最新の観てきた!クチコミ一覧

27001-27020件 / 189764件中
波高けれども晴天なり

波高けれども晴天なり

無名劇団

大阪市中央公会堂(大阪府)

2021/04/17 (土) ~ 2021/04/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

楽日観劇。
やはり尾形大吾さんは存在感ありましたね。
そして今回も泉侃生さんの個性が爆発してました!
女性がまだまだ生き辛い大正の時代。
画家とアトリエオーナー、そして女優、己が道を信じ生きた人達。
芸術って何なんでしょうね?
不要不急って何なんでしょうね?
でもこの公演で、私は元気と生きる活力を貰えたよ。
演劇って良いよね、胸張って頑張って信じる道を進んで行こう!

産声は挽歌の如く

産声は挽歌の如く

大陸窃盗団

EARTH DIVER(大阪府)

2021/04/17 (土) ~ 2021/04/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初日観劇
暗黒街のヒーロー爆誕!
男装の奇人・変人・怪人…
若き日の明智小五郎と、友人、遊女、恩師の物語が垣間見れ、且つ怪事件も飄々と解決!

いつもの男優さんに、妖艶でお綺麗な女優さん、そして颯爽とした越境者さん!
あっと言う間の100分、楽しく観入った。

主演の一二三礼は前回公演から雰囲気をガラリと変えて面白かった。
友人役:福塚すみれさんは前回拝見したピノキオと、こちらもガラリと雰囲気を違え、艶やかな感じでビックリ。
前回公演に引き続き後出演のC-maさんや綾子さん、そして芯の通った感じの彩歌さん、異色の優子さん等々、とんでもない女優陣に対して、だるままどかさんの公演には欠かせない岡田さんと、血だらけ勇人さんが参戦し、とても面白くて異色な明智小五郎シリーズが始まり始まり♪

追伸、会場のEARTH DIVER Cafe & Diningさんで、観劇前にチキンカレー900円を頂きました。
とてもスパイシーなのに、それほど辛くなく食べやすいカレーでした。美味しかったです。
ごちそうさま。

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

青年団

江原河畔劇場(兵庫県)

2021/04/16 (金) ~ 2021/04/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

平田オリザさん作の銀河鉄道は2度目の観劇。
本やアニメ、想稿より台詞が直接伝わって、ジョバンニやカンパネルラの子供らしいさが、とても良かった。

妻も観たいと言うので2人で遠出。
来れないと思ってた念願の江原河畔劇場に来られて感激!

『無表情な日常、感情的な毎秒』4月公演

『無表情な日常、感情的な毎秒』4月公演

エンニュイ

飯島商店(神奈川県)

2021/04/24 (土) ~ 2021/04/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/04/24 (土) 14:00

2月、3月とは会場を変え、日本間での上演。しかも2階で表の道にも面しているので途中で演者が階段を下りて外で演技をする(観客は開けた窓越しに観る)という大胆な演出あり、小屋主さんによる民族楽器等の生演奏ありと大きく変貌。
1年がかりの「主題と11の変奏」、第2変奏でここまで変わるとはオドロキ。
さて、あと9つの変奏はどうなる?そしてどこに行き着く?

ドップラー

ドップラー

KOKOO

シアター風姿花伝(東京都)

2021/04/20 (火) ~ 2021/04/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

重なり合う物語の断片を繋いでいくのは、躍動する人々の息遣いだ。

浦島太郎。うさぎと亀。月の上の足跡。お弁当箱。

積み上げられていく断片がしだいにひとつの出来事を形作っていく。

クセになりそうな疾走感とそこからにじみ出る切なさ。

不思議で楽しい時間だった。

てくてくと【4月28日~4月30日公演中止】

てくてくと【4月28日~4月30日公演中止】

やしゃご

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/04/17 (土) ~ 2021/04/30 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

