最新の観てきた!クチコミ一覧

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密夜譚

密夜譚

feblaboプロデュース

RAFT(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

個人的にはめちゃんこ久しぶりなfeblaboさん。短編三作のうちの「金の惑星」を観劇しました。極端な状況下で話し合われる命の値打ち。ちょっと・・・極論が過ぎて。実験的な作品だなと感じました。火星の皇族の方のお話などは、自身の病気の治療費の為に国民から血税を巻き上げ続けていたのだから自分は生き残らなくてはいけないという主張だったけども、そもそも国民の命を搾り取っていること自体は罪には思わないんだ?と思ったり。銀河鉄道が出てくる辺りには宮沢賢治と演劇の親和性がまたここに。

ファントムナイトバラード

ファントムナイトバラード

劇団Little★Star

堺市立西文化会館・ウェスティホール(大阪府)

2025/11/24 (月) ~ 2025/11/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ほぼ毎年観に行かせて頂いていて、未来輝く若者達の輝く姿に元気をもらっているのですが。いや〜もうねぇもはや鍛え上げられた成果の発表の場ではないね、しっかり大人と変わらない劇団公演。総員底力の上がり方が凄い。みんな凄い。年ごとにメンバーの入れ替わりはあるだろうに、あった上で尚且つ。
もう原石じゃない、とっくにキラッキラに輝いてる。クライマックス観てて思いました、剛さんが信頼してバトン渡したんやな〜って。だいじょうぶって。応えてた、素晴らしかったです。芝居も歌もダンスも。
舞台がお城を利用した学校だったのですが。お城の学校って…えぇなぁ。素敵やなぁ。そんなん本当に通えたら絶対探検するよね。絶対撮影とかするよね。えぇなぁ。今回さ、謎解きあったんですよ。わたしが過去に解答が分かったためしのない謎解きのある演劇。間に休憩挟んで解答提出するタイン挟んでからの解決編。ふっ、もちろん分からんさ…。休憩時間にさ、剛さん壇上に出てきて当パンの中にあるヒントを教えてくれるわけやけどさ…ほら分かりますよねっておっしゃるんやけどさ…分かる・・・?何故それで分かるのデスカってさ…ふっ。。。謎解きは分からないまでがワンセット(個人の所感)

INDEPENDENT:25

INDEPENDENT:25

INDEPENDENT

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2025/11/20 (木) ~ 2025/11/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

木金通し券にて観劇。
トライアル枠は開演時間に間に合わないので、ロビーにてモニタ観劇でした。
感想は二日分まとめてネタバレBOXへ、観劇直後にSNSに投稿したものをほぼそのまま転記しました。
追記したくもなるのですが沼に入りそうなので(笑)あえてそのままのライブ感で。

ネタバレBOX

[t1]今年はねトライアル公開審査行ってないんです。だから全くの初見で。だから例年ならどうボリュームアップしたのかを観るのだけれど、逆にどこがボリュームアップしたところなのか推察するという、逆輸入。
そんな個人的にはちょっと長年の例年とは違うトライアル枠。いつものように開演には間に合わずのロビーでのモニター観劇でしたが、いんや〜面白かった!これは面白い!仕掛けとしての面白さもありつつ、羽ばたく想像力が、そうだよそれでいいんだよって、熱くなっちゃった。

[a]推し活は沼ですねぇ。節制なく心のままに邁進していれば底なし沼。我に帰れるタイミングはあるのか、はたまたたとえ身を滅ぼそうとも我に帰ることなく心中するのも幸せというものなのか。ちょっと宗教にも似てる、推し活。スポーツ観戦全く興味なくて、それでもニュース映像で目にすることはある。だから…たった一人ぼっちのサポーターの勇気、偉大さは想像に容易く。そりゃあバズるわよwだからやっぱりさ、継続はチカラなり、ここでも。諦めたらそこで試合終了ですよね。その先に開ける希望がある、かもしれない。

