最新の観てきた!クチコミ一覧

28021-28040件 / 191867件中
THE SHOW MUST GO ON

THE SHOW MUST GO ON

加藤健一事務所

本多劇場(東京都)

2021/09/01 (水) ~ 2021/09/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

終わりに近づくにつれ、爆笑度が上がり、最後の場は、笑いっぱなしだった。カトケンはもちろん、ワンツーワークスの奥村洋治、Pカンパニーの林次樹、お馴染みの加藤忍と、とぼけた辻親八と、存在感のある芸達者な役者が揃って、面白かった。秘書役の岡崎加奈も可愛くて、若い作家の恋人役にピッタリ。マネージャー役の新井康弘が、強面で頑固なわからずや役を好演していて、この壁を突破するという芝居に、リアリティを与えていた。

金がなくてホテルを追い出されそうな劇団が、どうやって危機を乗り越えるのか。スポンサーが現れるが、ただそれでうまくいくのではひねりがない。コメディーとしてハッピーエンドはお約束としても、そこに至る予想外の壁また壁が、非常によくできている。戯曲の功績。翻訳も、これ本当に原文どおり? アドリブでない? というギャグ満載で、今このために書かれたよう。役者のうまさもあるだろう。

ネタバレBOX

どう波乱を起こすか。スポンサーを名乗り出た男が、食わせ者なのかなと思うと、これはまとも。実は、ホテルのマネージャーの横暴な横槍でヘソを曲げてしまう。そっから、次のヤマへ。不渡手形が発覚するまでの5日間の間に、初日を迎えてしまおうと決まる。ここまで2場。3場は初演の30分前のゴタゴタ。そして4場が、マネージャーを食い止めるっための自殺狂言で、爆笑ものの珍騒動。最後は上院議員のお陰でちゃんとハッピーエンドだった。
湊横濱荒狗挽歌〜新粧、三人吉三。

湊横濱荒狗挽歌〜新粧、三人吉三。

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2021/08/27 (金) ~ 2021/09/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

黙阿弥の三人吉三とはぜんぜんちがう。ハマのやくざの親分二人と悪徳警官、その娘息子三人の、親子二代の物語。メインの葛藤は父親たちにあり、子供同士は仲がいい

かつての5億円をめぐる疑惑が、思いもかけない結末へ。全体、リアルというよりTheatricalなのは、そこは歌舞伎がもとのせいかもしれない。かつての任侠映画をコミカルにしたような味わい

ネタバレBOX

弱気の親分のラサール石井が、いつもとは違う雰囲気で、良かった。ちょっと見、ラサールとはわからない化けぶり。
警察ゴロの渡辺哲のすごみ、大親分の山本享のにらみ、大久保鷹の眼鏡越しの超越ぶり、機械仕掛けの人形(ひとがた)役の那須凜のりりしさ、お嬢の岡本玲の色と華。それぞれによかった。
アンドロイドは毒をも喰らう

アンドロイドは毒をも喰らう

劇団三毛猫座

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2021/08/20 (金) ~ 2021/08/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

京都駅から走って走って走って、オープニングアクトに何とか間に合いました!拝見できて良かった。

プログラミング通り、同じ休み時間を繰り返す、アンドロイド女子高生の中に人間が…
1人の人間によって徐々に崩れてゆく休み時間。
そして何が虚実で?真実なのか?

徐々に崩壊する無機質な女子高生に代わり、露になる毒々しさ!
その変化が愉しかった。

ワクチンって実はちゃうからしいよ

ワクチンって実はちゃうからしいよ

劇団ちゃうかちゃわん

大阪大学豊中キャンパス学生会館2階大集会室(大阪府)

2021/08/20 (金) ~ 2021/08/21 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いきなりの課外活動原則禁止の中、何とか大学の公演の許可がおりて本当に良かった!
今回は3つのオムニバス!

a)n者面談
父、母、姉、下級生から石油王!?…有象無象の面談、先生は大変だけど、愉しかった!

b)なまくらパンダ!!
穴熊、警察、そして穴熊ハンター…がトラウマ?ハチャメチャで愉し!

c)流行(たぴおか)に乗り遅れるな
公演ができて良かった!
「課外活動原則禁止」のご連絡を受けて、てっきり中止と思い 別の予定入れしまったので、途中退出しました。
ご免なさい。

かげきはたちのいるところ

かげきはたちのいるところ

アガリスクエンターテイメント

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2021/08/13 (金) ~ 2021/08/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

日本での革命を目指す、極左暴力組織の前線基地(シェアハウス)で進められる復○○輪粉砕の、ゆるふわホームコメディ!
極左だけど、みんな良い人。
作戦も大事だけと、恋愛もね!

