最新の観てきた!クチコミ一覧

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Butterflies in my stomach

Butterflies in my stomach

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2019/12/08 (日) ~ 2019/12/17 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/12/16 (月) 19:30

座席1階

On7の「その頬、熱戦に焼かれ」という見事な舞台を見てから、On7には注目をしていた。今回、On7の旗揚げ公演の演目ということで楽しみにして見に行った。とてもシンプルで美しい舞台だったが、パンチは欠けていたか。
7歳から77歳まで10歳間隔で切り取った女性の人生を7人の女優たちが夫や恋人、家族も含めた多彩な登場人物を複数、うまく演じきった。時には効果音も「うたったり」して、小劇場らしい人間味のある舞台だった。
しかし、今一つ何かが欠けている。役者たちの情熱は熱いし、7人はみんな若くてきれいだし、男性の声色もうまく出ていたし、何も文句をつけられる場面はないのに。それはきっと、この女性の人生のとらえ方があまりにも普通だったためではないのか。普通の人の普通の人生でも、客席の心をわしづかみにするような、心が震えるような、何かそんな場面があったのではないか。「熱線」の舞台にはそれがあったから、On7の舞台はすごいという印象があったのだ。
「ななこ」の命が消えていく場面は美しいが、77歳の人生はそれだけではなかったはず。これは自分の想像だが、77歳を超えたななこが認知症になり、自分の人生の断片を脈絡もなく語りだす。介護する家族はこれに振り回されるが、ななこの気持ちを真正面から受け止めた介護ヘルパーが、ななこの最後の友人となる。ここまでくると妄想か。

ネタバレBOX

キャンドルライトが消えて人生も消え、終幕というのは美しいが驚きはなかった。波の音、風の音など効果音を役者の口から出させたのはいいアイデアかもしれないが、ちょっと無理があったような気もする。
マクベス

マクベス

DULL-COLORED POP

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2019/12/12 (木) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

最初はちょっと騒がしいと思いましたが、途中から結構引き込まれました。意外と原作に忠実なのであぁ、こんな話だったなぁと思いつつ。

時代絵巻AsH 其ノ拾伍 『赤心〜せきしん〜』

時代絵巻AsH 其ノ拾伍 『赤心〜せきしん〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/16 (月)公演終了

天下と聞いて、アルファベット表示が思い浮かぶ私は汚れた大人。

大醸造

大醸造

One Bill Bandit

千本桜ホール(東京都)

2019/12/14 (土) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

現代演劇にときどきあるシーン。
ドラマが煮詰まってくると、それまでこてんぱんにされていた人物が客席に背を向け、耐えるような姿になってしばらくほかの人物のやりとりをじっと聴く。そしてこてんぱん氏は突如振り返り、「さっきから聴かせてもらったけれども」と思いをぶちまける。

あれってなんなんだろう。ポップな喜劇でも何にでも出てくる。

こてんぱんにされる人が最後まで痛々しいのは、あまり面白くないと思うんだけどなあ。
そして、木下作品でそれを見るとは思わなかった。

それ以外は面白いんだけどね。事情で出番が少ない俳優さんも、そのことじたいが笑いを呼んだりして、ほんっとに上手な作家さんとそれにこたえるメンバーで、見てて気持ちがいい。

何作も見てると、俳優さんの魅力だけじゃなくて「この人、これが苦手なんだ」というのもわかってくるんだけど、お話の世界観の中でそれを使って面白くしてたりするので、「何作も見る」ってだいじだなあと思う。

ネタバレBOX

前にも感じたことがあるけど、親に対して不満や反発があったけど、実は…という大団円は気持ちがいいのだけどさ、登場人物が反省をするのは、それは見る者に作者が説教をしたいからだよ。JKなら反省が似合って可愛いし、説教も素直に聞けたけど、今回は厳しかった。

バイオリン、ラップ(?)、老け役など、新しい特技(?)を繰り出してきたので今後が楽しみでもある。

もらった当パンや裏・当パンの裏話も、相変わらずツボをついてる。芝居は2時間、リアルは無限大なので、裏のほうが大きいわけで、そこからどのネタを持ってくるかって実はすっごいセンスが問われるんだけど、このプロジェクトはみんなそこが上手。
ONE TIME MAGIC

ONE TIME MAGIC

さんじかい

東京工業大学大岡山キャンパスW521講義室(東京都)

2019/12/14 (土) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/12/14 (土) 18:00

座席2階A列3番

いやー、これは圧倒されてしまった!
この後どうするんですか、これを超える作品作れるんですか!
本当に観客の中にその筋の人が来てて、取材させてくれませんか、もう一度公演を打ってもらえないでしょうか?とオファーが来ないか、そんなことがあるはずがないのが残念でしょうがない。
今は「さんじかい」って打つと釧路三慈会病院が出てくるが、いつしか名が知れ渡り演劇のさんじかいがヒットすることを願っています!

