
ご馳走
西瓜糖
ザ・スズナリ(東京都)
2019/05/18 (土) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/05/21 (火) 19:00
座席1階I列3番
相変らず丁寧な舞台づくりだ。
毎公演、満員になる理由がわかる。
西瓜糖の公演は、タイトルの妙があり、そのタイトルの意味がラストで明らかになる。
(「レバア」でもびっくりした)今回は、何が「ご馳走」なのか。
それにしても、小説家と言うのは因業な職業だな、とラストでドキリとさせられ、ただただその描き方に感心。
秋之桜子さんお脚本には、得も言われぬ優しさがあり、それを体現する奥山美代子、山像かおり両名には脚本に対する深い理解がある。(案外自分で書いた作品でも、よく理解できていない、指摘を受けて気づくということはよくあること)
この舞台もそうだけれど、西瓜糖には、ある意味、陰惨な話に陥りそうなところを、澄み切った心根で物語として受けきる強さがある。
今回は松本祐子氏演出ではなく、加納幸和氏の演出。夫婦というものを描くにも、いつもより、固めの目玉焼きに仕上がったようだ。

Taking Sides~それぞれの旋律~
加藤健一事務所
本多劇場(東京都)
2019/05/15 (水) ~ 2019/05/29 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/05/21 (火) 14:00
パンフレットを読むと、小林勝也氏は、同じ文学座の今井朋彦氏を除いて、他の皆とは初の座組ということだ。
しかし、とてもしっかりとした、調和のとれた舞台。演者各位の力量もあるのだろうが、それぞれのやりとり、セリフのキャッチボールが、それぞれの心情と立場を明確していて観ていて安心感がある。フライヤーの6人の写真で、どの2人を線で結んでも、それぞれの関係性が明確に思い起こされる。
もう少し、感情的なもつれが生じるような対話劇かと思ったけれど、さにあらず。
観衆に是非の判断を強いるでもなく、それでいて直線的なストーリーではなく、平行線に陥る対立もない。皆が皆、何かを知り、何かを信じ、そして何かを理解していく様が、淡々と描かれる。内面の激情を、時として隠しながら。
15分の休憩も、前後半の時間の隔たりと、心の変遷を鮮明にする意味で、よかったと思う。

あの日見た星空はきれいだった
アンティークス
シアター711(東京都)
2019/05/22 (水) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/05/22 (水) 19:30
105分。休憩なし。
劇団15周年との事。前説で、これまでの公演のオマージュ的な集大成な話、との説明あり。劇団が一貫して「どうしようもない別れ」と、「その別れの原因のどうしようもなさに対する救済」を描いているのは、とても、とても、よく理解できるのだけれども。いろんな要素があり過ぎて、どうも焦点を定められず。

あの日見た星空はきれいだった
アンティークス
シアター711(東京都)
2019/05/22 (水) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★★
期待が大き過ぎたのでしょうか?ぎこちない演技に、よく有りのストーリー。初めからどういう話なのか見えてしまって裏切られることを期待しつつ観ていた。残念ながらなるようになってしまって“良い裏切り”には出会えなかった。伏線はあまりにもはっきり出過ぎで、複数のサイドストーリーに必要性が感じられない。作者からすれば必要だったのかもしれないが、観ている側からすると同じ部分を重ねているように感じる。演出的にはあのぎこちなさが狙いだったのだろうか?個人的には民泊の家の娘さんくらいナチュラルな芝居が良いと思うのだが・・・。もう少し照明・音響プランも場を感じさせる説得力が欲しいと思ったのは私だけだろうか?

YELL!
TEAM 6g
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/05/22 (水) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
とても面白かったです。ストーリーは温かく、笑いあり涙あり、そして意外性もあり観応えがありました。役者さん達は、テンポ良く個性ある登場人物を好演していました。大事な人への思い、人生の大切さ等、考えさせられる事も多かったです。大満足の舞台でした!

YELL!
TEAM 6g
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/05/22 (水) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★★★
哲也を殺してやろうか、と思うほど観劇途中憎んだ。義父の温かい人情、愛情を一切汲み取らない設定で序破急の内、破までは物語が進行していたからである。(追記後送)華4つ☆ 自分の個人的体験と被らなければ5だったかもしれない。
良い作品である。