憎めない面々が巻き起こす騒動と総括、愉しかった!

面白かったけど、Aga-riskさんが、このチケット代を取るなら、もっと面白くないと!
私の中のAga-riskさんへの期待値は絶大なので、★は4つにしておきます。

また関西にも来て下さい。

エレベーターガール-宇宙行き-

エレベーターガール-宇宙行き-

演劇計画プラネットナンバー

路地裏実験劇場T-6(テシス)(大阪府)

2021/08/14 (土) ~ 2021/08/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

初日観劇。
森下愛梨さんの(ほぼ)1人芝居。
明るいキャラと抑揚のある演技で愉しく拝見。
SF好きなので(本質ではないのに)宇宙エレベータの下りで幾つか引っ掛かってしまったのが少し残念。
最後の結末は…なる程、面白かった。

ネタバレBOX

前半の友達や恋人との下りは、プラネットナンバーさんらしい展開で、それなりに楽しめたのでだが、後半の展開でSFチックな宇宙エレベータを取り上げるのであれば、緊急時には、その辺のOLっぽい対応じゃなく、NASAっぽい緊迫感のある対応された方が現実感がでた気がする。

心証的には、最後の結末は面白味が合ったが、その結末をしたいが為に、不慣れなSFチックな展開されて、現実味のない感じになった感じで、かなり残念。
『アルカディア』

『アルカディア』

KAIKA

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2021/08/13 (金) ~ 2021/08/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初日観劇。
現代と1800年代、伯爵家·カヴァリー邸を舞台に、
 1800年代:貴族の世界にいて真実に迫る優秀なトマシナと家庭教師、と悲喜こもごも。
 現代:カヴァリー邸の書物から1800年代を探ろうとする現代、虎視眈々。
2つの世界が平行して、様々な人達の右往左往が愉しく描かれ、大人とトマシナのやり取り楽しかった。

待って、待ってる、待って、待ってた、待って、待たない。【大阪公演】

待って、待ってる、待って、待ってた、待って、待たない。【大阪公演】

芝居処 華ヨタ

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2021/08/13 (金) ~ 2021/08/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初回観劇。
電信柱のある路地裏に集う人達に降りかかる奇想天外な出来事。
ハチャメチャなのに、とてもワクワク!
昼と夜、神と悪、人と獣、全て混沌の中、杏と萌華は…???

萌華に感情移入したのですが、不条理感が…
哀し、でも愉し!

とっても華ヨタさんらしい公演でした。

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ

東宝

シアタークリエ(東京都)

2021/08/26 (木) ~ 2021/09/11 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

映画で観たことがありミュージカルが気になっていた。コンパクトなミュージカルではあるが、舞台の造りや音楽などが素敵であった。今回観たWキャストの俳優さんは、三浦宏規さん、井上小百合さんであった。

もしも命が描けたら

もしも命が描けたら

トライストーン・エンタテイメント

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2021/08/12 (木) ~ 2021/08/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

三人芝居、ほぼ一人芝居。シンプルな舞台演出でエネルギッシュな演劇でテーマ曲がYOASOBIと今回の演目にに合っていた。素直にテレビドラマから聞こえてくる田中圭の声が館内で聞けるのが良かった。

Le Fils 息子

Le Fils 息子

東京芸術劇場

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2021/08/30 (月) ~ 2021/09/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

2019年の「父」が評判であった同作者による新作、タイトルもずばり「息子」は「母」に始まる三部作の三作目だとか。「ある息子」でなく「いわゆる息子」への眼差しのある、特殊と言えば特殊だが変哲のないと言えばよくある思春期の子と親の物語。フランス人演出舞台は初。演出は淡々とシーンを折り重ねて行く。人物らが渦中にある感情を観客は「演技を介した」記号として受け取る。だが感情移入を排してもそこに「ある」ドラマが、否ドラマのドラマたる所以が、やがて姿を現わす。
舞台を思い出しながらなぜかふと過ぎったのが映画「花様年華」(内容は全く違うが)。幾度も繰り返されるアンニュイなワルツと、どこか覗き見るような(思いきり寄っていようが変わらぬ)カメラの「眼差し」は、この舞台で言えば・・・簡素な装置(十分に「家庭」である事を教えるパーツはある)の無機質な転換の形式が、「実験台」に置かれた人間たちとそれを眺める観客との関係をやんわりと作り、音楽はどこかで聞いたクラシック曲が各場面に当てられ、微かな感情移入を助けるが逆に「いかにも」なニュアンスも湛えて微妙~な線を行く。(場面に寄り添いながらも、一定の距離をとっている感じ。)
お話についてはまた後日。

