
ひとくず
映像劇団テンアンツ
本多劇場(東京都)
2025/07/04 (金) ~ 2025/07/09 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白い、お薦め。
児童虐待の実態を描きつつ、その先を見つめる心優しき感動作。「鳴り止まないアンコールの声に」という謳い文句に納得。何とも心が押しつぶされそうな内容だが、現実にある話。それを基に 一晩で「ひとくず」の脚本を書き上げたという。
物語は説明通り、少女 鞠を地獄から救ったのは人間のくずだった。しかし、救われたのは少女だけではなく、救った金田匡朗(通称:カネマサ)も精神的に救われたのだ と思う。鞠の境遇とカネマサの心の成長が共振・共鳴し大きな感動を呼ぶ。
感動シーンには、必ず音楽と照明の相乗効果で印象付ける。その心憎い演出が物語を一層切なく そして優しく包み込むよう。泣き笑いといった感情の揺さぶりが凄い。
(上演時間3時間40分 途中休憩10分) 【チョコ チーム】

劇団Ugly duckling コラージュ・リーディング
PLANT M
AI・HALL(兵庫県)
2025/07/05 (土) ~ 2025/07/06 (日)公演終了

劇団Ugly duckling コラージュ・リーディング
PLANT M
AI・HALL(兵庫県)
2025/07/05 (土) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
二部構成 早割りで拝見
一部は過去にこの作者の演劇を見ていないと全く分からないと思います
ちんぷんかんぷんでした・・・

くじらのいびき リーディング
よるべ
ウイングフィールド(大阪府)
2025/07/06 (日) ~ 2025/07/06 (日)公演終了

グッジョブ
や印企画
シアター711(東京都)
2025/07/01 (火) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
祝旗揚げ公演。超満員の千秋楽に観劇。期待以上の面白さでした。中小企業のオフィスを舞台にした、ファンタジックなコメディだけど、妙にリアルで、思いっきり感情移入してしまいました。

ひとくず
映像劇団テンアンツ
本多劇場(東京都)
2025/07/04 (金) ~ 2025/07/09 (水)公演終了

7月か8月
劇団ノックステージ
SCOOL(東京都)
2025/07/04 (金) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
この劇団初めての観劇。癖のあるキャラが次々に現れての会話劇、スタイリッシュで、妙にリアルに感じて、期待以上の面白さでした。

いつだって窓際であたしたち
ロロ
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2025/06/17 (火) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
実演鑑賞
2015年から2021年にかけて創作された高校を舞台とした連作群像劇シリーズ。10作になったのを機会に改めてキャストを一新し上演する公演。シリーズの最初となる今作は2025年・2018年に上演しての三演めですが、ワタシは初見です。6月22日まで武蔵野芸能劇場小劇場。高校演劇のフォーマットどおり、舞台のセッティングと本編含め60分。
https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/07/post-30dddb.html

いつだって窓際であたしたち
ロロ
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2025/06/17 (火) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
もちろん、そのまま再現するのが演劇じゃないのだけど。
いったい、目の前にある一場面は何なんだって思いが終始あった。
昼休みの学校?教室?時間軸もなんだか良くわからず。
若手の演者たちも、不思議と高校生には見えなかったんだよね。
演技が悪いとかじゃないのですが。
世代が違い、青春の時期も遠い昔になってしまって、自分の感性がついていけないのかもしれないし。
もっとステージが小さく、客席との距離が近い劇場だったら、臨場感があがって面白かったのかもしれないなって印象を持ちました。

花がこがれる
アユカプロジェクト
シアター風姿花伝(東京都)
2025/07/03 (木) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
時間と場所を自在に操った幻想劇。この世界観に浸れるかどうかが肝。謳いにある「香りを演出に加えた」は、会場入り口で お香を焚き 優雅な匂いを漂わすが、物語に直接影響しているかどうかは判らない。
舞台美術や人物の名前が 物語の世界観を表しているが、それに早く気が付くか。救いか冒涜か、人の心の奥底にある願望、それを現代では別の形で…。
(上演時間1時間45分 休憩なし)【Bチーム】

