最新の観てきた!クチコミ一覧

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新しい星

新しい星

甲斐ファクトリー

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/02/20 (水) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

ジュンク堂の前の信号待ちの時、昔読んだSFが頭をよぎりましたがタイトルも作者も思い出せません。

ネタバレBOX

新人類をケガレと呼んで排除しようとするのは連綿と続く差別なのでしょう。そして新人類たちは旧人類を抹殺しようとする。人類はいつまで愚かなことを続けるのだろうと思われたが、このラストではもうそれすらも叶わないと言うことか。人類が滅んでもきっと地球は遥かな宇宙から美しい星に見えるだろうと思います。
音響がいつものBASE THEATERと違って迫力がありました。
新人類の動きを表すシーンにもう一工夫欲しいなと思いました。ストロボスコープ、最近使われているのを見ませんが、いかがでしょう。
新しい星

新しい星

甲斐ファクトリー

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/02/20 (水) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

前回の「連鎖の教室」に続いて、22日のマチネを観劇。
今回は、初めての近未来物とのこと。ファンタジー系の劇団にありがちな
原因不明の熱病ではなく、科学的根拠に基づいて物語は骨太に進んでいく。
展開はかなり突飛だが、綿密なセリフに支えられて飽きさせない。
これは役者陣の賜物か。のめりこまされる。
問題はラストシーン。これは、好みというか賛否両論になるだろう。
私は、それを知りながらこのラストを描いた作者の勇気に拍手を送りたい。
リピート券があるとのこと。明日、もう一度観てみよう。

ネタバレBOX

この新人類と旧人類は、黒人と白人。金持ちと貧しい者。宗教等の
お互いが差別しあっている今の地球をそのままメタファーにしているのだろうか。
私たちは有史以来、いったいどれだけの人間を殺してきたのだろう。
数えようとすると恐ろしくなる。そんなことを考えさせる作品だった。
「あつまれ!『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』まつり」

「あつまれ!『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』まつり」

DULL-COLORED POP

サンモールスタジオ(東京都)

2019/02/14 (木) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

ねこが いました
お湯が足されるお茶は どんどん 薄くなっていきます
初演は2012年だったのですね その時以降
私事でもいろいろありましたっけ と 思い
観て気持ちも苦しくもなったりするのもでしたが観てよかったのでした


Opus No.10

Opus No.10

OM-2

ザ・スズナリ(東京都)

2019/02/22 (金) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★

鑑賞日2019/02/22 (金) 19:30

舞台美術、プロジェクターをはじめとする照明の使い方、その他の仕掛けが、観客の度肝を抜く点は、見ていてすごいな、と思うものの。
私の好きなタイプとは、真逆の演劇でした。

ネタバレBOX

詳しい区分はよく知らないが、今回の作品については「アングラ演劇」に属するものなのだろうか。(あまり興味がないので、正しい分類かは不明)
自分が、白塗りの男女を舞台で観ることになるとは、予想だにしていなかった。
「あつまれ!『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』まつり」

「あつまれ!『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』まつり」

DULL-COLORED POP

サンモールスタジオ(東京都)

2019/02/14 (木) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/02/19 (火) 19:00

価格3,000円

【東谷チーム・3ステージ目】
個人的には最終チームとなるが、前日の百花チーム・井上チームと、この日のマチネで観た谷チームの間に位置するような感覚。
演出的には谷チームに近いが、装置は実際のテーブルを使い、しかし他の3チームと違って「食器棚」的なものがなくテーブルのみというシンプルさ。
そんなあたりを喩えれば、

谷チーム:ビアノ独奏曲(原曲)
東谷チーム:弦楽四重奏編曲
百花チーム:ロックアレンジ
井上チーム:ジャズアレンジ

あるいは

谷チーム:デッサン
東谷チーム:水彩画
井上チーム:油彩画
百花チーム:ポップアート

といったところか。
同じ脚本でもこれだけ演出が異なり、その結果、物語の結末で受ける印象も異なるという企画、大変面白かった。
DULL-COLORED POPとしてはこれで封印するそうだが、他団体での上演も観てみたいような……。

