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カレシがふたりになっちゃった!

カレシがふたりになっちゃった!

JQ

AKIBAカルチャーズ劇場(東京都)

2018/12/22 (土) ~ 2018/12/23 (日)公演終了

満足度★★★

開幕前の劇場の雰囲気私には場違いな場所かと違和感がありましたが芝居が始まればつい身を乗りだして観ていました。若い方が歌にダンスに一生懸命にやられている様子は気持ちのいいものです。前途に期待します

リトル・ドラマー・ボーイ

リトル・ドラマー・ボーイ

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2018/12/15 (土) ~ 2018/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/12/22 (土) 12:00

ハートウォーミングなストーリーで感動しました。
オープニングのストップモーションのダンスも良かったです。

クロノスコープ少女

クロノスコープ少女

劇団ミックスドッグス

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2018/12/12 (水) ~ 2018/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/12/16 (日) 13:00

今回のクロノスコープ少女は再演とのことですが、私は初めて観る作品でした。
主役が入れ替えの公演になっており、どちらも観たかったので1日で昼と夜を2回通して観て来ました。

どちらが良かったというと難しいところですが、個人的に感じたのは、津山さんはじわじわとくる感じで、幾世さんはテンポが速く走り切るようで
健気で立ち止まり悩み、真っ直ぐな女子高生とパワフルで一瞬立ち止まるも躊躇いも突き進む女子高生に私は見えました。
…電車に例えるなら、各駅停車と特別快速のような。
どちらが良いというのはなく、内容は同じでも全く違う作品を観ているような感覚でした。
それがなんとも言葉では表せないような感覚でどちらも好きで選べない!と率直に思いました。

周りの役者の方も一人一人が印象に残ります。
拓役の方と悠翔役の方の演技に胸が熱くなりました。
お父さんも先生も高校生もクスッと笑ってしまい、1回目と2回目で味わえる、例えば髪型を変えたり、言葉を変えたり、同じセリフでも1回目と2回目で少しテンションが違うようにも感じました。

駆け抜けて行くストーリーとリアルに奮闘し揺れる主人公、佳境に向かうラスト、面白かった!
耳に残るメロディーと目に焼き付くダンス、アフターイベントでまた観れるのも嬉しかった!
撮り損ねましたけども 笑
観劇を終えた今でも頭に流れて場面と共に離れません。

ステダマから1年を通し、公演の度に足を運んだ劇団はミックスドッグスが初めてで、2回観たいと思った作品も初めてでした。

あゆみ

あゆみ

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/12/15 (土) ~ 2018/12/26 (水)公演終了

満足度★★★★★

ずっと気になっていた作品で、上演されると聞き早速申し込みました。流れるようなお芝居で笑ったりほろっとしたり共感するところが多かったです。女性のみの役者であれまで表現出来ること、違和感なく話が進んでいったことはさすがだと思います。

ヴィクター・フランケンシュタイン、  弔いの焔のなんと早く

ヴィクター・フランケンシュタイン、 弔いの焔のなんと早く

天幕旅団

明石スタジオ(東京都)

2018/12/12 (水) ~ 2018/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/12/16 (日) 15:00

価格3,500円

6月の演劇企画集団THE・ガジラによるもの(原作準拠)が北極海での晩年(?)のヴィクターから始まったのに対してこちらは少年期から描き、生命研究の動機(原作では明確に語られないらしい)に迫る本歌取り。

途中で原典から分岐、ヴィクターが生命の研究に起因して暴走し悲劇的な結末を迎えるのはいかにも天幕旅団的な展開で「一歩間違えるとこうなったかも知れない平行世界」と言えるのではないか?

また、終盤でモンスターがヴィクターに「あなたは私に名前も付けてくれなかった」と恨み言を言うのは、名前がないゆえに現実世界で「フランケンュタイン」をモンスターの名前と勘違いするケースに対する抗議と言うか、そんな風に思えてニヤリ。

かつてザ・ポケットでもSPACE梟門でも対面客席にした天幕旅団だけに明石スタジオでも対面客席なのは当然と言えば当然。
さて、次はどの会場を対面にして「え、アソコで!?」と驚かせてくれるのかな?

