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国粋主義者のための戦争寓話

国粋主義者のための戦争寓話

ハツビロコウ

小劇場 楽園(東京都)

2019/09/24 (火) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★

ハツビロコウ@鐘下作品。不足のあろうはずが..との確信を此度も裏切らず、開幕から緊張の糸の弛む事ない舞台だった。下北沢「楽園」の圧迫感が作品に相応しい。緊迫をもたらす状況設定も巧い。理不尽な事態に押し出されるように兵士らの口から本音の呻きが放たれる。

新型爆弾投下の報も軍に届いた敗戦直前、原爆を搭載した敵機の東京来襲を阻止する作戦部隊が駐留するとある山中へ、ある男が飛行士兼指揮官として配される。命令を告げた上官は男の兄を知っており、優秀で人望もあったその兄に代って命運を委ねると言われた男は、飛行機の知識はあっても経験値は未熟、それでも尊い使命に身を奮い立たせて現地へ赴く・・という冒頭。時折ナレーションで語られる「手記」の記者がその男なのか、行方不明となった男の兄なのか、混乱する所があったが、少なくとも弟には「入隊によって訣別したい過去」があるらしいと判る。配属先の四人の軍人らは若い通信兵、伍長、曹長、古参兵(役職忘れた)と作戦要員に相応しく一定の知識や外地経験を持つが、状況が状況だけに絶えず怒鳴り合いぶつかり合う。
「次の投下先が東京12日(広島6日、長崎9日の次)」との情報(噂)に拠り、翌日の作戦遂行へと事態は急迫するが、人員確保先に浮上した近隣の谷底の村の村人との接触を契機に、「兄」が率いたはずの先遣隊30名の不審な失踪へと、関心の焦点が移って行く。
戦争物としては変わり種なストーリー。その所以は、弟が着任した日に目にする「先遣隊」が発掘したらしい箱詰めされた縄文集落の遺物である。ナゾの事態が解かれる終盤で、戦争の是非や大義、民族意識(ナショナリズム)を巡っての議論が人類史的視野から突き上げられる。
情報を受信する事しかできない山中で次の行動をめぐって互いに対立する部隊員たちは、作戦遂行のため徴集したものの山の祟りの伝説を恐れて早く村へ返してくれと懇願する村人の言葉を、兄たち先遣隊の失踪といつしか結び付け、それを否定したい者と一定の判断をしようとする者との感情的な対立としても過熱して行く。

対原爆搭載機迎撃作戦(作者の創作?)の実体は、片道燃料を積んだ木製の特攻機と変わらぬ代物。ロケット噴射燃料に相当すると思われる物質を用い、6分以内に成層圏に達し敵機を攻撃、もしくは体当りするというもの。
「理論上は可能」と上官は言う。お芝居上の話だから荒唐無稽もあり、と理解するか、日本軍の荒唐無稽さ(無策さ)を示す話と受け止めるか。いずれにせよ、華々しく自分を飾る死に場所を得た主人公は、作戦に執着する事で誤判断を部下に押し付ける事となる。さらに村人の非協力という事態に対しては、兄たち先遣隊30名の失踪の原因を(女子供しか残っていない村の)村人らの仕業だと断定する。
「見たいものしか見えない・信じない」(先日の浮世企画の芝居ではないが)、無責任極まる希望的観測、ご都合主義、つまりは戦時の日本軍の体質そのままを体現する主人公の言動。それが何に由来するものか、そこはかと示唆するものがある。
「国粋主義者」と化す主人公には、過去の負い目と、現在の浮かばれなさがあった。「それ」以外に己を価値づけるものが「ない」時、人は国家という最大の「公」に奉仕し、人知れず(と言いながら誰かには認知されるだろうとの予測に基づき)、浮かばれなかった己という存在・人生にせめて報いる選択を行なうもの。
はっきり打算で大樹に寄り沿える徒輩とは異なり、主人公のような不器用な人間こそ、芯からの国粋主義に身を委ね、自爆テロを厭わない人間になる。他に身を立てる選択肢が他にないからだ。
人間の尊厳や人権、正義、道義といった普遍的価値が疎外され、さらには家族や中間団体といった単位が解体された社会では、最大の価値ある実体は国家であるからして、術を持たぬ者はこれに殉じて名誉と利益を得ることを目指す。
逆に言えば、為政者が民を国になびかせようとするなら、道理が通用しない状態を徐々に作り出し、自力で社会的地位を確立できない状況を作り出せば良い。翻れば、今それは着々と進められている訳である。

