
スーパーロボットミュージカル(旧)
宇宙論☆講座
練馬区某所(予約者にお伝えします)(東京都)
2019/09/21 (土) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

カチナシ!
ラビット番長
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
お見事!さすがのラビット番長,お得意の介護と将棋,全く隙はありません。笑いあり,驚きあり,共感・感動あり,最初から最後まで引き込まれた2時間でした。婆さんズのダンスはキレがありましたね。あと,雪島さら紗さん,卒業すると聞いていたのですが,当日の受付にいました。演劇の世界からは卒業したわけではないのですね。なんか,ちょっと嬉しかったです。

八月のモンスター
甲斐ファクトリー
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

アジアの女
ホリプロ
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2019/09/06 (金) ~ 2019/09/29 (日)公演終了
満足度★★★★
長塚圭史作品はカウントしていないが三、四作目と思う。いずれも荒廃した風景の中、外部との連絡困難であったり食糧難だったりの状況で人間が這うように生きている様が描かれる。コクーン規模の広いステージでは初めて。新国立への書き下ろし作品という。東日本震災前(2006)の作品だが、近未来の関東大震災後というディストピア劇の舞台の背後には、フレコンパックが置かれていた。
初演のレビューを覗くと随分ニュアンスが違う。最大のポイントは、災害や窮状が人間を活性化させる「震災ユートピア」の皮肉を評者は芝居から読み取っている。
石原さとみ演じる女は立入禁止区域で兄(山内圭哉)と共に暮らし、遠くない過去に精神を病んでいたらしい形跡(認識の混濁)があるが、行動の性質は未来志向で積極性を帯び、やがて外国人集住地区で活動する男を慕うようになり、彼のために尽くしたいのだと最後に兄に告げる事になる。その前、兄は、彼女に思いを寄せラブレターを渡す若い警官に、両腕に無数の傷跡を作った阿鼻叫喚の日々を語り、恋愛への発展に釘を刺す。だが兄は妹を保護する役回りであるかにみえ、実はアルコール依存となり希望を捨てている。震災後の物理的な荒廃は、多くの例に漏れず彼を鬱にしたが、妹の方は逆に震災を契機に活性化していく・・。先の評者はその対比を読み取った訳だ。
初演の時点では「震災」とは阪神淡路大震災であり、災害ユートピアという言葉もよく聞かれた(当時は否定も肯定もない一般概念として用いられていたと記憶する)。
妹のためにあろうとしながら酒に溺れ心に闇を抱える兄の佇まいは秀逸で、表面上「悲劇的」な場面は全くないが「こういう人いるなァ」と思わせる人物がそこにあり、彼にとっての如何ともできない状況がじんわりと見えてくる、否、想像される(実際人の心は想像するしかない)。山内圭哉の俳優力を初めて実感。
ところで東日本大震災を経た現在の私たちには、この舞台は近未来ではなく現実の延長である。大震災を(たとえフィクションでも)上のような議論を喚起する道具立てに用いる気にはなれない。初演はそもそも今回とは芝居の組み立ても違っていたのではないか、と想像するが、資料はない。
物語を紡ぐ瑞々しい言葉が、ダメ小説家であったはずの男の口からこぼれ出る場面で、作家長塚圭史の作家たる証をしかと見た。

誰そ彼
浮世企画
駅前劇場(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★
「ドリンカー」以来3年振り二度目の浮世企画。前のも同じ駅前劇場(確か)で、両面客席を組み台上を見上げる具合だった。今回は通常の仕様だが室内を斜めに配置して具象を適度に省略しながら動線のバリエーションを可能にしていた。
前回との共通点はこれと言えないが、何処となく「らしさ」を覚える。作演出の今城文恵女史の個性は、和物に馴染みが濃いところ。「和」の心を具現したような存在(人間でない)が今作のヒーローであり「人間」を見定める目の存在だ。
超常現象やファンタジーのネックは「ルール」の設定であるが、(ぼんやりな部分もあるにはあるが)うまくストーリー化できた。多種の「非人間」がにぎにぎしく、いけ好かない人間に一泡吹かせる要素も含みつつ、実家の処分を巡る兄弟の対立図の推移を見つめていく。大詰めで予期せぬ災厄が訪れるがこれを如何に理解すれば良いだろう・・何かを連想させるが言葉に乗せづらい。だがこの展開を書ける所がこの作家の特性であるようにも思う。ゴヤの絵を思い出す。

「笑顔の砦」RE-CREATION
庭劇団ペニノ
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

ばしょ
Pityman
新宿眼科画廊(東京都)
2019/09/20 (金) ~ 2019/09/24 (火)公演終了
満足度★★★★★
役柄と同じキャラを持った俳優を選んでいるのか、俳優たちの演技力が高いのか、とにかく登場人物たちが今そこに実在しているかのようにとてもリアルに感じられた。小さい劇場空間であることもプラスになっている。台本もリアルで良い。

