
真田十勇伝ー令和元年ー
劇団SHOW特急
あうるすぽっと(東京都)
2019/09/04 (水) ~ 2019/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
NHK大河ドラマの『真田丸』とはまったく違う真田幸村と真田十勇士のファンタジーである。私の子供の頃、猿飛佐助や霧隠才蔵は頻繁に耳にするヒーローであった。彼らとは半世紀ぶりの再会だ。
時代は秀吉没後の関ヶ原前の頃から始まる。真田家では父昌幸と幸村(当時は信繁)が豊臣方へ、兄信幸(後に信之)が徳川方へと分かれ、幸村の下では十勇士に由利鎌之助が加わって完成する。十勇士の他に服部半蔵や出雲阿国も登場する。
出演者の皆さんは私の知らない方々ばかりだがどなたもしっかりした顔付きと演技で安心して観ていられる。何か突出したものがあるわけではないがテンポの良い進行で結構楽しむことができた。
阿国にちなんで二度入る踊りは私の好みではないが良い気分転換となっている。この踊子に加えて合戦などでの切られ役が沢山いるのでカーテンコールではすごい人数で舞台が一杯になっていた。そういう点では非常に贅沢な作りになっている。
*指定席と自由席があって案内が徹底していないせいか、間違って指定席に座って後から交代となった方がかなりいらした。これは始まる前から気分が悪いだろう。運営はちゃんと仕事しなくっちゃ。

人生のおまけ~Collateral Beauty~
演劇企画イロトリドリノハナ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2019/09/05 (木) ~ 2019/09/09 (月)公演終了
満足度★★★★
森下さんらしい作品だなと、人の想いを大事にする作品だなと感じた。
まず劇場入って最初に目についたのがセット(同然ですが)、なぜか上手の客席寄りの方だけが床の仕様が違う?首をかしげて?始まってから驚かされた!部屋の上手壁が喫茶店のカウンターに変わっている!うーーん実に上手く考えられている!ただ家の造りがなんだか不自然に感じられた。人が普通に暮らしている家として感じられない。そう思うのは私だけかもしれないが・・・
さてストーリー、森下さんの脚本の良さが感じられる。以前観た作品の中にもあったが、高齢者が高齢者だからと周りからの保護位置に小さくなるのではなく、高齢者ゆえの経験や知識が活かされる。これがとても素敵なところだと思う。出来れば父親の定年からの過程や別れた妻とのいきさつなども少し丁寧に描くともっと心情が理解できるのでは?
キャストについて、その役だけで観ると皆さん達者だし何の問題もないように思えるが
あの綺麗なお母さんに二人の娘はちと違うような気がする。姉妹だけでみてもどうにも繋がらいない。芝居がどうのという事ではなくあくまで見た目とか同じ空気感の問題なのだが・・・(前作が見事に家族と感じる配役とその空気がそこに感じられたので)
また、はるみさんと幼馴染、この二人が結婚するというラストは思いもしなかった
その気配がまったく見えなかったのは私だけなのかなぁ?団体で父親に近づいた女の子。これはちょっと行きすぎな気がするここまで押しが強い子無作法な娘を“良い子”と言う感覚が校長をしていた父親にあるとは思えない。もう少し抑えても良かったんでは?
私が拝見した時はあまりうまく廻っていなかったようで
台詞のトチリやらドンと抜けてしまうというアクシデントが目が付いてしまった
これはとても残念だった。
我が事であるが、人生のおまけのチラチラし始めた我が旦那、彼のその時を想像してただただ不安にもなったりした妻である。

歌姫
ことのはbox
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2019/09/05 (木) ~ 2019/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
宅間さんの脚本もさることながら出演者、舞台セット、音響照明を素晴らしい舞台だった。笑いあり涙ありで全てが高クオリティ☆

人生のおまけ~Collateral Beauty~
演劇企画イロトリドリノハナ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2019/09/05 (木) ~ 2019/09/09 (月)公演終了
満足度★★★★★
各役者さんの演技力が高く配役もぴったりでした。家族愛と「チャカーナ」の3名との確執が見応えがありました。神さんのシャンソンも最高でした。

昭和歌謡コメディVol.11〜ツキジーヒルズ青春ハクション〜
昭和歌謡コメディ事務局
ブディストホール(東京都)
2019/09/05 (木) ~ 2019/09/08 (日)公演終了
1部の歌謡コメディは好みではありませんでしたが2部の歌謡バラエティーは知っている曲もありなつかしく楽しめました。中高年の男の方のフアンが多いことに驚きました。ノリノリの舞台でした。

