最新の観てきた!クチコミ一覧

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うブホテル

うブホテル

劇団オンガクヤマ

Sheep Studio(東京都)

2019/06/06 (木) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

男女六人が交互に入れ替わる演出、面白かったです!
結局、根本は男女はすれ違い、ってことなのでしょうかね〜⁉︎

キネマと恋人

キネマと恋人

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2019/06/08 (土) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかった!!!の一言に尽きる。

チューボー ~SECOND HOUSE Ver~

チューボー ~SECOND HOUSE Ver~

SECOND HOUSE

シアターシャイン(東京都)

2019/06/12 (水) ~ 2019/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

 もろ厨房の話である。であるのに、オープニング早々、17年もコックをやってきた男が、デシャップの上にバッグを置くなんてことはあり得ない。彼の何を表そうとしたのか? 何れにせよ不徹底。気に入った役者さんは、服部役と子役の女の子。(追記2019..6.14)

ネタバレBOX

料理は人生と同じくらい奥が深い。その証拠といってはなんだが、英国にしろ米国にしろ戦争ばかりやりたがる国の料理は基本的にマズイ。人間の食い物とは思えないのだ。旨い食い物が世の中にはあることが、習慣として分かってしまうと誰も戦争なんぞやりたくないのは分かり切ったことだから。少なくとも近代国家以降、戦争ばかりやって人生を棒に振る国に旨いオリジナル料理など無いという偏見を自分は持っている。
 ところで今作では随所に様々な引用が、態々役者によって舞台コーナーで度々発語されるのだが、これはポピュリズムへの安易な逃避でしかあるまい。これでは脚本の質を自ら否定するようなものだ。何となれば、引用は余程大人になった表現者自身が自家薬篭中のものにしている場合以外、必ず内容との不自然な齟齬を生じるからである。引用として用いて齟齬が生じないのは、作り手の生き方そのものである場合とそれを目標として生きている場合であり、後者の場合は己が生きられるのはたった一つの生であることを知りぬいた場合のみである。こんなに様々な人々の引用ができるようでは、己の人生が真っ当できていないことを少なくとも自分の頭を使って考える習慣を持つ人間の前では告白しているに等しい。
 因みに服部役が何故自分の気に入ったかは、脚本も演技も服部という人物造形で嘘が無いからである。(無論舞台上で演じられるのは、ご当人とは直接関わらないかもしれない。然し、我らは実人生に於いても例えば父親、例えば母親、例えばサラリーマンや商売人、時に渡世人などを演じているに過ぎない。その意味では本質的な径庭は無いと言うこともできるのだ)その意味で職人気質のある種の職業人の真実を見事に描き、演じているからだ。
 子役の女の子については、大人と子供の差についての自分の考えを述べてから書くことにしたい。自分の勝手な定義では、大人とは、関係の只中で己を活かす術を持ち且つ実践できる人間を意味し、子供についてはそのノウハウを持たない者を意味するが、前者の武器は利害計算と自己制御、後者の武器は天真爛漫と自由である。そして天才とは、後者を60~70%、前者をその介添え役として按配され、結果世の中で己の自由を存分に活かしつつ社会契約許容内で人生を送れたラッキーフュウを言う。
 服部は料理人として天才的な人物である。従って自分は彼のキャラ評価については自分の定義のラストに近い所で評価している。一方、子役については、しっかりした賢い女の子を今の彼女の地続きで演じていればいいだけなので、決してちょっと褒められたからといって図に乗らないで欲しい。自分は若い頃から、子役、元子役で売れた人々(それもメジャー)と付き合いがあったので、図に乗った実際相当賢い人々がその後どうなったかを散々見てきている。どうか、本物の一流を生涯通す人々ほど、毎日が勉強で自分などはまだまだ、と心の底から考え、勉強し続けていることを知っておいて欲しい。無論、勉強といっても学校の教科書で学ぶような単純なものではない。日々を生きる中で人は、どのような時、どんな人々と会って、どんな会話を交わしたり、交わさなかったり、或いは会話の届かない距離に居て、内心何を考え、或いは企んでその時、その人自身の選択をしたのか? その結果どのようになったのか。結果から考えて、その人の選択は正しかったのか、自分に引き付けで考えるといったような勉強だ。
夜のジオラマ

夜のジオラマ

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2019/06/12 (水) ~ 2019/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

 何より驚かされるのが、このように本質的な作品が2007年に発表されたことである。(追記2019.6.14 01:08)

