
残機尽きるまで私は戦う~再演~
U-33project
高田馬場ラビネスト(東京都)
2020/01/30 (木) ~ 2020/02/02 (日)公演終了
満足度★★★★
数珠つなぎで繋がる四人に、その喧嘩が嫌いな一人、心の声の演出、笑わせてもらいました!
前半のあるある感と、後半のリアリティがちょっと薄くなった落差が気になりましたが、面白かったです!
嫌い嫌いも好きなうち、や、喧嘩するほど仲が良い、などあるように、仲良し前提での終息?で良かったのかな⁉︎

トタン屋根でスキップ
ここ風
シアター711(東京都)
2020/02/05 (水) ~ 2020/02/11 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/02/06 (木) 19:00
価格3,500円
前回の『ッぱち!』に引き続き、
ここ風観劇。
おおざっぱな物語の形として、
どこかで傷を抱えた人が、
人生の「ホーム」みたいな場所を再訪して、
人間関係や抱えた傷を修復して、
旅立っていく
みたいな事が共通していて、
あぁ、これが団体のカラーなのかしら、と。
わりとこういう「ザ・人間ドラマ」みたいなものが、
私苦手なんですけど、
前回に引き続き楽しく観ました。
いかにも「良い話」を紡ぐプロットなのだけど、
人物のほとんどが関西弁&ノリが関西人、
という所が、
「泣かせますぜ!」
みたいな空気を微塵も感じさせないのが良いのかもしれない。
結構深刻なシーンですら、どこかに茶々を入れてくるバランス感覚が、とてもよかった。
関西弁世界に適応するまでの序盤はやや違和感を感じるものの、
いつの間にか世界に引きずり込まれている感じがする。
前半に、人間関係の「謎」みたいなものを匂わせておいて、
後半怒濤の伏線回収をしていく感じも楽しい。
「えー!そうだったのか!」
と素直に入り込める。
匂わせ方も、あからさまでなく、かといって全く気づかないわけでもなく、
関係性の「しこり」みたいなものが丁度よく見えてくる。
後半に入ると、伏線回収のためもあって、
結構、「昔の出来事」を人物がわりと長めに語るシーンが多くなる。
そんなに昔の事をぽろぽろ喋るかしら?
と感じなくもないものの、
いやいや、喋るか。と思ったりするので、
捻り出すように語られる「しこり」も違和感なく観られる。
一つの場所に集う人々が、
もつれ、からまり、ほどけていく。
うまくいかない、けどそれでいい、
みたいなとこがあって、
生きてゆく事の肯定、みたいな事を感じる。
良い話だった!感動しました!
という感想を素直に出せる、
押し売ってこない感動。
舞台の良い話で泣く事なんて滅多にないんだけど、
少し、じんわりきました。

コタン虐殺
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2020/02/01 (土) ~ 2020/02/09 (日)公演終了
約2時間10分、休憩なし。出演者急病降板による休演後、即座に代役で上演再開した劇団の結束に感動。演劇は人がつくり、守るものなのだと改めて感謝。2/9(日)18:00の追加公演は残席余裕あり。
アイヌと倭人の戦いの歴史を音楽劇に。元気な立ち回りや歌と踊りで盛り上げ、娯楽要素もふんだん。音楽、音響を生演奏する鈴木大介さんが素晴らしい。
信じることが暮らしの中心にあるアイヌを騙し、差別して搾取する倭人(日本人)の醜悪さに悔し涙。あまりに汚くて恥ずかしい。舞台も演技者と観客が信じ合うことで成立する。私も他者を信じる生き方を選びたい。
アイヌが縄文人の子孫ということはわかっているそう。その頃は倭人も通じ合えていたのかな。詩森ろばさんのお芝居からいつも多くのことを学び、確かめる。ありがとうございました。

