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渡りきらぬ橋

渡りきらぬ橋

温泉ドラゴン

座・高円寺1(東京都)

2019/06/21 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

シライケイタ+いわいのふ健というと(私にとっては)あのバイオレンスの名作「殺し屋ジョー」である。説明を読むと本作はバイオレンスとは無縁の作品のようだが何か面白いものを見せてくれるのではないかと期待してやってきた。

にわか演劇ファンの私には女性脚本家長谷川時雨と言われても全く知らないし、その内縁の夫で流行作家の三上於菟吉もまったく縁がない。…と思っていたら於菟吉の代表作は「雪之丞変化」であるという。これは子供のころ母とTVの劇場中継で観たことがある(と思う)。つい最近、長谷川一夫主演の映画(1963年)も録画したばかりだ。ちょっとは接点があるということでテンションが少しだけ上がった。

ジョーも今回は日本髪に着物で登場する。あの格好良いジョーも「ごつい」女になってしまったがまあ合格だ。

男性が女性を演じるメリットは表現がマイルドになることだと感じた。色々と女性の権利について主張されると、正直、私の中でも「ピーチクパーチクうるさいなあ」という偏見が顔を出す。しかるに男性のフィルターを通すと「まあそれはそうだよね」と妙に物分かりが良くなったりするのが面白い。逆に悲しみもマイルドになるのはデメリットだ。時雨が於菟吉の浮気に悩まされても彼女に辛い様子が感じられなかった。もっとも12才年上で彼の才能を見出したことに誇りを持っていたであろう彼女には辛さを打ち消す満足感があったのかもしれない。それなら本作ではそこはデメリットではなく狙い通りということになる。

殺し屋ジョーに導かれて全く異なるところに来てしまったが、1時間55分飽きることもなく、初めて来た土地の景色をただあるがままに楽しむように、それなりに面白く観ることができた。

ベストアルバム(仮)

ベストアルバム(仮)

lovepunk

劇場MOMO(東京都)

2019/06/25 (火) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

THE“女”スペシャルと言って良いくらいに“女”達がオンパレードの作品。
これは決して女性キャストばかり大勢出演されていた!という意味だけでなく、男からして見ると、その精神構造やら守るべき諸々やらが、何かと「うぅぅむ、そうかぁ、そういうものかぁ」・・・女性の業・ココロの塊たちが押し寄せてくる作品だったから。
安易に「うん、わかるわかる」とは言えないけれども、思わず「うぅぅむ、そうかぁ、そういうものかぁ なんか説得力あるなぁ」とただただ唸るばかり。
ほんの一例を挙げると「出る杭は打たれてしまうのだから!ハミ出したくないっ」という気持ちと「できれば自分だけ特別に輝きたいっ」という気持ちが矛盾なく同居する心理バランス・・・他者の女性の波に揺れ動きながらも愛らしく滑稽に・・・その流れ着いた先が一見「成れの果て」の様な姿であったとしても、もしくは愚行であったとしても、何とも憎めない。(でも笑ってしまったりはする)

女性オンリーの公演は数あれど、これだけ普通の成人女性の葛藤やら希望やらが渾然一体となった作品は初めてかも。
(全然普通じゃない有名な性悪も出てきますが)
しかも格言級の台詞もサラッとした軽やかさで笑いありで。

おそらくベストアルバムという事で、通常より濃ゆい作品。
ただ普通ベストアルバムといえばシングルを羅列しただけであるけれども、本作は絶妙にそれぞれが繋がっていて、壮大な女のヒストリーとなっていました。
人生とはヒットがあろうがなかろうがベストアルバムのようなものか。

オフィス上の空プロデュース・トルツメの蜃気楼

オフィス上の空プロデュース・トルツメの蜃気楼

オフィス上の空

ザ・ポケット(東京都)

2019/06/19 (水) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/20 (木) 19:00

座席H列2番

2016年秋の初演は校閲プロダクションのオフィスに会社見学に来ているような「0メートル演劇」ぶりだったが、そこから「劇場版」に変貌。
上演時間も15分ほど長くなり、おそらくユリとアヤの関係が主な加筆部分であろう、初演時は校閲プロダクション部分の印象が強かったが今回はアイドルパートの印象も濃厚に。
そのアイドルパート、終盤で音楽プロデューサーが説く現実の厳しさにいたく共感、と言うか、アイドル志望のコの主張が(設定年齢にしては)夢のまま過ぎてイタい。しかし実際にアイドルを夢見る側にいそうなのがリアル。
そして校閲プロダクションパートもそれぞれ異なる個性の人物がいかにもいそうで引き込まれる。
初演の現場に居合わせているような感覚の刷り込みによるものもあろうが松澤くれは作品で人物や事象への共感度は本作が1、2を争うかも?
なお「春名風花asアヤ」バージョンを夢想したのはσ(^-^) だけではあるまい。