ネタバレBOX

2007年といえば、安倍晋三内閣の第1期、安倍が晋太郎の遺産相続で脱税、週刊現代にスクープされ辞めた年だ。その時点でこの内閣の作り出すディストピアという本質を描いていることに対する驚きである。キーとなる状況やコンセプトがポツン、ポツンと示され、徐々に全体状況が類推できる極めてデリケートな作品だが、このデリカシー故に、終始緊張感の途切れない脚本・舞台である。それは時代という名の秤の上に、嫌も応も無く載せられた裸の神経そのものだ。描かれているのは、まさしく我らが現実にそこで生きている日本という名のディストピアである。
 ここで描かれるディストピアとは他人を操る技術としての政治(嘘と隠蔽、そして詭計によって設計され、利害によって裏打ちされた支配体制と本来そのような事態を粉砕すべく立ち上がる民意の無効性を予め制度に組み込まれ、己の頭脳を用いて考えることを奪う教育によって画一化された社会やマスゴミによって洗脳されていることにすら気付かなくなった人々と、一応理性が機能しているかのように装われた彼らの心の浅薄極まる機微の底の底に蠢く、既に狂ったように感じられる分正常な魂に、漠とした不如意として現れるもの・ことの意味する所で、キチンと事実を腑分けして抉り出し、己の頭で連関の必然性を見出すことのできる想像力を持ち合わせたドキュメンタリー作家が、洗脳されたとも知らぬ民衆から心無いバッシングを受け、夫婦・家族が孤立化してゆく過程で起こる災禍を太陽フレアを原因とする磁気嵐や、そのことが原因で起こる電子機器の不具合や故障等々によって機能しなくなった社会、蔓延するパンデミック等々総てを21年の時の壁を行き来する装置として、大きく隠れ家的建築物と、其処に置かれたいくつかの先代住民の置き土産が丁度映画や書物が一種のタイムマシンである如くに2040年と2019年を繋ぎつつ、展開するが、何分通常のタイムトラベルものと違って、ありきたりの出し方ではないので一瞬の弛緩もなく観ることができる。無論、観客が要求されているのは、このような点描で示される要素を観客自身の脳で思考し、深め、連関を見出し、先ずは何が描かれているのかを特定することだ。
 その上で、起っている事件の中での各々の行動の意味とその結果を観客自らの脳内でトータライズしてみせることである。その時、各々の脳内に2―1=の答えが浮かび上がってこよう、答えは1つでなくて良い。アヤのsuicide attackの持つ意味や動機、ノマドの名とアヤの親友の名の同一性及びアヤの行為の社会的意味とその行為の持つディストピア社会での唯一無二の希望としての尊さなどが浮かんでくる。そして、この点に気付かなければこの物語に救いの要素は無い。丁度、我らの民意が、他ならぬ安倍晋三という象徴的国賊によって根こそぎ奪われているように。
 ところで、この現況を覆す方法が無い訳ではない。それも平和的に。それには、先ず国民自身が目覚めねばならない。ポピュリズムを警戒しつつ、直接民主制を構築すること、その為には現行法を改革しなければならないし、選ぶ際に、党や人でなく政策そのものを選ばなければならない。経済に関してはアベノミクスなどという最初から破綻した論理ではなく、現在タブー視されている公共貨幣制度を基軸化する必要がある。今挙げたことだけで2~3冊本を書かなければならない程の問題だが、この辺りが、真の基点として提起できる基礎の基礎である。今作の提起している問題はことほど左様に深く、本質的なのである。
 おっと、電気エネルギーに関しては、水素発電がお勧め! まあ、既得権益持ってる電力会社やそこに関わってズブズブに儲けてる企業、それに群がる政治屋、官僚共なども叩き潰す必要があるから、この辺りも各々がキチンと調べて叩くとグー。こういう形で具体的に利権を潰してゆくことができれば、原発などという唯湯を沸かす為だけにトンデモナイリスクを負わされるアホラシサからも解放されよう。因みに原発仕事が無くなって困るという方々には廃炉で活躍して頂けば現実的だろう。但し、作業者の被ばくに関してはキチンとケアするという条件をつけてというのは、当たり前だ。被ばくが原因で作業者が足りなくなったら、推進してきた人々を強制的に作業員として働かせるべきであろう。倫理的にもそれが最も理に適っていようし。
あの鐘を鳴らすのはあなた