かわいいサルマ

かわいいサルマ

人形劇団ひとみ座

横浜市教育会館ホール《エコーレ》(神奈川県)

2021/08/18 (水) ~ 2021/08/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

人形劇の「不思議」にもっと魅せられたく、子供向けらしいこの演目にも出かけてみた。劇団アフリカとの共演とあるが、アフリカの童話のバックに3名がジェンベやアフリカ木琴等を生伴奏し、時折ステージにも出てパフォーマンスを行なう(観客参加の振付タイムもあり)。フィーチャリング劇団アフリカの趣きであった。
10日寝かせた正直な感想は、人形自身から滲み出る蠱惑的な雰囲気とテンポ感が、伴奏音楽に座を譲り、いささか勝手が違った。あくまで私の好みに即せばの話だが、「共存」は十分できたと思うがそれにはパフォーマンスの方を少し控えて頂かねばならないだろう(演出的に恐らく)。
前半大きく膨らんだ期待が、後半しぼんだ理由を考え中。

ネタバレBOX

お話はかわいらしく、ある緊張を持って進んで行く。冒頭、広場でいろんな遊びを遊ぶ子供たち、サルマもいる。ご飯に呼びに来る近所のお爺さんとの和やかなやり取り。サルマは目の悪い婆さんと暮らす家に戻って来た。婆さんはサルマの声に喜び、キスをしておくれと言う。ところが婆さんの方は木の置物を孫と間違えて抱き付いたり、今度は花の鉢植えを孫と勘違いしてチャーミングである。
お婆さんは早速サルマに町へお使いを頼む。スイカ、鶏、ジュース、等。サルマを知るらしい市場のお店の人たちはお金を受け取って品物を渡す・・大丈夫、大丈夫。
先ほど「緊張をもって」と書いたのは、生活の営みが人の繋がりの中で成り立つ様は、それが損なわれる因子をその背後に忍ばせているからである。
お使いの帰路、のどかに見えた町は暮れなずみ、建物や路地の影に紛れるようにして、サルマの道行を追う者がある。正体は犬、なのであるが抱えた物を持ってやると親切そうに接近し、徐々に図々しく、サルマが「お出かけ用」に身にまとったスカート、ベスト、ターバン、イヤリング等も全て自分の物にして去る。彼は満足したわけではなく、サルマをこよなく愛する婆さんもわが物にしようとサルマの家へ向かったのだった。
ここで、何でも欲しがる犬で連想するのは「千と千尋」のカオナシなのであるが、赤ずきんの狼もサルマの犬も、「与えられなかった者の病理としての欲・孤独」というモチーフが頭をよぎる。
もっとも童話としてのこのお話は犬が実際に婆さんの家に辿り着き、「おやサルマいつからそんなに鼻が濡れているんだい」「どうして毛がふさふさなんだい」といった赤ずきん風の「見せ場」となるのだが、この「犬も意外とチャーミング」の線を行くなら、この後、村の「神様」に頼んだ村人たちが犬を「コテンパン!」に懲らしめるという挙に出るのがどうもやりすぎに感じられる。何よりも、懲らしめのシーンが長い。水戸黄門なら仰山いる悪人共を成敗するには時間が掛かるだろうが、このお話の犬はさほど強そうでもなく、ただただ「厳しい制裁」の時間が続く。とっくの昔に「反省」してそうなのに。
ところで私が途中までこの舞台に見ていたドラマは、こうだ。犬はコミュニティの紐帯や信頼を破壊する存在の象徴。サルマの訴えを聞いた村人たちが「闘い」に立ち上がるシーンは、劇団アフリカの地を鳴らすような太鼓の伴奏に鼓舞され、熱くたぎって来るものがある。
道理を違えた悪なる存在、それは例えば昔、自らの持ち込んだ法を一方的に押し付け利権を構築し現地人を従属させた西欧人であり、未だに南北問題を再生産して改まる事のない現代世界の構造である。そうした存在に、徒手空拳で立ち向かう悲壮かつ楽観的な決意を、微かにではあるが、シーンの背後に見る思いがしたのだった。
が、犬は熱湯をかけられ、ぶたれ、とことんいじめ抜かれてボロボロにされる。物語的には「痛快」という事になっているのだが、しかし犬はただ人間の言葉を聞き分け悪知恵の働く「人ならぬ者」として存在し、処理されるだけに終わるので、どうもスッキリしないのである。
子どもたちがどう受け止めたか、心の声を聞きたいところであるが、私は勧善懲悪の「良い側」=「強い側」図式を教え込むだけの教材になってはしないか、と懸念がよぎる。まあ教育問題はさておいて、「感動」の観点から見て私は「子どもを舐めるでない」という思いが起こる。
それは音楽を活用した演出の問題でもある。音楽を活用する場合、明快なドラマの場面の意味を「増幅」するのに適しているのが音楽だと思う(稀に物凄く微細なニュアンスを表現する阿部海太郎や、殆ど環境音ほどに芝居に同化して気づかせない国広和毅といった音楽家を除いて)。
「犬」を何のメタファーとしてイメージさせるか、という所に一考が欲しかった。音楽の活用法も変わったのではないか。
4

