最新の観てきた!クチコミ一覧

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雨降る正午、風吹けば

雨降る正午、風吹けば

ハネオロシ

難波サザンシアター(大阪府)

2019/09/07 (土) ~ 2019/09/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

とても良かったです。泣きました。もう一度見ても泣くと思います。次回も楽しみです。

贋作 春のめざめ

贋作 春のめざめ

もぴプロジェクト

ザ・ポケット(東京都)

2019/08/30 (金) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/09/08 (日) 12:00

少年院で生きる少女たちのエネルギーのぶつかり合いが耀くなか、看守の大人の泥臭さが良かったです。
コロさんの一瞬の表情にゾワゾワした。

みどりのあいしかた【ご来場ありがとうございました!】

みどりのあいしかた【ご来場ありがとうございました!】

劇団えのぐ

キーノートシアター(東京都)

2019/09/04 (水) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

優しく切ない時間がゆっくり流れる、心に染みる舞台でした。
愛するとは、悔いのない別れとは、相手を大切に想うとは...普段当たり前すぎて真剣に考えることのない事の本当の大切さについて気付かせてくれました。久しぶりにまわりを気にすることなく泣きました。(なぜなら周りも結構グスグスしていたので)
ストーリーだけでなく音楽もテーマ曲も心に残る至極の舞台でした。

革命を起こすんだ

革命を起こすんだ

teamDugØut×マニンゲンプロジェクト

「劇」小劇場(東京都)

2019/09/03 (火) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

たぶん同世代の高校時代のストーリーなので、納得そして心地良さもあった。しかし、若い世代にはこの公演の意味や登場人物の心情などは理解できないのではないか?とも終演後にふと思った。役者さんたちは実力がある方々ばかりなので、しっかりした舞台になっていたが、それだからこそ、もう少し意外性や驚きを脚本にも演技にも盛り込んでいただけていたら、もっと素晴らしい公演になったように思う。

V-e ヴォイス・エレメント

V-e ヴォイス・エレメント

萬腹企画

上野ストアハウス(東京都)

2019/09/04 (水) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/09/06 (金) 13:00




 2019.9.6㈮ PM13:00 上野ハウス

 暑さがぶり返した真昼の上野を、宮岡志衣さんが出演されている満腹企画8杯目『V-e ヴォイス・エレメント』を観る為に上野ストアハウスへと足を運んだ。

 舞台の左右に数段の階段、その階段の上と下にあるスペースと階段に挟まれた舞台中央にある回り舞台で物語が展開される。

 今日が千穐楽なので、詳しくは綴れませんが、全体の感想を書ける範囲で書かせて頂きます。

 この舞台を観るきっかけは、タスクを演じる宮岡志衣さんに、『キーキャラクターを演じるので、麻美さんに是非見て欲しい』と連絡を頂いてこと。志衣さんが出て来た瞬間、タスクは、志衣さんでなければ出来ないタスクで、カッコイイ!と思った。

 20年前、高校のアニメ部に所属し、夢を語り合った若者たちは、つばさ(榎本温子さん)とひなた(樹元オリエさん)は声優になるもひなた翼と共にヒットアニメの主役を演じたあと声優を辞め、つばさは人気声優となり今も活躍し、ヒロキ(谷口健太郎さん)はアニメ監督、ジロウ(近藤大稀さん)はスーツアクターとそれぞれが夢を叶えて仕事を続けているが、現実に忙殺されていた。

 夢の世界に憧れ、夢を叶えた若者達が20年の時を過ごすうち現実に翻弄され葛藤しながらも、もう一度あの頃の気持ちを思い返し、流され押し潰されそうになりながら、もう一度原点に立返る人間ドラマかと思いきや、そこに未来の世界から危機に陥った未来の世界の人間を救う為タスク(宮岡志衣さん)によってプログラミングされた人型AIロボットが加わっての紆余曲折、アクションあり、対決あり、笑いあり、ドタバタコメディーのようで、ほろっとしたり、涙もぽろりと零れたりの観終わったあとに、爽快で幸せで温かい気持ちに包まれて、元気になれるコメディー。

 人の声には力があり、言葉には『言霊』と言われるように思いを叶える力がある。

 『声の力』『言葉の力』が、この2つがこの舞台、物語のテーマ。

 言葉によって操っていたはずが、いつの間にか操られていたり、悪い思いや気を持って発した言葉は、この世界を闇に染め戦争や紛争、嫉妬や憎しみを生む一方、うつくしい思いや優しい気を持った言葉は、この世界を温かな光で満たし、平和や思いやり、愛や幸せ、喜びや希望を生む。

