
リアル、ちょっとムズい。
TOMOIKEプロデュース
小劇場B1(東京都)
2019/08/07 (水) ~ 2019/08/12 (月)公演終了

桜の森の満開のあとで
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/03/21 (木) ~ 2019/03/27 (水)公演終了
満足度★★★★★
某大学のゼミに参加するというふれこみ。
教授役の男性(ちなみにシアターミラクル支配人)は前説で「タバコを吸うシーンがある」と述べたが、いまどき そんな大学生いるか。
大学生たちは「模擬カンファレンス」という討論で成績に差をつけられるゼミに属する人々であり、利害関係者の役になりきって特定のテーマで「賛成」「反対」の意思表示をとり、多数決の方が評価を稼げるというシステムだ。意見を言わないで多数派に追随してもよいが、稼げる評価は少なくなる。ただし少数派には評価がつかない。
そして、テーマとなったのが近未来、架空の自治体(福井県の実在の市をモチーフ)における「高齢者から投票権を取り上げる」条例だ。これを賛成する市長、商工団体、電力会社の代表者らに対し、地元NPO青年らが反対する。
市長役の女性がキャリアウーマンのような出で立ちだ。どぎついものの知性があり、場の中心となる。対して やや誇張だったのが電力会社員役の男性。
毎週のように集まり、クールダウンよろしく休憩をはさみつつ、席に着く学生たち。
白熱の議論はロジックで、観客である参加者に配られる詳しい資料も相まって、さながら『朝まで生テレビ』視聴者だ。ここは照明を明るくしたり、開演中でも読み込む時間を用意した方がよかった。
この議論は劇中劇である。
だが、それが現実の人間関係に影響を与え、しかし現実の人間関係が論戦を覆していき、衝撃を辿る。
専門的な見地からいわせていただくと、シルバーデモクラシーが非難の的となっているからといって、高齢者から票を取り上げるのは反対だ。高齢者をアイコン化し、「高齢者だから高齢者のための候補者に票を入れるはずだ」というのは個人を無視している。仮に100人中99人の高齢者に そういう傾向がみられたとしても、1人の投票権を喪失させていいのか。
また、「高齢者だから高齢者のための候補者に票を入れるはずだ」がダメだと権力側が決めつけるのは絶対主義だ。善し悪しは有権者の判断に基づくものであり、相対的でなければならない。それを極化すれば、権力側が「善い」とする投票結果を得られるまで投票権の属性を絞ることになるからだ。(被成年後見人の投票権剥奪は憲法違反とし、個人の権利は復旧されている)
そのような社会が健全かは言うまでもないだろう。
だから、申し訳ないが、専門的な見地からはゼミの「結末」というものも首を傾げたくなる。
半端の「地方分権」ほど、この国を陥れるものはない。福岡県などでは憲法違反の「条例」を制定し事実上、施行してしまっている。本来、国を縛る最高法典として憲法があり、その下に法律があり、条例がなければならない。だが、現実には、法律としては憲法違反の疑いが強いから「条例」として既成事実化し、国民を縛る働きをするケースもある。あれを法律でやろうとしたら法制局がサインしたかどうか。憲法では日本の最高機関は国会であるとされているが、政治家や官僚、メディアのスクラムによって この国の長に祭り上げられたのが地方自治体である。
専門的になってしまうが、日本の自治体に権力分立はない。二元代表制ということにはなっているものの、圧倒的多数の議会で首長の提案する予算・条例が通過(全提案、全会一致)しており、議員の提案も 枯れるほどしかなく、「なれ合い」という日本的関係が続いている。いわゆるオール与党である。ここまでの経済規模を有する国で、自称・民主主義でありながら一部の県・市・町政を除いて対抗軸がないというのは、実は驚異的である。
自民党の石破茂氏は憲法改正において、参院議員を「地方の代表」選出とする内容を主張している。これは、自身が県連幹部を務める鳥取県が、お隣の島根県と合区の対象となったことによる。つまり「地方の小さな声を、より拡大して国会へ」という思考なのだが、このことは、国会議員を「国民の代表」とする現行憲法とは真っ向から衝突する。それをつぶさに検証すべきだろう。
第一、仮にも都道府県を戴く中央集権制のこの国において「地方自治体」を選出主体とするのは、北海道の代表や沖縄の代表といったアイデンティティと政治的基盤を一層強固にするものであり、単一国家観を揺らがせることは言うまでもない。それはさておき、自民党は制度的に地方分権する道州制に関しては導入の立場をとってきたはずだ。いつのまに変えたのだろうか。もちろん、石破氏も導入を期す法案には賛成していた。
憲法で、合区をなくすために地方自治体を書き込むことは、道州制の導入を放棄することとひとしい。なぜならブロックごとの人口単位が一千万にもなる道州制は、一票の格差という点では予め均等になるからである。書き込む動機がない。
無責任なのは石破氏に限らない。もし合区が都道府県への帰属を壊すのが嫌で憲法改正したいのであれば、道州制については どう総合するのか、自民党は明らかにすべきだ。
たとえば旧母体保護法の補償問題では宮城県が突出して違憲行為をしていた。調査ジャーナリズム・ワセダクロニカによると、各界が一体となって不妊を広める広報をおこなっていたという。この問題は当時の厚生省が推奨していたので分権論のみでは扱えないが、日本が、中央集権制で水平に この国を指導していったわけではない。
そして今日、違憲の疑いが強い「条例」も採択されている。そうした「自治の暴走」においては、中央が責任を以って地方を是正すべきだ。

Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】
壱劇屋
ABCホール (大阪府)
2019/07/05 (金) ~ 2019/07/07 (日)公演終了
満足度★★★★
久しぶりの台詞ありのお芝居
安定の王道のエンタメ!
役者さんの様々なキャラも面白い!
ストーリーは直球!
万人ウケするお芝居!
映画の七人の侍的な展開⁈

明日の遠まわり
空晴
駅前劇場(東京都)
2019/07/31 (水) ~ 2019/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/08/03 (土) 19:00
座席E列5番
価格3,000円
ちょっとした事件が起きている街のとある喫茶店に過去の因縁(?)がある人物たちが集い……な物語。
空晴作品としては珍しく(どうやら初めてらしい)屋外が舞台だが、複数の人物の思い込みや早合点によってコミカルな騒動となるところは空晴お馴染みのパターン。
そういえばこのパターンって、コメディの王道の1つではあるが、ちゃんと空晴の個性が出てきているのはさすが。

4 A.M.
青年団若手自主企画 川面企画
アトリエ春風舎(東京都)
2019/08/08 (木) ~ 2019/08/12 (月)公演終了
満足度★★★★
経験と実績を積んだ若い演劇人が修行のために門を叩く青年団併設無隣館。ハイバイ川面千晶の名を見てオヤと思ったが、確かハイバイで川面作品をやった何か公演があった(未見だが)。骨のある俳優というイメージは滲み出る人柄だろうか、狭いアトリエ春風舎とはいえ早々に完売なのには驚いた。
この企画は菊池明明と二人で立ち上げたという。パンフの協力者欄には豪華な演劇人の名前が並び、一体何の協力を?と興味が湧く。
舞台「4 a.m.」は2時間に及ぶケラ作品。(先般モメラスが上演した同名の短編ではなかった。)成長株山田由梨の演出も見ものだったが、初めて目にするケラでない演出によるケラ作品舞台には様々発見があり、芝居としても(春風舎だと忘れる程。失礼)面白かった。
川に沿った国境を南から北へ移って来たある夫婦の家のお話。屋根は持ち得ているが食糧難、政情不安定。場所(国)、時代とも、どこかに重なりそうで重ならず(虎が出てくる等着想は北朝鮮に違いないが)、荒唐無稽だが一定のリアルを保ち、信憑性あるドタバタ故に深刻になる暇がない、ケラ流ディストピア劇をが現出していた。
役者も大奮闘、また「奇妙な現象」を起こす舞台上の仕掛けたち、とりわけ赤いアレを作った小道具に拍手。