ネタバレBOX

百花チーム・井上チームはミラーボールで星が舞ったが谷チーム・東谷チームはミラーボールを使わず、百花チーム・井上チームは母・よし子役が女優で谷チーム・東谷チームは男優というのも面白かった。
部屋

部屋

芝居屋さんプロデュース

天満天六・音太小屋(大阪府)

2019/02/22 (金) ~ 2019/02/23 (土)公演終了

満足度★★★★

良かったです。初めてオフ会にも参加させて頂きました。役者さんとこの距離で話ができ、めっちゃ感動。また参加させてください。

平田オリザ・演劇展vol.6

平田オリザ・演劇展vol.6

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/02/15 (金) ~ 2019/03/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

忠臣蔵・武士編。55分。

ネタバレBOX

殿の人傷事件と切腹で窮地に立つ浅野家の武士達は、身のフリや武士道のハザマで右往左往しながら、吉良邸討ち入りを決定する…。
前回も観たけど今回も面白かった。スマホやレッドブルが登場するゆるーい雰囲気が武士で緊迫しているハズの状況とズレててとてもユーモラス。役者も達者でワクワクしてみていられる。快作。

実際、非常な事態で人生に大きく影響することを決めるなんて、おいそれとはできないし、予測もできない(というか悪いことを考えられない)中で、なんだかんだ討ち入りを決定(方針ということだけど)できた面々は、決断力あると思う。
武士道ってよくわからん、武士道的になっていけばよい、というセリフのとおり、精神が先に来る必要はないのかも。精神は見えない隣人(伴走者)のようなものなのかもと思った。
紙おしばい『よふかしの国』

紙おしばい『よふかしの国』

公益財団法人 武蔵野文化事業団

吉祥寺シアター(東京都)

2019/02/17 (日) ~ 2019/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/02/17 (日) 11:00

子供が多く、楽しんでいたので、演劇に触れる良い機会に感じました。
これからも、このような舞台があれば嬉しいです。

平田オリザ・演劇展vol.6

平田オリザ・演劇展vol.6

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/02/15 (金) ~ 2019/03/11 (月)公演終了

満足度★★★

銀河鉄道の夜A。65分。

ネタバレBOX

貧乏でバカにされてるジョバンニ(井上みなみ)が祭りの夜に唯一信じられる友人カンパネルラ(藤松祥子)と銀河鉄道の旅に出るが、現実ではカンパネルラは川で溺れていて…。
ジョバンニとカンパネルラの笑顔が印象深い。特に藤松のは、その背景もあってひと際魅力的に映る。
星々が離れて見えることと一つに見えることと、人と人との存在や関係性がリンクする作品。壮大な感覚も持てるし等身大なトコに響いてくる、そんな感じ。良いも悪いもあるけど運命とかを連想させてくれる。
夫人マクベス

夫人マクベス

大阪御ゑん祭

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2019/02/21 (木) ~ 2019/02/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

予想以上に面白かったです❗
でもほとんどシェイクスピア感ナシ。
そこがまたこのお芝居の魅力であると感じました。ほんと観て良かったです。

部屋

部屋

芝居屋さんプロデュース

天満天六・音太小屋(大阪府)

2019/02/22 (金) ~ 2019/02/23 (土)公演終了

満足度★★★★

不思議な空間と言うか、展開が読めなくてハラハラした。
訳が分からなくなるのか、切なくなるのか。
そして、観終わってからふぅとなぜか安心した。
ありがとう♪♪♪

夫人マクベス

夫人マクベス

大阪御ゑん祭

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2019/02/21 (木) ~ 2019/02/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

初日に行ってきた!とにかく楽しかった!
最初から最後まで釘付け!!
気になる役者さんが、たくさんいて
あちこち見るのに忙しかった。
娘も観に行けると良いな。

たまたま劇団だっただけ

たまたま劇団だっただけ

宮澤志暢プロデュース

萬劇場(東京都)

