
キャプテン翼
Zeppブルーシアター六本木運営委員会 / ㈱集英社 / ㈱テレビ東京
Zeppブルーシアター六本木(東京都)
2017/08/18 (金) ~ 2017/09/03 (日)公演終了
満足度★★
2日目に観劇。
恐らくこの作品は1975年〜85年生まれくらいの世代が1番ドストライク世代。
その世代が小学校時代に観て、そして中学生から高校生くらいにJリーグが開幕して…の世代。
この作品の上演時期で言うと40代前半くらいが1番のターゲットになってたハズ。
何が言いたいかと言うと、つまり【舞台と1番縁遠い世代の男性】がターゲット層になってた。
そりゃ…席が埋まらないよなぁ…と思ってしまった…
ブルーシアター900〜1000席キャパにお客さんは180人ほど…(上演中にザッと数えた)
選手達が席の間の通路をフィールドに見立てて駆け回るシーンもあったのだが、
スポットライトが選手達を追うと、空席が目立つ目立つ…役者さん達可哀想…
しかも空いてる席にポツポツとスーツの男性が携帯を持ちながらつまらなそうに座ってる。
明らかに関係者、マネージャーさん達なのだろうか…アレなら座らない方がマシだと思った。
作品は、原作のダイジェストの様な色んな場面が盛り込まれてた。
また魅せ場であろうフライングを使った空中シーンや、
主役達の有り得ない身体能力を使ったバク転の光(ボールに見立てた)を巧みに使っての
アクロバティックなシュートやパスやガードのシーンの数々など、
個人的には楽しめるところもたくさんあった。
シンプルに、マンガやアニメの中の人物達が実際に現れて話してプレーしてるかの様な再現度は、
役者さん達の努力の賜物を拝見してる様だった。
原作ファンであれば、登場人物達が動いて話してるだけでワクワク出来ただろう。
ただ、それが作品の面白さやクオリティに直結してたかと言うと少し違った様な気がする。
話題作であり、珍しいものが観られたという感想が先に出てきてしまうのが個人的に正直なところ。

体育の時間
玉造小劇店
COOL JAPAN PARK OSAKA・SSホール(大阪府)
2019/10/08 (火) ~ 2019/10/14 (月)公演終了
演劇人とアスリートって、ちょっと似てると思うんです。
学生時代は文化部と運動部では世界が違うと思ってましたけど、必要とされる根性は同じ。
昭和初期の、女子スポーツ開拓期の物語は知らない事も多く、純粋に感動しました。
その女子をほぼ男性が演じるコミカルさ!さすが玉造小劇店!
しかしプロスポーツの世界で活躍する女性は筋肉量や体型など男性に近くなるでしょうから女性が演じるより違和感は無かったし、可愛いは本当に作れる。
笑って泣ける、オリンピックイヤーにもう一度観たい作品!
ふっこさんのスポーツ愛と、演劇根性を感じました。

髑髏城の七人 Season鳥
TBS/ヴィレッヂ/劇団☆新感線
IHIステージアラウンド東京(東京都)
2017/06/27 (火) ~ 2017/09/01 (金)公演終了
アンサンブル出演の野田久美子ちゃんは地元出身女優!そんな彼女が名だたる俳優さんと一緒の舞台を駆け巡るのは本当に嬉しかったです。
阿部サダヲさんは大人計画で何度も観てますが、ドラマ寄りの見やすいサダヲさんでしたね(笑)
松雪泰子さん、森山未来さん、早乙女太一さんの美しさが溜まりませんでした(*´д`*)

