
パフェ★サンデー★アラモード
となりの芝
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/07/20 (土) ~ 2019/07/22 (月)公演終了
満足度★★★★★
あっ、だからこのタイトルなのか!と妙に納得。とても楽しい可愛らしい舞台でした。三人の全く違うキャラに翻弄される(?)お話し、でも気がついていたらベテランマスターと常連豊島さんの深みのある演技に引き寄せられていましたね。流石としか言いようがなく、後半はテンポ良くしっかりと締まってましたね。

芙蓉咲く路地のサーガ
椿組
新宿花園神社境内特設ステージ(東京都)
2019/07/10 (水) ~ 2019/07/22 (月)公演終了
満足度★★★★
「毒おんな」(@スズナリ)以来の椿組観劇(@花園神社は2年振り)。汗まみれを覚悟して出掛けたが、夜になると気温は落ち、そのせいか劇場に近い集中度で芝居に入る事ができた。土着性を扱う中上文学の世界が、椿組「夏の野外劇」の祝祭性をも飲み込み、厚みのある芝居になっていた。
今回で4回目の野外劇体験だが、劇的高揚感は最も大きかった。サイドの自由席でも比較的前列の内寄りに陣取る事ができ、距離感は最適で台詞はよく聞こえ役者の表情も見えた。主役級の常連俳優の他、久々に見た佐藤銀次やこの所ご無沙汰の張ち切れの二女優、初見の役者も力を寄せ合い弾け合う一夏のお祭り公演である。
舞台の高揚は、劇作のうまさというより取り扱う対象、中上が描く土着的神秘性に由来したのだろう。中上健次の小説はどれも未読だが、映画では幾つか観た(『青春の殺人者』『火まつり』『千年の愉楽』等)。ザッツ中上と言えば二番目になるか。三番目のは近作で(高良健吾主演)、血にまつわるスキャンダラスな筋書は追えていたが空気感まではフィルムに捉えていない。殆ど説明のない(台詞も少ない)『火まつり』が忘れ難い。その他評論等で言及された中上論から作られた私的中上像を、見出そうと構えて芝居を観たが、正体不明の土着に踏み入れた作家と「向かい合う」のでなく、同じテーマに迫ろうとする作り手のベクトルを見出した事で、良しとした所がある。
舞台は紀州の新宮という地名が出てくるので南西部(中上所縁の熊野に近い)である。
母の手で育った路地の青年・秋幸(主人公)の実父は、かつて織田信長に協力し、後に対立して討死する浜村一族の末裔を自認する。秋幸にとって「悪」そのものである父の人物像は後半変化し、浜村一族の末裔としての自覚(?)へ向かうか否かという物語の線がある。一方、彼らが育ち様々な出来事が生起する「路地」は彼らの生活世界そのものであり歴史を形成しており、ところがこの路地を消失させる張本人が父であり、土地を取得して財を成す父は「皆は恨みを自分に向けるが、皆路地を出たいと思っている」と秋幸に言う。路地を愛した秋幸の葛藤は極まる。ところが旅から戻った秋幸が目撃したのは父の自死の瞬間であった・・筋を見て行くと相当な端折りがあり、小説ではどう書かれたのだろうと想像する時間がある(劇中ではナレーションで小説の文が読まれる)。あらゆる有機物質を分解する土壌のように猥雑さを許容する「路地」が、彼の屈折の源でありながらも包み込む母胎である、これを主題とすれば、父の浜村一族信仰は寄る辺に過ぎず、行動規範は近代の拡張主義のそれで、いずれ破綻を見るものである・・といった文明批評を読み取るのが作品の正しい読みだろうか。しかし舞台で見ると、織田信長に反旗を翻して戦わざるを得なかったという浜村一族の歴史紹介に始まり、その霊魂が超然と語ったりする。一方、秋幸の他にも二人の女を孕ませていたという父こそ路地の権化に思われ、浜村信仰に寄って行くべきは秋幸で、やがて父と対峙する、という図をなぞろうと劇を見ていた所もある。
が、そうした筋立ての問題はともかく、中上文学が発掘した太古に繋がる人間像に現代人である私は見入ってしまう。そこには理性がとらえがたい活力があり、逆に現代とは何なのかを捉え直す入口を示すようにも思われる。