2019/02/20 (水) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

初観劇、ちょっと熱すぎる演技になんか馴染めないかもなーと思いながらも気がついたら笑って笑ってしかもポロポロ泣いてました。意外なストーリーもドタバタコメディも一人一人のキャラクターも心地よく響きましたね、なんだいつのまに気に入ったんだと驚いています。そう、純粋に面白かったんです。楽しかったんです。感動の舞台だったんです。
最後の挨拶、全員の長ーいおじぎがとっても印象的でした。

WEEK END

WEEK END

劇団ピンクメロンパン

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/02/20 (水) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★

ヤな話だろうが何だろうが、2時間こちらを引き込ませてくれれば文句はないのだけど、何人かの役者さんが気になった程度。このとっちらかった作りを面白がる方もいるのでしょうが、どうも自分の好みには合わず、こんな☆ですいません。

新しい星

新しい星

甲斐ファクトリー

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/02/20 (水) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

役者の皆さん熱演でした。でも旧人類の私の好みではありませんでした。それぞれ好みがあるから仕方がありませんが、この芝居の良さを見つけることができず残念でした。

グッバイ・ルサンチマン

グッバイ・ルサンチマン

劇団サラリーマンチュウニ

上野ストアハウス(東京都)

2019/02/21 (木) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

 にゃんと当パンのサラリーマンチュウニ的用語解説に銭湯が載っている! にゃんにゃんだ、れこは!! ふに~っ!!!(追記第1弾にゃ~~~、終演後になって申し訳にゃい。理由はネタバレに)第2弾は近いうちにゃ。

ネタバレBOX


 非モテ系に絶大な人気を誇る反リア充作家・吉崎の新作出版記念会場で 、幕が開くのは、この劇団が今年十周年を迎え、今作がその記念公演であるという事情が関わっていよう。この劇団らしいセンスの良い内祝いである。
 板上は、門構えの中心やや客席側に演説台より少し高めのテーブルを設え、テーブル奥には、人が立てるようなスペースを設けて、出版記念パーテイーの時には背後に“爆(は)ぜろリア充”と大書されたパネルが貼ってある。このスペースの両側に設けられた出捌け口は、男湯、女湯の暖簾が掛かると銭湯・玉の湯の番台に早変わりという訳だ。下手壁際には、書籍なども展示できる、階段型の収納ボックス、上手側壁には本棚として用いられているカラーボックスのような本棚がある。椅子等は必要に応じて適宜丸椅子を配する。
 序盤、反社会的とは言わないまでも、どちらかといえば非社会的・サブカル的範疇に属すタイプの人間集団を描く所から始まるので、吉崎を“神”と崇めかねない熱狂的支持者たちなどは、一般的感覚を持つ観客には、どこか刺々しい摩訶不思議な人々と感じられかねない、何らかの距離感があるであろう。だが、序盤のこの「違和感こそが中盤以降の物語りの受け皿となって作品の広がり、深さをドンドン増してゆく構成に繋がる辺り、流石サラリーマンチュウニ! と拍手を贈りたい。
  ではどのような点で作品に広がりと深さを持たせてゆくかというと、脚本・演出・演技それぞれが現実に存在している卑近な、当に隣に居る人々のような自然なリアリティーを漂わせつつ、決して居ないであろう類型を同時に抽出しているのだ。(「隣は何をする人ぞ」的な近隣の距離を含めて)この微妙で精妙なセンスの良さに着目しておきたい。
 例えば凋落産業である銭湯の再活性化についても、経営の合理性から見、テキパキと必要な改正条件を挙げ対処してゆこうとする妹のデキル女の合理性と、どこか妹に甘えつつもその裏の無いキャラで常連さん達に支持され・愛されて人間関係の糊のような役割を果たす兄、女房・子供に事業展開の失敗から愛想を尽かされ、現在はこの銭湯で働きながら居候同然の男、自らのユーチューバーとしての位置を確立する為に作家に近づき押しかけ同棲を始め、非モテ系のカリスマとして君臨する作家をネタに利用する女。自分達の神を虚仮にされたのみならず、隠れ家のようにして同行の士が集まっていたコミューンを破壊され逆上してサイトを炎上させたのみならず、件のユーチューバーを包丁で刺し殺そうとした吉崎の信奉者。アニメ中毒の息子を心配する母と、その母は怪しい宗教に嵌っていると心配している件の息子は、顔を合わせば言い争いになる。
 こんな状況を抱えながらもユーチューバーは、とても優しく良い人である作家を裏切り続けている己自身の自責の念に耐えかね出帆してしまう弱さを持つ。ところで、初めて恋心を知った作家は、何らインパクトの無い駄作を書き連ねる。為に担当編集者との間で作品を巡って丁々発止の論戦が繰り広げられる、等々が中盤の見せ場を作っている。
 件の理由にゃ:https://handara.hatenablog.com/


