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ダブルダブルチョコレートパイ

ダブルダブルチョコレートパイ

劇団肋骨蜜柑同好会

APOCシアター(東京都)

2019/08/03 (土) ~ 2019/08/12 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/08/08 (木)

ビター篇の8日19時半回(95分)を拝見。

ネタバレBOX

過日、ミルク篇を観たおかげで、冒頭からすんなりと話の世界に入り込むことができた。
派手なパニックを除いた『ポセイドン・アドベンチャー』的群像劇において、ストーリー自体もだが、ビター篇・ミルク篇とを合わせるとペアになっている(らしい)登場人物を比較しながら観るのも楽しい。
やはり、この公演、両作品を観て初めて、欠けたピースが合わさりパズルが完成するようだ。
それにしても退屈というのは人間にとっては毒。小人…でなくとも「閑居して不善を為す」弱い存在だと自覚させられる。ビター篇に「浦乃カオル」、ミルク篇に「宗良ヒナタ」が配置された意味合いをしみじみと噛み締めながら…。

【配役】
那須ミチヨ(有末の元妻。華道家元。娘とのコミュニケーションがうまくいっていない)
…菊地奈緒さん
月島ヒカリ(アイドル。有末・那須の娘。来間コウタロウが彼氏)
…今治ゆか(いまばり・ゆか)さん
上総アキコ(一見とっつきにくそうだが、本当はシャイでお茶目な?哲学者)
…森かなみさん
墨田カオリ(占い師)
…里仲景さん(所属のVoyantroupeでは見られない、良識をわきまえた?!人物を好演)
魚沼マリカ(高原の公設秘書。自分のチカラで道を切り拓く主義。瓶井の熱烈なファン)
…長友美聡さん
瀬見レイナ(丸ノ内OL。ちゃらちゃらしているも、最後の方で勇気を振り絞って「正義漢」を発揮)
…兒林美沙紀(こばやし・みさき)さん
宍倉ナオ(当初は強気で攻撃的な起業家だったが…)
…田中祐理子さん(『辺獄の葡萄』の「カシワ」さんだっ!)
指田リエ(アノ人がモデル?なカリスマ主婦)
…トヨザワトモコさん(『草苅事件』以来の方)
丹沢ハルコ(装いがアノ人と被る?科学者)
…永田佑衣さん(今回の舞台を観ていても、永田さんがあちこちから引っ張りだこなのがよくわかる)
八木橋クロコ(保険屋。常識人かと思われたが、実は…)
…福田真夕さん(所属のJACROWでもありそうな役柄を好演)
宗良(そうら)ヒナタ(月島のマネージャー。彼氏は羽刈?ミルク篇の浦乃と対をなすビター篇の「良心」)
…森口美香さん
私…フジタタイセイさん
PEACH  MAN!?

PEACH MAN!?

コルバタ

新宿スターフィールド(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/12 (月)公演終了

満足度★★★★

入場前、地階から漏れ聞こえてくる円陣の掛け声は爆発級(笑)
自ずと高まる期待を裏切らない初日パワー炸裂の舞台でした。
内容的には『桃太郎』をそのまま丸ごとアレンジしたのではなく、『桃太郎』のシチュエーションが重なっていく風のファンタジーエンターテイメント。
パンフでは「物凄く日本国に似ているところで起きた物語」となっていても、しっかり「日本」と言っちゃってるほか、設定の自由奔放さが笑えます。
拝見したのは女性主役の「ゆうぞら」バージョン、なるほどこれなら桃太郎が女性でも違和感なしだなぁと。

面白おかしいオンリーではなく、心の闇とのコントラストが印象的。
個人的には二つの古くゆかしきアメリカのSFホラー映画を彷彿させ、それぞれの映画で象徴的だった登場人物が劇中にも登場しているように解釈したのですが、これを演じている役者さんもまた同様に象徴的な位置づけで、とても良い味を出していました。
(具体的な映画名はネタバレに該当するのでネタバレBOXにて)

『桃太郎』といえばお供してくれる犬、猿、キジ。
猿は最初から既に分かりやすいものの(⇐身体能力の高さにビックリ)犬とキジは意外なところから選出。
なんやかんやで段々と『桃太郎』スタイルになっていくのが面白く、
いわゆる「鬼」サイドの世界観が「桃太郎」サイドと同等に描かれていたのも良かったと思いました。