ネタバレBOX

この芝居の底流に無念さがあるのは、この作戦の無意味さ虚しさというのが大きい。しかしこれは「今だから」分かる事だろうか。
芝居では部隊員らに「こんな作戦が本当にやれると隊長は思っているんですか」と疑問を吐かせている。仮に芝居のような状況が当時あったとして、実際にそれを口にできたかどうかは怪しいが、「認識」レベルでは正しい現状把握というものは戦争当時も存在した。
一方、理性優位の社会であるはずの現在、軍事的には配備の価値のないイージスアショアだの、旧スペックの戦闘機を兆単位の価格で購入する無意味さを、どう評すれば良いだろう。
米国追従による(米国離反を選択した場合と比較しての)獲得利益とは一体何だろうか。
事情は恐らく、あくまで想像だが蓋然性のある想像として、対米追随路線は既定のもので揺るぎなく、それを外れようとすると逐一チェックが入るまでに定型化された関係図が実体的にか、若しくは政治を動かす当事者の想定図としてか、出来あがっている事が考えられる。実体的にとすれば日米合同会議あたりを介して(霞が関の有力官僚も名を連ねるとか)、何等かのメッセージが政権幹部に伝えられる。それに反した行動をとる担当者に対し政治生命を断つ方法など敵さんには幾らでもある。
問題は政治家と官僚が、国内の者の顔色でなく、「アメリカ」の顔色を窺ってそれをやっている事であるが、明白なのはアメリカ追従が「国益」なのではなく(そうだと説明する方法はあるが後付けに過ぎない)、自らの政治生命を突如断たれる事を、全員が全員恐れて誤った道を進んでいるのが今の政治という訳だ。少し前の自民党には、独立派もあった。反目せずとも主張はする。今の安倍某の腰の引け方は何だ。それでいて国民に対しては高飛車である。あんなものいつまで元首の座に飾っておくつもりなのか日本国民は。素晴らしい結語に辿り着いたところで、お開きに。
コラソンの のらのツメ

コラソンの のらのツメ

コラソンのあんよ企画

jagaimo劇場(東京都)

2019/09/27 (金) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★

コラソンのあんよ企画 『コラソンの のらのツメ』@鷺ノ宮

西山さんの描く3本の男女のハナシ…コワくもあり愛おしくもあり切なくもあり。。。なんともホッコリ感がありました。

リタ・ジョーのよろこび

リタ・ジョーのよろこび

劇団俳小

d-倉庫(東京都)

2019/09/21 (土) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

端正な作りで歌もよく、ハッピーなことのない話なのだが、観劇後の印象は悪くない。
我々の文明の仕組みが、リタ・ジョーにとっては何から何まで、ディストピアの様相を呈してくる。宗教も慈善家も教育も、彼女にとっては抑圧的でウソウソとなる点では同じ。リタの絶望的な孤独に、ほんの少しノゾミを匂わせる終幕であった。

ネタバレBOX

カナダの戯曲らしいちょっとぬるいけど、好ましい終わり方だな、と思った。が、翌日図書館で原作を拾い読んでみると、徹底してました。リタは恋人とともに殺され、葬られる場面で終わるのですね。心優しかったのは、日本の演出家のようです。
国粋主義者のための戦争寓話

国粋主義者のための戦争寓話

ハツビロコウ

小劇場 楽園(東京都)

2019/09/24 (火) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

不気味で息詰まるような展開に観ているこちらまで極限状態にさせられる。ずっと以前に別のプロダクションでこの作品を観たが、今回のほうが断然すばらしかった。本当に洞窟の中にいるような狭い劇場空間や薄暗い照明が効果的、死体がずっと置きっ放しなのもちょっと大胆な演出と感じた。

(公演時間変更)サロメ

(公演時間変更)サロメ

演劇集団FREEDOM INFINITY

大阪教育大学柏原キャンパスサークル棟(大阪府)

2019/08/31 (土) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

教育大学さんに向かってる途中で、当該公演が中止になっている事に気づきました。
観劇する気が満々だったので、とても残念!

他の方の観てきたコメントも良い様で、いっそう、残念!
次回は拝見したい!