かっぱのディッシュ!
アナログスイッチ
サンモールスタジオ(東京都)
2019/08/07 (水) ~ 2019/08/13 (火)公演終了
満足度★★★★
105分、途中休憩なし。
冷静に物語の設定考えると、設定はかなり下らないのだけれども。客を醒めさせないためのディティールの積み重ねが絶妙。気が付くと「カッパと皿ワールド」に否応なしに巻き込まれてしまう。全体的に、緻密な会話劇ながらも、どこか全体的にのほほんとした、暖かい舞台。強烈な個性のように思えるのだが、観終わって考えるとシチュエーションコメディの王道のようにも思える不思議な舞台だった。
会話劇を構成する、役者さんのアンサンブルが観ていて素敵で楽しい。

陰謀の摩天楼にて
カスタムプロジェクト
調布市せんがわ劇場(東京都)
2019/08/10 (土) ~ 2019/08/12 (月)公演終了

百物語2019
ファントマ
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2019/08/09 (金) ~ 2019/08/11 (日)公演終了

烈々と燃え散りしあの花かんざしよ
新宿梁山泊
ザ・スズナリ(東京都)
2019/08/13 (火) ~ 2019/08/18 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/08/13 (火) 19:00
座席1階
温泉ドラゴンの舞台の梁山泊版。もともとシライケイタがどう構成したのか知りたくなってしまうが、金守珍のテント舞台さながらの演出に、ここはシモキタでなく、新宿花園神社かと思ってしまうおもしろさがあった。
梁山泊ファンなら、とりあえず満足できる舞台だったと思う。ただ、元の物語がそうだったのかもしれないが、主人公の二人を時代の殉教者にしてしまった感があるのが少し残念。今の日韓関係を思うと国籍以前の同じ人間としての叫びが聞きたかった。
いずれにしても、いわいのふ健と水島カンナの共演は見応えがあった。期待して熱帯夜のシモキタに来た甲斐があった。

プールサイドから、響く
Others&co.
小劇場B1(東京都)
2019/07/04 (木) ~ 2019/07/09 (火)公演終了
満足度★★★★
青春劇という題目性を則りつつも、しかるに高校演劇では上演されないだろう。建前を抉り出す。そして、「10代のいっとき」が露骨なまでにダンピングされていく。
戯曲に注文をつけるとすれば、それは、固有名詞の使い過ぎである。安易だ。「youtube」などのメディアは展開と関わっているから致し方ないとしても、炭酸飲料をそこまでプッシュする必要性はない。いや、炭酸飲料に限らず、流行語を盛り込み過ぎだ。
※ネタバレ参照
ノリをつぶさに学び、イマドキ感を構築しているようであった。未来と過去の話なのに未来感がなく、むしろ過去より未来の方がノスタルジーだったのは示唆に富む。
つまり、過去であれ「今」は動くのだ。

リアル、ちょっとムズい。
TOMOIKEプロデュース
小劇場B1(東京都)
2019/08/07 (水) ~ 2019/08/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
お話はもちろんなのですが、増野彩夏さんを始め、とにかくキャストさん達が魅力的な方ばかりでした!5回観ましたが、毎回毎回またあのキャストさんを観られると思うとワクワクして、本当に楽しい日々でした♪

「長くつ下のピッピ」
ドリームミュージカル
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2018/05/31 (木) ~ 2018/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★
こどもたちが協力し、苦難を超えていく物語に好感を覚える。
立花プロダクションといえば老舗であり、その人材は、東宝ミュージカルなどの子役を輩出している。ヒョンなことで観劇する機会を得たが、覇道をいきつつもウェットな寄り道(笑い)を追求する、実に痛快な2時間だった。
もちろん、20人程度の子役が出演しており、その力はマチマチである。だからこそメイン級には それなりのキャストを配したようだ。訝しがったのは冒頭だ。主人公・ピッピと、秘書の「おサルさん」との話が妙に合わない。台詞が混線してしまかったかのようである。これについてはゲネプロをきちんとするべきだったのではないか、と思う。
そのように記しても、冒頭だけである。つまり、経過とともに両者の演技による「修復力」をみせつけられたのである。
ほか、華やかだったのが王子役のキャストだ。どこか風貌が若かりしころの草刈正雄に通じており、威風堂々としている。それなのに前髪をバンドで結びあげ額を露わにするなど、およそ三枚目というキャラクターを演じた。調べたところ、数々の舞台でステータスを積んだ立花プロダクションの看板役者(子役)とのことだった。歌と踊りにおいて牽引していた。(全体的に そこにかけるエナジーは程良くもあった)
衣装は、西洋風に統一すれば名作感を表現できたのではないかと思う。ピッピは別格としても、周囲の、カジュアルなストリートファッションは彼女の「異能」を対比する上でも邪魔だったはずだ。
気になったのは、保護者とみられる男性が終始、撮影していた点に尽きる。発表会ではなく、公演という形でお客さんに観て頂いているのだから、「晴れの舞台」であっても環境にリスペクトすべきである