 言葉と声には魂があり、力がある。

 つばさとひなた、二人の声が一つになり立ち向かうべき敵に、その声で、その思いで挑み、立ち向かう時、きっと世界は変わる。

 とこう書くと、ちょっとシリアスな舞台に見えるこの物語を全編笑いを散りばめながら、主演のお二人が声優であることもあり、リアルな声優あるあるや声優のお仕事を垣間見れたり、カッコイイアクションもあり、子供の頃、ヒーローものや美少女戦士もの、アニメで育ったお父さんお母さん世代から子供まで幅広い世代が楽しめて、思いっきり笑えて面白い、最高のエンターテインメントな舞台。

                文:麻美 雪

晴れ間×あたらしいニュース

晴れ間×あたらしいニュース

りゃんめんにゅーろん

未来ワークスタジオ(大阪府)

2019/09/06 (金) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

二本とも面白かったです☆【晴れ間】は高橋映美子さんの役作りが秀逸であの衣装と佇まいでお高くとまるセレブかと思いきや会社と社員の事を真剣すぎる程考えてる幹部というギャップが面白かったです☆
【あたらしいニュース】は山本祐也さんが最初【悪役】ぽいんだけど徐々に【正義】の顔を見せ初め結局【正義】と【悪】を行ったり来たりする感じが面白かったです♪でもそれって桐山さん初め全ての登場人物に言えるんじゃないかと感じてそこが醍醐味の作品なんだと解釈しました☆
二本通じて山本祐也さんの表現の演じ分けも素晴らしかったです♪

√ ルート

√ ルート

Pカンパニー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/09/04 (水) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

「悪法も法なり」すでに現場では教科としての道徳が始まり、あちこちで「混乱」を生み出しています。親からも疑問の声が上がっているには上がっているのですが、事情を知らない親、そして情けないことに周りの教員すら、「今までと同じではないか」「道徳は必要ないのか」といった楽観的な見方も蔓延しています。そんな中での観劇。よくもこれだけ丹念に取材したなと思えるほど、現場、現状に近い展開がなされていて、それだけでも感激しました。国家主導に「闘ってきた」老教師、「ヒラメ」のように上の意向ばかりを伺う教師、子育て中の母親教師、権威を誇示し、権威に弱い管理職・・・本当に学校の中は、こんな感じなのですよ。
今、目の前で起きていること、しかも黙っていれば、このまま押し切られてしまうような理不尽な事象を、ここまで正面から迫り描いていただいた劇団の皆様に敬意を表します。現場でもがんばらないといけませんね。
役者のみなさんも、それぞれの個性を発揮され、役のコントラストの表出が見事でした。
ついでに、思ったことをふたつ。
一つ目は、道徳の教材を、「手品師」に変えてみてはどうかと。私たちの現場では、一番「支持」され、そして一番「矛盾だらけ」の教材文です。ほとんどの教科書に採用されている高学年向けのものです。すみません、えらそうに。
ふたつめは、記者会見。うーーん、これはあり得ないかなと。望月記者のような親がいてこその展開ですね。ただ、あり得ないからこそ、劇で実現させる、いや、これが本来の姿なのだということもあるでしょう。観ていて、私なりにスカッとはしましたが。そう私が感じてしまうほど、現場は上意下達の、小心者の集団になっています。
初めて「Pカンパニー」さんの劇を観、これまで百本以上も劇を観てきた私の迂闊さに気づきました。今後、注目していこうと思います。
今日が楽日ですね。たくさんの方が訪れることを心から願って。
昨日は、刺激的な時間を、ありがとうございました。

昭和歌謡コメディVol.11〜ツキジーヒルズ青春ハクション〜

昭和歌謡コメディVol.11〜ツキジーヒルズ青春ハクション〜

昭和歌謡コメディ事務局

ブディストホール(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

とりわけ第二部では、思わず一緒に口ずさんでしまうくらい、なじんだ歌の連続。はじめは、拍手もせずに、「なんだ、中学生のお楽しみ会の延長程度だな」と、達観していたのですが、後半は、自分の思い出と重なる歌が続々でてきて、ついつい「理性」をかなぐり捨ててしまいました。
江藤さんが、あのズートルビの「江藤くん」とはつゆ知らず(久しぶりの顔でしたので、あまりの変わりように、失礼)、驚いています。
お客さんは、本当に心から楽しんでいたようで、あほらしいコントながらも、雰囲気に押されて笑いこけている自分がありました。
まあ、こんなのもありかな。

おへその不在

おへその不在

マチルダアパルトマン

OFF OFFシアター(東京都)

2019/09/04 (水) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

何も考えず笑える演劇でした。脚本が良いのかな?アドリブかな?
楽しめました。他の作品も観てみたいと思いました。

歌姫

歌姫

ことのはbox

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

主演のお二人が好演♪音響と照明の使い方が素敵だった。切なくも温かみに溢れた2時間!