あの鐘を鳴らすのはあなた

Pave the Way

萬劇場(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

テンポよく進んだ舞台は見応え有るから楽しい時間ありがとうございました。

「芸術家入門の件」

「芸術家入門の件」

ブルドッキングヘッドロック

吉祥寺シアター(東京都)

2019/05/18 (土) ~ 2019/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★

「芸術家」として行き詰まった男が体験する「芸術(家)入門」の物語。古代ギリシャの巨像制作の現場、芸大生たちの日常というふたつの異なる世界を併行させながら、入門講座を受講する「芸術家」の葛藤、奮闘の道程が描かれます。また舞台上では、常に出演者たちによる巨大な女神像の制作が続けられており、これら4つの層が、終盤に見事につながって、「芸術」の大きさ、深さを体感させてくれました。20名を越す大所帯、吉祥寺シアターの空間をめいっぱい生かした大作ぶりにも感銘を受けました。

ネタバレBOX

劇中の3つの世界、とりわけ古代ギリシャと芸大生の世界は、日常をラフに、コミカルに描いていて(言ってみれば、ワチャワチャ、です)、一つひとつの場面がどう全体につながっているのかは、観ている間にはよくつかめませんでした。それだけに、終盤のパズルのピースがはまっていくような展開には、爽快感と驚きがありました。
こっちみてるの、しょうこ

こっちみてるの、しょうこ

やみ・あがりシアター

小劇場 楽園(東京都)

2019/06/12 (水) ~ 2019/06/16 (日)公演終了

鑑賞日2019/06/12 (水) 19:30

価格3,000円

雑記です。

初日、19:30の回(やや曇り)

ここ(楽園)は1年半ぶりくらい。すっかり下北沢とは縁遠くなった。向かいの「劇」小劇場にも行列ができているがどの劇団かわからなかった。以前はどこで何を、はだいたい知っていたが。縁遠くなった。

19:01受付、開場。いつものように右へ。満席。場内案内に笠浦さん。飾り気のない舞台、2本のテーブル(あるいはショーケース的なもの)にガラス細工?四季が鳴っている。

2016/1から11作目。

しかし、少し前に知ったことですが、笠浦静花さん、加藤睦望さんがPaPrika「ふくすけ」2013/2駒場小空間に出ているのを観ていました(覚えていませんが)。

19:35開演~21:05終演。

いつものように脚本ダウンロードができるので、帰宅中斜め読み。

オープニング、操られたマネキンの話かと思った。
ハードに「人形つかい(The Puppet Masters)」か、ロマンチックに「マネキン(Mannequin)」かと。
しかし、「しょうこ(加藤さん)」はそんな眼をしていない...ブラックスワンのN.ポートマンのよう。トランプ柄が謎を呼ぶ

コミュニケーションXディスコミュニケーション。
Heart of Glass (Blondie)。
Light My Fire(The Doors)。

人と人とのつながりが擬似融合、一方通行、通行遮断のような関係でみえてくる。

ガレキのようなオブジェが希望の崩壊にみえる。

加藤さんにご挨拶して帰路につく、ここで思い出す。一度お訊きしたいと思っていた...「やみ・あがりシアター」は毎回意図的に会場をかえていたのですか?
※2020/2は@王子で2回目だけど。

やみあがり以外の過去作品をこりっちで調べると(間違っていたらごめんなさい)

東象太朗さん。観覧舎「回帰熱」(2015/1)、ラフメーカー「ユリコレクション」(2012/9)。
久保瑠衣香さん。きのこ牛乳「シスターストロベリー」(2014/5)。
越路隆之さん。シアターノーチラス「鳥は飛びながら夢をみる」(2011/12)。
嶋谷佳恵さん。肋骨蜜柑同好会「アダムの肋骨」(2015/4)、「シスターストロベリー」。

黒 白 珠 KOKU BYAKU JU

黒 白 珠 KOKU BYAKU JU

キューブ/サンライズプロモーション東京

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2019/06/07 (金) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/06/12 (水) 19:00

 元グリングの青木豪による書き下ろし。1994年の長崎県大村で真珠の加工会社を舞台とした物語だが、青木の本らしい特徴が出ているなと思うと同時に、久々に青木の作品を観たことに気づいた。対照的な双子の兄弟を軸に、2人が幼い頃に失踪した母と叔父の秘密やら、さまざまな伏線を丁寧に張りつつ、基本的に時間軸に沿って物語は流れ、徐々に伏線が明らかになる流れは悪くない。ただし、90年代に設定した意味は今一つ明らかではないし、被爆の話はやや唐突に思えるあたりは惜しい。役者陣は若手もベテランも好演しているが、序盤で長崎弁が滑らかでないように感じる。

