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街の下で

街の下で

今泉力哉と玉田企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/10/24 (木) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

川﨑麻里子、長井短、師岡広明と、弾けそうな役者陣に期待を膨らませ、劇場へ。他の初見の役者はどことなく映像系(今泉氏繋がり?)に感じられたのは力の抜け具合。あの川﨑女史が役者の「武器」を使わず自然体で演じる(だけでもそこはかとユーモラスではあるのだが)という、場面は多々変わるが現代口語劇のまったりした快い時間が流れる芝居であった(途中まで)。
冒頭は川﨑演じる姉(早季子)、ベッドの男(小山内)、そのそばで泣く男(正雄)の風景。三人は幼馴染で、泣く男が一応主役だと後で判る。姉は泣く男の元カノだが、泣く男は今余命幾ばくもないベッドの友人でなく、かみさんに離婚届を渡された自分の事で泣いている。それを二人は慰めている。ちょっとシュールな出だしだがここを出発点に面白く話は展開する。姉は弟(祐介)の親代わりらしくお金を稼いで弟を高校に通わせているが、弟とのキャッチボールでの会話は弟が今付き合っている彼女にどう別れを切り出せば良いか、というもの。姉は男に振られてもその後友達付き合いができている(泣く男然り)、自分もそんな具合にうまく収まりたいんだけど、と。姉からは「クズ」と言われるが、「相手に泣かれたらどうすれば・・」と訊かれて、ふと「自分も泣けば?」と自分の過去を思い出して答えてしまう暢気さ。そして泣く男の家では、妻(弓子)に三行半を突きつけられる場面に時間が遡っている。ここでの会話がいい。演劇やってきた泣く男が最近、ベッド男(予備校講師)の紹介で予備校の事務員になった。お金を稼がなきゃという気になっている訳だが、一方相手はと言えば「演劇頑張ってる正雄が私は好きだった。もうやらないの?」と言う。「お金は今まで通り私が稼ぐから。」最後には「どうして俺は自分の演劇が面白いと思ってる、応援してくれって言えないの?」と迫り、なんと泣ける話かと思ってしまうが、男のほうは煮えきらず結局女は去って行く。去るの手前のやり取りで、泣く男は妻に「いずれあんたは孤独死。これからあんたなんかに惚れる女なんて絶対ない」と言われて反論、対抗馬を出す。それが、冒頭の幼馴染同士の見舞いの日、男が泣きながら去って行くのと入れ違いに、ちょうど講師を見舞いに訪れ、すれ違い様に避け損なってお見合いをしてしまった女生徒であった。弟が「別れようと思っている」と言ったカノジョがまさにこの女生徒。弟は嫌がる彼女を最後には「泣き」で納得させ、彼女からは「きっと祐介君の事はずっと忘れない、また気持ちが戻ったら言ってほしい」と、有難い置き土産まで頂戴した。しかし女心(しかも十代)はなんとやら、ある日、元講師が亡くなったのだろう、葬儀場の庭で彼女は泣く男を見つけ、告白する。泣く男は当惑するが彼女側には理由があり、慕っていた予備校講師のベッドの前で大泣きしていた姿に心を打たれたのであった(誤解)。思わぬ積極的な申し出に、泣く男はかみさんとの事で泣いてるくらいだから簡単にはなびかないが、例の離縁話がもつれたその時に「俺に惚れてる女は居るんだぞ。」と、詳細情報付きで返す。その彼女(二胡)は、葬儀での告白の後、同じく葬儀に来ていた元彼(祐介)に付きまとわれる。喪服姿にキュンと来たか、「付き合って欲しい。いつでも待つって言ってくれたでしょ」と迫る弟。半分男を見切っている彼女は、男をホテルに誘う。「そんなんじゃない」と言いながらホテルの一室に来た彼は、喪服のままベッドに仰向けになった彼女を前に、やはり逡巡し「俺はまじめに付き合いたいんだ」などとほざく。彼女は相手を試す気分半分だが、本気と信じられないから本気を見せるチャンスを相手に与えた、が予想通り相手は尻込みした、というありがちな顛末。(後でそれを姉に話して引かれる、というくだりは蛇足に思えた。)さて妻との悶着の最中、泣く男の携帯に、彼女から電話が入る。「今、ホテルに居るの」・・。

