
舞台『DAME×PRINCE』歌劇派ステージダメプリ
DAME×STAGE製作委員会
【閉館】AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)
2018/12/01 (土) ~ 2018/12/09 (日)公演終了
満足度★★★
原作もアニメも知りませんが楽しかったです。みなさんイケメンだろうと思われますが、カラーコンタクトに金髪銀髪にお化粧で、次回普通の舞台で見たら分からないかも。最後にみんなで踊るシーンの振り付けですが、ぜひ、客席から見てそのままできるように見本のみなさんは逆の手でやっていただけるようお願いしたいです。そしたらもっと覚えやすいと思いますよ。

君死ニタマフ事ナカレ 零_改
舞台「君死ニタマフ事ナカレ 零_改」製作委員会
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2018/11/29 (木) ~ 2018/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/12/03 (月) 19:00
Black Endを見ました。胃にずっしりくる胸糞悪い系の傑作。殺し合いに終始する薄っぺらい作品が多い中、これは731を彷彿させる科学の暴走や、国家と国民の関係、自衛隊の存在意義等、見る側に深く考えさせるステージでした。狂気の自衛隊員の演技がキレッキレでした。ブラボー。

SDN2018 『ハマったら出られなくなりまして』
無名劇団
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2018/11/22 (木) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

SDN2018 『ハマったら出られなくなりまして』
無名劇団
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2018/11/22 (木) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

SDN2018 『ハマったら出られなくなりまして』
無名劇団
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2018/11/22 (木) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

劇作家と小説家とシナリオライター
劇団6番シード
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2018/11/21 (水) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
劇作家と小説家とシナリオライター。それぞれ違ったアプローチの仕方で、ゼロから物語を創りだす過程や、業界の裏エピソード的な事まで全てが興味深く、楽しめた。25周年記念に相応しい、作者の意気込みが伝わってくる作品であったと思う。【B日程鑑賞】

『3人芝居クリスマスケース』
劇団「劇団」
ウイングフィールド(大阪府)
2018/12/01 (土) ~ 2018/12/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/12/03 (月)
チームパープルを拝見しました☆めちゃめちゃ面白かったです!27の役を三人芝居で見せるので難解な箇所も覚悟してましたが全然問題なかったです☆とにかく栗田さん金さん中路さんの役を演じ分ける振り幅がもの凄かったです!全ての役に意味があってそれを演じ分ける【説得力】が三人にあるんでまぁ見やすいのなんのって!!ストーリーもゲキゲキらしい笑いあり涙ありのハートフルな温かさに満ちた作品になってました★一番贅沢なクリスマスプレゼントをもらったのは実は観客の僕らだったんですね♪
他のチームも見たいなー♪

民衆の敵
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2018/11/29 (木) ~ 2018/12/23 (日)公演終了
イプセン作、マンビィ演出「民衆の敵」約2時間15分。温泉汚染を訴える博士(堤真一)が圧倒的多数と対峙。博士が明るくポジティブで魅力的。彼が披露する「発見」に集中できた。黒田育世振付の老若男女のアンサンブルは存在感大。音楽はやや説明的。何度観ても胸に刺さる戯曲。

IBUKI
Y’s ExP.
上野ストアハウス(東京都)
2018/11/30 (金) ~ 2018/12/04 (火)公演終了
満足度★★★★★
IBUKI、二度目の観劇でした。初日は2列目から一人一人の表情と迫力ある演技を楽しみましたが、今回は後ろの方で全体的に見渡し新たな発見も沢山あって、今日の方がさらにストーリーそのものを楽しめた気がします。エンタメ抜群の素敵で楽しい時間でしたね、ほんとにありがとうと言いたいです。
終演後に渡部さんに声をかけたところ、今回準備に1年をかけた手の込んだお芝居とのことで納得!来年冬の次回作が益々楽しみになりました。さあー今度はどんな世界観が待っていることやら、ひょっとしたら何気無く繋がっているのかもしれないですね、このIBUKIみたく。願わくばいつものゆったりほっこり世界との2作品が来年見れたら嬉しいです。