舞台「盆栽」
ALPHA Entertainment
渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)
2020/02/05 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了
満足度★★★★
登場人物は6人、そのうち日本人は1人(女性)。他はアメリカ人、イギリス人といった設定である。正確に言えば日本人も結婚しており日本国籍ではないかもしれないが…。物語は生まれ育った環境、それぞれの国の伝統・文化の違いを、「盆栽」を介して浮き彫りにする。「盆栽」が日本人の心の象徴なのか分からないが、何かを介在させて 生活習慣、考え方などの違いを描くことで、夫婦のありようを考えさせる。
物語に必要な介在物は「盆栽」でなくとも説明出来ると思うが、その何かを利用して夫婦、隣人にまで広げた人間洞察・関係を巧みに描き出す。些細なことでの口論を盆栽ならぬ仲裁をする人がいないことから会話が漂流するように漂い、行き違い、誤解など そのかみ合わない様が実に面白い。
(上演時間1時間30分)

朝の気配
TOKYO笹塚ボーイズ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2020/02/05 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

KAIRO -カイロ-
UDA☆MAP
萬劇場(東京都)
2020/02/05 (水) ~ 2020/02/12 (水)公演終了
満足度★★★★
温いアイドル2.5次元ファンタジーではなく、押井守の『イノセンス』や伊藤計劃の『ハーモニー』を彷彿とさせるサイバーパンク。脚本の細川博司氏の熱意を感じた。綺麗どころの女優も満載で華がある。『ブレードランナー2049』の雰囲気が好きな人には堪らない。
W主演の栞菜さんと小林亜実さんが実に良い。こういうハードSFのシリアスな役回りの方が似合っている。衣装もクール。もう一人の主人公、那海さんも見せ場がたっぷり。「成る程こう来たか」と演技プランと演出に感心した。兵藤祐香さんの反体制ゲリラも格好良く、腰抜け保安官役の八坂沙織さんは女優として賢い。こういう役回りこそが役者の醍醐味。
最終戦争後、荒廃した近未来。徹底的に管理された砂漠都市で謎の死が多発。キリスト教系の教会と神道系(?)の寺院から一人ずつ調査員が派遣されてくるのだが。
面白いのでお薦め。

舞台「盆栽」
ALPHA Entertainment
渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)
2020/02/05 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了
満足度★★★★
緊張感のある会話劇。面白かった!
ネタバレになるので内容は書けないが、3組の組み合わせで展開していくスピードが
心地よい。90分、良い時間が過ぎた。

セビリアの理髪師
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2020/02/06 (木) ~ 2020/02/16 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しくコミカルなオペラであった。技巧的、装飾的というのか、早口言葉のような曲が多い。これはベルディ、プッチーニなどより後の時代の作曲家にはないもの。スタンダールは『ロッシーニ伝』第29章の最後に「声域の〈広さ〉だけでなく、〈装飾音の質の高さと性質〉をも克服しなければならないのだ」と書いて、ロッシーニの歌は難しすぎて、そのうち演奏できなくなると予言した。そのとおり39作のロッシーニの作品で、現在上演されるのは数作しかなくなっている。
「セビリアの理髪師」を見るのは、2016年の新国立劇場公演についで2回目。前回と比べて思ったこといくつか。ヒロインのロジーナは前回の方が可愛かった。後見人バルトロの滑稽さは今回が際立つ。特にロジーナの歌のレッスンの間の黙劇など。アルマヴィーヴァ伯爵は、前回若いハンサムな歌手だったので、ぴったりだったが、今回は太った中年男。流石に若い娘の心を射止める説得力はないかわり、変装などの滑稽味が目立った。フィガロは意外と脇役。それは今回も変わらない。演出は変わらないはずだけれど、前回はヒロインが目立った。今回は男たちのばかし合いが印象に残った。

第13回公演 明日花ーあしたばなー
日穏-bion-
「劇」小劇場(東京都)
2020/01/29 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
若い人達が作る、映像に感化されただけの、焼き直しコピー演劇じゃなく、絶対的な経験値というか、教養の深さを感じさせる脚本のお芝居でした。