ネタバレBOX

W521とW541を両方使うのはよく思いついたなと。マジで殺陣あり、テントあり、立体的に講義棟を舞台に仕立て上げたな…この公演やっている時、全く知らない赤の他人が講義室の窓から顔を出すあの光景を見たらどう思うんだろう…。後、休憩中に役者の実名で呼んだら反応してくれたのだろうか。
後、こういう講義室のことって教務課じゃなくて支援課じゃないか?
少し残念だったのは音響によるトラブル、照明によるトラブルで小粒でいいから色々ともっとわちゃわちゃやってくれたらよかったのにな(西方さんによるトラブルってあったっけ?)というのと、さすがにキャストが多すぎて全員にしっかり焦点を当てていたらもっとよかった(いや、当ててあったのかな?)。
アマチュアがやることじゃない。
一滴のしずく

一滴のしずく

アンティークス

「劇」小劇場(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

誰が、どこが焦点なのかがわかりづらかったですが、「家族」を中心にしたストーリー良かったです。

ネタバレBOX

ゆうさんの家族の話をもう少しまとめて、施設での話なども入ってきたら
民宿の家族が核になって、すんなり入ってきたように感じました
『私が傷ついているのにあなたが傷ついていないのはあなたに愛がないから』『細くて長いもの。』同時上演

『私が傷ついているのにあなたが傷ついていないのはあなたに愛がないから』『細くて長いもの。』同時上演

尾鳥ひあり

小劇場メルシアーク神楽坂(東京都)

2019/12/15 (日) ~ 2019/12/19 (木)公演終了

満足度★★★★

自分基準で怪しげな人たちの群像劇短編2本立て。シュールな設定だけど、親近感覚えますね。セリフのある芝居の部分は快調なのですが、ダンスパフォーマンスの部分はちょっと冗長に感じました。

サド侯爵夫人(第二幕)

サド侯爵夫人(第二幕)

SCOT

吉祥寺シアター(東京都)

2019/12/13 (金) ~ 2019/12/21 (土)公演終了

満足度★★★★★

正に「演劇」でした。
よくあるエンターテイメント志向の物とは完全に一線を画します。
観る側にもエネルギーが必要です。
戯曲に書かれている言葉をどのように正確に明瞭に観客に伝えるのかを優先した演出ですし、
一般会話の文体ではないので、謂わば、能を鑑賞する類の観劇になります。
とっつきにくい事この上無しやも知れませんが、納得できたら、これぞ「演劇」という醍醐味に浸れます。
終演後の鈴木さんのトークも、毎度のことですが、必聴です。

死に際を見極めろ!Final

死に際を見極めろ!Final

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

ハズレなしのライオンパーマ節炸裂ですね。2時間越えでお尻が痛かったけど、存分に楽しめました。

死に際を見極めろ!Final

死に際を見極めろ!Final

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/12/13 (金) 14:00

巧妙かつ複雑に仕組まれた伏線とその回収。「おお、こうきたか!」感が最高。スケール感も大。

私たちは何も知らない

私たちは何も知らない

ニ兎社

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2019/11/29 (金) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