劇中に登場する障害者と呼ばれる人もそうでない人もそれぞれの「困ったこと」や歪みなどを抱えていて、能力も特性もさまざまだ。

(じゃあ普通って何?)という問いは当然浮かぶけれど、そういう一般論に落とし込むよりまずは劇中の彼ら・彼女らに気持ちが寄り添う。

細やかな感情表現、会話のリアルさ、ゆるやかなユーモアと切実さのバランスなど、脚本を存分に活かす俳優陣の演技の誠実さも印象に残る。

今回も何ていうか、一つひとつの場面が明日も明後日もここで繰り返されるのだということが信じられないくらいリアルで切実な時間だった。

斬られの仙太【4月25日公演中止】

斬られの仙太【4月25日公演中止】

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2021/04/06 (火) ~ 2021/04/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

4時間20分という長丁場にじっくり浸る。

『楽屋』で言及されていたのでタイトルだけは知っていたけど、そうか三好十郎氏の戯曲なのか、と改めて。上村聡史氏の演出の切れ味が冴え、オーディションで選ばれたキャスト陣も手練れ揃いで見応えがあった。

1934年初演の戯曲が今もなお時代の矛盾を抉り出す。観客の集中力も途切れず、充実した時間と空間。カーテンコールはトリプルとなった。緊急事態宣言により急遽翌日は休演となりこの日が実質的に千秋楽となった。

ボイルド・シュリンプ&クラブ

ボイルド・シュリンプ&クラブ

劇団6番シード

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2021/04/29 (木) ~ 2021/05/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

4話を一気に上演した回のため全体の熱量というかいい意味でのお祭り感が他の公演とは違うのかもしれないが。テンポ感が自分にはしっくりいって終わってみて振り返ると一瞬だった印象

ナイト・クラブ

ナイト・クラブ

黄色団

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2021/04/16 (金) ~ 2021/04/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

叶わない恋 生き方 ラブ・ストーリーだけでは括れない
芝居と現実との境界線をぼかして現実感を出す演出が、
暖かい物語の芝居に上手く効果を出していた。
とてもよかった。

ボイルド・シュリンプ&クラブ

ボイルド・シュリンプ&クラブ

劇団6番シード

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2021/04/29 (木) ~ 2021/05/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

椎名亜音さんはひたすら元気。開幕からカーテンコールまで凄まじいエネルギーを発散しまくっていた。③での宇田川美樹さんの悪徳刑事はハマり役。今月閉館の決まったアップリンク渋谷で去年『ディープロジック』を観たことを思い出す。映画でも女ジョーカーのようなヴィランをふてぶてしく演じていた。こういう役が好きなんだろうなあ。
花奈澪さんはまさに峰不二子。
高宗歩未さんはどんな役でも様になるので、制作側としては最高の素材であろう。
④の土屋兼久氏の佇まいが最強の敵の雰囲気で盛り上がる。
①②③と観て来た積み上げもあり、④がかなり面白い。勿論全部観た方が良い。

③デリヘル店のサンドイッチマンが口論中の揉み合いで店長を殺害してしまう。恋人のデリヘル嬢と当てのない逃避行へ。下の階に事務所を構える探偵二人がその様子を不審に思い尾行を開始。店の利権に絡んでいた悪徳刑事も執拗に追跡。
④妻からの依頼で潔癖症のエリート警視の浮気調査を。振り込み詐欺グループとの奇妙な癒着関係に勘付く探偵。

ネタバレBOX

③がもう『シティーハンター』調のアニメ的展開でどうも話に乗れなかった。デリヘル店の店長が従業員の親を脅して二千万円恐喝とかリアリティーがまるでない。
④がきっちりした話で秀逸な出来。多面的に話が語られていく構成が成功。
ただ土屋兼久氏が高校時代の暴行事件から潔癖症になった設定がイマイチ。もっと彼のキャラクターを掘り下げれば凄い物語になった気がする。高宗歩未さんが卒業アルバムから証拠を突き付けるのも切れ味が悪い。ラストの変化球を予告して投げ、バットを持つ探偵が迎え撃つ絵は素晴らしかった。
こどもとつくる舞台『花をそだてるように、ほんとうをそだてています。』