苺と泡沫と二人のスーベニア
ものづくり計画
上野ストアハウス(東京都)
2020/02/05 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了
満足度★★
「苺と泡沫と二人のスーベニア」のタイトルもフライヤーも魅力的なので観劇したのですが、違和感がありました。舞台美術は具体的な造りと抽象的なセットが考えられますが、もう少し工夫が欲しい。2件の酒場が概ねの展開。だったら、もう少し飲み屋らしくセットを作って欲しい。入れ替わり何人か女の子が酒を飲んで会話、時々踊ったりして盛り上げているつもりですが、芝居としては物足りないものがありました。

サッちゃんの明日【松尾スズキ新作!】
大人計画
大阪ビジネスパーク円形ホール(大阪府)
2009/10/14 (水) ~ 2009/10/20 (火)公演終了
満足度★★★★★
鈴木蘭々ちゃんを久しぶりに観たなぁ〜!
テレビではボーイッシュな不思議ちゃんだったけど、歳を経て素敵な女優さんになってました。
これが初の大人計画観劇。
ピストル飛び出すわ人は死ぬわジジイババアに障害者にヤク中にオカマ?
情報量の過多な中で、人が生きていく強さとか哀しさ、バカバカしい程の可笑しさを観た気がします。
特に、脳性麻痺をあんなに面白く表現するのは初めてで衝撃でした。でも、色々と不自由なだけでそいつは結構ズルいヤツだったし一皮剥けば何ら変わらない人間なんだよね、あ、可哀想とか差別してたのはこっちかと気付かされました。
こんなぐちゃぐちゃな世界の中に見つかる優しさは、本当に中毒になる。
めちゃくちゃ笑ってめちゃくちゃ泣いて、帰りのバスは頭痛でした(笑)

裏切りの街
パルコ・プロデュース
森ノ宮ピロティホール(大阪府)
2010/06/05 (土) ~ 2010/06/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
当時出てきたばかりの若手俳優・田中圭君と、色気たっぷりの女優・秋山奈津子さんの組み合わせが何ともエロい!
お二人共本当に居そうなリアルな雰囲気を持った俳優さんで、凄くドキドキさせられました。
秋山さんの夫役で出る松尾スズキさん、軽ーく笑わせつつも最後に思いっきりドライに裏切る演技が最高に上手かった。
秋山さんの真っ赤なコートがとても印象的で、一輪の手折っては駄目だけど触れてみたくなる華の様でした。
それ以降、ここぞという時は好んで赤い衣装を選びます(笑)
ラストで、2人が一旦別れてはけていくも、なし崩し的に戻って来るというシーン。
ずるずると緩くて甘い関係に溺れ続ける人間の弱さを面白哀しく描いた秀作でした。

苺と泡沫と二人のスーベニア
ものづくり計画
上野ストアハウス(東京都)
2020/02/05 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了
満足度★★★★
ものづくり計画初観劇。知人が過去作に出演していた事を知り親近感UP、また再演を重ねた前回公演の評判も記憶に。今回はレギュラー作演出でなく、勝又悠氏という映画畑の作・演出二度目の公演であるが、上野ストアハウスは冒険に相応しい劇場。
演劇とは興味深いもの。不思議な感覚の中で興味深く舞台上の「現象」を目で追った。

コタン虐殺
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2020/02/01 (土) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

第13回公演 明日花ーあしたばなー
日穏-bion-
「劇」小劇場(東京都)
2020/01/29 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

