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鎌塚氏、舞い散る

鎌塚氏、舞い散る

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2019/11/22 (金) ~ 2019/12/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/11/27 (水)

最高でした☆ 前作は観なかったので、5年ぶり2回目の鎌塚氏でしたが、おもしろさは健在でした!

ネタバレBOX

前作は出演者がだいぶ変わっていたので観ませんでしたが、今回はおなじみの人たちが多く観劇。5年前と同じようなクルクル回る舞台。これが良く出来ていて、とても良い☆ 話も同じような感じなんだけど、それでも楽しい! こんなに楽しい舞台はなかなかないと思う☆ ともさかさんは 若々しくキレイでした☆☆
鎌塚氏、舞い散る

鎌塚氏、舞い散る

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2019/11/22 (金) ~ 2019/12/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/11/26 (火) 19:00

 楽しく見せてもらった125分だった。貴族制が残ったという架空の日本で、全国ナンバー1執事として知られる鎌塚アカシ(三宅弘城)の活躍(ドタバタ?)を描くシリーズの5作目。シリーズすべて観ているのだが、どれも面白く、また、続けて観ていることで分かる部分もあり、今回が初見という観客には、味わいが分かりにくい部分もあったのではないか。今回は、今までになかったタイプのシーンがあり、今後の発展が期待される(^_^;)。ただ一人だけ本物の貴族の役を演じる大空の風格は見事だった。

下山と帰国

下山と帰国

くによし組

東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)

2019/11/20 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/11/22 (金) 19:30

 2人して「ひきこもり」になった兄妹を、互いに秘密にしておこうとする母が、兄は登山、妹は海外旅行中ということにするが、その母がいなくなり、秘密がバレる…、という展開。作・演出の國吉本人もひきこもった時期があり、実話っぽい部分も含むが、いつもの切れ味は今一つな印象が惜しい。MCとか受付とか、役だか何だか分からない存在を入れたあたりは、いつもの「異常で、正常で、シュール」な國吉だったが、永井があんまり変な人に見えない、という点が勿体ない。劇団員の音が田舎に帰ったのだが、彼女を失ったことは意外に大きいのかもしれない。

三姉妹、故郷を探す。

三姉妹、故郷を探す。

ザ・小町

オメガ東京(東京都)

2019/11/21 (木) ~ 2019/11/26 (火)公演終了

満足度★★★★

舞台には古びたコゲ茶色のベンチ、そして電信柱、ではないが同様に古びた街灯の胴体。背後には大型団地の遠景(写真が横広に)。確信的に別役芝居の向うを張る気だと期待値が上る。暗転し明るくなると、旅姿の三姉妹が下手に折り重なる格好で板付き、しばしの間あって台詞劇の開始である。
とぼけた台詞の応酬から意表を突く展開へと芝居は進むが、別役とは違うやはり現代の作家だと実感する。時々風が吹くのだが、何か音楽的響きが混じっているようでよく聞き取れず、台詞ともかぶり「よく判らないノイズ」となる(餌をやっている鳩が飛び立つ音も妙に尺が長いのが1パターンのみで意図的なのか下手なのか分らない)が、しかし演出意図としては別役の風の「変奏」だろうと推測。
さて別役の「現実」と「異界」の境界を渡るような微妙でスリリングな台詞運びには及ばないな、と感じる前半が、後半伏線となって芝居は奇天烈な様相を呈する。シュールの極みは唯一の男優・可知氏(老齢の様子)を父として三姉妹と一家族を作ったその夕食時の長い会話中、可知氏のために台詞の書かれたカンペの紙皿や器、鍋の具を、堂々と彼に示しながら、芝居が当たり前の顔で進行して行くサマである。父役に馴染んで行く渋い可知氏の芝居も味わい深く成立して行くのは反則技だが言い難い痛快さを覚える(仕舞いには若い女がTV番組のADよろしくステージ前に座って堂々とスケッチブックのカンペを一枚一枚めくっていた)。老俳優がまた「読みながら」の演技で十分味を出す。
戯曲の狙いに届いていない三姉妹の演技が部分部分にあったが(別役作品も同様、俳優にこのシュール世界の演技は難物)、三女優が足掻く姿が清清しく、内心応援したい気になっている。それは仮初の家族を夢見、たまさかそれを得て図に乗ったり、失ってガッカリする彼女らの本来的な寄る辺無さに、当て所なく生きざるを得ない現代と同じ地平がみえたからだろうか。
この作品の持つ批評的切り口はもっと鋭利に研がれたく、辛辣に突き放してくれてもいいのだが、と(別役ファン故だろうか)思う所はある。

