
THE Negotiation
T-works
HEP HALL(大阪府)
2019/03/08 (金) ~ 2019/03/10 (日)公演終了
満足度★★★★
T-works#2 THE Negotiationの初日を観劇
作演にTHE ROB CARLTONさんの 村角太洋 さんの T-works さんの第二回公演
まず言いますが、想像はある程度してましたがそれを超える破壊力でした
巧みな話術で積み上げていく至極の会話劇、喜劇と形容した方がいいんだろうか?
基本的に 丹下真寿美 さん、 山崎和佳奈 さん、 三上市朗 さん、 森下亮 さんの4人の個性的な役者陣がストーリーを進めていく
そこに ボブ・マーサム さんのスパイスが効かされてる感じ
それぞれの作り出す素敵な空気が溶け合うような反発しあうような化学反応
あっ!!ランタイム何分だったんだろう?時間忘れて見入るばかりの素敵な舞台
大阪は残すところ4ステ、その後は東京の #シアターグリーン さんで8ステが上演される
前説は音声のみで最初からこれだけ笑いを起こさせるのは圧巻としか言いようがない
見逃すの勿体ないな
T-works#2 THE Negotiationの大阪千穐楽をおかわり
至極のシチュエーションコメディと形容していいんだろうか?
あまりこの言葉を使われてないので製作者さんの気持ち的にはわからない部分もありますが、ほんとテンポが良くて笑える素敵な作品
結構最初から全開の印象の舞台
ネゴシエーションって言葉はどうしても映画の影響なのか、犯罪交渉のイメージがあったんですよね
しかしこの舞台は最高級ホテル「トゥイッケナムホテル」での商談
その不意打ち気味の展開ですでに世界観に引きずり込まれてるのかもしれません
ホテル要素と交渉すでに…
気になるワードいっぱい、そこから 村角太洋 さんの素敵な世界観が広がっていくんですよ
大阪公演は終了ですが3/13(水)からは東京で8ステがシアターグリーンで上演されるんですね
大阪だからウケるのか?はたまた東京でも受け入れられるのか?
かなり上質な笑いが東京へ

贋作 ハムレット
カトハルステージ
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2019/03/01 (金) ~ 2019/03/03 (日)公演終了
満足度★★★
カトハルステージ 第2回公演 「贋作 ハムレット」を観劇
大人気ハムスターの死と小説家を目指して?挫折した男の人生が複雑に絡み合いながら進む物語
ハムレットの名言To Be or Not to Beが
色んなポイントでストーリーに深みを与える
この言葉解釈も色々あるんですね
そのあたりも上手く使ってたり
素敵な歌もあり、ダンスも取り入れたエンタメ要素もあるんだが、素敵な会話で盛り上げていく感じの舞台
毎ステージ変わる要素もある感じなのでリピートするとより楽しめるのかも
ランタイム135分と少し長めな感じだが、長さは全く感じない

偽曲 安寿と厨子王
東洋企画 TO4O KIKAKU
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2019/02/22 (金) ~ 2019/02/24 (日)公演終了
満足度★★★
第九回東洋企画 TO4O KIKAKU9th winter/spring2019 『偽曲 安寿と厨子王』の初日を観劇
普段は普通に身の回りに存在する紙であったり紐であったりを巧みに使われて素敵に演出されてる印象のこの舞台
音もなんですが光の入れ方がいい感じなんですよね
そしてほんと出演者さんが多い
そのメンバーが所狭しと暴れまくるような素敵な作品
今日は少し最初から道具が折れるってトラブルあったんですが、回収もスムーズ、最後言わなければ演出?って思ったかも
ダンスも殺陣もいい感じ、そして少し考えさせられるストレートな様な捻った感じがいいなって印象
アフタートークあると思ってなかったんですが N₂さんの 杉本奈月 さんと 東洋 さんとの対談
安寿と厨子王ってタイトルは知っててもってくだりで心の中でめっちゃうなずいてました
明日は3ステ、明後日は2ステの舞台
平日の夜なのに満席、増席って感じの人気ぶりの舞台ですね
第九回 東洋企画 TO4O KIKAKU9th winter/spring2019 『偽曲 安寿と厨子王』の千穐楽をおかわり
6ステあったこの舞台のラスト
本来なら完成度が上がってるって感想はムラがある感じで、否定的な意見にもなりそうだが、更に良くなってたって意味で良かった
役者さんの疲労、ノドは限界寸前
そんな中での最&高のパフォーマンスを観た印象の舞台
ビニールの使われ方、紐に至っては美しさは格段の違いやったかもしれない
ポジショニングの差だったのかもだが、レーザーの感じさえ違って観えた感じ
杖の扱いも音が必要なら手を添えるなど工夫いっぱい
やはり舞台進化するな
安寿と厨子王という知ってるようで知らなかった物語に触れられたのも良かった印象
キャストさんは総勢26人だったんだろうか?
素敵な衣装、色々な小道具たち、光と音の融合は素敵な世界を作り上げてた印象
体力をかなり使いそうな作品
心よりお疲れさまを送りたい素敵な作品でした
やはり 岸鮭子 さんがいい表情されてますね
どん底の環境から逃げ出そうとするイメージを紐を使ってってところ良かったなって印象
ステージタイガー さんの 仲田クミ さんも引き裂かれる親子のシーンでいい雰囲気作られてたんですよね
東洋 さんも今日ノドは限界寸前でしたかね

