最新の観てきた!クチコミ一覧

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La Mère 母

La Mère 母

東京芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2024/04/05 (金) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

5,6年前に作者ゼレールは「父」で、認知症の高齢者がみる世界を観客に体験させて、鮮烈な日本デビューを果たした。全く知らない人たちの住む別の場所と思ったら、それはよく知る娘夫婦の家だったというような。別々の俳優が演じるのがじつは同一人物という奇策で、当然別人と思っていた観客にもショックを与えた。

前置きが長くなったが、「母」はこの手法の延長にある。舞台で起きていることは、現実なのか、母(若村麻由美)の脳内妄想なのか。最後になるまで、その境目がわからない。
子離れできない母親の「からの巣症候群」を描いたということになる。極端すぎる気がするが、そこが妄想の妄想たるところなのだろう。でも「父」の変化球や、「息子」の多声性とどんでん返しに比べて、少々一本調子のように思った。

ネタバレBOX

いないはずの息子(岡本圭人)が現れ、帰ってきたのかと思えば、父(岡本健一)が「一人で何をやってるんだ」と、息子の存在を否定する。それでも息子は現れ続けるから、ほとんどは母のみる幻想なのである。
息子は「ママは僕の人生を台無しにした」等、母への辛らつな批判を口にする。母の嫌いな妻のことを、母よりも会いたがったりして、母に対する他者性を見せる。じゃあ、これは現実なのか。実は逆で、妄想だからこそ母の心内に抑えた恐怖や、自分を責める言葉、見たくない最悪の想像が現れるのだろう。
カラカラ天気と五人の紳士

カラカラ天気と五人の紳士

シス・カンパニー

シアタートラム(東京都)

2024/04/06 (土) ~ 2024/04/26 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

別役実が生きているときより、死後、別役作品の舞台が格段に面白くなった気がする。数年前、坂手洋二の演出もよかったが、今回はまた抜群の芝居に仕上がった。とにかく笑える。別役のブラックユーモアとナンセンスとズレが、ひとつひとつ客席の笑いになってドカンドカンと破裂する。
前半も微苦笑がつづくが、後半、女性2人が出てから爆笑パターンになる。とくに高田聖子の、煙草で男たちを翻弄し、パラソルをもって反撃する、押しの強い演技は最高だった。

別役作品は電柱が1本立っているだけ、という美術が定番だが、今回は地下鉄のホームがつくりこんであった。電柱の代わりに、梯子の付いた太い柱だった。美術で変化をつけている割には、戯曲の解釈は奇をてらったものではない。にしても、動きが乏しせいか、スベることも多い別役戯曲を、見事に活気ある舞台にしたのは功績である。男たちの前半は決して動きが多いわけではないが、なぜか笑える。
休憩なし70分

ネタバレBOX

薬剤師の手違いで、青酸カリと思っていたのが実は重曹だった。「馬鹿にされた」と怒った女二人はパラソルをもって、社会に復讐してやると飛び出していった。そして二人が踏切を超え、「時速250キロ」の特急列車に突っ込んでバラバラになって死んだ、とニュースが入る。
時速250キロの新幹線に踏切はないけれど、これは猛スピードで移動する新幹線=現代日本にたいする、ドン・キホーテ的挑戦なのだろうか。
アフターメヒコ

アフターメヒコ

B子

イズモギャラリー(東京都)

2024/04/07 (日) ~ 2024/04/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

異国情緒もあり面白かったと思います。いままでの記憶の中ではねもしゅうのバー公演のお客さん7人が最小観客でしたが更新しました。
この集客で3年くらいやっているとは強靭なメンタルですね。私にそれくらいのメンタルがあれば今頃大成功だったでしょう。

音楽劇『大正元禄ロックンロール家族』

音楽劇『大正元禄ロックンロール家族』

エリィジャパン

駅前劇場(東京都)

2024/04/04 (木) ~ 2024/04/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

オープニングから凄さを感じる。
普段聴くことのない役者の歌唱力に感嘆。駅前でこんな音楽劇が観れる幸せ。
物語は結構重た目。悪魔のような存在は時代のメタファーか?炭鉱事故、世界大戦での死、関東大震災という陰と対照的に人間の強さを音楽という陽で乗り越える様を表現していたと感じる。
パラサマで知ったエリィジャパン、これからも注目。
面白かった!