しだれ咲き サマーストーム
あやめ十八番
吉祥寺シアター(東京都)
2019/07/19 (金) ~ 2019/07/24 (水)公演終了
満足度★★★★★
劇中劇ならぬ落語劇といった構成である。舞台は現代と江戸時代(吉原)が混然一体となっており、時代を行き来するといった時空間の往還ではない。噺家によって場面が自由自在に操られ、それが落語の世界なのか、噺の劇化なのか...実に不思議な世界観を築き上げており見事だ。同じ舞台に花魁姿の女性がいれば、現代ファッション?のyoutuberの女性も登場するが、不思議なことに違和感はない。
この世界観を支えているのが舞台美術だ。前に観た「ダズリング=デビュタント」の舞台美術も素晴らしかったことから、舞台造形には拘りがあるようだが…。
物語は、説明にある“嫐打ち”の漢字のような女・男・女の愛憎、また至芸への執念や嫉妬といった人間の業(ごう)などを、情感豊かに描き分ける巧みさ。上演時間は2時間35分(途中休憩10分)と長いが、飽きることなく集中して観られる秀作。
後日追記

『イリクラ』-2019-
カガミ想馬プロデュース
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2019/07/18 (木) ~ 2019/07/22 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/07/21 (日) 14:00
座席1階G列3番
価格5,500円
毎年観劇していますが今回の上演時間 なんと2:40 しかも途中休憩無し。
でも全くその長さを感じさせないストーリーと演出。
もっと観ていられるぞ 位の勢いです。
何度も再演されているにも関わらず色褪せないストーリー。
本当に素晴らしい作品でした。

カンザキ
ももちの世界
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2019/07/18 (木) ~ 2019/07/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
ももちの世界「カンザキ」
初めて見る劇団だったけど面白かったなぁ〜^_^
淡々と人間を描くなぁ…役者さんの演技に何気ない会話がリアルな空間を作り上げていく
それでも物語からそれぞれの人間性が浮きぼりにされていく
時には心が痛くなったり
時には切なくなったり
色々な感情が入り乱れて、
グイグイと引き込まれて最後まで魅入ってしまった。
中でも神藤恭平(DanieLonely)さんとのたにかな子さんの演技がかなり印象的!
生きるとこの辛さ、幸せが垣間見える上質な作品
こんなお芝居観ると演劇って改めていいなぁと思える。

グッドピープル
株式会社NLT
博品館劇場(東京都)
2019/07/18 (木) ~ 2019/07/25 (木)公演終了
満足度★★★★
たのしい芝居見物だった。場所は銀座。三百人ほどのほぼ満席の客席は下北沢とはがらりと変わって、家族連れもいる老若男女、下町の町内会の観劇会の雰囲気である。
芝居は2011年のブロードウエイのアメリカ現代演劇。大衆劇的とはいっても、中身は現代アメリカ・ボストンの下層労働者階級の性差、上昇志向、人種差別、職業差別、地域差別、などを織り込んだかなり辛い内容なのだが、万国共通の彼らの、都合のいい話には乗りやすく、酒や賭博(ビンゴ)におぼれ、常に失業不安のある労働者たちの生活を喜劇的に描いて普遍性がある。(落語の庶民の世界である)
劇団のカラーにも合っていて、主演の戸田恵子、村上弘明、サヘル・ローズは客演ながら、脇を劇団の木村有里、阿知波悟美が支え、鵜山仁の演出も心得た出来で、幕間15分を挟んで2時間半、楽しんで見られる。中でも、戸田恵子は、こういう環境に育った女性の切なさ、可笑しさ、純な心情をテンポよく演じきっていて、この女優ならいつもの出来とは言うものの、得難い名演である。べとつかず、切れ味がよく、さっと変わるところがうまい。
対する、村上弘明。大劇場の商業演劇は経験があるだろうが、こういう中劇場でも、なかなかいい。成り上がった医者の役を、余り芝居で見せようとしないで、ガラで押さえているところも成功した。サヘル・ローズと高田翔の台詞が聞き取りにくいのはキャリアの差が出た。
しかし、こういう舞台で、客席が、素直に芝居を楽しんで、劇場全体が芝居の華で包まれ一つになって盛り上がる(幕内で芝居の神様が下りてきたと言うそうだが)のは、は非常に珍しい。商業演劇だけでなく、今の小劇場にも、公立劇場にもない、現代の芝居小屋のあり方を開いた老舗NLTの久々の大ヒットだろう。

