
デコる
劇団5454
COOL JAPAN PARK OSAKA・SSホール(大阪府)
2021/11/20 (土) ~ 2021/11/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
3年ぶりの大阪とのこと、目の前の劇団の皆さんの姿を見るだけで、うるうるしてしまいました。期待以上にとても良かったです。女性はたくましく、男性はちょっと情けなく、どの人の中にも自分が見えて、共感できて、みんなが愛おしく思います。
観客賞、取れるのではないかな。結果が楽しみです。

マツバラQ
グワィニャオン
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2021/11/24 (水) ~ 2021/11/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
20周年おめでとうございます!
それに見合うような良い出来の作品でした。観客を楽しませてくれる工夫をいろいろと盛り込んでおり,飽きることなく見ていられました。充実した観劇時間,幸せです。

マツバラQ
グワィニャオン
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2021/11/24 (水) ~ 2021/11/28 (日)公演終了
実演鑑賞
本当におもしろい!!!
前作、今回の作品と皆さんが絶賛してるが、本当かしら? と少し疑っていたが、本当だった。
笑いがあちらこちらに入っていて、心から素直に笑える。
時代劇の方も本格的だ。殺陣もレベルが高い。
カッコいい男性の役者さんの殺陣は、きゃーと心のなかで叫びながら観ていた。
ムード歌謡と融合もとても楽しめた。
現代の方も、本当に楽しい。
次回は女性がたくさん出演できる、時代劇のみも是非観たい。
観てよかった。すごーく、すごーく満足です。

みんなしねばいいのにII
うさぎストライプ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2021/11/26 (金) ~ 2021/12/07 (火)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2021/11/26 (金) 19:30
価格3,000円
初日を観劇。終わらないハロウィンの中で死者と生者が織り成すシュールな世界。
コロナ禍の影響の下、絶望が強く前面に出て救いの無い展開になっていった。

わが町 高円寺 子ども食堂
演劇なかま高円寺
座・高円寺2(東京都)
2021/11/20 (土) ~ 2021/11/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2021/11/20 (土) 19:05
高円寺の町を昔から最近に至るまでをずっと冷静に第三者の目線で見つめる巨木の精を中心に話が進み、そこに高円寺の住民たちが幾人か登場し、最終的に子ども食堂が高円寺の町にできて今に至るまでを、一人ひとりにスポットを当てつつ、全体の歴史の流れもすんなりと伝わってきてわかりやすかった。
一人親家庭の大変さや、その子どもの孤独、離婚問題、一般家庭における親と子どもとの感覚のズレ、世代間の違いなどを丁寧に、それでいてさり気なく描いていて、そういった社会問題について、改めて真剣に考えさせられた。
また、料理人だった男がかつて少女に出会ったときに、少女を助けてやれなかったことがきっかけで料理人を辞めているが、その少女が親になり、家が貧困なこともあり、その娘が居場所がなく、孤独に耐えて、イジメに耐えていることを知り、子ども食堂を始めるにあたっての料理人を申し出るに至るまでの物語が印象的で、感動した。

みんなしねばいいのにII
うさぎストライプ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2021/11/26 (金) ~ 2021/12/07 (火)公演終了

ヤング内閣、戦争を止める!
劇団東京ミルクホール
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2021/11/24 (水) ~ 2021/11/28 (日)公演終了