昭和歌謡コメディVol.11〜ツキジーヒルズ青春ハクション〜

昭和歌謡コメディVol.11〜ツキジーヒルズ青春ハクション〜

昭和歌謡コメディ事務局

ブディストホール(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

1部は舞台、2部は歌謡ショーで、難しい事は何も考えず、笑って楽しめる内容でした。1部に関しては、コントに無理矢理ストーリーを付けたという感じでしたが、それはそれで面白かったです。それぞれのキャラクターも個性が強くて面白いので、気付くと口元が緩んで笑っていました。2部のショーは、昭和感満載で、その頃の思い出や懐かしさが甦ってきて、ちょっと胸が熱くなりました。とても楽しい時間を過ごせました!

EVKK9月公演『売り言葉』

EVKK9月公演『売り言葉』

エレベーター企画/EVKK

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

一人芝居バージョンが良かったので、二人バージョンも見に行くことにした。
見事に二人芝居用に演出が変えられていた。
高村光太郎の詩が静かに、楽しく、悲しく、そして激しく読まれる。
日本で一番読まれた純愛詩集「智恵子抄」この舞台を観て再度読んで見たいと思った。今ならきっと新しい発見があるだろう。
なぜなら、原作を超えた感動をこの舞台から受けたから。

光の祭典

光の祭典

少女都市

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/08/21 (水) ~ 2019/08/27 (火)公演終了

満足度★★★

俳優は熱演。好感が持てた。しかし、全体の印象としては雑。設定も展開も雑に感じた。モノを創り出す苦悩と恋愛問題が絡んでくるというストーリーで、かつそれがあまり上手く機能していない様は、それこそ自主映画全盛時のダメな学生映画を見ているようだった。

(以下「ネタバレBOX」には否定的な意見ばかり書いてますので、そんなの読みたくないという方はお読みにならないほうがよいと思います)

ネタバレBOX

元彼から受けた傷によって映画を撮ることができなくなってしまった女性と、優柔不断でなかなか自分の作品を作り上げることができない男性の話。

彼らを取り巻く周囲がごちゃごちゃしすぎで、2人の関係と行動がすっきりと見えてこない。
特に男のほうの阪神・淡路大震災への影響が、神戸ルミナリエ=故郷の懐かしい光景というふうにしか思えない。
いきなり後半でちょこっと3.11が出てくるのだが、それも効果的ではなく、単なる過ぎ去った光景として出てくるだけ。
つまり、オリンピックのPR動画の素材としての位置づけでしかないところに少し憤ってしまう。阪神・淡路大震災と重ねるところがあるわけでもなく。
もう「歴史」の一部、時間を語るための単語になってしまったのか?

そもそも学生時代の課題だったか卒業制作の映画が、国際的な映画祭で受賞するというファンタジーがダサすぎる。
良い映画を撮ったということの証明が、国際的映画祭というボキャブラリーしかなかったということ。

学生時代の仲間と“偶然”カラオケで出会い、その“偶然”出会った女性が“偶然”介護に訪れた家が、学生時代の知り合いだったとか、偶然が酷すぎる。

一番酷い偶然は、(彼がいると知って訪れるのだが)道に迷ってしまい“偶然”その彼と出会うのだが、両方とも相手が誰なのか気づかない(これも酷いが)。
そしてその場で彼が、その彼女にしたことについて、突然別の知り合いに話し出し、それを彼女が“偶然”聞いてしまう……さらに2人の話が終わったところで、“偶然”今の彼女が登場する……。
なんという偶然!……というか、ストーリーのためだけの偶然が雑すぎ。

フリーの照明マンが、おじいちゃんのお願いで撮ることを依頼されたのが、オリンピックの公式PRビデオって、そんなことあり? 
そのオリンピックの公式ビデオでメインキャラのように登場するのが、日活ロマンポルノで主演をした女優ってあるかな? それは無理じゃないの?
(劇中では「ロマンポルノ」と言っていたと思うが、ロマンポルノは日活が制作したピンク映画の名称)

有名な監督が女好きと聞き、文字通り体当たりする女優が、見事(ロマンポルノではあるが)主演を得るというのもアリなの? って思っていると、その監督は本当は男のほうが好きということで(えぇ??)、今度は男が近づき、その彼が映画のメイキングを撮らせてもらうことになった、というのもなんだか雑な展開。
しかもその映画のメイキングというのが、日活ロマンポルノらしい。ロマンポルノってメイキング作るの?