ネタバレBOX

ひとつは『ドクター・モローの島』
悪の象徴としての単純な「鬼」ではなく、マッドサイエンティストとその助手、更には鬼へと改造されていく者達それぞれの悲喜こもごも。
博士と赤鬼が特にパンチの効いた味
もうひとつが『ラビリンス/魔王の迷宮』
ゴブリンの魔王に該当するかのような闇の存在感、これも良い味。

この2作。作者さんから「それ違うよ」と言われても、もう個人的には正解(笑)

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

DULL-COLORED POP

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/28 (水)公演終了

満足度★★★★★

知らずに行ったのですがアフタートークのゲストが永井愛さんでした。お話を聞いたら共感できるところがあったり、そうなんだ!と気づくところがあったり。とても面白かったです。
第一部を見た時に「えーーーっ!そう言う演出?」と驚いたことを思い出しました。やはりそう言う演出なんですね。

ネタバレBOX

持論を翻して町長になった後はとても苦しかったと思うのですが、永井さんのおっしゃるように「自分を騙す」ことが必要だったのでしょう。
夢ぞろぞろ

夢ぞろぞろ

EPOCH MAN〈エポックマン〉

シアター711(東京都)

2019/08/07 (水) ~ 2019/08/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/08/08 (木) 19:30

なんという二人芝居!この舞台美術、繊細さと大胆さ、沈黙と歌、緩急のタイミング、
全てが素晴らしく、熱くて温かい。
田中穂先さんとの掛け合いも見事の一言に尽きる。
アイデアてんこ盛りの舞台に、才能とチャレンジ精神が詰まっている。
ひとり芝居の時よりも“受けの芝居”が出来る分、世界観の広がりを感じる。
秀逸な舞台装置に一瞬ドリフの舞台を思い出したが、大いに笑ってしんみりして
ラスト、この泣かせ方はずるい!
それと小沢さん、足きれいすぎです。

ネタバレBOX

会場に入ると舞台上手寄りに四角いキューブ状のセット。
駅の売店の面がこちらを向いていて、たくさんの商品が並んでいる。
上の方に書かれた「KIOKS」のつづりが笑わせる。
90度回ると隣の面は駅のベンチ。
その隣は中学校の校舎で、窓が空いている。
そしてもうひとつの面は、売店のおばちゃんが出入りするドアだ。
この四角いキューブがぐるぐる回って場転するのが秀逸。
人力で回るのを観ると、何だか昔のドリフの舞台を思い出して楽しくなる。

会社に行こうとは思うのだけれど電車に乗れなくて
いつまでもホームにいる男(田中穂先)と
売店で働くおばちゃん(小沢道成)の二人芝居。

何を聞かれても答えるおばちゃんと、聞かれたくないことだらけの男。
中学の時の初恋の思い出に男を巻き込んで盛り上がるおばちゃん。
ふらふらと電車に近づく男の手をしっかり握って我に返らせるおばちゃん。

会社の期待に応えられないのではないか、と不安になったら
応えられない自分の未来に絶望して、自分の存在すら危うくなっている男に
「私には私のことしかわからないから、私のことを話すわね」と言って
初恋の彼は目の前で電車の事故により死んでしまった、それがこの駅・・・
と語るおばちゃん。
その時の自分の行動から「人は自分のことしか考えないもの」と言うおばちゃん。
笑い満載の物語の中で、衝撃的で痛くて切なくて一番哀しい場面だ。
周囲の評価の中で生きて来た男は
「明日も乗れないと思うけれど、ここまでは来られる」と言って帰る。

痛みを知る人による“人生の応援歌”というドストレートなメッセージが
潔いほど真ん中に来る。
客入れの時点から昭和のアイドル歌謡曲が次々と流れてレトロな雰囲気だったが
(また私全部歌えるんだな、これが・・・)
おばちゃんの育った時代、今よりずっと人間関係が濃密だった時代を良く表している。

田中穂先さん、初恋の相手を演じる時のパワー全開な熱演と
電池切れのようなサラリーマンとの落差が、振れ幅大きくて素晴らしい。
ふたりのデュエット、最高!

小澤さん、いつもびっくりさせてくれる舞台に期待大だったが
設定からしてやられた感じ、面白すぎだわ。
それなのにこの涙は何だ?!
このラスト一瞬の劇的効果の大きさはどうだ?!