【勝手にキャッチコピー】マザー・ファッカー、マザコンのヴィクター

あゆみ

あゆみ

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/12/15 (土) ~ 2018/12/26 (水)公演終了

満足度★★★★

四角い舞台を囲んで椅子を配置。割とゆったりめで、リラックスして観劇できました。オープニングは歌、リコーダー、ピアニカ、タンバリン、鈴なんかの生演奏で、小学校の発表会みたいに微笑ましい。ごく平凡な女性の一生をちょっとユニークな手法で描いていて、気持ちよく楽しませてもらいました。

グッド・バイ

グッド・バイ

地点

吉祥寺シアター(東京都)

2018/12/20 (木) ~ 2018/12/27 (木)公演終了

満足度★★★★★

キュートな酔っぱらいたちによる太宰。変わらない地点ワールドなんだけど、いつも思ってもない方向から球を投げてくるから見逃せないと思ってしまう。

ホリデーワーク

ホリデーワーク

演劇商店 若櫻

しもきたDAWN(東京都)

2018/12/18 (火) ~ 2018/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

構成というか全体の流れが良かったです。
主役をはじめ役者も上手でした。
旗揚げ公演ということですので、ここから物語が始まって行くことを期待しています。

ただいま

ただいま

劇団こふく劇場

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/12/12 (水) ~ 2018/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

初演もアゴラで観た。悪くない感触。ただこの時は「様式」の方が前面に出て見えてしまううらみと、台詞を聞き逃して人物の関係性が見えないまま終演を迎えた事は残念だった。ナチュラル演技なら台詞の聞き逃しも身体反応で補える所、役者は様式の方に身体を動員されている訳である。
今回は何より、作演出の永山氏が昨年東京滞在し製作した舞台(上演は今年1月)が衝撃で、これを挟んで敢えての再演ツアー。作品の進化ぶりを観に出掛けた。
まず装置がかりそめでなくしっかりレトロに誂えられ、照明も深みが出ており(と感じた)、独特な台詞のユニゾンの精度は格段に上がっていた。人物の関係性は見失いかけたが踏みとどまり、大方掴めた。主人公の女性の「お見合い」の相手を紹介した男と、彼女との関係がやっと判った。
ドラマのほうは、主にそのお見合いの顛末、主人公の義兄(見合い相手との仲介者)と彼の失踪した妻との事、主人公のだいぶ年上の従姉(四十で最近やっと結婚)とその父との事、主人公のコーラスサークル仲間(唯一の二十代同士)の事、四つのエピソードがそれぞれ語られていく。場面転換に暗転はなく移動は無機質な摺り足で板付きの場所へ、鳴り物/唄等要員のエリアにも移動。この動きはコミカルに見えたり逆に粛然として見えたり、定まらない所が実験的にやってる感じになる。ユニゾンの「語り」は語る内容が深刻でもコミカルというか軽やかになり、こうした効果は主人公が持つキャラ、その物を見る視線と捉えるとしっくりと収まる感じもある。主人公は終盤訪れるお見合い話の場面で、相手が実直そのものの年下という事もあろうが自分自身を俯瞰してその滑稽さに笑い出してしまう。ほろ苦さの広がるようなお見合いの結果となるが、この場面はそれまで他者の物語を語ったり見ていた主人公が初めて己を開陳する。笑いの奥に一つこじれたものも幽かに匂わせるが、他の三者の物語=人生への応答のようでもあり、劇構造を変則的に示してさりげなく劇的。
問題は、突き放して見せていたドラマに感情移入をかなりの熱度で誘って来る後半。微妙な所だが少々押し付けられ感があり、作者の思いに戸惑う事も。
コミカルにまぶす見せ方はヴェールであってそれを剥ぐ事で見える、という事でもない。思い出したのは青☆組の女優がしばしば見せる演技、泣き笑いの表情(笑い泣きではない)。私としては限定的にしか受け入れ難い表情で、悲しみを圧し殺して笑顔を見せるのはそれ自体美徳でも何でもない、真にやむを得ざる状況で必死に誰かを生かそうとする局面でのみ、崇高さを持つ表情である。父を見送る娘は喪って悲しいか感謝で満たされるか、どちらも無いか、でありたい(泣きながら笑う、如何にもドラマチックだが私は作為を感じてしまった)。
これは恐らくはこのエピソードに限って伏線を幾つも張ってしまったためにその謎解き説明がまどろっこしくなった結果だろう。他の二つのエピソードは
多く語らず、自然に立ち上がって来るものがあったのだ。
例えば唯一の男優は妻が突然いなくなって何年かが経つが、心の隙間から生まれたような架空の女(○○さん、と苗字もある)が時々現れて暢気なやり取りをする。彼の醸す天然の入った鷹膺さはこの芝居そのもののトーンだったりするのだが、その笑みを湛えた穏和な顔が決壊する瞬間がある。その時あらゆる人間の哀しみ怒り無念さがどっと押し寄せる感覚に見舞われる。毎年のように続く災害、犯罪、不正・・。無論、連想するのは私の脳味噌であるが、象徴的表現による効果であるに違いない。
主人公の話し相手でアイスの好きな明るい既婚女性も終盤、おもむろにある男性との事を一人語り出す。僅かな伏線をよすがに滔々と謎解かれても何の事やら状態だが、さらけ出される「思い」だけは迫るものがあった。
永山氏の思い描く人とその関わりの共同体のイメージは、私の実家がそうだが地方人のそれを思わせる。大都市は便利だが地方の疲弊が生む余剰人口は都市へ流れ込み非日常な日常を強いられる階層が存在する。ある意味その病んだ在り方を相対化し解毒するのが演劇であったりする側面もありはしないか。人や社会はどこへ「戻る」べきなのか、容易に答えは出ない。だが永山氏のこふく劇場は答えを、でなく答えを探る道標を示そうとした、と理解した。神奈川で上演したまあるい劇場の事をふと思い出した。