世界の終わりに君を乞う。
エムキチビート
博品館劇場(東京都)
2018/12/01 (土) ~ 2018/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/01 (土) 18:00
前半の軽いお笑いやチャンバラで油断していたら、やがて衝撃と感動の結末! 終演後、「やられた。ヤバイ〜」という感想があちこちから漏れていました。美しい生演奏も心に残ります。

六月の斬る
グワィニャオン
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/11/29 (木) 19:00
座席G列5番
価格4,000円
明治初頭、川上音二郎一座は芝居に迫力を持たせるべく「本物の侍」に指導を受けようと元新撰組隊士を招聘する。が、そんな彼らにも日清戦争の影が忍び寄り……な物語。
終盤はこんな世の中になりかねない、こんな世界にしてはいけないという強いメッセージが込められ、しかもそれが芝居に関わることなので切実と言うか身近と言うか具体的なだけに迫ってくる。
なので終演後、西村主宰への言葉が「突き付けてきましたねぇ」だったほど。
そして井上ひさしの「きらめく星座」に通ずるものを感じたと伝えたところ「読み直しました」とのお答えが。つまりはそういう芝居です。
いやしかし、あくまで日清戦争開戦の頃の演劇界事情であり、昨今の世相に警鐘を鳴らしたり「総理たるものかくあるべき」と現職総理を皮肉ったりする意図はなく、単なるσ(^-^) の深読みか?

IBUKI
Y’s ExP.
上野ストアハウス(東京都)
2018/11/30 (金) ~ 2018/12/04 (火)公演終了
満足度★★★
ファション業界で働く女性の葛藤や悩み。テンポも良くセリフにもうなずける言葉も多くあり楽しめました。ただ前半は飲んで食べての繰り返しでセリフも良く聞き取れないこともありイラつきました。華やかに見える業界もたくさんの悩みや苦労の上で成り立っているのだと感じました。

メガネニカナウ4
メガネニカナウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2018/11/27 (火) ~ 2018/12/03 (月)公演終了

オイディプス=罪名
クリム=カルム
新宿眼科画廊(東京都)
2018/11/30 (金) ~ 2018/12/05 (水)公演終了
満足度★★★
観客はテ―バイの民に見立てられ、席に座りオイディプス王の登場を待つことになる。王は立ち姿で座っている観客、民を見渡すという光景である。そこで本来であれば入場券代わりの”嘆願の小枝”に見立てた飾り物を差し出すのだろうが…。大筋は覚えていたつもりだが、劇としてみると印象が違う。説明にもあったが少し前衛的なところがそう思わせるのかも知れない。
(上演時間1時間20分)

ハンザキ
演劇組織KIMYO
名古屋市東文化小劇場(愛知県)
2018/11/01 (木) ~ 2018/11/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
KIMYOさんの舞台を見るのは初めてでしたが初めてでもとっても楽しめました!
話の進み方もスピード感あって見やすいです!!

さわひらき 潜像の語り手
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)
2018/11/11 (日) ~ 2018/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/03 (月)
作品は基本は、60分ループです。あちこちのスクリーンで映像が始まりますので。移動しながら観てもいいし、ベンチに腰かけてゆっくり見てもよし。入口付近にある、Souvenir IVっていう作品が不思議だけれど踊る女性の感覚を表していて好きでした。

IBUKI
Y’s ExP.
上野ストアハウス(東京都)
2018/11/30 (金) ~ 2018/12/04 (火)公演終了
満足度★★★★
体の中から活力が湧いてくる自分の仕事に誇りと自信を持って前進しようと、
エールを送ってくれる素敵な作品でした。
とても良かったです。
この物語は、開演前からもう始まっています!
ここで使用されているBGM、ラフマニノフが苦悩の末に完成させた傑作”ピアノ協奏曲第2番”テーマにぴったりで主人公に重なる部分が感じられます。

