍しいのですね。
店頭に並ぶ桃を選ぶオーディション。8人の桃がそれぞれアピールするコメディ。それぞれが「選ばれなければならない理由がある!」と。
ピーチ姫はカラスに食べられた桃マリオのために。さくらももこは自分がなってた木トモゾウのために。桃太郎と桃三郎は芋虫に食べられた桃次郎のために。山口百恵はアピールの時間をもらえずひと節歌ってマイクを置きました。
思い返すとピーチ姫の太田彩佳さんは昨年の舞台「Spirit Seek Story」の「ブレイクザルール」でもお姫様のような役でした。舞踏会でフィーバーする淑女、だったかな。

複数の団体の短編集は楽しいです。1回で3度おいしい。来年もぜひ開催してほしいです。
宮澤賢治・宛名のない手紙

宮澤賢治・宛名のない手紙

劇団昴

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2025/07/24 (木) ~ 2025/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

超人気、流石来年50周年を迎える老舗劇団、風格がある。

「ケンタウルス、露を降らせ!」
ポランの広場、カラスウリの実をくり抜いて作った青い烏瓜のあかり。
イーハトーブオとは宮沢賢治が心の中に創った理想郷。岩手をもじったとされている。ある日、そこに暮らす山猫博士のもとに差出人不明、宛名のない手紙が届く。チュンセとポーセの兄妹の日々について書かれ、今もチュンセはポーセが何処に行ったのかを捜し続けている、と。それに非常に興味を持った山猫博士は手紙の中のヒントを辿り時空を越えて兄妹を捜す。それらしき兄妹が乗っていたのは銀河鉄道の客車だった。だが二人は否定する。けんじととし子だと。

山猫博士デステゥパーゴは金子由之氏、流石の名演。
けんじは音楽劇 『母さん』が記憶に残る町屋圭祐氏、少年役青年役を演らせたら無双。
とし子は『クリスマス・キャロル』で気になっていた上林未菜美さん、水を得た魚。
赤江隼平氏のかっこうの鳴き声。
聡鳥圭さんのキレのあるダンス。
森島美玖さんのほんわかした華。
江﨑泰介氏のたぬき。
洲本大輔氏のクールなヴァイオリニスト。
市川奈央子さんの三毛猫。

下手で生演奏のキーボード、佐藤拓馬氏。冨田勲を思わせるシンセサイザー交響楽が青白く光り有機交流電燈の電子幻想曲を奏でる。『どんぐりと山猫』の喧々諤々どんぐりギャグ、『よだかの星』の鳥達の歌が最高。

宮沢賢治の世界を丁寧に表現。選ばれた作品は人間と動物との関係性が強いもの。『よだかの星』が一際響いた。
宮沢賢治の作品は今では日本テレビの子会社となったスタジオジブリで全作アニメ化地上波TV放映して欲しい。
素晴らしい作品だった。

ネタバレBOX

第一幕『手紙 四』『銀河鉄道の夜』『どんぐりと山猫』『注文の多い料理店』。
第二幕『よだかの星』『セロ弾きのゴーシュ』『双子の星』『永訣の朝』『無声慟哭』。

『どんぐりと山猫』でジブリ調にスタート。
『注文の多い料理店』ではポールハンガーを役者達がこなす。ベネチアンマスクを被ったスタイリッシュな獣達。有名な話だが面白く観れる。
そして第二幕、『よだかの星』は凄まじい。生来の醜さ故に蔑まれ嫌われ侮蔑され罵倒されるよだか。残酷な鳥達はよだかを差別排除する。そして鷹からは殺すと予告される。どうしようもなく追い詰められたよだかは自分より弱い虫共を惨殺して気を晴らす。羽虫や甲虫が怯えて逃げ惑う様を高笑い。だがその自分の弱さ醜さに自分自身がいたたまれなくなって涙を零す。死のうと思う。何処までも空を飛んで行く。上林未菜美さんの名演。生きるものが業と向かい合う姿。
そこから牧歌的な『セロ弾きのゴーシュ』は無理があるだろうと思ったがなかなかの腕力で強引に引っ張る。楽隊の楽器をそれぞれの形に切り抜いた平面の板で表現。妙な味がある。