ガラクタ
TRASHMASTERS
駅前劇場(東京都)
2021/11/19 (金) ~ 2021/11/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
北海道の漁村の核廃棄物廃棄場受け入れの可否をめぐる政治劇だ。
いずれ、国としては必要なものだから調査だけは受け入れて交付金を受け取ろうという町長(森下庸之)指導の受け入れ派と、放射性物質反対の反対派(星野卓誠)が対立して、小さな二千八百人の町が分断する。現実にある話だから、描写は一方的、教条的ではないが、やはりドラマとしては浅い。ことに村出身の記者(岩井七世)が出てくると、その設定も甘く、キャンペーン風になってしまう。
簡単に言えば、長い時間に耐える正義・正論か、目先の金か、という議論になるが、それは、原子力のような科学に基づくものでなくとも、歴史の中では幾つも起きてきた。どこでも見られたことでは廃藩置県にはじまり、鉄道駅の設置。教育機関の設立。などの是非で全国的に見られた地域内対立で、その時に起きた議論とあまり進んでいない。どちらの側も、それぞれを正当化する大きな思想というか、モラルが見つかっていないので、どうしても現実の生活レベルで落としどころを見つけることになる。どちらの側も根本には過疎地の貧窮化があるのだが、促進派は将来の繁栄期待、反対派は技術進歩による無効化で、どちらも、実はどうなるかわからないところで戦っている。これも昔とあまり変わっていない。時間に対する確固たる信念に乏しく、また社会に対する構想力が浅い国柄が反映する。ドラマの中の議論も上滑りするし、登場人物の、それぞれの事情も類型的になるし、演技も引きずられてしまう。
作者もそのあたりはよくわかっているようだから、新鮮な視角で見せてほしいものだ。
「背水の孤島」のような素材はそれほどあるわけではないが、観客はあの作品の衝撃を忘れていない。

この事件を報道する機関を日に一社ずつ減らしてください
森プロ
萬劇場(東京都)
2021/11/25 (木) ~ 2021/11/28 (日)公演終了

この事件を報道する機関を日に一社ずつ減らしてください
森プロ
萬劇場(東京都)
2021/11/25 (木) ~ 2021/11/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
藤沢チヒロさんデザインの漫画チラシが秀逸で内容はそのまま。マスコミ報道のあり方に一石を投じる為、報道被害の過去を持つ主人公(柴田塔氏)はTV局の上司(馬原颯貴〈まはらそうき〉氏)を人質に立て籠もる。要求はこの事件を報道するTV局を一日一社ずつ減らすこと。名前は微妙に変えてあるが、NHK、日テレ、TBS、フジテレビ、テレ朝、テレ東の6社の代表が集まり協議することに。人狼ゲームのようにそれぞれの思惑が絡み合い、話し合いは進展して行かない。
テレ朝の代表に無理矢理された下っ端AD役、葉月乃彩(のあ)さんのキャラが秀逸。自分で物事を考えられない、周囲を苛つかせる頭の悪い弱者を見事に表現。それでいて自分なりに必死に生きている様がリアル。テレ東の熱血女性正義漢、舘花(たちはな)美砂さんも印象に残った。役者陣はそれぞれ魅力的。奇妙な人間模様と遣り取りが寓話的で心地良い。
リアルタイムで一般世論がどうなっているのか知りたかった。

月の記憶
下北澤姉妹社
シアター711(東京都)
2021/11/24 (水) ~ 2021/11/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
開場時から流れる水の音のせいではないだろうが、序盤の展開や人間関係には、なんだか不安をかきたてられるというか、ミステリアスな雰囲気も。役者陣はみな好演で、ラストの処理もとてもいい。