おばちゃんのキャラ、その過去、売店のトイレットペーパー、
テンポよく展開するストーリー、それら全てに飲み込まれる幸福。
夢って日常の中にこんなにたくさんあるんだ、見えていないだけなんだ。
そう気づかせて元気づけてくれる、アリナミンAみたいな舞台。

田中夢子、最強のKIOKSの女・・・。


第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

DULL-COLORED POP

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/28 (水)公演終了

満足度★★★★★

テーマは原発ですが、根本に流れているのは社会全てに通じる普遍的な問題だと感じました。見応えあり!特に後半の盛り上がりに持ってかれましたー。続く三部、始まりの一部も見ずにはいられなくなりました。

名探偵ドイル君 幽鬼屋敷の惨劇

名探偵ドイル君 幽鬼屋敷の惨劇

糸あやつり人形「一糸座」

赤坂RED/THEATER(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/12 (月)公演終了

満足度★★★★

後藤郁さん出演。
糸操り人形と人間の役者が織りなす、コメディ、ホラー、エンターテイメント。
途中に純粋な人形劇があります。これがとても緻密で、ため息が出るほど。人形は血を流すんですね。
小人俳優として活躍されている男女お2人が出演されています。女性の方はすごいセリフ量でした。しかし、セリフが出てこなくて事故が起こりました。自分は見てられなくて、目をつぶってしまいました。まあ初日ということで。
後藤郁さんは期待どおり良かったです。自分はクラウドファウンディングの観劇プランで最前列。人形たちもよく見えて、満足度高かったです。

ネタバレBOX

後藤ちゃんは終盤に囚人服を脱ぎ捨てて、見事なボディーを披露します。知らない人からすると驚きだったのではないでしょうか。いいギャップだったと思います。
三國志ライジング暁

三國志ライジング暁

陽project

ぽんプラザホール(福岡県)

2019/08/02 (金) ~ 2019/08/05 (月)公演終了

若い役者さんの体力に脱帽でした。

♭1~役者への道~

♭1~役者への道~

ThreeQuarter

中野スタジオあくとれ(東京都)

2019/07/28 (日) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

3作とも良かったです。演者の力量に差はあるものの、みんな楽しんでお芝居をしているのが伝わりました。特に『corn☆er』良かったです。演者が良かった!お話も良かった。

アスレティック・ミエ・カンパニー「ヘルパーズ!〜あなたがいる風景〜」

アスレティック・ミエ・カンパニー「ヘルパーズ!〜あなたがいる風景〜」

シーエイティプロデュース

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2009/11/19 (木) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

重要な主張を含んだ音楽劇。
それをむき出しのまま見せるのではなく、ちゃんとエンターテイメントに昇華させてるのがお見事!

中尾さんは流石に歌も演技も一級品でした。

ダブルダブルチョコレートパイ

ダブルダブルチョコレートパイ

劇団肋骨蜜柑同好会

APOCシアター(東京都)

2019/08/03 (土) ~ 2019/08/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

ビター篇を観て、それからミルク篇を観た。素晴らしかった。まさにフジタタイセイの世界観。4次元的に思考がリンクしていると感じた。一つ一つのステージは、完結しているが、2つのステージが絶妙に絡み合っているのだ。11人×2チームプラス1人の23人の人間模様も緻密に絡み合っている。そして、演者ではない人間その人自身がそこにいた。役者さんたちも脚本の世界を完全に体現していた。実に素晴らしかった。見る側の心の奥にある本質の部分を役者さん一人一人の台詞によって少しずつむき出しにしていくようであった。人の・・・自分の本質に目を向けていくそんな90分であった。いや、開演30分前からすでに、物語は始まっていた。開演前の30分のフジタタイセイの姿が、内容にかかわっいていく。そのあたりの構成も実に巧みである。時間がある方は、ぜひ余裕を見て、開演前に入場されることをお勧めする。

アイランド

アイランド

イマシバシノアヤウサ

OFF OFFシアター(東京都)

2019/08/01 (木) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/08/07 (水) 19:00

座席A列8番

 1ヵ月近い、下北沢では本多劇場を除けば、稀なロングラン上演。ましてや、OFFOFFである。気合の入り様が違う。(まあ、集客や採算、役者の本業との兼ね合いなどで、ロングランしたくともできない劇団が多いのだが)

 アイランドとは、南アフリカのアパルトヘイト下で、政治犯を収容した孤島を指す。過酷な強制労働が課せられ、生活環境も過酷だ。この舞台は、そこに送られた2人のカラードの物語である。

