最新の観てきた!クチコミ一覧

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受付/六月の電話

受付/六月の電話

演劇ユニット茶話会

Paperback Studio(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

受付は男がどんどんと違う方向へ誘導されていくのがヒトコワだった。狂気に満ちた笑い声が怖くて・・・
六月の電話は始めアリバイやは何をしに?という感じだったが、話が進むにつれ女性の長く切ない思いが伝わってきた。
どちらも熱演で良かったです。

ザ・ポルターガイスト

ザ・ポルターガイスト

石井光三オフィス

本多劇場(東京都)

2025/09/14 (日) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/21 (日) 14:00

座席1階

見事な一人芝居だった。パンフレットによると、初めての一人芝居だったという。十数人に及ぶ登場人物を声色、視線、身振り、体の動きなど役者として使えるすべてを動員して明確に演じ分けていた。先人も書いていた通り、本来はかなりの人数で演じられる舞台を、村井良太独り占めで楽しめる、ファンとしてはたまらない舞台だったろう。ミュージカルなどで名を上げ名優として数えられるようになったと思うが、村井はまた一つ、役者としてのステップを上がったのではないか。ラストのスタンディングオベーションはそれへの賛辞だったと思うし、彼が去り際に見せた柔らかな笑顔は大きな達成感を表現していたと思う。村井を抜擢したプロモーションは慧眼だった。

主人公は画家のサーシャ。姪の誕生日パーティーに呼ばれたのだが、その出席メンバーが彼女の心をかき乱すような連中なので本当は出席したくない。だが、パートナーに促されて車に乗る。そのあたりからサーシャの心の叫びを、さらに会話も同時に演じ出し、観客を巻き込んでいった。
村井の芝居にくぎ付けになっている客席からは大きな笑いが何度も起きる。心の叫びは怒りや憤りがメーンだが、圧巻なのは最終版。ここでのサーシャの姿は感動的である。

「バリモア」を演じた仲代達也がこんな趣旨のことを言っていた。一人芝居は役者の人生がすべて盛り込まれ、その力が舞台を支えるのだと。まさに、村井もこんな心境だったのだろうかと、最後の笑顔を見て思った。

草創記「金鶏 一番花」

草創記「金鶏 一番花」

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

舞台・お芝居はアートだと感じました。テレビジョン、歌舞伎、戦争、きつねという4つの要素が、3つの時間軸で同時に進行する。その要素と時間軸の複雑な組み合わせを舞台装置・美術が、じょうずにサポートしている。そして生演奏が舞台の空気を作っていく。
奇しくも、時代や見えない大きな力に左右される運命みたいなものを描いた「国宝」と重なって感じるところもありました。
ゆえに強く感じたのは、舞台こそが4次元の世界を表現できる数少ない場ではないかとおもった次第です~

曲がれ!スプーン

曲がれ!スプーン

ヨーロッパ企画

ABCホール (大阪府)

2010/02/26 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

U-NEXTの配信で観賞。

人知れず、喫茶店に集まった超能力者たち。
何とも地味な能力をそれぞれお披露目していく中、インチキ超能力者や、TV番組のカメラマンがやってきてしまい……。

久々に映画版を再見するタイミングで予習として鑑賞した。

映画と異なり、喫茶店のワンシチュエーションで展開される物語や、主人公だった女性カメラマンが脇役になっていたのが面白かった。

正直、内容としては、こじんまりとしたコメディ会話劇であり、小道具の仕掛けなども控えめなため、舞台として生で観るからこその楽しさがある作品だなぁとは思った(実際、かなり、集中力が途切れ、何度かに分けて鑑賞した)。

とはいえ、ヨーロッパ企画の近作を観劇している身としては、お馴染みのメンバーが揃っているだけで楽しく、劇団の原点が垣間見える作品だったし、各々の能力が活かされるクライマックスは、さすが上田誠脚本らしい伏線回収だなぁと感激。

映画とあわせて観ることで、舞台と映画という表現の違いを考えたり、より楽しめる作品だなと思った。

夢中人

夢中人

ソムニアカンパニー

小劇場 楽園(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

舞台演出(天蓋)と劇場設定(楽園は双方向)が効いていて夢想的な舞台でした。卒業制作とのことでしたが、ダンスのキレ、セリフの滑舌やテーマ音楽も良く、旗揚げ公演とは思えない実力です。

The Stone Age「悪い手」

The Stone Age「悪い手」

The Stone Age

太子会館 老人憩いの家 大阪市西成区太子1ー8(大阪府)