渡りきらぬ橋

渡りきらぬ橋

温泉ドラゴン

座・高円寺1(東京都)

2019/06/21 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

小劇場劇団としては大胆な試みを一度に三つやっている。
昇り目のシライケイタがひきいる温泉ドラゴン、主要俳優も全員参加して力の入った本公演である。物語は日本初野女流劇作家と言われる長谷川時雨が活躍した女性運動勃興期。ドラマでも、よく取り上げられる大正リベラリズム最高潮の時代の文芸界人間模様だ。
大胆な試み・第一。女性を主人公にしていながらすべてメールキャスト。体格のいいカゴシマジロー(林芙美子)、いわいのふ健(岡田文子)、筑波竜一(長谷川時雨)、みな女性役で和服で登場する。第二。四か所、テレビのスタジオインタビューのような形式で、登場人物が、亡くなった人を呼び出してインタビューする。例えば、時雨が一葉に聞く。第三。現実の史実を踏まえている。
特に斬新とも言えない演劇的な工夫であるが、それなりに難しい演劇的趣向を三つそろえて、本公演をやるのは劇団が上向きの時でなければできない。
その結果はどうだっか。
残念ながら、成功したとは言い難い。女性を男性がやるのは日本演劇では珍しくない。ことにこの世界は新派という老舗がある。その水準まで、とは言わないが、せめて、和服の着方、その時の歩き方、当時の言葉、くらいは今少し演じてくれないと、テーマとなっている女性の閉ざされた世界そのものが表現できないことになってしまう。メールキャストにこだわった意味がわからない。新劇団にもいい女優はいる。借りてきてもいいではないか。インタビューシーンを挟むというのは面白い発想だが、解説以上に出ていない。もっと積極的に絡める方法も、折角、大きな橋を道具で出しているのだから、演劇的な処理で、できると思う。解説を入れているにもかかわらず、約百年前の話だから、説明不足が生じる。もっとも解り難かったのは、当時のメディアである雑誌や新聞の上に成立していた文壇の社会的な意味合いだろう。「女人芸術」そのものを今少しわからせてくれないと時雨も理解できない。
さらに、芝居で言えば、人物が多すぎてそれぞれ紹介に忙しく、肝心の女人芸術の編集を巡るドラマや、三上於兎吉と時雨の不思議な夫婦関係が説明的・表面的になってしまったことや、舞台のつくりが部屋を上手に置いているので、さぞ、下手側の観客席は見難かったろう、とか。音楽のつくりが安直だ、とか。
いろいろ、不満はあるのだけど、若い劇団がこういう機会に演劇的実験を試みて、その成否を肌で学ぶのは必ず将来役に立つ。
この演出家は、他の劇団に招かれて「殺し屋ジョー」という舞台を、はるかに悪い条件で成功させている。次回は余り捻らずに、力量を発揮されることを祈っている。

ネタバレBOX

基本的には脚本であろう。内容に新しさがない。シライもそれに気づいて、この奇手を連発する擧に出たのかもしれない。去年の群馬の田舎町を舞台にした新聞記者もの(Dark City)も、素材の選択がよくない。本も常識的でつまらなかった。殺し屋ジョーのような本に出会えれば力を発揮するのだから、本に関するブレーンが必要かもしれない。
トリコロールスター

トリコロールスター

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/06/15 (土) ~ 2019/06/26 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/25 (火) 16:00

 『ベニクラゲマンの憂鬱』を観た。面白かった。これも2014年の作品の再演で、初演も観ているが、たしか、このときには既に現在の四角いリング型式に移っていたと思う。ベニクラゲの細胞を埋め込まれた男(ベニクラゲマン)を軸とした物語だが、トクナガらしい台詞の美しさと、ダンス&アクションが光る。エンディングは、少し切ないあたりもなかなかいい。

トリコロールスター

トリコロールスター

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/06/15 (土) ~ 2019/06/26 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/25 (火) 13:00