4

ティーファクトリー

あうるすぽっと(東京都)

2021/08/18 (水) ~ 2021/08/24 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

久々のあうるすぽっと。最後は何時だったかと手帳を捲ってみたら1年半前、同じくTfactoryの「クリシェ」であった。その僅か2か月前「8人の女たち」をあうるで観ているが随分昔の事のように思え、「クリシェ」はつい最近な気がする。この記憶の錯覚はどこから・・?
無駄話はさておき。
証言を構成した舞台は一昨年の「ノート」もその範疇と言えそうだが手触りは全く違う。ある死刑囚の死刑を巡る立場の異なる4名がそれぞれ一しきり証言をするので「4」であるらしい。自身の証言かと思いきや、「うまく行かないので立場を入れ替えたい」とこぼす者があり、また最初から「証言」の時間が再生される。極刑判決を支持した裁判員の一人、刑務官の一人、死刑執行指示にサインを書いた法務大臣、そして死刑囚。ある種の思考実験の模様であるが、役者は5名。一名が脱落した事で、実験の進行役としてそれまであまり姿を見せなかった残りの一名が証言する役を買って出、最終クールの気配から収束へ向かう。
仮設ホリゾントのような白い可動式の壁面と床面には、証言者ごとに木漏れ日や抽象的な模様の映像だか照明が当たり、場所と時を特定しない異空間を作る。意味深な台詞とも相まって、果して証言者がその役どころを担わされた実験の参加者に過ぎないのか、設定に深く関与している(実は本人性が高い)人物なのか、峻別が危うくなって来る。
テーマは明確に死刑制度の是非という事になるが、証言で構成される物語が仮想でありながらリアルさを帯びる微妙なラインが川村氏の狙いである事は明白。ただし終盤は混沌として整理を付ける事なく観客は放り出されるが、実に感触の良い時間であった。この所必ずどこかで寝るのが観劇のスタンダードとなった自分だが、深い眠りに落ちた御仁が周りに散見される中、一度も寝落ちせず観た(台詞落ちは多々あったが)。役者が魅せる舞台でもあり。

悪魔をやっつけろ ~COVIDモノローグ~【京都・伊丹】

悪魔をやっつけろ ~COVIDモノローグ~【京都・伊丹】

燐光群

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2021/08/30 (月) ~ 2021/08/30 (月)公演終了

満足度★★★★

コロナ先進国?イギリスの話。政治家はどの国でも、どうしようもないと思えた。逆に政治家の大変さも垣間見れた気がする。

ローマの休日と東京の仕事

ローマの休日と東京の仕事

リブレセン 劇団離風霊船

日本聖書神学校礼拝堂(東京都)

2021/08/24 (火) ~ 2021/08/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

時間が出来たので急きょ予約を申込み、観劇した。離風霊船は数年前の『ゴジラ』が初で今回が二度目。前回の「楽屋」に並び企画性が目を引く事と、大橋・伊東両名の名も出ていない事からプロデュースに徹した公演?と、まあ特に気にもしなかったのだが先程HPを見ると演出・出演の松戸氏が離風霊船団員であった(そういえば前説も同氏)。
会場は神学校内の礼拝堂。特に違和感なく開幕を待つ。礼拝堂には演劇やパフォーマンスを行なう場所の性質を元来有している感じがある。この会場は外界とのディスタンス感もあり、内装は新しくシンプルで不要物がなく清潔感あり、出はけの工夫もなされ、暗転がない事を除けば十分に芝居がやれていた。
出入りに多用されるのが、礼拝堂ならではの長椅子を真ん中で分けて作った赤いバージンロード。
ドラマの方は穴だらけのコメディではあるが、歌あり俳優による生ピアノあり、うまい俳優が舞台を盛り立てていた。