KUNIO15「グリークス」

KUNIO15「グリークス」

KUNIO

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2019/11/21 (木) ~ 2019/11/30 (土)公演終了

満足度★★★★

一日中芝居を見ていれば、どこかで躓くものだが、さらさらと見られる。場面場面がいろいろ趣向を凝らして面白くできていて楽しめるのだ。若く、馬力のある杉原邦生の「グリークス」である。
昔、コクーンで蜷川演出を一日かけてみた記憶があるが、それに比べるとずいぶん砕けた印象である。あれは90年、もう三十年も前のことだから、記憶も薄れている。ギリシャ悲劇の超人型造形が強い舞台で配役もまた、それに倣っていた。今回は翻訳も小沢英実による新訳でずいぶん下世話になった。テキスト論は本一冊やっても尽きないであろうから、とっつきやすいギリシャ劇だったというのにとどめて、観客の感想を。
まず、百五十の観客席なのに、大劇場の空気があり、しかもやたらに細かい。ここが世界古典のギリシャ劇にふさわしい。どこを見ていても楽しめる。どうしてもやってみたかったという演出家・杉原邦生の気迫が空転していない。幕開きから、林檎におさまるまで、一気呵成の出来である。今まで、音楽やダンスの挟み方で、疑問があるところがあったが、今回はうまくおさまっている。たとえば、トロイ戦争の始末を一曲にしてしまったあたり見事である。
主要な俳優たちが大健闘である。アガムメノンの天宮良、クリュタイムネストラの安藤玉惠、へカベの松永玲子、アンドロマケの石村みか、脇になるが、武田暁、小田豊、森田真和、普段もさまざまな劇場で舞台をしっかり固める俳優たちが実力を発揮している。気持ちがいい。松永玲子はやりすぎかとも思うが、ちゃんと舞台を締めていて、観客は大いに楽しめるのだ。その点、コロスの若い俳優との落差も目立った。若い俳優にとっても生涯一度の経験であろうが、まずは、セリフを割れないように言う、ということを訓練してほしい。それほど大きくない劇場なのだから、ここで声が割れるようでは、実は俳優として通用していないのである。
美術と衣装がいい。幕開き、松羽目が舞台いっぱいに立ち上がってくるだけで、芝居好きは捕まってしまう。あまりうまく使っているとも言えないが能舞台の躙り口など、小憎い。そこに国籍不明の衣装がまたよく合うのである。西洋甲冑から日本の神社の巫女まで、多彩な色とファッションで舞台を彩っている。
異論を言えば、第一部はトロイ戦争、と第二部は肉親間の殺人と、中心のテーマがはっきりしているのに比べて、第三部のエジプトの親子再会は、演出の調子も変わり絞りが甘かったように感じた。
しかし、これは、やはり今年、屈指の舞台といっていいだろう、。朝の11時半から夜の9時半まで、飽きずに楽しんだのだから。

空飛ぶカッパ

空飛ぶカッパ

東京AZARASHI団

サンモールスタジオ(東京都)

2019/11/26 (火) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

宇宙人でなく、カッパが空をとんでいたのかは不明でした。

ネタバレBOX

日比野さんがテンポよく笑いを取るので、そのペースにのりました。思いもよらぬ方向や強引すぎるのではとハチャメチャになりそうな展開となっても、日比野さんの笑いをとるリズムのようなものがしっかりとしているので、全体としてまとまった中身のある印象がありました。
世界はあまりにも

世界はあまりにも

劇団 脳細胞

アトリエファンファーレ高円寺(東京都)

2019/11/20 (水) ~ 2019/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/11/23 (土) 18:00

 山梨県の携帯電話の電波も届かぬ山奥の別荘。蜂蜜の製造販売を営む社長とその家族が長男の友人と共に滞在している。嵐の夜、車の故障で立ち往生していた平山家の家族四人を社長は別荘に招くことにする。これが劇の発端である。
 冒頭の社長一家がリビングで小説の中の一人の女優の死をめぐって特殊な訓練を受けた役者の根源的欲求に触れた会話が観客の関心を強く惹きつける。他者を演じることが当たり前の役者がそのような特殊な訓練を受けると、役者同士で自他の区別がつかなくなり、各自が持っている根源的欲望が時に別の人間に乗り移ってしまう。小説中の女優はだれかの殺人願望が乗り移った男に殺されたのだが、その殺人願望は実は女優の親友であった女優の根源的欲求であったのだ…。
嵐が激しくなり、別荘は停電する。社長と平山は協力して停電を修復する。明かりが戻って、社長一家の知人のシャンソン歌手が訪ねてきた際、別荘の軒下に避難していた日本縦断中の旅行者を別荘内に招き入れたことから舞台は一挙に緊張の度を増す。