[b]ずっと真っ暗。あるのはひっそりした灯火のみ。観せるという概念からは逸脱していて朗読の域。でもそこには映像では成し得ない、生の舞台でしか成し得ないもの、役者の息遣い、火の燃える匂い、静かに響く物音があって。一年間、映像の一人芝居ライブ配信に挑み続けて得た財産の結晶がそこにありました。その一年を経たからこその石畑くんの今を観る。さらにはここが終着ではなく、続いていく先々を予感させてくれるような面持ちがして。継続はチカラなりを体現。

[c]弁護士が事件のあらましを語る法廷もの、マイノリティだけど実はキレ者であるやり手の弁護士、ダイゴさんの好きが詰まった作品になってました。ウクライナ侵攻を題材にしたのは…まだ生々しさがあって私には思考的ノイズになったかなぁ。そのスケールの拡大は連続ドラマの劇場版のようで、それはそれでそれもダイゴさん好きそうやなぁというポイントではありましたが。ほんといい加減終わらんかなぁ、あの戦争。どうすれば終わるんやろね。こんな風に現実でも世界のどこかで終わらせようと格闘してる人々が、きっと。

[d]不倫関係で満足しちゃう女性の気持ちってわっかんないんですよねぇ。いつもどうして?って思います。この女性に至ってはけして相手の事が好きではないんやろなぁって。依存してるだけの関係。恋愛の楽しさ充足感に溺れて手放せなくて。不毛。でもなんかしら、披露されるあれやこれやの手練手管にほぉなるほどそうか〜って素朴に感心しちゃったり(笑)おぐりさんの怪演に満足!

[e]透析が必要な域の腎臓病、コミュニケーションがすんなりではない認知症、ちょっとセンシティブで重苦しい気持ちを刺激しかねないものを扱ってはいるんです。でもね。描かれてるのはそこに向き合ってる作業療法士さんで。ずっとポジティブで閉じてなくて開いてて。
コミカルな演出もあって。一期一会、人と人とのご縁の輪廻もあって。物事の側面なんて多面で。捉えかた次第で。悪く悪く思っていたらどこまでも悪いままだし、その逆もまた然り。人の生き方というものがありました。

[f]凄かった。凄い30分でした。本戦全日程のトップバッターから観るにはあまりにいきなりガツンとしてて。普段あまりみない谷屋さん。ホームでこんな人物いたら異分子が過ぎる(笑)谷屋さんの七色な引き出しを惜しげもなく振る舞われた気持ち。
わたしには黒いゴミ袋から出てきた包みが生首に見えて。この男はこの四畳半の部屋で一体何人殺めたのだろうかと戦慄したのですが。コンビニの彼女が妄想だったことで、様子が違ってきて。そこからグルグルグルと思考が巻き戻りました。ひとつひとつ積み上がった布石が一気に初期化される感覚。
ちょっと待て、あなたは一体何者なんだと。観た光景、聞いた言葉、30分間を何度も何度も旅をする。それはまるであの四畳半から抜け出せないあの男の一部にでもなったかのようで。もうずっとずっと終着できない。
意識を惹きつけられる独特な響きのあるロボット音声のような声、夕日が作り出す床の線路、改めて考えると怖いビジュアルなトーマス、もう二度と会えない人の永遠に分かることのできない思い、あの男の思い、グルグル、グルグル。また観たい。まだ観たい。わたしの今年のナンバーワンでした。

[g]なるほど、昨日もそうだったけど、トップバッターにどえらいの据えてくるなぁって思ったらReconstructionという新たな試みを木金ともにここに配置してたのねと二日目観てて気がつきました。
わたしは初見。ゾックゾクしました。年々とエンタメ色強めな作品の割合が減っていってるようには思うんです。頭使う系の思考で観る作品の割合が増えてるような。久々な感覚。ゾクゾクとワクワクとしました。血肉湧き踊るよな。考えることなく心で攫われたくなるよな。

