
月の爆撃機
劇団イン・ノート
駅前劇場(東京都)
2025/08/20 (水) ~ 2025/08/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
この所公演を着実に重ねている若手劇団、かつ目を引くタイトル、チラシで初観劇に及んだ。(予定が潰れた枠に候補3つから厳選)
彼ら的には大きなテーマに挑戦した舞台であったと判る。一定のテンションを維持し絶えず高い声を上げていた。
千秋楽を終えた役者の一言感想言いタイムでの今回8月公演にてこの作品とこのテーマに向き合い挑戦できた事を今振り返って取り組めて良かった実感、的な発言を聞くに及び、彼らの等身大、スタンダードな舞台からは些か背伸びしたものと推察したが、実際彼らがそう語るのが自然な舞台でもあった。私などからは不要に思える捨ての場面や時間(効いてないギャグ)が終盤の畳み掛けのための助走であったりしたが、結構な長丁場、飛翔し続けるための、あれは彼らのスタンダードという地面、発射台であったか。
二つの相が交互に入れ替わり、一つは20世紀の大戦でのとある戦闘機内(攻撃に赴く途上、上空)、一つはある法則に則り一つの存在を他世界へ送り出す準備をする架空の世界。二つは最後に交差する。命の誕生と終結、その終結が別の命の誕生を用意する継承的関係への願いに幕を閉じる。

ミュージカル「ディア・マイ・ドクター」
演劇ユニット「暇つぶしチェルトン」
サンモールスタジオ(東京都)
2025/08/27 (水) ~ 2025/08/31 (日)公演終了

発表せよ!大本営!
アガリスクエンターテイメント
シアターサンモール(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
「情報操作の恐怖をコミカルに描く」
第二次大戦下の大本営発表に翻弄される軍部と市井のひとびとを、計算されつくした会話で重層的かつコミカルに描く2019年初演の再演である。

八月納涼歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2025/08/03 (日) ~ 2025/08/26 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「21年ぶりに生まれ変わった傑作」
木村錦花の原作をもとに2001年に初演され05年に5代目勘九郎改め18代目勘三郎襲名披露で再演された、野田秀樹作・演出の話題作の三演である。今回は当代勘九郎が勘三郎が演じた守山辰二を継承した。

こんなにもあなたが愛おしい
Ichi-se企画
荻窪小劇場(東京都)
2025/08/21 (木) ~ 2025/08/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ノスタルジックな家族ドラマ、グッときました。家人を癌で亡くしているので、こういう展開には滅法弱い。子役の少年よかったです。

ライバルは自分自身ANNEX
宝石のエメラルド座
ザ・スズナリ(東京都)
2025/08/22 (金) ~ 2025/08/31 (日)公演終了

発表せよ!大本営!
アガリスクエンターテイメント
シアターサンモール(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/16 (土) 13:00
ミッドウェー海戦の戦果を大本営発表として放送するまでを描いたコメディ。
序盤から笑って観ているが、初演同様心の片隅に「これ、笑っていいのか?」な後ろめたさ/居心地の悪さがあるのはやはり「戦争という忌むべきもの」が真裏にあるからか。
そしてこの後ろめたさはラストの勇太の一言(パンチラインだよね)で着地する。イマの観客は劇中でのハッピーエンドが現実でのビターエンドと知っているだけに、痛烈な戦争批判に感じられる。
そして全体の構成は喩えるなら底の穴に栓をした容器に水をはりその栓を抜いた時のよう。緩やかに動いていた水が次第に渦の速さを増して最後は一気になくなるが如し。終盤のテンポ/スピード感は圧巻。
あと、初演時にも感じたが「不都合なことは庶民に隠しておく」という為政者の手口はあれから80年経った今でも大手を振っており、何だか情けなくもなったり。
なお、プロローグ(1944年)の発表と実際の数字差も本編での発表までの時間差(途中の半端な発表も含む)も史実に基づいているとのこと。(アフタートークより)

トレンディは突然に2025 夏
株式会社Lol
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2025/08/27 (水) ~ 2025/09/01 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
カラフルでポップな往年のトレンディドラマのパロディ&オマージュ。初老の身には、実に懐かしいですね。大いに楽しめました。

ミュージカル「ディア・マイ・ドクター」
演劇ユニット「暇つぶしチェルトン」
サンモールスタジオ(東京都)
2025/08/27 (水) ~ 2025/08/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
A班を観劇しました。とても良かったです!
展開が駆け足気味ではありましたが、医師を目指す女性達の思いや奮闘が描かれた、興味深い内容でした。
ストーリーや演技は勿論ですが、役者さん達の歌声が素晴らしく、とても贅沢な時間でした。
主役の高水せいを演じた松浦佑季さん、イキイキした演技や表情、歌声も素敵で、何とも魅力的でした!
素敵なミュージカルでした!

