満足度★★★★
NHK大河ドラマの『真田丸』とはまったく違う真田幸村と真田十勇士のファンタジーである。私の子供の頃、猿飛佐助や霧隠才蔵は頻繁に耳にするヒーローであった。彼らとは半世紀ぶりの再会だ。
時代は秀吉没後の関ヶ原前の頃から始まる。真田家では父昌幸と幸村(当時は信繁)が豊臣方へ、兄信幸(後に信之)が徳川方へと分かれ、幸村の下では十勇士に由利鎌之助が加わって完成する。十勇士の他に服部半蔵や出雲阿国も登場する。
出演者の皆さんは私の知らない方々ばかりだがどなたもしっかりした顔付きと演技で安心して観ていられる。何か突出したものがあるわけではないがテンポの良い進行で結構楽しむことができた。
阿国にちなんで二度入る踊りは私の好みではないが良い気分転換となっている。この踊子に加えて合戦などでの切られ役が沢山いるのでカーテンコールではすごい人数で舞台が一杯になっていた。そういう点では非常に贅沢な作りになっている。
*指定席と自由席があって案内が徹底していないせいか、間違って指定席に座って後から交代となった方がかなりいらした。これは始まる前から気分が悪いだろう。運営はちゃんと仕事しなくっちゃ。