「このページのタイトル『(公演時間変更)サロメ』と時間変更している事を分かる様にされては」と提案したら、早々にご対応頂いてました。
ありがとうございました。

つま先立ちのカノン

つま先立ちのカノン

劇団HALLJACK

枚方公園青少年センター(大阪府)

2019/08/31 (土) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

ずっと拝見したいと思っていた劇団さん、やっと拝見できました。
初日観劇。

全て上手くいかない女と前向き男、
子ができない夫といつも笑顔の妻、
妻と別れた夫と赤ん坊、同僚、万引…

其々内に秘めた葛藤、でも良い事もあるさ!
一生懸命生きる人達の姿に涙溢れた!

今回はミュージカルだったんですね。
(ノーチェックでしたが)歌も良かった。

土神ときつね ふたりのケンジ

土神ときつね ふたりのケンジ

YONEZAWA GYU OFFICE

ウイングフィールド(大阪府)

2019/08/31 (土) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日観劇

宮沢賢治異色の恋愛小説に、詩を織り混ぜ、賢治を炙り出す演出が秀逸。

高邁な理想と散々な現実とのギャップに苦悩する賢治と、理想の神と嫉妬心に揺れる土神…

チェロ生演奏、菊池佳南さんの表情、渡辺・原西さんの抑揚が絶品!

雷天の火

雷天の火

本若

近鉄アート館(大阪府)

2019/08/30 (金) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

初日観劇

大江山の鬼伝説…
酒呑童子、茨木童子、源頼光に金太郎達の歴史に記されない異伝!
国は大きくなると、血筋による統治が必要なのか?
何故ヤマトとツチグモは戦うのか?!

久しぶりの本若さん、愉しかった。
そして泣けました!
とっても満足!

追伸、シアターOMメンバーも多数出演されてました!

SHIP IN A BOTTLE

SHIP IN A BOTTLE

大手前大学 演劇部 演劇★団子

大手前大学さくら夙川キャンパスCELLフォーラム(兵庫県)

2019/08/30 (金) ~ 2019/08/31 (土)公演終了

満足度★★★

初日観劇

怒鳴り声が多少聴き辛かったですが、学生さんらしいハツラツとした演技、良かったです。

集められた囚人達、南太平洋上のマグロ漁船・海上刑務所に隠された秘密とは…

とても面白い設定なんですが、エンディングが、主張が見え難かったのが、少し残念。

三十と十五の私

三十と十五の私

神保町花月

神保町花月(東京都)

2019/09/26 (木) ~ 2019/09/30 (月)公演終了

満足度★★★★

タイトル通りの30歳と15歳の私が、時を往還しその年齢における女性の心情という視点で描いた秀作。夢見る15歳の少女、焦燥・苛立つ感情があらわになる30歳女性。その間の15年間の経過を語ることなく、思春期と自立期の対比として観せる。そして15歳のある事をきっかけに物語は進展するが…。実は物語に人生の節目、選択における「たら れば(サブリミナル効果?のような)」も刷り込んでくる巧みな演出だ。
(上演時間2時間)

ネタバレBOX

舞台美術は収納Boxを組み合わせ、上手・中央・下手側の壁際に配置し、中央にテーブルがあるだけのシンプルなもの。Box内には固定電話や小物が飾られている。セットによって時代間隔や学校・家庭という固定観念を抱かせないよう、あえて機能的な造作にしていると思われる。
主人公・エナ(西田さおりサン)は15歳で妊娠、その処置をめぐる女友達の言動。また、その事実を知った彼氏・時夫の態度・行動が表層的に描かれる。女友達は親身のようで、他人事のようである。彼氏は中絶前提の行動。現実的なものの考え方なのだろうか。時の流れは、もちろん衣装などで一目瞭然であるが、些細であるが携帯電話・スマホの違いなど台詞にも表れている。

時を経て、30歳のエナ。会社をクビになり実家に帰ってきているところに同窓会の案内が...。過去の出来事と現在の心境が混じり苛立つ。髪の毛を掻き毟る、物(ダンボール)を投げる、椅子を蹴るなど、その激しい行為(表現)に胸が痛む。友達関係も上辺だけなのか、あまり会いたくないと思う気持ちも垣間見える。観たら感じられる表現も文章にするのが難しい。そんな女性の心の内を描くのは上手い。女友達の結婚話、中学時代の影の薄い友人、夜逃げした中学時代の親友、継母、母の連れ子(弟)の関係など盛り沢山のエピソードを散りばめ面白可笑しく観せる。