集金旅行
劇団民藝
俳優座劇場(東京都)
2021/11/24 (水) ~ 2021/12/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/11/26 (金) 13:30
座席1階
劇団民藝が全国各地で巡回する公演でロングランを重ねている演目という。自分は初めて拝見した。井伏鱒二の原作を、コメディータッチで描く。アパートの部屋代を踏み倒して逃げた元借主から家賃を回収する旅に出る売れない作家。これに同行したのが、かつての交際相手から慰謝料をふんだくろうとする女性。夫婦に見えてまったく違う、風変わりな男女の珍道中、といった物語だ。
アパートの大家が突然亡くなるところから物語は始まる。住人たちはお人好しの大家とこのアパートを気に入っていたのだが、借金のかたにアパートを取られるということが分かって、住人たちがこのアパートを守ろうと考えをめぐらす。そして、少しでも借金返済に充てようと、お人好しに付け込んで部屋代を踏み倒した連中から回収しようと、集金旅行という発案になる。
井伏鱒二が別名で登場し、集金旅行の主人公として描かれる。アパートに転がり込んでくる大学生の太宰治とか、文豪の名前が次々に出てきて面白い。
借金の取り立てといってものんびりしたもので、列車に乗って旅館に泊まり、家賃を踏み倒した人物のところを訪問してお金を返してもらう、というゆったりとした時間が流れている。電話もあるにはあるが、交換手を通してつないでもらうという時代。そういう時代背景もあってか、借金取り立てというぎすぎすした雰囲気はまったくない。
一方、別れた男から慰謝料を取ろうと考えた女性もこのアパートの住人なのだが、一緒に旅に出るというシチュエーションに、何となくお互いの気持ちを通わせていくというのが、少し微笑ましい感じだ。旅先でのドタバタ劇もあったりして、笑えるところがたくさんある。
井伏鱒二が自分を売れない作家として描いているのも興味深い。実際、売れなくて苦労を重ねたという。代表作「山椒魚」で描いたこの魚の心は、井伏の実感だったのかもしれないなあ、と舞台を見ながらぼんやりと考えた。こうした自虐的な物語は、日本の文豪たちには珍しいのではないか。
休憩を挟んで3時間近いので、長いと言えば長い。しかし、このゆったりとした時間はこの芝居のベースにあるべきものなのだろう。通信手段が発達し、新幹線で目的地まであっという間という世界に住んでいると、何かしらこの時間の流れがとてもうらやましく感じる。

『葵上』『弱法師』
東京グローブ座
東京グローブ座(東京都)
2021/11/08 (月) ~ 2021/11/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
#近代能楽集 #葵上 #弱法師
#神宮司勇太
#佐藤みゆき #渋谷はるか
ビシッと決めたスーツ姿の彼のシルエットは舞台映えする格好良さだ。声もイイ。これで舞台に合う発声を身につければ魅力が更に増すだろう。ただ……決められた台詞を声にするのではなく、そこで初めてことが起きて、そこに体が反応し生の言葉が発せられるようにしてもらえると物語はもっと面白くなるはず。新国立劇場の前芸術監督であり厳しい演出で知られる宮田慶子さんだが、果たして彼にも厳しく稽古を付けたのだろうか。劇団出身の俳優にだけ厳しいのではないと信じたいが…。
やはり、目当ての二人佐藤みゆきさんと渋谷はるかさんは素晴らしかった。
葵上で看護師を演じた佐藤みゆきさんは発声に工夫を凝らし能楽を感じさせた。亡霊が語る能の世界。六条御息所の生霊を手引きするような彼女が既に亡霊のよう。ほぼ一人芝居と言えるほどの長ゼリフも揺るぎない。見事だった。
弱法師の渋谷はるかさんは、母性を基盤にした絶望や困惑、そして苛立ちを見事に立ち上げてみせた。
ジャニーズの東京グローブ座での公演は、なかなかチケットが取れないけれど、脇を固める俳優さんたちが本当に実力のある方たちばかりだから、チャンスがあれば観たいものばかり。

嫉妬深子の嫉妬深い日々
U-33project
インディペンデントシアターOji(東京都)
2021/11/26 (金) ~ 2021/11/30 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
3か月連続公演の締括り。少し教訓臭を感じるが、タイトルから薄々感じられること。
嫉妬深子…もちろん本名ではなく普通の女の子。どうしても他人と比較して嫉妬してしまう自分を内省する。彼女と同様にある渾名を付けられた女の子、こちらは他人を観察し客観視する。この2人の女性の視点を交差するように描いた物語。登場人物は全て女性で姦しく華やかであるが、意識しない棘があるところを上手く表現している。伝えたいことは解るが、その表し方が台詞中心になったのが勿体ない。
(上演時間1時間35分)