2025/09/20 (土) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/20 (土) 15:00

あの空間、台詞は無いけどいろいろと想像させる雰囲気、ゾクゾクした。
人は皆、闇を持っている。
でも憎みきれないのだ。
余韻に残るお芝居でした。
お芝居観られてありがとう

『天守物語 〜夢の浮橋〜』

『天守物語 〜夢の浮橋〜』

虹色ぱんだ

アトリエファンファーレ東新宿(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い、お薦め。
泉鏡花の独自の耽美的で幻想的な作風をしっかり舞台化している。物語はタイトルにある天守--白鷺城が舞台になる。その非日常空間をどのようにして表すのか、そして 登場する異界ものが どのような物語を紡ぐのか。原作を読んでいなくても分かり易い描き方、そこに時代絵巻AsHで培った灰衣堂愛彩(本公演では役者名義・羽衣堂愛彩)さんの手腕をみる。会場に入ったとたん異空間ー妖艶な世界へ誘われる。
(上演時間1時間40分)

ネタバレBOX

舞台美術は、白鷺城の最上層(五層)ー窓がない薄暗い部屋を現わしている。上手と下手を分け、その間に溝のような凹み空間と板の橋。上手は和室で襖や障子が所々傷んでいる。その部屋の神棚に大きな獅子頭。下手は中庭(天守に対して下界)のような場所で後ろに衝立状の塀。先の溝の後方には色鮮やかな楓。上演前は童の遊ぶ姿、虫の鳴き声が微かに聞こえる。実に抒情的な雰囲気を漂わせてる。

舞台は播州姫路、白鷺城の五層階。ここには人ならざる富姫が主として住まい、藩主であろうとも近づく事の出来ない魔の住処。腰元(妖)が露を餌に秋の花を釣り上げ、童が歌って遊ぶ。妹分の亀姫が猪苗代城(別名:亀ヶ城)から遊びにやってくる。富姫は、帰りの手土産に 藩主が鷹狩りに使う白鷹を攫って与える。若き鷹匠 姫川図書之助が主君の命で白鷹の行方を捜しにやってきた。そして妖(アヤカシ) 富姫と人(ヒト) 図書之助が、はからずも恋に落ちる。しかし…。
図書之助の人間界への未練と富姫への執着、その葛藤する姿 それこそが情理。そして 妖と人が共存する不思議な世界観が広がる。

見所は、本筋に妖怪と人間の切ない恋物語。脇筋に封建社会における絶対服従の不条理。公演ではこの両方を巧みに描き、人間性と社会性を重層的に紡いでいく。本筋(人間性)は先に記した通りだが、脇筋(社会or時代性)は、富姫が 主君の理不尽な命で切腹した武士の元妻。そして亀姫も描かれてはいないが妖であることから、同じような身の上ではなかろうか。そこに妖と人の悲恋の元凶となった 理不尽な世が立ち上がる。理不尽といえば、図書之助を追ってきた同輩によって天守の象徴である獅子頭の目が潰され、富姫、図書之助を始め腰元妖も皆 目が見えなくなる。公演では、追っ手と獅子との戦いを舞台狭しと動き回る(祭りの獅子舞のよう)。

衣裳は和装、メイクは妖しの顔といった感じで 物語の世界観を損なわない。音響・音楽は三味線など和楽器が情景を引き立てる。なにより照明が色彩豊かで、柔らかく和むような照射。舞台美術・技術・小道具(刀 等)そしてメイクといった総合的な効果によって成り立つ幻想劇。
卑小だが…最前列という至近距離で観劇させてもらったが、手(裸)足の濃いマニキュア、ペデュキアが照明に反射するところがあり 気になった。敢えてベースコートだけにしなかったのだろうか。
次回公演も楽しみにしております。
VIVID

VIVID

Loneliness of the butterfly

イズモギャラリー(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 照明、音響等の効果もグー。何より詩的作品である点が気に入った。 
 脚本・演出は“さかさまのあさ”の宮田 みやさん、演ずるは“ウテン結構”の岩澤 繭さん。Symbiosisの中でも特殊な異種恋愛の物語だ。