 山奥の別荘という閉塞空間に居合わせる社長一家と平山一家と旅行者一人。蜂蜜の製造方法もろくに知らない社長と、社長の裕福な生活を羨みながら彼に取り入る平山と、失業中で鹿児島から北海道まで徒歩で縦断しようとしている袖ケ浦。平山は社長から重役待遇で招かれる身だから、暖炉の前で身体を温めている袖ケ浦が自分と同様に社長の好意を受けていることに我慢できない。配電盤の電線が切られていたことから、平山は袖ケ浦を怪しいと睨み、彼の持ち物を点検しようとする。袖ケ浦なぜ自分が電線を切った犯人扱いをされるのか理解できない。彼は不当な嫌疑を受ける屈辱に耐え切れず憤然と別荘から出てゆく。この場面における平山の袖ケ浦に対する態度は異様なほど高圧的だ。度し難いことに、袖ケ浦を別荘から追い出すことに消極的だった社長と妻が「そういわれてみればやっぱり怪しい」と言い出す。
 別荘には社長夫妻の知らぬ悪意の存在がある。長男・長女と長男の友人井川である。長男は「欲しいものはなんとしても手に入れるべきだ」と揚言して憚らない。兄妹二人はそれぞれ不満を持っており、長女の誘拐事件をでっちあげることによって両親から身代金を搾取しようと企んでいる。二人は平山家の長男・長女と共謀しようとするが、共謀に慎重だった平山の長女が陥落した瞬間、舞台は暗転。

 この後の結末についてはなぜそうなるのか、わからない。冒頭の根源的欲求の話はどこへ繋がったのか? 長男と長女の偽装誘拐はどうしたのか? 前夜の出来事はすべて夢だったのか? 
 スペイン大使のパーティに招かれて外出する社長夫妻を見つめる平山の妻は「昨夜の夫への重役待遇のお話はどうなったのでしょうか?」という眼差しを向けているのだが…。

Soul & Peace Concert in 東京 

Soul & Peace Concert in 東京 

DGC/NGO 国連クラシックライブ協会

東京国際フォーラムホールC(東京都)

2019/11/22 (金) ~ 2019/11/23 (土)公演終了

満足度

第1部の日本の歌の男女合唱は趣向としては良かったですが、琴演奏が結構間違えていましたね。尺八ともその場でなんとか合わせている感じがしました。第2部のシンポジウムなるものは単なる場つなぎか、スピーカーの選択があり得ません。老人の他、合唱団だの意味不明な大学院生だの、挙句の果ては東大応援団。専門外だと断りつきで適当なコメントして、これにお金を払っているかと思うと、残念な気持ちになります。第3部が赤毛のアン。子役のアンは可愛かったけど風邪声で声量が出なかったですね。先生役も歌になっていません。俳優も汀夏子さんだけが歳の割に気を吐いていましたが、主力が皆65歳以上の高齢者倶楽部。。。マイクの拾いが悪く、セリフが時々聴こえてこないのは舞台側の準備不足のせいでしょうか。後ろのエキストラも、踊りが揃っていない学生達と、太めのおばさま?方が「何とか動いている」感じ。昔より時間が短くて残念。第2部は絶対に不要です。出演者もエキストラを含めて女性ばかりで、偏った印象を受けました。昔はもう少し男性もいたような。自分の子供が出演していてそれを見に4千円払うのはありだと思いますが、素できてそれ以上払うのは割高感が否めません。市民参加でエキストラの動きが洗練されていないのはいつもながらのご愛敬ですが、今年はプロの準備不足を強く感じました。

ーサド侯爵夫人・わが友ヒットラーー

ーサド侯爵夫人・わが友ヒットラーー

CroixProjec†

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/11/21 (木) ~ 2019/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★