花火鳴らそか ひらひら振ろか

花火鳴らそか ひらひら振ろか

劇団銅鑼

あうるすぽっと(東京都)

2019/02/15 (金) ~ 2019/02/21 (木)公演終了

満足度★★★★

コメディタッチの作品と思いきや最後にはホロッとさせられる素敵な物語でした。亡き祖父が後ろから孫娘(平原)を抱きしめる場面、姿は見えないのに手のぬくもりだけは感じられたようなとても美しい場面でした。舞台セットもシンプルなのにまるで部屋の情景が浮かび上がってくるような。久しぶりに舞台の魔力を感じられる作品に出会えました。

鈍色(ニビイロ)のヘルメット

鈍色(ニビイロ)のヘルメット

KUROGOKU

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2019/02/20 (水) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★

 劇場の後ろ壁から手前に平台を重ねた舞台踊り場に、出捌け用のスペースを確保した上で、衝立を立て、その中央を開けてある。踊り場へ上がる階段は4段、丁度平台の中央に設えた。上手は黒の緞帳で衝立の右端から上手客席側の出捌け迄斜めに仕切り、緞帳の前にバリケードと放送用機材、テーブル等が在る。下手は後ろの衝立に直交する形で緞帳を伸ばし下手奥から出捌けが出来るようになっている。手前はフラット。(華4つ☆)

ネタバレBOX


 時代背景は、1970年の安保改定を前に、四日市喘息、新潟水俣病、イタイイタイ病等々の公害問題が表面化、政府・各省庁の杜撰極まるいつもの対応もあり、人心は更に権力中枢から離れて行った。当然だろう。人々の身の周りでは光化学スモッグ注意報のオンパレード、地域河川、湖沼、海、入会地や山林の汚染、荒廃が極端に進み、背骨の曲がった魚や足の形がおかしい蛙など身近な生き物の奇形が目に付いた。  
描かれるのは東大理Ⅲで68年から始まっていた闘争に、大学側が機動隊導入という暴挙で対抗した1969年東大闘争の渦中である。世界的には、1968年パリの5月革命から世界中でベトナム反戦、世界同時革命を目指し立ち上がる者、ドイツ赤軍の活動、70年よど号ハイジャック事件、72年リッダ闘争を始めとして若者の反乱が起っていた時代である。60年代末には、沖縄でも核抜き本土並み復帰闘争が繰り広げられていたし、70年には三島の割腹自殺事件などもあった。
 因みに自分の同年代は団塊の世代の直後、三無世代の前の世代に当たり、東京では初めて学校群制度が適用された世代に当たる。1970年7月28日は、第2学区で最難関の22群(新宿・戸山・青山)の中で東大合格率が最も低かったこともあって都立高校で最も深刻且つ激しい学生運動の拠点となった青山で議長をやっていた自分の中学時代の親友が自殺した命日である。無論、高校時代や早い奴は中学時代から活動家として動いていた者もあった。闘争の中で失明した者、自殺を含めて亡くなった友人、障碍者となった者なども多いが、公安からの追及を逃れている身でもあったので、正式な統計には無論現れていない。自分は大学時代、中退するまでの2年間を大学自治寮で暮らしたが、公安の電話盗聴は当たり前、消防などもマッポとリンクして寮に侵入を図ることは年中であったから、電話1本の受け答えにも様々なテクを用いたのは無論である。大学によっては、自治会やサークル、部活メンバーの中にもスパイが送り込まれていたし、デモ隊には公安の犬や私服が、学生を検挙する為に送り込まれ、デモ指揮を装って検挙されるような行動をするよう誘導したり、煽ったりは当たり前であったし、体育会、右翼・ヤクザ等が襲撃してくることもあった。
 こんな背景が今作の時代状況である。このような状況のほんの一端でも思い浮かべながら、観劇すると良い。学生たちの提起した問題には現在も古びない普遍的な問題も数多く含まれているし、当時の討議の緊張もかなり良く描かれている。
わが町