お気に召すまま

お気に召すまま

ヌトミック

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/05/12 (日) ~ 2019/05/19 (日)公演終了

満足度★★★

吊り屋根の下の土俵のようなスペースで繰り広げられる、恋と権力をめぐる、文字通りの「闘い」。音楽やそのパフォーマンスのあり方を参照し、さまざまな演劇実験を重ねるヌトミックの、予想以上に「物語」ではないシェイクスピア劇に驚かされました。
台詞の切り取り方、発語や身体の状態、マイクパフォーマンスや土俵外での演技……といった要素の多くが、テキスト(やそれを重視する多くの上演)の構造分析や批評になっていることは伝わってきますし、そうした作品の中での俳優の立ち方にも関心を持ちました。とはいえ、これらの批評的観点が連なり重なりながら、一つの視座をつくっているというふうにも見えないので、なかなかついていくのが難しかったというのが正直なところです。

六月博多座大歌舞伎

六月博多座大歌舞伎

博多座

博多座(福岡県)

2019/06/02 (日) ~ 2019/06/26 (水)公演終了

満足度★★★★

金閣寺、美しい舞台を見るだけで心が潤う。
扇雀丈の保名、女形っぽかったな~。
梅枝丈の雪姫に小田井、どちらも色っぽい。
なかなか積極的な女性だなと少しびっくり。

黒 白 珠 KOKU BYAKU JU

黒 白 珠 KOKU BYAKU JU

キューブ/サンライズプロモーション東京

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2019/06/07 (金) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★

説明文の前提は異なるところがたくさんあります。削除した方が良いと思います。

ネタバレBOX

妻と弟の駆け落ちということになっていた過去の出来事の真相、即ち墓場まで持っていく話が、観客に対して明らかになるサスペンスドラマ。

何か変だなと思っても口をふさいで地域の平穏を守る、あったのですね。

説明文にあった双子の兄弟で父親が異なっているかのような表現、経営危機のような記載は全く異なっていました。
こっちみてるの、しょうこ

こっちみてるの、しょうこ

やみ・あがりシアター

小劇場 楽園(東京都)

2019/06/12 (水) ~ 2019/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/06/12 (水) 19:30

座席1階1列

これまでのやみ・あがりさんの作品と比べても似た作品がない。この台詞は何を示している?と考えて答えを出してもそれはフェイク。終わってみると何とも言えない不思議な感覚。ただ帰宅まで振り返って見ると「普段何気なく思っているコトやモノ、そして特に人は大切にしよう」。そんなことが私の心に押し寄せてきました。

言葉の選び方並べ方の秀逸。笠浦ワールド炸裂の傑作。結構笑えるシーンあります。

観劇2度目の感想。
やはり傑作。
モノは壊れたときに「あぁそこにあったんだな」という存在に気付く。人の関係も同じ。でも人は壊れかけたときに気付くこともある。それはこれまで築きあげて来たものか、愛か?綿貫とゆき、しょうことマフィンしかり。

今回はキャラクターが一癖あったのも特筆したいところ。キャラクターたちが頑固にならず人に影響されていく姿がとても好き。衣笠の「ダサい」というワードに動くマフィン。コミカルに描いていて見逃しそうですが、ここが一番私にはグッと来ました。全然残念じゃない愛らしいキャラクターたちでした。

第3回縁劇フェス

第3回縁劇フェス

應典院寺町倶楽部

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2019/06/06 (木) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

Fブロックを観劇!

笑いをテーマにした多くの劇団を観れるフェスは嬉しい♪
◎オパンポン創造社さんは貫禄の面白さ!
野村さんの作品はどれもハズレなしに素晴らしい!

◎三等フランソワーズさんは毎回ウィットに跳んだ笑いで楽しませてくれる^_^

◎ババロワーズ・ラボラトリィ^ ^
短編を2本、親子と女同士どちらも本音と建前が交差する探り合い的なコメディ

◎THE GO AND MO'S
もはや芸人?時にはシュールな部分もあり黒川さんのわかる人だけに届ける笑い

どれもバラエティに富んでいて楽しめました!
またこんな企画をやってほしい!