みんな鳥になって
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2025/06/28 (土) ~ 2025/07/21 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
第一幕105分休憩20分第二幕85分。
今年No.1の作品かも知れない。間違いなく見逃したら後悔する。今、この世界状況で今作を日本で上演することは偶然ではなく必然。運命的なものを感じた。
ワジディ・ムアワッドが2016年に発表した作品。レバノン・ベイルートに生まれ内戦を逃れて8歳の時、一家でフランスに亡命。元々レバノンはフランスの統治下だった為、フランス語圏。だが15の時、滞在を拒否されカナダのケベック州へ一家で移住。ケベックの公用語もフランス語。カナダ国立演劇学校を卒業後、劇団を設立。2007年、国立劇場の芸術監督に就任。到頭2016年、自分達を追い出したフランス・パリの国立劇場の芸術監督に就任。その一作目である今作は彼にとって最大のヒット作となった。「ふじのくに⇄せかい演劇祭2020」にて『空を飛べたなら』のタイトルで公演予定だったがコロナにより中止。到頭本邦初公開。原題は『tous des oiseaux』(全ての鳥)、英訳では『Birds of a Kind』(ある種の鳥)、今回の日本語タイトルは『みんな鳥になって』。
照明が神懸かっている。ちょっと並のレヴェルではない。
現代の『ロミオとジュリエット』。ニューヨークの大学図書館、遺伝学・量子論・統計学を学ぶドイツ系ユダヤ人エイタン(中島裕翔〈ゆうと〉氏)はイブン・ハリカンによって書かれた「ワファヤット・アル・アヤン」(13世紀イスラムの人物辞典)を座ろうとしたテーブルに見付ける。偶然とは思えない程、この図書館に一冊しかないその本は彼が訪れる度待ち受けている。そしてそれを使って博士論文を書いているアラブ系アメリカ人美女ワヒダ(岡本玲さん)。そのどうしようもない美しさに理性が吹っ飛び思わず話し掛けてしまう。もう自分でも何を言っているのか解らないが本能的に必死になって。それを黙って眺めていたワヒダはくすくす笑い出す。何処か踊れる場所に行かない?
遺伝子の入れ物である46本の染色体、血族から受け継いだDNAに書き込まれている設計図。先祖から受け継ぐ情報は生物学的なものだけ。記憶や経験が遺伝する訳じゃない。最先端の科学を学び、遺伝情報を理解したインテリジェンスな若者達は旧来の迷信や因習など打破できる。民族の歴史など乗り越えられる。もうそんな時代じゃないんだ。
エイタンはワヒダを紹介する為、ドイツから敬虔なユダヤ教一家である家族を呼ぶ。ユダヤ教にとって重要な儀式、「過ぎ越しの祭り」。そこで待っていたのは絶望的なまでの家族からの罵倒。怒りに打ち震えるエイタンは科学的にこの不条理を分析し解明しようと決める。
ワジディ・ムアワッド作品は『森 フォレ』しか観ていないが、その時感じた手塚治虫感を今作でも強く感じた。とにかくストーリーが面白い。
まさに日本を代表する役者陣が世界の芯を握り締めたトップ現代作家の作品と格闘。今こそ観るべき作品。イスラエルとアラブ(パレスチナ)の憎悪の歴史に正しい解答はあるのか?この作品の中にその答があるのか?今作は映画化して世界中の人に観せるべきだと思う。
必見。

花がこがれる
アユカプロジェクト
シアター風姿花伝(東京都)
2025/07/03 (木) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
Aチームを観劇しました。
劇場入口から癒される香りが漂い、花が溢れるセットも素敵でした。
ファンタジックで意外性もあるストーリーで、面白かったです。
不思議な雰囲気に、役者さん達の熱演も加わり、夢の世界に入り込んだ感覚になりました。
素敵な時間を過ごしました。

はぐらかしたり、もてなしたり
iaku
シアタートラム(東京都)
2025/06/27 (金) ~ 2025/07/06 (日)公演終了

MY TYPE~早乙女琴子の場合
東京夜間飛行
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2025/06/28 (土) ~ 2025/06/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
感想遅くなりました。印象としては良くできたお芝居でした。とても面白かったです。語りもエピソードもうんうんという感じで拝見でした。楽しい時間ありがとうございました。

~喜楽に落語~ ハルカス寄席
近鉄アート館
SPACE9(大阪府)
2025/07/01 (火) ~ 2025/07/24 (木)公演終了

しおり記念日
いきるひ
SPACE9(大阪府)
2025/07/05 (土) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
前半だれたけど、後半盛り返しが素晴らしい!
流行りのLGBT系だけど、とても上手く表現出来ていたと思いました!

父と暮せば
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2025/07/05 (土) ~ 2025/07/21 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
『父と暮せば』は黒木和雄の映画で観て成程と思った。2018年、山崎一氏&伊勢佳世さんの舞台を俳優座劇場で観て度肝を抜かれた。いや映画の比じゃない、これは舞台で観ないとヤバイ奴だ。2021年紀伊国屋サザンシアターにて同キャストで再演。その時は二回観た。(今思えばもっと無理してでも回数観るべきだった) 。2022年、ゴツプロ!presents 青春の会第二回公演としてシアター711にて佐藤正和氏&中薗菜々子さんで観た。同じ戯曲でもこんなに変わるのか、と奥深さに唸った。
そして今回、松角洋平氏&瀬戸さおりさんの布陣。山崎一氏&伊勢佳世さんではもう観れないのか···、との想いはあるが。こまつ座通ってる連中からすれば瀬戸さおりさんの評価は絶大だろう。一体この名作をどう解釈するのか?
流石の出来。皆泣いていた。超満員じゃないのは残念だが。今日は初日、ここから先は伸び代しかない。何処まで行くのだろう?楽しみ。
ちょうどジェームズ・キャメロンが広島長崎の原爆映画を製作し自ら監督することを発表。「まるで観客が被爆を実体験するかのように徹底的にリアルに描く」と宣言。「この地獄に観客は耐えられるだろうか?」。世界中が初めて原爆の怖ろしさを知る機会になるのかも知れない。それを経験した日本人達が遺した膨大な作品群。『父と暮せば』もまた新たに再評価されることは間違いない。
必見。