白鳥先生と過ごした2日間

白鳥先生と過ごした2日間

enji

調布市せんがわ劇場(東京都)

2024/04/03 (水) ~ 2024/04/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても心にしみました。本当によいお芝居でした。皆がそれぞれに問題を抱えていながら、でも、前向きに生きている。とても心強くそして、優しい気持ちになりました。今回で2作品目の観劇でしたが、心に響く素晴らしい内容だったと思います。優しい時間ありがとうございました。

ワイルド番地

ワイルド番地

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2024/04/05 (金) ~ 2024/04/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いやーとても面白かったです。時間もあっという間に過ぎました。良くできたエンターテイメントでしたね。汗だくの熱のこもった演技も最高でした。グイグイ内容にひきこまれました。楽しい時間ありがとうございました。

Lay Your Hands On Me

Lay Your Hands On Me

コンドルズ

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2024/04/06 (土) ~ 2024/04/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ハンドルズ(近藤良平と埼玉県内の障がい者が2009年に結成したダンスチーム)と、コンドルズ(主宰・近藤良平)によるコラボ公演。ハンドルズ8名+コンドルズ8名+近藤(両チームを兼ねる)の構成。プロデューサーは勝山康晴(コンドルズ)。オープニングシーンを見た瞬間、「素晴らしくサイコーじゃん!!」と思いました。8名×2チームなので、基本的にハンドルズ1名+コンドルズ1名のペア構成。全員がコンドルズの舞台衣装としてお馴染みの学ランを着用し、スタンディングで踊る人と車椅子で踊る人が入り混じる。何より圧倒的に「コンドルズのダンスシーン」になっている!! 舞台上はフラットで、参加者たちの関係性も極めてフラット。ひとつのダンス公演に関わることで、対等な立場で接しているチームに見えました。

ネタバレBOX

コンドルズ公演は、集団で踊る際に必ずしも振り付けが完璧に揃う訳ではありません(勿論ほぼ揃っていますが、多少ズレたりすることも)。振りが完璧に揃うこと以上に大切にしていることがあり、揃うことが最重要項目ではないのです。このことが「ハンドルズ×コンドルズ」コラボに大きく活かされている。集団群舞で動きが揃わない。それでもダンス表現は成立する。そのことを熟知する近藤良平さんだからこそできる公演だと感じました。オープニングシーン以降も、コンドルズらしいシーンの連続。笑いあり、スタイリッシュあり、音楽あり、参加者それぞれの個性あり。元々多様性の高い集団だったコンドルズだからこその、最高のコラボ公演だと感じました。
天の秤

天の秤

風雷紡

小劇場 楽園(東京都)

2024/03/29 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

前回公演中止前に幸いにも観れてまして大筋の流れは分かっていたので
台詞と演技を噛み締めて味わいつくしました。
ニヤニヤポイントが多いで有名な運輸大臣橋本登美三郎ですが、
前回の霧島ロックさんがヤンチャしたポイントをどうするのか、さいけさんに注目して作品を楽しませていただきました。

ワイルド番地

ワイルド番地

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2024/04/05 (金) ~ 2024/04/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/04/07 (日) 13:00

奇想天外なストーリーに大笑いしました。役者の動きも素晴らしい!この脚本は貴重だと思います。次の作品も楽しみです。

ワイルド番地

ワイルド番地

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2024/04/05 (金) ~ 2024/04/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