確かこのあたりで、「演出」役の師岡が割って入り、役者に修正を要求する、という事をやり始める。つまり芝居を途中で止め、シーン稽古が始まるのである。

この構図を持ち込んだのは、着想した場面をランダムに入れ込みやすいからだろうか。それ以前に、話が煮詰まってしまったのだろう。もしや川﨑女史の「武器」を使ってもらいたく、異質な場面を挿入するための苦肉の策を講じたのだろうか。
この劇のラスト、ベッドに寝ていたのは泣く男自身で、夢を見ていたらしいという夢オチな雰囲気で終る。二段のオチがある訳だが、残念なのはその前の「稽古」シーンで、演出の繰り出す思いつきのアイデアがいまいち面白くない(飛躍し過ぎで瞬間的笑いは取れるが現実味が湧かない)。初日前日に「書き直す」と言い出すあたりは、劇作りの苦労を偲ばせるのではあるが、演出が出す新たな指示をもっと面白くするか、または演出の焦燥をリアルベースの演技で見せてくれるか、どちらかになりたかった気がした。
可能ならば、前半の芝居の「役」たちが、役者を侵食して役者自身と「役」の顔が判らなくなるとか、どうせ「夢」であるならば混沌としたシュールな場面になって行くもいい。本にするにはもう一段産みの苦しみがありそうだが。

ネタバレBOX

つい見入ってしまった前半部分を、「ありがちな」「都合の良い」物語作りの虚しさ自嘲する対象とするなら、稽古シーンで演出の指示通りやったり、徐々に演出がテンパって混乱する(部屋にこもる)よりは、「穴を埋めよう」とする人間集団の機能を発揮して(その意味では自然な流れとして)、役者達の願望をぶつけ合う展開の方がよくないか。川﨑麻里子のゾンビは秀逸ではあったし飛び道具の面目躍如ではあったが、演出の指示だからやった、ではなく、いっそ「私を使うのに何故ゾンビやらしてくれないの」と自発的に場面を変えてしまう、とか。役者と役の距離感に拠ってそれぞれが主張を始めるという場面を見たかった気が。
・・しかしそれも退けたい「類型」であり、物語の解体をこの舞台の目的としたという事であるのかも。しかし、であるならば、解体すべきものはまだ残ってるのか、と。本体を食いつぶそうとしていないか、と。現実には解体できずにいる困ったちゃんだらけなのに。劇の方は願わくば、現実を解体する物語の「構築」を是非。
地球防衛軍 苦情処理係

地球防衛軍 苦情処理係

サードステージ

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2019/11/02 (土) ~ 2019/11/24 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/11/06 (水) 19:00

125分。休憩なし。
鴻上尚史の作品は、1990年代から「オンライン」の世界に希望を見ていたり、最近出版された「空気を読んでも従わない」などの所与性の否定を目指しているが、この作品も、そういった考え方の流れの中に置くことが出来るように思った。
メタファー的な存在が、私には予想通りすぎて、裏切られる事なく芝居の時間が過ぎてしまった感覚。しかも「設定を説明し過ぎ」が、かえって詰まらなくなってしまっている感覚が非常に強かった。テーマは好きなのに。

mark(X)infinity:まーくえっくすいんふぃにてぃ

mark(X)infinity:まーくえっくすいんふぃにてぃ

劇団鋼鉄村松

コフレリオ 新宿シアター(東京都)

2019/10/23 (水) ~ 2019/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/10/24 (木) 14:00

価格3,000円

黄金のコメディフェスティバルで優勝した中編を長編にグレードアップ。
初演版に新たな傍系エピソードを加えることで中心部分を裏打ちすると言うか平面から立体化したと言うかな感じで、恋愛関連の部分は前作「息つぎ……」と確かに通ずる。
また、SFではお馴染みのスケールが壮大な平行世界をごく身近なレベルの話と無理なく結び付けた「チープでゴージャス」な感覚がホントに不思議かつ巧み。
一言で表現すれば「精度が高く鑑賞に堪えうるオトナのごっこ遊び」といったところか。
長方形のフレームを複数使う美術も動かし方や配置で様々な表現ができて見事。

ビッグ・フィッシュ

ビッグ・フィッシュ

東宝

シアタークリエ(東京都)

2019/11/01 (金) ~ 2019/11/28 (木)公演終了

満足度★★★★★

もはやエドワードは川平さんなんじゃないかと確信するほど、憧れの彼女までの遠い道のりを生き抜く熱さ。感動しかありませんでした。曲もいい。まじめ息子のウィル浦井さん、クレバーな嫁夢咲さん、実にチャーミングな彼女霧矢さん。12人が、みんな輝いてる。特に人魚にまた会えて幸せ!白井さんの丁寧な演劇的な演出、大好きです。
家族っていいな。自分の終り方をこんな風に迎えられたらどんなにステキだろう。クリエという劇場にピッタリの作品です。

ハケンアニメ!