それと不思議なのは「ロマンポルノ」や「山形国際ドキュメンタリー映画祭」という固有名詞が出てくるのにもかかわらず、「ぴあ」だけがなぜか「ぴお」。

熱っぽさがいい感じだったけど、次々現れる「偶然」の雑さ加減に段々うんざりしてきてしまった。
繰り返しになるが、阪神・淡路大震災(=神戸ルミナリエ)が全体に効いていれば、また受ける印象も違ったのかもしれないのだが。
アリはフリスクを食べない

アリはフリスクを食べない

やしゃご

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/08/31 (土) ~ 2019/09/10 (火)公演終了

満足度★★★★★

やしゃご『アリはフリスクを食べない』@こまばアゴラ劇場

親が亡くなり知的障害を持つ兄と暮らすことになった弟と、彼らを取り巻く人々の話。

説明なしにそれぞれの関係と背景を見せていく、脚本の上手さ。

(実世界では、あたり前のことなのだが)誰もが1つの役割としての性格や設定を持つのではなく、ちょっとしたエピソードや台詞・会話によって、その人物像に深みを持たせている。
だからリアルであり、人間の(他人の目から見た)可笑しさ、哀しさが感じられる。

(ネタバレBOXへ)

ネタバレBOX

登場人物たちの配置も見事だ。例えば加奈子の母がいることで、障害者を家族に持つということを、智幸と歩の兄弟からの視線だけでないものを見せてくれるし、母の「触らないで」の一言も、それだけで物語全体への意味を持ったりもする。

「正論」として振りかざす手の空虚さを感じつつも、その正論に共感したり、でも「しょうがない」という気持ちにも納得したりする。
もし自分が同じ立場であったとしても、やっぱり正論を振りかざしてしまいそうだし、苦渋の決断もするであろう。

つい「誰が悪い」とか「何が悪い」と「悪いもの・こと」を追いがちであるが、この物語を観ることで、そうした考え方が果たして良いのであろうかと疑問を投げかけてくる。
つまりそれを追うことが、差別につながってしまうということにも気づかされるのだ。

他人から見る場所からは、正解は見えない。
それぞれが、それぞれの立場で考えることが正解なのだろう。

「私たちだったらどうするか?」「私だったら何という言葉を発するのか」という投げかけを受けて、帰り道もずっと考えるというのも良いことだった。

知的障害を持つ兄役の辻響平さんがとても良かった。
弟・歩の婚約者を演じた幡美優さんの後半の絞り出すような台詞もいい。
兄弟の幼なじみ・舘そらみさんの自然体の優しさが良いから、ラストにちょっと哀しくなってしまう。
工場の社長・工藤さやさんの、工場を急に任され、実は少し無理しているのかも感もいい。
知的障害があり兄弟と同僚役の井上みなみさんのインノセントさからくる叫びが、ヒリヒリする。
三上(男のほうの)役の尾崎宇内さんの「何かが起こりそう」さを孕む、ヒヤリとした冷たさがたまらない。
昭和歌謡コメディVol.11〜ツキジーヒルズ青春ハクション〜

昭和歌謡コメディVol.11〜ツキジーヒルズ青春ハクション〜

昭和歌謡コメディ事務局

ブディストホール(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★

第1部のコント主体は・・・かなり
いまいちに感じたが
第2部の歌謡ショーはレトロ感が強くて
まぁ楽しめたなぁ~♪ と

ネタバレBOX

第1部が星数=2
第2部が星数=4って思えたっす

新参加のアイドルさんが
場慣れしきってて何か楽しかった♪
黄檗宗大本山 萬福寺の梵唄

黄檗宗大本山 萬福寺の梵唄

国立劇場

国立劇場 大劇場(東京都)

2019/09/07 (土) ~ 2019/09/07 (土)公演終了

満足度★★★★

舞台にはしていたけど・・・・
法要ですわね
なかなか見れないもので
ためになった感が強かったデス(^-^)