逆鱗
NODA・MAP
シアターBRAVA!(大阪府)
2016/03/18 (金) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
野田秀樹作品が大好き、だけど劇場で拝見するのは久しぶり!
ワクワクしながら開演を待ちました。
何の予習もせずに行ったんですが(色々ビックリしたいから)、『パンドラの鐘』を彷彿とさせる、いやそれ以上の戦争モチーフで、人魚からこんな展開になるなんて全く予想付かず本当にビックリしました。
舞台装置がとても美しく機能的、駆け巡るキラキラ光る魚群は見事。
松たか子さんの長台詞が胸に迫ります。
好き過ぎて探して覚えました(笑)
最後の叫びも、色々とその意味を考え、想像して、涙が出ます。
阿部サダヲさんは笑って泣かせる天才。
井上真央さん、色気と毒がとっても良かった、テレビでは見られない姿。

クロスミッション
カラスカ
アトリエファンファーレ東池袋(東京都)
2019/10/23 (水) ~ 2019/11/03 (日)公演終了
満足度★★★
2作品同時上演の中『十字架ミッション』の方を観劇。
教祖様に顔が似ているとある人物が怪しげな宗教団体に辿り着き、
色んな事が次々と起こる…
宗教とか入ってたので、何か怪しい雰囲気かと思いきや、タップリと笑えて、
またパク…(コホン)…パロデ…(コホン)、
たくさんの過去のゲームやアニメ映画などからのオマージュも多方面に観られて、
観客もタップリと笑いに包まれていました。
狭い劇場だったので表現の限界は色々とあるだろうけども、
その中でやれる精一杯で楽しませて貰えました。

ノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』Ver.4.60【3/18~公演中止】
ギア公演事務局
ギア専用劇場(京都府)
2019/04/01 (月) ~ 2020/06/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/12/15 (日)
実は前説アナウンスをさせて貰っています!
その関係で観に行かせて貰いましたが…ノンバーバルパフォーマンスの伝わる力、ハンパない!
感情ってこんなに豊かに表現出来る物なんだと圧倒されました!
ラストシーンは寂しくて、終わって欲しく無くて、泣いていました。
また別のキャストさんのも観に行きたいです!

Re:call
d-contents
ザ・ポケット(東京都)
2017/01/25 (水) ~ 2017/01/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
当時3〜4回観劇した作品。
個人的に母を亡くした経験もあり、作中の人間関係に涙が止まらなかった。
主演の高田淳さんも素晴らしく、加藤凛太郎さんも素晴らしかった。
人間、成長する中で生じる正直になれなかった後悔…
その部分がとても自分に響く形で表現されてて、観劇後に席で呆然としてました。
ボクラ団義さんの第1回公演作品との事でしたので、
作・演出の久保田唱さんが後の作品にも取り入れる色んな要素の原石がたくさんあった気がしました。
2020年にボクラ団義さん自らが再演をされるという事で、
こちらもまたとてつもなく楽しみな作品です。

サヨナラノ唄
企画演劇集団ボクラ団義
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2017/07/13 (木) ~ 2017/07/23 (日)公演終了
満足度★★★
心の奥の方のどこかがチクリとしました。
観ていて快感!という作品ではなく、ちょっとトラウマになる様な感覚…
作品のストーリー的には観易くそこは苦痛では無かったのですが、
心がずっとどんよりと重くなってしまいました。
勿論それが作品の持つ特性として受け入れられるものも多々あるのですが、
この作品に関しては若干自分の感覚とは相入れない部分がどうしてもありました。
役者さん達は皆一様に素敵な方ばかり揃っていましたが。

~ふやけ寿司再生工場~
劇団「地蔵中毒」
ユーロライブ(東京都)
2020/02/01 (土) ~ 2020/02/01 (土)公演終了
満足度★★★★★
異質なチラシデザインで以前から気になっており、ようやく観劇が叶いました。
落語ってこんなリメイクが出来るのか!と発想力に脱帽です。あと皆さんめちゃくちゃ上手い…
情報量が多い笑いが好きな人にはツボかと。
本公演も観たいな、と思ったのですが「15分だから耐えられる」という出演者さんの脅し方が絶妙にリアルでした。試されています。
次も楽しみにしています!