ハケンアニメ!

吉本興業

紀伊國屋ホール(東京都)

2019/10/31 (木) ~ 2019/11/14 (木)公演終了

満足度★★★

どんなジャンルにせよ、天才の創作現場は興奮するもの。TVアニメの制作現場にて一人の若き監督の我儘放題が『ハート・オブ・ダークネス』のような事態を引き起こす。洒落たセットに実力派の役者揃い、アニメのファンでなくても充分楽しめる渋い脚本。安い2.5次元アイドルものではない。主演の大場美奈さんも普通に良い。原画アニメーター役の山内圭哉(たかや)氏が会場の笑いをかっさらっていた。影の主人公、スタジオプロデューサー役の町田マリーさんが出ずっぱりで大活躍。

ネタバレBOX

導入がつまらないが、前半は凄く面白い。作品の制作過程で起きる主義主張ビジネスのあれやこれや。中盤の監督失踪からが何も起こらず停滞。ベストセラー作家を登場させるなり、もう一波乱欲しいところ。劇中アニメ、『運命戦線リデルライト』の内容を同時進行でリンクさせて欲しかった。何かのパーツが欠けている印象。
女子会×男子会=□□□□

女子会×男子会=□□□□

ZERO BEAT.

アトリエファンファーレ東新宿(東京都)

2019/11/06 (水) ~ 2019/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★

 倫理に縛られるか、本能に弄ばれるか? はたまた!? 肩が凝らずに笑える男女の綾。(華4つ☆)

ネタバレBOX

 女3人、男3人、女子グループは既婚(順子)1人で2人独身。独身のうち1人は肉食系(玲菜)、狙った獲物は積極的に食う。体の相性は、そうなってみないと分からない、と尤もな科白を吐く。1人は宇宙の論理を持ち出すことで総てを煙に巻く完全ぶっ飛び系(香苗)と見せつつホントは?(臆病系?、それともモノホンの天使系? 或いは誑かし系?)。因みに順子は、マトモ過ぎる程マトモだがマトモ過ぎてうざい? かも。一つだけマトモでない点は、亭主の極端なマザコンを「容認」している点。
 一方男子グループは、順子の夫(武)、香苗の彼氏候補、真治(実は会社オーナーの親戚のボンボン・金持ち)、真治の上司カズヤ(妻子持ち・妻はジュリアだが、肉食系の玲奈にゲットされ)現在両手に花進行中。
 マジにこんな状況に追い込まれれば、殊に両手に花のカズヤのケースは深刻になりかねないが、そこはそれ、肩の凝らないハナシに仕上がっている。香苗みたいなキャラがホントに存在したら、精神分析の対象として面白い。何しろ、彼氏候補にあちこち連れて行って貰っても土産コーナーに矢鱈行きたがる一方、男女関係から恋愛等の連関などは、良く分かってはいない宇宙の何らかの可能性の中にあると考えているらしい。不思議なキャラ。 
 武を演じる中條 孝紀さんが上手い。
エレクトロニック シティ unsere Art zu leben

エレクトロニック シティ unsere Art zu leben

劇団俳協

TACCS1179(東京都)

2019/11/20 (水) ~ 2019/11/24 (日)公演終了

これは面白そう!
ドイツの作家の作品でしょうか?

俳協+SF。どうなりますやら?

東京ストーリー

東京ストーリー

劇団青年座

駅前劇場(東京都)

2019/10/23 (水) ~ 2019/10/29 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/10/28 (月)

東京それも西武新宿沿線。それだけでなんか親近感(笑)これが東京、これぞ東京なのか!??ほんわかゆるりモードで時は流れていた。

アイタクテとナリタクテ 子どもと大人のフライングステージ

アイタクテとナリタクテ 子どもと大人のフライングステージ

劇団フライングステージ

OFF OFFシアター(東京都)

2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/11/01 (金)

誰でも小学生のころを思い返すと心当たりがある、そんな物語。今だからこそ大人の温かい目が子供を育てているんだなと気付く。どうしても他人と比べてしまう目線を大人が少し変えればその子が大人になり子供に対して同じ目線で育てていける。そしたら良いよね。なりたい自分にナルことって大変なことだからね。

ネタバレBOX

台風のシーンはあとから作り変えたのかしら??あまりにも時勢にぴったりで。
壁に挟まった男

壁に挟まった男

スズキプロジェクトバージョンファイブ

劇場MOMO(東京都)