[h]可愛いが溢れてた。どんなに悪態ついてても可愛い。成瀬さんの魅力をめいっぱい引き出して引き立てた作品だったなぁって。衣装チェンジの回数も30分間の中でなかなかの数。福眼。

[i]トライアルからの本戦進出組。福谷くんらしいちょっぴりの毒っけのあるユーモアある台詞が面白い。浮気ってなんだろね。本気の相手に後から出会ってしまうこともあるのだと思う。でもさこの作品の男は完全に雑食やん。結婚とかする前に分かって良かったんやない?とこの手の話見ると思う。

[j]観劇後わたしに芋煮を食べさせた作品。大学生ってさ〜こうありたいよなぁって思う。人生最後の学生時代じゃない。だらだら過ごすのも就活の為になる事で終えるのも勿体無い。人からはくだらないと言われるようなことでも燃焼しちゃおうぜ、今しかそれは出来ないもしくは難しいのだから。
でもさ思ったよね〜。だから留年すんだよって(笑)まぁ…いいさ!それが許される家庭環境ならば、今しか出来ないこと悔いなくさ。一度しかない人生だもの。でも芋煮って謎。鍋なの?スープなの?煮物なの?里芋好き。きっと芋煮好き。あとさルンバって動き可愛いよね。名前付ける人いるのわかる。

幕間のDJタイム。一日目はBGYさん。なによ、その選曲(笑)幕間で観た芝居の記憶に潜り込んでたわたしの意識をぐわしとしてきたんですけど!?楽しそうにノリノリでいらっしゃるわ!わたしもノリノリなっちゃうよ!
二日目はアイウチさん。あれ?そういや〜今日のDJどなたやっけ?と思って見上げたら虚無の顔してるよく存じたお顔がありました(笑)思わず吹き出す。。。お疲れ様です。。。








はざまっこ

はざまっこ

無名劇団

神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)

2025/10/10 (金) ~ 2025/10/14 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

あらすじなど前情報を入れずに観劇
泉さんの代わりに末っ子を演じた夏海さん
最初から本役だったかのように違和感なし
尾形さんとの掛け合いも良かった
でも泉さんでも観たかった

籠鳥ーCAGOTORIー

籠鳥ーCAGOTORIー

ショーGEKI

小劇場B1(東京都)

2025/12/03 (水) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いま人生がうまくいっていない人に、ぜひおすすめの舞台です。メロディアスな曲の数々、舞台を温かく見守りながらの生演奏が印象的。終わりつつある青春に戸惑いつつ、なおも謳歌するキャラクターたちの元気さに勇気づけられました。

一九一四大非常

一九一四大非常

劇団桟敷童子

すみだパークシアター倉(東京都)

2025/11/25 (火) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

何本か前、やはり炭鉱を題材にした「史実」を再現した舞台があったが、今作もドキュメント寄りの舞台。もっともいつもの桟敷童子色は(いつも以上に?)炸裂。客演を合せた陣営も素晴らしい。

ネタバレBOX

事実(史実)の重さ、とは言葉ではよく言われるが、そこには事象に対する解釈がある。人の命の「重さ」に無感覚である人は、人死にのある物語に「ドラマティック」を感じはしないかも知れない。体験を重ね想像力を鍛え、痛みを経た人間が(基本的に痛みを描く)ドラマを感覚し、価値を見出すのかも知れぬ。が・・・未体験の世界へ誘い「感じる」事を余儀なくさせる演劇の力を信じたくもある。血反吐を吐く人生から「何か」を見出した人物の残像が、いつかその人を救うかも知れない。
ラストに繋がるシーン、自らが生きようともがいた二人が(結果的に)一つの小さな命のために生きた事となる。その苦闘を知る由も無い「後の者」が、その小さな命を育んで行く。大きな摂理。
かと思えば、広大無辺の宙から見れば人類はいずれ消え去る小さく無意味なもの・・との世界観も人間は手にしている。虚無の地平から「何か」を見出そうとする人間のドラマもドラマたり得るのであり、死を相対化しても尚人間に残された「価値」を見出そうとする営為も、ある。無い頭で考え過ぎた。
『いつかへ』