大正リベラリズムのはかない運命はよく芝居になる。ようやく女性が男性と対等な価値観で登場してくるので、現代劇としても作りやすく、共感も得られやすいということもあるのだろう。今年だけでも、「渡り切れぬ橋」(温泉ドラゴン)や「赤玉gangan」(秋野桜子」が近い時代のメディア界を舞台にしている。旧作だが「絢爛とか爛漫とか」(飯島早苗)もあった。古典となれば、宮本研の「美しきものの伝説」、これは68年の初演だから、素材としてはエバーグリーンである。底流にはこれも不滅の「敗者の美学」がある。
新味を出すのに苦労するところだが、この永井愛の新作は、必ず出てくる人物たちを史実に沿って描きながら、いままでの「元始太陽もの」にない魅力があった。それは、未知の海に無茶を承知で漕ぎ出す者の魅力とでも言ったらいいだろうか。そこが描けている。
登場人物たちはどこか心細げであるが、でも、それぞれの手持ちの櫂で漕ぎ進んでしまう。そこには政治や生活の打算を超え、さらには今を流行りのジェンダー論を超えた人間たちがいる。しかもなお、彼らは「女」なのである。
キャストがうまい。朝倉あき、藤野涼子、夏子。登場人物たちの会話にはほとんどお互いの共感のシーンがない。独立して、それぞれの人物を際立たせる演出もうまい。
女性的でありながら、それを客観視して書けるこの作者ならではの作品である。現代メディア批判はもう、ほかの作者に任せて(いくらでも書き手はいる)、「書く女」に続く作品を期待したい。

時代絵巻AsH 其ノ拾伍 『赤心〜せきしん〜』

時代絵巻AsH 其ノ拾伍 『赤心〜せきしん〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/16 (月)公演終了

満足度★★★★

優秀が故の悲しい結末、その時代の感覚がわからないのでなんともいえませんが、
他の選択はなかったのか?と、何度も思ってしまいました
今回は舞台には登場してないですが信長に、明智、秀吉、家康の絡みも面白かったです!

「熱海殺人事件」「以蔵のいちばん長い日」

「熱海殺人事件」「以蔵のいちばん長い日」

★☆北区AKT STAGE

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2019/12/10 (火) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

「熱海殺人事件」を観劇しました。役者さん達の熱演や迫力のある音響で、ぐいぐい惹き込まれました。長台詞をこなしている役者さん達、本当にすごいと思いました。演じる役者さんによって、面白いか否か、はっきりと分かれる作品だと思いますが、非常に面白かったです!大満足でした!

彗星はいつも一人

彗星はいつも一人

ことのはbox

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2019/12/12 (木) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かったです!
そして皆さん熱い演技をされますね。
脚本も泣けますね。
次回作も期待します。

Butterflies in my stomach

Butterflies in my stomach

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2019/12/08 (日) ~ 2019/12/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

或る女性・ななこ の7歳から77歳までの10年間隔の物語。7人の女優、7脚の椅子という”7”拘りの公演は、上演時間も77分間の人生(あゆみ)。公演は抒情的な観せ方で印象付けが実に巧い。
理屈を言えば、7は数学的には素数であり 自分自身のみ...つまり人の一生はその人自身のものでしかないことを意味する。”7”拘りと関係があるかどうかは分からないけど。
さて、物語は面白いが、卑小と思いつつも気になることが…。

ネタバレBOX

舞台セットは、大きな 縄のれん のような後景、そして椅子7脚。上演前は横一列に並べてあったが、物語が始まると適宜動かし、その配置によって情景を紡ぎ出す。演者は女優7人で、それぞれの年代を演じ分けながら、その時々に登場する他の人物も演じる。7歳から67歳までの10年間隔を、その年代にあった出来事などをトピックとし、77歳で鬼籍という或る女性の一生を描く。

物語は7歳-母親の印象と思い(チラシにある一文)、17歳-恋愛経験と衝撃的な結末、27歳-結婚と妊娠、37歳--小学生の娘との関わり(学芸会)、47歳-実父の看取り、57歳-定年を迎えた夫との関わり、67歳-痴呆の進行といった平凡だが、それだけにリアルに迫ってくるものがある。冒頭は朗読劇のように7人が文庫本?を持ち、さながら回想日記を読んでいるような気にさせる。物語は年代を順々に紡ぐが、場面に応じて椅子に座ったり、その上に立ち上がったり、または周りを回るような動作で、静止した場面は少ない。そこには人生の歩み、立ち止まっている姿(暇)はないといったメッセージのようだ。動的な中に、時々”しゅわわゎ”という炭酸飲料の蓋を開ける時に生じる音のような、それを擬声音で聞かせる。それが浮遊感をイメージさせ、実体がないだけに不安であるが 同時に安らぎも感じさせる不思議な効果をもたらす。この擬声音は他にも波音やカモメの鳴き声など、実に見事に聞かせる。