全ての存在を幸福にする論理。
ポーセのことを本当に想うのならば全ての生き物が本当に幸福になる方法を探し出すこと。

宮沢賢治作品の感動は自己犠牲の美しさにある。法華経に説かれる薬王菩薩の焼身供養、自らの身を焼いてこの世を照らした説話。だが他者の尊い犠牲の上に成立する歪んだ社会をセンチメンタリズムで昇華してみせてもこの歪み自体は変わらない。宮沢賢治はその先にある築くべき社会を銀河鉄道から下車したジョバンニに託した筈。まことのみんなの幸いを。皆の為に自分を殺して生きるのは御免だ。多数の幸福の為に少数の犠牲が強要されるような世の中はうんざりだ。それがどんなに感動的でも。
パラサイト・パラダイス

パラサイト・パラダイス

ワンツーワークス

新宿シアタートップス(東京都)

2025/07/23 (水) ~ 2025/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/07/25 (金) 19:00

120分。休憩なし。

六道追分(ろくどうおいわけ)~第八期~

六道追分(ろくどうおいわけ)~第八期~

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/07/24 (木) ~ 2025/08/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

第八期の【剣】チーム初日。この長い公演の中では、結局5月の第二期と今日の第八期しか観ることができなかったが、自分が観た2回はどちらも満足。音楽とダンスにのせたタイトル的なパートの構成も、よく作られていたんだなあと改めて感心。

秘密保持!

秘密保持!

劇団ヨロタミ

萬劇場(東京都)

2025/07/24 (木) ~ 2025/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

(笑えた度)4(今感)5(完成度)4

富士山麓のペンションが舞台のシットコム。
隙のない脚本。さすがベテラン、文句なしです。
シリアスな芝居は圧巻ですが、コメディの演出はもう少しデフォルメ方向に振ってくれた方が好みでした。でも本の力が強くて、充分笑いました。

ネタバレBOX

いたって真面目なピアノ曲をかけて、いたってシリアスな芝居をしつつ変なことを言う、
というのはもともと個人的に大好物の演出なのですが、
ネタがしっかり設定と絡んでいて思いきり笑いました。
水谷さんの演技力!! 後方からツッコむのもダメ押しでGOOD。

坂本さんは演者として抜群でしたね。
ゲレンデを置いて、テスラで来るww 、、短パンww、、
キャラに深度が出ていて最高です。

ウバック(ウーバー配達用の黒バッグですね)を今や機材入れに使っているという大矢さんの人物造形もメチャクチャ今年を感じましたし、ここら辺は、流石です。

ラップと歌とダンス。なんともいえないヘタウマの味、、、最後はショーで幕引き。圧巻でした。
「さよならノーチラス号」/「ナナメウシロのカムパネルラ」

「さよならノーチラス号」/「ナナメウシロのカムパネルラ」

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2025/07/20 (日) ~ 2025/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

キャラメルボックスの劇団創立40周年記念公演の第一弾。(年末に第二弾が控えています)。今夏は過去作の再演と新作の二本立て。『さよならノーチラス号』は作家の成井豊の自伝的内容を含む一作、新作の『ナナメウシロのカムパネルラ』は現代を意識したリアルな物語に、キャラメルボックスらしいファンタジー設定を加えた、劇団の現在地を感じさせる一作。両作とも成井戯曲の魅力と劇団員たちの表現力が際立つ、40年の実績を感じさせる上演でした。