八月のモンスター
甲斐ファクトリー
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
物凄く激辛のスープを覚悟して飲み込んでみたら出汁の効いたオーソドックスな味だったので逆にビックリしたというのが第一印象。
それぞれ特有の悩みを持って集まった男女4人。
確かに生きていくうえで深刻な問題ではあるものの、ほんのりユーモラス風味な3人の中、安藤紫緒さんにだけはどこか不穏なオーラが。
フライヤーから既に漂っていたホラービューティーな感じが生舞台でより一層引き立っていました。
セミナーでの一部始終の描き方はとても丁寧で流れを追いやすく、それはそれでとても良かったと思う一方、甲斐ファクトリーさんの場合、こういった題材を得たなら、キッチュな笑いを隠し味に持ち合わせた表現力で、とことん震え上がらせる事もできただろうに、という思いも。
こういった先入観というか色眼鏡抜きに見つめ返せば良質なドラマであったし、
セミナー参加者とセミナースタッフの生き方のコントラストにも皮肉のエッジが効いて、これにはさすが甲斐ファクトリーさん!と思えました。

カチナシ!
ラビット番長
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/09/21 (土) 17:00
介護現場で働く人の特徴をよく表現出来ていることに驚きました。世間ではよく言われ無いことが多いけど、もっと一般的になるように、これからも取り上げて欲しい。

さるみ、一人舞台 はじめます。
猿美企画
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2019/09/21 (土) ~ 2019/09/22 (日)公演終了
当パンのPLAY LISTによれば、MOSQUITO~ワタシダ サイコ 35才~翼をください~『一人舞台』~MOSQUITO、という構成。『一人舞台』は、ストリンドベリの短い女性二人芝居(ただし1人が一方的に喋って、もう1人はセリフなし)を一人で演じるというもの。企画としては、この『一人舞台』から始まったのかもしれないが、初日の今日はこのパートが空回りしていた感が。

カチナシ!
ラビット番長
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
再演である。だが、寝不足に疲れがたまっていたにもかかわらず、がっつり引き込まれて観ていた。いろいろ初演とは変化があったが、一番の変化は“婆さんず”(勝手に名付けました。センスなくてすいません)。あそこまでしっかりしたダンスシーンが観れるとは!数年前のラビット番長には考えられなかった!またそれだけでなく”お茶目度”がガンと上がった!なんとも賑々しく愉快なお婆たちが良かった(それだけじゃないけどね)。この劇団は付き合っていけば付き合った分だけ、お得意ネタの楽しみ方の味が上がる。ずっとずっと観劇のホームとして、付き合っていきたい劇団である。

さるみ、一人舞台 はじめます。
猿美企画
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2019/09/21 (土) ~ 2019/09/22 (日)公演終了
満足度★★
【第31回池袋演劇祭参加公演】
一人芝居としていくつかの演劇スタイルを試演(入場無料も含め)するような印象。当日パンフに「私は足掻き続ける。」とあるが、まさしく表情を誇張するために変顔を作り、色々な動作を観せるため肢体を駆使した姿態が足掻いているようだ。一生懸命に演じているが、何となく空回りしているような…。
(上演時間1時間)