クリシェ
ティーファクトリー
あうるすぽっと(東京都)
2020/01/29 (水) ~ 2020/02/02 (日)公演終了
満足度★★★★
パフォーマーとしての川村毅は新人戯曲賞審査会で垣間見ていた。「やり手」であった(審査員や司会としてだが..何しろ声が通る)。その川村氏が昨年の審査会に姿を見せなかった。昨秋の劇団公演あたりからどこか孤独な勝負師のオーラを出していたが(個人の印象)、どうやら劇作家協会からも撤退したらしい(恐らく)。
組織に居る事の安定と窮屈さから抜け出たのだとしたら、やはり真っ向勝負を始めたという事ではないか・・。等というのはゴシップ並の憶測であった(失礼)。だがそんな想像と今回の「クリシェ」は妙に馴染んだので、ゲテモノ見たさに足を運んだ。
劇場へ走ったが冒頭を見逃し、語り手役の男が導入で語った情報がどこまでであったか・・老いた元女優姉妹が住まう邸内の状況が、見終えた時点で悔しくもスッキリ解明できず、未消化(いつか戯曲を立ち読みするつもり...コラ)。
だがそれをおいても、過去の栄光に浸り、今がその時であると倒錯し、周囲を巻き添えにして生きる・・その姿そのものを「こわい」と思うのは何故か。自分がそうなりたくない(だがなるかも知れない)醜さへの恐怖。守りたいものなど無い、と思っている者でも、恐怖映画を見て恐怖をおぼえるのは、やはり何かを守ろうと構えているから。恐怖はだから、己が美的感性、願望を指し示している。そして勿論、そこには差別の根源がある。
ナルシスティックな悲劇的な叫びを観客が受け止めるのでなく、グロテスクの様相に観客が叫びを上げる。最大のガス抜き。もっとも今作は謎解きの順当な道筋をたどる折り目正しいお話のようで。
グランギニョル、という見知らぬジャンルを観たく一時期焦がれたものだが、今作がそれだとしたら想像と違った。BGMに阿鼻叫喚の声、人が死にまくる、血を浴びて快感!・・そういう劇団既にあるが、これは何だろう。破壊願望か。ふと思い出したのは、小学生の頃、お化け屋敷に憧れ、住みたいと思った。怖いものと同化したい欲求・・少年期特有のもの? 性的な領域とどこか繋がっていた気も。。
人が人でない存在によって不可避に苛まれる状況が、人を「生」へと駆り立てる・・その力を求めていたのかも。
一体何の話だ。

KAIRO -カイロ-
UDA☆MAP
萬劇場(東京都)
2020/02/05 (水) ~ 2020/02/12 (水)公演終了
満足度★★★★★
#UDAMAP さんの #舞台カイロ(~2/12@大塚萬劇場)観てきました。近未来の大戦後の物語でしたが、ドキドキが続くスリリングな展開に目が離せませんでしたよ。W主演の栞菜さんと小林亜実さんがとにかくカッコいい!脇を固める共演の方々も要所要所で魅せてくれました。そんな中で主宰の宇田川美樹さん演じる砂の器亭女主人と私の推し・長橋有沙さん演じる店員・馳リリムさんが、一服の清涼剤のような心癒される場面を醸し出してくれてます!たくさんの人に観て欲しいです。12日まで、大塚萬劇場でぜひ!

苺と泡沫と二人のスーベニア
ものづくり計画
上野ストアハウス(東京都)
2020/02/05 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了
満足度★★★★
歌あり、ダンスありで楽しかった。みなみちゃんの心の変化の波が大きくて、女の子の気持ちって複雑だな、って思った。
二股かけていた、もとみちさん格好良かった。ファンが多そうですね。
全体的に明るく、観ているほうも明るく気分になりました。

コタン虐殺
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2020/02/01 (土) ~ 2020/02/09 (日)公演終了
実演鑑賞
観にいったら公演中止でした。緊急入院された藤尾勘太郎さんお大事に。
超寒風の外でお客さん対応されてた、流山児さん風邪ひかれませんように。
夜の回はするとか。代役は分からないけど、いきなり本番って。役者さんって凄いね。
振替公演行けたら後日感想。
終わった公演の、良かったお勧めなんて意味ないか。今書くのも変だけど。笑

苺と泡沫と二人のスーベニア
ものづくり計画
上野ストアハウス(東京都)
2020/02/05 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了
満足度★★★
余りに幼稚。中心になっているのは27歳の、それもリアリスト傾向の強い女性。この描き方では観客の期待する人間は見えてこない。