『いつかへ』

アンティークス

「劇」小劇場(東京都)

2025/12/03 (水) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

物語は、横浜大空襲を始まりとし 命の繋がり 人の絆を情感豊かに紡いだヒューマンドラマ。少しネタバレするが、3つの時代を往き来し それぞれの時代で共感するようなエピソードを点描する。三世代にわたる 長い時間軸の中で、人の想いがゆっくり収斂していく。各時代に感動的な場面を描き、泣きそうと思った瞬間 明るく歌い楽器(ハーモニカ)を吹く。それの繰り返しのようで、感情を波動のように揺さぶり 高揚感を満たしていく。もう このまま泣かせてよ というところで寸止めするような感覚、そしてラストには大きな感動が…。

けっしてお涙頂戴といった物語ではなく、生きることのすばらしさ、人の縁や絆の大切さが感じられる滋味溢れる話。物語を支えているのが照明と音響/音楽=歌と1つの楽器。叙事的なことを背景にしているが、舞台としては抒情的に描いている。そこに人生のリアリティが垣間見えてくる。ただ、途中で不可思議なことー現実の中に仮想的な描き方を紛れ込ませる、それをどう解釈するのか ちょっと悩む。

上演前に脚本・演出の岡﨑貴宏 氏が 当日配布した人物相関図は、観劇後に見てほしいと。1人複数役を担うキャストもいるが混乱することはない。ちなみにタイトル「いつかへ」は 時制ではない。
(上演時間2時間 休憩なし) ㊟ネタバレ

ネタバレBOX

舞台美術は、中央に寄木細工のような文様の平台、その上に同じ文様の箱馬2つ。上手/下手にも同じような箱馬があり、舞台袖あたりに平板で作った出入口。床には 枯れ葉。上演前には「ゴンドラの唄」など懐かしのメロディが流れている。
戦時中の照明・音響は 空襲時の濃朱色、けたたましい空襲警報が緊張感と緊迫感を煽る。モンペ等の衣裳に煤けた顔が当時を思わせる。そして中央の平台や箱馬の上り下りが逃げ惑う様子を表す。

物語は1945年、1985年そして2021~2025年の3つの時代を往還する。そして説明にある母まい の葬儀から始まる。
●1945年、横浜大空襲時に両親に連れられ逃げ惑う まい(3歳)の姿。防空壕はどこもいっぱいで入れない。空襲時のドサクサで まい は両親と逸れてしまい直前に知り合った母ますみ 娘くみ と一緒にいたが…。まい は両親に見つけられたが、彼女を庇う様に母娘は亡くなっていた。
●1985年、まいは民宿を営んでおり 子供にも恵まれた。空襲時、まいの母は妊娠しており、その後 まいの弟が生まれた。ある日、自殺を図ろうとしていた女 ゆきこ を助け、民宿を手伝ってもらうことにしたが…。その後 彼女は妊娠したが 余命数か月。出産しても育てられない。
●2021~2025年、コロナ禍が背景。中学生の いつか は一人ぼっち。転校してきて友達もいない。そんな時 声を掛けてくれたのが小百合。小百合は体質的なこともありマスクは出来ない、そのため担任から注意される。そんな小百合を あすかが庇う。が 小百合は幼児を庇い交通事故で亡くなる。