 『金と銀の鬼』を観た。良かった(^_^)v。初演は、2004年のザ・ポケットだったと思うが、観て、野田チェイサー的だったトクナガらしさがよく出た、言葉遊びと動きが印象的な作品だったと思った記憶がある。プロセニアム型式の劇場で数回上演し、現在の四角いリング型式に移ってからも何回か、少しずつ変えて上演されているが、やはりよくできた戯曲だと思うし、それがメンバーが変わってもキチンと作れる力量は流石だと感じた。

雪女

雪女

URARA

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/06/24 (月) ~ 2019/06/24 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/06/24 (月) 20:00

 URARAこと、大沢由加子による一人芝居。1ステージのみの公演だが、興味深い舞台だった。ストーリーはよくある雪女の物語だが、岸田理生が歌語りの形で書いたが上演されなかったと言う作品なのだそうで、歌が入るのが特徴。URARAは路上一人芝居を中心に活動しているらしく、一人という点では慣れているように思う。開演前に、世田谷シルクの堀川炎に会ったのだが、堀川のソロユニットだった頃の世田谷シルクに似ている印象を持った。

舞台「アンフェアな月」第2弾 ~刑事 雪平夏見シリーズ~ 殺してもいい命

舞台「アンフェアな月」第2弾 ~刑事 雪平夏見シリーズ~ 殺してもいい命

刑事・雪平夏見シリーズ製作委員会

サンシャイン劇場(東京都)

2019/06/21 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

原作小説は読んでないし、テレビドラマ版も映画版も未見の作品だが、これは実に面白いハードボイルドサスペンス。今更ながらもっと早く観ていればなーと。

雪女

雪女

URARA

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/06/24 (月) ~ 2019/06/24 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/24 (月) 20:00

座席1階2列

昨年のリオ・フェスでも、URARAさんの「雪女」を拝見したけれど、村上裕さんとの音楽劇の様相が、今回は本当の意味での一人芝居。こんな話だったっけ、というくらいに、舞台の感じが変わっている。

話としては、小泉八雲の『怪談』「雪女」がメインだがそれに限らず、「雪女房」「雪女郎」幾つかの伝承を織り交ぜた構成。これらの話を、宿に泊まった学生に、宿の女将が夜通し話してあげるという設定。
翌朝、学生に女将は、昨晩の話は作り話ではない旨を釘をさす。学生は雪女に去られた巳之吉や、その子供たち(『怪談』では10人だったのが、3人になっている。確か小林正樹氏の映画でも、子供は2,3人だったと思う)がその後どうなったのかを尋ねるが、女将ははるか昔の話で判らない、という話。

1人芝居は、1時間くらいがちょうどよい。起承転結がほどよい。

ネタバレBOX

しかし、巳之吉は再度口封じをされているのだし、子供たちは母親が雪女であることを知らない。
だとすれば、その雪女の話はどうして漏れ聞こえてきたのだろうか。女将が実際あった話とする確信はどこからきているのだろうか。女将が実は、、、、

画像を使った演出がユーモラス。けして舞台を大きく使うのではないが、むしろURARAさんの所作に漂う可笑しみと悲しみが、ちょうどよいスペースで醸し出されていた。
六月大歌舞伎

六月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2019/06/01 (土) ~ 2019/06/25 (火)公演終了

満足度★★★★★

歌舞伎気になるけど敷居が高くて…
わかるか心配…
な、方に特にオススメです!!

とにかく笑わせてくれてサービスがすごいです。
歌舞伎ならではの約束事も、しっかり笑いにされていて、安心して楽しめます。
幸四郎さんの座長っぷりも素晴らしいです!!

はなればなれたち

はなればなれたち

ロロ

吉祥寺シアター(東京都)

2019/06/22 (土) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

ロロ『はなればなれたち』@吉祥寺シアター

劇団というのは、太陽系みたいなもので、何らかの引力で、役者やスタッフがつかず離れず(時には離れて、時には彗星のように太陽系を横切る)くるくる回っている。

はなればなれのようで、結びついている。

そんな劇団をや、演劇・役者・演技のお話。

「ネタバレbox」へ。

ネタバレBOX

前半は、普通の面白い演劇作品のようで、ラベルが「ロロ」じゃなくても、「そうかも」と思える感じだったが、後半は、ロロだった(『わが星』が出てくるわけではないが『わが星』と見事にリンクしていくというか、それを力点にしていくような感覚)。

「はじまり」があり「終わり」があって、「終わりではない」話。物語によって救われる話でもある。「物語」が生まれ(人々の中で)広まり、時代の肉付けをされ、未来へ生き残っていく。