11月25日のことはよく覚えています。

ネタバレBOX

わが友ヒットラーとサド侯爵夫人を交互に進行させながら、彼や彼女が三島由紀夫と心情を吐露し合う話。

ヒットラーは似ていました。老醜を嫌う三島も知ることができました。
ごえん

ごえん

東京タンバリン

小劇場B1(東京都)

2019/11/13 (水) ~ 2019/11/17 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/11/14 (木) 14:00

価格3,500円

5円硬貨を想起させる大きな同心円が据えられた舞台で「ご縁(と5円?)」によって広がって行く物語。
途中で危うい方向に向かうのではないか?とハラハラしつつも最後は軟着陸してふんわりと優しい気持ちになれるのは東京タンバリンの持ち味か?
それにしても出演者の人数と登場人物の数の差の大きいことといったら!(笑)

空飛ぶカッパ

空飛ぶカッパ

東京AZARASHI団

サンモールスタジオ(東京都)

2019/11/26 (火) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/11/26 (火) 19:00

115分休憩なし。(あるいは9時間(笑))
ど真ん中ストレートなシチュエーションコメディ。お話云々っていう感想よりも、「笑った!」っていう感想が占めている作品。笑かし方はものすごくオーソドックス。なのに、ゲホゲホ咳き込むくらいに笑ってしまうのは、コメディとしての本がとても完成度高いのと、役者さんが魅力的だからだろうなぁ。コメディなのに、演技が細かくて上手い。渡辺シヴヲ、あのボケているんだかいないんだかの演技はすごいなぁ。彼自身の歩き方が、正に「宇宙人」だなと思った。

~崩壊シリーズ~「派」

~崩壊シリーズ~「派」

エイベックス・エンタテインメント / シーエイティプロデュース

イムズホール(福岡県)

2019/11/23 (土) ~ 2019/11/24 (日)公演終了

満足度★★★

笑いの仕掛けが盛りだくさんでしたが、舞台慣れしているからか、回りのお客さんほど笑うことができず、少々残念。
初心者やこのカンパニーおしの方むけかなと思いました。

空飛ぶカッパ

空飛ぶカッパ

東京AZARASHI団

サンモールスタジオ(東京都)

2019/11/26 (火) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

よく観てるファンだからとか、下ネタだからとかじゃない 久々に純粋なコメディで大笑いしました!
ストーリーのテンポも心地よく、所々でみせる親子の絆のシーンに心打たれ、また笑い、そしてまた笑うが、決して本筋の邪魔をしない… 素晴らしいお話でした。
ありがとうございました。

小さなエイヨルフ=罪過

小さなエイヨルフ=罪過

クリム=カルム

新宿眼科画廊(東京都)

2019/11/22 (金) ~ 2019/11/27 (水)公演終了

満足度★★★★

マジックリアリズム、こんなにも独特の世界観を創り出すのですね。
演劇であると共にちょっとした美術作品を観てきたような感覚。
原作「小さなエイヨルフ」はこれまで未見。
開演前の解説が大変有難く、出来る事なら同時に原作のミニ解説や本作の構想着目点等々もっと聞いてみたかった。
例え何割かそこでネタバレしたとしても、これだけ意表をついた演出であれば充分楽しめると思うし。
というのも惜しむらくは、本来の原作の主軸がどこにあるのか探りながら拝見していたから。
ちなみに終演後どうしても気になって確認させて頂いた部分は見事に全てオリジナル、ガ~ン!
原作を知っていれば、大胆なリメイクとの対比もあって楽しめるにしろ、知らないのなら知らないで、もうそのまんま単純に真っ新な気持ちで挑んだ方が良かったのだなぁと、ちょっと後悔。

そうは言っても脳裏に焼き付くビジュアルの数々。
視覚的な刺激効果(役者さん、舞台美術、調度品、光…盛り沢山!)も楽しく、独創性に溢れた作品として楽しめる公演でした。

ネタバレBOX

なんて無責任で、だらしのない妻だ!バスタブから出ようともしないで、口にするのは自分の事ばかり、興奮して動くほどにお湯がチャプチャプ・・・おっっ!やっと出てきた・・・あっ!!倒れた。
最初は何とも女性達が病んでいるなぁと思いつつ、根源はこの一見爽やかな「彼」か。

若い身体のまま生き続けるヴァンパイア。
「愛してるよ」の殺し文句。
途方もなく永く生き続けるということ、それはこんなカタチで女性を巻き込んでいくしかないのか。
「生きる術」が何とも悩ましい。
悠久に遊ぶ