私が死んでも空は青い

私が死んでも空は青い

空想実現集団TOY'sBOX

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2018/12/19 (水) ~ 2018/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

死神と女子高生が、魂の救済をするストーリーでしたが、意外性もあり、とても面白かったです。救済される人達のエピソードは、切なくなりました。そして観劇後は、台詞の一つ一つに重みがあったなぁと感じました。役者さん達の熱演も良く、音楽やダンスも良かったです。観応えがあり、考えさせられる舞台で、大満足でした。

アトムが来た日

アトムが来た日

serial number(風琴工房改め)

ザ・スズナリ(東京都)

2018/12/20 (木) ~ 2018/12/29 (土)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/12/21 (金) 19:30

 詩森ろばはいつも、期待に違わない作品を作る。…と言うか、しばしば期待を超えてスゴイ作品を作る。今回もその思いを強くした。2つの時代、原子力が未来のエネルギーとして期待されていた1950年代と、2040年代(浜岡原発が事故を起こし全世界が原子力発電から撤退した世界)という2つの時代の時間軸を巧みに移動しつつ、原子力への期待と不安を、ニュートラルに描く。原子力発電、というと、反対の立場から描く作家が多い中、この「ニュートラル」という立場は見事なものだと思う。役者陣も詩森の作品に慣れた者が多く、2つの時代で数々の役割を担いつつ、詩森の脚本を具現化してる。
 一つ注文を言うなら、科学と工学の立場の違いを意識してほしかった。原子物理学者と原子力工学者では、スタンスの違いがあるはずだと思う。

平成のいちばん長い日

平成のいちばん長い日

東葛スポーツ

3331 Arts Chiyoda(東京都)

2018/12/20 (木) ~ 2018/12/24 (月)公演終了

満足度★★

平成の総括になっていないし、そもそもみんな、あの局にさほど詳しくないのでは?

ネタバレBOX

平成の終焉をテーマとする作品を、Eテレのパロディとして展開していくことにどんな必然性が? そもそも、Eテレに暗い私は元ネタとなる番組の大半がわからず、ポカーンとするばかり。多くのお客さんは、私同様ついていけなかったのでは?
メタルマクベス disc3

メタルマクベス disc3

TBS/ヴィレッヂ/劇団☆新感線

IHIステージアラウンド東京(東京都)

2018/11/09 (金) ~ 2018/12/31 (月)公演終了

満足度★★★★★

初めて一桁台の列(と言っても9列目ですが)に座ることができました。視界の全部がスクリーンです。見え方が全然違って身も心も物語にどっぷりです。最前列にも座ってみたかったですが、今日が私のラストメタマク。劇中で使われているのと同じメタルマクベスのCDが欲しかったです。

ネタバレBOX

ローマンになる前の小沢君がどこにいるのかわからないままでした(笑)
円盤屋ジョニー

円盤屋ジョニー

ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン

上野ストアハウス(東京都)

2018/12/19 (水) ~ 2018/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★★

「男っておバカですね」という永遠のテーマに寄り添った30分の短編3作。
3つの話はサービス精神溢れる喜劇エンターテインメントでどれもダイレクトに感じ楽しめるものです。お父さん向けのカットもありますよ(笑)。
3つはまったく異なる設定ですが、的確に役者さんが集められていて作者の意図が明確に表現されています。衣装も大道具も小道具もしっかりしていて、ああ演劇ってこうだよなあと再確認しました。
平日昼間割3,000円はちょっと申し訳ないくらい。