アヴァンタイトル的な冒頭のくだらなさ(=褒め言葉)で期待が一気に高まった反動か、中盤までは少々物足りなさも感じたが、後半は怒涛の勢い。無理やり感満載のバトルが楽しい。

ワイルド番地

ワイルド番地

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2024/04/05 (金) ~ 2024/04/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

漫画のような面白いコメディ作品でした。セリフのテンポが良かったです。俳優の方々はエネルギッシュで迫力がありました。舞台セットは豪華でした。観劇中何度も笑いました。楽しかったです。

ワイルド番地

ワイルド番地

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2024/04/05 (金) ~ 2024/04/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い、お薦め。
「珠玉のデュエル(決闘)コメディー!」という謳い文句は、誇張なんかではなく 本当に楽しめた。演劇初心者から見巧者まで、幅広い人たちに受け入れられるのではないか。
魅力の第一は 物語の分かり易さ、第二は テンポよく展開し飽きさせない、第三は 決闘という非合法を 敢えて合法化することで心情を炙り出す。演劇の面白(味わい深)さを しっかり表現したような公演。観応え十分。

上演時間2時間(途中休憩なし)だが、あっという間 というのが実感だ。公演中なので 詳しく記さないが、最近笑っていないな という人にはお薦め。ぜひ劇場へ。
追記予定

三人姉妹

三人姉妹

ハツビロコウ

小劇場B1(東京都)

2024/04/02 (火) ~ 2024/04/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/04/06 (土) 14:00

三姉妹の鬱々とした思いが、肩こりのCMみたいにズーンとのしかかってくる。
救いのキーワードである「モスクワ」ってそんなにいいか?
そこに行けば必ず幸せになれるのか?
そんな単純な疑念などぶん投げて、彼らの”必死のウツ状態”は延々と続く。
これを喜劇と言うチェーホフ、その達観ぶりには冷静な目と愛おしさが同居している。

ネタバレBOX

開演前から劇場内は暗く、スタッフさんが足元を照らしながら案内してくれる。
目をこらすと簡素な木製のテーブルや椅子が見えた。
ここが、三人姉妹が暮らすプローゾロフ家の一室。
ハイソ感ゼロ、みじめさ100%のセットが家族の絶望感を容赦なくさらけ出している。

父が師団長としてモスクワからこの田舎町にやって来て11年が経っている。
既にその父も亡くなり、屋敷に出入りする者も少なくなって寂れた雰囲気が漂う。

長女のオーリガは、結婚もせずに教師として仕事一筋にやって来た。
次女のマーシャは18歳で結婚したが次第に夫への尊敬の念も薄れ、不倫に走る。
三女のイリーナは理想の人生を追い求めるが恋も知らず仕事も長続きしない。
三人ともモスクワへ行けば幸せになれる、いつかモスクワへ!と
呪文のように言い聞かせながら暮らしているが、一様に表情は暗い。

世間知らずの長男が選んだ結婚相手ナターシャが、次第に一家を牛耳っていくあたりが
この物語のひとつの転換期となる。
モスクワで学者になるという夢を諦め、田舎の市議会議員に甘んじながら
賭博に明け暮れ屋敷を抵当に入れてしまう長男は、いわば一家の面汚し。
生まれた赤ん坊のために日当たりのよい部屋を明け渡せと三女に迫るナターシャは
この家で、最も強い立場になったことを存分に見せつける迫力。

結局この”外部からの力”に屈した三姉妹は、この家を追われるように出て行くことになる。
だがそれこそが”解放”であり前進なのだと思う。
あの圧力無しに、彼女たちは何一つ変えることが出来なかっただろう。

第四幕で、教師として校長になった長女は多忙を極め学校に寝泊まりしている。
次女の夫は妻の浮気を責めることなくすべて受け入れ、彼女もまたそこへと戻って行く。
三女はようやく教師の仕事を得て、明日はこの町を出て行く決心をする。