 アソル・フガードの舞台を観るのは、2017年1月新国立劇場の「豚小屋」以来となるのだけれど、この「アイランド」を観て、アソル・フガードを調べるまで、彼の作品とは思いもよらなかった。第二次世界大戦時の脱走兵の話と南アフリカのアパルトヘイト下の話だから、共通点を見出せなかった。しかし、両作品とも自由への果てしなき渇望を描く2人芝居ということでは一致している。もちろん背景には、一方で戦争批判や社会主義体制批判、もう一方でアパルトヘイト批判があるのだけれど、むしろそこよりも、必死に現状に抗って、いつの日か自由を獲得しようとするバイタリティー・執念が大きく前面に出ていることも、同じテイストを持たせている。

 劇中劇の「アンチゴネ」、自らは確かに罪を犯した(法に背いた)、しかし、私の行動は正しいと主張し、自らに過ちはないと主張するアンチゴネの姿は、アパルトヘイトに対する抗議行動をした、まさに2人の立場の代弁である。
 この舞台で、終始通底している「アンチゴネ」と強制労働、2人の停滞なき生の象徴である。そこには諦観や絶望など、微塵のかけらも見られない。

ネタバレBOX

 でも、「アイランド」は、何という硬派で男前な舞台なのだろう。とにかく力強く、生命力に溢れている。ラスト、舞台の収容所のセットを取り外し、2人で肩を寄せながらの逞しく歩を進める姿、ただただ感嘆するばかりだ。

ただ、ちょっと空席が目立ったなあ。後半の巻き返しを祈る。
昭和歌謡コメディ~築地 ソバ屋 笑福寺~Vol.10

昭和歌謡コメディ~築地 ソバ屋 笑福寺~Vol.10

昭和歌謡コメディ事務局

ブディストホール(東京都)

2019/01/11 (金) ~ 2019/01/14 (月)公演終了

一年前18年に行く予定でしたが、インフルエンザのためにダウン。断念。
今年はいけました。
一年かけての答え合わせを行なった気分です。

和田アキ子の歌を歌った方は、本当に上手いですね。

光秀を待ちながら

光秀を待ちながら

樫物語

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/08/02 (金) ~ 2019/08/05 (月)公演終了

満足度★★★★

惹きつけられました。

ネタバレBOX

主役が来ない初日、たまたま近くにいた敏腕演出家を招き、構成を大幅に変えて何とか初日を乗り切るというドタバタコメディ。

そんなに上手くいくかという感じもしましたが、黒人の家来である弥助を登場させたのはグッドアイデアでした。

ま、美脚を見せつけるのが主眼だったとは思いますが。
『怪人二十面相』

『怪人二十面相』

サファリ・P

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/08/01 (木) ~ 2019/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★

爽やかな60分でした。

ネタバレBOX

怪人二十面相のシーンをいくつか、ダンスパフォーマンスに乗せながら再現した感じの話。

取り調べ中に怪人二十面相が一瞬で別人に変化するシーンは素敵でした。
上演「正気を保つために」

上演「正気を保つために」

円盤に乗る派

北千住BUoY(東京都)

2018/07/05 (木) ~ 2018/07/10 (火)公演終了

小島弥太郎 槍襖仁王立ち異聞

小島弥太郎 槍襖仁王立ち異聞

劇団東京ドラマハウス

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2019/07/25 (木) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

こちらの劇団さんは、初めて観させていただきましたが、とっても楽しく観れました!!
歴史に疎いもので、「えっ!?本当にあった話なの!?」と、わからなくなるほど😅
大満足でした♪
息子と観劇させていただきましたが、息子もゲラゲラと笑うほど😂
ありがとうございました<(_ _*)>

週末のフェルマータ

週末のフェルマータ

南森町グラスホッパーズ

studio coote cafe(大阪府)

2019/08/02 (金) ~ 2019/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★

偶然でも、次への勇気につながる。
大きな事では無く、少し歩きだせばいい。

ネタバレBOX

次へ進むには勇気がいる
挫折 鍋に嵌ったお皿が取れるのか
バイオリンは弾けるのか
妻へのサプライスは、
10年弾いていない バイオリンの天才が教える。
開店までに最高のカレーは出来るのか
偶然でも、次への勇気につながる。
大きな事では無く、少し歩きだせばいい。
フローズン・ビーチ

フローズン・ビーチ

KERA CROSS

シアタークリエ(東京都)