悠久に遊ぶ

ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団

MUSICASA(東京都)

2019/11/20 (水) ~ 2019/11/22 (金)公演終了

苦言も呈しておかねば。
それは開場時間の20分おしです。
普段だったら20分や30分の遅れくらいどうってことないのですが、寒い屋外での20分待ちはキツいです。

フランスあたりでは平気1時間くらい遅れて客も平気で待っているらしいですけど。(スペインでは更に遅れるらしいっすね)
我々日本人は待てないのですよ。

アンオーダブル

アンオーダブル

演劇企画 heart more need

劇場MOMO(東京都)

2019/11/20 (水) ~ 2019/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

良い芝居でした。
楽しめました。

スリル14/スリル7

スリル14/スリル7

ショーGEKI

ワーサルシアター(東京都)

2019/11/19 (火) ~ 2019/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★

「スリル14」観劇
舞台中央に配した時計を中心にリアルタイムで進む展開、
時限装置の真偽もあるからなのか、緊迫感が弱めなところが気になりましたが、面白かったです。
あと14人の登場人物、もうひとつの7人との絡みでなのかもしれないですが、
ステージの大きさからみると少し多かったようにも感じました

誰が為に鐘が鳴るなり法隆寺

誰が為に鐘が鳴るなり法隆寺

オフィスリコプロダクション株式会社

劇場HOPE(東京都)

2019/11/20 (水) ~ 2019/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/11/23 (土) 13:00

 2019.11.23㈯ PM13:00 中野 劇場HOPE

 前日から降り続く雨の中、のぐち 和美さん、椿 紅鼓さんが出演されていたoffice RI.coプロデュース 劇団 燈楼 旗揚げ公演『誰が為に鐘が鳴るなり法隆寺』を観る為、足を運んだ。

 一段高くなったアクティングスペースが舞台の中央にある以外、一切の物が削ぎ落とされた空間で繰り広げられるのは、あることをきっかけに人生を見失い、大事な試合に負けるために挑もうと考えていたボクサー登坂直樹と同じ頃、ヤクザの成門が些細ないざこざから新宿歌舞伎町で刺され、死にかかっている所へ偶然現れた日本神話の神様、天照大神と須佐之男命の二人が好奇心から成門を助け、登坂の計画を狂わせ、助けられ、計画を狂わされた二人が天照と須佐之男と関わるうちに変化して行く先に待つ運命とはいかにと言う、古事記の神々と、ニンゲンたちが織りなす物語。

 男たちが真に求めるものとは?本当の強さとは?愛とは?笑いの中に時に胸を衝き、心を貫く言葉と感情が目まぐるしく入り乱れるジェットコースターのような急展開の殺陣あり、踊りありのエンターテイメント活劇。

 古事記の神様天照大神、須佐之男命と負けてリングを去ろうと思い詰めているボクサーと刺されて死にかけている歌舞伎町の極道この三竦みのような組み合わせに、殺陣と踊りと笑いを散りばめて展開されるというこの設定だけでもカオスで、観た事もない舞台にのっけから引き込まれ、2時間数分が刹那に感じた胸踊り、胸に刺さる上質なな娯楽活劇。

 冒頭から要所要所で出て来る小山蓮司さんの『運命』は、天照大神に寄って一命を取り留め、いつ死んでも良いと諦観し、生きる意味も目的も捨てた様に生きていた成門が、天照大神や登坂と関わり合うい、生きたいと思った時、その手で成門の命を奪う。

 それは、一見決められた運命からは逃れられないと言う暗示にも見えるが、生きる意味、生きたいと思う何かを見つけるまで死を猶予し、そういう気持ちが芽生え、人の想いや愛の温かさを知り、人として命を終えさせる為の『運命』の計略のようにも感じた。

 『運命』は、須佐之男命が探し続ける喪った半分の自分のようでもあり、半分の自分を探すように誘う案内人のようであり、登坂にとってはやさしい『運命』であり、光と闇の2つの運命を司っているように感じた。

 小山蓮司さんは、2年前ゲイジュツ茶飯で『カエルの置物を食べたヘビ』のペケがとても強く記憶と印象に残っている役者さんだが、今回の『運命』の最後の微笑に『運命』の全てが集約されているような凄みを感じた。