夫人マクベス
大阪御ゑん祭
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2019/02/21 (木) ~ 2019/02/27 (水)公演終了
満足度★★★
大阪御ゑん祭「夫人マクベス」初日を観劇
名作マクベスを夫人演じる #近藤芳正 さんを中心に起承転結の4つのパートに大胆にアレンジして紡がれる物語
3人の魔女が素敵な動きでナビゲートしていく
それぞれのパートが個性的で、そして味わい深い印象を与えてくれる
メインはあくまでも近藤さんですね
起は テノヒラサイズ さんの #万博と網タイツ
この作品の雰囲気を上手く出発させる感じの物語
田所草子 さんがいい空気感を作られてるんんですよね
承は 匿名劇壇 さんの お母さんと一緒
かなり重い感じのテーストの作品
しかしただ単に重いわけではない世界観は流石
転は かのうとおっさん さんの 魔女たちの晩餐24時
ここまでの作品もワードを取り込んではいるがって感じなんですが、これが一番のアレンジ?別物w
結は GPP さんの バーナムの森がやってくる
この作品が一番ほんとの物語に近いのかもですね
他が遠いだけかもですが
5ステ目をおかわり♬
4つの舞台のオムニバス公演
本日の日替りゲストさんは 春やすこ さんの 近藤芳正 さんとのトークと原作の流れを語る感じ
かのうとおっさん さんの転の後に軽く繋ぎのトークあるんですが 匿名劇壇 さんの 福谷圭祐 さん参加に変わってました
承の 匿名劇壇 さんは予想通りに色んなところをブラッシュアップされてました
初日思ったより効果の低かった流血が格段に変わってましたが少し派手すぎ?(笑
OPのところも今日はがっつり観ましたが福谷さんと芝原さんはすでに○ップルやないですかって感じの演技ですね
石畑達哉 さんの演技が光るこの作品なんですが 近藤芳正 に向かって走ってくところあたりの演出も変わってた気がするのは気のせいですかね
杉原公輔 さんの動きも変わってたきがするんですよね
やはり 福谷圭祐 さんの妥協のなさがいい作品を作り出してる印象
やはり GPP さんもいいんですよね
山田まさゆき さんの空気感ほんと圧巻
谷野まりえ さんの表情とかたまらない感じの表情とセリフが飛び出してきますね
平本茜子 さんはギアしか観てなかったら同じ女優さんと思わないかもしれないほどの演技なんです

マンガの虫は空こえて
兵庫県立ピッコロ劇団
兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)
2019/02/15 (金) ~ 2019/02/17 (日)公演終了
満足度★★★
ピッコロ劇団 さんの第63回公演 『マンガの虫は空こえて』を観劇
手塚治虫 さんの3作品を原作に紡ぎ出される舞台
結構盛りだくさんな要素が盛り込まれた素敵な作品に仕上がってるんですよね
ランタイムは15分休憩を含む2時間35分で長いようでそれを全く感じさせないストーリーに浸る時間
光の少し素敵な演出から幕が上がる感じ、そして豪華な舞台装置にまずは驚かされる
かなり凝った舞台装置なんですよね
世界観は二次大戦初期から終戦あたりって感じですかね
戦争の悲惨さなんかも含まれたストーリー
ミュージカル要素もある感じなんですよね