まい は、ゆきこ の亡き後、その子 いつかを実の孫のように育てている。空襲で助かった命、それを自殺しようとした ゆきこを助け、その子を育てる。血の繋がりはないが、人の縁と絆といった理屈とは別の感情が動いた物語。居るのは当たり前、日常の暮らしの中に埋没してしまう意識を丁寧に掬い上げた作品。ハーモニカで吹く曲は”故郷”、それは人の心にある原点(拠所)ではなかろうか。まい が気に入っている場所、それは ヒマワリ畑の向こうに海が見える丘。そのヒマワリは自分を助けてくれた母娘のために…。
なお、途中で大人の まいが 子供になって存在する(1役2人:子供時代と大人時代)。非現実的な描写はどのような事を意味しているのか(出番の関係)?
次回公演も楽しみにしております。
劇団鹿殺し Shoulderpads 凱旋公演+abnormals 3作同時上演

劇団鹿殺し Shoulderpads 凱旋公演+abnormals 3作同時上演

劇団鹿殺し

駅前劇場(東京都)

2025/11/30 (日) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

UK Version「Galaxy Train」の回。昼にJP版を観ていて、ここのギャグとか海外向けにどうするのだろうと思う箇所があったが、なるほど、そうしたのかと納得。日本語混じりの英語版なのだが、終盤なんてJP版以上にグッときてしまったかも。

あたらしいエクスプロージョン

あたらしいエクスプロージョン

CoRich舞台芸術!プロデュース

新宿シアタートップス(東京都)

2025/11/28 (金) ~ 2025/12/02 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

昨年の劇チョコの日澤が演出した第一弾「イノセント・ピープル」の芸劇より狭い舞台を、あやめ十八番の堀越涼が実に巧みに使いながら、同劇団の金子侑加を含む芸達者な6人の役者の一人何役もの鮮やかな変化の演技と、島田大翼ただ一人によるアコーディオンからパーカッションまで多彩な音楽で見事に名作をリメイクして見せた

昨年も今年も好きで何度も観ている劇団の演出ふたりによるだけに、期待通りの、いやそれ以上の舞台だったが、やはりそれぞれ自分の劇団の舞台を想起させる点が多々あった
昨年のはやや長すぎると感じたところもあったが、今回はそんなことは微塵もなく、生演奏にこだわる堀越の面目躍如といった面もあったし、舞台の巧みな使い方は座・高円寺などで見慣れたあやめ十八番の舞台より狭いステージを、目まぐるしく変化させることで幾重にも使った感じになったことの賛嘆もあった

ともかく何変化もするキャストたちの演じ分けが素晴らしく、特に金子の声色も男女で変化させた演技が圧巻だった(段のオカマぶりも良かった)
セットは基本いくつかのキャスター付き衣装かけ(クローゼット)のみ(あとは鏡など)だが、それがくるくる回転しながら移動し、キャストはそこにある衣裳を使って変身する
その衣裳はadidasなどであくまで現代風
この点は時代設定など気にしていない
いくつものトルソーが使われているが、カメラまでこれにしたのはいかがなものか

いつの間にか始まっているという感じだったが、スクリーン代わりの白い幕でタイトルロールを見せたのはなかなか
そして時々その幕を使って影絵でシーンを見せるアイデアも良かった

基本的にはコメディタッチで、ドタバタ喜劇の要素も多いが、人情劇の面もある
戦後の混乱、戦争の爪痕も描かれているが、そこにあるのは絶望でなく希望だ
言わば青春群像だが、パンパンも明るい
戦後という時代はもちろん暗い面もあったのだけど、皆前向きだったのではないかなと思う
思い返すと自分の幼少期にはまだ戦後の雰囲気が残っていた
映画にかける情熱、飢えと言ったものが描かれているが、そこには現代の舞台に通じる演劇人の意地のようなものも現れているのではないか

ともかく「ザ・演劇」という感じで、ハッキリ言って前日観たオペラよりはるかに満足いくものだった

劇団鹿殺し Shoulderpads 凱旋公演+abnormals 3作同時上演

劇団鹿殺し Shoulderpads 凱旋公演+abnormals 3作同時上演

劇団鹿殺し

駅前劇場(東京都)