公演が抒情的に思えるのは、もちろん物語が10年間隔で描かれ、緊密な連続性がないことから詩的な印象を持つこと。そして照明・音響(音楽)といった舞台技術がしっかり計算され、繊細で情緒的な観せ方をするところ。例えば、照明により後景の 縄のれんに人影を映し出すが、微かに揺れている縄筋が人影を妖しくし、77歳の臨終(記憶の錯綜もあり)は、オーソドックスではあるがランタンの炎(命)を消すという行為。音楽は時々の情景に合った選曲をしており硬軟使い分けも良かった。
公演全体としては、脚本・演出・舞台技術はもちろん、女優7人の息の合った演技(ムーヴメントも含め)は観応え十分だ。或る女性の一生であるから、共通した女をイメージさせなければならないが、そこは衣装で工夫をしている。全員が色違いであるがロングフレアースカート、上着は多少形状は違うが白色系ブラウスで統一という細かさ。

最後に気になったのは、57歳のトピックである。夫が定年退職になり家に居ることが多くなり息苦しいような描き。確かに週刊誌やTV番組の話題になることもあるが、他の年代に比べインパクトが弱いような気がする。例えば、女性の身体の変化など、同性には理解でき共感を得、男性には理解し難いことを描き関心を惹くこともできるのでは...。
自分が観た回にアフタートークがあったが、その時に吉田小夏女史が、67歳は実年齢より老けたイメージにしていると語っていた。今の時代は65歳まで就労する人が増え、更には70歳定年延長という論議まで出ている。その意味で時代感覚に合わないような…。
次回公演も楽しみにしております。
HELP

HELP

劇団PingPongDASH

難波サザンシアター(大阪府)

2019/12/14 (土) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

正直な感想。

思った以上にしっかりと作り込まれていました。
実話を元にしていても、細かな法律や政府見解の課題・現場目線の課題がイメージでのみ描かれることはあります。
しかし、こちらの作品は現状の課題が出てきており、「しっかり取材してはる」と感心しきり。
(一部、情報が足りない部分はありましたが。まあ、細かすぎますかねw)

そう、しっかり作り込まれているが故に、現場を知る人間には刺さる話でした。

動くな点P!

動くな点P!

劇団 ユニットWOW!!

天満天六・音太小屋(大阪府)

2019/12/13 (金) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★

楽しく観劇させて貰いました。
わかりやすい劇だったようにおもいます。
先の方もコメントされてますが、サービス精神旺盛です(笑)

後半の疾走感は若さあふれて、素晴らしいものがあったように思います。

内容も自分の中で改めて文字化すると割合おもしろそうなのですが、今回の劇は何か物足りなさを感じました。
私も点Pににげられましたかな?

「熱海殺人事件」「以蔵のいちばん長い日」

「熱海殺人事件」「以蔵のいちばん長い日」

★☆北区AKT STAGE

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2019/12/10 (火) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

金太郎登場の曲があの曲じゃない!「熱海殺人事件」はいったい幾つのバージョンがあるのやら。今回見たものも今まで見たことのないものでした。熊田刑事は伝兵衛に一方的に振り回されている感が強かったのが、今回の熊田は負けないくらいにエグかったです。
千秋楽ということで満席だったのですが、最前列に座席を増やす時に、それまで最前列に座っていた観客を最前列に案内していました。時々最前列に座ったのに、いつの間にか2列目になっていると言う悲しい目にあうことがあるので、この気配りは良かったです。 別演目の出演者さんたちがやっていましたが、客入れ・案内など制作面もきちんとなされていました。

猫は地球を見て美しいと思わないよ と 新作(タイトル未定)

猫は地球を見て美しいと思わないよ と 新作(タイトル未定)

あひるなんちゃら関村個人企画

冷泉荘(福岡県)

2019/12/13 (金) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★

コメディー、むきになった演技ではなく、自然に笑える演技・演出でスッキリです。

ボクノヤミ

ボクノヤミ

ロボットパンケーキZ

湾岸劇場博多扇貝(福岡県)

2019/12/13 (金) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

荒い演技と演出ですが、広島の原爆後を背景に物語は進んでいきました。
盲目の妹、とも子はいい感じでした。

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