ネタバレBOX


 Corichの説明文を読んで詩的な作品だと感じたのだが、その直感は当たっていた。科学の発達に伴い近年では宇宙の始まりに関してのみならず様々な銀河の写真集や解説本も数多く出るようになった。生命の誕生が宇宙の諸星達の生々流転と関りのあることも次第に人々に知られるに至っている。科学少年、少女たちには既に知られていたことが漸く人口に膾炙するようになったのである。かつて詩人が予言していたように諸星から生まれた生命は互いに関連し様々な関係を持ちながら生々流転している。そんな巨きな流れの中で、人類以外の生き物たちが互いの情報を交換し合い、そうして得た情報をも用いつつ生存競争をしているということも分かりつつある。漸く人間だけが“言葉”を用いることが出来る、などと言う傲慢極まる論理は廃り始めたのだ。オルフェウスが鳥や獣のみならず岩や他の自然とも話すことが出来たとの言い伝えや、アニミズムの残る世界で未だに伝わる土地の古老の誰々は鰐と話が出来る、などの口承も余り軽んじてばかりは居られないようになるかも知れぬ。人間の知っていることなど宇宙の10のマイナス何十乗倍分の1に過ぎまい。
 おっと話が大きくなり過ぎた。物語は人間の或る男と南米に実在する極めて毒性の強い、然し宝石のように美しい毒蛙*との純愛を描いた作品である。この蛙一匹の持つ毒でアフリカ象2頭が死ぬとされる程の猛毒を持つ蛙が天敵のこの毒に耐性を持つ蛇*に襲われ泡や、という時男がこの毒蛙を救ったのである。救われた毒蛙は、彼のヴィオトープで飼われることになった。助けられた瞬間、彼女は雷に撃たれでもしたように恋に落ちた。然し人間が直に毒蛙に触れれば忽ち死ぬ。それほどの猛毒なのである。だが彼女は既に恋に落ち、そしてそのまま天敵の蛇に襲われたダメージで気を喪ってしまう。「お早う」という声に目覚めると、其処に居たのは『彼』であった。心臓が脈打ち、ドキドキが加速する。世界がいっぺんに変わってキラキラ輝く。恋が世界の見え方迄変えてしまった。然し彼が居なくなると嬉しさも胸のドキドキトキメキも総て失せ、世界は単調でもの憂いものに変わってしまった。のみならず恋焦がれれば焦がれるほど、彼と己を隔てるヴィオトープの透明な壁のみならず、直に彼に触れれば己の毒が彼を殺すという事実が己を苦しめる。彼に触れたい、直に触れてキスの雨を降らせたい。然しその念を叶えた途端、彼は死ぬ。それは免れることができない。愛するが故に求めることが、果たされればそれは愛する最愛の人を殺すことなのだ。このアンヴィヴァレンツが彼女を生き乍ら引き裂き、耐え難い苦しみを齎すのだ。一方、こんな彼女の悩み苦しむ姿を知ってか知らずか、彼女が「騒がしい」と文句を言ってきた奴がいる。上階ヴィオトープに棲む青大将である。彼はヴィオトープで生まれ育った蛇であったから、外界のことは余りよく知らない、知っていることはヴィオトープで元野良から聞いて仕入れた知識であった。然し乍らこの蛇がヴィオトープで生き続けることは退屈と窮屈に徐々に圧し潰されて精神を病む地獄だと認識しておりいつか脱出してやろう、との夢を持っている。偶々この青大将が脱走に成功した。飼い主の人間即ち蛙の命の恩人がヴィオトープの蓋を閉め忘れたのだ。彼は一緒に逃げないか? と声を掛けてくれた。然し彼女は此処に満足していたので断った。彼は独りで旅立った。
 この後も彼と毒蛙の日々は続く。蛙は「お早う」で始まる毎日の彼との逢瀬を十全に味わい幸福すら感じていたが、触れたい、彼に触れキスの雨を降らせたい、との念は募るばかり。恋の煉獄に身を魂を焼かれ苦悩していた。そんなある日、彼女はヴィオトープの蓋を彼が閉め忘れたのを発見した。抜け出すことができる。彼は出掛けていて、彼女は抜け出た後、彼が怪獣に絡み付かれ口に嚙みつかれているのを見たように思った。その瞬間、彼女は今度は彼女が彼を救わねばならぬと猛烈な勢いで怪物に突進、張り付き最後には怪物の顔面に毒をぶちまけた。怪物は堪らず彼を離して逃げた。倒れた彼はペシャンコになった彼女の体に裸の手を触れた。始め彼女の体は人間の体温に耐えられず火傷を負ったが徐々に彼の体温が下がり彼女の体は焼かれることが無くなった。遂に彼と直に触れ合い純愛を実現することができたのであった。
*登場する毒蛙は、自然界で最強と言われるアルカロイド系の神経毒バトラコトキシンを持つモウドクフキヤガエルだろう。毒を持っていることを示し無駄に他の生き物を殺さずに済むよう体色は極めて鮮やかで宝石のように美しい警告色。彼女を襲った天敵の蛇はノハラツヤヘビ属マイマイヘビ科のヘビでバトラコトキシン耐性を持つ唯一の蛇ということになる。
 
星降る夜になったら

星降る夜になったら

自由劇場

シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)(兵庫県)

2025/09/20 (土) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

久しぶりに拝見するジゲキはやっぱり凄かったです!卒業しても演劇活動続けて欲しいなー\(^o^)/

だれか、来る

だれか、来る

SCOOL

SCOOL(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

めちゃ良かった!