物語が演劇となっていくときには、文字通り(役者や演出家やスタッフたちの)肉体を持つ。肉体を通って行った「物語」は、拡散され、その多くは時間とともに消滅していくが、わずかな細い枝のようになって残っていく。

その残った「物語」には、通り過ぎた「肉体」の記憶、と言うか香りが付いているのではないだろうか。そんなことを思った。肉体はなくなってしまっても。

前半、「淋しい」を演じた森本華さんが魅力的なのだが、後半は、「すい中」を演じた望月綾乃さんがどんどん魅力的に見えていく。魅力的なのは「役」なのか「役者」なのかわからなくなっていく。

そして2人が重なっていくのだ。

曽我部恵一さんの歌、めちゃめちゃ良かった。

こう言ったらアレかもしれないけど、演劇の(誰にも気づかれない)地面って、舞台の上にあるのではなく、こっち側(観客席)にあるのかもしれないな、とも思ったりして。
「蛇姫様~我が心の奈蛇~」 

「蛇姫様~我が心の奈蛇~」 

新宿梁山泊

新宿花園神社 特設テント(東京都)

2019/06/15 (土) ~ 2019/06/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

夏の梁山泊 on 花園神社境内を今年も観劇。桟敷での観劇は苦行だったが甲斐有り。

雨を堪えた日の夕刻、外気は幾ぶん涼しいがテントの中はじんわり暑い。前方席につき、透明ビニルシートの具合を確認。頻回の水攻撃は防いだが、終盤血のついたナイフからの飛沫を被弾。
そのくだりを思い出すと、主役(男)が他人の台詞の合間を盗んで、左手からナイフを持つ右手へ何かが移るのを見て、オ、血ノリだな、と思い手元を凝視する。と、ヒロインが帰化書類の捺印に必要な印肉を提供するため、左手にナイフをあてがい、血糊を手元で絞ればナイフの刃に沿って皮膚上を流れるという按配であった。
そんな風にドラマ外のあれこれに注意を向けながら同時進行でドラマを味わうという脳内操作がほぼ全般に亘る。自分は何を見ているのか・・・問う前に躍動する自分を感じる。

難儀な物語説明は省き、幾つかのキーワードを。
・箱師(この界隈では掏りの事)
・主役(男)は山手線でスリを重ねた過去があり、名を山手線と言う。
・床屋
・エンバーマー、エンバーミング(遺体衛生保全)。ヒロインが日本で生きるために取った資格。最後に「帰化」を要求される。
・右の二の腕の痣=蛇のうろこ(ヒロインの幼少時の秘密。“山手線”に自分が蛇姫である由来を語り、「姫」と呼ばせる)
・小倉、キャンプ城野(ここで起った黒人米兵脱走事件もモチーフの一つ?)
・小倉砂津港を出た船(母が乗った船。遺体を故郷朝鮮へ運ぶ目的だったが、母は何人もの死体に犯されたという。ヒロインはその娘。)
・母の手帳(山手線から掏られたそれを取り戻し、母と自分の過去を探る旅をしている)
・スプーン(手帳に挟まってあったもの。癲癇持ちのヒロインが発作時に加える)
・バテレンさん(幼いヒロインを知る神父、やがて信仰を捨てる)

「姫」を演じる水嶋カンナが亡き母の過去、即ち己の出自を探りながらもその危うさに恐れおののく可憐な姿は、年齢がそう見せるのか知らないが役者の奥行きを感じさせ、殆ど幻影に等しい物語世界を観客の前に肉感的に立ち上がらせた。
ラストの屋台崩しは、お馴染みの男女コンビの片割れ、申大樹が降り注ぐ水の中へ立ち向かっていく姿、その先には長い胴をくねらせ天上へ昇る大鶴義丹演じる狂える蛇の化身。蛇の夢は縁起が良いとか。
危うい滑舌もキャラとなりつつある年々テント舞台にこなれて行くかの大鶴氏、ギター芝居も達者な(名前失念)、あられもなく肌を見せるも得体の知れない役柄に収める傳田圭奈(新人として紹介されたのは十年前だったか)、その犯罪姉妹の姉の方を演じた佐藤梟(捨てるものなどないかの如き)、梁山泊と歩いて幾年月、三浦伸子、といった面々に思わず声援であった。

♨︎悪党温泉♨︎

♨︎悪党温泉♨︎

劇団 EASTONES

駅前劇場(東京都)