頭の中で何十年夢見ても、現実に打ちのめされ続けた三姉妹。
夢を諦めなければ次へ行けない。
何かを手放して初めて、欲しい物に一歩近づく。
彼女たちはこれから厳しい現実に向き合うことになる。
家を離れて姉妹バラバラで、無力感と孤独に苛まれるだろう。
長い間頭の中で夢見ていた「モスクワ」に幸せなど転がってはいない。
それは夢を諦めて空っぽになった心の中で育てていくものだ。

あの家を訪れて恋したり不倫したりした男たちは
ひととき心を揺さぶりはしたものの、誰一人として姉妹を幸せに出来なかった。
不倫した次女に”元の暮らしに戻ろう”と、変わらない気持ちを伝える夫だけが
彼女の心を変えることが出来るかもしれない。

結局劇的に一家を変えたのは、長男の悪妻ナターシャだった。
それまで誰にもできなかった”家を仕切って実権を握る”ことを強引にやってのけた
このヨメだけが、窓の外を観ながら「この木を切ってここを花壇にするの!」
と嬉々として未来を語る。
この傍若無人な破壊力こそが夢見がちな三姉妹を、よくも悪くも前へ押し出した。

だがそのナターシャでさえ、何かを諦めているはず。
例えば夫の愛情や町の人々の信頼といった大切な何か・・・。

三姉妹の”鬱を持続させる”エネルギーがすごい。
時折爆発させる台詞があるが、あれ無しには持たないのではないかと思うほど。
嫌味な将校はホント憎らしいし、人の好い長男も観ている私がストレス溜まりそう。
希望の無い生活という、つかみどころのない背景を
くっきりしたキャラの存在が色濃く炙り出していく様が素晴らしい。

いいトシのお嬢様方がこの先どうやって荒波を乗り越えていくのか、
いや乗り越えられるのか、ナターシャへの復讐なんかあるのか無いのか、
ドラマなら続編が見たいところだ。
三姉妹が世間を知った分、これまでよりもドラマチックになるに違いない。
がんばれ三姉妹、そして不甲斐ない男たちよ!



新ハムレット

新ハムレット

早坂彩 トレモロ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2024/03/22 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

実は太宰をしっかりと読んだことはないですが、シェイクスピアの中ではハムレットが一番好きなので、楽しみにしていました。
原作を知っていたからこそ楽しめる部分が沢山あり、満足な観劇でした。
舞台装置は抽象的だったが、俳優たちがしっかり馴染んでいて、観づらさは全くなくよく作用していたように思います。
アゴラ劇場最後だと思って観に行ったこともありましたが、アゴラ劇場以外でも今後も観てみたいと思いました。

ワイルド番地

ワイルド番地

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2024/04/05 (金) ~ 2024/04/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/04/06 (土) 13:00

意表をついた設定の楽しいステージでした。笑えるアイデア満載。人間の本能の部分もゆる〜く描いた奥の深い部分もあり。

ネタバレBOX

しりとりであんなに激しいバトルを見たのは初めてでした。
永遠アイドル

永遠アイドル

lovepunk

劇場MOMO(東京都)

2024/04/02 (火) ~ 2024/04/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/04/04 (木) 14:00

いろんなアイドルが登場する楽しいステージでした。21世紀に入ってアイドルのボーダーレス化がかなり加速。楽しいながらも、心にじ〜んとくる部分もある作品。

カラカラ天気と五人の紳士

カラカラ天気と五人の紳士

シス・カンパニー

シアタートラム(東京都)

2024/04/06 (土) ~ 2024/04/26 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/04/06 (土) 18:00

笑う不条理。もともとが笑わせる戯曲だと思うが、かなり笑った。63分。
 別役1992年の作品で、いろいろなところで上演されているが、初めて観る。棺桶を担いだ5人の男、という絵がまず面白いのだが、会話が噛み合わない展開から、大いに笑う。展開は不条理なので筋が通っていないのだが、ちょっと筋が通っているかも、と思わせる見事さは別役ならではのもの。演出の加藤が新たな演出をしているらしく(比較できないので分からないが)、それによるものかも知れない。本作のキャスティングが見事過ぎる。