CRIMES OF THE HEART
サカバンバスピス
シアター風姿花伝(東京都)
2025/08/27 (水) ~ 2025/09/01 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
三姉妹役が息ピッタリという感じで、3女優の間で年齢差が少々ありそうだが本当の姉妹のように数歳しか離れていないかのような自然さは目を見張る。長女役が一番難しそうに思えるが、コミカルな仕草もわざとらしくならず、素晴らしい演技。それにしても、チェーホフは後生の作家に強い影響を与えたのだな、と。

月光ゲームの殺人
カスタムプロジェクト
調布市せんがわ劇場(東京都)
2025/08/22 (金) ~ 2025/08/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
謎の地下施設での借金返済からの
密室殺人を推理するのだが
シンプルなようで
出題者の思考に追いつけなかったデス
90分の出題タイムに30分の休憩
というかThinkingタイム入れて
その後の30分で解答と解説が入る
今回の千秋楽では
正解者は1名いました凄いデスわ
自分初っ端なの謎絵で躓いたままー
ラストの解答&解説に笑えました
ほんと仕込みが凄いデスわ

ライバルは自分自身ANNEX
宝石のエメラルド座
ザ・スズナリ(東京都)
2025/08/22 (金) ~ 2025/08/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ザ・スズナリでのザ・コメディーとしてピッタリハマっているなぁと思えた公演
補助席が出るほどの客席は期待感で充満していて、あぁこの感じは凄く懐かしい
実際、開演するともう爆笑の嵐
香ばしく可笑しい台詞を可笑しい仕草、喋り方でガンガン攻めてくる
ケラリーノ・サンドロヴィッチ作品にも似たタイプの笑いかと思ったけれど、更に笑いの部分を濃縮した感じ
ナンセンスマシマシの二郎系コメディー、個人的にはもう少しあっさり目でも良かったけれど、この二郎系コメディーに病みつきになる人は多そう

ミュージカル「ディア・マイ・ドクター」
演劇ユニット「暇つぶしチェルトン」
サンモールスタジオ(東京都)
2025/08/27 (水) ~ 2025/08/31 (日)公演終了

月の海 2025(東京)
日穏-bion-
テアトルBONBON(東京都)
2025/08/20 (水) ~ 2025/08/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
最高!これは名作ですね。何度も公演されるだけのことはあります。演劇によくある難解さもなくスムースに話が入ってきました。映画を見ているような感じというかドラマを見ているような感じで観られました。月の演出がにくいですし、そのときに流れる林ゆうきさんの劇伴も最高です。しかもアコギ仕上げの劇伴が月とめっちゃ合っています。とにかく素晴らしい舞台で先程帰宅してさっそく家族に行くように勧めました。最高の時間をありがとうございました。

ライバルは自分自身ANNEX
宝石のエメラルド座
ザ・スズナリ(東京都)
2025/08/22 (金) ~ 2025/08/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
(笑えた度)5(今感)5(完成度)5
別役、ラジカル、健康あたりに端を発する東京の小劇場ナンセンス界隈の、最も正統な後継者であり最強の第一人者、ブルーさんによる渾身のナンセンスコメディ。
円熟の極致。
笑いすぎて痰と唾と変な液体が絡まって呼吸ができなくなり、顔中涙がびしょびしょに溢れ、全身汗まみれになり、記憶がアルプススタンドのはしのはしのはしまで遠のき、晩夏と言うには暑すぎるスズナリの奥の方で脳○寸前まで逝ってしまう。
いやあ、客席は手だれの人ばっかだし、始終引き攣り笑いに大笑い、噛み殺した笑いに満ち満ちていて異様なグルーヴ感。笑いどころがわかっている人たちが揃うと、ここまで心地よいのか、という多幸感とともにトリップ。楽日までに、きっと誰か○ぬ。スカイダイビングではないが、笑いすぎてもしものことがあったらいけないので、全員から誓約書をとらなければ、といらない心配をしてしまうくらいの完成度。

ミュージカル・ロマン『悪魔城ドラキュラ』~月下の覚醒~/Romantic Revue『愛, Love Revue!』
宝塚歌劇団
東京宝塚劇場(東京都)
2025/08/16 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
東京宝塚劇場「悪魔城ドラキュラ」
これは凄い。僕はゲームを殆ど制覇してるんで名曲に歌詞が入ってリヒターがムチ振るうだけでニヤニヤしちゃうんですがストーリーも素晴らしい。不死の者と人間、その間に生まれた主人公、父と子、そしてそれぞれの愛。アルカードとマリアの恋の行方は?超名作です!