口火きる、パトス
コロブチカ
live space anima【2020年4月をもって閉店】(東京都)
2019/07/13 (土) ~ 2019/07/18 (木)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/07/16 (火) 19:30
価格2,500円
周囲がひくほど理論武装したがる高校の弁論部長の初恋(?)・デート騒動記。
ラブコメあるある的な内容はどこか懐かしさが漂い(爆)ところどころ共感するし(更爆)、何よりコロさんの熱演で45分がアッという間。
終演後のゲキバカ・菊池さんを迎えての栃木・茨城談義も楽しかった。

しだれ咲き サマーストーム
あやめ十八番
吉祥寺シアター(東京都)
2019/07/19 (金) ~ 2019/07/24 (水)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/07/21 (日) 19:00
座席1階3列
価格4,000円
まず開場に入るとセットから期待は高まり、劇中は生演奏が風景や心の声を加えていく。スッとひとつひとつのシーンに引き込まれ、気付いたらクラウドファンディングが私の胸をひと突き。人の欲は不変。それを自分にも重ね、思い出すたびに笑いが止まらない。私の今年最高作。

ぱくぱくばく
ひみつまたたき
東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)
2019/07/19 (金) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/07/21 (日) 13:00
価格2,000円
不思議な作品でした。ユメノは夢の中だけの存在だったのでしょうか。とても存在感があり、どこか別の世界に済んでいて夢の中という無意識の世界に現れただけ。友人も含めて互いの夢の中で交差する。もしそうならユメノ目線の作品も見てみたいです。
最後になりましたがさんなぎさん素敵です。

『イリクラ』-2019-
カガミ想馬プロデュース
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2019/07/18 (木) ~ 2019/07/22 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/07/22 (月)
期待以上。前々回の2017年に一度見たと記憶しているがよりテンポ良くなった感じ、熱い芝居はそのまま。アンサンブルさんがしっかりしていて(メインキャストより上手いんじゃないかって瞬間多数)シーンの豪華さというか厚みというか増していてその点も良かった。次回も期待したい。

アリスインデッドリースクール・パラドックス
アリスインプロジェクト
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/08/11 (木) ~ 2016/08/21 (日)公演終了
満足度★★★★
橋本瑠果さん出演。
持田千妃来さん出演。
個人的には2種類目のデッドリースクール。時代背景は前のままで、携帯電話は二つ折り。持田千妃来さん演じる生徒会長が「メエルをコウカンというのはどうすれば・・」と言うところが面白かったです。
橋本瑠果さんは主演を見事に演じてました。漫才シーンは爆笑というわけではありませんが、ボケ役で相方といいリズムで、うまくやっていました。ものすごいセリフ量、大変だったと思います。