 白倉裕二さんは、4年前、Xカンパニーの『泡の恋』で観た時とは、ガラリと印象が違った、いつ死んでも良いと諦観し、生きる意味も目的も捨てた様に生きるシリアスな極道かと思えば、その中に笑いを散りばめ、時に胸を突くような人生の真理や胸を刺す事を言う成門とお気楽なツクヨミの両極と鋭くきれいな殺陣に魅せられた。

 3月の芸術集団れんこんきすた『雲隠れシンフォニエッタ』の源氏への愛の執着に苛まれる六条御息所とは対極の過保護でおっとりとぼけて明るい椿 紅鼓さんの愛らしく、たおやかな天照大神は、笑いからシリアスになった場をふんわりと明るく照らし、出てらっしゃるだけで場が和んでほっとした。

 銀ゲンタさんのスサノオの明るさの中にある喪われたもう一人若しくは半分の自分を思い出せないことにより秘めた暗さ、忘れた自分を探す為に地上に降り、登坂と出会い共に過ごす内に、喪った自分を思い出し始めた時の荒ぶる心に、自制が効かなくなり烈しい感情の発露の美しく凄みとキレのある殺陣と、スサノオの光と影、陰と陽、不安と孤独、優しさと強さと弱さ、忘れていた半分の自分を思い出した上で、神としてスサノオとして生きる事を選んだ表情が清しかった。

 御祝儀出演されていたのぐち 和美さんは、3場面で10分の出演であるのに、『毛皮のマリー』『疫病流行記』とは全く違う、軽やかでコミカルで、観ているだけで楽しく、10分の場面がどれも記憶に強く焼き付く。中でも好きなのは今日子さん。あの、破壊力のある面白さは、筆舌に尽くし難い。差し入れにお渡ししたお花を今日子さんの場面で、何やら使って下さったとのぐち 和美さんから聞き、千穐楽も観たかったと思ったぐらい好きだった今日子さんだった。

 今月の観劇の締めに観られて良かったと思った、笑いの中に人生の真理を突いた胸を衝き、胸を刺す言葉と感情が散りばめられつつ、美しい殺陣と所作に見惚れた、観終わった後に爽快感としみじみした情感と楽しさに充たされた舞台だった。

                文:麻美 雪

或る、かぎり

或る、かぎり

HIGHcolors

小劇場B1(東京都)

2019/11/20 (水) ~ 2019/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

どこの家族にも起こりうる問題に向き合わされ、改めて家族のあり方を考えさせられました。
演者の皆さんの迫力にも圧倒されました。
素晴らしかったです!

インコグニート

インコグニート

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2019/11/12 (火) ~ 2019/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/11/21 (木) 14:00

座席1列4番

病理学者トーマス・ハーヴェイ、脳疾患者ヘンリー、臨床神経心理学者のマーサ。それぞれを、志村史人、野々山貴之、安藤みどり、が演じる、超時空間軸の脳と記憶の物語。
保亜美は、さながら1人コロスか時空を跨ぐ観察者か。
そもそも、脳って何をするところ?脳が記憶や認識のすべてを仕切っているの?記憶は本当にアイデンテティを司るものなの?そんなことを考えさせながら、個として生きる人間について洞察する芝居。

こういう脚本と、こうした演出、このような演者に出会える喜びは、そうなかなかない。
説明書にはほとんど興味持たずに、タイトルだけに興味を持って観に行った。「何者でもない者」
 意識的、無意識的にかかわらず登場人物たちが翻弄される「脳」の存在。3つの物語が錯綜ながら、そして交わらずに進行していく。
 場面転換を演技だけで行い、4人21役で進行する舞台は、テンポといいリズムといい、とても心地よい。それも、ちょっとした驚きを小刻みに招きながら。例えば、30歳ぐらいのジャーナリストが、突如80歳の脳疾患者に変わる瞬間。何かが憑依したように、場面が変わる。
 
 保亜美さんが、アフタートークで、この舞台は終わった後に、しばらく自分を取り戻すのに時間がかかる、という旨の話をしていたけれど。さもありなん。それくらいの技巧と熱量を要する芝居なのだから。

ネタバレBOX

唯一(だと思う)並行する話がつながるラスト、マーサが80歳なったヘンリーに会い、「ピアノがお上手なのですって」と言われ、ヘンリーがピアノを弾き始める場面。それまでのピアノを弾こうにも弾けなかったヘンリーの姿が、2時間の進行の中で、私の記憶として深く刻まれていたことに気づいた。ああ、脳とは、記憶とは。

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