ワイルド番地

ワイルド番地

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2024/04/05 (金) ~ 2024/04/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

話がシンプルで分かり易くしたぶん
当時人物達が曲者ぞろいで
しょっぱなからの掴みはOK
なんだがーそのぶん中ごろに
ゆる~くタルミを感じたかしらねぇ

だが後半への展開で
決闘をして盛り上げるトコは
さすがに上手に思えた二時間強の作品
全席指定

ネタバレBOX

小玉さん等
決闘二課の方々がウェスタンスタイルなんだが
久仁子女史のガンベルトが空だったのが
なぜか残念に感じてしまった
コルトでもさしておいて
一度くらいは空砲でも撃って欲しかったかなぁと

後半の主軸は
市役所の決闘一課と二課の対決で
設定はパトレイバーの一課と二課の感じでしょうか(^-^)
決闘は何か漫画「炎の転校生」の
弱肉学園の校則みたいでしたわねぇ
あ映画「火山高」とか思い出すわー

お役所コメディと称される感じかな
一課の課長さんが
キャラが立ってて好みでした
最初のバスの再現シーンが
なんとも良い掴みで
自分の好みでありました~♪
白鳥先生と過ごした2日間

白鳥先生と過ごした2日間

enji

調布市せんがわ劇場(東京都)

2024/04/03 (水) ~ 2024/04/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

基軸は説明通りの
疎遠にしていた息子と母の再開なのだが
閑散とした商店街を舞台に
様々な再生を見せてくれた
良き舞台でありました
二時間強で全席自由

ネタバレBOX

舞台セットが
なかなかに凝っていて
古くてデカイ蓄音器とか
いい感じで雰囲気を出していました

受験を念頭に成績UPを目指した授業をしていた主人公
=舞台の元魚屋の次男坊教師
卒業した生徒が自殺してしまい
消沈して久しぶりに実家に帰ってくると
魚屋であった家は日本に住んでる外国人の
生活支援NPO団体の拠点となりて
二階の住居には外人さんが母と住んでたりして
次男坊とまどいます・・・(父は他界している)
ブラジリアン商店街としての再生を目指して
近くの大型商店さんに対抗しようとしているのですが
それを担う外人さんらも
いろいろと問題を抱えていて
それらの話を展開していき
ラストは無事に商店街主催の
ブラジリアンマーケットを開催して
大団円での〆となります

親子の問題やら
引き籠りに不登校にと
いろいと出てくる難問に
無理しなくてもいいんだよ
出来ることからチョットずつ
行動していこうっていう
優しい目線の話の作りが良かった

まぁ問題出そうとすれば
不法滞在や薬物とかまで広げられる
だろうがバランスよく話は纏めていました

タイトルは主人公教諭の亡くなった父親が
次男坊の授業を録音したテープを聞いていた日数でした
因みに兄は失踪していて
姉は亡くなっている設定で・・・・・
その姉の死亡は交通事故で
次男坊が駆け出したのを追っての事故で
轢いてしまったドライバーは
主人公宅に関わって
いろいろと尽くしてくれる有能な人で
なんともな雰囲気を出していました
善良な方で好感のもてる設定でしたわ(^-^)
ワイルド番地

ワイルド番地

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2024/04/05 (金) ~ 2024/04/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです!
肩肘張らず笑って楽しめるストーリーでしたが、何だかほっこりと心温まりました。
そして、役者さん達が全力で演じるキャラクターが面白すぎて、その熱量に感動でした。
皆、愛すべきキャラクターでしたが、個人的には、課長役の山崎さんがツボでした。
面白くて、あっという間の時間でした。大満足でした!

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