人生に「もし、あの時に戻れたら」という思いも描く。中絶した現在の在り様、子供を生んだ人生がどうだったのか...こちらも幸せそうに描いている。何気なく挿入される別人生。少し違和感も感じるが、中学生のエナと中学生のカナが同じ時代(同時に登場しないが)に生きているような、そこに母娘の親和性を抱かせるような不思議感覚がある。さてエナの15年の時を隔てた自分との邂逅、別の選択をした場合の夢想...その両方の描きはハッピーエンド。そこは作・演出の梨澤慧以子女史の優しさの現れであろう。

テンポが良いことから心地良く観ることができる。一方、その流れるように観えることが、インパクトある出来事の割りには印象が薄い。やはり登場人物が皆善人なんだろうか。30歳という若さに少し翳りの見えた年齢...15歳の時からすれば30歳女性は大人だと...しかし、そこには未経験という錯覚がある。これはこの先40歳、50歳も同様かも。
次回公演も楽しみにしております。
ワルツ

ワルツ

新宿公社

テアトルBONBON(東京都)

2019/09/18 (水) ~ 2019/09/22 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/09/20 (金) 19:30

座席H列7番

価格3,500円

事件を起こしたらしい女子高生の精神鑑定にあたる女性医師……な場面から始まり、観客に次第に事件の内容が明かされるが、な物語。
観ていて何か懐かしさをおぼえて、考えてみたら往年の角川映画の(新宿東映パラスで上映していたような)学園青春ミステリー、あるいはNHK少年ドラマシリーズのもうちょっと年長版もしくはコース・時代の連載小説。それらをご存知の世代はより楽しめたのではないか?
そして結局手段は間違っているけれど悪いヤツはいなかったのか……と思ったが、それは錯覚。危うくコロリと騙されるところだった。(笑)
さらに終演後の帰り道で反芻していたら現実ではアレは無理では?という部分に気付いた。が、観ている間はそれに気付かなかったワケで、個人的には「芝居のウソ」として容認。

ネタバレBOX

バラバラ殺人かと思って観ていたので実は殺していず、しかもそれがイジメから救うためと明かされるので手段は誤りだが動機は善意だし、彼らも悪というワケではない、と錯覚。なのでラストもまだ許せるか、と思ってしまうがよく考えると詐欺は詐欺で犯罪。(笑) 騙される快感。
さらに後から気付けば、死体が(破片すら)見付かっていないのであれば自供や状況証拠だけで立件(?)することはなく、精神鑑定も(まだ)行えないのではないか?
そして死体が見つかっていないということを終盤まで観客に明かさないのは反則ではないか?
が、観ている最中はそんなことを気付かせないのがズルい……もとい、巧い。(笑)
みんなのお葬式

みんなのお葬式

イマノカゲキ(BlackRomanceFilms)

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/09/25 (水) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/09/29 (日)

シアターグリーンにてBlack Romance Films『みんなのお葬式』を観劇。
本来は笑えないはずのお葬式をテーマとしたミュージカル仕立てのコメディー作品。2年ぶりに拝見した団体さんでしたが、前回同様に感じたのは、バンドチームを入れた生演奏で創られたお芝居の迫力とカッコ良さ、本番前の映像を使った前説の面白さ、身近で興味深い題材を扱った着眼点の秀逸さなどでした。ただ、題材はリアルではあるものの、コメディー要素の強い作品ということもあり、ハチャメチャ過ぎる展開と、大袈裟で強引な笑いを盛り込み過ぎている内容には観ていて少し疲れた部分もありました。当日パンフレットのメッセージに「お気に召したら、ドンドン笑ってください」と書かれていましたが、会場全体がどっと笑いに包まれるようなシーンは少なく、小規模な笑いが所々で微妙に起きていたような印象です。個人的にも随所に小ネタの面白さは感じたものの、全体を通しての感想としては、過剰にやり過ぎで空回りしている部分もあるかなといった印象を受けました。この作品にリアルさは求めていけないと思いますが、あまりにもマンガの世界観のような気がして途中からストレスすら感じたレベルです。。もっとスマートに、強引な笑いではなく自然と笑えるような作品だと観ていて優しいなと感じました。
物語の進行自体は伏線張りとその回収もしっかり入れられていましたし、最後には故人の家族愛というか人柄の良さにフォーカスされて温かみのあるほっこりとした内容に仕上がっており、「あれー、良い話じゃん」と良い意味で少し騙されたような感覚になりました。笑って泣ける、とまではいかずとも、終わり方は良かったと思いました。何人かの演者さんの少し無理のあるいかにも演じてます的なオーバーな芝居、客席をチラチラと見る目線は若干気になりました。