ネタバレBOX

ドラマについて一つだけ注文を付けるなら、(今時いない)清純派で売る予定の箱入り娘(父の事務所に所属しマネージャーである母の指示に従って仕事をし窮屈な生活をしている)が、女優を夢見た原点である「ローマの休日」のヘプバーンの自由さとは正反対の自分自身に悩み、ローマの休日の「ロ」も口に出す事さえ封印する厳格な母という壁を乗りこえようとする前段から、いざ本人がたまたま出会った者たち(これがまた多い)にも助けられ家出(ローマへの旅)を果たす段になって母は元々娘を思い、彼女のローマ行きを見越し、応援している、という展開になる。どうも作者が最初の設定を書いてる途中で変えたのでは?と訝られる180度の転換で、この時このお話は「敵」を失い、容易に敵の見えない現代日本でぼんやりと自由を唱えて生きる等身大の現代人がそこに居たというだけの話になってしまった。
近い人間の悪、凡庸な人間の悪はコメディにはそぐわない?とも思えないのだが。。
「替え玉」の実態が全く想像できなかったが、そういう部分よりも何か私たちにとって卑近で大きな敵、ないし壁を越えて人生の新しい局面に立ったという、感動が薄かったのは少々淋しい。
神様はつらい。 ご来場ありがとうございました。

神様はつらい。 ご来場ありがとうございました。

演劇ユニットG.com

アトリエ第Q藝術(東京都)

2021/08/25 (水) ~ 2021/08/29 (日)公演終了

映像鑑賞

夜はどんなかしらと思って配信を購入。街灯のせいか思ったより暗くないんですね。それでも扉の外のランプが点っていたり、雰囲気はありました。
しかし・・・そうか・・・昼の部の配信も確認したくなりました。

一寸先とちょっと前

一寸先とちょっと前

ONE AND ONLY

cafe&bar 木星劇場(東京都)

2021/08/27 (金) ~ 2021/08/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

知人の脚本家・加藤英雄の作品『一寸先とちょっと前』の朗読ライブヴァージョンを観た。舞台上演としては2年前にGフォースアトリエで観ている。「自殺しようとした女性を助けて亡くなった女性の死」の真相を巡り、複数の姉妹関係、不倫、中年夫婦、熟年恋愛といった複雑ながら登場人物が微妙な関係で繋がっている人間模様。生と死、愛と失恋、健常と障害。内容が豊富で、100分の朗読はちょっとキツかったかな。

おとうふ

おとうふ

劇団道学先生

OFF・OFFシアター(東京都)

2021/08/27 (金) ~ 2021/09/08 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/08/30 (月) 14:00

座席1階

劇団道学先生は、座付き作家の中島敦彦さんが亡くなってから活動を休止していた。主宰の青山勝が選んだ復活作がこの「おとうふ」だ。中島さんが得意としていた会話劇で、「女3人の芝居を書いて」と座員に言われて1993年に作った作品という。

物語はテレビのバラエティー番組の舞台裏。番組の進行に従って客席で笑い転げる「笑い屋」の女性3人が主人公である。この3人、大道具倉庫のような狭い場所で待機させられ、時間を持て余しておばさんトークを続けるのだが、その3人それぞれに人生の光と影があり、泣いたり笑ったりなのである。どうにもならない人生の変転がおばさんトークで交差する。チラシにある「おかしくなくても笑います」というのはなかなか鋭い一文だと、舞台を見れば分かる。

この女性3人はいずれも客演なのだが、3者3様で非常にすばらしいキャスティングだ。3人ともおばさんトークの「あるある」を存分に表現・体現していて、とにかく笑える。劇団桟敷童子のもりちえ以外はダブルキャスト。両舞台を演じるもりちえは、期待通りというか、期待をはるかに上回るマシンガントーク。結婚4回でそれぞれ父親が違う子供がいるというプロフィールで、噂話と他人の悲劇が大好物のおばさんを演じたが、この早口でセリフをかむことは全くない。また、こき使われているADの青年など、舞台を盛り上げるキャラクターもしっかりそろっていて、最初から最後まで飽きることはない。

小劇場でこそ味わえる会話劇の迫力。緊急事態宣言下、しかも猛暑日のマチネだが満席だ。やっぱりみんな「おかしくなくても笑いたい」のである。

売春捜査官

売春捜査官

★☆北区AKT STAGE

SPACE9(大阪府)

2021/08/28 (土) ~ 2021/08/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

千秋楽観戦。良かった。よくやっている演目ではあるが、今までで一番良かった。何度か泣いてしまった・・・。青森に行っても、あの迫力ある演技見せてあげてください。

ローマの休日と東京の仕事

ローマの休日と東京の仕事

リブレセン 劇団離風霊船

日本聖書神学校礼拝堂(東京都)

2021/08/24 (火) ~ 2021/08/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです。生唄、生ピアノも得した気分。良い時間をありがとうございます。

このページのQRコードです。

拡大