柿喰う客新作本公演2025『超音波』

柿喰う客新作本公演2025『超音波』

柿喰う客

ザ・スズナリ(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

この人気劇団を初めて鑑賞。自分の好みの演劇スタイルではないが、なるほど人気があるのがわかる。機関銃のように早口で連射される台詞、しかもなかなか面白い言い回し(速すぎて聞き取れないこともあったが)。活発な動きやシャープなダンスもあり、俳優たちは良く訓練されているな、という印象。90分あるかないかぐらいの時間だったと思うが、場面数が多くあれほど大量のあまり脈絡のない台詞やダンスをよく覚えられるものだと感心。

nitehi:kedo

nitehi:kedo

こわっぱちゃん家

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2025/09/10 (水) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/11 (木) 14:00

親しい相手と言葉を交わせなくなったことに起因する「GRIEF」という精神状態についての研究者と生成AI技術者が共同開発する似て非……もとい「nitehi」なる技術に関する近未来もの。
昨今のAIの進歩から考えればいかにもありそうな技術だし被験者となる二組の家族(+α)の状況も身近にありそう、と現実味たっぷりで描く「家族の想い」。
そして「言葉を交わせなくなった原因」を死別だけでなく他に2つ提示するのが巧み。これによって物語に奥行/幅を与えている感じ。
で、昨年3月の初演時の印象は「家族の想い」が強かったのに対して今回は(そちらもさることながらどちらかと言えば)技術面だったのは昨今のAI事情(についての認識)によるものか? 昨年はSFと受け取っていたのに今や「現実の少し先」だもんなぁ(驚)。

草創記「金鶏 一番花」

草創記「金鶏 一番花」

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

【満月】:金原賢三役:藤原祐規/ 坂東天鼓役:宮原奨伍

荒れ果てた廃屋のような舞台美術。そこらかしこに梯子が雑然と。やたら殺風景な風情に不穏な意図を感じ取る。テーマは『裏面』。多重な意味で『裏をかく』。
前作、『音楽劇「金鶏 二番花」』を観てからたまらなく観たかった『一番花』。きっとこういう話だろう、と観客それぞれ思いを巡らせた筈。自分の脳内でもほぼ完成形は見えていた。だが全く違った!何もかもが違う。

作劇は手塚治虫調。この手塚テイストが大衆に支持される所以。まさにピノコのような中野亜美さんが出突っ張り。中野亜美さんはある意味、現代小劇場演劇の象徴。彼女をどう使うかで作品は分かれる。

助演的なアシストに徹するかのような金子侑加さん。ハレー彗星騒動に現れた怪異譚が広まり、栄国稲荷神社の稲荷神に押し寄せる参拝客。その中の一人、芸に腕がない歌舞伎役者・坂東天五郎(北沢洋氏)のエピソードが今作の肝。『どろろ』調。
四代目中村雀右衛門(じゃくえもん)をモチーフにしたその息子である坂東天鼓役宮原奨伍氏の所作が美しい。

小口ふみかさんの目をひん剥いての威嚇。

母親(藤吉久美子さん)に家にいながら歌舞伎を観せてやると誓う金原賢三少年役今村美歩さん。驚く程美少女。青年期は藤原祐規氏、現在は桂憲一氏。「無線遠視法」を研究し、ブラウン管を使っての送受像を世界で初めて成功させた天才工学者。現在の金原賢三が坂東天鼓の墓参りに行くシーンから物語は始まる。中野亜美さんと新幹線に乗って。

今作の方が好きかもなと思いつつ、前作の歌の高揚も捨て難い。前作が木下恵介なら今作の監督は増村保造。こっちが作家の本流のような気もする。どうせ皆観るだろうから今は余計なことは書かない。ただこの作家が自ら抱える芸術への真摯な姿勢に信仰心すら感じた。大衆の評価を犠牲にしても自分の信仰に殉じたい、と。それは正しいよ。そういうのが失くなったらAIが計算した最大公約数、広告代理店の導き出した商売としての正解に世界は統治される。人間は理性で生きている訳じゃないんだ。言語化出来ない無意識が殆どだろう。そこを刺激するから『芸術』なんて御大層なガラクタが生き残ってる。(それは酒の存在にも似ている。こんな健康的にも社会的にも害のある無意味な嗜好品が死滅しない理由に)。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