You're a Good Man,Charlie Brown
Sweet arrow Theatricals
シアター風姿花伝(東京都)
2019/06/27 (木) ~ 2019/07/07 (日)公演終了
満足度★★★
ほとんど、スヌーピーの物語も知らず、音楽劇もほとんど観たことが無い私。でも、なんか、ニコニコしながら観た!!余り、感情的に表に出ては無いと思うけど、心はめちゃ、ニコニコしてた!
劇場に入ると、ウエルカムな空気と、可愛い美術、そして、今回面会が無い意味が、なんとなくわかった。彼ら、彼女らと、劇場のあの空間で、バイバイするから、夢の続きが楽しめる。
https://blogs.yahoo.co.jp/suwansong2014/37367359.html

ゴールデンレコード
ホチキス
あうるすぽっと(東京都)
2019/06/20 (木) ~ 2019/06/30 (日)公演終了
満足度★★
米山さんのホンらしい「未来」「希望」「優しさ」「愛」など盛りだくさんの今作。面白さとカッコよさがミルフィーユのように重なり合う。
https://blogs.yahoo.co.jp/suwansong2014/37367351.html

月がとっても睨むから
Mrs.fictions
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2019/08/03 (土) ~ 2019/08/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
下世話だろうが、ミーハーだろうが言いたい。「今回岡野康弘さん最強に最高にかっこいいいんですけど、私、どうしたら、いいですか?????????」
https://blogs.yahoo.co.jp/suwansong2014/37367377.html

夢ぞろぞろ
EPOCH MAN〈エポックマン〉
シアター711(東京都)
2019/08/07 (水) ~ 2019/08/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
80分。
チューナーを合わせると、オイルショックのあの時代と、2019年の今が交差する不思議な空間が目の前にあった。
https://blogs.yahoo.co.jp/suwansong2014/37367380.html

見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2019/03/13 (水) ~ 2019/03/17 (日)公演終了

お気に召すまま
東京芸術劇場
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2019/07/30 (火) ~ 2019/08/18 (日)公演終了
満足度★★★
熊林弘高さんの演出の作品は初めて。
古典も普段ほとんど観ることが無い。
そんな初めてだらけの「お気に召すまま」シェイクスピアの有名な戯曲であることぐらいしか情報のない素人な私。
https://blogs.yahoo.co.jp/suwansong2014/37367376.html

山兄妹の夢
桃尻犬
シアター711(東京都)
2019/06/26 (水) ~ 2019/06/30 (日)公演終了
満足度★★
ゆめなのか、うそなのか、過去なのか、本当なのか、今なのか、空間は存在してるのか、なんだろか。すべてが巧い具合にシャッフルされて95分だった気がした。
https://blogs.yahoo.co.jp/suwansong2014/37367378.html

渡りきらぬ橋
温泉ドラゴン
座・高円寺1(東京都)
2019/06/21 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
https://blogs.yahoo.co.jp/suwansong2014/37367356.html
二時間、緩やかな川の流れのように、でも、その中に突然、水の色が変わるくらい深く、どうしようもなく踠いても、浮き上がれないくらい深い性差の悲しさ、人を恋する事ってなんなんだろう?って観終わって、反芻する。少し古臭いお話なのかな?とおもっていたが、実際は、2019年の今の日本でも、あり得るようなことでもあった。ただ、今よりもっとこの時代の女性たちは、しんどかったのだろうと思う。きっと、私の想像では、足りないほど。・・・