ネタバレBOX

『さよならノーチラス号』は、劇を構成する要素ひとつひとつが魅力的。音楽とダンスはスタイリッシュかつ情熱的で格好いいし、登場人物たちがそれぞれ活躍する群像劇の魅力もたっぷり。個人的にはサブリナという老犬がとても好きでした。『ナナメウシロのカムパネルラ』は劇団を長く支えた岡内美喜子と筒井俊作のバディっぷりが秀逸。それぞれのキャラクターの良さを最大限引き出す能力はさすがの一言。ファンタジー設定はキャラメルボックスの十八番と言えるが、全編通して「現代」を感じさせる劇世界は、この作品がいま上演される意味を考えさせる。二本同時上演だが、どちらにも出ている俳優も複数いて、特に多田直人と石森美咲の演じ分けが印象に残りました。
大塚ショートストーリー

大塚ショートストーリー

萬劇場

萬劇場(東京都)

2025/07/17 (木) ~ 2025/07/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

8団体による短めの公演。ひと公演で3団体観られます。
自分はひと公演しか観られなかったのだけど、出来ればもうひと公演。
本音言うなら全部観てみたかった感はあった。
ひと団体30分程度って上演時間は、某15分は短すぎると感じてる自分にはいい感じで、芝居を観たって手応えありました。

完全に夏祭りモードになった萬劇場。
入場口では、かき氷が売られていて、このかき氷は場内持ち込みOK。
公演以外の、催しも色々やってたようです。

芝居のテーマが大塚って街で。各団体大塚の実際の店舗とのコラボになってるのも面白かった。
いい空間だなって思いました。
評価は、芝居というよりも、この夏祭り全体への。

寺山修司生誕90年記念認定事業「盲人書簡◉上海篇」

寺山修司生誕90年記念認定事業「盲人書簡◉上海篇」

PSYCHOSIS

ザムザ阿佐谷(東京都)

2025/07/24 (木) ~ 2025/07/30 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/07/24 (木) 19:00

スタイリッシュなアングラ、と勝手に呼んでいるユニットが寺山に挑む。鮮烈!!!(4分押し)84分。
 大人になれない少年探偵団の小林少年は盲目になり「支那」に行くが…、と物語がありそうなことを書こうと思ったが、爆音のBGMと閃光を含む照明のリンクが逆に心地好く、流れに身を任せる感じの90分弱。「面白い」という表現が適切かどうかは分からないけど、ワクワクしながら観ていられるところが本ユニットの特徴か。押しの大島朋恵は前説をして終わった流れで芝居に入るあたりの見事さ。

六道追分(ろくどうおいわけ)~第八期~

六道追分(ろくどうおいわけ)~第八期~

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/07/24 (木) ~ 2025/08/03 (日)公演終了

実演鑑賞

とうとう第八期。
終の始まり、初日の初口(って言わないのかな?演劇界では)に観劇。

ネタバレBOX

この際なので、過去作も含めてつらつらと。
第一期、山田さんは義賊のお頭に相応しい格があったと思う。百合香さんは呼び出し花魁、太夫に相応しい美しさと華があった。主役二人に関しては、この時が一番ピッタリと思います。
第二期、完成度、満足感ではこの時が一番。
清三役ははお頭っぽい感じは不足していたけど、罪を全部ひっ被った時の笑顔がなんとも素敵だった。
この劇は自己犠牲、進んで損を取る人々のはなしだと思う。あの笑顔はこの物語の核心部分を体現するものだと思う。
お菊役の気位の高さや気の強そうな感じも今にして思えば良かった。
それとなんといっても、与力役の西川さんが良かった。
第四期、やはり山田さんの清三はいいなあと再認識。
第七期、残念な部分が多かったかな。
第八期、最初からこのでき、クオリティは大したもの。
お菊役の野口さんはルックスも良いし華もある。けど口調や仕草のがらっぱちな感じが、高級感が足りないような。ビジュアル面でも可愛すぎるというか童顔というか。禿役もできそうな気も。でもこれからグングン伸びて素晴らしいお菊に成りそうな予感もするんですよね。