TRANS(トランス)
をまちながら
未来ワークスタジオ(大阪府)
2020/01/31 (金) ~ 2020/02/03 (月)公演終了
満足度★★★★★
しっかりと芝居にしていた、
TRANSを何回か観ているが、ぼやけていたところが、
最後をしっかりと作っているから今回で見えた。
始まり 白衣に手を伸ばす 一人の男と 1人の女
おかまの参三と出会う雅人 精神科の紅谷礼子
学生の頃 屋上での出来事
・・・・
3つの人格は別次元の宇宙の様に、元はどれかも分からなくなる
孤独な心 誰もが陥るかもしれない ループ
1人ではない、今の幸せ 家族を想う。

少女仮面
トライストーン・エンタテイメント
シアタートラム(東京都)
2020/01/24 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了
満足度★★★★
若村麻由美がとにかくすごかった。真っ白な羽根飾りを背負った宝塚男役スターにして、「嵐が丘」のヒースクリフという愛の亡霊であり、ファンたちの夢にすべてを奪われた肉体の乞食。その上、「男」を装いながら「女」の性に縛られ、満州の満鉄病院で生理の血を流し、怪物・甘粕大尉と出会った歴史的存在。論理を超えた情念と怨念を全身から撒き散らす、鬼気迫る演技だった。
戯曲は有名で読んでいたが、舞台を見たのは初めてだった。なので、ほかの舞台との比較はできないが、70年代の伝説を作った頃と違って、客席の反応がクールなのは仕方がないだろう。前半のタップダンスや歌やギャグで、もっと拍手や歓声で盛り上がってもいいのだけれど。でも、水道男が「(喉がこんなに乾くのは)焼け跡とぎらつく太陽のせい」と言って以降、若村演じる春日野が旧満州へと飛躍するクライマックスは、舞台に釘付けにさせられた。終演後のカーテンコールの拍手は非常に盛大だった。アフタートークがあるので、カテコは二回だったけれど。
若村麻由美の話すセリフがによって、その場にない満州がぱっと立ち上がってくる。唐十郎の言葉の詩的イメージ喚起力をまざまざと感じることができた。

不思議の国のアリス・オブザデッド
虚飾集団廻天百眼
ザムザ阿佐谷(東京都)
2020/01/28 (火) ~ 2020/02/03 (月)公演終了
満足度★★★★
百眼版不思議の国のアリスは「闇のアリス」「裏アリス」なオモムキ。
とはいえ元ネタが元ネタだけに普段より血糊やグロは控えめ(手や足が切断されたり内臓が出たりしないもんね)でポップでライト、「気になっていたけれどなんかコワそう」と思っていた方には恰好の入門編だったのではあるまいか?
で、生き残るために上の階に向かう、ということに「死亡の塔」「タワーリング・インフェルノ」などを想起、また、地下で層をなすことに「もしや“蟻巣”?」とも思う。(笑)
また、ポップということでは特に虫系キャラの衣装がファンシーだったのも印象的。
あと、キーとなる固有名詞の綴り一文字ずつのパネルを1枚ずつ持った役者たちが移動して別の名詞にする「舞台上のアナグラム」は燃えよDTフィール(グワィニャオンの前身)の「NOBITA」以来何十年ぶりかで観た。
なお、本作では内臓が出なかったが、奇しくもこの前日に観た芝居では内臓が出ており、さらにその芝居と本作の両方におしゃぶりが出てくるというシンクロニシティがあったのだった。

RE:PLAY track.1 『三人分の欠陥』
劇団 右脳爆発
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2020/02/01 (土) ~ 2020/02/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
映画にできそうな精神ミステリー
私は、半分も理解できていないと思う 上手く作られた強敵な芝居
母の葬儀 異なる人格が人生を送った。
火星への出発 ネットでの再現物語 その録音
3つの異なる時間と重なる時間 重なる人物
この劇場で、この舞台セット、上手い作り。
最後の処刑 3人の意識 解離性同一性障害 今は何年 2062年
何のための処刑なんだろ
3人の殺しは、自分を守るため、別人格だが同じ心の状態が起こした。
引き込まれた。面白い。