マジックラウンドサーカス
名古屋市立大学演劇部劇団鈍-NORO-
ユースクエア(名古屋市青少年交流プラザ) (愛知県)
2025/08/16 (土) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/16 (土) 18:00
感想が遅れました。
千秋楽が終わってから出せと言われると
なんとなくまだいいやと思って
ずるずると先延ばしになっちゃってすみません。
今年、続いていれば、昭和100年だそうですが、
もう年号が何年だろうが
何年前のことなのかなんて全然わかりません。
その昭和の高度経済成長期をどう伝えるかに苦心されたようですが
舞台ももうちょっと雑多でレトロな雰囲気を醸し出せたらよかったかなと。
ピエロとクラウンの違いもはじめて
学ばせていただきましたが、
サーカスにかける情熱、魅力っていうものが
舞台から今一つ伝わってこなかったのが残念でした。

発表せよ!大本営!
アガリスクエンターテイメント
シアターサンモール(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
テンポ感や、笑いの感じは悪くはないのだけど、どーも入っていけない感じ。
130分と言うのがこの劇団にとっては長いのかもしれない。というか、登場人物がちょっくら多い、故に無駄なエピソードも多い。
その辺をもうちょっとまとめられたらもっといいコメディになったのかもしれない。

校舎、ナイトクルージング
ロロ
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2025/07/08 (火) ~ 2025/07/13 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
いつ高シリーズ vol.3から入り、そのタイミングでvol.1&2の再演版オンライン配信を知ったため、鑑賞。
深夜の校舎に集まった高校生たち。
幽霊が出るウワサを聞いて、やってきた男女3人組と不登校の女子、そして、不思議ちゃんの女の子。
昼の校舎を想像する彼らの、少し変わった青春の一コマを描く。
不登校の女子生徒が録音した音声から、目に見えない世界を想像する設定が魅力的。
自分のいない昼休みの教室に思いを馳せる二人の女子の様子がとてつもなく、エモーショナルで演劇的だった。
また、雨穴ネタを放り込んでいたり、再演版ならではの魅力があった。
vol.3に続き、将門の登場回なので、『月光の囁き』や『うる星やつら ビューティフルドリーマー』など、映画ネタへの言及が多くて、テンションが上がる。
ビューティフルドリーマーがループものという流れで、『ファーストキス F1RST KISS』を挙げているのも再演版ならではだなと。
基本はありふれた青春ものでありつつも、後半にかけて、ファンタジックな設定が浮き上がるなど、『サマーフィルムにのって』に近い肌触りも……。
なにはともあれ、教室という「場所」から、そこに存在しない「人物」や「日々」を想像するというのが、いかにも三浦直之さんらしい物語だなと思った。

JULIO -フリオ-
はぶ談戯
駅前劇場(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/15 (金) 14:00
医療実験(?)に起因する猟奇殺人事件にまつわるホラー。
断片的な情報を結び付けてゆき真相に近づいたことで起こる惨劇、というのは奇しくも前日に観た背筋原作・白石晃士監督「近畿地方のある場所について」と通ずるモノがあるような。
が、こちらは生の演劇であり、その制限下でのスプラッタ表現を筆頭に、舞台前方・後方を分ける2枚の可動幕や照明効果を駆使した演出など演劇としての表現が見事。
終盤での恐怖を煽るための「溜め」が長めでテンポが落ちた感もあるが、一件落着と思わせてからの終幕がヤだ。それが読めてしまうだけに「ダメ!ダメ!それやっちゃダメぇ~!」なんだな(笑)。しかもそこでバッサリ切ってカーテンコールもない(肯定)なんて……gkbr
大王としてもはぶ談戯としても異色の本作、映像でも観てみたいとも思った。(エグそう(笑))
なお、2000年の遊気舎版(演出:楠見薫)は観ていたが、観たという記憶のみで内容はすっかり忘れていた。(四半世紀前だもの)
あと、「ある部分」に手塚治虫のブラック・ジャック「春一番」(大林宣彦監督「瞳の中の訪問者(1977年)」原作)を思い出すよねぇ。