狐の登場と中野亜美さんの正体が最高に盛り上がる。『ビューティフル・マインド』だったか。

フラフープをチューブやハンドルに見立てる。
新幹線の車窓は梯子。
児童雑誌を新聞に。
こけしと独楽で徳利と盃。
水鏡の真実 -御泉花守探偵の事件録 FINAL-

水鏡の真実 -御泉花守探偵の事件録 FINAL-

はらみか×渡邉ひかるプロデュース

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

情景描写がその時のセリフを言う人の視点で語られ、思い描きやすい。朗読とはいえ、しっかりと役作りがされており、キャストの表現を活かす演出で作品の面白さが伝わってくる。

花と龍

花と龍

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2025/02/08 (土) ~ 2025/02/22 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

私のそこまで多くはない観劇体験の中で、自分の好みど真ん中にスコーンとはまって、しばらく動悸が止まらないほどの興奮を覚える作品がいくつかあるのですが、花と龍 はまさにそれでした。

3時間強ずっと目が離せない。
観てるのが楽しすぎてずっと笑っちゃう感じ。
演出、緩急の付け方、笑いの入れどころ照明、音楽、俳優の皆様の芝居。

花と龍 はそこにさらに観客を巻き込む楽しい仕掛け(開演前に舞台上に屋台が出店。観客はステージ上で飲食を楽しめる)がプラスされ、始まる前からの高揚感がカテコまでずっと続いてた感じ。

こういうのが観たかったー!感がエグい。
ツボに入りすぎてたまんないわ…あーでも円盤化しないんだよなぁ…公演が終わったら二度と観れないなんて悲しすぎる

「進撃の巨人」 -The Musical-

「進撃の巨人」 -The Musical-

「進撃の巨人」-the Musical-製作委員会

Kanadevia Hall(東京都)

2024/12/13 (金) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

原作ファンも、キャラクターファンも、演劇ファンも、ミュージカルファンも納得させる素晴らしい完成度。
なんとしても続編を見たい

海と日傘

海と日傘

R Plays Company

すみだパークシアター倉(東京都)

2025/07/09 (水) ~ 2025/07/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

日常の中の心の機微を繊細に描いた戯曲と、解釈を観客に委ねるような演出とが共鳴するように心に響く作品でした

うだつの上がらない冴えない男を演じる大野拓朗さんも新鮮で、もっと大野さんのストプレを観てみたいと思いました

刀剣乱舞

刀剣乱舞

舞台『刀剣乱舞』製作委員会

日本青年館ホール(東京都)

2025/07/06 (日) ~ 2025/07/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

士伝めちゃくちゃ面白かったー!現地で観られて良かった…
下尾さんの長曽祢虎徹カッコよかったよ

歌舞伎 『刀剣乱舞』「東鑑雪魔縁」「大喜利所作事舞競花刀剣男士」

歌舞伎 『刀剣乱舞』「東鑑雪魔縁」「大喜利所作事舞競花刀剣男士」

新作歌舞伎『刀剣乱舞』製作委員会

新橋演舞場(東京都)

2025/07/05 (土) ~ 2025/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とうかぶ5500円でこんな盛り沢山お見せ頂いていいの…?
本編の後にあんなお楽しみがあるなんて知らなかった!楽しいなぁ!
殺陣の迫力はやっぱ刀ステだけど(そりゃそう)舞が指先まで美しくて本物感やばかった(当然)見惚れちゃったな。
時間遡行軍もいっぱいいたw

結局コラボ弁当も食べて、イヤホンガイドも借りて(ステ三日月宗近登場してびっくり)、めちゃくちゃ満喫しちゃった!
刀ステは刀剣男士目線だけど、歌舞伎は歴史上人物に焦点を当ててるんだね。
実朝について予習してったから史実が理解できて良かった(歴史苦手)

SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE

SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE

LIVE FORWARD

IMM THEATER(東京都)

2025/08/01 (金) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

マキノノゾミさん脚本、白井晃さん演出で、生バンドと神野美伽さんのジャジーな歌声で笠置シヅ子の生涯を描いた作品。劇場を今は亡き日劇に見立てた演出が秀逸でした!
ピアノ、ギター、ドラム、ホーンの生演奏が素晴らしくて、何よりASA-CHANG の生ドラムが聴けて感激!
笠置さんの若い頃を中心に描いてるので、正直若々しさ不足を感じる場面もあったけどお歌はさすが。
初演の東京公演がコロナで中止になってしまい6年ぶりに公演が実現したとのことなので、6年前の神野さんでも観てみたかったな…

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