悪童日記
サファリ・P
八尾市文化会館プリズムホール 小ホール(大阪府)
2019/02/10 (日) ~ 2019/02/10 (日)公演終了
満足度★★★
サファリ・P さんの第5回公演「悪童日記」を観劇
原作はアゴタ・クリストフさんが書かれた本の舞台化なんですね
双子のお話なんですが、冒頭から色々考えてしまったんですよね
一つの肉体に二つの心なんかなとかも思って観てました
かなり複雑で抑圧された環境、さらには戦時下って世界観で進む物語
かなり難しい?色んなことを考えてしまう物語なんですが役者さん達の表情やセリフ、そして舞台装置の巧みな動きで引き込まれていく感じ
凄かったのはシンクロやったんですよね、あれって見えてない状態で動きだけで離れてるのに簡単に出来ること?って観てました
ほんと動きが素敵な舞台でした
シンクロもなんですが、コンビネーションも巧みに観させてくれる舞台
ブレイクもかなり凄くて魅入られる感じの素敵な時間

溺れるクジラ
万能グローブ ガラパゴスダイナモス
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2019/02/08 (金) ~ 2019/02/10 (日)公演終了
満足度★★★
万能グローブ ガラパゴスダイナモス 第25回公演「溺れるクジラ」を観劇
まずは劇場に入った瞬間から舞台の作り込みにおっ!!てなる
そして不思議な感じのシーンから始まるこの作品
あたかも水中にいるのかと思わせる雰囲気から始まるんですよね
そして海辺のゲストハウス「たゆたい」で物語は始まる
5人の性格も全く違う女性達、それぞれに何かを抱えながらゲストハウスに泊まってる
そんなところに…って感じにストーリーは進んでいく
シチュエーションコメディって言って作った人はしっくりくるんだろうか?
かなり笑えるんだが、それだけでは終わらせない素敵な作品
椎木樹人 さん、ヨウ手嶋 さん、西山明宏 さんの男優陣もいい空気を作られてるんだが女優陣もかなりいい印象
大阪は2ndで明日と明後日1ステずつの2ステを残すのみ
その後は東京下北沢で2/14〜18で7ステが控えてますね
これかなりいいんやない?って印象の素敵な世界観を持った作品

七畳の水槽
IQ22
表現者工房(大阪府)
2019/02/02 (土) ~ 2019/02/04 (月)公演終了
満足度★★★
演劇ユニット IQ22 SECOND ACT『七畳の水槽』を観劇
作演を 井上朱音 さんがされてるこの舞台、会場に入った瞬間から独特の雰囲気があるんですよね
ストーリーは複雑ではないんですが、観る側の頭をフル回転させるような演出が仕込まれてる印象
色んな角度から楽しめる作品に仕上がってますね
本編の始まり方もこだわりを感じたんですよね
そこからお話は少しマルチに展開していく印象
最終的には上手く一つにまとまってるかな
IKSALON表現者工房さんをめいっぱい使った感じの素敵な90分ですかね

グッドバイ,グッドボーイ
劇団ミックスドッグス
東京アポロシアター(東京都)
2019/12/12 (木) ~ 2019/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★
初演は4年前という事で最近のミクドクよりだいぶキャラメルボックス風味が強め
物語や設定はかなりしっかりしてて、SF好きの僕でも特に気になる部分はなかった、というか演劇の嘘で上手く騙していてくれた
劇団としての実力を見せてもらった感じ
子供役が出てくるといい子だけど頑固で物語的に都合の良いキャラになりがちなのが物語としての弱点かな
オープニングのダンスは表現的な部分を強めにしてて良い感じに
幾世さんと見米さんの早変わりシーンは歌舞伎みたいでカッコよかった