2019/06/22 (土) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

カンカラ出演ということで観劇。
総じていうと非常に面白い!
亀ちゃんとモイチ、旦那は安定の面白さ、
主役は滑舌が悪いのだが、それを上手く活かしたキャラ設定で素晴らしい。
ヒロインは、ルックスだけではなく芝居が非常に安定しており、表現が細かくキャラもしっかり完成していた為、個人的に高評価。
悪役代官もキャラ作りが素晴らしくピッタリはまり役だと感じた。
主役の相方(兄弟ぶん)役は所作が非常に美しく殺陣も美しく声も美しいと思った。
とにかく面白いのだが、若手やサブキャストは正直芝居が下手…もったいない。

「蛇姫様~我が心の奈蛇~」 

「蛇姫様~我が心の奈蛇~」 

新宿梁山泊

新宿花園神社 特設テント(東京都)

2019/06/15 (土) ~ 2019/06/24 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/18 (火) 19:00

価格3,500円

初めて新宿梁山泊の公演を観ました。

出演者の皆さんの演技力や表現力がとんでもない位に高く、ビックリしました。
2時間50分はアッという言う間でした。

ただ、ストーリー的には(個人的に)分かり辛かったです。

男女逆転〈マクベス〉

男女逆転〈マクベス〉

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2019/06/20 (木) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/21 (金) 19:00

逆転するのは性別ではなく、その役割。
つまり女が戦い、男は家を守る。
冒頭から武器を手にした女性たちが登場、斬新な感じはするが
若干の物足りなさは、いかんともしがたい線の細さから来るのかも。
魔の者の動きなど演出が面白く、目が離せないシーンが多い。

ネタバレBOX

言わずと知れたシェイクスピアのマクベス。
スコットランドの将軍マクベス(関谷美香子)とバンクォー(小山萌子)は、
ノルウェー軍を討伐してダンカン王(有希九美)の陣営へ戻る途中、
魔の者たちから予言を受ける。
「マクベスはコードーの領主、ついで、スコットランド王となる」
「バンクォーの子孫が王になる」
その直後王よりの使者が、マクベスがコードーの領主に格上げされたことを
伝え、予言が現実味を帯びる。マクベスは王位への野望を抱き始める。
予言に導かれるようにマクベスはダンカン王を殺害して王位に就くが、
バンクォーの子孫が王になるという予言が恐ろしく不安に駆られる。
やがてバンクォーをも殺害したマクベスは、彼女の幻影に苦しめられ、
気弱なマクベスをさんざん唆して来た夫(奥村洋治)もまた狂気の果てに死ぬ。
ダンカン王の2人の子どもはそれぞれイングランドとアイルランドへ
逃亡していたが、イングランドの援軍を得て、
マルカム(北澤小枝子)が復讐に立ちあがる。
そして魔の者の予言に踊らされたマクベスはついに討ち取られる・・・。

ストーリーが面白く、テンポも良いのでやはり引き込まれる。
戦う女たちは凛々しく威厳もあるが、どうしても線の細さが頼りなく
舞台全体が華奢になった印象を受けるのは私だけだろうか。
戦い慣れ、殺陣慣れしていないせいかもしれないが。

マクベスの夫の、強気だが次第に壊れていく様や
魔の者たちの邪悪な表情が良いスパイスで全体を引き締める。
魔の者たちの動きがとても効果的な演出で目が離せなかった。

アフタートークの「公開ダメ出し」で古城氏の言うことが良く理解できた。
キャストと演出家の信頼関係が出来ているからこそできるのだろうが
チームの雰囲気の良さも伝わって来て面白かった。

それにしてもやはりシェイクスピアの台詞は素晴らしい。
色々な人がいろいろな演出で口にしてみたくなる台詞なのだろう。




「遮光器土偶デス・エクソダス VS夜明けの令和」

「遮光器土偶デス・エクソダス VS夜明けの令和」

駄目なたすいち

Geki地下Liberty(東京都)

2019/06/19 (水) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/06/20 (月) 14:00

価格3,500円

事情により第1回公演(2014年)は見逃してしまったので2016年の「ギロチン伯爵……」に続いて2度目の駄目たす。
ダイナミックでブッ跳んだ感覚がいかにもで、たすいちが普段カッコつけて、もとい気取って、もとい気を使って(爆)はめている タガ を外している感じ。
あるいは世間体を気にしてかけているリミッターを解除したような?(更爆)
そして脚本の執筆経緯はワカらないが、改元から「夜明けの令和」を思いつき、ペアにするのに「遮光器土偶……」の「あの設定」を思い付いたのならスゴい発想力だな。いや、ゼロの時点からならもっとスゴいか?(笑)
で、縄文だの弥生だのという時代の名称は後から付けられたもの、と知っているだけに敢えてそれをブチ壊して当時の人々も意識していた、とする強引さのもニヤリ。