オイディプス=罪名
クリム=カルム
新宿眼科画廊(東京都)
2018/11/30 (金) ~ 2018/12/05 (水)公演終了

評決-The Verdict-
劇団昴
あうるすぽっと(東京都)
2018/11/29 (木) ~ 2018/12/11 (火)公演終了
満足度★★★★
ミステリのベストセラーで、映画にもなってヒットした原作の舞台化である。ただし、それは四十年ほど前のこと。(原作は78年、映画は82年。脚本・マメット 監督・シドニールメット、主演・ポール・ニューマン) 今回は海外で脚色された台本の日本潤色版である。クレジットに構成・演出となっているから,かなり手を入れて2時間半(休憩10分)にまとめたものだろう。
原作の舞台は保守色の濃い東海岸のボストン。若気の至りで周囲に構わず正義に走り、中年に及んでアルコールにしかいき場がなくなった弁護士ギャルビン(宮本充)が、一念発起、教会のバックアップのある大病院の名医たちの医療過誤裁判の被害者の弁護人となり、勝訴するまで。その間に、アメリカ社会の基盤である保守的なさまざまの勢力(宗教(キリスト教)、裁判官制度(弁護士制度)、最新医学システム、民族・人種差別、などなど)が拮抗するアメリカの国情が告発されている。映画もその辺に重点を置いて、一種の社会ドラマとして評判にもなったが、今、日本でそのまま芝居にするには苦しい。
劇場の無料パンフレットによると、演出の原田一樹も原作と日本の観客の間でかなり悩んだようだが、結局はミステリ調裁判劇を選んだ。(少しわき道にそれるがこのパンフレットは充実していていいのだが、薄い黄緑の地に白抜きの字と言うのは劇場の明かりでは読めない。家へ帰ってからでも読むのに苦労する。意外にこういうところに無神経なのも昴らしくはあるのだが、折角のパンフレットが無駄になる)
不利な状態の中で、どうやって裁判で勝つか、というゲーム的な面白さを軸にしているわけで、幕開きはまず事件現場の手術室から、始まり、訴訟の中心点となる4分半の心臓停止からの回復時間、手術予備の記録が正しいか、などなど、医療過誤の焦点も解りやすく、それを守ろうとする病院側とそれを破ろうとする弁護士側、の攻防のサスペンスも面白い。裏では被告側大弁護団が送り込んできた女スパイ、などという原作の設定も生かしていて(この話をカットすると丁度いい時間になると思ったが)、裁判劇としてはよくまとまっており、飽きさせない。登場人物30名近く。配役キャストで22名だから、大劇団昴の大作である。もともと翻訳劇はやりつけている劇団だから、翻訳調台詞には日ごろ吹き替えで稼いできた実力もあって、よくこなして、まるで、映画の実演を見ているようだ。
それはそれでいいが、この原作や映画持っていた、原作の医療と裁判の告発劇としての苦渋や、映画のアメリカで生きる人々の造形はなくなってしまった。例えば、主人公を支える古くからの先輩弁護士モーとの交流、証人として金で買うトンプソン博士が黒人であること、などは落ちてしまっている。主人公の裁判に立ち向かう動機も、被害者への同情と正義感だけになっていて、解りやすいがそれだけ薄くなってしまった。
原作の終わりは、皮肉で秀逸な終幕になっているのだが、それは映画でもこの芝居でも採用されていない。
医療や裁判を巡る功罪はいまも大きな問題になっていて、時宜を得たものではあるが、裁判劇の面白さを越えて訴えるものにはならなかった。

梟倶楽部
Pカンパニー
西池袋・スタジオP(東京都)
2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/12/01 (土) 14:00
座席1階1列
いやあ、面白かった。
舞台上には小道具が一切なく正面に3つのドア、左右に2つづつのドアがあるのみ。
何となく朗読劇的な展開を予想していたので、椅子にあたるものがないのにも?
しかし、このドアが効果的な演出を生み出していました。
ドアがあるということは、そこを通じてある世界と別の世界が通じているということであり、いつでも身を隠すことができるということでもあり、それを使って別の何かになれるといった暗喩であります。
掴みの主人公の梟倶楽部訪問場面から、一通り笑いを取り、
すぐに「綺麗は汚い 汚いは綺麗」(シェークスピア)→「うつし世はゆめ よるの夢こそまこと」(江戸川乱歩)とセリフの置き換え。これは舞台劇ではないよ、小説の世界だよ、という切り替えが見事。
「目羅博士」というちょっとマニアックな作品を世界をドアと窓枠だけで描き切り、「お勢登場」のラストへの捻り、
ちょっと見ない乱歩世界の創造です。
他の乱歩作品も見たいなあ、と思わせる中毒性の高い舞台でした。