2025/11/30 (日) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

開演時間からして上演時間短く、エジンバラでやったというので身体系パフォーマンスかな、程度の予測で、濃い味のキツい鹿殺し(実際観劇途中に貧血気味になった事がある)とは一味違うのが観られるかも?と静かに期待を抱きつ駅前劇場へ。
英語バージョンで現地でやった臨場感も味わいながら、完成度の高いパッケージを楽しんだ。知る人にはこのShoulderPadsと聞いてアレか?と分かるのかもだが、この命名の理由が開演後ほどなくして分かる。
「目のやり場に困る」系のパフォーマンスは大川興業や東京ミルクホール(のJJGoodman)でこそばゆく目にした記憶が蘇るが、こちらは五人の男が「銀河鉄道の夜」の鹿殺しバージョンの描出というミッションに過酷に動員されるのが見物、飽くまで演劇作品としてドラマ叙述に着地する。主役ジョバンニをやる菜月チョビを懐かしく拝む。彼女の澄んだ歌声に男らのコーラスが重なり、ミュージカルの高揚が身を包む。
一時間という長さも丁度良い。

ネタバレBOX

本作では、カムパネルラを唯一無二の友人と思っているジョバンニが、祭の日の学校帰り、カムパネルラをザネリに「取られた」と吐露するのだが、この台詞が三度程出て来て、脚本的には「言わなくて良い」過剰が、深層の所で(今思えば)示唆していたのが、ある種の同性愛の感情。いや菜月以外の男五人がフレディ・マーキュリーの如くサスペンダー風ゴム紐で「肩パッド」を局部に固定した姿自体が、男性社会(軍隊然り、男色が起こりがち)も仄めかしているが、カンパネルラ(丸尾)のキャラ(最も原作イメージと乖離して見える)を弱々しく「男色」に寄せて造形したのも「今になって」納得な所。
首2

首2

きっとろんどん

OFF・OFFシアター(東京都)

2025/11/27 (木) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

きっとろんどん、観てきました。面白かったです。これは観る価値があると思います。きっと、どんどん。

あたらしいエクスプロージョン

あたらしいエクスプロージョン

CoRich舞台芸術!プロデュース

新宿シアタートップス(東京都)

2025/11/28 (金) ~ 2025/12/02 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

千穐楽を拝見しました。
6人それぞれが何人もの役を演じて、効果音なども担当されてました。
役の演じ分けのためか、役の個性が強調されすぎかも?と感じました。

戦後の復興期の猥雑な感じや希望に満ちた空気感がリアルに伝わってきました。

生演奏も素晴らしく、昭和感を盛り上げてました。

劇団鹿殺し Shoulderpads 凱旋公演+abnormals 3作同時上演

劇団鹿殺し Shoulderpads 凱旋公演+abnormals 3作同時上演

劇団鹿殺し

駅前劇場(東京都)

2025/11/30 (日) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

abnormalsによる「銀河鉄道の朝」。あの事故があってから中止になっていた星まつりが再開されたという設定のスピンオフ。

ネタバレBOX

開場時からすでに客席を巻き込んだクラブイベントの真っ最中だが、重低音の4つ打ちが延々続くと気持ち良くなって、最前列なのに、開演前に妙な眠気が襲ってきたのには参った。
あたらしいエクスプロージョン

あたらしいエクスプロージョン

CoRich舞台芸術!プロデュース

新宿シアタートップス(東京都)

2025/11/28 (金) ~ 2025/12/02 (火)公演終了

実演鑑賞

華麗な衣装チェンジが繰り返されて、人数以上の大迫力でした!

お寺でポンポン‼︎

お寺でポンポン‼︎

劇団娯楽天国

ザ・ポケット(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/11/23 (日)

脚本が面白かったです!