円盤屋ジョニー

円盤屋ジョニー

ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン

上野ストアハウス(東京都)

2018/12/19 (水) ~ 2018/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/12/21 (金)

上野ストアハウスにて ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン『円盤屋ジョニー』を観劇。
非常に長い団体名が印象的なジグジグさんの作品観劇は前作の『デイドリーム・ビリーバー』以来2回目。今回は3本の短編作品をオムニバス形式で上演。長編と短編を交互に上演するスタイルはこちらの劇団さんの特徴でもあるようで、今回たまたま2公演連続で観劇させて頂くことが出来たので、両方の形式を楽しむことが出来た点は良かったと感じました。
第1話はテニスサークルを舞台とした作品。第2話は南の島のバーを舞台とした作品。第3話は病院の一室を舞台とした作品。短編オムニバス形式なので当然それぞれに異なるテーマがあり、それぞれの世界観があるものの、驚くのは今回の3作品がいずれも同じ方の脚本であるということ。共通点を見出だすことが困難であるくらい3本の作品は全く異なるテイストであり、とても同じ方が書かれたものであるとは感じませんでした。強いて挙げるならば、3作品とも妙にリアリティーのある世界が描かれていた点。少々無理のあるシーンやキャラクター設定もあったものの、テニスサークル、バー、病院と実際の日常会話や現場でのやり取りを覗き見しているような不思議な感覚になりました。これは役者さんの演技力の高さがそうさせたものかと思いますが、それぞれの舞台で繰り広げられる様々な人間ドラマを違和感なく楽しむことが出来て良かったです。
全員が自然体で好演されていたと感じましたが、中でも第2話ヤクザ役の小森敬仁さん、第3話次男役の大谷典之さん、入院患者役の山岡三四郎さんらが印象に残りました。1作品当たりの時間も長すぎず短すぎず。物足りなさや逆に飽きもなく、程好く楽しむことが出来た印象です。面白い作品だったと思います。

私が死んでも空は青い

私が死んでも空は青い

空想実現集団TOY'sBOX

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2018/12/19 (水) ~ 2018/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★

オムニバス形式のような感じもするが、最後はうまく回帰させた心温まる物語。チラシにも書かれているが「魂の救済」…物語は「生」と「死」の狭間で彷徨する魂を昇天いや昇華させていくが…。プロローグにあたるシーンは、少し説明調で緩いテンポのように思たが、本編部分に入るや否やどんどん引き込まれるほど観応えのある作品。
(上演時間1時間50分) 2018.12.24追記

ネタバレBOX

セットはシンプルで、中央後景に階段状の絵、その前に櫃のような物がおかれ、その両側に衝立がある。下手側奥に階段があり、場景は地下室であり土の下を表している。
物語は亡くなっても、まだ現世に未練があり成仏できない魂を救済するというもの。概観は死者の世界であるが、冒頭のダンスシーンは生者として生きている喜び、躍動を表しているようだ。

梗概…死神(外観はテディベアの姿という設定)と女子高生の出会い。”ここは何処と彷徨う””女子高生に死神は見えない。見えない理由、そもそも此処にいる理由等を説明する件がくどい。後々この場面があったことなど忘れさせるほど2人は自然に話し合っている。そして20年前にあった3つの話に繋いでいく。
1つ目は、名家の令嬢とその家の庭職人のなさぬ恋、2つ目は養護施設で育った仲良し3人組の哀れ、3つ目は苛めにあっていた女子高生とその子に寄り添う女子高生の思いのすれ違い。それぞれに未練を残して亡くなったが、その魂を昇華させるというもの。人のためという美しい生き方は良い。が、自己犠牲=自己満足になっていないか?など含蓄ある台詞も魅力的だ。

冒頭の死神と女子高生がストリーテラーとなって、2つ目以降の話を牽引する。もちろん冒頭シーンは物語全体の状況設定を説明する重要な場面であり、ラストシーンへ繋げ収斂させていく。この物語の魅力は、分かり易い展開、観客の心を揺さぶり続けるところ。それをオムニバス的構成で次はどうなるのか興味を持たせ、想像力を掻き立てさせ物語の中へグイグイ引っ張り込むところは巧い。