「頭に尻を乗せてくれ」「最後の奇蹟」
ヨッタイキオイ
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/05/14 (火) ~ 2019/05/22 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/05/22 (水)
千穐楽の22日ソワレ(65分)を拝見。
『頭に尻を乗せてくれ』『最後の奇蹟』の両短編共、一連の『ホテル ・ミラクル』の公演での演目の一つとして観たことはあるが、今回は『最後の…』のラスト直前が、まさに、その『ホテル ・ミラクル』シリーズの振り返りになっていて、場違いにウルッと来てしまったw
演じ手の星秀美さん&室田渓人さん。
お二方共、過去に何度も出演舞台を拝見してきた役者さんであり、そして何より『頭に…』の初演(2015年)ペアでもある。
でっ、今回の公演を観終えての感想。
まず星さんが4年前よりも一層愛らしい!という時系列が逆さまな印象に正直驚かされた。
他方、室田さんは、フジタタイセイさんの別作品である『散る日本』での、アノ室田渓人の佇まいを彷彿とさせる演技だったと思う。
お二人にとって再演である『頭に…』は当然として、初めて取り組まれた『最後の…』でも、互いの呼吸はピッタリ。ニュームラマツさん&上岡実来さんの初演ペアが、ニュームラマツさんの良きリードで進行していったのとは、また別の味わいがある『最後の…』だった。

舞台 信長の野望・大志 夢幻
「信長の野望・大志」製作委員会
THEATRE1010(東京都)
2019/05/21 (火) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★★★
「SIDE明智」を観劇。ああ、そう、そう言うことだったのね。先日の「SIDE織田」はプレビュー公演ということで、昨日は明智。ということは明智を見てから織田を見れば納得できたのか?いや、人によっては時間と予算の関係でどうしても片方しか見られなかったりするかも。明智は明智で、それだけだとまた別のところが納得できなさそう。両方見ないと全容が分からない舞台というのはねえ・・・。映画なら同時に撮影して公開時期をずらすという方法もありますが、舞台のキャストをまた集めるというのは大変そうだから1度にやるしかないのかな。しかしチケットは映画の4、5倍するんですよね。

緋ノ廻ル輪
劇団虚幻癖
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2019/05/22 (水) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
価格3,800円
B班の初日観劇。
確かに独特の作り方。演劇というよりはパフォーマンスに近いと言える。
なにかにたとえるとしたら「空気の機械ノ尾ッポ」とか、野火明の映画か。出演者と絶叫量が多め。

あの日見た星空はきれいだった
アンティークス
シアター711(東京都)
2019/05/22 (水) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★
帰りの電車の中で話の展開やセリフなどを思い返しながら、どちらかといえば自分の好きなタイプの脚本のはずなのに、どうして最後までしっくりこなかったのかを考えてましたが、やはり(数名を除いて)演技が物足りなかったのかなと。まだ初日だからなのか、脚本に芝居が追い付いていない印象。

「頭に尻を乗せてくれ」「最後の奇蹟」
ヨッタイキオイ
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/05/14 (火) ~ 2019/05/22 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/05/22 (水) 15:00
価格2,800円
共に初演を観ていたので「あぁ、これか♪」と思い出しつつ愉しく観る。
また、オリジナルキャストである「頭を……」のみならず「最期……」までまるであて書きのようにハマっていたのも良かった。
「頭に尻を乗せてくれ」、元々二人芝居は「台詞のラリー」的なものだが、本作はそこにもう一つ「縛り」を加えており、それゆえ時にスポーツにおけるファインプレー(例えばテニスでラインぎりぎりの球を打ち返すとか)のような「!」もあって愉しい。
「最後の奇蹟」、途中のS.E.で「あ、アレか」と思い出す。そして附加した(だよね?)部分により「HMU」化するとは!(笑) さしずめ「ホテル・ミラクル・ユニヴァース/エンドゲーム」といったところ?

骨ノ憂鬱
劇団桟敷童子
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2019/05/21 (火) ~ 2019/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
毎度毎度セットの凄さ。
あれはもお美術じゃなく野外風景。
衝動で妻を殺してしまった男の少年時代の物語。
今までの桟敷童子よりは現代に近い過去で、僻地よりは都心よりの
近代化設定に戸惑いつつも、そこはそこ。やっぱり、ザ桟敷童子。
男は死ぬまであの原風景の中に生きるんだろうか。
トマトが赤かったから・・カミユみたいでした。

GK最強リーグ戦2019
演劇制作体V-NET
TACCS1179(東京都)
2019/05/11 (土) ~ 2019/05/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
最終日に総合優勝作品と準優勝作品を拝見させていただきました。
作品賞・脚本賞・演出賞そして総合優勝がラビット番長『影の人』でした。さらに主演男優賞・助演男優賞とMVPまで。他の5団体には気の毒としか言いようがありませんが、実際に舞台を拝見させて頂くと、本当に文句無しの受賞でしょう。

YELL!
TEAM 6g
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/05/22 (水) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
親と子、家族。誰もが共感できることがあるのでないでしょうか。2時間10分ちょっと。しっかり楽しむことができました。面白かったです、泣ける場面もあり。演技派な役者が多く見ごたえありです。
そして見やすい小劇場なのでどの席でも楽しめます、オススメ。