2019/07/31 (水) ~ 2019/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

難しい企画だが、大成功だ。ケラの代表作。ケラ的ナンセンスを詰め込んだ戯曲が本人以外の演出で舞台になった。 しかも、商業演劇で!!
戯曲の大筋、SF風殺人ゲームの七年のクロニクル三幕は、初演とほとんど変わっていない。地中海の島のリゾートを開発中の経営者の豪邸に、日本人の女の子二人が、殺人プランを持って訪れる、といういかにもバブル時代、1987年の空気横溢の設定で、そこから二幕は95年、三幕は03年(書かれた時点では未来)。物語は破滅に向かって一直線なのだが、そこはナンセンスでグロテスクな笑いてんこ盛りの、それまでの日本演劇になかった異色の世界である。喜劇、とか笑劇とか、ミステリ劇とか、ジャンル分けなんか、吹き飛ばすような快作である。
しかし、この芝居は、ケラとナイロンでなければできないと思っていた。その後試みられた別のカンパニーの出来がその証とも思っていた。
だが、今回は違う。ケラ自身が再演を認めたカンパニーでやる、ケラ・クロスと言う企画の第一弾といいながら、まったく座組みが違う。戯曲へはリスペクトだけでいい、と作者に言われても、この破天荒な本に立ち向かう演出と役者は、さぞ緊張したことだろう。
演出の鈴木裕美はケラより少し後に出た小劇場出身。理屈の立つ女流演出家が多い中で、どちらかと言えば実践肉体派。ケラの演出が、男目線であったのに対し、鈴木演出は、徹底的に女目線。登場する人物(女性ばかり)に、容赦がない。ケラ演出よりも、ドライな乾き方で、このドラマが一層魅力を増した。
俳優もそれぞれ適役が揃った。キャスティングもうまい。鈴木杏にブルゾンちえみを組ませる、という秀逸なアイディア。代役出たとは思えない花乃まりあのハマり方。シルビアグラフの安定感。いずれも、演出の現場リアリズムとでもいうしかないスタイルで統一されて見事に新しいフローズンビーチになった。
さらに、この異色の顔ぶれの企画を東宝のメインの劇場で開けるところまで持って行った影のプロデューサーに拍手。ご苦労さま、お蔭で新しい商業演劇の道が一つ開いた。

「はたち、わたしたち、みちみちて」「ウミ、あした」

「はたち、わたしたち、みちみちて」「ウミ、あした」

gojunko

Theater Option(東京都)

2017/06/22 (木) ~ 2017/06/27 (火)公演終了

観劇から二年たった今、二本目の「ウミ~」の方を無性に見たいと思っています。

ひのくすり

ひのくすり

ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン

上野ストアハウス(東京都)

2019/07/31 (水) ~ 2019/08/06 (火)公演終了

満足度★★★★

ジグジグさんひのくすり🔶チームは初日と千秋楽の2回しか観劇出来なかった
❤️チームも観劇したかった
ひのくすりは2017年のラフカット作品である!
今回は完全版花火🎆工場で働く訳ありの人の話とても懐かしいかった
工場の説明や花火表現の仕方なるほどと思った!
根本役野崎さんの人を幸せにする火薬あれば、人を不幸にする火薬もある
深いな!
本当の正義とはなんなのかと考えさせられた!
「あぶらのかほり」被災地でのマッサージ屋働く女性たちの話!
女性ならではのどろどろ感!
自由と名のなんでもありなサービス
いかにお客さんとるか必死である
働くきっかけ話しは深いな!
喜ぶ姿見たかっただけだっただろ
レナ役美穂ちゃん、ルミ役舞ちゃんの浴衣オプションからマリカ役志保ちゃんの水着、サヨコ役まゆちゃんのバスタオル姿流れが笑えたわ!
チエ役の大出あゆみさんの新人が妙にあっていた
ほかにもベスト配役が凄すぎた
あぶらのかほり🔶チームはジグジグ常連キャストで実力派女優陣だったから
余計に凄みでした
特に山田真由子さん、平野尚美さん演技凄かった!
その他の美穂ちゃんや舞ちゃん、志保ちゃんも良い役割と素晴らしい演技!
ジグジグさん公演重ねるごとにスタッフワークも良くなっていて今回も心地良い観劇できたありがとう!
次回公演12月も楽しみにしています
全てのキャストの皆さま、スタッフさん終演お疲れ様でした!

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