こどもとつくる舞台『花をそだてるように、ほんとうをそだてています。』

ひとごと。

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

後日、映像で鑑賞。
思っていた以上によい。大人の言語に翻訳できない不分明な子どもの言語世界の秩序(又はカオス)を大人が体現する。
壊れやすいしゃぼん玉の中の世界を、守ろうとする感覚は自然や健気さや美に対する人間の本能的な性質に通じるのだろうか・・。演者はそれぞれ子どもの味方となる「大人」に同期した存在。父親になって間もないお父さん、生涯独身で自分の生き方を楽しんでる親戚のおばさん、女子高生の娘を持つ何でも話せるお母さん、バレリーナを目指す近所の憧れの的のお姉さん・・。
原作者=子どもたちの作ったと思しい登場キャラ・・ふたしかちゃん。いっぱいいっぱい先生。あるがまま(有賀茉奈、のイントネーションで。以下同)ちゃん、あるがわかちゃん? どっちでもないばあちゃん。

引き結び

引き結び

ViStar PRODUCE

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2021/04/21 (水) ~ 2021/04/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/04/24 (土) 14:00

座席1階1列

ソワレの予定が急遽マチネを観ることに。別チームでしたが思いがけず結回が観られて良かったです。個性豊かな俳優陣、みんなのファンになっちゃう。内容もいろいろ考えさせられるお話が詰まっていて面白かったです。もしかしてシリーズ物なのかな?回収されなかった伏線がどこかで活きてくるのかな?と気になりました。
時節柄、カテコまで涙をもらいました。感動。

ウェイトレス

ウェイトレス

東宝/フジテレビジョン/キョードー東京

日生劇場(東京都)

2021/03/09 (火) ~ 2021/03/30 (火)公演終了

劇をしている

劇をしている

ゴジゲン

OFF OFFシアター(東京都)

2016/02/13 (土) ~ 2016/02/22 (月)公演終了

朱春(すばる)

朱春(すばる)

ゴジゲン

ザ・スズナリ(東京都)

2021/04/01 (木) ~ 2021/04/11 (日)公演終了

12人の怒れる男・12人の怒れる女

12人の怒れる男・12人の怒れる女

江古田のガールズ

「劇」小劇場(東京都)

2021/03/30 (火) ~ 2021/04/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/04/04 (日) 13:00

【12人の怒れる男】
先に観た「怒れる女」では聞き落としたかと思ったが、やはり終盤の「裁かれているのは……」という台詞がカットされており、特徴的な台詞の1つで他作品でオマージュを捧げられていたりもするだけにちょっと残念。
また、「怒れる女」よりくすぐり増量なので江古田のガールズっぽさも増したが、程よかった女性版と比べてややクドくなってしまった感もアリ。(計時の所とか)
とはいえ(男女とも)存じていた方、今回初めて拝見する方の区別なく、配役に「あ~、この人ってそういう言動をしそうだもんね」な説得力があって見事。

ネタバレBOX

なお、以下は10回以上観ていながら今回初めて気付いた点。

自分の家のドアノブに指紋があっても別に不思議はないのに、わざわざ拭き取ったというのは外部の者による犯行を示唆しているのではないか?
いや、「ナイフを使い慣れない者のような刺し方をした」のと同様に擬装したのか?(笑)
ボイルド・シュリンプ&クラブ

ボイルド・シュリンプ&クラブ

劇団6番シード

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2021/04/29 (木) ~ 2021/05/09 (日)公演終了

映像鑑賞

昨日今日とA公演B公演を配信で見ました。来週は劇場に行くので楽しみです!

亡国のワルツ【4月28日・29日公演中止】

亡国のワルツ【4月28日・29日公演中止】

東映・シャチュウワークス

あうるすぽっと(東京都)

2021/04/16 (金) ~ 2021/04/29 (木)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

無観客配信。とは気付かなかったいつもの熱量。毛利さんの積極的な社会派演劇というのでちょっとドキドキしたがざっくり言うとどんな思想でも革命というからには破壊と悲劇が付きまとうということだろうか。そんな犠牲を払ってもやる意味があるのかというと人間の歴史を見ればそんな無茶なエネルギーが無いと世界は動かない。動かないと停滞して腐る。だから思想よりリアルな生の実感を求めて身を投じる若者がいても当然だ。思想に正解は無い。その時代に振り子がどちらに振れていてどこで極点を迎えて反転するかだ。私が生きている間に目撃した歴史もそれだ。ただ有史以来そういう振り子運動を繰り返す人間社会において、そろそろその振り子から自由になる認識に至ろうとする動きが広がっているのも感じる。もっと上昇して俯瞰する視点だが今世紀的課題は地上と繋がり続け同胞とも繋いだ手を離さない道だ。一人だけ浮遊するのではなく。だからスズキの裏切り者との絆が問われる。敵という存在と人の自然な他者への愛着との葛藤。精神と魂の対立。この止揚から生まれる第3の地点。