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』
DULL-COLORED POP
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2019/08/31 (土) ~ 2019/09/02 (月)公演終了
鑑賞日2019/09/02 (月) 10:00
1961年・1986年・2011年という、25年スパンで半世紀に及ぶ、「原子力発電所」と、福島のとある一家の歴史。
これが、TVのドキュメンタリーとかだったら、多分チャンネル変えている。 顰蹙を承知で言うと、「対岸の火事」として目を背けて来た身には、重すぎる。
虚構、と言い聞かせているから客観視できるのだ。
その「ドラマ」は造られたものかもしれないが、実在の人物がモデルとなっているキャラクターによって紡がれる。 語られるのは、実際に誰かの口から語られた言葉たちだ。
それらが、舞台上の生の俳優によって、再生される。 発せられた感情は、空気を振動させて、観客席まで伝わってくる。 台本に書かれた文字群が、一期一会の瞬間に変わる。
だって演劇、だから。
原子力発電所というモノが、何故福島に出来たか、どうして存続しているのか、ちょっとだけ理解出来た気がしました。
原発についてあまり考えた事のない、よく知らない、という私の様な者にこそ、観て欲しい、観るべき作品だと思います。 ダルカラさんでの再演は当分無いそうですが、戯曲が書籍化される予定なので、観たかったけど行けなかった、興味はある、という方はご一読をお勧めします。 要望があれば上演許可は下りるそうなので、「演りたい!」と思ったらこの作品を広めていくのもアリかもしれません。

昭和歌謡コメディVol.11〜ツキジーヒルズ青春ハクション〜
昭和歌謡コメディ事務局
ブディストホール(東京都)
2019/09/05 (木) ~ 2019/09/08 (日)公演終了
満足度★★★
世代的に自分より1世代前のギャグ及び歌謡ショーだったか。昭和生まれではあるが,平成の方が生きている時間がはるかに長い自分からすると,ギャグは古臭く感じたし,歌謡曲も知らないものが多かった。お好きな世代(団塊の世代だろうか)には堪らないのかもしれないが,自分には取り残された感が強く,乗り切れなかった^^;

月読の扉
ぷろじぇくと☆ぷらねっと
新宿スターフィールド(東京都)
2019/09/04 (水) ~ 2019/09/08 (日)公演終了
価格4,200円
詩の見せ方が凝っており、音楽もよくできていた。SF要素が多く、THX1138ばりの管理社会を見せつけてくる。
理屈で考えるよりは感じる芝居であり、特に何かを白黒はっきりさせるということも無く、物語はあって無いようなものである。

人生のおまけ~Collateral Beauty~
演劇企画イロトリドリノハナ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2019/09/05 (木) ~ 2019/09/09 (月)公演終了
満足度★★★★★
人生のおまけを生きている人間にははなはだ気になる内容であった
ベテラン勢の演技が光った
スクリーンのタイミングと内容も良かった(耕平の衣装最高!)
茂、健斗、琢磨もいい味出てた
セットの稼動部分が実に上手く使われ、ふたつの場所での掛け合いが絶妙だった
また下手の外光が素晴らしかった
それにしても喫茶店とシャンソンは実に良く合う、出来れば最後は「セラヴィ」で終わってほしかった
ただ、内容からしてフォルクローレなどまじえればさらに良かったのではないかな

歌姫
ことのはbox
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2019/09/05 (木) ~ 2019/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
やはりここは間違いはない
毎回まったく異なった傾向のホンを扱いながら見事な世界を作っている
戦後のドサクサで記憶喪失になった男と彼を愛する女性のドタバタラブストーリーだが、これもひとつの人情溢れる非戦の訴えである
久し振りに自然に涙が流れているのに気付いた・・・沢山笑いながら(笑える箇所はたくさんある)
キャストの土佐弁ほぼ完璧(だと思う)
セットも良くできていた
まさかあれほど出入りする口があるとは
ポスターも巧妙に取り替えられていた
雷の効果も素晴らしかった
「脳みそ以外は絶好調じゃきに!」

アイスとけるとヤバイ
悪い芝居
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/09/04 (水) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