ただ い~い年した方々が
私語やモバイルの操作を上演中していたのには閉口させられたわな

昭和歌謡コメディVol.11〜ツキジーヒルズ青春ハクション〜

昭和歌謡コメディVol.11〜ツキジーヒルズ青春ハクション〜

昭和歌謡コメディ事務局

ブディストホール(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

新シリーズのタイトルは、アメリカのTVドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」のパロディだろう。このドラマが放映されていた1990年から2000年頃という時代、日本でも青春歌謡が流行っていた。
第1部は学園シリーズ第1弾ということで、このクラスのメンバー紹介を兼ねた展開。学園ドラマということもあり、新しく4人のキャストが加わり賑やかさを増す。そして新任教師の江藤博利さんが提案するダンス甲子園出場が、第2部へ引き継がれる。新たに1部と2部を連携させる工夫が面白い。
自分が観た回は大盛況で、劇場座席だけでは足りなく後部壁に沿って椅子を置いて増席していた。この第1部ドラマネタと第2部の歌謡曲を知っているか否かで楽しみ度が違うかもしれないが、自分はまさにこの世代であるから十分堪能した。

(上演時間:1部45分、2部1時間、途中休憩15分含め2時間)

ネタバレBOX

第1部「ツキジーヒルズ青春ハクション」
新シリーズは築地の私立高校「築地が丘学園 」を舞台にした学園コメディ。第1弾であることから、各キャラクターの紹介場面が中心。教師になるため苦節30年の熱血教師_江藤博利サン、マドンナ教師_白石まるみサンなど11名を順々に面白可笑しく紹介する。ソバ屋シリーズのお決まり展開が今後学園ドラマではどのように描かれるのか楽しみ。

第2部「歌謡バラエティショー」
今回は学園ソングが多く、軽快な歌謡が楽しめた。また新キャストに元NHK少年ドラマシリーズに出演していた女優、子役デビューし芸歴がながく舞台経験も豊富な女優、長渕剛のモノマネをする芸人、〇〇星から来たアイドルなどが参加しており、今まで以上にパワーアップした歌謡ショーであった。

いつも通りのペンライトを振り、紙テープを投げてその昔の青春時代を謳歌した。今回は学園ソングも多く、会場の観客の多くが口ずさんでいるのが見え聞こえた。
当日パンフの江藤座長の「もっと、もっと、もっと『笑い』『歌』で、元気を届けたい!」の思いは十分伝わる内容であった。
次回公演も楽しみにしております。
中年の歩み『紅白』

中年の歩み『紅白』

第0楽章

SPACE EDGE(東京都)

2019/09/07 (土) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

物語は、家族の「老い」「介護」への向き合い、そこに地域事情を足枷のように加重させて観客に問う。あなたならどうしますか?その難問度合いは、その人が置かれた状況によって異なるであろうが、事件・事故死等を除けば現実にある問題。公演では直接的な答えはなく、観客に委ねられたままであるが…。
物語は年末から年始にかけての数時間、兄弟姉妹による濃密な会話劇。そこに地域住人が絡むことで第三者の目をもって家族の身勝手、自己都合といった不誠実な姿が浮き彫りになる。
タイトルの『紅白』は年末歌謡番組を示しているようだが、公演の印象は「黒白」といった弔事的なもの。本公演は、観る年代(中年の歩み)によって受け止め方の深刻・切実度が異なるだろう。
(上演時間1時間35分) 2019.9.13追記

ネタバレBOX

セットは少し高くした台座のような所の中央に炬燵、そしてTVが置かれているだけ。もっともこの会場全体の構造を最大限活用し、階段の昇り降りや上手・下手にある扉からの出入り等、会話だけに終始せず動作でも緊迫感を生む。

公演コンセプトは、「中年による中年に向き合う3年間。中年の悲喜を見つめる」というもの。地方都市で営んでいる森餅店を舞台とし、父親の介護と中年になった自分たちの将来を心配し始める。親の介護をする世代、介護される世代にとっては胸が締め付けられる、少なくとも ざわざわする気持になる。公演の面白さは、人物の置かれている状況を鮮明にし、それぞれの関係に十分な軋みを与えている。それによってこの状況下、いわば八方塞がりから逃れることが出来ない。まさに現実問題から目を逸らせられないという緊張感を生む。

長女は40歳過ぎで生保レディに転職せざるを得なくなり、次男は東京でバイトの靴職人、次女は森餅店に居候か、そして三男は引き籠り。さらにこの店は事故物件のようで売りに出すことが出来ない。店は架空の無士山の近く、無士宮市にある無士宮商店街にあるが、今はシャッター通りと化している。全てにおいて閉塞状態、今は意識はあるが寝たきり状態の父親、かつては暴君のような父の面倒を誰も看たがらない。ここに公演の凝縮された現実が提示されている。芝居であるから演劇的な結末の観せ方はするが、公演そのものに答えは用意されている訳ではなく、観客自ら考える。