オイディプス・プレイ
劇団ハコブネ
多摩美術大学 上野毛キャンパス 演劇スタジオ(東京都)
2019/07/19 (金) ~ 2019/07/24 (水)公演終了
鑑賞日2019/07/20 (土)
価格1,500円
13:00の回(曇)
12:30受付、開場(スリッパに履き替え)。
入ってみると長テーブルで何やら受付。ここはイメージクラブ「ハコブネ」で
欲望シートに答えてほしいと(希望の欲望40くらいあるなかからチェック)。
パート1→パート2(4つの選択肢)→10分休憩→パート3という構成
13:00~15:22終演。
ソポクレス「オイディプス王」から
パート1の後、4つの選択肢が提示される。
3つのストーリーのうち1つを選択、何も選択しない(観ない)
パート3では選択したグループごとに座席エリア指定。
自ら「選択」をした結果と責任。
パート2で選んだものは別室へ移動し、円形の客席での独り芝居
パート3では舞台美術が変わっていて一気に疾走する。
神託、預言、言い伝え、家訓、伝承
進化論、遺伝、
家族、社会、国家
その中での「選択」は本当に自由なのだろうか、
そんな感じがした。
終演直前、封筒を渡される。
ひとりになった時に開けるように。
さて、読んでみて悩むべきなのか 悩むべきではないのか。
鴻森久仁男さん。「島田のかなまら祭りDX」2018/12
石川貴大さん。「大工」2017/12
鶴田理紗さん。生活図鑑、白昼夢、チーム野営他
湯川拓哉さん。「赤鬼」2016/7「オープンブルー」2017/6「大工」

ハナイトナデシコVol.9
ハナイトナデシコ
ギャラリーサイズ(東京都)
2019/07/19 (金) ~ 2019/07/21 (日)公演終了

アシュラ
平熱43度
ワーサルシアター(東京都)
2019/07/03 (水) ~ 2019/07/15 (月)公演終了
満足度★★★★
スタイリッシュでスピーディーな舞台堪能しました。「一人二役!」や「転換スピード0秒!」についていけるかなーとちょっと不安でしたが、意外にわかりやすいものでした。

しだれ咲き サマーストーム
あやめ十八番
吉祥寺シアター(東京都)
2019/07/19 (金) ~ 2019/07/24 (水)公演終了

『その森の奥』『カガクするココロ』『北限の猿』
青年団国際演劇交流プロジェクト
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/07/05 (金) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

命、ギガ長ス
東京成人演劇部
ザ・スズナリ(東京都)
2019/07/04 (木) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
満足度★★★★
話題性のある公演だろうに「スズナリだし..」と理由なく油断していて気づけば完売。千穐楽を当日券に並んで観た。選挙結果に依っちゃ芝居にうつつを抜かす日々もそう永くはないぞ、と気もそぞろながら、敢えてそんな不安を拭ってくれそうもない公演を選ぶ天の邪鬼。
1時間前のスズナリには二十人余りの列だったが入れた(当日券21枚、残りはキャンセル待ち数名)。足は痛かったがベンチ席で役者2名を舐めるように見た。体調悪く序盤に何度か気を失ったが、奇妙でフシギなスズキワールドを噛み締めた。

ストップキス
劇団未来
未来ワークスタジオ(大阪府)
2019/06/28 (金) ~ 2019/07/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
Aキャスト観劇
新参と古参Newyorker、2人は互いに引かれあい…初恋の様な純愛でした。
そして、その後に起こる悲劇。
古い価値観とLGBTの想いが素直に表現されてて、淡く純な物を見させて頂きました。
早着替え半端なしの前田さんはやはりお上手ですね。
池田さんも役にはまっててとても良かった。

STING OPERATION
THE ROB CARLTON
神戸アートビレッジセンター(兵庫県)
2019/06/28 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★
初日観劇
ホテルを舞台に繰り広げられる汚職政治家への囮捜査で、ハプニング続出。
私が小劇場を観始めた5年前、京都で上演され、伺えなかった演目!
観たかったんです。
まさか神戸で拝見できるとは…幸せです!
上品でいながら、すっとぼけた会話劇。
終始笑いっぱでした。

結婚は人生の墓場と言いますが
劇団ながらびっと
HEP HALL(大阪府)
2019/06/22 (土) ~ 2019/06/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
千秋楽観劇
結婚式ドタバタコメディ!
お父さんの気持ちは痛い程…
自然と涙がボロボロとこぼれました。
森永さん曰く「ポンコツ」役者さん達が輝いてました。
旗揚げメンバーの涙、大変でしたね。
旗揚げから拝見、これからも楽しみにしています。
追伸、森永さん曰く(その2)「ポンコツではありますが、愛おしいメンバー達」だそうです。
やっぱり深い絆がありますね。