2019/10/30 (水) ~ 2019/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かったです。壁に挟まってるだけであんなに色んな事が起きて展開するなんて想像以上でした!
よくあるコメディの流れに飽きていた自分にとってはとても刺激的でした。

壁に挟まった男

壁に挟まった男

スズキプロジェクトバージョンファイブ

劇場MOMO(東京都)

2019/10/30 (水) ~ 2019/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

本当に一生笑いっぱなしです!!沢山笑いたい方!!!絶対に見るべき作品です(^ ^)

壁に挟まった男

壁に挟まった男

スズキプロジェクトバージョンファイブ

劇場MOMO(東京都)

2019/10/30 (水) ~ 2019/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

テンポがよく、終始笑いに包まれます。
登場人物全員が楽しくて愛おしい!!
おすすめ作品です!

燃えつきる荒野

燃えつきる荒野

ピープルシアター

シアターX(東京都)

2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/10/31 (木) 19:00

3年間で3部作。ついに「満州国演義」終幕。他の皆さんが書いておられるように、3部は、ちょっと端折り切った感が大きい。第1部2部と太平洋戦争に近づきつつある緊張感を、敷島四兄弟の行動で割り付け、曲木の暗躍が4兄弟の横糸として綴じこみながら丁寧に描いていただけに、正直もったいない。なにせ、この第3部では、兄弟の心情が全く描かれていない。それもそのはずで、2時間で二二六事件から終戦まで一気に描こうとすれば、事実を追うだけで手いっぱいだ。
 そこに敷島兄弟の顛末とその周辺も描き、伏線の回収(特に、敷島兄弟と間垣の関係)をしようとすれば、それは無理というもの。とはいえ、4年で4部作というのも、興業的にも無理が大きいだろうから、やはり、第1部から2幕3時間くらいの幅で上演するのが、望ましかったのだろうなあ、と今更ながら思う。(実際には、2時間の舞台でも、その丁寧な人物描写ゆえに、3時間くらいに感じたのだが)
 あの活躍著しかった犬さんも、序盤であっけなく殺されちゃって、余韻に浸る暇もない。第1部や2部では描かれた、政府の要人描写や政権内部の暗闘もなくなってしまったし。(226事件も、北一輝がちょこっと出てくるけれど、後はナレ死だし。)

 とはいえ、端折ったことで物語が破綻したということはなく、スポットの切り替えや人物の移動でてきぱきと見せる場面転換は見事という他ない。まあ、とても薄味になったということか。

ネタバレBOX

 結果、一番堅実で聡明な感のあった太郎はシベリア収容所で自殺、あの不死身を体得したような次郎はインパール作戦で死亡、三郎は戦地からの帰還で消息不明、四郎は孤児を祖父のいる広島に届ける。間垣は、自ら死を求めるように太郎と同じ収容所で、疑似脱走を試みて銃殺される。
 生き残った四郎、彼には3人の兄はどう映ったのかな。彼ら4人には楽しい子供時代があったのかな。ラスト、孤児を届ける四郎の姿が、生き残ることの大事さ、まだ未来があるという希望を象徴していると思う。
 最後、登場人物全員(犬さんは遅れて登場)による合唱、彼らの指さす方向、歩む方向は異なれど、生きるという清濁併せ持つ行為が生み出す不可思議な物語を象徴して、素敵な幕引きだった。

評価は3部作通して。
女子社員演劇倶楽部~来るなサンSyain〜

女子社員演劇倶楽部~来るなサンSyain〜

三栄町LIVE

三栄町LIVE STAGE(旧:フラワースタジオ) (東京都)

2019/08/20 (火) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

アダルトグッズの会社で繰り広げられるコメディ劇。エロあり笑いあり、セクシー女優たちの奮闘は面白かった。

ネタバレBOX

小屋の出ハケが見えたりが残念。ネタが切り込みすぎていて個人的にとても好き。
バーサよりよろしく

バーサよりよろしく

エレベーター企画/EVKK

あうるすぽっと(東京都)

2019/11/02 (土) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★★

演出面に驚かされました。

ネタバレBOX

精神を病んで寝込んでいる売春婦バーサが置屋から追い出されそうになり、昔の恋人に手紙を出そうとして、女主人や売春婦仲間に代筆を依頼するも適当にあしらわれる様を描いた話。

45分と短く、テネシー・ウィリアムズって精神を病むのが好きなんだなって程度のたわいもない話でしたが、頭上のゆったりしたオフホワイトのカーテンに赤い塗料が流れ、少しずつカーテンが赤くなり、役者にも垂れて、役者の衣装も赤くなるという演出に魅了されました。