JACO Fes 2019夏

JACO Fes 2019夏

JACO

原宿ベルエポックホール(東京都)

2019/09/28 (土) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しかったです。受付からグッズ売り場、お見送りまで役者さんたちが自分たちでやっていて(グッズの一部も作ったり詰めたりしたそうです)本当にみんなで作っているという感じがしました。JACO FesTシャツを見てやっとJACOの意味がわかりました(笑)。ファンクラブにも入りましたので、今後の展開も期待しています。

gift魂

gift魂

MousePiece-ree

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2019/10/03 (木) ~ 2019/10/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

大阪の劇団さんである、#マウスピースリー さんの舞台 #gift魂 東京公演をKASSAIで観てきました。いやぁ、おもろくてほっこりする舞台でしたよ。最初から笑いの渦…関東の人にも大阪の笑いがうけていたのでホンマええ感じです。ちょっぴりうるっとする場面やどきどきする場面もありますが、全体に温かい空気が流れていて、ハッピーな気持ちになりました。推しの長橋有沙さんもいい味出していたし、6番シードの宇田川美樹さんも流石と思わせる力量を発揮されてたなぁ。そしてなによりまうすさんの方々が上手すぎる!ええ舞台でした。東京は本日千穐楽でしたが、大阪公演は10/3から!ぜひ観て欲しいですね。

SEVEN STORIES

SEVEN STORIES

劇団The Timeless Letter

座・プロローグ(東京都)

2019/09/28 (土) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★

最後がとても印象的でした。

ネタバレBOX

凡人である私には、おじいさんとの会話からが面白いと思いました。それ以外のシーンは、よく理解できませんでした。
(エンターテイメント的には最後の15分だけ見せたら良いのではと感じました。)
しかし、芸術的な面からの評価や、解る人には解るのでしょうから、私の感想は、これくらいにしておきます。
純愛協想曲

純愛協想曲

劇団ヨロタミ

萬劇場(東京都)

2019/09/26 (木) ~ 2019/09/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

多分初観劇です。出演の役者の皆さんの何人かは他のお芝居で拝見したことがある方もいらっしゃいました。作品はテンポよくはっきりとしたセリフ回しでとても心温まるいい作品でした。親子や夫婦、恋人など大切な人への思いが伝わってくる、演技は感動的でした。
中澤さんとか川嶋さんなどは、他の舞台でも印象に残っていますが。ほかの皆さんもとても素晴らしい演技をされていたと思います。特にお父さんの勝又さんの息子へのセリフはグッときました。次回も期待です!!

桜姫

桜姫

阿佐ヶ谷スパイダース

吉祥寺シアター(東京都)