月の記憶
下北澤姉妹社
シアター711(東京都)
2021/11/24 (水) ~ 2021/11/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/11/25 (木) 19:00
過去の記憶と未来への希望を見せる芝居。良かった。105分。
食堂をやってた母がコロナ感染症で亡くなり、同居してた長女のその娘の所に、さまざまな事情で家を離れた次女・三女が戻って来るが…、の物語。幼馴染みのボート屋と葬儀屋の2人の男を加えた6人の芝居だが、ミステリー的な要素もあり、興味深く観ることができる。記憶に捕らわれてしまう中年(?)の5人に比べ、若さ故の強さを見せる娘の凛々しさに、特に希望を感じた。オープニングや場面転換時に見せるジェストダンスの美しさは格別。

ガラクタ
TRASHMASTERS
駅前劇場(東京都)
2021/11/19 (金) ~ 2021/11/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
TRASHの舞台もほぼ毎回の観劇、心酔しきってる訳ではないがつい観てしまうのはこの劇団の(というか中津留氏の筆致の)癖(ヘキ)を差し引いても得る所のある故だ。
今回も面白く観た。構造はシンプルで芝居も観やすく、「う~むちょっとこれは」という台詞も少なかった。役の数もこの位がちょうど良い(6人で8役)。ワン・イシューだが飽きさせず、日本の将来に関わるテーマでもあり、過疎地での「ウイルス感染症」の影響という形で経済問題に触りながら、メインテーマを掘り下げている。
立場の違い、人の分断と繋がり、理念の衝突と、対話・・地方の政治には国政の縮図も見られるが、国政との違い(地域性)に作者は希望への糸口を残して物語を終わらせている。
俳優陣ではナカツル・プールヴァール「おかめはちもく」に出演した岩井七世が綺麗どころで目を引き、庶民的悪役を存分に演じるみやなおこ、根のよさが滲む町長(森下)、先輩を慕う昔気質な漁師(長谷川)らが脇をにぎわし、観客がその目線に近づく(主役に近い)役として料理屋の夫婦(星野、石井麗子)、役所勤めの青年(倉貫)が堅実な所を押さえてバランスが良かった。

月の記憶
下北澤姉妹社
シアター711(東京都)
2021/11/24 (水) ~ 2021/11/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
誰が死んで、今まで知らなかったこと、知りたくなかったことが露になることがある。一度体験したそれは知りたくないことばかりだった。そんなことを思い起こしながら、人の心の変化と表と裏を考えさせられた。リアルに感じるそれらは出演者の演技力ゆえだろう。そう遠くない日にくるであろう同じような日(コロナではないが)を覚悟することともなった。何があっても人は生きていく。その強さを感じるラストは美しく思えた。

マツバラQ
グワィニャオン
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2021/11/24 (水) ~ 2021/11/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い! お薦め。
演劇は、その虚構性の中に時々の社会事情などを鏡のように映し出す、同時に娯楽(性)という愉しみも提供する。この公演は、後者に重きを置きつつも、第二の人生というか遣り甲斐、生き甲斐という”人生100年時代”の喧伝を彷彿させる。可笑しみと苦みが同居し心にしっかり刻み込む公演。しかし、けっして重たくせず、何方かと言えば軽妙な感じで展開していくところがグワィニャオンらしい。
休憩時間含め2時間10分(休憩時間7分)は、飽きさせることなく笑い笑いで演じ切る。もちろん休憩時間7分にも意味があり、役者泣かせの観客笑わせの大サービス。観客が自撮りしたくなる気持も頷ける。それは観てのお楽しみ。

この事件を報道する機関を日に一社ずつ減らしてください
森プロ
萬劇場(東京都)
2021/11/25 (木) ~ 2021/11/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
報道の在り方を巡る問題を鋭く描く
だいたい想定の範囲内だったけど、各局の性格を書き分けてあったり、ジレンマの描き方がかなり工夫されてたりした
まあ、自分の長年の経験から言って政治家とマスコミヤクザに他ならないけど、かなり犯人に共感する部分があったな

月の記憶
下北澤姉妹社
シアター711(東京都)
2021/11/24 (水) ~ 2021/11/28 (日)公演終了