週末のフェルマータ
南森町グラスホッパーズ
studio coote cafe(大阪府)
2019/08/02 (金) ~ 2019/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★
千秋楽観劇
夫婦念願の新装開店の筈が…
何事も上手くいかない男と
逃げ出し立ち止まる女。
フェルマータ、弾き始め迄の休止…
感謝と再開の物語、いつも背中を押して貰える公演や映画にホッコリ!
10周年おめでとう
🎉
、2人になられても応援してます。

真夏にホットケーキ
837B
ACT cafe(大阪府)
2019/08/03 (土) ~ 2019/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★
前回『うめうめ。』も愉しかったが今回も…
笑って笑って笑って感動。
このテイスト大好き。
立部さんのこわもて職人系,
江本さんのサッパリ癒し系,
いぬいさんのヘタレ系,
小藤さんの失恋キャラ,
犬ラブ殿村さん,
子供想いの店長にほっこり笑って、ホットケーキに感動

第13回公演「にゅういやあ ―アンチクリスト―」
狂夏の市場
狂夏の市場劇場(兵庫県)
2019/07/26 (金) ~ 2019/08/05 (月)公演終了
満足度★★★★
『にゅういあ-anti christ-』Bバージョン
Aバージョンは少しコミカルだったが、Bバージョンは緊迫感有、キャストで趣が全然違う!
中田さん客演&キャピキャピ感、新発見!
中野・近藤さんで不気味さ増し増し!
杉野・古川さん安定感で引き締まった感じ。
引き込まれた。
虎女、武田魅力全開

恋に笑いに涙あり フルポンの夏休み
演劇集団D-03(劇団フルーツポンチ)
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2019/08/03 (土) ~ 2019/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★
『恋に笑いに涙あり フルポンの夏休み』
正に劇団フルーツポンチさんの夏休み的なお題の楽しい演目♪
■8ラブ
医学系大学の教授と学生?オーバードクター?的な大人達の可愛らしい恋。
惚れ薬があったら…
ほのぼのと愉しく、青春だーーー!
とても良かった。
■ギフト
パワハラ受けているシュウは○○にそそのかされ、復讐に至るが…
○○は実は…
シリアスだけど少しコメディ?
所々みせる学生っぽさも愛嬌。
これで解散?!はとても残念!
卒業公演等々、頑張って下さい!

私の恋人
オフィス3〇〇
本多劇場(東京都)
2019/08/28 (水) ~ 2019/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
オフィス3○○観劇の頻度も上昇中の此の頃、スズナリの二回りもある本多劇場を所狭しと駆け、踊り、歌い、早変り、また駆ける此度は僅か3名(+アンサンブル4名)によるフシギな舞台を観た。いつもの中編成が小編成となっても色は変わらず、渡辺えり自身の未完のテキストを演出家・俳優の渡辺が力技で舞台に仕上げた印象(いつもの3〇〇)。最後的には、難しい原作に挑んだものだ・・という感想になるが、これはミュージカルでもある。情感をくすぐる歌や、音楽と絡んでの立ち回りの妙が重要な側面としてある(との考えに則って劇を見た)。
三勇の一、フィーチャリングは「気になるアーティスト」=のん、「御大」?渡辺えり、そして「僕らの味方」小日向文世。濃ゆ~い舞台を味わうつもりが少し様相が違う。要約すれば「私歌っても凄いんです」(渡辺)、「職人の性、体動いちゃう」(小日向)、「実は音楽やってるんです」(のん)という心の声が聞こえそうな三者の息つく暇ないショーとなっていた。
のんの威力は半端ないが、その根源は若さ、無垢さにある。透明な声はかのアニメ声優で尋常でない寄与をしたが、一つのんオンステージ・コーナーを演出した(らしい)のは頂けず。もう随分歌を披露した後の、ギターにカジュアル服(役柄では礼服とシルクハット)が新鮮でない訳ではないが、彼女の歌は声帯によるのかある音域で裏返る。音程が不安定になる箇所があって、どの歌も同じ。もっと効果的に(絞りこんで)披露してほしく終盤は観ていたが、オンステージはそれに加え楽屋受けっぽく不要に思った。それを除けばまずまず、初舞台で堂々たる仕事ぶりであった。
小日向文世は2000年頃『幽霊はここにいる』を(放映で)見た時、何気に衝撃だった。声が心地よく、台詞をこなすように喋るが独特にリズミカルで、必死に演じるのとは異なる役との距離感が、舞台上に自由な風を吹かせていた(串田一美演出がそういう人でもあるが)。役者という「仕事」を面白いものに感じさせる不思議な感覚は、しかしその後舞台上の氏を見なかったため味わう事がなかったが、このたび彼の的確で緩急自在な身のこなしは健在、懐かしさを超えて胸熱くするものがあった。
渡辺えりの歌唱はパワフルである。渡辺私歌っても凄いんですえりとミドルネーム付で名乗っても文句を言う人はいないのでは。。
新国立でリアル美術を見たばかりの長田佳代子が、ファンタジックな空想舞台を作り、フシギ舞台に貢献。
さて私の最大関心であった原作『私の恋人』のモノガタリについて書かずにおれないが、結論的には、期待はもう一つ叶えられずに終えた。理由はいつか、ネタバレにて。