チューボー ~SECOND HOUSE Ver~

チューボー ~SECOND HOUSE Ver~

SECOND HOUSE

シアターシャイン(東京都)

2019/06/12 (水) ~ 2019/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

Aチームを観劇しました。面白かったです!ストーリーはテンポ良く、どんどん惹き込まれました。劇中の歌も素晴らしく、正にミュージカル仕立ての舞台で、楽しめました。仕事とは何か?という難しいテーマを、笑いや涙と共に考えさせられる内容でした。役者さん達の熱演も良かったです。大満足の舞台でした!

夜のジオラマ

夜のジオラマ

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2019/06/12 (水) ~ 2019/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

大人のSFファンタジーはイメージしていましたが、まさかこんな感慨を持って帰ってくる事になるとは思ってもいませんでした。

ファンタジーのオブラートに包まれながらも内容に関しては意外な程に手強い感触。
演技はSPIRAL MOONさんらしく情感が込められて実に丁寧。
全貌が分かった今、それらをなぞらえ噛みしめていますが、観劇途中にフォーカスをどこに当てれば良いのか、よく分からなくなってしまったのが残念です。

迷いの無い視点でのリピートで改めて発見する箇所も多いのではないかと思えた作品であり、脚本を手掛けられた はせひろいち氏を迎えたアフタートークがあると良かったなと思えた作品でした。

こっちみてるの、しょうこ

こっちみてるの、しょうこ

やみ・あがりシアター

小劇場 楽園(東京都)

2019/06/12 (水) ~ 2019/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/06/12 (水) 19:30

95分休憩なし。
ストーリーは分かり易い舞台なのだけれど、どこか、今自分が観ているもの・・・芝居として観させられたものは、物語としての表層でしかなくて。実際に感じている事は、どこか観ているものとは違っているような気がする、という、とても不思議な、ハイコンテキストなものを観させられているように感じる舞台だった。
特に、しょうこ、マフィンの魅せ方が、非常に洗練されていた。

令和元年の「熱海殺人事件」4バージョン同時公演

令和元年の「熱海殺人事件」4バージョン同時公演

キャンディプロジェクト

ひつじ座(東京都)

2019/06/11 (火) ~ 2019/06/16 (日)公演終了

鑑賞日2019/06/12 (水) 19:00

価格3,000円

「売春捜査官」観劇。
役者に負荷がかかる演目であり、中途半端になると厳しいわけだが、問題は無かった。
主演は "まついゆか"さん。過去にやられた役とはいえ、しっかりと突き抜けた木村伝兵衛となっていた。
この作品にも複数バージョンあり、今回は初めて見たバージョン。単に熱いだけでなく物悲しさも備えたものであった

チューボー ~SECOND HOUSE Ver~

チューボー ~SECOND HOUSE Ver~

SECOND HOUSE

シアターシャイン(東京都)

2019/06/12 (水) ~ 2019/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

夢と仕事の在り方を問う...何もかもが中途半端な(中年)男がもがき苦しみながら人生再出発に向けて頑張る姿を描いた物語。この公演の謳い文句は、池袋演劇祭優秀賞受賞(2012年)作をミュージカル仕立てで再演ということであったが、どちらかと言えば劇中歌といった感じだ。冒頭こそ、韓国のNANTA(ノンバーバルパフォーマンス)を思わせる調理器具等を利用した音楽を披露し、ミュージカル風にしていたが…少し物足りない。

タイトルは「チューボー ~SECOND HOUSE Ver~」であるから、厨房の中から見た世間、一方厨房の外から覗いた料理の世界...その双方向が楽しめる公演は観応えがあった。
(上演時間2時間) 【Aチーム】

ネタバレBOX

セットは中央に大きなデシャップと後壁に棚、上手側は外に通じる出入口、手洗い場。下手側には洗い場と更衣室への出入口があり、全体的に厨房のイメージを持たせる。初演時とはデシャップの位置が違うが、劇場舞台の構造・スペースの関係であのような作りになったのだろう。

梗概…主人公・山辺は、親から受け継いだ店を潰し自暴自棄になっている。以降どこで働いても長続きせず、ハローワークの紹介でこの有名なイタリア料理店にやってきた。自分は長年(中学卒業以降)料理に携わってきたという自負があり、その自分が洗い場担当になることに耐えられない。しかし妻と子のために働き借金を返済しなければという強い責任感、それは別の強迫観念にもなっている。劇中にたびたび表われる、また”アイツがやってくる”という台詞に込められた慄きこそが、自分自身の弱さであり強迫観念の元凶。この店で働くことで徐々に自信を取り戻すが、この店も...。