2019/09/10 (火) ~ 2019/09/28 (土)公演終了

満足度★★★★

長塚圭史作品と言うと新国立劇場の子ども向けプログラムや他劇団によるリカバーを一度目にした記憶だけだったが、実際は本家阿佐ヶ谷スパイダース舞台も3年前に観ていた。「はたらくおとこ」再演は本多の後部席だったのだろう、舞台風景を殆ど覚えておらず「りんご」の話を交わす微かな記憶のみ。
今回の吉祥寺シアターでは客席を含め、舞台の建て付けがイイ感じ。不安定感とまとまりの絶妙なバランス。開閉式の床の穴が複数あり、物の出と人の消えがある。舞台最前には川に見立てられる長方形の穴がボッカリと開き、物を捨てたり人が飛び込んだり端から端へ抜ける道だったり。手前左右奥、舞台奥の下手上手袖にもハケるし、さらにに奥は溶暗している。
このどん詰まりの壁が、殆ど数秒の事だが開くと鮮やかな夜の街明かりが射し込み、人、そして車が通るのが目に入る。つまり劇場裏手の搬入口らしいと後で推察するが、仕込みであるのかどうか。いずれにせよ芝居の文脈とは無関係に突然、あたかも自然な流れのように挿入される。(つい先日KAATで観た庭劇団ペニノ「笑顔の砦」の終幕の暗転で、舞台が中央で割れ始め、逆光に映える一瞬の現象を目にするが、これと同程度に意図不明、かつ美しい数秒であった。)
ピアニカや鳴り物で構成される楽隊も、役者がやる。上演中は「やれる人」の集まりだろうと思っていたが、その位劇伴として完成度が高く、台詞の出しは(当然ながら)バッチリ。見れば何と我らが荻野清子。今回は彼女の劇音楽キャリアのきっかけとなった黒テントの方式(彼女が理想的と考えていた)を実行したのだとか。
阿佐ヶ谷スパイダースが大所帯の劇団として再出発した事を私は知らなかったが、その評価はともかく(今後の事になるだろう)贔屓女優・村岡希美氏の秀逸演技も拝め気持ち良く劇場を出た。 

ネタバレBOX

さて話は混沌としている。敗戦直後の一定現実味のある話が進行する中に、異界または幻の次元がいつか居座っている。
先の床穴がその予感を漂わせているし、孤児院から財産家へ嫁ぐ事になる女の出自は不明、挙式前夜に彼女と繋がる事となる男は記憶をなくした剣呑な復員兵。女は薄汚れた木偶を大事に持っている。その女との間の運命的繋がりを確信する篤志家は、かつて恋仲であった少年白菊と戦争ゆえに絶望し心中を試みて自分だけが生き残った過去があり、玉の輿に乗り損ねた(自ら破棄した)女に少年白菊の姿を重ね、死後も彼女に取り憑く事になる。婚約者に裏切られた金持ちの御曹司は零落し、裏社会を徘徊する。孤児の娘の「先生」であり世話役を買って出ていた中年女は例の篤志家のお付きの男とつるんでいたが、男が主の失脚を企図して勝負をかけたのに自滅して裏社会に身をやつす。復員兵と再会した娘は彼と夫婦となるが身を立てる術のない男の食い扶持のために自ら好んで商売女になる。男は女に導かれるかのように女を食い物にするヤクザ風が板に付いているが、娘が取った客が残らず逃げて困ると女衒が苦情を言いに来たあたりで、鶴屋南北の原作の匂いが漸く漂ってくる。

軍国少年や特攻還りの戦後の目標喪失、坂口安吾の「堕落論」を思い出しつつも、昔話に全く思われず、むしろ現代に通じるものを感じてしまうのは、現代の本質が混沌である事を表しているよう。
純愛協想曲

純愛協想曲

劇団ヨロタミ

萬劇場(東京都)

2019/09/26 (木) ~ 2019/09/30 (月)公演終了

満足度★★★★

ヨロタミ初観劇。ややぎこちない仕上がりの人情喜劇でしたが、工務店事務所奥の備品類、居間の奥の台所など、席によっては見切れてしまいそうなところまでちゃんと気を配って作られているのに感心。

ノック・オーバー!!

ノック・オーバー!!

ZERO BEAT.

ウッディシアター中目黒(東京都)

2019/09/24 (火) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/09/29 (日) 17:00

価格5,000円

前半と後半。
ストーリーは「概ね」同じなんだけど、空気感が全くの別物!
シリアスで重〜い前半。
爆笑の連続の後半。

ストーリーは「概ね」同じなのに・・・😅

劇団カラスカから唯一出演していた鈴木永梨奈さんも、お堅い演技から、いつも通りの表情豊かなブッ飛んだ演技まで、とても楽しませてくれました♪

あとは、キャラ的には今回も関口さんが持っていったな〜
美女と多重のときの変態和尚も凄かったけど、今回のも凄かったw

異邦人

異邦人

劇団民藝

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2019/09/26 (木) ~ 2019/10/07 (月)公演終了

満足度★★

はっきり言って現実とは程遠いい物語だ 我が国の労働問題の闇はこんなもんじゃない 留学生や技能実習生がおかれている状況は、はっきり言って見るも無残な悲惨な世界だ この甘い仲良し物語とはワケが違う 演劇の限界はこんなものだったのだと落胆しつつも演劇はジャーナリズムとは違うなだからと思うコトにした  

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