人生のおまけ~Collateral Beauty~
演劇企画イロトリドリノハナ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2019/09/05 (木) ~ 2019/09/09 (月)公演終了
満足度★★★★
開演前の薄暗い中でもセットがいい出来だというのは分かったが、当パンで配役を見ていて、この登場人物たちをこの室内でどう展開させるのかなと思っていたら、セットがああいう風になるとは。とはいえ、今日観た回はなんだかやり取りがぎくしゃくしていた感も。うまく噛み合えばもっと面白くなりそうなのに。

さなぎの教室
オフィスコットーネ
駅前劇場(東京都)
2019/08/29 (木) ~ 2019/09/09 (月)公演終了
満足度★★★★
大竹野正典の本歌取りだが、本歌とはかなり違う。むしろ、松本哲也の新作と言っていい舞台であった。本歌からは、犯罪ファクトを使っているという程度だ。
大竹の作品は、看護婦たちの日常の生活の切実な飢餓感が連帯意識を生んで犯罪に至るところがユニークでよく出来ていたのだが、こちらは主犯の看護婦の強く、現代的なリーダーシップに看護婦たちが支配されていくところが主眼になっている。ここでは看護婦たちの生活や精神の貧しさからくる連帯は道具立てに過ぎない。松本哲也が演じる主犯格の看護婦は圧倒的な力感があって、このまとめ方を納得させるが、それでは大竹野とは全く別の作品だ。そこを切り離すと、話も設定もつまらない。
急遽こうなった理由は俳優降板が背景にあるようだが、これでは、急遽登板ご苦労さまと言う以上に出ない。開いてしまったのは仕方がない。このまとめ方で、稽古をし直せば、また新しい作品になるであろうが、すっぱり忘れていい新作を期待している。
ただ、独特の地方弁(松本の出身地、宮崎の言葉)を俳優たちがこなして、舞台での言葉の重要性を認識させてくれたのは意外な収穫だった。

晴れ間×あたらしいニュース
りゃんめんにゅーろん
未来ワークスタジオ(大阪府)
2019/09/06 (金) ~ 2019/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
新しいニュースの感想。笑い包まれながらも硬派。
和紙に4Bの鉛筆でグルグルと円を書きながら、スピードが上がって遠心力で線が飛び出していくのかと思いきや、やっぱりグルグルと円を書き続ける。
それが繰り返されて気がついて見れば、様々な筆圧で書かれた線の濃淡と下地の和紙が混ざりあい世界に1つしかない模様で形作られている。
見え方は人それぞれ置かれている立場や心情による。作り手でも時々で違う模様に見えるのかもしれない。

日の浦姫物語
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2019/09/06 (金) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
家に帰ってさあ感想を書くぞと思ったら既に先人が。お二人とも何かを語らずにはいられなかったのだな。わかるわかる。
私はベテランお三方(たかお鷹、毬谷友子、辻萬長(かずなが))の芝居のうまさに口をあんぐりであった。オープニングは辻さんのミュージカルかオペラのような朗々とした語り、その要所要所に粒の揃った音を正確なタイミングで弾き出す毬谷さんの三味線と語り。三味線がない時もメロディーが聞こえ、リズムを感じる。もうこれは音楽劇だ。
お話は悲劇であり喜劇である。私は舞台の流れるままにちょっと泣き、大いに笑った。絶対のお勧め。65分+15分休憩+100分。
初日に続いて千秋楽も観劇
今回は朝海ひかるさんのセリフ回しのうまさに感心させられた。しかし彼女、元宝塚という感じが薄くて私には親しみやすい。
それと一度目には気に止まらなかった岩の間の聖人を迎えに行くところはくだらないセリフの応酬がなんともツボにはまったし、その後の音楽、とくにブルースハープの音色にやられてしまった。