怪人と探偵
PARCO / KAAT神奈川芸術劇場 / アミューズ / WOWOW
KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)
2019/09/14 (土) ~ 2019/09/29 (日)公演終了
満足度★★★
ミュージカルと言えば、米英の作品がほとんどだ。日本にミュージカルが入ってきたのは戦後だが、もうそろそろ70年。その間音楽劇としては繰り返し上演されたいい作品(たとえば「上海バンスキング」「ショーガール」)も現れたが、米英に匹敵するミュージカルは現れない。日本仕立てで世界に持ち出せる日本製ミュージカルを作ろうとの壮図のもとに作られたのがこの「怪人と探偵」だ。公立劇場の企画である。
しかし、その意気込みなら、なぜ、この古色蒼然の乱歩を素材にしたのか理解に苦しむ。
乱歩だから当然、明智小五郎に怪人二十面相、と言う事になる。確かに、オペラ座の怪人、とか、フランケンシュタイン、とか、英米のミュージカルにも怪人ものはあって、成功もしているので、これで行けると考えたのかもしれないが、それは浅慮だろう。
この種の時代物のキャラクターは簡単に現代化できない。乱歩の黒蜥蜴(三島脚本)がいつまでも生命を失わないのは、キャラクターの造形が時代を超えるように出来ていて、その時代の俳優がそのままその世界に入っていけるファンタジーだからだ。
今回の脚本は、乱歩から様々なキャラクターや事件を引いているが、なぜか、時代をリアルに限定するような設定になっている。それが第一のつまずきだったと思う。
明智と二十面相の間に置かれる犯罪が、没落貴族の詐欺事件で、その種に戦争孤児が使われる、という設定になると、昭和三十年前後である。その時代設定と、怪人対探偵で繰り広げられる愛と罪の相克が、ファンタジックに行っても、リアルに行ってもぎくしゃくする。話が動いているように見えるが、実はあまり動いていない。そこが一番苦しい。
そのもどかしさが、脚本、音楽、振付あらゆる面に出ている。脚本は、大劇場の英米ミュージカルの骨格を踏襲して、場数もキャストの数も多いが、それぞれに場を振るたびに、どこか行き届かない。例えば、怪人側にも、明智と警察にも助手がついていて、捕物のシーンが三つもあるが、どれも同工異曲である。脇役にまで場を持たせようとしているが、例えば、明智の助手の若い女の病院のシーンや、没落貴族を犬に見立てたりするのは、「乱歩的」と思っているのかもしれないが只の悪趣味である。楽曲をたくさん作ってきた作曲家の本であり音楽なのだが、やはりここは戯曲家を一人噛ませるべきだった。せっかくの作曲家中心のクリエイティブなのに、時代設定に引きずられて曲も古めかしい。狙いかもしれないが、幕開きの音楽など30年代の映画音楽のような感じだ。音楽の中でドラマが動かない。そこが英米の楽曲と違う。
東京スカバラダイスオーケストラの音楽というが、客席からは終始まったく見えない(アンコールにも出てこない)のも大劇場ミュージカルの華やかさを削ぐ。
中川晃教の怪人、加藤和樹の明智、はハマっているが、中川はもっと硬軟見せ場があるように思う。脇もさまざまな出身の多彩さだが、まとまらない。白井演出だといつもは無理にでも様式的にまとめてしまうのだが、今回は雑然としている。振り付けも、人数が多くなると途端に軸を失う。ついボディガードと見比べてまだまだ大変だなぁと感じる。
国産ミュージカルを!と言うのは、もう五十年も前から言われてきたが、柱にしてきた四季ですら、五十年で「李香蘭」一本なのだから、つくづく難しいものだと思う。

八月のモンスター
甲斐ファクトリー
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★
こわい怪物が出てくる話でなく、こわいから怪物が出てくる話。 偽りの怪物はゾンビなどでなくポケモンなんだと知る話。 「見られる」他者としてでなく「見つめる」私として「生きる」話。 変わらなくていいと気づいたとき 自分は変わっている・・・ 甲斐物がウミ出す重みと軽みの合宿は アヤしい磁力で満たされた。

夏休みの友たち
ハグハグ共和国
萬劇場(東京都)
2019/08/28 (水) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/08/30 (金) 14:00
座席I列7番
価格3,500円
後半でビター(あるいはハード?)に転じたりもするが、「何か忘れたものを取り戻す」ために小学生時代に林間学校で泊まった山小屋(現在は民宿)を訪れる者たち、という状況がなんともノスタルジック、「オトナ向け児童文学」のような味わいで良かった。

〇〇Pソファ第2回公演『喜劇 暗がりの代筆屋』
〇〇Pソファ
シアター風姿花伝(東京都)
2019/09/12 (木) ~ 2019/09/15 (日)公演終了
満足度★★★★
救いようのないほど残酷なところがあるのに、乱暴な表現があるのに、展開が予想できるせいか、大人のおとぎ話的に安心して見ることができた。

先天性promise
こわっぱちゃん家
「劇」小劇場(東京都)
2019/09/20 (金) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

ベンジャミンの教室
電動夏子安置システム
アトリエファンファーレ東池袋(東京都)
2019/09/18 (水) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
■約120分■
税制というものの必要悪的側面に光を当てた、納税啓蒙演劇として秀抜な一作。それこそ、この演目をひっさげて学校回りをしてもよいのでは?むろん、間違いが間違いを呼ぶ電夏流コメディとしてまとめてあるので、子どもたちは笑いながら税金の何たるかを学べるはず。長編ながら、連作短編集のように見せていく演出もいい。いつもより狭い小屋での上演で観客との距離が近く、ライブ感が際立っているのも醍醐味。

スロウハイツの神様
自由劇場
シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)(兵庫県)
2019/09/21 (土) ~ 2019/09/22 (日)公演終了
満足度★★★★
さすがジゲキ★楽しく拝見させて頂きました♪神戸大学は正直遠いんだけどいつも【観に来て良かった!】と思わせてくれるのがジゲキの魅力やと思います♪

「笑顔の砦」RE-CREATION
庭劇団ペニノ
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
気持ちいいまでに作り込まれた舞台美術。実際はあまりリアルとはいえないセリフを、リアルに感じさせる舞台的なリアル。だからこそ、まるで物陰から他人の生活を覗き見しているような濃密な芝居時間が流れるのだけど、芝居って、ある程度以上にリアルに迫ると、芝居としての必要性がなくなるのでは、などと妙なことを考えてしまった。