あたらしいエクスプロージョン

あたらしいエクスプロージョン

CoRich舞台芸術!プロデュース

新宿シアタートップス(東京都)

2025/11/28 (金) ~ 2025/12/02 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/12/02 (火) 13:00

CoRichによる名作リメイク、昨年の「イノセント・ピープル」が密度の濃い舞台だったので期待していたのだが、忖度なしに言えば、期待外れだった。

まず思ったのはこの料金設定の細かさ。14種類もに分かれている。シアタートップスのような小劇場でこんな細かな料金設定に何の意味があるのか。

さて「終戦直後の日本、まだカメラもフィルムもままならない時代。邦画史上初のキスシーンを撮ろうと奮闘する映画人たちがいた」というこの物語だが、当時、GHQが「日本人が恋愛、情愛の面でもこそこそすることなく、堂々と自分の欲望や感情を人の前で表明することが、日本人の思想改造に不可欠」との思惑で映画界に強要して初のキスシーンがある「はたちの青春」(佐々木康監督)が制作された。日本を骨抜きにするための3S政策(スクリーン、セックス、スポーツ)が強硬に推し進められていたのだ。その後「また逢う日まで」(今井正監督)でのガラス窓越しのキスが話題になったりもしたが、まだまだキスシーンは邦画の世界では珍しいものだったのだ。若い映画人たちが新たな表現を追い求めるといったことの前に、GHQの強要があったというのが史実だ。

(以下、ネタバレBOXにて…)

ネタバレBOX

「時代考証にそぐわないことは謹んでください」という台詞が2度ほどあるが、そもそも冒頭から時代考証などやっていない。
出演者がほぼ全員、異なるデザインのアディダス(Adidas)のTシャツを着ているが、同社が(靴屋として)ドイツで創業したのは1949年でこの芝居の時代にはまだ衣類なぞ製造していない。皆が着ている三本線で三角形をかたどったロゴマークにしても一般の製品に使用されるようになったのは1997年からである(因みに日本法人ができたのは1998年で、それまで旺文社が使用していたビルに入居した)。
スカジャンも横須賀に駐留していた米兵が帰国する際にお土産としてオリエンタルな刺繍をオーダーしたのがはじまりで、闇市時代にはなかったものだ。
あとジャージのズボンも当時としてはダメだし、当時はスニーカーももっと武骨で、しかも靴底(靴の裏)も単調なものだった。

男の髪型も襟首部は刈り上げだったはずで、その程度のこともできない役者は舞台に対する心構えが足りない。それにこの作品は「邦画史上初のキスシーン」を撮ろうという映画人の物語なのに、肝心のキスシーンはそれらしく見せているだけ。キスシーンもできない女優を起用すべきじゃない。
とはいえ、役者陣は一人数役をこなす熱演ではあった。

ただあまりにコメディ色が強く、「ヒロポン中毒の梅毒女」などという現代ではコンプラにひっかかりそうな台詞で闇市の猥雑感を出し、引揚体験等の胸に迫るエピソードもあったが、ラストの映画人たちの希望がどうにも空振りにしか感じ取れない。

撮影カメラの代わりにトルソーを使用しているが、チラシ写真に使用しているのだからそれをそのまま使用するか、もしくは似たものを作れなかったのだろうか。そういった面も含めてすべてが絵空事のように感じられてしまった。
劇団鹿殺し Shoulderpads 凱旋公演+abnormals 3作同時上演

劇団鹿殺し Shoulderpads 凱旋公演+abnormals 3作同時上演

劇団鹿殺し

駅前劇場(東京都)

2025/11/30 (日) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

Shoulderpads SP Japanese Versionの回。一昨年の本多劇場でも、このShoulderpads版を観ているが、今日はこの後、abnormalsとUK版も観る予定なので、予習も兼ねて再見。最前列で観たが、熱気に圧倒された。

ゲーム

ゲーム

東京タンバリン

横浜人形の家・多目的室(神奈川県)

2025/12/03 (水) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/12/03 (水) 14:00

80分。休憩なし。

劇団鹿殺し Shoulderpads 凱旋公演+abnormals 3作同時上演

劇団鹿殺し Shoulderpads 凱旋公演+abnormals 3作同時上演

劇団鹿殺し

駅前劇場(東京都)