カタロゴス-「青」についての短編集-
劇団5454
赤坂RED/THEATER(東京都)
2019/12/13 (金) ~ 2019/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★
凄い笑った
秀逸な短編が3つ、テーマを持って繋いでる部分の重さに関わらず面白かった
榊さんの和美に妹が森島さんという並びだけでも5454ファンとしてはお腹いっぱい
コメディとしての面白さとかサスペンスとかラブとか人間の心や関係性の面白さを満遍なく味わえる作品

「芸術家入門の件」
ブルドッキングヘッドロック
吉祥寺シアター(東京都)
2019/05/18 (土) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★★★
芸術って何?って感じで、難しいテーマで作品も難しかった!?ブルドッグってちょっとわかりにくいところと売りにしてる?みたいにされてます?直観派の私にはわかりにくかった?

山の声 ― ある登山者の追想 ― オリジナルバージョン
オフィスコットーネ
Geki地下Liberty(東京都)
2019/05/17 (金) ~ 2019/05/19 (日)公演終了
満足度★★★★
これぞオリジナル!って感じですが、あちこちで見てしまっているせいか?ちょっと感動が少なく感じてしまいました。あんまり知り尽くすと楽しめなくなっちゃう??

バンブー・サマー
アナログスイッチ
駅前劇場(東京都)
2019/05/15 (水) ~ 2019/05/19 (日)公演終了
満足度★★★★
アナログスイッチもメンバーチェンジなどを繰り返しつつグレードアップ中で今回はついに駅前劇場に進出。応援している団体がステップアップしていくところを見るのはうれしい限り。頑張ってください!

死んだら流石に愛しく思え
MCR
ザ・スズナリ(東京都)
2019/05/09 (木) ~ 2019/05/15 (水)公演終了
満足度★★★★
セットを観て再演だったことを思い出しました。初演はピンとこなかったところがあった印象ですが、今作はビシビシ伝わりました。ずいぶん違う作品になっていたのではないかと。これぞMCRって感じがしました。

改訂版「埒もなく汚れなく」
オフィスコットーネ
シアター711(東京都)
2019/05/09 (木) ~ 2019/05/19 (日)公演終了
満足度★★★★
初演に続き再演を観劇。大竹野氏のスタンスやライフスタイルに触れる感じ。毎回感動してしまいます。早逝が惜しまれます。

ランチタイムセミナー
劇団ジャブジャブサーキット
ザ・スズナリ(東京都)
2019/04/27 (土) ~ 2019/04/29 (月)公演終了
満足度★★★★
はせさん作品はちょっと苦手と思っていたのですが、これは受け入れられました!スリリングな展開で目が離せない感じ。緊張の現場のヒリヒリ感が心地よい。事件後の回想はちょっと冗長?というよりまとめ方が難しかったかもですね。

H&ERO
Peachboys
シアター711(東京都)
2019/04/23 (火) ~ 2019/05/06 (月)公演終了
満足度★★★★
テレビドラマをあくまで下ネタ風に取り込んで?!どんどん発展させている...毎度の感じですが、これのために?はらぺこペンギンはシリアスになりつつある印象ですね。初回から皆勤の自分もちょっと怪しい...新機軸も期待いたします!

いつもの致死量
こわっぱちゃん家
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/04/24 (水) ~ 2019/04/28 (日)公演終了
満足度★★★★
スゴイキャストが若い!(と感じました)のに舞台運営がしっかりしていて感心しました。この中から次世代のスターが出てくるのかしら?と期待させられたそんな作品でした。

さようなら
オパンポン創造社
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2019/04/18 (木) ~ 2019/04/21 (日)公演終了
満足度★★★★
変わりたい!と思っていた時期だったと脚本家が回想するように、底辺に流れる必死の思いが伝わってくる感じ。熱演でスピード感もあり、オパンポンがメジャーにのし上がっていく勢いを感じました。頑張って下さい!

疾風のメ
くちびるの会
吉祥寺シアター(東京都)
2019/04/17 (水) ~ 2019/04/22 (月)公演終了
満足度★★★★
山本脚本って、大都会の一角に生活する人の生活を描くって感じで...野口さんや橘さんなどの小劇場での人気者を集めて、地味な日常生活を描いて言った感じでしょうか?笑いも山本作品ならではの世界でした。ちょっとシュール?SFっぽいところも毎回感じるところ。