さて、何故この有名な料理店で働くことができたのか。それは安い時給であり、他の従業員も同様のようである。劇中、アベノミクスという台詞が飛び出し、現在の経済政策・景気対策に対する批判がチラリ。飲食業界に詳しくないため、時給が劇中で示された金額であるかどうかは分からないが、それでも料理に携わった仕事をしたい。そこにこの劇のテーマが観えてくる。夢があるからそれに向かって頑張る、働くことで夢を適えるという相互に密接の関係を料理を介在して伝える。

同時に食は生の根源であり、この店では美味しい料理をリーズナブルな値段で提供する。一方きれいごとでは済まされない現実、そこに経営という壁が立ちはだかる。オーナーシェフ・高林は料理の腕は一流であるが経営には疎いようだ。そこで経営コンサルタント契約をし店の経営再建に努めるが、その甲斐も空しく店は潰れる。コンサルタント曰く、強い意志・信念が重要であると。もう1つのテーマは自分自身の在り方を問う。主人公もこの店のオーナーも仕事に対する自信のようなものが揺らいだ結果、自滅していく。

主人公は中学卒業以来、両親の下で毎日同じことの繰り返しの仕事をしている。両親が亡くなり店を継いだ時、いづれ自分も両親のように暮らし死ぬ。そう思った時、仕事に対する疑問、一生続けていくことへの不安が芽生える。店が潰れたのは近くにできたファミレスの影響ではなく、自分自身がダメになったから店が潰れた。家族を思う気持ちの強さが逆に自分を苦しめる。本音を言えない、一方妻の側からすれば夫は何を考えているのか分からない。それぞれの思いの葛藤、それを激白する場面は圧巻である。その夫婦間の仲立ちをする子、まさに子は鎹(かすがい)を思わせる子役の演技。

冒頭、敢えてデシャップ台に置いたカバンは、仕事(夢)に対する不誠実な姿勢、それが中盤あたりに調理を任されるようになるとサロンの結び(締め)方で仕事への真摯な姿勢に変化を観せる、そんな細かい演出も好い。飲食業界に限らず、仕事に対する生き甲斐、遣り甲斐を感じた時に人は喜びを感じる。夢、仕事、そして家庭という身近な中にある、何の変哲もない暮らしの中にある幸せをしっかり描いた好公演であった。
次回公演も楽しみにしております。
チューボー ~SECOND HOUSE Ver~

チューボー ~SECOND HOUSE Ver~

SECOND HOUSE

シアターシャイン(東京都)

2019/06/12 (水) ~ 2019/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

人間味あふれるチューボーでの話でした。こんなチューボーがあったら、味はよさそうだし、素敵だなと思えました。

ネタバレBOX

最初のチューボーでの歌が素晴らしかったです。ミュージカルのようで、シリアスな最終幕があり、見応えがありました。役者のセリフの一つ一つが明確にくっきりとしていて、印象に残るんです。そこがいいですよね。少しずつ深刻な話へとなっていくのですが、最後の最後の締まり方がうまく、後味がよく感じました。
山猫 / 辺獄の葡萄

山猫 / 辺獄の葡萄

牡丹茶房

新宿眼科画廊(東京都)

2019/06/08 (土) ~ 2019/06/18 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/11 (火) 14:00

価格2,000円

【辺獄の葡萄】
「山猫」から時を経た同じ山中、女系集落があるとの情報を得て取材に訪れたライターが見たのは「もう一つの地獄」……。
「山猫」とは舞台となる土地が同じだけでなく、(自粛:ネタバレBOXへ)な関連もあるし、設定その他が対照的でもあり対をなすシカケなので両編とも観ると相乗効果で面白さ倍増(個人差はあります(爆))、みたいな。

ネタバレBOX

「山猫」から40~50年後(推定)、「あの野生児」サチが長(おさ)となって治める集落は女性が主導権を握り、男性は1人だけという「山猫」の世界を逆転させたような共同体。
がしかし、「裏の裏は表」のようにはいかず「地獄の裏返しはやはり地獄」。
それは例えば高校などの運動部で虐げられた下級生が上級生になった時に腹いせをするような、あるいは「猿の惑星」のような(男性=人間、女性=猿)アンバランスゾーン。
「報復の応酬ではろくな未来はおとずれない」という教訓か?(得意の深読み(爆))
そしてそれは両編を観なければ気付かないことであろうし、観る順が逆だとまた違った印象になるかも?

ところであの「塚」は山崩れの難を逃れたのかな?

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