はぐらかしたり、もてなしたり
iaku
シアタートラム(東京都)
2025/06/27 (金) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/07/05 (土) 13:00
座席1階
iakuの横山拓也らしい、一つ一つのプロットがきれいに結ばれた会話劇だった。こういう緻密な戯曲がiakuの魅力の一つで、それがいかんなく発揮された力作だった。
出だしはオムライスだ。夫は妻が作るウインナーがたくさん入ったオムライスが好きなのだが、なぜか今回は入っていなった。妻にそれを告げると「絶対に入れた」という返事で雰囲気は険悪になる。夫はそんなことでけんかするつもりはなく「ただ事実を言っただけ」なのだが、妻はそうは受け取っていない。
物語はオムライスを起点として、この夫婦の娘や、コンビニの駐車場で車にぶつけられた男と「ひき逃げだ」と世話を焼いた女性など、登場人物の人間関係がクモの糸を広げるように少しずつ拡大していく。客席ではそれを「こういうことなのか」と確認しながら、それぞれの人物に展開されていく予想外の物語に見入っていく。
男女のすれ違いや思いもかけぬ展開、有名コーヒー店でのちょっとしたアイテムなど、とても気の利いた戯曲だ。ちょっとしゃれたラブストーリーということもあるのだろうか、関西弁は出ず舞台は東京っぽい。笑いのポイントはたくさんあるが、登場人物のキャラクターのぶつかり合いで引き出されるものが多く、よく工夫されていた。ただ、これだけのナイスな戯曲なのだから、タイトルはもう一工夫あってもいい。
最初に登場する夫婦は夫が小松台東の瓜生和成、妻がばぶれるりぐるの竹田モモコというなかなかの豪華メンバーだ。客席はほぼいっぱいだったが、端の方には空席も。人気のiaku、さらに出演メンバーもいいのになぜなんだろうと思った。まだ見ていない人は上演は明日まで、一見の価値あり。

骨と肉
JACROW
シアタートラム(東京都)
2025/06/19 (木) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
実演鑑賞
大型家具販売店での父娘のお家騒動を描いた 2017年初演を改定再演。115分。6月22日までシアタートラム。そのあと7月6日まで愛知。
https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/07/post-857952.html

未来へつむぐ
つむぎジャパン
国立オリンピック記念青少年総合センター・カルチャー棟・小ホール(東京都)
2025/07/04 (金) ~ 2025/07/05 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
戦後80年、このような反戦をテーマにした公演が多く上演されることだろう。謳い文句は「平和への約束、忘れてはならない過去がある、だから未来のために今を生きる」である。勿論「特攻を美化してはいけない。しかし特攻の事実は絶対に風化させてはならない」ともある。
物語は説明通りで、令和に生きる少女がタイムリープして、戦時中 それも知覧基地へという設定は既視感がある。例えば、映画「その花が咲く丘で、君とまた出会えたら」などを観たことがある。
この公演の制作は丁寧で、それだけに訴える 力 も強い。当時の衣裳や所作、特に特攻隊員たちのキビキビした動きはリアル。一方、隊員たちの世話係として派遣される知覧高等女学校の生徒、通称 なでしこ隊の少女たちの礼儀正しさ。特攻隊員となでしこ隊の微笑ましい交流、しかし 間もなく特攻命令が…。その結末は既に知っているだけに、心情をどのように表現するかが見所。少しネタバレするが、知覧特攻平和会館や桶川飛行学校平和祈念館に展示されている手紙、それを1人ひとりが 遺書代わりに台詞(言葉)として述べ 消え(退場し)ていく。その姿が凜々しくも痛ましい。
実際、戦争を生き延びた方々も少なくなり、戦後世代が背負うものが問われているような。世界を見渡せば、どこかの地域や国が紛争/戦争をしているのも事実。だからこそ この公演を行う意味がある。
ただ説明の笹木美和の いじめ という孤独の中で、という思いを特攻隊員だった曾祖父に繋げるのはピンとこない。彼女が 謳い文句にあるような思いを抱く切っ掛けに共感出来れば、もっと好かった。
(上演時間2時間 休憩なし)