なお、観ていてツイッターで見たアレはこのことか、と合点がゆくことしばしば。

舞台「アンフェアな月」第2弾 ~刑事 雪平夏見シリーズ~ 殺してもいい命

舞台「アンフェアな月」第2弾 ~刑事 雪平夏見シリーズ~ 殺してもいい命

刑事・雪平夏見シリーズ製作委員会

サンシャイン劇場(東京都)

2019/06/21 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★

劇団『秦組』を率いる秦建日子氏の小説が原作。重厚なミステリー映画のように物語が面白い。クール・ビューティーな篠田麻里子さんは雪平夏見刑事役にはまっていた。セットと照明の演出が巧みで、まさに映画を観ている気分、非常に判り易い。
敏腕女刑事の別れた旦那が殺された。第一発見者は自分自身。『フクロウ』と名乗る殺人請負業者による連続殺人が幕を開く。
死んだ旦那がナレーション的役割を果たすのが面白かった。

ネタバレBOX

多数の役者、台詞のトチりや噛みが多発。早口で長台詞の応酬が続く為か。これだけ連発する舞台も初めてで逆に新鮮。第一幕がハードボイルド調でスタイリッシュだっただけに、二幕の解決篇が乱調気味。駆け足で話の収束を雑につけた感じで勿体無い。ずっと犯人を追っていた退職した老刑事の存在をもっと膨らませて作品の基調にしないと。いろんな要素が見事に絡み合うことを期待していただけに肩透かし。原作のダイジェストになってしまっている。愛猫家やストーカー、探偵(小島よしお氏好演)の伏線が作品世界の書き割りで終わってしまった。狂言回し的な役回りを背負った安藤刑事の視点もさほど機能していなかった。
止むに止まれず!

止むに止まれず!

ソラリネ。

上野ストアハウス(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/10 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/06/05 (水) 19:30

価格4,300円

王道コメディで、時折くすっと笑える舞台でした!周りのお客さんも笑っていて、久々にコメディ観た!って思える作品でした。

ただ、ドタバタコメディで勢いでやっている感も所々。今絶対言える瞬間あったよなぁ、と思うことがちょくちょくありました。

個人的には末っ子の瞳ちゃんとお母さんが好きでした。素直になれなかったりするけど、なんだかんだ想い合っている家族愛にほっこり。
中田くんは損な役回りだが、そのかわいそうな所がまた良いですね。

トリコロールスター

トリコロールスター

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/06/15 (土) ~ 2019/06/26 (水)公演終了

満足度★★★

青いザクロを観劇 やっぱりライダーかなー全般的に。嫌いじゃ無い。

ネタバレBOX

細かいネタが40代以上男性向けの様な気がしてならないが演者も観客もその辺の層は薄く「どうしてそのネタを?」という疑問が、かといってこの人がいれば安心という役者さんもおず、そこにネタを入れた意味が活かせていない感じ。又、全般的に作品の理解も見る側の知識だのみ感も強く作品自体の想定ターゲットと観ている客が一致していない感の強い中、はたして観客は作品を見にきているのかという疑問も湧く。
売りの一つの殺陣であきらかに出来が良くない方がかなり目立ってしまっており、あれなら殺陣のシーンであっても踊っといてもらった方が全然よかった気がする(ダンスが簡単というのではなく)せめてもっと下手で問題ないプランはなかったのか。又、金と銀の鬼を見た時には冴え渡っていたSEが乱れまくっており(あくまで金と銀の鬼の時と比べて)期待していただけにちょっと残念。
Paranoia Papers 〜偏執狂短編集ⅣΣ〜

Paranoia Papers 〜偏執狂短編集ⅣΣ〜

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2019/06/18 (火) ~ 2019/07/01 (月)公演終了

価格4,500円

”橡の章”観劇。前作「刑事物語」を観たので作風は知っていたが、相変わらずのエロ・グロ世界。それをやけに美しい表現で見せつけられるので恐れ入る。
良い役者さんが揃っているので長尺でも退屈せず最後まで楽しむことができた。春名風花さんは見た目もそうだが、とにかく声が綺麗。新早由季さん今回も期待通りのふりきれた演技で良かった。そして男優陣の力強い演技が舞台を根元から支えている

ネタバレBOX

ベトナム戦争に行けば狂うよな…

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