わが町

下北沢演劇祭

北沢タウンホール(北沢区民会館)(東京都)

2019/02/21 (木) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★

3幕構成を、休憩を挟まず上演。オリジナルのアレンジはありつつも、ワイルダーの「わが町」をそのままに、90分に短くまとめた作品。
公募の市民劇という事もあり、「粗削り」な役者が多かったとは思うが、何よりも尊い「日常」がしっかりと描かれていて、最後のシーンにしっかりと心動かされ、涙した。「市民劇団」が私たちの町の演劇として「わが町」を演じるという構造が、作品全体の表現として、非常にハマっていた。

ネタバレBOX

原作がグローバーズ・コーナーズという町を舞台にしていたが、当作では「中北沢」が舞台。ちょっと無理のある設定、どっちつかずの設定になっている部分があり、観客にとって設定が効果的だったかは疑問だが、演者にとっては、少し設定の古いこの本を表現するのに適した設定だと感じた。
ほしゅのリゾート

ほしゅのリゾート

東葛スポーツ

3331 Arts Chiyoda(東京都)

2019/02/20 (水) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★

川上友里(はえぎわ)、森本華(ロロ)、川﨑麻里子(ナカゴー)という手練れの女優陣に混じり、元AV女優で現在役者として活動中のしじみさんが登場。さすがに力量に差があるのでは?と懸念したものの、しじみさんの経歴そのものを芝居の中に組み込むことで、彼女の存在をうまく生かしていたように思う。しじみさん、小さくて愛らしい印象ながらラップパートでは野太い声でがなりたて、他の女優にも引けをとらない演技を見せていた。

ネタバレBOX

タイトル通り、星野リゾートをパロディ化した「ほしゅのリゾート」は、保守派の有名人をおちょくるネタが多かった。発想はユニークだったものの、私が観た回では役者さんが台詞を噛んだりとちったり、映像が早く出すぎたり逆に遅れたりと、芝居が全体的にノッキングを起こしているようでテンポが悪く感じた。

来場客に外国人が多いTPAMをイジったり、板橋駿谷さんが「オイディプスREXXX」の作詞・ラップ指導で読売演劇大賞にノミネートされたことに対し、「選考委員は東葛スポーツを観た上で決めてるのか?」といった問いかけは面白く、たまたま当日板橋さんご本人が来場していたので、どんな顔で観ているのかと思ってしまった。


【ここからは個人的な愚痴になります】
この回、私は良席を確保しようと上演時間の1時間20分前から入り口で並んでおり、開場とともに観やすい席を確保して上演開始を静かに待っていたのだけど、当日客の対応に手間取ったのか、開演時刻の8時を過ぎてもぞろぞろと客が入場した上、主宰者自らが私の隣に空いていたスペースに椅子を設け、定刻を3分過ぎて入場してきた客を座らせたのには閉口した。これでは私が何のために早くから並んだのかバカらしくなるし、開場時刻を守った挙句、窮屈な座席に誘導された他の客もむなしくなる。それなら最初からそこに座席を設置してくれていればいいのに。

「小劇場界隈をディスる」という威勢は逞しく、その批評的視座をいつも好感を持って拝見しているし応援もしているけれど、「批評はするけど劇団に都合のいいところは小劇場の慣習を踏襲する」では放ったブーメランが手元に帰ってくるだけではないだろうか。

出番前にも関わらず熱心で献身的なアテンドを行う川﨑さんの姿勢にはいつも頭が下がる思いを持っているので、このようなことで鼻白む気持ちになったのは誠に残念だった。

界隈をディスるのなら、小劇場の悪弊である「開演時刻が遅れがち」「先に入場した客をできるだけ詰め込み、開演時刻間際に入場した客を新たに設けた良席に誘導」といったところもぜひ、先頭を切って直していってほしい。

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