ネタバレBOX

設定としてはクエンティン・タランティーノのレザボアドッグスを彷彿としますね。最後も。あれはマフィアの話しですが。今回、革命側が右ぽいのも改めて時代を感じました。
ボイルド・シュリンプ&クラブ

ボイルド・シュリンプ&クラブ

劇団6番シード

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2021/04/29 (木) ~ 2021/05/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

演るも地獄、やめるも地獄。外は酷い雨。この状況で初日を迎え満員の観客が馳せ参じた。
漫画調のノリと展開は好き嫌いが分かれるであろうこの劇団。弘兼憲史の『ハロー張りネズミ』を思わせる人情系探偵劇。秀逸なのは『ルパン三世』大野雄二調のカッコいいブリッジでスタイリッシュな場面転換があっという間に行われる。役者総出で見事なる動線を描きセットや小道具が忽ち出現、相当練習したのだろうなと感心する。とにかくスタイリッシュに拘った演出。
久し振りに舞川みやこさん(コスプレ三昧)を観たが更に美しさを増していた。
①地下鉄水天宮前駅で半蔵門線をジャックするとの脅迫電話。痴漢冤罪事件を追っていた探偵二人が巻き込まれ、その裏に隠された意図を暴く。
②高級イタリア料理店のワインセラー内で店のスポンサーの男が死体となって発見される。怪しいオーナーには完璧なアリバイがあった。

ネタバレBOX

①製薬会社の薬害事件で濡れ衣を着せられた男が三年前水天宮前駅で失踪。恋人の行方を探し続ける女がメッセージとして地下鉄ジャックを企てた。
②店のオーナーである料理長が味覚障害になったが本人は気付かず、店の売上は落ちていく。それを見兼ね、彼を敬愛する副料理長が味の手直しを隠れて行っていた。スポンサーが副料理長をメインに店の建て直しを提言するも怒った料理長に殺される。隣のビルの改築の足場を利用すれば移動時間が短縮されアリバイも崩れる。

料理長の味に惚れた福嶋仁美さんが毎日のように通い詰めるも彼女も味覚障害であったと云うオチがあるのだが、どうして副料理長は味の手直しをしなかったのかが一番の謎である。
痴漢を訴えた女子高生役の花実優さんが②で中国人ホステス、風風(ファンファン)を怪演、素晴らしい。
12人の怒れる男・12人の怒れる女

12人の怒れる男・12人の怒れる女

江古田のガールズ

「劇」小劇場(東京都)

2021/03/30 (火) ~ 2021/04/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/04/01 (木) 14:00

【12人の怒れる女】
「極私的戯曲TOP10」の1本に選ぶほど大好きな作品であり、既に10回くらい観ていたが、全員女性というのは初めてであり、どう捌く(←「裁く」の誤変換ではない)かという興味も大きく、結論から言えば十分楽しんで満足もしたが、なぜ女性のみの上演がなかったか察することができた気もする。(以下ネタバレboxへ)

ネタバレBOX

・「「この野郎、殺してやる」なんて日常的に口にするでしょう?」的な台詞があるが、女性が日常的に口にするか?(「首をへし折ってやる」も)
・スラム街育ちとはいえ女性も「ナイフを使った喧嘩などすぐ目の前で何度も見ている」ために飛び出しナイフの使い方を熟知しているのか?

この2点が女性のみだとちょっと苦しいと言おうか無理があると言おうか。

一方、陪審員2号の派手な衣服・濃い目のメイクが終盤で指摘される目撃証人の法廷での特徴と類似しているというアイデアは見事。
オリジナルのように男だけでは決してできない演出でもあり、その発想に脱帽。

また、11号12号の身長差による笑いやちょっとしたくすぐりで程よく緊張をほぐすのは江古田のガールズらしいところ?
さりげなく観客の視線を誘導する照明も良かった。

このページのQRコードです。

拡大