海と日傘
劇団俳協
TACCS1179(東京都)
2019/05/22 (水) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/05/22 (水) 19:30
座席1階
前回見た「ナースコール」は看護師の労働環境をテーマにしたにぎやかな舞台だったが、今回は落ち着いた、しっとりした物語だった。
重い病気で死を覚悟した妻が、さりげなく夫のこれからを案じる。具体的な行動はないが、自宅に薬を届けに来た看護師に独り身かと聞いたり。おそらく、原稿を取りに来ていた女性社員との不倫にも気づいていたのかもしれない。
医師からの外出許可で夫婦は海に行くことにするが、来客で行けずじまいになる。もう最後のデートかもしれないのに、悲劇的だ。舞台は感情の起伏もなく淡々と進んでいく。
岸田国士戯曲賞を取った作品という。どう仕上げていくのか、腕の見せ所だったかもしれない。前回作と比べてしまったのは、抑揚の少ない作品の難しさだ。
ダブルキャストの片側を見ただけなのでわからないが、妻役の女優さんは健闘したと思います。ただ、作品に少し起伏を付ける演出があった方が良かった気がする。

あの日見た星空はきれいだった
アンティークス
シアター711(東京都)
2019/05/22 (水) ~ 2019/05/26 (日)公演終了

梅雨のむらさき
劇団ウルトラマンション
ワーサルシアター(東京都)
2019/05/22 (水) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
たった今観終わりました、まだ目頭が熱いままです!
かなり驚きの展開で進んで行くストーリー。なんとなくは予想してきたのですが全然違うんです、今までのウルマンとはひと味もふた味も違う!見たことのないチャレンジとも思えるシーンに全開過ぎる振り幅がハンパないんです。引き込まれるっていうより引きずり込まれたんです、そして気がついたら何度も泣いてました。やっぱりウルマンです、ハートフルコメディに新たな世界が増えました。あっという間の2時間はとっても楽しかったです!千秋楽まで突っ走れー毎日観に行きます!

慶應不思議草子
真紅組
近鉄アート館(大阪府)
2019/05/10 (金) ~ 2019/05/12 (日)公演終了
満足度★★★★
しっかりとした時代設定の脚本がいいでね♪
猫から観た激動の幕末の時代を描いたファンタジー要素もある作品
殺陣が少なめで会話が中心のお芝居でしたが
幕府が竜馬を暗殺する緊迫したシーンを会話で創造させてくれる
猫ちゃんもそれぞれのキャラがあって可愛い^_^
その他の役者陣も堂々とした演技で見応えありました
この作品を観てから、もっと時代劇モノが観たい気持ちになりました

向井坂良い子と長い呪いの歌
少女都市
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/05/21 (火) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★★
人間関係を幾重にも重ね交錯させ、その謎めいた中に人の懊悩を描いた野心作のようだ。
登場人物は、作・演出の葭本未織女史も含め6人だが、葭本未織女史は道化として場面転換の役割を担っているようだ。同時にこの公演は彼女の演劇に対する思(重)いのような物語でもある。実質5人という狭い人間関係の中で次々に明らかになる出来事、何となくご都合主義のような気もするが、逆に当初から仕組まれた出会いであったかも...。独自の演劇論を物語の中で激白する、それは葭本未織女史の演劇に対する考えを劇中劇として描いている。説明文は”青春群像劇”であるが、それは表層的なことで、真は心象劇といった印象を受ける。観せようとする熱意、意気込みは感じられる。同時に、悪くはないが青臭さも感じる。
ちなみに、5人全員に関係する重要な人物は、ある邦画を契機に流行りのような演出スタイルとなり、その観方、捉え方は観客次第といったところ。
(上演時間1時間45分)後日追記

YELL!
TEAM 6g
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/05/22 (水) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
いやあ、笑いました。中盤のコミカルな場面。映像で見たら普通のことなのに、舞台で役者が演じるとこんなにも面白くなるとは!舞台上のすべての役者に敬礼です。
いやあ、泣きました。全力で生きるって全力で死に向かうってことだよな、とシニカルにつぶやいていた学生時代を思い出してしまいました。人が死ぬ間際に叶えたい願い事ってどんなことだろうか?
6年目のリベンジ公演。劇団の想いしっかりと受け止めました。6年前、大雪の影響で泣く泣くキャンセルの電話をした方へ…当時予約したことは間違いではありません。今回迷っているならば、リベンジを決断した劇団にYELLを贈りに、そして6年越しのYELLを受け取りに劇場に足を運んでみてはと思います。