最初はプロジェクションマッピングかと思ったのですが、それが液体だと知ったときには本当に驚きました。洗えばすぐ落ちるのでしょうか。大きなカーテンは洗うのも大変です。一公演ずつ新しいものを使うのでしょうか。お客様もそれほど多そうでなく、費用面も大変だろうと他人事ながら心配してしまいした。
なんとなく幸せだった

なんとなく幸せだった

かるがも団地

王子スタジオ1(東京都)

2019/10/25 (金) ~ 2019/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/10/27 (日)

あの頃を想い出し甘酸っぱくもあり、そしてその後のそうだよねぇ感。その後のその後が気になりますが…。勢いもあって面白かった。演劇っていいよね。

街の下で

街の下で

今泉力哉と玉田企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/10/24 (木) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度

■120分強■
途中まで真剣に観てバカを見た。ああいうトリッキーな展開を誰が玉田企画に期待するというのか? コラボ企画だろうと同じこと。

会議

会議

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2019/10/25 (金) ~ 2019/10/30 (水)公演終了

満足度★★★★

別役実作品の舞台化は、怖い、不気味、のパターンが面白い。「うしろの正面だあれ」「にしくむさむらい」「諸国を遍歴する二人の騎士の物語」「病気」「あの子はだあれ、だれでしょね」。。
「会議」も、戦慄の(?)結末を迎える。そこへ至る経過がよく見えた。印象的な修了公演「るつぼ」を残した第12期生の一期下の13期生が、熟練でも難しい別役戯曲をきっちりと成立させていた。これが一つの嬉しい発見であった。

別役劇の顛末には、主体の意思薄弱によって不本意な展開を許し、不本意な結果を招き入れる(強い自己を持たず周囲に合わせて行動する日本人的習性により、手痛い仕打ちを受ける)ケースが多い。『会議』では、あるキーマンの「攻め」が顕著で、犠牲者にとっては抗い難い空気が醸成されて行くのが特徴。頭や腕に包帯を巻き、スーツを着てハットを被った、格好だけは紳士風の男は声に一定の告発トーンがあり、初めはありもしない暴行がここで行われた等と言い募っていたが、やがて場を支配し始める。男の主張に抗えない空気が作られ、ターゲットにされた男は、ある偶然(企みによるとも解釈可だがそれは排しておきたい)の加勢もあって一気に断頭台へ押し上げられてしまう。
(先ほどネットサーフィンで見つけたツイートを捲っていたら、「公式に認定された弱者が一番の強者」なるズバリな一文に出会った。)

他者を扇動し場の空気を作る冷徹なまでの強い「意志」が存在したら・・「会議」の登場人物らはそれなりに主体性を持ち、ラスト、悲劇的結末を前に「何故こうなったのか、それこそ会議で話すべきではないか」と説く者さえ居る。その彼らが、目の前で起きた殺人、死体遺棄、不訴追を許した経過は、この芝居自体、衆人環視の中行なわれた実験とも思える。控えめながら幾つかのポイントで不気味な音響が鳴り、これが演劇である事を思い出させるが、虚構の中の真実、信憑性に現実の断片が脳裏をかすめる。
この戯曲のようにあっと言う間に現実が相貌を変える瞬間が、いつ来ても不思議でない条件は一定整っており、さらに整えられつつある、その息苦しさが現実にある。

蛙よ、海へ行け

蛙よ、海へ行け

立教大学演劇研究会

立教大学 池袋キャンパス・ウィリアムズホール(東京都)

2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★

 蛭子伝説を地で行ったような雰囲気の作品だ。(追記後送)

ネタバレBOX

従って可也昏い。つまりは子消しと漢字かな混じり表記をした際のような間引きの話が根底に深く蜷局を巻く話ということである。若い人が書いた作品で内容がこのように悲惨極まるものであるなら、それは彼らの生きる現代日本が今作に描かれている如く全く展望の持てない、陰々滅々たるものと映っているということであり、残念乍ら、彼らは正確に現実の日本を把握しているという他あるまい。
恋する宇宙に人類は

恋する宇宙に人類は

BALBOLABO

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

松本麻稀さん、動ける娘は好きだね。6年前にアリスインプロジェクトに出ていた山本千尋さんを髣髴とさせる。
ストーリーもいいし、会えずにまた長い別れと思いきや、主役周辺のみならず、地球規模のハッピーなラスト。やられました。

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