カガミ想馬プロデュース「熱海殺人事件」
カガミ想馬プロデュース
キーノートシアター(東京都)
2020/01/29 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/02/03 (月) 14:00
サイコパス 観劇 サイコパス自体初めてだったので判断できないところがあるのですが。他のバージョンを見た時に感じるエネルギーはチョット低かった。期待したものとは違う感があり残念。

カラカラ。
劇団もっきりや
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2020/01/23 (木) ~ 2020/01/26 (日)公演終了

カガミ想馬プロデュース「熱海殺人事件」
カガミ想馬プロデュース
キーノートシアター(東京都)
2020/01/29 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/02/03 (月) 19:00
売春捜査官 観劇。出演者のバランスと木村伝兵衛役 椎名亜音さんの強い芝居の上限突破感と強い芝居から弱い芝居、またはその逆に瞬時に変わるさま、最高です。

四角い2つのさみしい窓【三重公演延期】
ロロ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2020/01/30 (木) ~ 2020/02/16 (日)公演終了

甘い手
万能グローブ ガラパゴスダイナモス
駅前劇場(東京都)
2020/01/29 (水) ~ 2020/02/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/02/02 (日) 14:00
超にぎやかで楽しい高校の物語。生徒も先生も濃い〜キャラばっかり。博多弁も良かったな。来年もまた東京に来てください。

探偵なのに
ENG
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2019/10/09 (水) ~ 2019/10/15 (火)公演終了
満足度★★★★
面白かった!…んだけど…それは間違いないんだけど…という感じ。
もう一歩!更にもっと!を求めてしまう巧みなメンバーだけに…
全員が力のある役者陣で、舞台経験も豊富で何とでも出来る。
だからこそ【全員が力を余らせていた】感がありました…。
主演の図師さんも100%やっていたし、力を発揮していた。
でも図師さんがこれだけやれるのは既に知っているよって感じ。
批判する気は毛頭無いですが、新しい図師さんを観られた訳では無かったかな…と。
他の役者さん達も全員が限界に挑戦!と言うよりも、誤解を恐れずに書いてしまえば
「こなしていた」感じがしました。
それぞれが自身の元々持つ雰囲気の役をしっかりと十分に満たしていた、という。
期待値が高かっただけに…良くも悪くも出演者、そして客席の観客も私自身を含めて、
「お約束」な…なんて言うか「内輪ウケ」になり兼ねない感じがしました。
ふと、客席で私も笑いながらも「あれ?この笑い…出演されてる演者さん達を知らない観客は楽しいのかな?」と
なんか急に不安になってしまった自分がいました。
別に、今来ている観客だけで客席を埋め続けるのなら全然良いのですが、、、と…
上手く言えませんが…

TRANS(トランス)
をまちながら
未来ワークスタジオ(大阪府)
2020/01/31 (金) ~ 2020/02/03 (月)公演終了
満足度★★★★★
この作品は以前東京で見て感心した覚えがあります。芥川の「藪の中」に似ていそうで、あれは誰が嘘を言っていたのか分からない摩訶不思議な世界でしたが、今回はだれもが嘘を言っているわけではない。3人の話、それぞれがみな真実だとしたら?といった感覚であります。
逆転逆転で、実に演劇的にも面白いし、3人芝居なのでじっくり彼らの演技も堪能できる。セリフも多いし、実はこの劇結構難しいのではないかと思う。でも、これだけ面白いと、観客席との一体感がありますね。そこも、この演劇の魅力。たいして小道具もいらないし、実は何回も見ている人が多いのかも。
大西千保さんの声がハスキーで魅力的。こういう役柄は女性一人の彼女が重要ポイントであります。男性二人も見事。いい舞台でした。