役者は人物像を立ち上げ、心情豊かに表現していた。ダンスシーンで全員登場しているが、以降は死神と女子高生の2人だけが全編に関わり、それ以外の役者はそれぞれの話の中で存在する。あの世の世界では時間感覚がなく間隔もないことから往還もしないのだろうか。その割り切った観せ方が物語を分かり易くしていたと思う。
演出は、特に照明が印象的。人物へのスポットライト、その立柱照射のような照明効果によってその時の心情が浮き立つようだ。見事でした。

次回公演を楽しみにしております。
アトムが来た日

アトムが来た日

serial number(風琴工房改め)

ザ・スズナリ(東京都)

2018/12/20 (木) ~ 2018/12/29 (土)公演終了

満足度★★★★

新鮮で面白い芝居の誕生である。素材の中身的には社会劇だが、形は討論劇とか、SFと言ってもいいかもしれない。しかし、この舞台が新鮮なのは、今までの社会劇や討論劇にありがちの政治性や、結論目配せ型から抜けて、その素材を巡る関係者の生活実感の断片の集積を芝居にしていることである。
素材は原子力エネルギーと人間との関係である。1950年代、被爆国日本が原子力利用にかじを切った時代に原子力を推進した人々と、近未来の2040年、北海道の過疎地に使用済み燃料の保管庫が出来、そこの職員とが交錯する。二つの時代を交差しながら原子力エネルギーに向かう人間たちの生き方(考え方)が問われるが、議論が一方的になることはない。13名のキャストが何十もの役をこなしながら、二時間余り休憩なしで、台詞のシーンが続くが、原子力エネルギーについての概論から、現状や未来まで、多くの幅のあるデータが無理なく提供されていく。飽きることはない。結論も示唆しない。今までも多くの社会劇が、「幸せな」問題解決をアピールしてきたが、それで幾何の解決がなされたか。実は結論を決められないところに現代の問題があると作者は言っている。そこが画期的に新しいと言えるだろう。だが現実に問題は起きているのだ。
作者がかなり我慢強くなければこういうドラマは書ききれないだろう。ことしは海外から「チルドレン」国産では「テンコマンドメント」のような原子力をめぐる新しい舞台が上演され、ともにいいドラマであったが、既成の劇の延長線上だった。これはちょっと違う。
この芝居を「クリティカル」な場にある人々に見せてみたらどうだろう。例えば、国会の科学の専門委員会、とか、現に原発がある地域の公民館とか。委員会や住民集会とは違った人間的な新しい反応が出るのではないか。そういう反応を生み出すのは、やはり、そこが演劇の力なのだと思う。詩森ろぼ、急成長である。現代のブレヒトだ。




ネタバレBOX

作劇上二つ課題があると思う。劇の前提として、2024年に浜岡で南海地震による第二のメルトダウンがあったことで45年の場が成立していること。もう一つはエネルギー枯渇が世紀末には必ずやってくる設定になっていることである。この前提がエクスキューズになって、舞台がSF的な甘さになっている。それで観客もその場を楽しめると言う事はあるのだが、70年代のローマクラブ予想がSFにすぎなかったことが現実にあるわけだから、そこはもう一つ配慮がいると思った。
十二月の蜘蛛と火曜日のオルガン

十二月の蜘蛛と火曜日のオルガン

キコ qui-co.

駅前劇場(東京都)

2018/12/12 (水) ~ 2018/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/12/15 (土) 19:30

【route A】
事前情報通り後半の分岐点以降は10年前に遡りミネラルの4人を中心とした過去の物語。瑞々しい青春モノはキコらしからぬもの(偏見?(笑))ながらほろ苦い展開に転じ「やっぱり!」みたいな。
しかし「アレ」もABで違うとは。

ネタバレBOX

Bを先に観たので2018年大晦日の試合に賭ける「勝ったら夫のところに戻る」というチカの台詞が(真岡の敗戦どころか夫の死まで知っている(筈だった)だけに)より切なく聞こえたが、Aでは真岡が勝つというパラレルワールド展開で「さっきの切なさを返せェ!」状態。(笑)
(いや、夫の所に戻ったら亡くなっている、というオチなのかもしれないけれども)
TRUCE

TRUCE

WWP 渡部将之(円盤ライダー)×渡辺一正(劇団スマイル・バケーション)のプロデュース企画

G/Pit(愛知県)

2018/12/14 (金) ~ 2018/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★★

こんなに凄い脚本、久しぶりに見た。
驚いた。
役者もうまい。

平成のいちばん長い日

平成のいちばん長い日

東葛スポーツ

3331 Arts Chiyoda(東京都)

2018/12/20 (木) ~ 2018/12/24 (月)公演終了

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