2025/11/30 (日) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 Japanese Versionを拝見。華4つ☆ 

ネタバレBOX

 エディンバラ凱旋公演3作品の1つ。「銀河鉄道の夜」をベースに紡がれているが、目玉は、オープニングシーン以外、男性は総て2shoulderpadsを衣装として纏い演じることだ。銀河鉄道内部は椅子が客席として用いられるものの、基本的にはフラットである。ホリゾントには天井からガラス玉が吊り下げられ諸星を表している。照明の加減で星の煌めきを幻想的に表し歌や音響効果を伴って詩的雰囲気を醸成する。
 授業風景等も出てくるが教師役が肩から斜めに掛けた電飾が銀河を表すなど小道具の工夫が可愛らしい。
 クライマックスは無論、ジョバンニとカムパネルラが銀河鉄道に乗って旅をする道中にあるが、終盤カムパネルラに助けられたザネリが恰も自分は泳げたんだが云々の言い訳をしている際、クラスメートからカムパネルラが飛び込んで押してくれたから助かった、との突っ込みを入れられるシーンでカムパネルラの父が、川に落ちてから45分が経ちました以下の台詞を淡々と述べる下りは、研究者としての客観的な物言い故に更に深く胸を撃つ。 
 我ら宇宙の塵に過ぎない存在が銀河を翔け、宇宙の広大無辺と交わりながらその儚い命を燃やす姿と我らの暮らす天の川銀河の対比が感じられる点がグー。
あたらしいエクスプロージョン

あたらしいエクスプロージョン

CoRich舞台芸術!プロデュース

新宿シアタートップス(東京都)

2025/11/28 (金) ~ 2025/12/02 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

岸田戯曲賞受賞作との記憶あるのみ、中身は未知数(知らない俳優も多いし)ながら、Corich舞台芸術主催、第二弾という事で観劇す。直前に「映画物」とだけ目に入る。堀越涼演出であった。て事は音楽の比重も高そう。実際そうであった。

良席と言える前方席で観る。と、堀越流の演出を施された俳優たちの挙動(作為)が作業工程のように見えて来る感覚に見舞われる。これは少し遠目に、俯瞰で眺めたかったかと中盤で思い始めたのだが、流石、終盤には折り重なり積み重ねて構築した「作品」が見えて来た。敗戦直後、映画を撮り始める者たち二組の話を交互に(俳優は両組の誰かを兼ねる・・戯曲の指定かどうかは不明)描き、やがて接点を持つが、一方は器材も何もなく「夢」が肥大化した半ば狂気の映画作家志望、一方は往年のチャンバラ映画の座長が「時代に合わないネタ」を当局(GHQ)に拒否され、(ちょうど「笑の大学」風に)あの手この手で今様の映画を捻り出そうと悪戦苦闘するという筋であるがこの転身振りにも狂気が滲む。終戦後の大転換とは言え昨夜まで空襲原爆、玉砕特攻という異常を帯びていた身体が、自由の中に暴発した彼らの狂気を情熱として見せる。
こんにゃく座の島田大翼が全ての「音」を担い、これも一つの見物になっていて、嬉しくはあるが、演出全体としてリアリズムの演技を想定して書かれた台詞を、あやめ十八番流の「演出の勝った」(作為性の大きい)作りに合っていたかどうか・・受け手として若干の齟齬が脳の片隅に観劇中燻ぶっていた感覚。が、戯曲そのものに起因するものでもあるかな、と思う所もあり。もう少し思い返してみる。(時間があれば追記するつもり。)

ネタバレBOX

作品とは全っ然関係ないが...投稿1999件目、マジか?と改めて。
随分観てしまった。2000件台には当然上がるとして、今後はスローテンポで観劇、引退?までに2500程度まで行けば良いほうかな。
と取り敢えず予想を書いておく。

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