父親は登場しないが、時々に呼び鈴ならぬブザー音楽が響く。その音楽が微笑ましく、息詰まる場面をホッと和ませる。また年末の紅白歌合戦の中継を見る見ないでTVリモコンを奪い合う姿が滑稽だ。現実問題から何とか逃避したいという心理と行動が実に上手く描かれる。
倉庫のような会場で、照明や音楽効果を十分に発揮することは難しいが、それに頼らず演じている役者の迫真・緊張感ある演技が素晴らしかった。
なおラスト、年末の炬燵はありだが、蝉鳴く時季の炬燵はないと思うが舞台転換が難しいのだろうな~。
次回公演を楽しみにしております。
おへその不在

おへその不在

マチルダアパルトマン

OFF OFFシアター(東京都)

2019/09/04 (水) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

虚構的な物語だが、どこか現実味を思わせる独特な世界観が魅力な公演。産まれてしまえば、へその存在など大したことではないが、無いと何となく変な感覚に囚われる。物語はこの へその有無を心の在りようの比喩(チャップリン言の悲劇であり喜劇)とし、ミステリアスな展開と軽妙洒脱な描き、その絶妙なバランスが観客を惹きつける。
舞台美術はどこかファンタジーさを思わせ、反面、機能的な面を兼ね備えた見事な作り。それが物語の雰囲気を支えている。
(上演時間1時間30分) 2019.9.13追記

ネタバレBOX

セットは飾り棚を思わせる仕切り壁、中央に応接セットが置かれ、物語の中心となる3姉妹の家であり、この姉妹が住んでいる町にある和菓子屋や煎餅屋を思わせる。飾り棚には何台かの電話が置かれたり、カメラが吊るされている。これって探偵業に必要なもの。そして大型のゴミ箱が下手側に置かれている。

公演はリアル・ファンタジーといった独特の世界観…この不思議な雰囲気をどう表現するか。またマンガキャラが劇中内に入り込み、ある種のパロディを意図しているようだ。物語は、3姉妹それぞれが関わっている人物との相関関係を縦軸にし、探偵の行動から明らかになる出来事を横軸にし、人と出来事が錯綜するような構成である。そこに奇妙、奇抜な仕掛けを用意している。
3姉妹、長女・たまこ は結婚したが夫は生死不明の未亡人状態、次女・のりこ は近所の和菓子屋の店員、三女・まるこは高校生という設定。この3人に対し煎餅屋の猫田家(夫人、息子)が絡んで騒動が…。また和菓子店(実際は牡丹餅メイン)の奇妙な存在、たまこの夫の消息と猫田家の関わり、まるこ と猫田家の息子の絡みなど次々と物語の引き出しが開けられ、物語は断続的に繋がっていく面白さ。

マンガキャラというのは、少なくとも 三女まるこ と親友で和菓子屋の娘・あずみのこと。おっとりとした性格のまるこ、防備的に短剣を取り出す あずみは、それぞれ有名な漫画の主人公を連想させ楽しませる。そして牡丹餅に掛けて、半殺し(粒が残る程度に粗くつぶす)にするという乱暴な台詞。また鎖での拘束シーン、パペットの利用、ゴミ箱への潜入など奇抜な観せ方で観客の興味を惹くという巧みさ。

この公演は、現実にある浮気や不正問題を仮想的世界に落とし込む、もしくは仮想世界に現実のいくつかの出来事を散りばめたような歪で不整合な世界観、理屈で説明しきれないところが魅力的だ。だからこそ、自分の現実として観れば悲劇であり、少し引いた立場の第三者が観れば喜劇(他人事)なのだろうか。
こじつけであるが ”おへその不在”は、自分では気になるが、他人にしてみれば気にもしない卑小なことかもしれない。
次回公演も楽しみにしております。
人生のおまけ~Collateral Beauty~

人生のおまけ~Collateral Beauty~

演劇企画イロトリドリノハナ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/09 (月)公演終了

満足度★★★★

中に入った時から舞台セットがしっかりしているなと思って見ていましたが、まさかあんな風に動くなんて!それをうまく使った演出も良かったです。
さすが校長先生というシーンもありましたが、おばさまたちも迫力がありました。

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