同心のおかみさんの「そこに惚れたのよ。」には毎回ウルっときます。同心の彼もまた損を取る人ですよね。

始まりの終わり

始まりの終わり

ムニ

アトリエ春風舎(東京都)

2025/07/20 (日) ~ 2025/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/07/24 (木) 14:00

座席1階

転校生で、病気か経済的理由か「忘れた」が修学旅行に行ったことがなかった主人公・グミが、2026年に友人5人と東京に2泊3日の「ニセ修学旅行」に出かける。舞台はこの3日間を10年後に振り返る形で、主にモノローグのようなセリフをつないで構成する。どこにでもいそうな若者たちの心のブレを、ムニ主宰の宮崎玲奈がまるでマジックのような手法で展開する。ほかの劇作家では見られないような異次元の舞台を楽しめる。

今作はまず、舞台美術がおもしろい。排煙ダクトのような銀色の管がうねうねと渦巻いているのを開演前に見て、これは宮崎の脳内風景かと連想したりする。そして、主人公であるはずのグミを登場した全員が名乗り、実はそこにはいないのだという最初のマジックが明かされる。すなわち、グミは観客一人ひとりなのだ。
居酒屋での思い出話場面からスタートする。が、観客の脳内は、そこから観客自らの体験に呼応するようにさまざまな方向に飛んでいく。未来設定の物語としてはとても単純というかありふれたエピソードなのだが、それだけにこの展開が身近に感じる。客席には舞台上の彼らと同年代の人はあまりいなくて若くてもほとんどが上の世代だから、自分の高校時代とくっつけたりしながら楽しめる仕掛けではないか。
休憩をはさんだ後段の物語が、やや意外で面白かった。まるで悪い夢を見ているような展開だと思うが、それにしてもリアリティーを感じる。社会派のネタを扱った過去作とは趣の異なるファンタジーというか。明らかにリピーターと思われるファンがいたのも納得できる。

マテリアルパレード

マテリアルパレード

LUCKUP

ザ・ポケット(東京都)

2023/08/09 (水) ~ 2023/08/20 (日)公演終了

実演鑑賞

これも「観てきた!」を書いていない。思うに引っ越しを間近に控えて、観ることはできても「観てきた!」を書く余裕はなかったのだろうと、ファイルされてもいないチラシを見て思う 2025年7月24日。

Beautiful Twelve ~ 美しき12人

Beautiful Twelve ~ 美しき12人

株式会社 アートカルチャーズ

シアター・アルファ東京(東京都)

2023/08/03 (木) ~ 2023/08/07 (月)公演終了

実演鑑賞

なんで「観てきた!」書かなかったのかな?と、パンフレットを見つけて困惑している2025年7月24日。

ノーマンズランド

ノーマンズランド

Oxymoron Thatre Club

北とぴあ カナリアホール(東京都)

2025/07/23 (水) ~ 2025/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/07/23 (水)

オクシモロン シアター クラブ『ノーマンズランド』(作 ハロルド ピンター/翻訳 朝比奈竜生/演出 島村和秀)
試演的なリーディング公演を拝見しているが今日の公演は別物だった。出演は秋場清之、クロス フラット、椙田航平、丹野武蔵の4氏。秋場清之は怪演を繰り広げ、翻訳作品にNative Speaker(とは言え、氏の母国語が何かは存じ上げてないのだけど)の方が出演されているのが何か不思議な感覚になる。
椙田航平、丹野武蔵の両氏は秋場清之氏の怪演を加速させる。
戯曲を読んでから拝見しないと咀嚼、いや理解し切れない。いや、背景にあるだろうイギリス社会の深淵がなのか、イギリスに居た者でも、ハロルド ピンターが描こうとしたことを拾い切れない。しかし、何やら不思議な感覚を存分に受け取らせてもらった。その不思議な満足感に満ちている。

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